(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記マッピングが、さらに、少なくとも部分的に前記タッチセンシティブスクリーンに関連する第1のディスプレイ解像度を前記シンクデバイスの第2のディスプレイ解像度にマッピングすることに基づく、請求項1に記載の方法。
前記マッピングが、さらに、少なくとも部分的に前記タッチセンシティブスクリーンに関連する第1のディスプレイ解像度を前記シンクデバイスの第2のディスプレイ解像度にマッピングすることに基づく、請求項4に記載のワイヤレスソースデバイス。
前記マッピングが、さらに、少なくとも部分的に前記タッチセンシティブスクリーンに関連する第1のディスプレイ解像度を前記シンクデバイスの第2のディスプレイ解像度にマッピングすることに基づく、請求項7に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
前記ワイヤレスソースデバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサに、ユーザ入力の第2の指示を受信することに応答して、前記ワイヤレスソースデバイスが、前記表示データを表示することを抑制することをさらに行わせる命令を記憶する、請求項7に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
前記マッピングが、さらに、少なくとも部分的に前記タッチセンシティブスクリーンに関連する第1のディスプレイ解像度を前記シンクデバイスの第2のディスプレイ解像度にマッピングすることに基づく、請求項10に記載のワイヤレスソースデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0017】
ワイヤレスディスプレイ(WD)システムは、ワイヤレスディスプレイ(WD)ソースと、少なくとも1つのワイヤレスディスプレイシンクとを含み得る。加えて、ワイヤレスディスプレイシステムは、複数のワイヤレスディスプレイシンクを含み得る。ワイヤレスディスプレイソースは、端末デバイスにおいて受信されたオーディオビデオ(AV)データを瞬時にレンダリングし得るワイヤレスディスプレイシンクに、AVデータを送信し得る。いくつかの例では、オーディオビデオデータは、急速に連続して再生される一連のフレーム(または画像)を備え、フレームはまた、関連するオーディオフレームを含み得るが、オーディオフレームが含まれないときもある。
【0018】
いくつかの場合には、ワイヤレスディスプレイソースは、ワイヤレスディスプレイシンクにおいて加えられたユーザ入力に応答するようにプロンプトを出されることがある。そのような対話型アプリケーションでは、ワイヤレスディスプレイシンクにおいて加えられたユーザ入力が、ワイヤレスディスプレイソースに送り返されることがある。一例では、ワイヤレスディスプレイシンクにおいて加えられたユーザ入力をワイヤレスディスプレイシステムがワイヤレスディスプレイソースに送信することを可能にするために、逆方向チャネル構造が実装されてよい。逆方向チャネル構造は、ユーザ入力をトランスポートするための上位レイヤメッセージと、ワイヤレスディスプレイシンクおよびワイヤレスディスプレイソースにおいてユーザインターフェース機能を交渉するための下位レイヤフレームとを含み得る。
【0019】
ワイヤレスディスプレイ逆方向チャネルは、ワイヤレスディスプレイシンクとワイヤレスディスプレイソースとの間のインターネットプロトコル(IP)トランスポートレイヤの上に常駐し得る。ユーザ入力への確実な送信と順序正しい送達とを促進するために、ワイヤレスディスプレイ逆方向チャネルは、TCP/IPの上部で実行するように構成されてよい。いくつかの場合には、ワイヤレスディスプレイシンクにおけるユーザ入力インターフェースとワイヤレスディスプレイソースとの間に不整合が存在することがある。そのような不整合によって引き起こされる問題を解決し、そのような環境下で良好なユーザエクスペリエンスを促進するために、ユーザ入力インターフェース機能交渉が、ワイヤレスディスプレイシンクとワイヤレスディスプレイソースとの間で発生する。
【0020】
本開示の技法は、一般に、ワイヤレスソースデバイスとワイヤレスシンクデバイスとの間の通信に関する。より具体的には、本開示は、ビデオデータをシンクデバイスに送達するとともに、ワイヤレスシンクデバイスにおいてレンダリングされたビデオデータを制御する入力デバイスとしてワイヤレスソースデバイスが働くことを可能にし得る技法を説明する。たとえば、本開示の態様によれば、ワイヤレスソースデバイスは、レンダリングと表示とのためにワイヤレスシンクデバイスにビデオデータを送信することができる。加えて、ワイヤレスソースデバイスは、レンダリングされたビデオデータを制御するためにユーザ入力を送信することができる。
【0021】
一例では、ワイヤレスソースデバイスは、ワイヤレスソースデバイスへのユーザ入力を可能にするために、タッチディスプレイを含むことがある。すなわち、ワイヤレスソースデバイスのタッチディスプレイは、ラップトップのタッチパッドに類似するタッチパッドまたはマウスパッドとして働く。この例では、本開示の態様によれば、ワイヤレスソースデバイスは、ワイヤレスシンクデバイスによってレンダリングされるべきビデオデータ、ならびにタッチディスプレイからのユーザ入力を送信することができる。したがって、ユーザが、ワイヤレスソースデバイスのタッチディスプレイにおいてユーザ入力を行うと、ワイヤレスソースディスプレイは、ユーザ入力に対応する1つまたは複数のイベントを生成し得、ワイヤレスシンクデバイスにそのようなイベントを送信し得る。加えて、本開示の態様によれば、ワイヤレスソースデバイスは、ワイヤレスソースデバイスにおけるユーザ入力のロケーションを、ワイヤレスシンクデバイスにおける適切なロケーションにマッピングすることができる。
【0022】
図1Aは、本開示の技法を実装し得る例示的なソース/シンクシステム100を示すブロック図である。
図1Aに示すように、システム100は、通信チャネル150を介してシンクデバイス160と通信するソースデバイス120を含む。ソースデバイス120は、オーディオ/ビデオ(A/V)データ121を記憶するメモリと、ディスプレイ122と、スピーカ123と、オーディオ/ビデオエンコーダ124(エンコーダ124とも呼ばれる)と、オーディオ/ビデオ制御モジュール125と、送信機/受信機(TX/RX)ユニット126とを含み得る。シンクデバイス160は、ディスプレイ162と、スピーカ163と、オーディオ/ビデオデコーダ164(デコーダ164とも呼ばれる)と、送信機/受信機ユニット166と、ユーザ入力(UI)デバイス167と、ユーザ入力処理モジュール(UIPM)168とを含み得る。図示の構成要素は、一例を構成するに過ぎず、他の例は、これらの図示されたものより少ない構成要素か、または追加の構成要素を含み得る。
【0023】
図1Aの例では、ソースデバイス120は、オーディオ/ビデオデータ121のビデオ部分をディスプレイ122に表示し得、オーディオ/ビデオデータ121のオーディオ部分をスピーカ122に出力し得る。オーディオ/ビデオデータ121は、ソースデバイス120にローカルに記憶され得、ファイルサーバ、ブルーレイディスク(登録商標)、もしくはDVDなどの外部記憶媒体からアクセスされ得、またはインターネットなどのネットワーク接続を介してソースデバイス120にストリームされ得る。いくつかの例では、オーディオ/ビデオデータ121は、ソースデバイス120のカメラおよびマイクロフォンを介してリアルタイムでキャプチャされ得る。オーディオ/ビデオデータ121は、ムービー、テレビ番組、または音楽などのマルチメディアコンテンツを含み得るが、同様に、ソースデバイス120によって生成されるリアルタイムコンテンツも含み得る。そのようなリアルタイムコンテンツは、たとえば、ソースデバイス120で実行中のアプリケーションによって作成され得る。一例では、そのようなリアルタイムコンテンツはまた、ユーザが選択するために利用可能なユーザ入力オプションのビデオフレームを含み得る。いくつかの例では、オーディオ/ビデオデータ121は、ビデオのフレームにオーバーレイされたユーザ入力オプションを有するムービーまたはTV番組のビデオフレームなど、異なるタイプのコンテンツの組合せであるビデオフレームを含み得る。
【0024】
ディスプレイ122およびスピーカ123を介してローカルにオーディオ/ビデオデータ121をレンダリングすることに加えて、ソースデバイス120のオーディオ/ビデオエンコーダ124は、オーディオ/ビデオデータ121を符号化し得、送信機/受信機ユニット126は、符号化データを通信チャネル150を介してシンクデバイス160に送信し得る。シンクデバイス160の送信機/受信機ユニット166は符号化データを受信し、オーディオ/ビデオデコーダ164は符号化データを復号し、ディスプレイ162およびスピーカ163を介して復号データを出力する。このようにして、ディスプレイ122およびスピーカ12によってレンダリングされているオーディオおよびビデオのデータが、ディスプレイ162およびスピーカ163によって同時にレンダリングされ得る。オーディオデータおよびビデオデータはフレーム内で構成されてよく、オーディオフレームは、レンダリングされるときにビデオフレームと時刻同期されてよい。
【0025】
オーディオ/ビデオエンコーダ124およびオーディオ/ビデオデコーダ164は、別名としてMPEG−4 Part 10高度ビデオコーディング(AVC)と呼ばれるITU−T H.264規格、または新しく出現した、ときにH.265規格と呼ばれるhigh efficiency video coding(HEVC)規格など、任意の数のオーディオおよびビデオの圧縮規格を実装し得る。概して、オーディオ/ビデオデコーダ164は、オーディオ/ビデオエンコーダ124のレシプロカルコーディング演算を実行するように構成される。
図1Aには示さないが、いくつかの態様では、A/Vエンコーダ124およびA/Vデコーダ164は、それぞれオーディオのエンコーダおよびデコーダと統合され得、共通のデータストリームまたは別個のデータストリーム中のオーディオとビデオの両方の符号化を処理するために、適切なMUX−DEMUXユニット、または他のハードウェアとソフトウェアとを含み得る。
【0026】
図1Aは、オーディオペイロードデータとビデオペイロードデータとを別々に搬送する通信チャネル150を示すが、いくつかの例では、ビデオペイロードデータおよびオーディオペイロードデータは共通のデータストリームの一部であってもよいことを理解されたい。適用可能な場合、MUX−DEMUXユニットはITU H.223マルチプレクサプロトコル、またはユーザデータグラムプロトコル(UDP)などの他のプロトコルに準拠することができる。オーディオ/ビデオエンコーダ124およびオーディオ/ビデオデコーダ164はそれぞれ、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ディスクリート論理、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。オーディオ/ビデオエンコーダ124およびオーディオ/ビデオデコーダ164のそれぞれは、1つまたは複数のエンコーダまたはデコーダ中に含まれ得、そのいずれも複合エンコーダ/デコーダ(コーデック)の一部として統合され得る。
【0027】
ディスプレイ122およびディスプレイ162は、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、または別のタイプのディスプレイデバイスなど、様々なビデオ出力デバイスのいずれかを備え得る。スピーカ123は、ヘッドフォン、シングルスピーカシステム、マルチスピーカシステム、またはサラウンドサウンドシステムなど、様々なオーディオ出力デバイスのいずれかを備え得る。加えて、ディスプレイ122およびスピーカ123はソースデバイス120の一部として示され、ディスプレイ162およびスピーカ163はシンクデバイス160の一部として示されているが、ソースデバイス120およびシンクデバイス160は、実際は、それらのデバイスの一システムであってよい。一例として、ディスプレイ162はテレビジョンであってよく、スピーカ163はサラウンドサウンドシステムであってよく、デコーダ164はワイヤードまたはワイヤレスのいずれかでディスプレイ162とスピーカ163とに接続された外部ボックスの一部であってよい。他の例では、シンクデバイス160は、タブレットコンピュータまたはスマートフォンなどの単一のデバイスであってよい。さらに他の場合では、ソースデバイス160およびシンクデバイス120は類似するデバイス、たとえば両方ともスマートフォン、タブレットコンピュータなどである。この場合、一方のデバイスがソースとして動作してよく、他方がシンクとして動作してよい。これらの役割は、その後の通信セッションにおいて反転されてもよい。
【0028】
送信機/受信機ユニット126および送信機/受信機ユニット166は、それぞれ、信号変調のために設計された様々なミキサ、フィルタ、増幅器、および他の構成要素、ならびにデータを送信および受信するために設計された1つまたは複数のアンテナおよび他の構成要素を含み得る。通信チャネル150は、一般に、ビデオデータをソースデバイス120からシンクデバイス160に送信するのに好適な任意の通信媒体、または様々な通信媒体の集合体を表す。通信チャネル150は、通常、WiFi、ブルートゥース(登録商標)などと類似する、比較的短距離の通信チャネルである。しかしながら、通信チャネル150は必ずしもこの点において制限されるとは限らず、無線周波数(RF)スペクトルまたは1つまたは複数の物理伝送線路など、任意のワイヤレスまたはワイヤード通信媒体、あるいはワイヤレス媒体とワイヤード媒体との任意の組合せを備え得る。他の例では、通信チャネル150は、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、またはインターネットなどのグローバルネットワークなど、パケットベースネットワークの一部を形成することもできる。ソースデバイス120およびシンクデバイス160は、IEEE802.11規格ファミリーによる規格などの通信プロトコルを使用する通信チャネルを介して通信し得る。
【0029】
ソースデバイス120から受信されたデータを復号およびレンダリングすることに加えて、シンクデバイス160はまた、ユーザ入力デバイス167からユーザ入力を受信し得る。ユーザ入力デバイス167は、たとえば、キーボード、マウス、トラックボールもしくはトラックパッド、タッチスクリーン、ボイスコマンド認識モジュール、または任意の他のそのようなユーザ入力デバイスであってよい。ユーザ入力処理モジュール168は、ユーザ入力デバイス167によって受信されたユーザ入力コマンドを、ソースデバイス120が解釈できるデータパケット構造にフォーマットする。そのようなデータパケットは、送信機/受信機166によって通信チャネル150を介してソースデバイス120に送信される。送信機/受信機ユニット126がデータパケットを受信し、A/V制御モジュールが、ユーザ入力デバイス167によって受信されたユーザ入力コマンドを解釈するために、データパケットを解析する。データパケット内で受信されたコマンドに基づいて、A/V制御モジュール125は、符号化されて送信されたコンテンツを変更することができる。このようにして、シンクデバイス160のユーザは、ソースデバイス120によってリモートで送信されるオーディオペイロードデータとビデオペイロードデータとを制御し得、ソースデバイス120と直接対話することはない。シンクデバイス160のユーザがソースデバイス120に送信し得るコマンドのタイプの例は、オーディオビデオデータの巻戻し、早送り、一時停止、および再生のためのコマンド、ならびにズーミング、回転、スクロールなどのためのコマンドを含む。ユーザはまた、たとえばオプションのメニューから選択し、その選択をソースデバイス120に送り返すことができる。
【0030】
ソースデバイス120は、シンクデバイス160において加えられたユーザ入力に応答し得る。そのような対話型アプリケーションセッティングでは、シンクデバイス160において加えられたユーザ入力は、通信チャネル150を介してワイヤレスディスプレイソースに送り返されることがある。一例では、シンクデバイス160に加えられたユーザ入力をシンクデバイス160がソースデバイス120に送信することを可能にするために、ユーザインターフェースバックチャネル(UIBC)とも呼ばれる逆方向チャネル構造が実装され得る。逆方向チャネル構造は、ユーザ入力をトランスポートするための上位レイヤメッセージと、シンクデバイス160およびソースデバイス120においてユーザインターフェース機能を交渉するための下位レイヤフレームとを含み得る。UIBCは、シンクデバイス160とソースデバイス120との間のインターネットプロトコル(IP)トランスポートレイヤ上に常駐し得る。ユーザ入力データを含むデータパケットの確実な送信と順序正しい送達を促進するために、UIBCは、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)またはユーザデータグラムプロトコル(UDP)など、他のパケットベース通信プロトコルの上部で実行するように構成されてよい。
【0031】
いくつかの場合には、ソースデバイス120に位置するユーザ入力インターフェースとシンクデバイス160との間に不整合が存在することがある。そのような不整合によって生成される潜在的問題を解決し、そのような環境下で良好なユーザエクスペリエンスを促進するために、ユーザ入力インターフェース機能交渉が、通信セッションを確立する前に、ソースデバイス120とシンクデバイス160との間で発生することがある。
【0032】
UIBCは、クロスプラットフォームユーザ入力データを含む、様々なタイプのユーザ入力データをトランスポートするように設計され得る。たとえば、ソースデバイス120は、iOS(登録商標)オペレーティングシステムを実行し得る一方で、シンクデバイス160は、アンドロイド(登録商標)またはWindows(登録商標)など、別のオペレーティングシステムを実行する。プラットフォームにかかわらず、UIPM 168は、受信されたユーザ入力を、A/V制御モジュール125にとって理解可能な形態にカプセル化することができる。多くの異なるタイプのソースデバイスおよびシンクデバイスがプロトコルを利用することを可能にするために、いくつかの異なるタイプのユーザ入力フォーマットがUIBCによってサポートされ得る。汎用入力フォーマットが定義されてよく、プラットフォーム固有の入力フォーマットもサポートされてよく、したがって、ユーザ入力が、UIBCによってソースデバイス120とシンクデバイス160との間で通信され得る方式でフレキシビリティが提供される。
【0033】
図1Aの例では、ソースデバイス120は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、WiFi対応テレビジョン、またはオーディオおよびビデオのデータを送信可能な任意の他のデバイスを備え得る。シンクデバイス160は、同様に、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、WiFi対応テレビジョン、またはオーディオおよびビデオのデータを受信しかつユーザ入力データを受信することができる任意の他のデバイスを備え得る。いくつかの例では、シンクデバイス160は、ディスプレイ162、スピーカ163、UIデバイス167、およびA/Vエンコーダ164のすべてが個別であるが相互動作するデバイスの部分であるようなデバイスによる一システムを含むことがある。ソースデバイス120は、同様に、単一のデバイスではなくデバイスのシステムであってよい。多くの場合、ソースデバイス120およびシンクデバイス160は、一方のデバイスがソースとして動作し、他方のデバイスがシンクとして動作する、類似または同等のデバイスであってよい。その上、これらの役割は、異なる通信セッションにおいて反転されてよい。
【0034】
本開示の例示的な技法は、シンクデバイス160においてレンダリングされるビデオデータを制御し得る入力デバイスとしてソースデバイス120が働くことを可能にし得る。すなわち、たとえば、ソースデバイス120は、ディスプレイ162においてレンダリングし、表示するために、ビデオデータをシンクデバイス160に送信し得る。このようにして、ソースデバイス120のビデオデータは、シンクデバイス160のディスプレイに拡張され得る。
【0035】
ソースデバイス120はまた、タッチディスプレイを含み得る。たとえば、ディスプレイ122はタッチディスプレイであってよい。すなわち、いくつかの例では、ディスプレイ122は、ユーザがユーザ入力をソースデバイス120に入力することを可能にする、容量型、抵抗型、または他のタイプのタッチパネルであってよい。このようにして、ソースデバイス120のディスプレイ122は、ラップトップのタッチパッドに類似するタッチパッドまたはマウスパッドとして働き得る。したがって、ユーザがディスプレイ122においてユーザ入力を行うと、ソースデバイス120は、ユーザ入力に対応する1つまたは複数のイベントを生成し得る。
【0036】
一例では、1つまたは複数のイベントは、ユーザ入力のタイプ、ユーザ入力によって選択されるグラフィカルオブジェクトなど、イベントの特性をさらに説明するパラメータを含み得る。イベントを生成すると、ソースデバイス120は、1つまたは複数のイベントをシンクデバイス160に送信し得る。いくつかの例では、ソースデバイス120は、イベントをシンクデバイス160に送信するために、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)とユーザデータグラムプロトコル(UDP)とを使用し得る。他の例では、ソースデバイス120は、イベントを送るために、伝送制御プロトコル(TCP)とインターネットプロトコル(IP)とを使用し得る。いずれの場合も、シンクデバイス160は、1つまたは複数のイベントを受信し得、イベントに基づいてシンクデバイス160においてレンダリングされたビデオデータを修正し得る。たとえば、シンクデバイス160において表示されたグラフィカルポインティングオブジェクト(たとえば、マウスポインタ)のロケーションまたは外観が、生成または修正されてよい。他の場合には、ソースデバイス120は、ソースデバイス120においてレンダリングされた表示データを修正し得、表示データに対する任意の修正を表すデータが、ソースデバイス120によってシンクデバイス160に送信されてよい。
【0037】
このようにして、ソースデバイス120のディスプレイ122は、シンクデバイス160において動作可能なマウスパッドとして使用され得る。したがって、一シナリオでは、ソースデバイス120は、表示データをレンダリングするスマートフォンであってよい。表示データは、LEDテレビジョンなど、より大きなディスプレイであり得るシンクデバイス160に拡張され得る。本開示のいくつかの態様によれば、以下で
図5に関してより詳細に説明するように、ユーザが触れる指の動きが追跡される可能性がある間、電力を温存するために、ディスプレイ122の表示機能が切られてよく、対応するアクションがシンクデバイス160においてレンダリングされ得る。たとえば、ディスプレイ122は、ビデオデータを表示し得ないが、ポインタはシンクデバイス160において表示され得る。いくつかの例では、ソースデバイス120は、ユーザ入力デバイスとして動作するとき、タッチセンシティブディスプレイを持たないがソースデバイス120から受信された表示データをレンダリングすることができるシンクデバイス160上でのタッチインタラクティビティを可能にする。このようにして、ユーザインターフェース機能は、ソースデバイス120とシンクデバイス160との間で互換的に使用されてよい。
【0038】
本開示の態様は、さらに、ワイヤレスシンクデバイス120の解像度をワイヤレスソースデバイス160の解像度にマッピングするための技法を提供する。ワイヤレスデバイスの解像度をマッピングすることは、ソースデバイス120において生成されたイベントが、シンクデバイス160に対して変換されることを可能にする。たとえば、ソースデバイス120とシンクデバイス160とが最初に通信すると、デバイスはディスプレイ解像度情報を交換し得る。
【0039】
そのようなマッピングは、ディスプレイ122がディスプレイ162と異なる解像度および/またはサイズであるかどうかにかかわらず、ソースデバイスのディスプレイ122上の相対位置が、シンクデバイス160のディスプレイ162上の同じ相対位置に対応することを可能にする。たとえば、ユーザが後で、ソースデバイス120のディスプレイ122の左上隅においてユーザ入力を行う場合、ソースデバイス120は、イベントを生成することができる。そのイベントは、ディスプレイ122上のユーザ入力のロケーションと、イベントのタイプとを指定し得る。イベントを生成することに応答して、ソースデバイス120は、ワイヤレスソースデバイス120のディスプレイ122のロケーションに対応する、シンクデバイス160のディスプレイ162のロケーションを、ソースデバイスとシンクデバイスとの解像度のマッピングに基づいて決定し得る。したがって、ユーザ入力がディスプレイ122の左上隅において行われる場合、その入力は、ディスプレイ162の左上隅にマッピングされ得る。
【0040】
いくつかの例では、ソースデバイス120は、ソースデバイス120によってレンダリングされた表示データを、マッピングおよびユーザ入力に基づいて修正し得る。次いで、修正を示すデータが、シンクデバイス160においてレンダリングされる表示データを更新するために、ソースデバイス120によってシンクデバイス160に送信され得る。代替例では、ソースデバイス120は、イベントをシンクデバイス160に送信し得、シンクデバイス160は、イベント、ならびにソースデバイスとシンクデバイスとの解像度のマッピングに基づいて、表示データを修正し得る。
【0041】
いくつかの例では、ソースデバイス120のディスプレイ122は、入力デバイスと出力デバイスの両方として動作し得る。たとえば、ディスプレイ122は、ユーザがディスプレイ122においてタッチジェスチャーを行うときを判断するために、容量型、抵抗型、または他の結合を使用する入力デバイスとして働くことができる。ディスプレイ122はまた、液晶ディスプレイ(LCD)のディスプレイフォーマットまたは他のディスプレイフォーマットを使用して表示データを表示することによって、出力デバイスとして働くことができる。本開示のいくつかの態様では、ソースデバイス120が、シンクデバイス160においてレンダリングされた表示データを修正するための入力デバイスとして使用されるとき、ソースデバイス120は、ディスプレイ122の出力デバイス機能をディセーブルすることができる。たとえば、ソースデバイス120は、容量型結合機能がイネーブルのままである間、電力を温存するためにタッチディスプレイのLCD表示をディセーブルするかまたは切ることができる。
【0042】
いくつかの例では、異なるユーザ入力は、ソースデバイス120とシンクデバイス160の両方において受信され得る。したがって、ユーザ入力を表すイベントが1つのデバイスから別のデバイスにトランスポートされるとき、同期問題が発生することがある。たとえば、ソースデバイス120によってレンダリングされた表示データは、レンダリングのためにシンクデバイス160に送信されてよい。ユーザは、シンクデバイス160においてユーザ入力を行うことができ、シンクデバイス160は、ソースデバイス120に送信されるイベントを生成し得る。ソースデバイス120がイベントを受信する前に、別のユーザがソースデバイス120においてユーザ入力を行うことがある。そのような例では、ユーザ入力がソースデバイス120によってレンダリングされる表示データに加えられる方式を同期させるために、タイムスタンプが各ユーザ入力に与えられてよい。たとえば、より早いタイムスタンプを有する第1のユーザ入力が、より遅いタイムスタンプを有する第2のユーザ入力より前に加えられてよい。
【0043】
別の例では、ソースデバイス120によってレンダリングされた表示データのロケーションが、イベントをシンクデバイス160から受信する前に、ソースデバイス120において受信されたユーザ入力に起因して変化している可能性がある。シンクデバイス160において生成されたイベントは表示データの前のロケーションに基づいていたので、ソースデバイス120は、イベントに関連付けられたタイムスタンプを評価し、表示データの更新されたロケーションをさらに識別することができる。イベントに基づいて、ソースデバイス120は、グラフィカルオブジェクトの更新されたロケーションを使用して表示データを修正し得る。このようにして、本開示の技法は、複数のデバイスにわたる表示データの同期を提供する。
【0044】
したがって、
図1Aは、シンクデバイス160にレンダリングするために表示データをシンクデバイス160に、ソースデバイス120によって送信し;シンクデバイス160においてレンダリングされ、シンクデバイス160の第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされる表示データの少なくとも一部の修正を指定するユーザ入力の表示を、ソースデバイス120に関連するタッチセンシティブスクリーンの第1の表示ロケーションにおいて、ソースデバイス120によって受信し;表示を受信することに応答して、第1の表示ロケーションを第2の表示ロケーションにマッピングすることに少なくとも部分的に基づいて、第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされた表示データの一部を修正するために、第2の構成データを、ソースデバイス120によって送信することができるソース/シンクシステム100の一例を提供する。
【0045】
図1Bは、本開示の技法を実装し得る例示的なソース/シンクシステム101を示すブロック図である。ソース/シンクシステム101は、ソースデバイス120と、シンクデバイス160Aと、シンクデバイス160B(集合的に、シンクデバイス160)とを含む。いくつかの例では、ソースデバイス120およびシンクデバイス160は、
図1Aに関して上記で説明した方式で機能し動作することができる。すなわち、
図1Aに示すシンクデバイス160に関して説明したのと類似した方式で、シンクデバイス160Aおよび160Bは、オーディオおよびビデオのデータをソースデバイス120から受信し得る。たとえば、いくつかの構成では、ソースデバイス120におけるオーディオおよびビデオの出力は、シンクデバイス160Aとシンクデバイス160Bとにおいて同時に出力され得る。加えて、本開示の態様によれば、ソースデバイス120において行われるユーザ入力は、シンクデバイス160Aとシンクデバイス160Bとに送信され得る。
【0046】
したがって、一般に、本開示の技法は、複数のソースデバイスおよび/またはシンクデバイスをサポートするように拡張され得ることを理解されたい。すなわち、本開示の態様によれば、ソースデバイス120は、シンクデバイス160A、160B、およびソースデバイス120との接続を確立している任意の他のシンクデバイスにおいてレンダリングされたビデオデータを制御し得る入力デバイスとして働くことができる。
【0047】
したがって、ソースデバイス120は、接続されたシンクデバイス160のそれぞれに対してマッピングを実行し得る。たとえば、ソースデバイス120が最初にシンクデバイス160のそれぞれと通信するとき、デバイスはディスプレイ解像度情報を交換し得る。そのようなマッピングは、ソースデバイス120のディスプレイがシンクデバイス160のディスプレイと異なる解像度および/またはサイズであるかどうかにかかわらず、ソースデバイス120のディスプレイ上の相対位置が、シンクデバイス160のそれぞれのディスプレイ上の同じ相対位置に対応することを可能にする。
【0048】
いくつかの例では、ソースデバイス120は、ソースデバイス120によってレンダリングされた表示データを、マッピングおよびユーザ入力に基づいて修正し得る。次いで、修正を示すデータが、シンクデバイス160においてレンダリングされる表示データを更新するために、ソースデバイス120によってシンクデバイス160に送信され得る。代替例では、ソースデバイス120は、イベントをシンクデバイス160に送信し得、シンクデバイス160は、イベント、ならびにソースデバイスおよびシンクデバイスの解像度のマッピングに基づいて、表示データを修正し得る。その上、タイムスタンプ(またはユーザ入力を追跡する他の方式)が、
図1Aに関して上記で説明したように、同期問題を避けるために維持されてよい。
【0049】
シンクデバイス160Aとシンクデバイス160Bとは同じ数字を割り当てられているが、いくつかの例では、シンクデバイス160Aとシンクデバイス160Bとは異なる能力を有してよく、かつ/または異なる機能を実行してよいことを理解されたい。たとえば、いくつかの構成では、シンクデバイス160Aは主シンクデバイスであってよく、シンクデバイス160Bは副シンクデバイスであってよい。そのような構成では、シンクデバイス160Aとシンクデバイス160Bとは結合されてよく、シンクデバイス160Aはビデオデータを表示し得る一方で、シンクデバイス160Bは対応するオーディオデータを出力し得る。
【0050】
図2は、本開示のいくつかの技法を遂行し得るソースデバイス220の一例を示すブロック図である。いくつかの例では、ソースデバイス220は、
図1Aに関して図示し説明するソースデバイス120と同様に構成されてよい。
図2に示す例では、ソースデバイス220は、ローカルディスプレイ222と、ローカルスピーカ223と、1つまたは複数のプロセッサ231と、メモリ232と、トランスポートモジュール233と、ワイヤレスモデム234とを含む。
【0051】
図2のプロセッサ231は、一般に、限定はしないが、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、他の同等の一体型もしくは離散的論理回路、またはそれらのいくつかの組合せを含む、多種多様なプロセッサのいずれかを表す。
図2のメモリ232は、限定はしないが、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)などのランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリなどを含む、多種多様な揮発性または不揮発性メモリのいずれかを備えてよく、メモリ232は、オーディオ/ビデオデータならびに他の種類のデータを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体を備えてよい。メモリ232は、追加として、本開示で説明する様々な技法を実行することの一部として、プロセッサ231によって実行される命令とプログラムコードとを記憶し得る。
【0052】
動作時、ソースデバイス220のプロセッサ231は、トランスポート、記憶、および表示のために、A/Vデータを符号化および/または復号することができる。A/Vデータは、たとえば、メモリ232に記憶されてよい。メモリ232は、全A/Vファイルを記憶することができ、または、たとえば別のデバイスまたはソースからストリームされた、A/Vファイルの一部分を記憶するに過ぎない、より小さいバッファ備えることができる。トランスポートモジュール233は、ネットワークトランスポートのために、符号化されたA/Vデータを処理することができる。たとえば、符号化されたA/Vデータは、マルチメディアプロセッサ231によって処理され得、ネットワークにわたって通信するためにトランスポートモジュール233によってネットワークアクセスレイヤ(NAL)ユニット内にカプセル化され得る。NALユニットは、ワイヤレスモデム234によって、ネットワーク接続を介してワイヤレスシンクデバイスに送信され得る。
【0053】
ソースデバイス220はまた、A/Vデータをローカルに処理し、表示することができる。具体的には、ディスプレイプロセッサ235は、ローカルディスプレイ222に表示されるべきビデオデータを処理し得、オーディオプロセッサ236は、スピーカ223に出力するためにオーディオデータを処理し得る。
【0054】
図2に示す例では、ソースデバイス220は、タッチディスプレイインターフェース237を含む。いくつかの例では、タッチディスプレイインターフェース237は、ユーザがユーザ入力を行うことを可能にする容量型、抵抗型、または他のタイプのタッチパネルであってよい。たとえば、ユーザは、1つまたは複数のタッチジェスチャーを、ユーザ入力に対応する1つまたは複数のイベントを生成し得るタッチディスプレイインターフェース237に与えることができる。
【0055】
一例では、1つまたは複数のイベントは、ユーザ入力のタイプ、ユーザ入力によって選択されるグラフィカルオブジェクトなど、イベントの特性をさらに説明するパラメータを含み得る。イベントを生成すると、ソースデバイス220は、1つまたは複数のイベントをシンクデバイス(たとえば、
図1に示すシンクデバイス160など)に送信することができる。すなわち、ソースデバイス220は、イベントデータをカプセル化することができ、イベントデータは、次いで、WiFiモデム234を介してシンクデバイスに送信され得る。いくつかの例では、ソースデバイス220は、イベントをシンクデバイスに送信するために、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)とユーザデータグラムプロトコル(UDP)とを使用し得る。他の例では、ソースデバイス220は、イベントを送るために、伝送制御プロトコル(TCP)とインターネットプロトコル(IP)とを使用し得る。
【0056】
いずれの場合も、シンクデバイスは、1つまたは複数のイベントを受信し得、イベントに基づいてシンクデバイスにおいてレンダリングされたビデオデータを修正し得る。たとえば、シンクデバイスに表示されたグラフィカルポインティングオブジェクト(たとえば、マウスポインタ)のロケーションまたは外観が、生成または修正されてよい。他の場合には、ソースデバイス220は、ソースデバイス220においてレンダリングされた表示データを修正し得、表示データに対する任意の修正を表すデータが、ソースデバイス220によってシンクデバイスに送信されてよい。
【0057】
図1Aのソースデバイス120に関して上記で説明したように、ソースデバイス220はまた、ユーザ入力コマンドをシンクデバイスから受信し得る。このようにして、ソースデバイス220のワイヤレスモデム234は、NALユニットなどのカプセル化されたデータパケットを受信し、カプセル化解除するためにカプセル化されたデータユニットをトランスポートユニット233に送信する。たとえば、トランスポートユニット233は、データパケットをNALユニットから抽出することができ、プロセッサ231は、ユーザ入力コマンドを抽出するためにデータパケットを解析することができる。ユーザ入力コマンドに基づいて、プロセッサ231は、ソースデバイス220によってシンクデバイスに送信されている符号化されたA/Vデータを調整することができる。
【0058】
図3は、本開示のいくつかの技法を遂行し得るシンクデバイス360の一例を示す。いくつかの例では、シンクデバイス360は、
図1Aに関して図示し説明するシンクデバイス160と同様に構成されてよい。
図3に示す例では、シンクデバイス360は、1つまたは複数のプロセッサ331と、メモリ332と、トランスポートユニット333と、ワイヤレスモデム334と、ディスプレイプロセッサ335と、ローカルディスプレイ362と、オーディオプロセッサ336と、スピーカ363と、タッチディスプレイインターフェース337とを含む。
【0059】
図3のプロセッサ331は、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)などの1つまたは複数の多種多様なプロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、他の同等の一体型もしくは離散的論理回路、またはそれらのいくつかの組合せを備え得る。
図3のメモリ332は、限定はしないが、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)などのランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリなどを含む、多種多様な揮発性または不揮発性メモリのいずれかを備えてよく、メモリ232は、オーディオ/ビデオデータならびに他の種類のデータを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体を備えてよい。メモリ332は、追加として、本開示で説明する様々な技法を実行することの一部として、プロセッサ331によって実行される命令とプログラムコードとを記憶し得る。
【0060】
本開示の態様によれば、シンクデバイス360は、ワイヤレスモデム334において、ソースデバイス(たとえば、ソースデバイス120(
図1A)またはソースデバイス220(
図2)など)から送信されたカプセル化されたデータユニットを受信し得る。トランスポートユニット333は、カプセル化されたデータユニットをカプセル化解除することができる。たとえば、トランスポートユニット333は、カプセル化されたデータユニットから符号化されたビデオデータを抽出し、かつ復号されて出力のためにレンダリングされるべき符号化されたA/Vデータをプロセッサ331に送信することができる。ディスプレイプロセッサ335は、ローカルディスプレイ362に表示されるべき復号されたビデオデータを処理し得、オーディオプロセッサ336は、スピーカ363に出力するために復号されたオーディオデータを処理し得る。
【0061】
オーディオおよびビデオのデータをレンダリングすることに加えて、ワイヤレスシンクデバイス360はまた、タッチディスプレイインターフェース337を介してユーザ入力を受信し得る。
図3の例は、例示的な入力デバイスとしてタッチディスプレイインターフェースを使用するが、キーボード、マウス、またはボイスコマンドモジュールなどの他の入力デバイスは、すべて、本開示の技法に適合する。タッチディスプレイインターフェース337を介して受信されたユーザ入力は、プロセッサ331によって処理され得る。この処理は、本開示で説明した技法による、受信されたユーザ入力コマンドを含んだデータパケットを生成することを含み得る。ひとたび生成されると、トランスポートモジュール333は、UIBCを介してワイヤレスソースデバイスにネットワークトランスポートするために、データパケットを処理し得る。
【0062】
図4は、通信チャネル150を介して通信するために、
図1Aの送信機/受信機126および送信機/受信機166によって使用され得る例示的な送信機システム410および受信機システム450のブロック図を示す。送信機システム410において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータが、データソース412から送信(TX)データプロセッサ414に供給される。各データストリームは、個々の送信アンテナを介して送信され得る。TXデータプロセッサ414は、各データストリームのトラフィックデータを、そのデータストリーム用に選択された特定の符号化方式に基づいてフォーマットし、符号化し、インターリーブする。
【0063】
各データストリームの符号化データは、直交周波数分割多重(OFDM)技法を使用してパイロットデータと多重化できる。限定はしないが、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、符号分割多重アクセス(CDMA)、またはOFDM、FDMA、TDMA、および/またはCDMAの任意の組合せを含めて、多種多様な他のワイヤレス通信技法が同様に使用され得る。
【0064】
図4に従って、パイロットデータは、典型的には、知られている方法で処理され、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用され得る知られているデータパターンである。次いで、各データストリームの多重化されたパイロットデータおよび符号化データは、変調シンボルを与えるために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M−PSK、またはM−QAM(直交振幅変調)、ここでMは2のべき乗である)に基づいて変調(たとえば、シンボルマッピング)される。各データストリームのデータレート、符号化、および変調は、メモリ432に結合され得るプロセッサ430によって実行される命令によって決定され得る。
【0065】
次いで、データストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ420に与えられ、TX MIMOプロセッサ420はさらに(たとえば、OFDM用に)その変調シンボルを処理し得る。次いで、TX MIMOプロセッサ420はNT個の変調シンボルストリームをNT個の送信機(TMTR)422a〜422tに供給し得る。特定の態様において、TX MIMOプロセッサ420は、データストリームのシンボルと、シンボルが送信されているアンテナとにビームフォーミングの重みを適用する。
【0066】
各送信機422は、個々のシンボルストリームを受信し、処理して、1つまたは複数のアナログ信号を供給し、さらに、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、MIMOチャネルを介して送信するのに適した変調信号を供給する。次いで、送信機422a〜422tからのNT個の変調信号は、それぞれNT個のアンテナ424a〜424tから送信される。
【0067】
受信機システム450において、送信された変調信号はNR個のアンテナ452a〜452rによって受信され、各アンテナ452からの受信信号は、個々の受信機(RCVR)454a〜454rに供給される。受信機454は、個々の受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化して、サンプルを供給し、さらにそれらのサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを供給する。
【0068】
次いで、受信(RX)データプロセッサ460は、特定の受信機処理技法に基づいてNR個の受信機454からNR個の受信シンボルストリームを受信し、処理して、NT個の「検出」シンボルストリームを与える。次いで、RXデータプロセッサ460は、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号して、データストリームのトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ460による処理は、送信機システム410におけるTX MIMOプロセッサ420およびTXデータプロセッサ414によって実行される処理を補足するものである。
【0069】
メモリ472と結合され得るプロセッサ470は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に判断する。逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備えることができる。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース436からいくつかのデータストリームのトラフィックデータをも受信するTXデータプロセッサ438によって処理され、変調器480によって変調され、送信機454a〜454rによって調整され、送信機システム410に戻される。
【0070】
送信機システム410において、受信機システム450からの変調信号は、アンテナ424によって受信され、受信機422によって調整され、復調器440によって復調され、受信機システム450によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出するためにRXデータプロセッサ442によって処理される。次いで、プロセッサ430は、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを決定し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
【0071】
図5は、本開示の技法を実装し得るシンクデバイスおよびソースデバイスの概念図である。
図5に、ソースデバイス120とシンクデバイス160と(
図1A)に関して説明するが、
図5の技法は、他のソースデバイスとシンクデバイスとを含めて、様々なデバイスによって実行され得ることを理解されたい。
【0072】
図5に示す例では、ソースデバイス120のディスプレイ122は、タッチセンシティブディスプレイとして構成される。すなわち、たとえば、ディスプレイ122は、ユーザがソースデバイス120に対してユーザ入力を行うことを可能にする、容量型、抵抗型、または他のタイプのタッチパネルであってよい。したがって、ユーザ500がディスプレイ122においてユーザ入力を行うと、ソースデバイス120は、ユーザ入力に対応する1つまたは複数のイベントを生成し得る。いくつかの例では、そのようなユーザ入力は、「タッチジェスチャー」と呼ばれることがある。タッチジェスチャーは、ユーザ500がディスプレイ122に、1つまたは複数の点において接触することに対応する。すなわち、ディスプレイ122は、2点以上におけるタッチを同時に認識するように設計されてよく、特徴は一般に「マルチタッチ」と呼ばれる。マルチタッチディスプレイは、スクリーンの異なる領域におけるタッチを個別に識別して解釈することができる。したがって、2つ以上のロケーションにおいてディスプレイ122に同時にタッチすることで、(たとえば、単一のタッチに対して)ソースデバイス120と対話するための追加の方法が、ユーザに提供され得る。
【0073】
上述のように、本開示の例示的な技法は、シンクデバイス160においてレンダリングされるビデオデータを制御し得る入力デバイスとしてソースデバイス120が働くことを可能にし得る。たとえば、ソースデバイス120は、ディスプレイ162においてレンダリングし、表示するために、ビデオデータをシンクデバイス160に送信し得る(一連のキューブ504として
図5に示す)。このようにして、ソースデバイス120のビデオデータは、シンクデバイス160のディスプレイに拡張され得る。
【0074】
加えて、本開示の態様によれば、ソースデバイス120は、1つまたは複数のイベントをシンクデバイス160に送信することができる。たとえば、1つまたは複数のイベントは、ユーザ入力のタイプ(たとえば、タッチジェスチャーのタイプ)、ユーザ入力によって選択されるグラフィカルオブジェクトなど、イベントの特性をさらに説明するパラメータを含み得る。いくつかの例では、ソースデバイス120は、イベントをシンクデバイス160に送信するために、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)とユーザデータグラムプロトコル(UDP)とを使用し得る。他の例では、ソースデバイス120は、イベントをシンクデバイス160に送信するために、伝送制御プロトコル(TCP)とインターネットプロトコル(IP)とを使用し得る。
【0075】
いずれの場合も、シンクデバイス160は、1つまたは複数のイベントを受信し得、イベントに基づいてシンクデバイス160においてレンダリングされたビデオデータを修正し得る。一例では、シンクデバイス160に表示されたグラフィカルポインティングオブジェクト(たとえば、マウスポインタ)508のロケーションまたは外観が、生成または修正されてよい。他の例では、ソースデバイス120は、ソースデバイス120においてレンダリングされた表示データを修正し得、表示データに対する任意の修正を表すデータが、ソースデバイス120によってシンクデバイス160に送信されてよい。
【0076】
このようにして、ソースデバイス120のディスプレイ122は、シンクデバイス160において動作可能なマウスパッドとして使用され得る。したがって、一シナリオでは、ソースデバイス120は、表示データをレンダリングするスマートフォンであってよい。表示データは、LEDテレビジョンなど、より大きなディスプレイであり得るシンクデバイス160に拡張され得る。
【0077】
本開示のいくつかの態様によれば、ユーザのタッチ/指の動きが追跡される可能性がある間、電力を温存するために、ディスプレイ122の表示機能が切られてよく、対応するアクションがシンクデバイス160においてレンダリングされ得る。
図5に示す例では、ユーザ500は、破線512で示すように、ディスプレイ122の左下隅からディスプレイ122の相対的中心に向けてタッチ入力(たとえば、ユーザ500がディスプレイ122との接触を維持しながらのスワイプタッチジェスチャー)を行うことができる。この例では、シンクデバイス160のディスプレイ162に表示されるグラフィカルポインティングオブジェクト508が、ソースデバイス120において行われた入力と実質的に同様の経路516をたどって、ディスプレイ162の左下隅からディスプレイ162の中心に向けて移動し得る。加えて、本開示の態様によれば、グラフィカルポインティングオブジェクト508は、ソースデバイス120のディスプレイ122に表示され得ないが、シンクデバイス160のディスプレイ162に表示され得る。
【0078】
本開示の態様は、さらに、ワイヤレスシンクデバイス120の解像度をワイヤレスソースデバイス160の解像度にマッピングするための技法を提供する。ワイヤレスデバイスの解像度をマッピングすることで、ソースデバイス120で生成されたイベントが、シンクデバイス160に対して変換されることが可能になる。たとえば、ソースデバイス120とシンクデバイス160とが最初に通信すると、デバイスはディスプレイ解像度情報を交換し得る。
【0079】
そのようなマッピングは、ディスプレイ122がディスプレイ162と異なる解像度および/またはサイズであるかどうかにかかわらず、ソースデバイスのディスプレイ122上の相対位置が、シンクデバイス160のディスプレイ162上の同じ相対位置に対応することを可能にする。すなわち、上記のように、ユーザ500がソースデバイス120のディスプレイ122の左下隅にタッチ入力を行うならば、入力はまた、シンクデバイス160のディスプレイ162の左下隅でも行われ得る。加えて、ユーザが、スワイプジェスチャーをディスプレイ122においてディスプレイ122の相対的中心に向けて(破線512で示すように)行うならば、スワイプジェスチャーは、シンクデバイス160上でディスプレイ162の中心に向けて遂行され得る。ディスプレイ122がディスプレイ162と異なる解像度を有するにもかかわらず、ソースデバイス120およびシンクデバイス160の解像度は、ユーザ500がディスプレイ122の相対的中心に到達するとき、グラフィカルポインティングオブジェクト508もまた、ディスプレイ162の相対的中心に到達するようにマッピングされ得る。
【0080】
いくつかの例では、ソースデバイス120は、ソースデバイス120によってレンダリングされた表示データを、マッピングおよびユーザ入力に基づいて修正し得る。次いで、修正を示すデータが、シンクデバイス160においてレンダリングされる表示データを更新するために、ソースデバイス120によってシンクデバイス160に送信され得る。代替例では、ソースデバイス120は、イベントをシンクデバイス160に送信し得、シンクデバイス160は、イベント、ならびにソースデバイスとシンクデバイスの解像度のマッピングに基づいて、表示データを修正し得る。
【0081】
図6は、ワイヤレスソースデバイスが入力デバイスとして働くことを可能にし得る例示的な方法を示すフロー図である。すなわち、
図6に示す例によれば、ソースデバイスは、ワイヤレスシンクデバイスにおいてレンダリングされたビデオデータを制御し得る。
図6に示す方法は、説明のためにソースデバイス120とシンクデバイス160とに関して説明するが、
図6の方法は、他のソースデバイスおよび/またはシンクデバイスを含めて、様々なデバイスによって実行され得ることを理解されたい。
【0082】
図6に示すように、ソースデバイス120は、最初に、シンクデバイス160にレンダリングするために、表示データをシンクデバイス160に送信することができる(600)。表示データは、たとえば、フルモーションビデオの表現(rendition)をシミュレートするために、高速に連続して再生される一連のフレーム(または画像)を含み得る。いくつかの例では、ソースデバイス120は、表示データをシンクデバイス160に送信する前に表示データを符号化することができる。表示データを受信することに応答して、シンクデバイス160は、表示データをレンダリングすることができる。たとえば、シンクデバイス160は、表示データを復号し得、さらにディスプレイ162に、表示データの視覚表現を表示させ得る。
【0083】
ワイヤレスソースデバイスが入力デバイスとして働くことを可能にする本開示の技法によれば、ソースデバイス120は、ソースデバイス120に関連するタッチセンシティブスクリーンの第1の表示ロケーションにおいて、ユーザ入力の表示を受信し得る(602)。たとえば、ユーザ入力の表示は、タッチセンシティブスクリーンの第1の表示ロケーションにおいてジェスチャーを実行するユーザを含み得、ジェスチャーは、ソースデバイス120によって検出可能である。
【0084】
ユーザ入力は、シンクデバイス160においてレンダリングされる表示データの少なくとも一部の修正を指定することができる。たとえば、ユーザは、グラフィカルポインティングオブジェクトをディスプレイ162上の1つのロケーションからディスプレイ162上の別のロケーションに移動させ得る。別の例では、ユーザは、ディスプレイ162上でグラフィカルオブジェクトを選択し得る。シンクデバイス160においてレンダリングされる表示データの一部が、シンクデバイス160の第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされ得る。
【0085】
いくつかの例では、ソースデバイス120は、ユーザ入力の表示を受信することに応答して、シンクデバイス160の第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされる表示データの一部を修正するために、第2の構成データを送信し得る(604)。いくつかの例では、第2の構成データは、第1の表示ロケーションを第2の表示ロケーションにマッピングすることに少なくとも部分的に基づくことができる。たとえば、マッピングは、ソースデバイス120のディスプレイ122に関連する第1のディスプレイ解像度をシンクデバイス160のディスプレイ162の第2のディスプレイ解像度にマッピングすることであってよい。
【0086】
図7は、ワイヤレスソースデバイスからのユーザ入力に基づいて表示データをワイヤレスシンクデバイスがレンダリングすることを可能にする、例示的な方法を示すフロー図を示す。
図7に示す方法は、説明のためにソースデバイス120とシンクデバイス160とに関して説明するが、
図7の方法は、他のソースデバイスおよび/またはシンクデバイスを含めて、様々なデバイスによって実行され得ることを理解されたい。
【0087】
図7に示すように、シンクデバイス160は、シンクデバイス160にレンダリングするために、表示データをソースデバイス120から受信し得る(700)。表示データは、たとえば、フルモーションビデオの表現をシミュレートするために、高速に連続して再生される一連のフレーム(または画像)を含み得る。いくつかの例では、シンクデバイス160は、ソースデバイス120から符号化された表示データを受信し得る。したがって、シンクデバイス160は、表示データを復号し得、さらにディスプレイ162に、表示データの視覚表現を表示させ得る。
【0088】
本開示の態様によれば、シンクデバイス160はまた、シンクデバイス160の第1のロケーションにおいてレンダリングされた表示データの一部を修正するための構成データを受信し得る(702)。表示データの一部は、ソースデバイス120の第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされたデータに対応し得る。すなわち、本開示の態様によれば、シンクデバイス160は、ソースデバイス120における第2の表示ロケーションからの、シンクデバイス160における第1の表示ロケーションのマッピングに少なくとも部分的に基づいて、第1のロケーションにおいて表示データの一部をレンダリングすることができる(704)。
【0089】
1つまたは複数の例では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され、ハードウェアベースの処理ユニットによって実行され得る。コンピュータ可読媒体は、たとえば、通信プロトコルに従って、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含むデータ記憶媒体または通信媒体などの有形媒体に対応するコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。このようにして、コンピュータ可読媒体は、概して、(1)非一時的である有形コンピュータ可読記憶媒体、あるいは(2)信号または搬送波などの通信媒体に対応し得る。データ記憶媒体は、本開示で説明した技法の実装のための命令、コードおよび/またはデータ構造を取り出すために1つまたは複数のコンピュータあるいは1つまたは複数のプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。コンピュータプログラム製品はコンピュータ可読媒体を含み得る。
【0090】
限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、または他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。さらに、あらゆる接続をコンピュータ可読媒体と呼ぶことも妥当である。たとえば、命令が、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ただし、コンピュータ可読記憶媒体およびデータ記憶媒体は、接続、搬送波、信号、または他の一時媒体を含まないが、代わりに非一時的有形記憶媒体を対象とすることを理解されたい。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0091】
命令は、1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)などの1つまたは複数のプロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、あるいは他の等価な集積回路またはディスクリート論理回路によって実行され得る。したがって、本明細書で使用する「プロセッサ」という用語は、前述の構造、または本明細書で説明する技法の実装に好適な他の構造のいずれかを指す。さらに、いくつかの態様では、本明細書で説明した機能は、符号化および復号化のために構成された専用のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュール内に提供され得、あるいは複合コーデックに組み込まれ得る。また、本技法は、1つまたは複数の回路または論理要素中に十分に実装され得る。
【0092】
本開示の技法は、ワイヤレスハンドセット、集積回路(IC)またはICのセット(たとえば、チップセット)を含む、多種多様なデバイスまたは装置において実装され得る。本開示では、開示する技法を実行するように構成されたデバイスの機能的態様を強調するために様々な構成要素、モジュール、またはユニットについて説明したが、それらの構成要素、モジュール、またはユニットを、必ずしも異なるハードウェアユニットによって実現する必要はない。むしろ、上記で説明したように、様々なユニットは、好適なソフトウェアおよび/またはファームウェアとともに、上記で説明したように1つまたは複数のプロセッサを含む、コーデックハードウェアユニットとして組み合わせられるか、または相互動作ハードウェアユニットの集合によって実現され得る。
【0093】
様々な例について説明した。これらおよび他の例は以下の特許請求の範囲内に入る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ソースデバイスによって、シンクデバイスにレンダリングするための表示データを前記シンクデバイスに送信することと、
前記ソースデバイスによって、前記ソースデバイスに関連するタッチセンシティブスクリーンの第1の表示ロケーションでのユーザ入力の指示を受信することであって、前記ユーザ入力が前記シンクデバイスでレンダリングした前記表示データの少なくとも一部の修正を指定し、前記表示データの前記一部が前記シンクデバイスの第2の表示ロケーションにレンダリングされ、
前記指示を受信することに応答して、前記ソースデバイスによって、少なくとも部分的に前記第1の表示ロケーションを前記第2の表示ロケーションにマッピングすることに基づいて、前記第2の表示ロケーションにレンダリングした前記表示データの前記一部を修正するために第2のコンフィギュレーションデータを送信することと、を備える方法。
[C2]
前記マッピングが、さらに、少なくとも部分的に前記タッチセンシティブディスプレイに関連する第1のディスプレイ解像度を前記シンクデバイスの第2のディスプレイ解像度にマッピングすることに基づく、C1に記載の方法。
[C3]
ユーザ入力の第2の指示を、前記ソースデバイスの前記タッチセンシティブスクリーンにおいて受信することと、
前記第2の指示を受信することに応答して、前記ソースデバイスによって、第1のタイムスタンプに関連する前記第2の表示に少なくとも部分的に基づいて第1のイベントを生成することと、
前記ソースデバイスによって、第2のタイムスタンプに関連する第2のイベントを前記シンクデバイスから受信することと、
前記ソースデバイスによって、前記第2のタイムスタンプが前記第1のタイムスタンプより早い時刻を表すかどうかを判断することと、
前記第2のタイムスタンプが前記第1のタイムスタンプより早い時刻を表すとき、前記第1のイベントに少なくとも部分的に基づいて前記表示データを修正する前に、前記第2のイベントに少なくとも部分的に基づいて前記表示データを修正することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
ユーザ入力の第2の指示を受信することに応答して、前記ソースデバイスによって、前記表示データを表示することを抑制することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記第2の表示ロケーションにレンダリングした前記表示データの前記一部が、グラフィカルポインティングオブジェクトを備える、C1に記載の方法。
[C6]
命令を記憶するメモリと、
前記命令を実行するように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記命令の実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサが、
シンクデバイスにレンダリングするための表示データを前記シンクデバイスに送信することと、
前記ソースデバイスに関連するタッチセンシティブスクリーンの第1の表示ロケーションでのユーザ入力の指示を受信することであって、前記ユーザ入力が前記シンクデバイスにおいてレンダリングした前記表示データの少なくとも一部の修正を指定し、前記表示データの前記一部が前記シンクデバイスの第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされ、
前記指示を受信することに応答して、少なくとも部分的に前記第1の表示ロケーションを前記第2の表示ロケーションにマッピングすることに基づいて、前記第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの前記一部を修正するために第2の構成データを送信することとを引き起こす、ワイヤレスソースデバイス。
[C7]
前記マッピングが、さらに、少なくとも部分的に前記タッチセンシティブディスプレイに関連する第1のディスプレイ解像度を前記シンクデバイスの第2のディスプレイ解像度にマッピングすることに基づく、C6に記載のワイヤレスソースデバイス。
[C8]
前記命令の実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサが、さらに、
ユーザ入力の第2の指示を、前記ソースデバイスの前記タッチセンシティブスクリーンにおいて受信することと、
前記第2の指示を受信することに応答して、少なくとも部分的に第1のタイムスタンプに関連する前記第2の指示に基づいて、第1のイベントを生成することと、
第2のタイムスタンプに関連する第2のイベントを前記シンクデバイスから受信することと、
前記第2のタイムスタンプが前記第1のタイムスタンプより早い時刻を表すかどうかを判断することと、
前記第2のタイムスタンプが前記第1のタイムスタンプより早い時刻を表すとき、前記第1のイベントに少なくとも部分的に基づいて前記表示データを修正する前に、前記第2のイベントに少なくとも部分的に基づいて前記表示データを修正することとを引き起こす、C6に記載のワイヤレスソースデバイス。
[C9]
前記命令の実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサが、さらに、
ユーザ入力の第2の指示を受信することに応答して、前記ソースデバイスによって、前記表示データを表示することを抑制することを引き起こす、C6に記載のワイヤレスソースデバイス。
[C10]
前記第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの前記一部が、グラフィカルポインティングオブジェクトを備える、C6に記載のワイヤレスソースデバイス。
[C11]
ワイヤレスソースデバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサに、
シンクデバイスにレンダリングするための表示データを前記シンクデバイスに送信することと、
前記ワイヤレスソースデバイスに関連するタッチセンシティブスクリーンの第1の表示ロケーションでのユーザ入力の指示を受信することであって、前記ユーザ入力が前記シンクデバイスにおいてレンダリングされた前記表示データの少なくとも一部の修正を指定し、前記表示データの前記一部が前記シンクデバイスの第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされ、
前記指示を受信することに応答して、前記第1の表示ロケーションを前記第2の表示ロケーションにマッピングすることに少なくとも部分的に基づいて、前記第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの前記一部を修正するために第2の構成データを送信することと、を行わせる命令を記憶する、コンピュータ可読記憶媒体。
[C12]
前記マッピングが、さらに、少なくとも部分的に前記タッチセンシティブディスプレイに関連する第1のディスプレイ解像度を前記シンクデバイスの第2のディスプレイ解像度にマッピングすることに基づく、C11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C13]
前記ワイヤレスソースデバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサに、
ユーザ入力の第2の指示を、前記ワイヤレスソースデバイスの前記タッチセンシティブスクリーンで受信することと、
前記第2の指示を受信することに応答して前記ワイヤレスソースデバイスによって、第1のタイムスタンプに関連する前記第2の表示に少なくとも部分的に基づいて第1のイベントを生成することと、
前記ワイヤレスソースデバイスによって、第2のタイムスタンプに関連する第2のイベントを前記シンクデバイスから受信することと、
前記ワイヤレスソースデバイスによって、前記第2のタイムスタンプが前記第1のタイムスタンプより早い時刻を表すかどうかを判断することと、
前記第2のタイムスタンプが前記第1のタイムスタンプより早い時刻を表すとき、前記第1のイベントに少なくとも部分的に基づいて前記表示データを修正する前に、前記第2のイベントに少なくとも部分的に基づいて前記表示データを修正することとをさらに行わせる命令を記憶する、C11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C14]
前記ワイヤレスソースデバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサに、ユーザ入力の第2の指示を受信することに応答して、前記ワイヤレスソースデバイスによって、前記表示データを表示することを抑制することをさらに行わせる命令を記憶する、C11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C15]
前記第2の表示ロケーションにレンダリングした前記表示データの前記一部が、グラフィカルポインティングオブジェクトを備える、C11に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C16]
シンクデバイスにレンダリングするための表示データを前記シンクデバイスに送信するための手段と、
前記ソースデバイスに関連するタッチセンシティブスクリーンの第1の表示ロケーションでのユーザ入力の指示を受信するための手段であって、前記ユーザ入力が前記シンクデバイスにおいてレンダリングされた前記表示データの少なくとも一部の修正を指定し、前記表示データの前記一部が前記シンクデバイスの第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされる、手段と、
前記指示を受信することに応答して、少なくとも部分的に前記第1の表示ロケーションを前記第2の表示ロケーションにマッピングすることに基づいて、前記第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの前記一部を修正するために第2の構成データを送信するための手段とを備える、ワイヤレスソースデバイス。
[C17]
前記マッピングが、さらに、少なくとも部分的に前記タッチセンシティブディスプレイに関連する第1のディスプレイ解像度を前記シンクデバイスの第2のディスプレイ解像度にマッピングすることに基づく、C16に記載のワイヤレスソースデバイス。
[C18]
ユーザ入力の第2の指示を、前記ソースデバイスの前記タッチセンシティブスクリーンにおいて受信するための手段と、
前記第2の指示を受信することに応答して、第1のタイムスタンプに関連する前記第2の表示に少なくとも部分的に基づいて第1のイベントを生成するための手段と、
第2のタイムスタンプに関連する第2のイベントを前記シンクデバイスから受信するための手段と、
前記第2のタイムスタンプが前記第1のタイムスタンプより早い時刻を表すかどうかを判断するための手段と、
前記第2のタイムスタンプが前記第1のタイムスタンプより早い時刻を表すとき、前記第1のイベントに少なくとも部分的に基づいて前記表示データを修正する前に、少なくとも部分的に前記第2のイベントに基づいて前記表示データを修正するための手段とをさらに備える、C16に記載のワイヤレスソースデバイス。
[C19]
ユーザ入力の第2の指示を受信することに応答して、前記表示データを表示することを抑制するための手段をさらに備える、C16に記載のワイヤレスソースデバイス。
[C20]
前記第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの前記一部が、グラフィカルポインティングオブジェクトを備える、C16に記載のワイヤレスソースデバイス。
[C21]
ワイヤレスシンクデバイスによって、前記ワイヤレスシンクデバイスにレンダリングするための表示データを受信することと、
前記ワイヤレスシンクデバイスによって、前記ワイヤレスシンクデバイスの第1のロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの一部を修正するためのコンフィギュレーションデータを受信することであって、前記表示データの前記一部がワイヤレスソースデバイスの第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされることと、
前記ワイヤレスシンクデバイスによって、少なくとも部分的に前記第1の表示ロケーションと前記第2の表示ロケーションとをマッピングすることに基づいて、前記第1のロケーションにおいて前記表示データの前記一部をレンダリングすることとを備える、方法。
[C22]
前記ワイヤレスシンクデバイスによって、前記ワイヤレスシンクデバイスのディスプレイ解像度を前記ワイヤレスソースデバイスに送信することをさらに備える、C21に記載の方法。
[C23]
ユーザ入力の指示を、前記ワイヤレスシンクデバイスのタッチセンシティブスクリーンにおいて受信することと、
前記指示を受信することに応答して、前記ワイヤレスシンクデバイスによって、少なくともユーザ入力の前記表示が受信された時刻を表示するタイムスタンプに関連するイベントを生成することと、
前記ワイヤレスシンクデバイスによって、前記イベントを前記ワイヤレスソースデバイスに送信することとをさらに備える、C21に記載の方法。
[C24]
前記第1のロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの前記一部が、グラフィカルポインティングオブジェクトを備える、C21に記載の方法。
[C25]
命令を記憶するメモリと、
前記命令を実行するように構成された1つまたは複数のプロセッサとを備え、前記命令の実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサが、
ワイヤレスシンクデバイスによって、前記ワイヤレスシンクデバイスにレンダリングするための表示データを受信することと、
前記ワイヤレスシンクデバイスによって、前記ワイヤレスシンクデバイスの第1のロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの一部を修正するためにコンフィギュレーションデータを受信することであって、前記表示データの一部がワイヤレスソースデバイスの第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされることと、
前記ワイヤレスシンクデバイスによって、少なくとも部分的に前記第1の表示ロケーションと前記第2の表示ロケーションとをマッピングすることに基づいて前記第1のロケーションにおいて前記表示データの前記一部をレンダリングすることとを引き起こす、ワイヤレスシンクデバイス。
[C26]
前記命令の実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサが、
前記ワイヤレスシンクデバイスのディスプレイ解像度を前記ワイヤレスソースデバイスに送信することをさらに引き起こす、C25に記載のワイヤレスシンクデバイス。
[C27]
前記命令の実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサが、
ユーザ入力の指示を、前記ワイヤレスシンクデバイスのタッチセンシティブスクリーンにおいて受信することと、
前記指示を受信することに応答して、少なくともユーザ入力の前記表示が受信された時刻を表示するタイムスタンプに関連するイベントを生成することと、
前記イベントを前記ワイヤレスソースデバイスに送信することとをさらに引き起こす、C25に記載のワイヤレスシンクデバイス。
[C28]
前記第1のロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの前記一部が、グラフィカルポインティングオブジェクトを備える、C25に記載のワイヤレスシンクデバイス。
[C29]
ワイヤレスシンクデバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサに、
前記ワイヤレスシンクデバイスにレンダリングするための表示データを受信することと、
前記ワイヤレスシンクデバイスの第1のロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの一部を修正するためにコンフィギュレーションデータを受信することであって、前記表示データの前記一部がワイヤレスソースデバイスの第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされることと、
少なくとも部分的に前記第1の表示ロケーションと前記第2の表示ロケーションとをマッピングすることに基づいて、前記第1のロケーションにおいて前記表示データの前記一部をレンダリングすることとを行わせる命令を記憶する、コンピュータ可読記憶媒体。
[C30]
前記シンクデバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサに、
前記ワイヤレスシンクデバイスのディスプレイ解像度を前記ワイヤレスソースデバイスに送信することをさらに行わせる命令を記憶する、C29に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C31]
前記シンクデバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、前記1つまたは複数のプロセッサに、
ユーザ入力の指示を、前記ワイヤレスシンクデバイスのタッチセンシティブスクリーンにおいて受信することと、
前記指示を受信することに応答して、少なくともユーザ入力の前記指示が受信された時刻を表示するタイムスタンプに関連するイベントを生成することと、
前記イベントを前記ワイヤレスソースデバイスに送信することとをさらに行わせる命令を記憶する、C29に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C32]
前記第1のロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの前記一部が、グラフィカルポインティングオブジェクトを備える、C29に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C33]
前記ワイヤレスシンクデバイスにレンダリングするための表示データを受信するための手段と、
前記ワイヤレスシンクデバイスの第1のロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの一部を修正するためにコンフィギュレーションデータを受信するための手段であって、前記表示データの前記一部がワイヤレスソースデバイスの第2の表示ロケーションにおいてレンダリングされる、手段と、
少なくとも部分的に前記第1の表示ロケーションと前記第2の表示ロケーションとをマッピングすることに基づいて、前記第1のロケーションにおいて前記表示データの前記一部をレンダリングするための手段とを備える、ワイヤレスシンクデバイス。
[C34]
前記ワイヤレスシンクデバイスのディスプレイ解像度を前記ワイヤレスソースデバイスに送信するための手段をさらに備える、C33に記載のワイヤレスシンクデバイス。
[C35]
ユーザ入力の指示を受信するための手段と、
前記指示を受信することに応答して、少なくともユーザ入力の前記表示が受信された時刻を表示するタイムスタンプに関連するイベントを生成するための手段と、
前記イベントを前記ワイヤレスソースデバイスに送信するための手段とをさらに備える、C33に記載のワイヤレスシンクデバイス。
[C36]
前記第1のロケーションにおいてレンダリングされた前記表示データの前記一部が、グラフィカルポインティングオブジェクトを備える、C33に記載のワイヤレスシンクデバイス。