【実施例1】
【0031】
図1は実施例1に係る蓄電装置2の断面図である。蓄電装置2は、ケース4と、電極組立体6と、第1導電部材10aと、第2導電部材22と、第3導電部材10bと、正極電極端子12aと、負極電極端子12bと、絶縁部材34a,34bと、電流遮断装置140とを備えている。
【0032】
電極組立体6は、シート状の正極と、シート状の負極と、正極と負極との間に挟まれてそれぞれを分離する、シート状のセパレータとを備えている。正極は、正極活物質と正極金属箔とを含み、負極は、負極活物質と負極金属箔とを含む。電極組立体6は、セパレータを挟んで正極および負極が交互かつ層状に積層された積層体であり、液状の電解質が含浸されている。電極組立体6の正極金属箔からタブ8aが伸びており、負極金属箔からタブ8bが伸びている。
【0033】
ケース4は略直方体形状の箱型部材であり、内部に、電極組立体6(タブ8a,8bを含む)と、第1導電部材10aと,第2導電部材22と、第3導電部材10bと、電流遮断装置140と、絶縁部材34a,34bとを収容している。ケース4の端子取付壁4a(z軸の正方向の壁)には、正極電極端子12aと負極電極端子12bが設けられている。正極電極端子12aと負極電極端子12bは、端子取付壁4aのx方向の両端部に設けられており、タブ8a,8bは、電極組立体6のx方向の中央部に設けられている。電極組立体6の複数の正極金属箔の一端から突出したタブ8aが束ねられており、同様に、複数の負極金属箔の一端から突出したタブ8bが束ねられている。電極組立体6は、絶縁性のフィルムによって覆われており、タブ8a,8bに接続する部分において、絶縁性のフィルムから突出している。
【0034】
図2に示すように、タブ8aは、電極組立体6からケース4の端子取付壁4aに向けてz軸の正方向に伸び、途中でy軸の負方向に屈曲して、ケース4の端子取付壁4aに略平行な平坦部18aを有する形状に形成されている。同様に、タブ8bは、電極組立体6からケース4の端子取付壁4aに向けてz軸の正方向に伸び、途中でy軸の負方向に屈曲して、ケース4の端子取付壁4aに略平行な平坦部18bを有する形状に形成されている。
【0035】
図1に示すように、第1導電部材10a及び第2導電部材22は、平板状の導電性部材である。第1導電部材10aは、ケース4の端子取付壁4aに対して略平行なx方向に直線状に延在している。第2導電部材22は、z方向に第1導電部材10aよりもケース4の端子取付壁4aから遠い位置に配置されており、ケース4の端子取付壁4aに対して略平行なx方向に直線状に延在している。
図2に示すように、第1導電部材10aの下面(電極組立体6側の面)と、タブ8aの平坦部18aの上面(端子取付壁4a側の面)が当接しており、両者は溶接によって固定されている。
【0036】
図1に示すように、第3導電部材10bは、平板状の導電性部材である。第3導電部材10bは、ケース4の端子取付壁4aに対して略平行なx方向に直線状に延在している。第3導電部材10bの下面と、タブ8bの平坦部18bの上面が当接しており、両者は溶接によって固定されている。
【0037】
正極電極端子12aは、ボルト24aと、内側ナット26aと、外側ナット28aを備えている。正極電極端子12aが配置される位置において、ケース4の端子取付壁4aには貫通孔が形成されており、その貫通孔に絶縁性のガスケット30aが取り付けられている。内側ナット26aは、第2導電部材22に形成された貫通孔を貫通して、ガスケット30aに取り付けられている。ボルト24aは、シール座金32aを介して、内側ナット26aに締結されている。第2導電部材22は、内側ナット26aとガスケット30aに挟持されている。ガスケット30aは、ケース4の端子取付壁4aの内面に当接しながら端子取付壁4aの内面に平行に伸びる平板状の絶縁部材34aと一体に形成されている。第1導電部材10aの上面と、第2導電部材22の上面は、絶縁部材34aに当接している。なお、正極電極端子12aの外側ナット28aは、正極電極端子12aと配線部材との結線に用いられる。
【0038】
負極電極端子12bは、ボルト24bと、内側ナット26bと、外側ナット28bを備えている。負極電極端子12bが配置される位置において、ケース4の端子取付壁4aには貫通孔が形成されており、その貫通孔に絶縁性のガスケット30bが取り付けられている。内側ナット26bは、第3導電部材10bに形成された貫通孔を貫通して、ガスケット30bに取り付けられている。ボルト24bは、シール座金32bを介して、内側ナット26bに締結されている。第3導電部材10bは、内側ナット26bとガスケット30bに挟持されている。ガスケット30bは、ケース4の端子取付壁4aの内面に当接しながら端子取付壁4aの内面に平行に伸びる平板状の絶縁部材34bと一体に形成されている。第3導電部材10bの上面は、絶縁部材34bに当接している。なお、負極電極端子12bの外側ナット28bは、負極電極端子12bと配線部材との結線に用いられる。
【0039】
図1に示すように、第1導電部材10aと第2導電部材22は、電流遮断装置140を介して接続している。第1導電部材10aと電流遮断装置140は、接続部140aにおいて互いに接続され、第2導電部材22と電流遮断装置140は、接続部140aよりも端子取付壁4aから遠い位置の接続部140bにおいて互いに接続されている。正極から正極電極端子12aまでの正極側の通電経路は、この順で直列に接続された、タブ8a、第1導電部材10a、電流遮断装置140,第2導電部材22によって接続されている。
図3に示すように、正極電極端子12aと、電流遮断装置140と、タブ8a,8bと、負極電極端子12bは、第1導電部材10aが延在するx方向に重なり合うように配置されている。
【0040】
図4に示すように、電流遮断装置140は、第1導電部材10aのx軸の負方向の端部と、第2導電部材22のx軸の正方向の端部を機械的に固定する絶縁性のブラケット136と、第2導電部材22と当接した状態でブラケット136に保持される導電性の変形板としての反転板138を備えている。反転板138は、ダイアフラムである。ケース4内の圧力が所定値より小さい場合には、
図4のようにz軸の負方向に膨出した状態であり、ケース4内の圧力が所定値以上となると、
図5のようにz軸の正方向に膨出した状態となる。
図4のように反転板138がz軸の負方向に膨出した状態では、反転板138のz軸の負方向に膨出した部分138aが第2導電部材22に形成された開口22aの縁と当接して、接合部133によって溶接によって固定されている。反転板138を介して第1導電部材10aと第2導電部材22が電気的に導通する。
図5のように反転板138がz軸の正方向に膨出した状態になると、接合部133が剥離して反転板138が第2導電部材22から離間し、第1導電部材10aと第2導電部材22が電気的に絶縁する。なお、第2導電部材22には、反転板138がz軸の負方向に膨出した状態となるときに、反転板138の膨出した部分138aと干渉しないように、開口22aが形成されている。反転板138の膨出した部分138aの下面は、ケース4の電極組立体6側の圧力に晒されている。ケース4内の圧力が所定値以上となると、反転板138の膨出した部分138aの下面と上面との受ける圧力差が所定値以上に大きくなり、反転板138が反転する。これによって、接合部133が剥離して反転板138が第2導電部材22から離間し、通電経路が遮断される。
【0041】
上記のとおり、蓄電装置2によれば、第1導電部材10aは、z方向に第2導電部材22よりも端子取付壁4aに近い位置で、端子取付壁4aに沿ってx方向に延在しており、z方向に第2導電部材22よりも端子取付壁4aに近い接続部140aでタブ8aと電流遮断装置140とを接続する。また、第2導電部材22は、z方向に第1導電部材10aよりも端子取付壁4aから遠い位置で端子取付壁4aに沿ってx方向に延在して、z方向に接続部140aよりも端子取付壁4aから遠い接続部140bで電流遮断装置140と正極電極端子12aとを接続する。このため、端子取付壁4a側にタブ8aが突出することによって端子取付壁4aと電極組立体6との間に生じたスペースを利用して電流遮断装置140を設置することができ、蓄電装置2を小型化できる。さらに、第1導電部材10aと第2導電部材22を大きく湾曲させるためのスペースを省略できることによっても、蓄電装置2の小型化に寄与できる。また、大きく湾曲させる場合と比較して、第1導電部材10aと第2導電部材22を小さくできるため、蓄電装置2を低コスト化することができる。また、電流遮断装置を収容するために端子取付壁4aの外側に突出する部分を設ける必要がないため、正極電極端子12a,負極電極端子12bと配線の接続の自由度が向上する。
【0042】
また、タブ8a,8bと、電流遮断装置140とは、第1導電部材10aが延在するx方向に、少なくとも一部が重なり合っている。このため、ケース4内のデッドスペースをより小さくすることができ、蓄電装置2のz方向の寸法を小型化することができる。
【0043】
また、第1導電部材10a及び第2導電部材22は、端子取付壁4aに平行かつ直線状に伸びている。このため、第1導電部材10a及び第2導電部材22は加工が容易であり、コスト性に優れ、加工精度を高くできる。
【0044】
また、蓄電装置2には、ケース4の端子取付壁4aの内壁に平行に当接する板状の絶縁部材34a,34bが設けられている。このため、ケース4との絶縁性を確保しながら電流遮断装置140とタブ8a,8bを可能な限りケース4の端子取付壁4aに近接させ、ケース4の端子取付壁4aと電極組立体6の間の距離を短くすることができ、蓄電装置2の小型化により寄与できる。さらに、第1導電部材10aは、板状の絶縁部材34aに当接する状態で配置されているため、電流遮断装置140やタブ8aがケース4に対して振動することを防止することができる。
【0045】
また、タブ8a,8bは、端子取付壁4aに略平行なy方向に折り曲げられ、端子取付壁4aに略平行な平坦部18a,18bが形成されている。このような構成とすることによって、タブ8a,8bを真っ直ぐに伸ばした場合に比べて、蓄電装置2の上下方向(z方向)の寸法を小型化することができる。
【0046】
また、正極電極端子12aと、電流遮断装置140と、タブ8aが、ケース4の端子取付壁4aから平面視したときに、互いにオフセットして配置されており、正極電極端子12aと、電流遮断装置140と、タブ8aは、第1導電部材10aが延在するx方向に重なり合っている。また、本実施例の蓄電装置2では、タブ8aの上端部が電流遮断装置140の下端部よりもケース4の端子取付壁4aに近い位置に配置されている。このような構成とすることによって、従来はデッドスペースとなっていた正極電極端子12aの側方や電流遮断装置140の側方の空間を有効に活用し、蓄電装置2の上下方向の寸法を小型化することができる。
【0047】
(変形例)
上記の実施例では、ケースが略直方体形状の箱型部材である場合について説明したが、ケースは例えば略円筒形状の箱型部材であってもよい。
【0048】
また、上記の実施例では、第1導電部材10aがタブ8aの平坦部18aと絶縁部材34aの間に挟み込まれている場合について説明したが、これ以外の構成とすることもできる。例えば平坦部18aを絶縁部材34aに当接させて、第1導電部材10aを平坦部18aの下側に当接させてもよい。あるいは、平坦部18aを絶縁部材34aに当接させて、第1導電部材10aを平坦部18aの中に挿入してもよい。タブ8b、第3導電部材10bおよび絶縁部材34bの関係についても同様である。
【0049】
また、電流遮断装置140に替えて、
図6に示すような電流遮断装置240を用いてもよい。電流遮断装置240は、保護板170を備えている点において電流遮断装置140と相違しており、その他の構成は、電流遮断装置140と同様であるため、同一の参照番号を付して説明を省略する。
図6に示すように、電流遮断装置240では、反転板138の下方に絶縁性の保護板170が設けられている。保護板170は、絶縁性のブラケットの下面に固定されている。保護板170は、反転板138と電極組立体6(
図1を参照)の間に配置されている。そのため、電極組立体6が電流遮断装置240に接触しても、反転板138が誤動作することを防止することができる。ケース4の内圧が所定レベル未満のとき(例えば、ケース4の内圧が正常のとき)に、電極組立体6と負極電極端子12bの間の通電経路が遮断されることを防止することができる。また、保護板170が絶縁性であるため、反転板138と電極組立体6とが接触して短絡することを防止できる。なお、保護板170には貫通孔172が設けられている。そのため、ケース4の内圧が所定レベルを超えて上昇したときに、圧力が反転板138の部分138aに加わることが妨げられることはない。
【0050】
また、上記の実施例では、電流遮断装置140,240は、接合部を有する反転板の一方の面がケース内の圧力に晒されており、ケース内の圧力が上昇し、この反転板の両面における圧力差が所定値以上となった場合に反転するものであったが、これに限られない。例えば、
図7,8を用いて下記に説明する電流遮断装置340のように、接合部333を有する第1反転板330(変形板の一例)は、ケース内の圧力が上昇したときに反転する第2反転板342(変形板の一例)が加える荷重を受けて反転してもよい。また、接合部において反転板と接合する被接合部材(第1導電部材又は第2導電部材)は、電流遮断時に破断されず、反転板と剥離するものであってもよい。なお、下記の
図7,8に係る変形例の説明においては、実施例1の蓄電装置2と相違する部分のみを説明し、蓄電装置2と同様の構成については重複説明を省略する。
【0051】
図7に示すように、電流遮断装置340は、第1反転板330と、第2反転板342と、支持部材360,370と、Oリング371とを備えている。電流遮断装置340には、第1導電部材10aの正極電極端子12a側(
図1に示す、x軸の負方向)の端部である内側部分350と、第2導電部材22のタブ8a側(
図1に示す、x軸の正方向)の端部である内側部分320とが挿入されている。正極電極端子12a側から、電極組立体6側に向かう方向(z軸の負方向)に、内側部分350,第1反転板330、内側部分320、第2反転板342がこの順で配置されている。第1反転板330は、電流遮断装置340の内部に収容されており、第2反転板342の下面(z軸の負方向側の面)は、ケース4の電極組立体6側の圧力に晒されている。第1反転板330と内側部分320との間には、Oリング371が挟持されている。
【0052】
支持部材360とケース4の端子取付壁4aとの間は絶縁部材34aによって電気的に絶縁されている。支持部材370は、絶縁性であり、樹脂モールドで成形され、断面が略U字状でリング状に形成されている。支持部材370の略U字状の内面でもって、第1反転板330,第2反転板342の外周部、Oリング371及び内側部分320,350の外周部の外周部を覆うとともにこれらの部材を積層状に挟着し、一体的に保持している。支持部材360は、ステンレス製のカシメ部材であり、支持部材370の外面を被覆して、密封及び保持を確実なものとしている。
【0053】
第1反転板330及び第2反転板342は、薄板、例えば、金属性のダイアフラムからなり、支持部材370によって、外周部において固定されるとともにケース4内の電極組立体6側とシールされている。第1反転板330及び第2反転板342は、それぞれ、中央部330a,342aと、周辺部330b,342bとを有している。中央部330a,342aは、z軸に略垂直な円盤状であり、周辺部330b,342bは、中央部330a,342aを取り囲む曲面状である。第2反転板342の中央部342aには、内側部分320の側に向けて突出する凸部343が設けられている。凸部343は、筒形状をなしており、凸部343の内側部分320側の表面は絶縁部材344によって覆われている。
【0054】
内側部分320及び内側部分350は、それぞれ、中央部320a,350aと、周辺部320b,350bとを有している。中央部320a,350aは、薄く形成されており、周辺部320b,350bは、それぞれ中央部320a,350aに向かって徐々に薄くなっている。このように、内側部分320及び内側部分350は全体として上方に窪んだ凹部を有しており、第1反転板330及び第2反転板342が反転するための空間を形成している。
【0055】
第1反転板330は、その周辺部330bの外縁において内側部分350と接合して電気的に接続され、その中央部330aの接合部333において内側部分320と接合され、溶接によって固定されている。周辺部330bの外縁と内側部分320との間はOリング371によって絶縁されている。第1反転板330と内側部分320とは、接合部333のみにおいて電気的に接続されている。電流遮断装置340の内側では、正極側の通電経路は、この順で直列に接続された、内側部分350、第1反転板330、内側部分320によって接続されている。なお、第2反転板342は、その周辺部342bの外縁において内側部分320と接合して電気的に接続されているが、これらは電気的に接続されていなくてもよい。
【0056】
接合部333は、第2反転板342の凸部343の上方に位置しており、接合部333の周囲の下方に位置する中央部320aの下面には、刻印部322が形成されている。破断し易いように刻印部322において中央部320aは薄くなっている。
【0057】
ケース4内の圧力が上昇すると、第2反転板342の上面側が下面側に対して負圧となる。第2反転板342の上面側と下面側の圧力差が所定値以上になると、
図8に示すように、第2反転板342はz方向に反転し、凸部343が中央部320aに向かって移動する。凸部343は、絶縁部材344を介して中央部320aの下面に当接し、荷重を加える。これによって、刻印部322において中央部320aが破断され、接合部333に接合する部分が内側部分320から分離され、さらに、第1反転板330が反転して内側部分320から離間する。
図7に示す蓄電装置2の通常動作時において、第1反転板330と内側部分320とは接合部333のみにおいて電気的に接続されていたため、
図8に示すように接合部333に接合する部分が内側部分320から分離されて第1反転板330が内側部分320から離間することによって、第1反転板330と内側部分320との通電が遮断される。その結果、第1導電部材10aと第2導電部材22との電気的接続が遮断されて、正極側の通電経路が遮断される。
【0058】
また、電流遮断装置140,240、340に替えて、
図9に示すような電流遮断装置540を用いてもよい。電流遮断装置540は、保護板570を備えている点において電流遮断装置340と相違しており、その他の構成は、電流遮断装置340と同様であるため、同一の参照番号を付して説明を省略する。
図9に示すように、電流遮断装置540では、第2反転板342の下方に絶縁性の保護板580が設けられている。保護板580は、第1反転板330,第2反転板342の外周部、Oリング371及び内側部分320,350とともに、支持部材360,370に支持されている。保護板580は、第2反転板342と電極組立体6(
図1を参照)の間に配置されている。そのため、電極組立体6が電流遮断装置540に接触しても、第2反転板342が誤動作することを防止することができる。ケース4の内圧が所定レベル未満のときに、電極組立体6と負極電極端子12bの間の通電経路が遮断されることを防止することができる。また、保護板580が絶縁性であるため、第2反転板342と電極組立体6とが接触して短絡することを防止できる。なお、保護板580には貫通孔582が設けられている。そのため、ケース4の内圧が所定レベルを超えて上昇したときに、圧力が第2反転板342の凸部343に加わることが妨げられることはない。
【0059】
また、上記の実施例では、電流遮断装置140,240,340,540は、変形板としてはケース内の圧力が上昇したときに反転する反転板により具体化したが、これに限られない。変形板としては、ケース内の圧力が上昇したときに、その圧力を受けて変形し、通電経路を遮断するものであればよい。
【0060】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。