特許第5943856号(P5943856)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5943856多面的なグラフィック・オブジェクトを有する携帯端末及び表示切替方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5943856
(24)【登録日】2016年6月3日
(45)【発行日】2016年7月5日
(54)【発明の名称】多面的なグラフィック・オブジェクトを有する携帯端末及び表示切替方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0488 20130101AFI20160621BHJP
   G06F 3/023 20060101ALI20160621BHJP
   H03M 11/04 20060101ALI20160621BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20160621BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20160621BHJP
   H04M 1/247 20060101ALI20160621BHJP
【FI】
   G06F3/0488 160
   G06F3/023 310L
   G06F3/041 595
   G06F3/0482
   H04M1/247
【請求項の数】23
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2013-29139(P2013-29139)
(22)【出願日】2013年2月18日
(65)【公開番号】特開2013-171584(P2013-171584A)
(43)【公開日】2013年9月2日
【審査請求日】2013年2月18日
【審判番号】不服2015-4274(P2015-4274/J1)
【審判請求日】2015年3月4日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0017134
(32)【優先日】2012年2月20日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2012-0067965
(32)【優先日】2012年6月25日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505463102
【氏名又は名称】パンテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】朴 相 ▲章▼
(72)【発明者】
【氏名】朴 炯 一
(72)【発明者】
【氏名】安 承 珍
【合議体】
【審判長】 和田 志郎
【審判官】 山田 正文
【審判官】 桜井 茂行
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−90640(JP,A)
【文献】 特開2002−169640(JP,A)
【文献】 特表2009−510643(JP,A)
【文献】 特開2005−159470(JP,A)
【文献】 特開2003−271295(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/01-3/048
G06F3/14-3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末上の多面的なグラフィック・オブジェクトの第1サーフィスを表示し、
前記携帯端末の動作を検出し、
前記検出された動作に基づいて、前記第1サーフィスを前記多面的なグラフィック・オブジェクトの第2サーフィスに切り替えることを含み、
表示された前記第1サーフィスを前記第2サーフィスに切り替えることは、多面的なグラフィック・オブジェクトで構成される複数の三次元機能キーのそれぞれが前記検出された動作に基づいて回転することを含み、
前記検出される動作は、チルト動作、フリップ動作、フリック動作及び回転動作のうち少なくとも一つであることを特徴とする、多面的なグラフィック・オブジェクトの表示面を切り替える方法。
【請求項2】
前記第1サーフィスに表示される情報は、前記第2サーフィスに表示される情報に対応することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記検出された動作に応じて、第1サーフィスの一部と第2サーフィスの一部が同時に表示されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1サーフィスには、数字キーパッドの数字のグラフィック・オブジェクトが表示され、前記第2サーフィスには、対応する短縮番号の連絡対象の識別情報が表示されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1サーフィスにはアルファベットの文字が表示され、前記第2サーフィスには数字又は記号のいずれか一つが表示されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
表示された前記第1サーフィスを前記第2サーフィスに切り替えることは、前記多面的なグラフィック・オブジェクトの一部を折り曲げて、前記第1サーフィスの一部と前記第2サーフィスの一部を同時に表示することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記携帯端末の設定画面に表示された選択ボタンからディスプレイの表示切り替えモードを選択して、複数のディスプレイ設定窓のうち一つを表示させ、
前記複数のディスプレイ設定窓のうちいずれか一つから、前記携帯端末を操作する方法を与えるモードを選択して、前記第1サーフィスを前記第2サーフィスに切り替えることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記検出される動作が基準の臨界角度を超える角度を有するように携帯端末を傾ける場合、現在表示されている画面を順次他のディスプレイ画面に切り替えられることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
少なくとも一つの前記多面的なグラフィック・オブジェクトのサーフィスの少なくとも1つは、少なくとも1つの短縮番号に対応することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1サーフィスに対応する情報を保存部に保存することを更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
選択されたサーフィスが第1入力型を検出する場合、前記多面的なグラフィック・オブジェクトの前記選択されたサーフィスに対応する情報を編集するための編集画面に切り替えることを更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
選択されたサーフィスが第2入力型を検出する場合、選択された前記サーフィスに対応する操作を実行することを更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
選択されたサーフィスが第1入力型を検出する場合、前記選択されたサーフィスに対応する情報を入力することを更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
選択されたサーフィスが第2入力型を検出する場合、前記選択されたサーフィスに対応する情報を抽出することを更に含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記検出された動作が第1方向に対応する場合、前記第1サーフィスは前記第2サーフィスに切り替えられることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
第2方向に対応する携帯端末の別の動作が検出される場合、前記第2サーフィスは前記第1サーフィスに切り替えられることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
多面的なグラフィック・オブジェクトで構成される複数の三次元機能キーの第1サーフィスを表示するディスプレイ部と、
携帯端末の動作を検出する動作検出部と、
前記検出された動作に基づいて、表示された前記第1サーフィスを前記多面的なグラフィック・オブジェクトで構成される複数の三次元機能キーのそれぞれを第2サーフィスに切り替える制御部を含み、
前記制御部は、前記多面的なグラフィック・オブジェクトで構成される複数の三次元機能キーのそれぞれを回転することによって、第1サーフィスの一部と第2サーフィスの一部が同時に表示されるように、表示された前記第1サーフィスを前記第2サーフィスに切り替え、
前記検出される動作は、チルト動作、フリップ動作、フリック動作及び回転動作のうち少なくとも一つであることを特徴とする、携帯端末。
【請求項18】
前記第1サーフィスに表示される情報は、前記第2サーフィスに表示される情報に対応することを特徴とする、請求項17に記載の携帯端末。
【請求項19】
前記制御部は、前記検出される動作の方向、速度、強度及び角度のうちの少なくとも一つに基づいて、表示された前記第1サーフィスを前記第2サーフィスに切り替えることを特徴とする、請求項17に記載の携帯端末。
【請求項20】
前記第1サーフィスには、数字キーパッドの数字のグラフィック・オブジェクトが表示され、前記第2サーフィスには、対応する短縮番号の連絡対象の識別情報が表示されることを特徴とする、請求項17に記載の携帯端末。
【請求項21】
前記第1サーフィスにはアルファベットの文字が表示され、前記第2サーフィスには数字又は記号のいずれか一つが表示されることを特徴とする、請求項17に記載の携帯端末。
【請求項22】
前記制御部は、前記多面的なグラフィック・オブジェクトの一部を折り曲げることによって、第1サーフィスの一部と第2サーフィスの一部が同時に表示されるように、表示された前記第1サーフィスを前記第2サーフィスに切り替えることを特徴とする、請求項17に記載の携帯端末。
【請求項23】
前記多面的なグラフィック・オブジェクトは、数字キーパッド上の数字ボタン、仮想キーボードのアルファベットボタン、アプリケーションアイコン、ウィジェット、或いはランチャー領域内のショートカットボタンのうちの1つであることを特徴とする、請求項17に記載の携帯端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多面的なグラフィック・オブジェクトを有する携帯端末のグラフィックユーザインターフェース(GUI)技術及び表示切替方法に関する。
【背景技術】
【0002】
GUI(graphic user interface)とは、ユーザが、メニュー、アイコン、ボタン等のグラフィック情報を用いてコンピュータと情報(data)を効率的に交換することを可能にさせる作業環境を言う。従来のユーザインターフェースは、キーボードまたはマウスなどの入力装置を用いて操作することができる。通常、ユーザは、キーボードまたはマウスなどを用いて、画面のメニューのうちから1つを選択して操作を指示する。
【0003】
最近、タッチスクリーンの更なる開発により、別途の入力装置無しに、画面上に表示されたGUIをユーザが直接にタッチ操作することを可能にするグラフィックユーザインターフェース(以下、「GUI」)が登場した。例えば、スマートフォンの場合、前記GUIの一部として、各種のグラフィックアイコンがタッチスクリーンに表示され、ユーザは、前記タッチスクリーンに表示されたグラフィックアイコンをタッチ操作することによって、システムとの相互作用(interaction)を行う。
【0004】
また、1つのグラフィックアイコンに複数個の機能がマッピングされる場合がある。例えば、電話をかけるための数字キーパッド(テンキーボード)において、数字‘1’のボタンを短く押せば、電話番号を入力するための本来の機能が行われて‘1’が入力されるが、前記‘1’のボタンを長く押せば、数字‘1’に指定された電話番号に電話するための短縮ダイヤル操作を行うことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、数字キーパッドに表示された数字のボタンに多様な機能或いは操作が指定されていると、このように、数字のグラフィックアイコンのどのボタンに如何なる機能や操作がマッピングされているか、ユーザはいちいち憶え難く、各機能或いは操作を確認するために、グラフィックアイコンを手で操作して起動しなければならない煩わしさがある。
【0006】
また、GUIボタンの領域には、該当する情報を表示するために使用できるサイズ上の制約があるので、より多くの情報をGUIボタン上に組み込んで画面に表示される場合、ボタンを押した時に前記情報の読み取り或いは前記情報の認知が困難になり、審美性が損なわれる虞がある。
【0007】
更に、GUIのモード(mode)を変更するために、例えば、アルファベット文字のキーボードから数字のキーボードにモードを切り替えるため、ユーザは、モードの切替ボタンを押すか、或いはモードを変えるためにメニューにアクセスする必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、多面的なグラフィック・オブジェクトを有する携帯端末のグラフィックユーザインターフェース(GUI)を提供する。
【0009】
本発明の一実施形態は、携帯端末上の多面的なグラフィック・オブジェクトの第1サーフィス(surface)を表示し、前記携帯端末の動作を検出し、前記検出された動作に基づいて、前記第1サーフィスを前記多面的なグラフィック・オブジェクトの第2サーフィスに切り替えることを含むことを特徴とする、多面的なグラフィック・オブジェクトの表示面を切り替える方法を提供する。
【0010】
また、本発明の他の実施形態は、多面的なグラフィック・オブジェクトの第1サーフィス(surface)を表示するディスプレイ部と、携帯端末の動作を検出する動作検出部と、前記検出された動作に基づいて、表示された前記第1サーフィスを多面的なグラフィック・オブジェクトの第2サーフィスに切り替える制御部と、を含むことを特徴とする携帯端末を提供する。
【0011】
また、本発明の他の実施形態は、多面的なグラフィック・オブジェクトの第1サーフィス(surface)を表示するディスプレイ部と、携帯端末の動作を検出する動作検出部と、前記検出された動作に基づいて、表示された前記第1サーフィスを多面的なグラフィック・オブジェクトの第2サーフィスに切り替える制御部と、を含む携帯端末であって、前記第1及び第2サーフィスのそれぞれが携帯端末の異なる操作に相当することを特徴とする携帯端末を提供する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によって、GUIボタンで入力される内容を明確に認知し、モード変更のための過程をモーションという即刻な方法を通じて行うことができる。また、ユーザは、当該GUIボタンの補助入力内容を混同なしに確認し、ロングタブ(Long Tab)のために操作時間をさらに消耗する必要がなく、当該機能と使用性との側面で、関連機能への切替も直ちに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】3次元機能キーをグラフィックユーザインターフェース(以下、「GUI」)に設けるための携帯端末の構成を示す概略図である。
図2】本発明の一実施形態による3次元機能の数字キーパッドを示す図である。
図3】本発明の一実施形態による3次元機能の数字キーパッドの表示切り替え操作を示す図である。
図4】本発明の一実施形態による3次元機能の数字キーパッドの表示切り替え操作及び切り替えられた数字キーパッドの使用の操作を示す図である。
図5】本発明の一実施形態による3次元機能キーの数字キーパッドの表示切り替え操作を利用して携帯端末の操作を行うことを示す図である。
図6】本発明の一実施形態による3次元機能キーの数字キーパッドの表示切り替え操作を利用して携帯端末の操作を行うことを示す図である。
図7】本発明の一実施形態による表示切り替え操作を設定するための設定操作の構成を示す図である。
図8】本発明の一実施形態による表示切替の操作方法を示す図である。
図9】本発明の一実施形態による3次元機能の数字キーパッドの表示切替の操作を用いて携帯端末の操作を行うことを示す図である。
図10】本発明の一実施形態による3次元機能の数字キーパッドの表示切替の操作を用いて携帯端末の操作を行うことを示す図である。
図11】は、本発明の一実施形態による3次元機能の数字キーパッドの表示切替の操作を用いて携帯端末の操作を行うことを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の更なる特徴は、以下の明細書中の記載において説明され、その一部は明細書中の記載から明白であり、或いは本発明の実施によって理解することができるであろう。
【0015】
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は例示的且つ説明的なものであって、特許請求の範囲に記載された発明の更なる説明を提供するために意図されたものである。他の特徴及び側面は、以下の詳細な説明、図面及び特許請求の範囲から明らかであろう。
【0016】
添付した図面は、本発明の更なる理解を提供するために本願明細書に組み込まれ、本願明細書の一部を構成するものであって、本発明の実施形態を図示し、明細書と供に本発明の原理を説明する役割をする。
【0017】
以下、添付された図面を参考に、本発明のいくつかの実施例について、更に十分に詳細に説明する。しかし、本発明は、いくつかの異なる形態での具現が可能であり、ここで説明する実施例に限定されない。むしろ、これらの実施形態は、本発明の開示が完全になるように完全に提供されたものであって、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に本発明の開示範囲を十分に示すであろう
【0018】
本願の明細書による発明の開示の目的上、「少なくとも各一つ」という用語は、この用語の後に列挙される要素の任意の組み合わせを意味し、列挙された要素の複合的な組み合わせを含む。例えば、「X、Y及びZのうち少なくとも一つ」という語句は、Xのみ、Yのみ、Zのみ或いはX、Y及びZから選択された2つ以上の要素の任意の組み合わせ(例えば、XYZ、XZ、YZ、XY等)を意味する。
【0019】
図面及び詳細な説明において、他に記載が無い限り、同じ数字の参照符号は、同じ要素、特徴及び構造を示す。これらの要素の相対的なサイズ及び描写は、明確さ、説明及び便宜のために誇張されることがある。
【0020】
ここで使用される技術用語は、特定の実施形態を説明する目的のみであって、本願の発明の開示を限定するものでは無い。本願明細書に記載されるように、単数形「a」及び「an」、と「the」は、文脈の前後関係から明らかに他のことを示さない限り、複数形も含むことが意図されている。更に、a、an等の用語は、量の限定を意味するものでは無く、むしろ、その付されたものの少なくとも一つの存在を意味する。更に、「第1」、「第2」等の用語の使用は、特定の順番を示すものでは無く、個々の要素を区別するために付け加えられる。更に、第1、第2等の用語の使用は、何らかの順番や重要性を示すのでは無く、むしろ、1つの要素を他の要素から区別するために使用される。また、本明細書で用いるところでは、用語「含む(comprises)」及び/又は「含む(comprising)」若しくは「包含する(includes)」及び/又は「を含む(including)」は、言及された特徴、領域、整数、ステップ、操作、要素、及び/又は成分を具体的に記載するが、これらの用語は、一つ以上の他の特徴、領域、整数、ステップ、操作、要素、成分及び又はその群を排除しないことが理解されるであろう。幾つかの特徴は個々の実施形態に関して記載されることがあるが、1以上の実施形態の特徴が1以上の実施形態の他の特徴と組み合わせられるように、前記特徴はそのような実施形態に限定されない。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態による3次元機能キーをグラフィックユーザインターフェース(以下、「GUI」)に設けるための携帯端末の構成を示す概略図である。
【0022】
図1を参照すると、本実施形態による携帯端末100は、携帯電話、スマートフォン、タブレットパーソナルコンピュータ(タブレットPC)、ポータブルマルチメディアプレイヤー(PMP)、MP3プレーヤー等であって、特に限定されない。携帯端末100は、動作検出部101、ディスプレイ部102、及び制御部103を含みうる。また、追加的に保存部104をさらに含むこともできる。
【0023】
動作検出部101は、携帯端末100に関するユーザの動作を検出する。前記ユーザの動作の種類は特に限定されず、例えば、動作検出部101は、チルト(tilt)動作、またはフリップ(flip)動作、水平方向動作、垂直方向動作、回転動作のうち、少なくとも一つの動作を検出することができる。チルト動作は、ユーザが携帯端末100の一端を初期位置から基準角(reference angle)傾けることを言う。一例として、前記初期位置とは、携帯端末100の縦長の側面が垂直に延長する方向に向けられる最初の固定位置にしても良い。ユーザは、携帯端末の画面をより楽に見ることができるように、携帯端末100の下端をユーザ側に向ける一方、前記携帯端末100の上端をユーザから遠ざける方向に向くように前記チルト動作を行っても良い。
【0024】
また、ユーザが携帯端末100を基準軸に関して特定の方向及び角度に傾ければ、チルト動作が検出されうる。例えば、前記基準軸は、携帯端末100の上端等の第1端がユーザから離れるように傾き、前記携帯端末100の下端等の第2端がユーザに向かって傾くときの回転軸としても良い。フリップ動作若しくは回転動作は、ユーザが携帯端末100を1回以上瞬間的に指でピシッと弾く際に検出されても良い。より具体的には、前記フリップ動作は、素早く連続的に、前記携帯端末100を特定の方向に動かすか若しくは回転して、更に初期位置若しくは初期方向に向けて回し戻すことであっても良い。携帯端末100が特定の方向に動かされるか若しくは前記したように1回以上瞬間的に指で「ピシッ」と弾く等のフリックされた時に、前記フリップ動作若しくは回転動作が検知されても良い。更に具体的には、前記フリップ動作は、前記携帯端末100が反対方向に連続的に動かされるかフリックされる時に検出されても良い。例えば、フリップ動作は、携帯端末100を動かすこと若しくはフリックすることであって、後方、前方、左右方向、或いは上下方向のいずれかに限定されるものでは無い。このようなチルト動作及びフリップ動作以外にも、動作検出部101は、携帯端末100に加えられる多様なユーザの動作を検出するものであっても良い。例えば、動作検出部101は、ユーザが携帯端末100を振るか、携帯端末100に定められた基準値以上に加えられた圧力を検出するものであっても良い。
【0025】
動作検出部101は、方位、加速度、位置、温度、圧力、照度、磁気等の携帯端末の情報を検出することを目的として、各種のセンサを含み得る。動作検出部101は、前記センサから出力された情報を分析するために、分析モジュールを備えても良い。前記センサとして、加速度センサ、ジャイロセンサ、カメラ、温度センサ、圧力センサ、照度センサ、近接センサ、超音波センサ、磁気センサ等のうち少なくとも一つが利用され、前記センサの種類は、特別に制限されるものではない。
【0026】
ディスプレイ部102は、1以上の多面的なグラフィック・オブジェクトを表示することができ、前記多面的なグラフィック・オブジェクトは、特に限定されるものでは無く、多面的なキー、多面的なアイコン等を含んでも良い。多面的なグラフィック・オブジェクトは、前記多面的なキー等のように、3次元機能キーを含んでも良い。分かりやすくするために、実施形態では、3次元機能キーに関して記載されることがあるが、他の多面的なキー若しくは多面的なグラフィック・オブジェクトが用いられても良く、発明の特徴は、前記3次元機能キーに限定されない。多面的なキー、多面的なアイコン或いは他の多面的なグラフィック・オブジェクトは、異なるサーフィスを表示するために操作される種々のサーフィスを有しても良い。
【0027】
実施形態において、ディスプレイ部102は液晶ディスプレイ(LCD)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)等のうちのいずれかであって良い。3次元機能キーは、携帯端末100の各種の機能を制御することが可能である。実施形態において、前記3次元機能キーは、ダイヤル番号(すなわち、電話番号)に使用される3次元機能ダイヤルキーまたは携帯メールを構成する3次元機能のテキストキーとして実装することができる。3次元機能キーは、少なくとも2面を有する3次元的な形状の映像で表現されるものである。一例として、3次元機能キーの第1サーフィスは、ダイヤル操作を実行するために数字1等の数字のキーパッドボタンにマッピングしても良く、3次元機能キーの第2サーフィスは、特定のスピードダイヤル情報(speed−dial information)にマッピングしても良い。前記スピードダイヤル情報は、単一のキーを押して、或いは電話番号の全ての数字を入力すること無く、電話番号をダイヤルするためのスピードダイヤル操作を実行するために利用することができる。第2サーフィスのスピードダイヤル情報は、3次元機能の数字キーパッドボタンの第1サーフィスに対応しても良い。ここに記載されたキーは、3次元であると記載されているが、前記キーは2次元(two dimensional)であっても良く、本発明は3次元に限定されるものでは無い。更に具体的には、2次元機能キーは、異なる操作に対応するイメージが携帯端末100の動きの検知に従って切り替わるように、2次元機能キーに結びつけられた多様な操作若しくは表面的なイメージを有しても良い。しかし、他の多面的なグラフィック・オブジェクトが用いられても良いように、本発明の特徴は限定されない。例えば、グラフィック・オブジェクトは、限定されるものでは無く、アイコン、アプリケーション、スクリーン等のうち少なくともいずれか一つを含んでも良い。
【0028】
前記スピードダイヤル情報は、数字のキーパッドボタンに対応する連絡対象の識別情報(例えば、名前、アイコン、アバターなど)を含んで良い。他の例として、1以上の3次元機能キーは、メインボタングループでマッピングされた第1サーフィスを有し、サブボタングループがマッピングされた第2サーフィスを有しても良い。メインボタングループは、ハングル文字等のネイティブ(native)の言語文字を含み、サブボタングループは、英文字等の第2言語文字、特殊文字、数字などを含みうる。ここでは、理解を助けるために、3次元機能キーが第1サーフィス及び第2サーフィスから成る2面を有するとして説明した。しかし、これは、1つの例に過ぎないものであって、3次元機能キーは、3面以上の多面を有する多面体で構成されうるということはいうまでもない。
【0029】
また、3次元機能キーの1以上のサーフィスは、対応するスピードダイヤル番号(speed−dial number)(以下、「短縮番号」という場合もある。)の識別情報を表示することもできる。例えば、3次元機能キーの第1サーフィスには、短縮番号の数字のキーパッドボタンが表示され、第2サーフィスには、前記短縮番号の数字に対応する名前が表示され、第3サーフィスには、前記短縮番号のために備えられた電話番号が表示され、第4サーフィスには、前記短縮番号に関連する写真或いは画像などを表示しても良い。一方、使用可能な数字のキーパッドボタン(例えば、0〜9)の数よりも短縮番号の数がさらに多い場合、1個以上の3次元機能キーの追加的な面(surface)に前記短縮番号をマッピングさせて表示しても良い。例えば、3次元機能キーに0〜9のキーパッド数字が表示され、短縮番号が30個保存された場合、3次元機能キーの第1サーフィスには、キーパッド数字が表示され、第2サーフィスには、前記短縮番号のうちの第1の10個の短縮番号(例えば、1〜10)に対応する識別情報が表示され、第3サーフィスには、第2の10個の短縮番号(例えば、11〜20)に対応する識別情報が表示され、第4サーフィスには、第3の10個の短縮番号(例えば、21〜30)に対応する識別情報を表示されるようにしても良い。従って、ユーザは、第1サーフィス、第2サーフィス、第3サーフィス及び第4サーフィスを表示する3次元機能キーディスプレイ(3D key display)上のキーを回転することによって、最初の10個の短縮番号(例えば、1〜10)、第2の10個の短縮番号(例えば、11〜20)及び第3の10個の短縮番号(例えば、21〜30)から短縮番号の表示を連続的に変えることができる。また、3次元機能キーディスプレイ上のキーを回転することによって、前記3次元機能キーディスプレイ上において、全部の3次元機能キーディスプレイ又は個々の3次元機能キーのディスプレイ面を切り替えられるようにしても良い。
【0030】
さらに他の追加的態様によって、3次元機能キーの各面(surface)には、互いに異なるマッピンググループを表示しても良い。例えば、3次元機能キーの第1サーフィスには、ハングル文字等のネイティブ(Native)の言語文字を表示し、第2サーフィスには、英文字等の第2言語文字を表示し、第3サーフィスには、特殊文字や数字などを表示しても良い。
【0031】
ディスプレイ部102は、タッチスクリーンでも良い。したがって、ユーザは、ディスプレイ部102に表示された3次元機能キーをタッチ操作して、携帯端末100の各種の機能を利用することができる。
【0032】
ディスプレイ部102は、3次元機能キーを3次元等の多次元的に表示することができる。更に、前記ディスプレイ部102には、3次元機能キーが回転していると見えるように時間に関して、前記3次元機能キーの互いに相違する複数の面を表示する所定のグラフィック効果が利用されていても良い。しかし、種々のグラフィック効果が前記3次元機能キーの各サーフィス(surface)間の切り替えの表示に適用することができ、本発明の特徴は、前記回転に限定されない。例えば、前記グラフィック効果として、スライドによる切り替え表示、フェードアウトによる切り替え表示、モザイクを使用した切り替え表示等を適用しても良い。
【0033】
制御部103は、動作検出部101から検出されたユーザの動作によって、ディスプレイ部102に表示された3次元機能キーの表示切替え操作を制御できる。実施形態において、前記制御部103は、中央演算素子(CPU)等の種々の演算及び解析を実行するための演算素子(processor)を含んでも良い。例えば、第1面が表示されている場合、検出された携帯端末100の動きによって3次元機能キーが回転する際に、少なくとも第1サーフィスの一部と第2サーフィスの一部が同時に見えるように、制御部103は、ディスプレイ部102におけるグラフィック効果を制御しても良い。更に、3次元機能キーは、表示されている第1サーフィスから切り替えられて第2サーフィスを表示するように回転されるようにしても良い。ここで、3次元機能キーの回転とは、仮想の中心軸を基準に3次元機能キーの前面が裏側に向かって回り、裏面が前側に向かって回ることとすることができる。また、前記3次元機能キーの回転は、前記3次元機能キーの一部が仮想の中心軸を基準に折り曲げられて、前記折り曲げられた部分の裏側が表示されることであっても良い。しかし、前記3次元機能キーの回転或いは前記3次元機能キーの多数のサーフィス(surface)間の切り替わりは、フェードアウト、モザイク等の使用によって、種々の方法において表示することができ、本発明の特徴は、前記回転に限定されない。
【0034】
一例として、携帯端末100が第1位置から第2位置に変移する等、動作検出部101によってチルト動作が検出された場合、制御部103は、チルト方向及び角度のうちの少なくともいずれかによって、3次元機能キーを回転させて、第1サーフィスの表示を第2サーフィスの表示に切り替えることができる。この際、3次元機能キーの回転角度が前記検出されたチルト角度と実質的に同一になるように、前記制御部103は3次元機能キーの回転角度を制御して、第1サーフィスの表示と第2サーフィスの表示との切替え操作が直観的に行われて認識されるようにすることもできる。例えば、携帯端末100を裏側方向に一定角度で傾けられたことに反応して、前記制御部103は携帯端末100が傾いた角度と同程度の若しくは同一の角度で3次元機能キーを回転させて、少なくとも第1サーフィスの一部と第2サーフィスの一部とを同時に表示させても良い。ユーザが携帯端末を裏側方向に傾けて、第2位置から第1位置に切り替える時、表示されていた第1サーフィスが裏側に回りながら消えるか隠れ、第2サーフィスが前側に回りながら表示されるように制御することができる。同様に、ユーザが携帯端末100を第1位置から第2位置に傾ける時、第2サーフィスの背後に隠されていた或いは回っていた第1サーフィスが、前側に回りながら再び表示される。更に、ユーザがより大きな角度に携帯端末を傾け、或いは基準時間の間、携帯端末を傾けた状態を維持する時、第1サーフィスが回転して完全に隠され、第2サーフィスが完全に表示されるように制御されても良い。
【0035】
更に、制御部103は、ユーザが携帯端末100を初めに持った時における携帯端末100の向き等のように、携帯端末100の基準方向と関係無く、3次元機能キーが携帯端末の現在の向きに関する傾斜角に応じて回転するかのように、前記3次元機能キーを制御することもできる。また、制御部103は、第2方向の動きに関係無く、第1方向における動きによって3次元機能キーを回転するように制御しても良い。更に、3次元機能キーは、携帯端末100を前後方向に傾ける場合等のように、携帯端末100の傾斜角によって前側及び後側に回転するかのように表示されても良い。また、携帯端末を左右方向に傾ける場合であっても、そのような他の方向への動きとは関係無く、3次元機能キーは、携帯端末の傾斜角によって前側及び後側に回転するかのように表示されても良い。しかし、多方向における動きはディスプレイの切り替え操作において考慮されて良いものであって、本発明の特徴は、前記回転の制御に限定されない。
【0036】
本発明の特徴によれば、傾けた携帯端末100が定められた臨界角度範囲内に保たれる場合、第1サーフィスの表示を保持することができる。そして、前記携帯端末がその臨界角度範囲を超えて傾けられると、第1サーフィスは第2サーフィスに表示が切り替えられることも可能である。この際、ディスプレイ表面が第2サーフィスへの表示に切替えられた場合、携帯端末100を元の位置或いは水平状態に復帰させても、第2サーフィスの表示が保持されるようにすることができる。しかし、携帯端末が元の位置或いは水平状態に復帰すると、第1サーフィスが表示されるように制御するように、本発明の特徴は、前記の切り替えの制御に限定されない。更に、携帯端末が前記の臨界角度範囲よりも傾斜させられた時に、表示された面(サーフィス)が第2サーフィスから第1サーフィスへ復帰するように切り替えられるようにすることもできる。
【0037】
他の例として、動作検出部101によってフリップ動作若しくは回転動作が検出された場合、制御部103は、3次元機能キーをフリップ動作若しくは回転動作をする度に、第1サーフィスから第2サーフィスへ或いはその反対にひっくり返して、第1サーフィスの表示を第2サーフィスの表示に、またはその逆に切り替えることが可能である。例えば、フリップ動作若しくは回転動作が最初に検出された場合、制御部103は3次元機能キーをフリップ動作若しくは回転して、第1サーフィスの表示を第2サーフィスの表示に切り替えても良い。フリップ動作が二番目に検出された場合、制御部103は3次元機能キーをフリップ動作若しくは回転して、第2サーフィスの表示を第1サーフィスの表示に切り替えることも可能である。フリップ方向或いは回転方向は、携帯端末100のフリップ動作若しくは回転動作に対応していても良い。更に、携帯端末が臨界値を超えた速度で回転軸の周りを回転し、若しくはある方向へ移動する場合、限定されること無く、フリップ動作或いは回転動作が検出されても良い。
【0038】
また、フリップ動作の方向に基づいて、第1サーフィスと第2サーフィスの表示の切り替えを行っても良い。更に具体的には、第1方向でのフリップ動作があると、第1サーフィスから第2サーフィスへの切り替えが開始され、第2方向(例えば、一方向に対して逆の或いは異なる方向)でのフリップ動作があると、第2サーフィスから第1サーフィスへの切り替えが開始されても良い。また、3次元機能キーが3つ以上の面(「サーフィス」とも言う。)を有する場合、フリップ動作の回数によって、各面の表示を順次に切り替えることもできる。例えば、第1サーフィスが表示された状態で、携帯端末100の第1のフリップ動作若しくは回転動作が検出される場合、ディスプレイの表示が第2サーフィスに切り替えられ、携帯端末100の第2のフリップ動作若しくは回転動作が検出される場合、ディスプレイの表示が第2サーフィスから第3サーフィスに表示切り替えられても良い。前記と同様にして、サーフィスの切り替えの方向は、携帯端末のフリップの方向に基づくものであっても良い。
【0039】
本発明の特徴によれば、瞬間的に携帯端末100を弾く動作(いわゆる「フリック動作(flicking)」)或いは携帯端末100のフリップ動作の速度、フリック動作或いはフリップ動作の方向、フリック動作或いはフリップ動作の加速度の大きさのうち、少なくとも1つを考慮して、第1サーフィス及び第2サーフィス間の表示切替えの決定、或いは表示切り替え操作の実行を制御することも可能である。更に具体的には、検出されたフリップ動作又はフリック速度或いは強さが定められた臨界速度や強度より小さい場合、表示切替え操作は実行されなくても良い。臨界速度や強度以上のフリップ動作又はフリック動作がなされた場合、表示切替えを行っても良い。また、フリップ動作又はフリック動作の速度や強度によって表示切替操作の実行方法を異ならせることもできる。例えば、低速度や低強度のフリップ動作又はフリック動作が検出される場合、フリップ動作又はフリック動作の回数によって、例えば、「第1サーフィス→第2サーフィス→第3サーフィス」のように表示切替え操作が行われても良い。高い速度や強度のフリップ動作又はフリック動作が発生した場合、例えば、第2サーフィスを表示しないで第1サーフィスから第3サーフィスに直接に切り替える表示切替え操作が実行されても良い。
【0040】
多面的なキーの表示を変更する例は回転動作、フリップ動作、フリック動作のうちのいずれかに関して記載されているが、本発明はこれらに限定されず、他の検出された動き若しくはジェスチャー(gesture)によって変更されるものであっても良い。他の動き若しくはジェスチャは、ドラッグ動作、スクロール動作、トラップ動作、タッチ動作等を含んでも良く、限定されない。
【0041】
保存部104は、3次元機能キーの少なくとも1つのサーフィスに表示される情報または少なくとも1つのサーフィスについての識別情報が保存される。一実施形態において、保存部104は、種々の情報やデータを保存するために使用される非一時的な記憶装置を含み得る。例えば、第1サーフィスに表示される情報として数値(例えば、‘0、1、2、...、9’)が保存され、第2サーフィスに表示される情報としてスピードダイヤル番号と関連する情報のうち、名前が保存され、第3サーフィスに表示される情報としてスピードダイヤル番号に関連する名前に対応する電話番号が保存される。第2サーフィス上の表示情報は、スピードダイヤル情報が保存された表(table)の名前フィールドの識別情報等であって、第2サーフィス上にマッピングして保存部104に保存することができる。また、第3サーフィス上に表示される情報は、前記テーブルの電話番号フィールドの識別情報等であって、第3サーフィス上にマッピングして保存部104に保存される。このように、前記保存部104は、1以上の3次元機能キーの対応するサーフィスに情報をマッピングして前記マッピングされた情報を保存することができる。
【0042】
また、保存部104は、1以上の3次元機能キーの切替方向及び順序についての情報を保存することもできる。更に具体的には、携帯端末100のチルト動作、またはフリップ動作に従う3次元機能キーの各面の切替順序、表示切替操作方法や指定されたグラフィック効果などが前記保存部104に保存されても良い。切替順序は、携帯端末100の検出された動作によって、3次元機能キーの各面が切り替えられる順序(例えば、第1サーフィス→第2サーフィス→第3サーフィス...)を示すことができる。前記表示切替操作方法は、携帯端末の検出された動作によって、3次元機能キーの表示切替操作の間にサーフィスを表示する方法を示す。例えば、3次元機能キーのサーフィスは、チルトされた角度及び方向のうち少なくとも一つによって切り替えられても良い。更に、3次元機能キーのサーフィスは、前記チルト動作が基準角或いは基準速度よりも大きいか、或いはフリップ動作が検出されれば、直ちに切り替えられても良い。
【0043】
携帯端末100の動作が検出されれば、制御部103は、現在携帯端末100に表示された3次元機能キーの表示面を認識する。そして、携帯端末100の検出された動作によって、制御部103は、保存部104に保存された切替順序をロードして、前記ロードされた切替順序に基づいてどの3次元機能キーのサーフィスが表示されるべきかを判断することができる。
【0044】
そして、制御部103は切替方法を保存部104から抽出し、該抽出された切替方法に基づいて、表示されるべき3次元機能キーのサーフィスに対応する情報を抽出して、表示面を変更する。
【0045】
図1で、それぞれの機能ユニットは、その機能によって論理的分類に対応しても良い。しかしながら、本発明は機能による論理的分類に限定されず、図1の装置において使用された基準に対して異なる基準によって、携帯端末100の機能が区分されても良い。また、図1に含まれる1以上の機能ユニットは、個別的に実装されても良く、1以上の機能ユニットが統合されて実装されても良い。また、1つの機能ユニットの1以上の機能が、1つまたはそれ以上の他の機能ユニットによって行われても良い。更に、1つの機能ユニットの1以上の機能は、1以上の異なる機能ユニットによって実行されても良い。更に、機能ユニットのそれぞれは、種々の演算素子、コンピュータ或いはエーシック(application specific integrated circuit(ASIC))のいずれか、例えば、前記機能ユニットの機能のそれぞれ或いは1つ以上の種々の機能を実行するように具体的にプログラムされたものを含んでも良い。
【0046】
図2は、本発明の一実施形態による3次元機能キーパッドを示す。
図2を参照すると、3次元機能キーのそれぞれは、第1サーフィス201と第2サーフィス202とを含む。本実施形態による3次元機能キーは、携帯端末の各種機能(例えば、電話通話機能、テキストメッセージ伝送、特定のアプリケーションの実行)と関連した各種の入力ボタンに対応するグラフィックイメージとして表示されている。言い換えれば、ユーザは、3次元機能キーをタッチ操作して、携帯端末の各種の機能を使用及び制御することができる。
【0047】
図2で、3次元機能キーの第1サーフィス201は、キーパッド数字に対応する。例えば、第1サーフィス201には、電話をかける時の電話番号を入力するため、或いは計算機のアプリケーションを操作する等の他の機能を実行するために入力される数字が表示される。また、3次元機能キーの第2サーフィス202は、スピードダイヤル番号の情報に対応する。例えば、第2サーフィス202には、連絡対象の名前が表示される。例えば、数字“1”に相当する3次元機能キー(200)の場合、第1サーフィス201に数字‘1’が表示され、第2サーフィス202に短縮キー‘1’にマッピングされた‘ママ’が表示される。もし、ユーザが第1サーフィス201の数字‘1’を押せば、‘ママ’に電話連結が実行される。
【0048】
図2で、3次元機能キー200は、検出された携帯端末の動作によって、第1サーフィス201及び/又は第2サーフィス202の表示を切替えすることができる。第1サーフィス201及び第2サーフィス202との間の表示切替操作に適用することが可能なグラフィック効果は、検出された携帯端末の動作を反映して決定されても良い。例えば、現在の位置又は方向に関して携帯端末の検出された一定角度の傾きに応答して、対応する一定角度で3次元機能キーが回転させられても良い。したがって、携帯端末の傾き角によって、第1サーフィス201の一部と第2サーフィス202の一部とが同時に表示されても良い。更に、携帯端末を一定角度以上傾ける場合、3次元機能キーが回転して、第1サーフィス201から第2サーフィス202に表示されるサーフィスを切替えても良い。また、ユーザが携帯端末を瞬間的に又は素早く振れば、3次元機能キーも瞬間的若しくは直ちにひっくり返されて、第1サーフィス201の表示が第2サーフィス202の表示に変わることも可能である。
【0049】
例えば、数字‘1’に対応するキーボタンによって電話番号が保存された “ママ”のように、短縮番号による連絡が可能な相手の一人に電話をかける時、ユーザは、第1サーフィス201の数字‘1’を長く押して電話をかけても良い。または、ユーザは携帯端末を傾けて、第1サーフィス201の表示から第2サーフィス202の表示に切り替えた後に、第2サーフィス202上の“ママ”と表示された識別情報に対応するキーボタンを短く押して電話をかけることが可能である。また、携帯端末を基準角に傾けて第2サーフィス202上に表示された情報を確認した後、前記の基準角に傾ける前の元の位置又は方向(すなわち、第1サーフィス201が表示される位置又は方向)に復帰して、第1サーフィス201上の数字“1”のキーを長く押して“ママ”に電話をかけることも可能である。
【0050】
さらに他の追加的態様によって、ユーザが第1サーフィス201上に表示された数字キーを短時間接触若しくは短時間押せば(以下、「ショート・タッチ」と称する)、当該数字が入力される。また、第1サーフィス201上に表示された数字キーを長時間接触若しくは長時間押せば(以下、「ロング・タッチ」と称する)、ロング・タッチされたキーに対応する数字を抽出することができる。前記抽出された数字にマッピングされた電話番号が保存部104の短縮番号テーブルから見出される。更に、抽出された電話番号を用いて、携帯端末に電話連絡することができる。第1サーフィス201上に表示された数字キーにロング・タッチを行えば、前記数字キーに対応する数字がマッピングされた電話番号を持たない場合(例えば、短縮番号のテーブルが、数字キーに対応する数字にマッピングされた電話番号を全く含んでいない場合)、ディスプレイは、短縮番号の保存が可能な編集画面に切り替わることができる。前記編集画面は、短縮番号用の数字キー上に所望の電話番号を保存するために使用することができる。前記編集画面は、電話帳に関連する表示画面を有しており、ユーザが電話帳から目的の電話番号を選択できるようにしても良い。更に、編集画面は、連絡する電話番号又は名前をユーザが手入力若しくは編集できる画面を備えていても良い。また、表示された第1サーフィス201上の短縮番号に相当する数字キーに前述した“ロング・タッチ”することによって、ユーザがマッピングされた電話番号で電話を掛けることができ、或いは短縮番号として保存された電話番号を編集できるオプションメニューを備えても良い。ここで、前記「オプションメニュー」は、前述したものに限定されるものでは無く、ポップアップウィンドウ、ポップアンダーウィンドウ、ハイライトされた(highlighted)キーパッド等のように表示されても良い。
【0051】
更に、ユーザが第2サーフィス202上の数字キーにショート・タッチ若しくはロング・タッチをすることによって、前記タッチされた数字キーに対応する短縮番号の連絡先の氏名若しくは対応する電話番号等(例えば、連絡先“ホン・ギルトン”若しくは“011−1234−5678”等の対応する電話番号)の値若しくは意味を抽出することもできる。更に、短縮番号の連絡先の氏名若しくは対応する電話番号等の前記抽出された値若しくは意味は抽出され、携帯端末は、ユーザのタッチを受ける数字キーにマッピングされる電話番号をダイヤルしても良い。前記マッピングされる電話番号は、保存部104内の短縮番号テーブルに含まれる短縮番号であっても良い。
【0052】
第2サーフィス202に表示された情報が電話番号である場合、短縮番号テーブルから情報を抽出せずに、直ちに電話連絡が実行され得る。ここで、ユーザがショート・タッチ又はロング・タッチを行って数字キーを選択し、前記選択された数字キーが前記短縮ダイヤル操作と関連してマッピングされた電話番号を有さない場合、ディスプレイは短縮番号の保存が可能な編集画面に切り替わり、ユーザは、選択された数字キーに所望の電話番号をマッピングするために前記編集画面をすることもできる。短縮番号を保存する編集画面は、上述したように、電話番号或いは連絡先の名前等、ユーザが電話帳から電話番号を選択可能にするか、或いは連絡情報を手入力若しくは編集することを可能にするディスプレイ画面であっても良い。
【0053】
また、選択された数字キーがマッピングされた電話番号を有する場合、表示された第2サーフィス202上の数字キーにロング・タッチをすることによって、前記マッピングされた電話番号により通話を実行することもでき、数字キー上のショート・タッチによって、前記表示画面が電話番号の編集を行うことができる編集画面に切り替えられるようにしても良い。また、電話番号がマッピングされた数字キーの第2サーフィス202上にショート・タッチ又はロング・タッチすることによって、前記マッピングされた電話番号によりユーザが通話を実行することもでき、或いはユーザが前記マッピングされた電話番号の編集を行うことができるオプションメニューに切り替えられるようにしても良い。前記オプションメニューは、ポップアップウィンドウ又は他の互換性のある機構として表示しても良い。
【0054】
本発明の特徴によれば、ディスプレイ上に示された第1サーフィス201上にロング・タッチすることによって、第2サーフィス202に対応する値の抽出を行い、前記抽出された値が表示されても良い。
【0055】
実施形態は、ショート・タッチ若しくはロング・タッチの使用に関して記載されているが、本発明の特徴は、他の入力タイプが用いられても良く、本発明は前記ショート・タッチ等に限定されるものでは無い。
【0056】
図3は、本発明の他の実施形態による3次元機能キーのスイッチング操作を示す。
【0057】
図3を参照すると、3次元機能キーは、第1サーフィス301と第2サーフィス302とを含む。
【0058】
第1サーフィス301は、メインボタングループに対応しうる。例えば、第1サーフィス301には、ハングル文字入力のためのハングル文字が表示される。第2サーフィス302は、サブボタングループに対応しうる。例えば、第2サーフィス302には、数字及び特殊文字の入力のための数字/特殊文字が表示される。例えば、第2サーフィス302上の数字1に対応する3次元機能キー300は、第1サーフィス301上に文字‘
’を表示し、数字“1”を表示する。
【0059】
第1サーフィス301と第2サーフィス302との間の表示状態の切替は、携帯端末の検出された動作によってなされうる。例えば、ユーザが携帯端末を瞬間的に振る際に、第1サーフィス301から第2サーフィス302に(または、その逆に)表示状態を変えても良い。もし、ユーザが、第1サーフィス301をタッチすることによりハングルを入力しながら、疑問符のような特殊文字の入力が必要な場合、携帯端末を傾けるか若しくは振れば、第1サーフィス301の表示を第2サーフィス302に切り替えられるようにすることができる。ユーザは、第2サーフィス302に表示された特殊文字を入力した後に、再び携帯端末を瞬間的に振って、第1サーフィス301に戻ることが可能である。
【0060】
一方、ユーザが、携帯端末を特定の方向に一定角度以上傾ける場合、第1サーフィス301から第2サーフィス302が表示された状態、或いはその逆の場合に切替えることもできる。
【0061】
更に、図示されていないが、全部としての全体のキーボードが、携帯端末の傾き、動作若しくは向きに基づいて、アルファベット等の英語の文字を表示できる第1サーフィスと、数字又は文字の組み合わせを表示できる第2サーフィスの表示に切り替えができるように、全体のキーボードは、3次元において備えられる。また、携帯端末の傾き、動き若しくは方向によって、他のキーが第1サーフィスの表示を維持する一方、選択されたキーボタンの組み合わせは、集団として、第1サーフィスから第2サーフィスへ切り替えられる。
【0062】
図4は、本発明の一実施形態による3次元機能キーパッドの表示切り替え操作及び切り替えられたキーパッドを用いる操作の表示画面を示す。
【0063】
図4を参照すると、最初の画面401で、ユーザは、キーパッド数字を長く押して、その数字に指定された連絡対象に電話をかけることができる。もし、携帯端末の数字のキーパッドの数字キー“1”に“ホン・ギルドン”の短縮番号に対応する電話番号がマッピングされている場合、ユーザは、画面401で数字“1”キーを長く押して、ホン・ギルドンに電話をかけることができる。
【0064】
ところが、最初の画面401で、ユーザが数字“1”キーに対応する識別情報がどのような情報なのか、または“ホン・ギルドン”の電話番号が何番にマッピングされているのかが分からない場合、ユーザは、携帯端末を上側方向又は下側方向等の種々の方向に傾けて、二番目の画面402を表示させることが可能である。
【0065】
携帯端末の検出された傾きに応答して、二番目の画面402が表示されれば、ユーザは、数字“1”のキーに連絡先の名前“ホン・ギルドン”でマッピングされていることを把握することができる。二番目の画面402上で“ホン・ギルドン”と表示されたキーを軽く押すと、ホン・ギルドンに電話をかけることができる。また、通話の終了時に、ユーザは、携帯端末を再び傾けて、最初の画面401を表示させることもできる。しかし、本発明は前記の構成に限定されず、通話の終了時に、ユーザが追加的に動作すること無く、最初の画面401を表示させるか、携帯端末のディスプレイ初期画面(例えば、ホーム画面)が表示されるように構成することもできる。
【0066】
一実施形態において、ユーザは、携帯端末を基準角度の方向に或いは基準角度の範囲内に徐々に傾けるとき、3次元機能キーの第1サーフィス410の一部と第2サーフィス420の一部が同時に表示されるように、第1サーフィス410の部分が回転される。また、ユーザが携帯端末をさらに傾けるとその傾きの角度の増加に従って、最初の画面401に表示されたキーパッド番号ボタンが徐々に回転又は裏返しにされるようにすることもできる。携帯端末が所定の角度を超えて傾けられるように、ユーザが携帯端末を更に傾けると、3次元機能キーの第1サーフィス410が完全に裏返しにされ、最初の画面401は二番目の画面402に切り替えられ、第2サーフィス420を表示する。したがって、ユーザが、数字“1”キーに誰が指定されて保存されているかが気になれば、携帯端末を傾けて対応する連絡先の名前“ホン・ギルドン”を見ることができる。
【0067】
他の実施形態において、1以上の3次元機能キーの傾きの程度は、携帯端末の傾斜角度を反映して決定されうる。例えば、携帯端末の傾斜角度と同じ角度で3次元機能キーを回転させることが可能である。しかし、本発明はこのような構成に限定されず、3次元機能キーが携帯端末の傾斜角度の0.5倍或いは2倍等とする係数で回転させても良い。
【0068】
図5は、本発明の他の実施形態による、3次元機能キーパッドの表示切り替え操作を用いた携帯端末の操作を実行する際の携帯端末の表示画面を示す。
【0069】
図5を参照すると、図4と同様に、最初の画面501には、1以上の3次元機能キーの第1サーフィス510が表示され、二番目の画面502には、1以上の3次元機能キーの第2サーフィス520が表示される。第1サーフィス510には、電話番号の入力のためのキーパッド数字が表示され、第2サーフィス520には、各数字に指定された連絡対象の識別情報が表示される。
【0070】
最初の画面501から二番目の画面502への切替は、携帯端末の傾斜、フリップ動作、回転動作によって制御される。例えば、ユーザが、携帯端末を瞬間的に弾ければ(いわゆる「フリック」動作)、最初の画面501が二番目の画面502に変更されうる。
【0071】
また、画面が切り替わる過程で表示されるグラフィック効果は、制限されるものではなく、種々の方法によって実行することができる。例えば、図4のように3次元機能キーが回転しながら画面が切り替えられても良く、或いは図5のように3次元機能キーが折り重なりながら変わることも可能である。また、1以上の3次元機能キーの第1サーフィスがフェードアウトしながら第2サーフィスに変わるか、第1サーフィスから第2サーフィスに直ちに変わるようにしても良い。
【0072】
図6は、本発明のさらに他の実施形態による、3次元機能キーの表示切り替え操作を用いた携帯端末の操作を実行する際の携帯端末の表示画面を示す。
【0073】
図6を参照すると、第1方向へのフリップ動作又は回転によって、最初の画面501から二番目の画面502に切替えられて、最初の10個の短縮番号の連絡先(例えば、連絡先1〜10)を表示し、更なる第1方向へのフリップ動作或いは回転動作を行うことによって、二番目の画面502から三番目の画面503に切替えられ、第2の短縮番号の連絡先(例えば、連絡先11〜20)を表示する。同様に、第1方向への携帯端末のフリップ動作若しくは回転動作によって、三番目の画面503から四番目の画面504に切替えられ、第3の短縮番号の連絡先(例えば、連絡先21〜30)を表示する。この際、二番目の画面502には、最初の画面501で表示される数字キーパッド0〜9に対応する最初の10個の短縮番号の識別情報が表示され、三番目の画面503には、第2の短縮番号の連絡先(例えば、連絡先11〜20)の識別情報が、対応するキーパッド番号上に表示される。例えば、キーパッド番号“1”が最初の画面501に表示されている場合、 “リ・ナミ”という連絡先の名前は、前記三番目の画面503に表示させることができる。更に、四番目の画面504には、第3の10個の短縮番号の連絡先(例えば、連絡先21〜30)の識別情報が表示される。例えば、キーパッド番号“1”が最初の画面501に表示されている場合、“ソン・ミジャ”という連絡先の名前は、前記四番目の画面504に表示させることができる。このような方式で多数の短縮番号の詳細を順次に表示させることができる。
【0074】
逆に、第1方向に対して別方向或いは逆方向である第2方向へ携帯端末をフリップ動作することによって、四番目の画面504から三番目の画面503に、三番目の画面503から二番目の画面502に、二番目の画面502から最初の画面501に切替えされる。また、他の実施形態で、現在如何なる画面が表示された状態であるかに無関係に、第2方向にフリップ動作が発生すれば、前記フリップ動作に反応して数字キーパッドが表示される最初の画面501に直接的に切替えさせることもできる。
【0075】
ここで、例えば、第1方向を携帯端末の前方に設定し、第2方向を携帯端末の後方に定めることができるが、何れか1つの方向に限定されるものではなく、第1方向と第2方向とが逆方向若しくは異なる方向であれば良い。
【0076】
一方、図6の実施形態は、図4に示した例において使用される方法によって実行可能である。より詳細に説明すれば、携帯端末が第1方向へ所定の臨界角度以上傾くと、携帯端末は現在表示されている画面を順次他のディスプレイ画面に切り替えるように構成しても良い。携帯端末を第1方向へ前記臨界角度を超えて傾けることによって、現在表示されているディスプレイ画面が最初の画面501から二番目の画面502へ完全に切り替えられると、ユーザは携帯端末を前の位置或いは方向に戻し、次いで、再び第1方向に一定角度以上、携帯端末を傾ける場合、二番目の画面502が三番目の画面503に画面切替えがなされるように構成することができる。また、端末を第1方向に一定角度超を傾けることによって、現在表示されている画面が最初の画面501から二番目の画面502に完全に画面切替えがなされる場合、ユーザが携帯端末を前記一定角度超に傾けた状態に保持する場合、現在表示されている二番目の画面は、三番目の画面503、四番目の画面504に順次に画面切替えがなされるように構成することもできる。一方、臨界角度は、ユーザによって任意に設定しても良く、携帯端末で自動的に設けられても良い。
【0077】
また、第1方向に対して異なる若しくは反対向きの第2方向へ携帯端末を傾けることによって、ひっくり返しの画面切り替え或いは逆方向の画面切替えがなされるように構成することもできる。より具体的には、四番目の画面504が現在表示されており、携帯端末が第2方向に所定の基準角度を超えて傾けられている場合、現在表示された画面が、三番目の画面503、二番目の画面502、最初の画面501に順次に画面切替えがなされるように構成することができる。一方、現在如何なる画面が表示された状態であるかに無関係に、第2方向に一定角度を超えて携帯端末を傾ける動作が発生すれば、最初の画面501に直接に切替えされるように構成することもできることはいうまでもない。
【0078】
図5及び図6を参照して、前述したように、画面切替過程で現れるグラフィック効果は、特別に制限されるものではない。例えば、図4に示したように、3次元機能キーが回転しながら画面が変わるように構成しても良く、或いは、図5に示したように、3次元機能キーが折り重なりながら画面が変わるように構成しても良く、また或いは図6に示したように、3次元機能キーが回転しながら画面が切り替わるように構成することも可能である。また、1以上の3次元機能キーの第1サーフィスがフェードアウトしながら第2サーフィスに変わるか、第1サーフィスから第2サーフィスに直ちに変わることも可能である。
【0079】
図7は、本発明の一実施形態による画面切替機能を設定するための操作の設定の構成に関する設定画面を示す。
【0080】
図7を参照すると、ユーザは、メイン設定窓601で“ディスプレイ”を選択して、第1、第2及び第3ディスプレイ設定窓602a、602b、602cの少なくとも一つを表示させ得る。また、ユーザが第1、第2及び第3ディスプレイ設定窓602a、602b、602cのいずれか一つから“ダイヤル”ボタンを選択すれば、前記選択に反応して、所定のトグルボタン602が表示され、ユーザがこのトグルボタン602をタッチすることによって、ユーザは3つのダイヤルモードのうちの何れか1つ、或いは携帯端末を操作する方法を与えるモードを選択して、第1サーフィスから第2サーフィスへ切り替えることができる。
【0081】
ダイヤルモードの例として、“3Dチルト”モード、“3Dフリップ”モード及び“クラシックホワイト”モードを含みうる。前記“3Dチルト”モードにおいて、ユーザは、携帯端末を後方に傾けて短縮番号を確認した後、通話連絡を行う。前記“3Dフリップ”モードでは、ユーザは、端末を後ろに弾くジェスチャ(「フリック」(flick))を通じて短縮番号を確認した後、通話連結を行う。前記“クラシックホワイト”では、携帯端末は、端末ダイヤルボタンにジェスチャを関連付けること無く、基本的なダイヤルスキンを提供する。但し、ここでの3つのモードは、理解を助けるための例示的な事項であって、その他にも多様なモードが使われるということはいうまでもない。
【0082】
図8は、本発明の一実施形態による携帯端末の3次元機能キー表示切替方法を示す。図8に示される方法は、図1の携帯端末によって実施されるように記載されているが、図1に限定されるものでは無い。
【0083】
図1及び図8を参照すると、まず、演算701では、ユーザの動作が検出される(701)。例えば、動作検出部101が、携帯端末に対するユーザの動作のうち、携帯端末を傾ける動作であるチルト動作、または、ユーザが後方または裏側方向等、フリック方向またはフリップ方向に携帯端末をフリックするフリップ動作を検出することができる。動作検出部101がチルト動作を検出する場合、チルトされた方向及び角度のうち少なくとも1つが検出されることもあり、フリップ動作を検出する場合、フリップ方向または回転方向のうち少なくとも1つが検出されうる。
【0084】
そして、演算702では、3次元機能キーが表示される(702)。例えば、ディスプレイ部102が、少なくとも2面を有する3次元機能キーを表示する。第1サーフィスは、電話番号の入力のための数字キーパッド上の数字ボタンにマッピングされ、第2サーフィスは、前記数字ボタンに対応する短縮番号の情報にマッピングされる。しかし、本発明は前記表示に限定されず、第1サーフィス及び第2サーフィスは、英語の文字を有するキーボード、数字及び記号等の組み合わせを含むキーボードを備えていても良い。前記キーボードは、仮想キーボード(virtual keybord)であっても良い。
【0085】
そして、演算703では、検出された動作によって、3次元機能キーの前記2つのサーフィスの表示切替えを制御する(703)。例えば、携帯端末の検出されたチルト動作、またはフリップ動作に反応して3次元機能キーを回転することによって、制御部103は、現在表示された第1サーフィスの表示を第2サーフィスの表示或いはその逆に切り替えることが可能である。
【0086】
本発明によれば、3次元機能キーの表示切り替え操作の順序及び表示切り替えの際のグラフィック効果などは、あらかじめ保存された設定情報に基づいて決定されうる。また、3次元機能キーの表示切り替え操作の際のグラフィック効果は、3次元機能キーの1以上のサーフィス上に表示された情報或いは携帯端末の検知された動作に基づかれても良い。例えば、制御部103は、保存部104に保存された設定情報を参照して、表示切替えを制御することが可能である。言い換えれば、切替えされた表示面に対応する情報及び切替方法を保存部104から抽出し、前記抽出された切替方法及び情報に基づいて1つ以上の3次元機能キーの表示面を変更することが可能である。
【0087】
図9ないし図11は、本発明の他の実施形態による3次元機能キーパッドの表示切り替え機能を用いた携帯端末の3次元機能キー表示切替方法を示す。
【0088】
図9を参照すると、3次元機能キー以外にも、ダイヤルまたは特殊キーのような追加的な操作キー、ホーム画面(home screen)上に表示されるウィジェットアイコン(widget icon)は、3次元的に表示されても良い。前記アイコンの表示面は、携帯端末の検知された動作に応答して関連する操作ページに、3次元的に切り替わるようにしても良い。例えば、図9に表示されるように、携帯端末の検知された傾き又はフリップ動作に応じて、時計アイコン(clock icon)801は所定の回転軸802を基準に回転して、アラーム機能がマッピングされた裏面803は表示される。ユーザが裏面803をタッチ操作すれば、アラーム設定機能が起動されるようにしても良い。
【0089】
尚、図9では、時計アイコン801の裏面803に関連機能がマッピング及び表示されるものを例示したが、これは、理解を助けるための例示的事項であって、本発明は図9に限定されない。例えば、時計アイコン801が多面体で構成され、前面には時計機能、右側面にはアラーム機能、裏側面にはストップウォッチ機能、最上面にはタイマー機能などがマッピングされるように構成することもできる。
【0090】
図10を参照すると、複数のアイコンを表示するメニュー画面のGUIは、作業管理者のように関連メニューに直ちに切替えられても良い。更に、前記アイコンは、関連メニューに直ちに切り替えられても良い。例えば、多数のアプリケーション実行アイコンを表示する基本メニュー画面または壁紙804は、チルト動作、またはフリップ動作等の携帯端末の所定の動作の検出に応じて、CPU使用率を表わすタスクマネージャー(task manager)画面805に切替えられても良い。関連メニューの例としては、タスクマネージャー以外にも、多様なメニュー画面の表示形態を使用しても良い。
【0091】
図11を参照すると、携帯端末の表示画面のうち、下端のボタン部分に向かって位置するランチャー領域806内に表示されたショートカットボタンが、携帯端末の動作によって関連する機能を実行するために使用されるボタンに切替えられる。ここで、“Call”ショートカットボタン、“MSG”ショートカットボタン及び“Menu”ショートカットボタンは、前記ランチャー領域806内に設けられる。しかし、本発明は前記構成に限定されず、他のショートカットボタンが前記ランチャー領域806内に追加され或いは登録されても良く、他のショートカットボタンを用いること無く、現在表示されているショートカットボタンが編集され、削除され、或いは置換されても良い。例えば、テキストメッセージアイコン807上には、携帯端末の所定のジェスチャ(gesture)又は動作(例えば、携帯端末を振ること)の検出に応じて、ユーザが最近、最も多くのテキストメッセージを多く送った連絡対象の名前がトグルされても良い。前記連絡対象の名前は、テキストメッセージアイコン807の裏面808に表示され、携帯端末の検出された動作に従って明示されるようにしても良い。
【0092】
また、具体的に図示されていないが、前述の実施形態は携帯端末に装着されたカメラに適用されても良く、その場合、本発明による実施形態は、携帯端末の検出された動作によって、動作するカメラを前面カメラから背面カメラに、またはその逆に切り替えるようにすることもできる。
【0093】
そして、DMB(digital multimedia broadcasting)又は動画プレーヤーによって再生されるコンテンツを視聴しながら、携帯端末のフリップ動作或いは特定方向のチルト動作の検出に応じて、現在の画面がテキストメッセージ(text message)やSNSのプッシュ型メッセージ(social network service push message)を表示する画面に切替えられるか、携帯端末の傾斜角度に応じて、前記メッセージの一部が画面に見えるようにしても良い。また、フリップまたはチルト動作を検出することによって、ユーザは、現在表示されている画面をテキストメッセージまたはSNSアプリケーションの実行画面に直ちに切替えることもできる。
【0094】
一方、追加的な応用例として、フリップまたはチルト動作が感知されれば、フォアグラウンドアプリケーション(foreground application)とバックグラウンドアプリケーション(background application)を相互に切り替えるか、現在の表示画面の一部が異なる表示画面に切り替えられるようにしても良い。
【0095】
前述したように、開示された実施形態によれば、3次元機能キーの表示の切り替わりは、携帯端末の検知された動作によって実行され、ユーザが1以上の3次元機能キーにマッピングされた各種の機能を直観的に認識できるようにすることができる。
【0096】
本発明の実施形態によれば、GUIボタンで入力される情報が明確に認識され、モード切り替えが携帯端末の動作の検知によって実行される。また、ユーザは、当該GUIボタンの補助の情報を混同なしに確認し、操作を実行するために費やされる操作時間を低減し、前記GUIボタンに関連する機能への切替も直ちに行うことができる。
【0097】
本発明の実施形態によれば、3次元機能キー等の多面的なキーが異なる情報を用いてそれぞれマッピングされた各面を有する場合、前記多面的なキーは、マッピングされた情報又は文字或いは記号を表示しても良い。また、3次元機能キーが携帯端末の認識された動き及び/又は操作に従って回転する場合、前記3次元機能キーの現在表示されている側或いはサーフィスは、前記3次元機能キーの1以上の側或いはサーフィスがより単純化された情報を表示するように、他の側或いは他のサーフィスに切り替えられても良い。従って、3次元機能キーの使用は、携帯端末の操作中に追加的なステップを行う不便さを低減し、更なる情報を与えることができる。
【0098】
一方、前述した本発明の方法及び/又は機能は、プログラム命令を含む、一時的でなくコンピュータ読み取り可能な媒体に記録され得、コンピュータによって実施される様々な動作を実行する。媒体はさらに、単一またはプログラム命令と組み合わされた形態で、データファイル及びデータ構造などを含み得る。媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計され構築されたものであってもよいし、コンピュータソフトウェアの分野の当業者に周知で利用可能な種類のものであってもよい。一時的でなくコンピュータ読み取り可能な媒体の例は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープなどの磁気媒体、CD ROMディスク及びDVDなどの光媒体、光ディスクなどの光磁気媒体、ならびにリードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及びフラッシュメモリなどの、プログラム命令を格納し実行するために特に構築されたハードウェアデバイスを含む。プログラム命令の例は、コンパイラによって生成されるマシンコードと、インタープリタを用いてコンピュータによって実行され得る高レベルコードを含むファイルとの両方を含む。上記のハードウェアデバイスは、本発明の上記実施形態の動作を実施するために1以上のソフトウェアモジュールとして作用するように構築され得る。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータで読み取り可能なコードとして保存されて実行可能である。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、コンピュータで読み取り可能なコード又はプログラムは前記記録媒体に保存され且つ分散方式で実行可能である。
【0099】
本発明の趣旨及び範囲から逸脱すること無く、種々の改変及び変更が本発明に成し得ることは、当業者に明らかであろう。このように、本発明に行われる種々の改変及び変更が本願の特許請求の範囲のクレーム及び前記クレームに均等なものの範囲内にある限り、本発明はそのような改変及び変更を含むことが意図されている。
さらに、前述した実施形態は、本発明を例示的に説明するためのものであって、本発明の権利範囲が、特定の実施形態に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0100】
本発明は、3次元機能キーを有する携帯端末及び携帯端末の3次元機能キー表示切替方法関連の技術分野に適用可能である。
【符号の説明】
【0101】
101:動作検出部
102:ディスプレイ部
103:制御部
104:保存部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11