特許第5943704号(P5943704)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5943704
(24)【登録日】2016年6月3日
(45)【発行日】2016年7月5日
(54)【発明の名称】ウェブ接続装置
(51)【国際特許分類】
   B65H 19/18 20060101AFI20160621BHJP
   B65H 19/14 20060101ALI20160621BHJP
【FI】
   B65H19/18
   B65H19/14
【請求項の数】2
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2012-114982(P2012-114982)
(22)【出願日】2012年5月18日
(65)【公開番号】特開2013-241241(P2013-241241A)
(43)【公開日】2013年12月5日
【審査請求日】2015年3月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000237260
【氏名又は名称】富士機械工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西村 高博
【審査官】 ▲高▼辻 将人
(56)【参考文献】
【文献】 特開平06−191693(JP,A)
【文献】 実開昭50−052056(JP,U)
【文献】 特開2001−233514(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 19/18
B65H 19/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
先行ウェブの一部をひだ状に蛇行搬送させるバッファ領域のウェブ搬送方向上流側に配置され、該バッファ領域のひだ状のウェブ蛇行部分の長さを次第に短くすることにより、上記バッファ領域のウェブ搬送方向下流側に配置された作業領域に先行ウェブを搬送しつつ上記バッファ領域のウェブ搬送方向上流側の先行ウェブの搬送を停止させ、当該停止した先行ウェブの終端側に後続ウェブの始端側を接続するように構成されたウェブ接続装置であって、
上記後続ウェブを上記先行ウェブと同方向に搬送するように上記先行ウェブと上記後続ウェブの始端側とが平行に並ぶ搬送経路を挟んで対向配置された一対の接続ユニットと、該両接続ユニットの少なくとも一方をウェブ搬送方向に移動させるユニット移動手段とを備え、
上記両接続ユニットの各々には、ウェブ搬送方向に離間して2つ配置され、且つ、上記先行ウェブ又は後続ウェブを保持する保持手段と、2つの上記保持手段の間に位置し、且つ、上記先行ウェブをウェブ幅方向に切断する切断手段と、該切断手段とウェブ搬送方向上流側に位置する上記保持手段との間に設けられ、且つ、上記先行ウェブの終端側と後続ウェブの始端側とを溶着して一体にする溶着手段とが設けられ、
上記両接続ユニットの少なくとも一方には、上記先行ウェブの終端側と上記後続ウェブの始端側とを互いに接近させて重合させる接近重合手段が設けられ、
上記ユニット移動手段は、上記先行ウェブ側接続ユニットの切断手段が上記後続ウェブ側接続ユニットの溶着手段よりウェブ搬送方向上流側に位置するように上記接続ユニットを移動させ、
上記作業領域に搬送する先行ウェブの残量が少なくなった際、上記バッファ領域により当該バッファ領域のウェブ搬送方向上流側の先行ウェブの搬送を停止した状態で、当該先行ウェブを上記先行ウェブ側接続ユニットの保持手段で保持し、ウェブ搬送方向下流側の保持手段で保持した部分のウェブ搬送方向上流側を上記先行ウェブ側接続ユニットの切断手段で切断するとともに、上記後続ウェブを上記後続ウェブ側接続ユニットの保持手段で保持し、且つ、上記先行ウェブの終端側と上記後続ウェブの始端側とを上記接近重合手段により接近させて重合させ、その重合部分を上記後続ウェブ側接続ユニットの溶着手段で溶着して上記先行ウェブと上記後続ウェブとを一体にするとともに、上記後続ウェブ側接続ユニットのウェブ搬送方向上流側に位置する保持手段で保持した後続ウェブの保持部分よりウェブ搬送方向下流側を上記後続ウェブ側接続ユニットの切断手段で切断するように構成されていることを特徴とするウェブ接続装置。
【請求項2】
請求項1に記載のウェブ接続装置において、
上記保持手段の搬送経路側の側面には、当該保持手段の内部に連通する多数の吸引孔が形成される一方、上記保持手段における搬送経路の反対側の側面中央には、上記保持手段内部の空気を吸引するための連通孔が形成され、
上記保持手段の内部には、雌ねじが螺刻された貫通孔を各々の中央部分に有するとともに上記保持手段の内部をウェブ幅方向に3等分する一対の仕切板と、ウェブ幅方向に延び、且つ、上記各貫通孔の雌ねじに噛み合う互いに逆向きの雄ねじがウェブ幅方向両側部分の外周面にそれぞれ形成されたシャフトとが設けられていることを特徴とするウェブ接続装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業領域に搬送される先行ウェブの残量が少なくなった際、先行ウェブの終端側に後続ウェブの始端側を接続するウェブ接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、長尺状のウェブがロール状に巻かれた原反からウェブを繰り出して当該ウェブを作業領域まで搬送する生産ラインにおいて、上記作業領域に繰り出す原反のウェブが無くなる際、生産ラインの稼働を止めて新しい原反に交換すると作業効率が悪くなってしまう。
【0003】
そこで、上述の如き生産ラインでは、原反を交換する際の作業効率を良くするために、例えば、特許文献1のように、上記作業領域のウェブ搬送方向上流側にウェブ接続装置が配置されている。
【0004】
該ウェブ接続装置は、先行ウェブと後続ウェブの始端側とが平行に並ぶ搬送経路の後続ウェブ側に当該後続ウェブの始端側を保持する保持器が配置され、該保持器の上記搬送経路を挟んで対向する位置には、ヒータが配置されている。また、該ヒータのウェブ搬送方向上流側には、先行ウェブをウェブ幅方向に切断するカッターが配置されている。さらに、上記作業領域と上記ウェブ接続装置との間には、上記先行ウェブの一部をひだ状に蛇行搬送させるバッファ領域が設けられ、上記作業領域に搬送する先行ウェブの残量が少なくなった際、上記バッファ領域のひだ状のウェブ蛇行部分の長さを次第に短くしながら搬送することにより、上記作業領域に先行ウェブを搬送しつつ上記バッファ領域のウェブ搬送方向上流側の先行ウェブの搬送を停止させるようになっている。
【0005】
そして、上記バッファ領域のウェブ搬送方向上流側の先行ウェブを停止させた状態で、後続ウェブの搬送方向が上記先行ウェブの搬送方向と同方向の状態で上記保持器で上記後続ウェブの先端側を保持するとともに、上記ヒータ及び上記保持器を互いに接近させて上記両ウェブを重合させ、さらに当該重合部分を上記ヒータで溶着して上記先行ウェブと上記後続ウェブとを一体にし、その後、上記先行ウェブにおける溶着部分のウェブ搬送方向上流側を上記カッターで切断することにより、生産ラインの稼働を止めることなく先行ウェブの終端側に後続ウェブの始端側を接続できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−143351号公報(段落0079欄、図6図8
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1のウェブ接続装置は、ウェブを接続する際、先行ウェブの一側方からしか後続ウェブを接続することができず、後続ウェブの原反を常に先行ウェブの原反の一側方に配置する必要がある。したがって、先行ウェブの終端側に後続ウェブの始端側を接続した後、使用済みの原反をウェブの繰出場所から移動させるとともに、接続した後続ウェブの原反を待機場所から繰出場所まで移動させ、さらに、次に使用する未使用の原反を待機場所まで移動させる移動装置が必要であり、ウェブ接続装置が複雑になってしまう。また、設備レイアウトにおいても原反を移動させる領域を確保する必要があり、設備レイアウト上の制約も発生してしまう。
【0008】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、設備レイアウト上の制約が少ないシンプルな構造のウェブ接続装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明は、先行ウェブの終端側に後続ウェブの始端側を接続するための接続ユニットが、先行ウェブと後続ウェブの始端側とが平行に並ぶ搬送経路を挟んで対向配置されていることを特徴とする。
【0010】
具体的には、先行ウェブの一部をひだ状に蛇行搬送させるバッファ領域のウェブ搬送方向上流側に配置され、該バッファ領域のひだ状のウェブ蛇行部分の長さを次第に短くすることにより、上記バッファ領域のウェブ搬送方向下流側に配置された作業領域に先行ウェブを搬送しつつ上記バッファ領域のウェブ搬送方向上流側の先行ウェブの搬送を停止させ、当該停止した先行ウェブの終端側に後続ウェブの始端側を接続するように構成されたウェブ接続装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0011】
すなわち、第1の発明では、上記後続ウェブを上記先行ウェブと同方向に搬送するように上記先行ウェブと上記後続ウェブの始端側とが平行に並ぶ搬送経路を挟んで対向配置された一対の接続ユニットと、該両接続ユニットの少なくとも一方をウェブ搬送方向に移動させるユニット移動手段とを備え、上記両接続ユニットの各々には、ウェブ搬送方向に離間して2つ配置され、且つ、上記先行ウェブ又は後続ウェブを保持する保持手段と、2つの上記保持手段の間に位置し、且つ、上記先行ウェブをウェブ幅方向に切断する切断手段と、該切断手段とウェブ搬送方向上流側に位置する上記保持手段との間に設けられ、且つ、上記先行ウェブの終端側と後続ウェブの始端側とを溶着して一体にする溶着手段とが設けられ、上記両接続ユニットの少なくとも一方には、上記先行ウェブの終端側と上記後続ウェブの始端側とを互いに接近させて重合させる接近重合手段が設けられ、上記ユニット移動手段は、上記先行ウェブ側接続ユニットの切断手段が上記後続ウェブ側接続ユニットの溶着手段よりウェブ搬送方向上流側に位置するように上記接続ユニットを移動させ、上記作業領域に搬送する先行ウェブの残量が少なくなった際、上記バッファ領域により当該バッファ領域のウェブ搬送方向上流側の先行ウェブの搬送を停止した状態で、当該先行ウェブを上記先行ウェブ側接続ユニットの保持手段で保持し、ウェブ搬送方向下流側の保持手段で保持した部分のウェブ搬送方向上流側を上記先行ウェブ側接続ユニットの切断手段で切断するとともに、上記後続ウェブを上記後続ウェブ側接続ユニットの保持手段で保持し、且つ、上記先行ウェブの終端側と上記後続ウェブの始端側とを上記接近重合手段により接近させて重合させ、その重合部分を上記後続ウェブ側接続ユニットの溶着手段で溶着して上記先行ウェブと上記後続ウェブとを一体にするとともに、上記後続ウェブ側接続ユニットのウェブ搬送方向上流側に位置する保持手段で保持した後続ウェブの保持部分よりウェブ搬送方向下流側を上記後続ウェブ側接続ユニットの切断手段で切断するように構成されていることを特徴とする。
【0012】
第2の発明では、第1の発明において、上記保持手段の搬送経路側の側面には、当該保持手段の内部に連通する多数の吸引孔が形成される一方、上記保持手段における搬送経路の反対側の側面中央には、上記保持手段内部の空気を吸引するための連通孔が形成され、上記保持手段の内部には、雌ねじが螺刻された貫通孔を各々の中央部分に有するとともに上記保持手段の内部をウェブ幅方向に3等分する一対の仕切板と、ウェブ幅方向に延び、且つ、上記各貫通孔の雌ねじに噛み合う互いに逆向きの雄ねじがウェブ幅方向両側部分の外周面にそれぞれ形成されたシャフトとが設けられていることを特徴とする
【発明の効果】
【0013】
第1の発明では、保持手段、溶着手段及び切断手段が搬送経路を挟んでそれぞれ設けられているので、ウェブの両側方から、ウェブの保持、溶着及び切断が可能となる。したがって、先行ウェブの両側方から後続ウェブを接続可能であるので、特許文献1のように、後続ウェブの原反を常に先行ウェブの原反の一側方に配置するために原反を移動させるといった必要がなく、ウェブ接続装置がシンプルになるとともに、設備レイアウト上の制約を少なくできる。
【0014】
また、切断手段でウェブを切断する際、ウェブにおける上記切断手段に対応する部分のウェブ搬送方向上流側とウェブ搬送方向下流側とをそれぞれ保持手段で保持するので、切断手段によるウェブ切断時にウェブが動かなくなり、切断位置が正確でウェブを真っ直ぐに切断できる。
【0015】
さらに、ユニット移動手段によって切断手段を移動させることで切断手段を各接続ユニットに1つずつ設けるだけで先行ウェブの両側方から後続ウェブを接続可能となり、各接続ユニットに切断手段を複数設ける必要がなく、部品コストが嵩まない。また、先行ウェブを切断しない切断手段を利用して、後続ウェブの余分な箇所を取り除くことができるので、後続ウェブにおける余分な箇所を取り除くためだけに切断手段を追加する必要がなく、これについても、部品コストが嵩まない。さらに、各切断手段が後続ウェブ側接続ユニットの溶着手段のウェブ搬送方向上流側とウェブ搬送方向下流側とに位置するので、先行ウェブ及び後続ウェブにおいて各切断手段に対応する箇所を切断することにより、溶着手段で溶着する両ウェブの重合代を最小にできる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施形態に係るウェブ接続装置が配置された生産ラインのレイアウト図である。
図2図1のA部を拡大した概略図である。
図3図2のB矢視図である。
図4図3のC−C線における断面図である。
図5図2相当図であり、第2原反のウェブを繰り出して保持器でウェブ始端側を保持した状態を示す。
図6図5の状態から、第2原反のウェブの余分な箇所を取り除いた状態を示す。
図7図6の状態から、両接続ユニットを互いに接近させた状態を示す。
図8図7の状態から、第2原反のウェブ側に位置する上流側保持器を前進させて第1原反のウェブを両上流側保持器で挟持した状態を示す。
図9図8の状態から、第1原反のウェブ側に位置するカッターで第1原反のウェブを切断した状態を示す。
図10図9の状態から、第2原反のウェブ側に位置する溶着器を前進させ、当該溶着器と第1原反側に位置する上流側保持器とで第1及び第2原反の両ウェブを挟持して重合させた状態を示す。
図11図10の状態から、第1及び第2原反の両ウェブを互いに溶着した状態を示す。
図12図2相当図であり、第1原反のウェブを繰り出して当該ウェブ始端側を保持器で保持した直後の状態を示す。
図13図12の状態から、第1原反のウェブの余分な箇所を取り除いた状態を示す。
図14図13の状態から、両接続ユニットを互いに接近させた状態を示す。
図15図14の状態から、第1原反のウェブ側に位置する上流側保持器を前進させて第2原反のウェブを両上流側保持器で挟持した状態を示す。
図16図15の状態から、第2原反のウェブ側に位置するカッターで第2原反のウェブを切断した状態を示す。
図17図16の状態から、第1原反のウェブ側に位置する溶着器を前進させ、当該溶着器と第2原反側に位置する上流側保持器とで第1及び第2原反の両ウェブを挟持して重合させた状態を示す。
図18図17の状態から、第1及び第2原反の両ウェブを互いに溶着した状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。また、図2図5図18は、本発明のウェブ接続装置2の各構成が見え易くなるように描いている。
【0018】
図1は、本発明の実施形態の生産ライン1を示す。該生産ライン1は、作業領域Xに配置された長尺状のウェブ10を引き延ばす延伸装置9まで上記ウェブ10を連続搬送するようになっていて、上記生産ライン1の上流側から、上記ウェブ10を繰り出すウェブ繰出領域1aと、先行ウェブ10に後続ウェブ10を接続するウェブ接続装置2が配設されたウェブ接続領域1bと、上記ウェブ10の一部をひだ状に蛇行搬送させるアキュムレート装置3が配設されたバッファ領域1cとが順に設けられている。
【0019】
上記ウェブ繰出領域1aには、上記ウェブ10がロール状に巻かれた第1及び第2原反10a、10bをそれぞれ回転自在に支持する第1及び第2支持フレーム11、12が上記生産ライン1の上流側から順に設けられている。
【0020】
上記第1原反10aから繰り出されるウェブ10は、複数のガイドローラGに巻き掛けられて上記第2支持フレーム12の上方を通過しつつ生産ライン下流側に搬送され、上記第2原反10bから繰り出されるウェブ10は、複数のガイドローラGに巻き掛けられて上記第1原反10aから繰り出されるウェブ10の下方を生産ライン下流側に搬送されるようになっている。
【0021】
また、上記第1及び第2支持フレーム11、12の各々には、上記ウェブ10表面に貼られた保護フィルムFを巻き取る巻取軸11a、12aが回転可能に支持され、該巻取軸11a、12aは、上記第1及び第2原反10a、10bからそれぞれウェブ10が繰り出される際に上記保護フィルムFを巻き取るようになっている。
【0022】
上記ウェブ接続領域1bには、図2に示すように、ウェブ10が上方から下方に向けて搬送される搬送経路Wが設けられ、先行ウェブ10に後続ウェブ10を接続する際、後続ウェブを先行ウェブ10と同方向に搬送するように先行ウェブ10と後続ウェブ10の始端側とが平行に並ぶようになっている。
【0023】
上記アキュムレート装置3は、生産ライン流れ方向に沿って延びる昇降可能な昇降フレーム3aを備え、該昇降フレーム3aには、5つの下側ローラ3bが生産ライン流れ方向に所定の間隔をあけて回転自在に軸支されている。
【0024】
上記昇降フレーム3aの上方には、上記生産ライン1のフレーム部分に6つの上側ローラ3cが生産ライン流れ方向に所定の間隔をあけて回転自在に軸支され、上記ウェブ10は、上記上側ローラ3cと下側ローラ3bとに交互に巻き掛けられてひだ状に蛇行搬送されるようになっている。
【0025】
そして、上記アキュムレート装置3は、上記昇降フレーム3aを上昇させて上記ウェブ10のひだ状の蛇行部分の長さを短くすることにより、上記延伸装置9にウェブ10を搬送しつつ上記ウェブ接続領域1bのウェブ10の搬送を停止させるようになっている。
【0026】
上記ウェブ接続装置2は、上記搬送経路Wを挟んで対向配置された一対の接続ユニット4を備えている。
【0027】
生産ライン上流側に位置する接続ユニット4には、図3に示すように、上下に延びる略矩形板状のサイドプレート41がウェブ幅方向に離間して一対配置され、該各サイドプレート41の内側面下部には、上下に延びるスライドレール42が生産ライン流れ方向に所定の間隔をあけて一対突設されている。
【0028】
上記各サイドプレート41の内方には、略矩形板状のスライドプレート43が配設され、該スライドプレート43の外側面には、上記スライドレール42に上下にスライド可能に外嵌合するスライダ43aが突設されている。
【0029】
また、上記各サイドプレート41の内側面上部には、上下に延びる第1シリンダ44(ユニット移動手段)が取り付けられ、該第1シリンダ44は、円筒状をなすシリンダ本体44aと、該シリンダ本体44aの下端から上記サイドプレート41に沿って上下に伸縮するロッド44bとを備えている。
【0030】
そして、上記ロッド44bの下端は、上記スライドプレート43の上端に接続され、上記ロッド44bが伸縮することにより、上記スライドプレート43がウェブ搬送方向にスライドするようになっている。
【0031】
上記両スライドプレート43間には、図4に示すように、当該両スライドプレート43を橋絡する角筒状の橋絡フレーム45が設けられ、該橋絡フレーム45の上面及び下面には、それぞれ第2シリンダ46(接近重合手段)がウェブ幅方向に所定の間隔をあけて一対設けられている。
【0032】
該第2シリンダ46は、円筒状をなすシリンダ本体46aと、該シリンダ本体46aの生産ライン下流側端部から生産ライン流れ方向に沿って伸縮するロッド46bとを備えている。
【0033】
また、上記各第2シリンダ46のウェブ幅方向両側には、生産ライン流れ方向に沿って延びる一対の円筒部材47が設けられ、該円筒部材47には、円柱状のスライド部材47aが生産ライン流れ方向に沿ってスライド可能に嵌挿されている。
【0034】
上記橋絡フレーム45の上方に位置する各ロッド46b及び各スライド部材47aの生産ライン下流側端部には、ウェブ幅方向に沿って延びる細長いボックス形状の上流側保持器5a(保持手段)が取り付けられている。
【0035】
該上流側保持器5aの搬送経路W側の側面には、当該上流側保持器5a内部に連通する多数の吸引孔5cが貫通形成されている(図2参照)。
【0036】
また、上記上流側保持器5aにおける搬送経路Wの反対側の側面中央には、当該上流側保持器5a内部に連通するとともに当該上流側保持器5a内部の空気を吸引するための連通孔5dが設けられ、該連通孔5dには、図示しない吸引装置が接続されている。
【0037】
上記上流側保持器5a内部には、当該上流側保持器5a内部をウェブ幅方向に3等分する一対の仕切板51が設けられ、該各仕切板51の中央には、雌ねじが螺刻された貫通孔51aが貫通形成されている。
【0038】
また、上記上流側保持器5a内部には、ウェブ幅方向に延びるシャフト52が配設され、該シャフト52外周面のウェブ幅方向両側部分には、互いに逆向きの雄ねじが螺刻されている。
【0039】
そして、上記シャフト52のウェブ幅方向両側部分の雄ねじを上記各仕切板51の貫通孔51aの雌ねじにそれぞれ噛み合わせた状態で、上記シャフト52のウェブ幅方向両端が上記上流側保持器5aのウェブ幅方向両端部分に回転可能に軸支され、上記シャフト52のウェブ幅方向一端に固定されたハンドル53を回転させることにより、上記両仕切板51をウェブ幅方向に移動させて上記上流側保持器5a内部の両仕切板51間の吸引空間Sの容量を変更できるようになっている。
【0040】
また、図示しない吸引装置を作動させることにより、上記複数の吸引孔5cから吸引空間Sに空気が吸引されるようになっていて、上記上流側保持器5aは、ウェブ10を上記両仕切板51間の幅で吸引保持できるようになっている。
【0041】
上記橋絡フレーム45の下方に位置する各ロッド46b及び各スライド部材47aの生産ライン下流側端部には、ウェブ幅方向に沿って延びる細長いボックス形状の下流側保持器5b(保持手段)が上記上流側保持器5aからウェブ搬送方向に離間した位置に取り付けられている。
【0042】
上記下流側保持器5bは、上記上流側保持器5aと同一の構造をしているので、当該上流側保持器5aと同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0043】
上記上流側保持器5aと上記下流側保持器5bとの間には、切断機構6(切断手段)が設けられている。
【0044】
該切断機構6は、ウェブ幅方向に延びる電動シリンダ61を備え、該電動シリンダ61下部には、ウェブ幅方向にスライドするスライダ61aが設けられている。
【0045】
該スライダ61aには、生産ライン下流側に向かって延びる延出部材62が取り付けられ、該延出部材62の延出端には、カッター63が取り付けられている。
【0046】
そして、上記上流側保持器5a及び上記下流側保持器5bでウェブ10を吸引保持した状態で、上記電動シリンダ61を作動させて上記スライダ61aをウェブ幅方向にスライドさせると、上記カッター63がウェブ幅方向にスライドして、上記ウェブ10をウェブ幅方向に切断するようになっている。
【0047】
上記切断機構6と上記上流側保持器5aとの間には、ウェブ幅方向に延びる扁平板状の溶着器7(溶着手段)が設けられ、該溶着器7は、上記上流側保持器5aに取り付けられている。
【0048】
上記溶着器7の生産ライン下流側内部には、図示しないヒータが内臓され、先行ウェブ10の終端側に後続ウェブ10の始端側を重合させて当該重合部分に上記溶着器7の生産ライン下流側端部を接触させ、図示しないヒータにより上記重合部分を加熱すると、両ウェブ10が溶着するようになっている。
【0049】
上記生産ライン1のウェブ幅方向に位置する一対のサイドフレーム13の外側面には、図3及び図4に示すように、それぞれ生産ライン流れ方向に延びる第3シリンダ14が取り付けられている。
【0050】
該第3シリンダ14は、角筒状をなすシリンダ本体14aと、該シリンダ本体14aの生産ライン上流側端部から上記サイドフレーム13に沿って伸縮するロッド14bとを備えている。
【0051】
そして、上記ロッド14bの生産ライン上流側端部は、上記サイドフレーム13に形成された長孔13aを介して接続部材15で上記サイドプレート41に接続され、上記ロッド14bが伸縮することにより、接続ユニット4が対向する接続ユニット4に対して進退するようになっている。
【0052】
尚、生産ライン下流側に位置する接続ユニット4は、生産ライン上流側に位置する接続ユニット4の第1シリンダ44及びスライドプレート43が設けられていないだけで、その他の部分は生産ライン上流側に位置する接続ユニット4と同一の構造であるので、当該生産ライン上流側に位置する接続ユニット4と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0053】
そして、上記延伸装置9まで搬送する第1原反10aの先行ウェブ10の残量が少なくなって当該先行ウェブ10の終端側に第2原反10bの後続ウェブ10の始端側を接続する際、上記第1シリンダ44は、図5に示すように、生産ライン下流側接続ユニット4の切断機構6が生産ライン上流側接続ユニット4の溶着器7よりウェブ搬送方向上流側に位置するように上記ロッド44bを伸ばして上記生産ライン上流側接続ユニット4を下方に移動させるようになっている。
【0054】
また、図示しない吸引装置を作動させることにより、第2原反10bの後続ウェブ10の先端側を生産ライン上流側接続ユニット4の上流側保持器5a及び下流側保持器5bで吸引保持するとともに、図6に示すように、生産ライン上流側接続ユニット4の切断機構6により上流側保持器5a及び下流側保持器5bの間で後続ウェブ10を切断して、後続ウェブ10の上流側保持器5aよりウェブ搬送方向下流側を取り除くようにしている。
【0055】
さらに、上記アキュムレート装置3によりウェブ接続領域1bの先行ウェブ10の搬送を停止させた状態で、図示しない吸引装置を作動させることにより、図7及び図8に示すように、上記先行ウェブ10を生産ライン下流側接続ユニット4の上流側保持器5a及び下流側保持器5bで吸引保持するようになっている。そして、各第3シリンダ14のロッド14bを縮ませて上記両接続ユニット4を互いに接近させるとともに、生産ライン上流側接続ユニット4の下部に位置する各第2シリンダ46のロッド46bを伸ばして上記下流側保持器5bを前進させ、当該下流側保持器5bと対応する下流側保持器5bとで先行ウェブ10を挟持するようになっている。
【0056】
それに加えて、図9に示すように、生産ライン下流側接続ユニット4の切断機構6により上流側保持器5a及び下流側保持器5bの間で先行ウェブ10を切断するとともに、生産ライン上流側接続ユニット4の上部に位置する各第2シリンダ46のロッド46bを伸ばして、図10及び図11に示すように、生産ライン上流側接続ユニット4の溶着器7を生産ライン下流側接続ユニット4の下流側保持器5bに接近させて先行ウェブ10の終端側と後続ウェブ10の始端側とを重合させ、その重合部分を上記溶着器7で溶着して先行ウェブ10と後続ウェブ10とを一体にするように構成されている。
【0057】
そして、図12に示すように、各第3シリンダ14のロッド14bを伸ばすことにより上記両接続ユニット4を互いに離間させて第2原反10bのウェブ10が延伸装置9に搬送されるようになっている。
【0058】
一方、上記延伸装置9まで搬送する第2原反10bの先行ウェブ10の残量が少なくなって当該先行ウェブ10の終端側に第1原反10aの後続ウェブ10の始端側を接続する際、上記第1シリンダ44は、図13に示すように、生産ライン上流側接続ユニット4の切断機構6が生産ライン下流側接続ユニット4の溶着器7よりウェブ搬送方向上流側に位置するように上記ロッド44bを縮ませて上記生産ライン上流側接続ユニット4を上方に移動させるようになっている。
【0059】
また、図示しない吸引装置を作動させることにより、第1原反10aの後続ウェブ10を搬送方向が上記先行ウェブ10の搬送方向と同方向の状態で生産ライン下流側接続ユニット4の上流側保持器5a及び下流側保持器5bで吸引保持するとともに、生産ライン上流側接続ユニット4の切断機構6により上流側保持器5a及び下流側保持器5bの間で後続ウェブ10を切断して、後続ウェブ10の上流側保持器5aよりウェブ搬送方向下流側を取り除くようにしている。
【0060】
さらに、上記アキュムレート装置3によりウェブ接続領域1bの先行ウェブ10の搬送を停止させた状態で、図示しない吸引装置を作動させることにより、図14及び図15に示すように、上記先行ウェブ10を生産ライン上流側接続ユニット4の上流側保持器5a及び下流側保持器5bで吸引保持するようになっている。そして、各第3シリンダ14のロッド14bを縮ませて上記両接続ユニット4を互いに接近させるとともに、生産ライン下流側接続ユニット4の下部に位置する各第2シリンダ46のロッド46bを伸ばして上記下流側保持器5bを前進させ、当該下流側保持器5bと対向する下流側保持器5bとで先行ウェブ10を挟持するようになっている。
【0061】
それに加えて、図16に示すように、生産ライン上流側接続ユニット4の切断機構6により上流側保持器5a及び下流側保持器5bの間で先行ウェブ10を切断するとともに、生産ライン下流側接続ユニット4の上部に位置する各第2シリンダ46のロッド46bを伸ばして、図17及び図18に示すように、生産ライン下流側接続ユニット4の溶着器7を生産ライン上流側接続ユニット4の下流側保持器5bに接近させて先行ウェブ10の終端側と後続ウェブ10の始端側とを重合させ、その重合部分を上記溶着器7で溶着して先行ウェブ10と後続ウェブ10とを一体にするように構成されている。
【0062】
次に、上記延伸装置9に搬送される第1原反10aのウェブ10の後端側に第2原反10bのウェブ10の先端側を接続する手順について説明する。
【0063】
まず、上記延伸装置9まで搬送される第1原反10aの先行ウェブ10の残量が少なくなると、図5に示すように、第1シリンダ44が作動して、生産ライン上流側接続ユニット4が下方に移動して生産ライン下流側接続ユニット4の切断機構6が生産ライン上流側接続ユニット4の溶着器7よりウェブ搬送方向上流側に位置する。
【0064】
次に、図示しない吸引装置が作動して、生産ライン上流側接続ユニット4の上流側保持器5a及び下流側保持器5bが第2原反10bの後続ウェブ10の先端側を吸引保持する。
【0065】
しかる後、図6に示すように、生産ライン上流側接続ユニット4の切断機構6が上流側保持器5a及び下流側保持器5bの間で後続ウェブ10を切断し、後続ウェブ10の上流側保持器5aよりウェブ搬送方向下流側が取り除かれる。
【0066】
次いで、アキュムレート装置3が作動してウェブ接続領域1bの先行ウェブ10の搬送が停止する。その後、図示しない吸引装置が作動して、図7及び図8に示すように、生産ライン下流側接続ユニット4の上流側保持器5a及び下流側保持器5bが先行ウェブ10の後端側を吸引保持する。そして、各第3シリンダ14が作動して両接続ユニット4が互いに接近するとともに、生産ライン上流側接続ユニット4の下部に位置する各第2シリンダ46が作動して、生産ライン上流側接続ユニット4の下流側保持器5bが前進して両下流側保持器5bで先行ウェブ10を挟持する。
【0067】
その後、図9に示すように、生産ライン下流側接続ユニット4の切断機構6が作動して先行ウェブ10が上流側保持器5a及び下流側保持器5bの間で切断される。
【0068】
そして、生産ライン上流側接続ユニット4の上部に位置する各第2シリンダ46が作動して、図10及び図11に示すように、生産ライン上流側接続ユニット4の溶着器7が生産ライン下流側接続ユニット4の下流側保持器5bに接近して先行ウェブ10の終端側と後続ウェブ10の始端側とが重合する。
【0069】
しかる後、図示しないヒータが作動して上記両ウェブ10の重合部分が溶着器7で溶着され、先行ウェブ10と後続ウェブ10とが一体になる。
【0070】
次に、上記延伸装置9に搬送される第2原反10bのウェブ10の後端側に第1原反10aのウェブ10の先端側を接続する手順について説明する。
【0071】
まず、上記延伸装置9まで搬送される第2原反10bの先行ウェブ10の残量が少なくなると、図12に示すように、第1シリンダ44が作動して、生産ライン上流側接続ユニット4が上方に移動して生産ライン上流側接続ユニット4の切断機構6が生産ライン下流側接続ユニット4の溶着器7よりウェブ搬送方向上流側に位置する。
【0072】
次に、図示しない吸引装置が作動して、生産ライン下流側接続ユニット4の上流側保持器5a及び下流側保持器5bが第1原反10aの後続ウェブ10の先端側を吸引保持する。
【0073】
しかる後、図13に示すように、生産ライン下流側接続ユニット4の切断機構6が上流側保持器5a及び下流側保持器5bの間で後続ウェブ10を切断し、後続ウェブ10の上流側保持器5aよりウェブ搬送方向下流側が取り除かれる。
【0074】
次いで、アキュムレート装置3が作動してウェブ接続領域1bの先行ウェブ10の搬送が停止する。その後、図示しない吸引装置が作動して、図14及び図15に示すように、生産ライン上流側接続ユニット4の上流側保持器5a及び下流側保持器5bが先行ウェブ10の後端側を吸引保持する。そして、各第3シリンダ14が作動して両接続ユニット4が互いに接近するとともに、生産ライン下流側接続ユニット4の下部に位置する各第2シリンダ46が作動して、生産ライン下流側接続ユニット4の下流側保持器5bが前進して両下流側保持器5bで先行ウェブ10を挟持する。
【0075】
その後、図16に示すように、生産ライン上流側接続ユニット4の切断機構6が作動して先行ウェブ10が上流側保持器5a及び下流側保持器5bの間で切断される。
【0076】
そして、生産ライン下流側接続ユニット4の上部に位置する各第2シリンダ46が作動して、図17及び図18に示すように、生産ライン下流側接続ユニット4の溶着器7が生産ライン上流側接続ユニット4の下流側保持器5bに接近して先行ウェブ10の終端側と後続ウェブ10の始端側とが重合する。
【0077】
しかる後、図示しないヒータが作動して上記両ウェブ10の重合部分が溶着器7で溶着され、先行ウェブ10と後続ウェブ10とが一体になる。
【0078】
以上より、本発明の実施形態によると、上流側保持器5a、下流側保持器5b、切断機構6及び溶着器7が搬送経路Wを挟んでそれぞれ設けられているので、ウェブ10の両側方から、ウェブ10の保持、溶着及び切断が可能となる。したがって、先行ウェブ10の両側方から後続ウェブ10を接続可能であるので、特許文献1のように、後続ウェブ10の原反を常に先行ウェブ10の原反の一側方に配置するために原反を移動させるといった必要がなく、ウェブ接続装置2がシンプルになるとともに、設備レイアウト上の制約を少なくできる。
【0079】
また、切断機構6でウェブ10を切断する際、ウェブ10における上記切断機構6に対応する部分のウェブ搬送方向上流側とウェブ搬送方向下流側とをそれぞれ上流側保持器5a及び下流側保持器5bで保持するので、切断機構6によるウェブ10の切断時にウェブ10が動かなくなり、切断位置が正確でウェブ10を真っ直ぐに切断できる。
【0080】
さらに、第1シリンダ44によって切断機構6を移動させることで切断機構6を各接続ユニット4に1つずつ設けるだけで先行ウェブ10の両側方から後続ウェブ10を接続可能なり、各接続ユニット4に切断機構6を複数設ける必要がなく、部品コストが嵩まない。また、先行ウェブ10を切断しない切断機構6を利用して、後続ウェブ10の余分な箇所を取り除くことができるので、後続ウェブ10における余分な箇所を取り除くためだけに切断機構6を追加する必要はなく、これについても、部品コストが嵩まない。
【0081】
それに加えて、各切断機構6が後続ウェブ側接続ユニット4の溶着器7におけるウェブ搬送方向上流側とウェブ搬送方向下流側とに位置するので、先行ウェブ10及び後続ウェブ10において各切断機構6に対応する箇所を切断することにより、溶着器7で溶着する両ウェブ10の重合代を最小にできる。
【0082】
尚、本発明の実施形態では、先行ウェブ10の終端側と後続ウェブ10の始端側とを互いに接近させて重合させる第2シリンダ46を両接続ユニット4に設けているが、先行ウェブ10の終端側に後続ウェブ10の先端側を重合させることができるのであれば第2シリンダ46を一方の接続ユニット4にのみ設けるようにしてもよい。
【0083】
また、本発明の実施形態では、第1シリンダ44によって生産ライン上流側接続ユニット4を上下に移動させるようになっているが、第1シリンダ44を生産ライン下流側の接続ユニット4側に取り付けて当該生産ライン下流側接続ユニット4を上下に移動させる構成であってもよい。
【0084】
また、本発明の実施形態では、先行ウェブ10を上流側保持器5a及び下流側保持器5bで保持し、その間を切断機構6で切断するようにしているが、先行ウェブ10を下流側保持器5bのみで保持し、その保持部分のウェブ搬送方向上流側を切断機構6で切断するようにしてもよい。
【0085】
また、本発明の実施形態では、後続ウェブ10を上流側保持器5a及び下流側保持器5bで保持し、その間を切断機構6で切断するようにしているが、後続ウェブ10を上流側保持器5aのみで保持し、その保持部分のウェブ搬送方向下流側を切断機構6で切断するようにしてもよい。
【0086】
尚、本発明の実施形態のウェブ接続装置2は、延伸装置9までウェブ10を搬送する生産ライン1に適用しているが、これに限らず、例えば、塗工装置や印刷機までウェブ10を搬送する生産ラインにも適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0087】
本発明は、作業領域に搬送される先行ウェブの残量が少なくなった際、先行ウェブの終端側に後続ウェブの始端側を接続するウェブ接続装置に適している。
【符号の説明】
【0088】
1c バッファ領域
2 ウェブ接続装置
4 接続ユニット
5a 上流側保持器(保持手段)
5b 下流側保持器(保持手段)
6 切断機構(切断手段)
7 溶着器(溶着手段)
10 ウェブ
44 第1シリンダ(ユニット移動手段)
46 第2シリンダ(接近重合手段)
W 搬送経路
X 作業領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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