特許第5944969号(P5944969)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5944969
(24)【登録日】2016年6月3日
(45)【発行日】2016年7月5日
(54)【発明の名称】メッセージ処理装置及びその方法
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/05 20060101AFI20160621BHJP
   G06F 12/00 20060101ALI20160621BHJP
   G06F 15/167 20060101ALI20160621BHJP
【FI】
   G05B19/05 L
   G06F12/00 571B
   G06F15/167 610Z
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-209009(P2014-209009)
(22)【出願日】2014年10月10日
(65)【公開番号】特開2015-88186(P2015-88186A)
(43)【公開日】2015年5月7日
【審査請求日】2014年10月10日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0129254
(32)【優先日】2013年10月29日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】593121379
【氏名又は名称】エルエス産電株式会社
【氏名又は名称原語表記】LSIS CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 健一
(72)【発明者】
【氏名】リュ ファ ソ
【審査官】 稲垣 浩司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−170476(JP,A)
【文献】 特開平04−270535(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 19/05
G06F 12/00
G06F 15/167
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1プロセッサ、第2プロセッサ及び優先順位が高いメッセージを貯蔵する第1セクタと優先順位が低いメッセージを貯蔵する第2セクタを含む共用メモリを含むプログラム可能ロジック制御器(PLC)の通信モジュールにおける前記第1プロセッサと前記第2プロセッサのメッセージ処理方法において、
前記第1プロセッサが前記第2プロセッサが処理すべき優先順位を決定し、該当優先順位が高い場合は前記共用メモリの第1セクタに、該当優先順位が低い場合は第2セクタに要請メッセージを作成するステップと、
前記第2プロセッサが前記第2セクタに優先して前記第1セクタの要請メッセージに対する通信を処理するステップと、
前記第2プロセッサが前記要請メッセージの優先順位を確認し、該当優先順位が高い場合は前記共用メモリの第1セクタに、該当優先順位が低い場合は第2セクタに応答メッセージを作成するステップと、
前記第1プロセッサが前記第2セクタに優先して前記第1セクタの応答メッセージを読み込み、該当応答メッセージ処理関数アドレスに移動するステップと、を含み、
前記要請メッセージと前記応答メッセージはそれぞれ、メッセージタイプフィールド、メッセージ優先順位フィールド及び応答メッセージ処理関数アドレスフィールドを含み、
前記該当応答メッセージ処理関数アドレスに移動するステップは、
前記共用メモリの前記第1セクタに応答メッセージがある場合、前記第1セクタに作成された応答メッセージの応答メッセージ処理関数アドレスフィールドに指定された関数アドレスに移動するステップと、前記共用メモリの前記第1セクタに応答メッセージがない場合、前記共用メモリの前記第2セクタに応答メッセージがあるのかを確認するステップと、前記第2セクタに作成された応答メッセージの応答メッセージ処理関数アドレスフィールドに指定された関数アドレスに移動するステップと、を含むメッセージ処理方法。
【請求項2】
前記通信を処理するステップは、
前記共用メモリの前記第1セクタに要請メッセージがある場合、該当要請メッセージに対する通信を処理するステップと、
前記共用メモリの前記第1セクタに要請メッセージがない場合、該当共用メモリの前記第2セクタに要請メッセージがあるのかを確認するステップと、
前記第2セクタの該当要請メッセージに対する通信を処理するステップと、を含む請求項1に記載のメッセージ処理方法。
【請求項3】
前記応答メッセージ作成するステップは、
前記要請メッセージのメッセージ優先順位フィールドを確認するステップと、
前記メッセージ優先順位フィールドが高いメッセージ優先順位フィールド値である場合、前記第1セクタに応答メッセージを作成するステップと、
前記メッセージ優先順位フィールドが低いメッセージ優先順位フィールド値である場合、前記第2セクタに応答メッセージを作成するステップと、を含む請求項に記載のメッセージ処理方法。
【請求項4】
第1プロセッサ、第2プロセッサ及び優先順位が高いメッセージを貯蔵する第1セクタと優先順位が低いメッセージを貯蔵する第2セクタを含む共用メモリを含むプログラム可能ロジック制御器(PLC)の通信モジュールにおいて、
前記第1プロセッサは前記第2プロセッサが処理すべき優先順位を決定し、該当優先順位が高い場合は前記共用メモリの第1セクタに、該当優先順位が低い場合は第2セクタに要請メッセージを作成し、
前記第2プロセッサは前記第2セクタに優先して前記第1セクタの要請メッセージに対する通信を処理し、
前記第2プロセッサが前記要請メッセージの優先順位を確認し、該当優先順位が高い場合は前記共用メモリの第1セクタに、該当優先順位が低い場合は第2セクタに応答メッセージを作成し、
前記第1プロセッサが前記第2セクタに優先して前記第1セクタの応答メッセージを読み込み、該当応答メッセージ処理関数アドレスに移動し、
前記要請メッセージと前記応答メッセージはそれぞれ、メッセージタイプフィールド、メッセージ優先順位フィールド及び応答メッセージ処理関数アドレスフィールドを含み、
前記第1プロセッサは、
前記共用メモリの前記第1セクタに応答メッセージがある場合、前記第1セクタに作成された応答メッセージの応答メッセージ処理関数アドレスフィールドに指定された関数アドレスに移動し、前記共用メモリの前記第1セクタに応答メッセージがない場合、前記共用メモリの前記第2セクタに応答メッセージがあるのかを確認し、前記第2セクタに作成された応答メッセージの応答メッセージ処理関数アドレスフィールドに指定された関数アドレスに移動するメッセージ処理装置。
【請求項5】
前記第2プロセッサは、前記共用メモリの前記第1セクタに要請メッセージがある場合、該当要請メッセージに対する通信を処理し、前記共用メモリの前記第1セクタに要請メッセージがない場合、前記共用メモリの前記第2セクタに要請メッセージがあるのかを確認し、前記第2セクタの該当要請メッセージに対する通信を処理する請求項に記載のメッセージ処理装置。
【請求項6】
前記第2プロセッサは、前記要請メッセージのメッセージ優先順位フィールドを確認し、前記メッセージ優先順位フィールドが高いメッセージ優先順位フィールド値である場合、前記第1セクタに応答メッセージを作成し、前記メッセージ優先順位フィールドが低いメッセージ優先順位フィールド値である場合、前記第2セクタに応答メッセージを作成する請求項に記載のメッセージ処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はメッセージ処理装置及びその方法に関するものであり、より詳しくは、PLC通信モジュールで使用されるメッセージ処理装置及びその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
工場自動化における革新機器のうち一つであるプログラム可能ロジック制御器(Programmable Logic Controller;PLC)には多様な用途に対応するために各種機能を搭載したモジュールが要求されるが、その中でもPLCの中央処理装置(Central Processing Unit;CPU)モジュールでデータを送受信する通信モジュールの重要性が次第に強調されている。
【0003】
最近、大容量データを処理するために2つのプロセッサが使用される通信モジュールの使用が増えている。
【0004】
従来PLC通信モジュールで2つのプロセッサが互いにメッセージを交換する場合、通信を要請した順に応答メッセージを生成し、メッセージタイプに応じて処理すべき関数を指定する方式を適用していた。
【0005】
しかし、従来の方式によると通信を要請した順に応答メッセージを生成するため、優先順位が高いメッセージを先に処理することができない問題点がある。
【0006】
また、応答メッセージを処理する際にメッセージタイプ別に処理すべき関数を指定するため、応答メッセージタイプが多くなると不必要な処理時間が発生する問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする技術的課題は、優先順位に応じてメッセージを処理し、応答インベントが発生する際にメッセージ処理時間を減らすPLC通信モジュールにおけるメッセージ処理装置及びその方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施例によるメッセージ処理方法は、第1プロセッサ、第2プロセッサ及び優先順位が高いメッセージを貯蔵する第1セクタと優先順位が低いメッセージを貯蔵する第2セクタを含む共用メモリを含むプログラム可能ロジック制御器(PLC)の通信モジュールにおける前記第1プロセッサと前記第2プロセッサのメッセージ処理方法において、前記第1プロセッサが前記第2プロセッサが処理すべき優先順位を決定し、該当優先順位に応じて前記共用メモリの第1セクタ又は第2セクタに要請メッセージを作成するステップと、前記第2プロセッサが前記第2セクタに優先して前記第1セクタの要請メッセージに対する通信を処理するステップと、前記第2プロセッサが前記要請メッセージの優先順位を確認し、該当優先順位に応じて前記共用メモリの第1セクタ又は第2セクタに応答メッセージを作成するステップと、前記第1プロセッサが前記第2セクタに優先して前記第1セクタの応答メッセージを読み込み、該当応答メッセージ関数アドレスに移動するステップと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明が適用される2つのプロセッサを使用する通信モジュールの構成を説明するための一例示図である。
図2】従来のメッセージ処理方法を説明するためのフローチャートである。
図3図2で使用するメッセージタイプを説明するための例示図である。
図4】本発明のメッセージ処理方法を説明するための一実施例のフローチャートである。
図5】本発明における共用メッセージに作成される要請メッセージ及び応答メッセージのフォーマットを説明するための一例示図である。
図6】本発明の共用メモリを説明するための一例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は多様な変更を加えることができ、様々な実施例を有することができるため、特定の実施例を図面に例示して発明を実施する形態で詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定な実施形態に対して限定するためではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むと理解されるべきである。
【0011】
以下、添付の図面を参照して本発明による好ましい一実施例を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明が適用される2つのプロセッサを使用する通信モジュールの構成を説明するための一例示図である。
【0013】
図面に示したように、PLC通信モジュールで第1プロセッサ1と第2プロセッサ2は共用メモリ3に連結される。共用メモリ3は第1プロセッサ1と第2プロセッサ2がメッセージを交換するために使用されるメモリである。
【0014】
第1プロセッサ1は共用メモリ3を介して第2プロセッサ2に通信を要請する。この際、共用メモリ3はアドレス(address)バス(bus)AB31..0とデータバスDB31..0によって連結され、アドレスバスとデータバスは第1及び第2プロセッサ1,2が同時に占有することができない。アドレスバスは第1プロセッサ1、第2プロセッサ2及び共用メモリ3に連結されており、データバスも同じく第1プロセッサ1、第2プロセッサ2及び共用メモリ3に連結されている。
【0015】
「BREQ」はバス要請(bus request)信号であって、第2プロセッサ2が第1プロセッサ1にバス制御権を要請する信号である。バス制御権を有する一つのプロセッサのみバスと送受信することができる。
【0016】
「BACK」はバス応答(bus ack)信号であって、第1プロセッサ1が第2プロセッサ2にバス制御権を渡す際に使用する信号である。
【0017】
第2プロセッサ2は共用メモリ3と送受信するためにBREQをロウ(LOW)にして第1プロセッサ1にバス制御権を要請する。第1プロセッサ1はBREQがロウであることを確認し、BACKをロウにして第2プロセッサ2にバス制御権を渡す。第2プロセッサ2はBACKがロウであることを確認し、共用メモリ3と送受信する。
【0018】
図2は、従来のメッセージ処理方法を説明するためのフローチャートである。
【0019】
第1プロセッサ1は第2プロセッサ2に通信を要請するために共用メモリ3に要請(REQUEST)メッセージを作成する(write)S21。
【0020】
第2プロセッサ2は共用メモリ3に要請メッセージがあるのかを確認しS22、要請メッセージが存在すればS23、通信を処理して応答(RESPONSE)メッセージを共用メモリ3に作成するS24。
【0021】
第1プロセッサ1は共用メモリ3から応答メッセージを読み込み(read)、応答メッセージを処理する。この際、応答メッセージの「メッセージタイプ」に応じて処理する関数を呼び出すS25。
【0022】
図3図2で使用するメッセージタイプを説明するための例示図であり、(a)は要請メッセージフォーマットを示し、(b)は応答メセージフォーマットを示す。
【0023】
図面に示したように、要請及び応答メッセージ共に「メッセージタイプ」フィールドと「メッセージボディ(BODY)」フィールドで構成され、第1プロセッサ1は応答メッセージのメッセージタイプに応じて処理する関数を呼び出す。
【0024】
しかし、従来の方式によると通信を要請した順に応答メッセージを生成するため優先順位が高いメッセージを先に処理することができない問題点があり、また、応答メッセージを処理する際にメッセージタイプ別に処理すべき関数を指定するため応答メッセージタイプが多くなると不必要な処理時間が発生する問題点があるということは既に説明したようである。
【0025】
本発明はこのような問題点を解決するためのものであり、優先順位に応じてメッセージを処理し、応答インベントが発生する際にメッセージ処理時間を減らすことができる。
【0026】
以下、本発明のメッセージ処理装置及びその方法を説明する。
【0027】
図4は、本発明のメッセージ処理装置及びその方法を説明するための一実施例のフローチャートであり、図1のPLC通信モジュールに適用されるものである。
【0028】
図面に示したように、本発明のメッセージ処理装置及びその方法において、第1プロセッサ1は第2プロセッサ2に通信を要請するために共用メモリ3に要請メッセージを作成するS41。この際、第1プロセッサ1は要請メッセージに優先順位を作成し、該当優先順位に応じて共用メモリ3の該当セクタに要請メッセージを作成する。
【0029】
図5は本発明における共用メッセージに作成される要請メッセージ及び応答メッセージのフォーマットを説明するための一例示図であり、図6は本発明の共用メモリを説明するための一例示図である。
【0030】
図5において、(a)は要請メッセージフォーマットを、(b)は応答メセージフォーマットを示す。図面に示したように、本発明の第1プロセッサ1が作成する要請メッセージと第2プロセッサ2が作成する応答メッセージは全て「メッセージタイプ」フィールド、「メッセージ優先順位」フィールド及び「応答メッセージ処理関数アドレス」フィールドを含む。例えば、メッセージ優先順位フィールドが1である場合には要請又は応答に対する高い優先順位を与えたことであり、メッセージ優先順位フィールドが0である場合には要請又は応答に対する低い優先順位を与えたことである。
【0031】
また、図6に示したように、本発明の共用メモリ3は高い優先順位の要請メッセージと応答メッセージを貯蔵するセクタ(第1セクタ)31と、低い優先順位の要請メッセージと応答メッセージを貯蔵するセクタ(第2セクタ)32を含む。
【0032】
また、本発明の共用メモリ3は第1セクタ31内で要請メッセージと応答メッセージをそれぞれ別々にブロックを指定して貯蔵し、第2セクタ32内でも要請メッセージと応答メッセージをそれぞれ別々にブロックを指定して貯蔵する。これは従来の図2のような方法で生成された順に応じて要請メッセージと応答メッセージを貯蔵していた方式とは異なる。即ち、図2の方法で共用メモリ3は「要請メッセージ1、応答メッセージ1、要請メッセージ2、応答メッセージ2…要請メッセージN、応答メッセージN」のような順に要請メッセージと応答メッセージを貯蔵していたが、本発明はそれとは異なって優先順位に応じてセクタを別途に貯蔵し、また、セクタ内でも要請メッセージと応答メッセージのブロックを別に指定して貯蔵する。
【0033】
言い換えると、S41において、第1プロセッサ1は優先順位が高い処理である場合、即ち、第2プロセッサ2が優先的に処理すべきである場合、要請メッセージのメッセージ優先順位フィールドを1に指定し、該当要請メッセージを第1セクタ31の要請メッセージブロックに作成する。
【0034】
第2プロセッサ2は共用メモリ3の第1セクタ31(高い優先順位)に要請メッセージがある場合S42には該当要請メッセージに応じて通信を処理し、共用メモリ3の第1セクタ31(高い優先順位)に要請メッセージがない場合S42には共用メモリ3の第2セクタ32(低い優先順位)に要請メッセージがあるのかを確認して通信を処理するS44。即ち、第2プロセッサ2は共用メモリ3の第2セクタ32より第1セクタ31の要請メッセージに対する通信を優先的に処理する。
【0035】
次に、第2プロセッサ2は要請メッセージのメッセージ優先順位フィールドが1である場合S43には応答メッセージを共用メモリ3の第1セクタ31に作成しS45、要請メッセージのメッセージ優先順位フィールドが1ではない場合S43には第2セクタ32に応答メッセージを作成するS46。
【0036】
第1プロセッサ1は共用メモリ3の第1セクタ31(高い優先順位)に応答メッセージがある場合S47、該当応答メッセージを読み込んで応答メッセージ処理関数アドレスフィールドが指定する関数アドレスに移動するS49。
【0037】
また、共用メモリ3の第1セクタ31(高い優先順位)に応答メッセージがない場合S47、第2セクタ32(低い優先順位)に応答メッセージがあるのかを確認しS48、該当応答メッセージを読み込んで応答メッセージ処理関数アドレスフィールドが指定する関数アドレスに移動するS49。
【0038】
即ち、第1プロセッサ1も同じく共用メモリ3の第2セクタ32より第1セクタ31の応答メッセージに対して優先的に応答メッセージ処理関数アドレスフィールドが指定する関数アドレスに移動するようにする。
【0039】
このように、本発明はPLC通信モジュールで2つのプロセッサが互いにメッセージを交換する場合、優先順位に応じて応答メッセージを区分することで優先順位が高いメッセージを先に処理することができるようにする。
【0040】
また、本発明は要請メッセージに行うべき関数のアドレスを含ませて伝送することで、応答イベントが発生した際にメッセージ処理時間を最小化することができる。
【0041】
これまで本発明による実施例が説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当該分野における通常の知識を有するものであればこれから多様な変形及び均等な範囲の実施例が可能であることを理解できるはずである。よって、本発明の真の技術的保護範囲は以下の特許請求の範囲によって決められるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6