(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のプラスチック構造が、前記矩形環状プラスチックシャーシのうちの少なくとも1つの内側端縁に沿って内面を形成するように構成されている、請求項1に記載のバックライト構造。
前記第1のプラスチック構造が、前記矩形環状プラスチックシャーシのうちの少なくとも2つの側壁に沿って光反射面を形成するように構成されている、請求項2に記載のバックライト構造。
前記光反射プラスチックは前記光遮断プラスチックよりも反射性が高く、前記第2のプラスチック構造の少なくとも一部が、前記矩形環状シャーシの側壁部分を形成し、前記第1のプラスチック構造の少なくとも一部が、前記側壁部分の内面に沿って位置する、請求項1に記載のバックライト構造。
前記第2の射出成形プラスチック構造が、前記第1の射出成形プラスチック構造よりも不透明であり、前記第1の射出成形プラスチック構造が、前記導光プレートの少なくとも1つの周辺端縁上に射出成形される、請求項10に記載のバックライト構造。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の実施形態に係るディスプレイバックライト構造の例示的な電子装置の斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るバックライトシャーシ構造の一部の上面図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る例示的なディスプレイの断面側面図であり、
図2に示す型式のシャーシ構造が、どのように光を反射することができるか、並びにどのように漏出した光を遮断することができるかを示す図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る
図3のシャーシ構造の断面側面図であり、導光プレートの端縁の側壁構造が、光を反射する内側材料及び光を遮断する外側材料が設けられている仕組みを示した図である。
【
図5】本発明の実施形態に係るディスプレイバックライト用シャーシ構造の形成において、どのように射出成形技術が利用され得るかを示した略図である。
【
図6】本発明の実施形態に係るバックライト内の導光プレートなどのディスプレイコンポーネント上に、異なる光学特性を備えるプラスチックなどの材料の層が成形され得る仕組みを示した略図である。
【
図7】本発明の実施形態係るディスプレイバックライト構造用のシャーシの角部の上面図である。
【
図8】本発明の実施形態に係る、
図7のシャーシの側壁部分の断面端面図である。
【
図9】白色プラスチックシャーシを備える従来型バックライト構造の断面図である。
【
図10】孔を有する金属枠、及び孔を充填する成形プラスチックを備える従来型バックライトシャーシの上面図である。
【
図12】本発明の実施形態に係るバックライトシャーシにおける側壁の断面図である。
【
図13】本発明の実施形態に係る、
図12に示す型式の側壁の断面図であり、光遮断層の厚さが増加していて、対応する量だけ光反射層の厚さが減少している図である。
【
図14】本発明の実施形態に係る、
図12に示す型式の側壁の断面図であり、光遮断層の厚さが減少していて、それに対応する量だけ光反射層の厚さが増加している図である。
【
図15】本発明の実施形態に係る、光反射層が電子装置の筐体構造と導光プレートとの間に形成され得る仕組みを示したバックライト構造の一部の断面図である。
【
図16】本発明の実施形態に係る、光遮断層及び光反射層などの複数の材料の層が電子装置の筐体構造上に形成され得る仕組みを示したバックライト構造の一部の断面図である。
【
図17】本発明の実施形態に係る、導光プレートの周辺端縁と電子装置の筐体構造との間に挟持された、光遮断層及び光反射層を有する電子装置の一部の断面側面図である。
【
図18】本発明の実施形態に係る、金属又は他の材料のコーティングなどの光遮断層が光反射層の外部表面上に被覆され得る仕組みを示した略図である。
【
図19】本発明の実施形態に係る、2つの反対側の発光ダイオードのアレイが収容されるように構成される、例示的なディスプレイバックライトシャーシ構造の上面図である。
【
図20】本発明の実施形態に係るバックライトシャーシ構造に使用され得る例示的な側壁構造の断面図である。
【
図21】本発明の実施形態に係るバックライトシャーシ構造に使用され得る例示的な側壁構造の断面図である。
【
図22】本発明の実施形態に係るバックライトシャーシ構造に使用され得る例示的な側壁構造の断面図である。
【
図23】本発明の実施形態に係るバックライトシャーシ構造に使用され得る例示的な側壁構造の断面図である。
【
図24】本発明の実施形態に係るバックライトシャーシ構造に使用され得る例示的な側壁構造の断面図である。
【
図25】本発明の実施形態に係るバックライトシャーシ構造に使用され得る例示的な側壁構造の断面図である。
【
図26】本発明の実施形態に係るバックライトシャーシ構造に使用され得る例示的な側壁構造の断面図である。
【
図27】光遮断材料の外環で囲繞された光反射材料の内環を有する、例示的なバックライトシャーシ構造の上面図である。
【
図28】本発明の実施形態に係る、光遮断材料の外環及びバックライトシャーシ構造の4つある内側端縁のうちの3つに沿った光反射材料の3つのセグメントを有する、例示的なバックライトシャーシ構造の上面図である。
【
図29】本発明の実施形態に係る、光反射層が金属などの反射性材料から形成されている、バックライトシャーシ用の例示的な側壁構造の断面図である。
【
図30】本発明の実施形態に係る、光反射層が材料の薄膜スタックから形成されている、バックライトシャーシ用の例示的な側壁構造の断面側面図である。
【
図31】本発明の実施形態に係る、筐体構造に係合する特徴部などの構造がバックライトシャーシに設けられ得る仕組みを示した、例示的な側壁構造の断面側面図である。
【
図32】本発明の実施形態に係る、バックライトシャーシ構造及び他の装置の構造を形成する際に使用できる装置を示した略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1の装置10などの電子装置は、ディスプレイが設けられてもよい。装置10内のディスプレイは、ディスプレイ用バックライト照明を提供するためのバックライト構造(バックライトユニット又はバックライトと呼ばれることもある)を含み得る。
【0015】
図1の装置10は、ポータブルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、コンピュータモニタ、ハンドヘルド装置、ゲーム装置、GPS装置、携帯電話、又は他の電子装置であり得る。
【0016】
装置10は、筐体12などの筐体を含んでもよい。ケースとも呼ばれることもある筐体12は、プラスチック、ガラス、セラミック、繊維複合材、金属(例えば、ステンレス鋼、アルミニウム等)、他の好適な材料、又はこれらの材料のいずれか2種以上の組み合わせで形成されてもよい。
【0017】
筐体12は、筐体12が一部若しくはすべて単一の構造として機械加工若しくは成形された一体型構成を使用して形成されてもよく、又は複数の構造(例えば、内部枠組構造、外部筐体表面を形成する1つ以上の構造等)を使用して形成されてもよい。
【0018】
ディスプレイ14などのディスプレイは、筐体12内に実装してもよい。例えば、装置10の前部表面にディスプレイ14を実装してもよい。ディスプレイ14などのディスプレイはまた、筐体12内の他の部分(例えば、ヒンジ式の上側及び下側筐体構造を伴うコンピュータ内の上側筐体内、筐体の背面上等)に実装することもできる。
【0019】
ディスプレイ14は、容量性タッチ電極又は他の型式のタッチ技術(例えば、電気抵抗タッチ、音響タッチ、力覚センサベースのタッチ等)を使用して形成されたタッチセンサを組み込むタッチスクリーンでもよく、又はタッチ入力に無感応なディスプレイであってもよい。ディスプレイ14は、液晶ディスプレイ(LCD)コンポーネントから形成された画像画素、又は他の好適な画像画素構造を含んでもよい。
【0020】
ディスプレイ14は、カバーガラスの層又は透明プラスチック層などのディスプレイカバー層で被覆されてもよい。ディスプレイ14の活性領域は、ディスプレイ14の中央領域の内部に位置し得る。活性ディスプレイ領域を囲繞する周辺環状領域に、ディスプレイ14用の非活性領域を形成してもよい。所望により、(例として)ディスプレイ14の非活性周辺領域に、ボタン16及びスピーカポート18などの構造を形成してもよい。
【0021】
図2に示す型式のバックライト構造を使用して、ディスプレイ14用のバックライトを提供してもよい。
図2に示すように、バックライト構造20は、導光プレート22などの導光構造を含んでもよい。ディスプレイ14は、任意の好適な形状を有し得る。例えば、ディスプレイ14は、円形でもよく、卵形でもよく、矩形でもよく、直線及び/若しくは曲線の端縁を組み合わせた形状を有してもよく、又は他の任意の好適な形状を有してもよい。導光プレート22は、ディスプレイ14用バックライトを提供する際に使用してもよく、ディスプレイ14の形状と一致する形状を有し得る。例えば、導光プレート22は、円形でもよく、卵形でもよく、四角形でもよく、直線及び曲線の端縁を組み合わせた形状を有してもよく、又は他の任意の好適な形状を有してもよい。
【0022】
ディスプレイ14は概して、任意の好適な形状を有してもよいが、本明細書において、例として、ディスプレイ14が矩形状を有する装置10の構成について記述することがある。しかしながら、これは単なる例示である。ディスプレイ14、及び導光プレート22などの付随するディスプレイ構造は、任意の好適な形状を有し得る。
【0023】
図2に示すように、バックライト26は、発光ダイオード24などの光源から導光プレート22の端縁の1つ以上(例えば、矩形導光プレートに4つある端縁の1つ以上)の内に入射され得る。
図2の実施例において、発光ダイオード24は、光26を導光プレート22の上部端縁内に入射している。所望により、他の構成(例えば、光が導光プレートの複数の端縁内に入射される構成等)を使用できる。
【0024】
導光プレート22は、(例として)ガラスなどの透明な材料、又はアクリル若しくは他の透明プラスチックなどのポリマーから形成され得る。光26は、全内反射の原理によって導光プレート22の内部で誘導される。光26の一部は、導光プレートの上側面、導光プレートの下側面、又は導光プレートの上側及び下側の両方の表面にエンジニアリングされた特徴部を経由して、導光プレート22から抽出される。下方へ指向された光は、導光プレートの下部のリフレクタ層によって、ビューアの方へ向けて導光プレートの内に反射されて戻される。上方へ指向された光は、バックライトより上部に形成されたディスプレイ14の活性層を通って伝わる。例えば、液晶ディスプレイにおいて、上方へ指向された光は、薄膜トランジスタ層、カラーフィルタ層、及びカラーフィルタ層と薄膜トランジスタ層の間に挟持されている液晶材料の層を通って伝わる。カラーフィルタ層を使用して、さまざまな色のディスプレイピクセルを提供できる。薄膜トランジスタ層を使用して、液晶材料の個別ピクセルの伝導を制御できる。バックライトは、カラーフィルタ層及び薄膜トランジスタ層の上部及び下部にそれぞれ形成される、上側及び下側の偏光子を通過し得る。
【0025】
導光プレート22は、シャーシ28などのディスプレイバックライトシャーシ内に取り付けることができる。シャーシ28は、矩形導光プレート22が収容される矩形中央開口部がある矩形環形状を有してもよく、又は他の好適な形状を有してもよい。シャーシ28の周縁は、
図2に(例として)示すような矩形状を有してもよい。
【0026】
シャーシ28は、2種類以上の異なる材料から形成してもよい。例えば、シャーシ28は、色が異なる材料、光吸収特性が異なる材料、表面仕上げが異なる材料、光反射率が異なる材料、密度が異なる材料、硬度が異なる材料、又は種類が異なる他の材料から形成され得る。材料は、囲繞構造、組立の容易さ、化粧、光学特性、耐久性、又は他の好適な基準との適合性に基づいて選択できる。
【0027】
シャーシ28を形成する際に使用できる材料の例としては、プラスチック、金属、ガラス、セラミック、木材、炭素繊維複合材及び他の複合材、他の材料、並びにこれらの材料の組み合わせが挙げられる。一部の例示的な実施例において、1種以上の材料にはプラスチックが含まれる。シャーシ28用のプラスチック(ポリマー)材料は、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)若しくはPC/ABSブレンドなどの比較的硬質の材料でもよく、又は合成ゴム、天然ゴム、シリコーン若しくは他のエラストマー材料などの比較的軟質のポリマーであってもよい。本明細書において、硬質ポリマー及びエラストマーポリマーは「プラスチック」と総称される。
【0028】
本明細書において、一実施例として記載されることがある1つの例示的な構成物では、シャーシ28用の材料を光反射能力及び光遮断能力に関して選択できる。詳細には、材料30などのシャーシ28内の一部の材料は、光を遮断するように構成できる。光遮断材料30、光遮断層30、又は光遮断構造30と呼ばれることもある材料30は、黒色プラスチック、濃い灰色のプラスチック、暗色のプラスチック(例えば、濃青色、濃褐色、暗赤色、又は他の好適な色のプラスチック)、金属、又はバックライトシャーシ28からの光の伝導が阻止されるように最適化されている他の材料などの不透明な材料から形成できる。光の伝導が、光の吸収によって阻止される場合もあれば(例えば、プラスチックの暗色層がプラスチックの暗色層の内に透過した光を吸収したときに、光の伝導が阻止される可能性がある)、及び/又は光の反射によって阻止される場合もある(例えば、反射性金属から形成された光遮断層が光を反射させて光が遮断されたときに、光の伝導が阻止される可能性がある)。
【0029】
材料32などのシャーシ28の他の材料は、光を反射するように構成できる。光反射材料32、光反射層28、又は光反射構造32とも呼ばれることもある材料32は、光を反射するように最適化されている材料の層(例えば、白色であるプラスチック、薄黄色、薄灰色、薄銀色などの薄色であるプラスチック等)から形成してもよく、金属層から形成してもよく、薄膜スタック(例えば、誘電層又は他の層の集合)から形成してもよく、又は他の反射構造から形成してもよい。
【0030】
1つの好適な構成物において、光反射層32は白色で、光遮断層30は黒色であるが、所望により、光反射及び光遮断構造の他の組み合わせをシャーシ28に使用してもよい。概して光反射構造32の特性を主因とするシャーシ構造28の反射率は、約70%以上、80%以上、又は90%以上であり得る。概して光遮断構造30の光遮断特性を主因とするシャーシ構造28の伝導は、(例として)10%未満、1%未満、又は0.1%未満であり得る。個別に見ると、(所定の厚さに関して)光遮断材料30の透過率は光反射材料32の透過率より小さく、光遮断材料30の不透明度は光反射材料32よりも大きい。結果として、シャーシ28に光遮断材料30を使用すれば、光の漏出を軽減する助けになり得る。光反射材料32の反射率は、光遮断材料30の反射率を上回るであろう。
【0031】
バックライト構造20の作動中に、光26は発光ダイオード24から導光プレート22の内部に入射する。光26は、
図2の底部端縁などの導光プレート22の端縁の1つに到達したときに、光26が導光プレートを出射し、光反射層32に当たる場合がある。光反射層32が存在するため、光は、導光パネル22の端縁内に反射されて戻される。それ故、反射された光は、導光パネルの特徴部を介して抽出でき、ディスプレイ14用のバックライトとしての役目を果たし得る。一部の構成において、光反射層32は、反射されたときに光を拡散する傾向のある材料から形成できる(例えば、白色プラスチック、又は他の材料は、光が反射される前に幾分透過できる)。光が反射されるため、バックライトが消耗せず、全体的なバックライト効率が高まる。
【0032】
光反射構造32が白色又は他の薄色であることから、光26のすべてが反射されて導光プレート22内に戻らない場合がある。にもかかわらず、シャーシ28の外部表面を一部又はすべて取り囲む光遮断材料30が存在するため、光の漏出を除くか又は少なくとも実質的に軽減し得る。
【0033】
光遮断材料30は、シャーシ28の4つの端縁を全て囲繞してもよく、又はこれら4つの端縁のサブセットを囲繞してもよい。光反射材料32を使用して、シャーシ28の4つの端縁又はその一部の内部表面を裏打ちしてもよい。例えば、
図2の例示的な構成において、頂部シャーシセグメント34に収容されるのは光遮断材料30のみであり、光反射材料32は一切収容されない。
【0034】
線36に沿って切り取って方向38に見た
図2のバックライト構造20の断面側面図を、
図3に示す。
図3に示すように、光26は方向Yに放射され、導光プレート22の端縁(
図3の方向で例えば、プレート22の左側の端縁)の内に入射され得る。光26の一部は、装置10の内部に向かって下方向に抽出でき、光線48で示したように、上向き(Z)方向へリフレクタ46に反射して戻され得る。リフレクタ46は、白色プラスチック、白色の紙、金属ホイル、又は他の好適な反射性面の層から形成されてもよい。光線50で示したように、導光プレート22から上方向に抽出されている光などの光26の一部、及びリフレクタ46から反射された光は、ディスプレイ構造56及び任意選択的なディスプレイカバー層44を垂直に通過する。ディスプレイ構造56は、ディフューザフィルム及び他の光学フィルム、偏光子、薄膜トランジスタガラス層、カラーフィルタガラス層、液晶層及び他のディスプレイ層などのディスプレイモジュール構造を備えてもよい。ディスプレイカバー層44は、(例として)ガラス又は透明プラスチックから形成されてもよい。導光プレート22に表面特徴部を組み込むことによって、光抽出効率が増強され得る(例えば、導光プレート上の特定の場所での抽出が増強され得る)。
【0035】
光26の一部は、全内反射の原理によって、導光プレート22の端縁に誘導される。こ装置の略図において、光線52として示され、シャーシ構造28内の光反射構造32に反射され、光線54で示したように、導光プレート22の端縁に再入する。光反射層32は、白色プラスチックなどの明色の反射性材料、又は薄い色のプラスチックから形成できるため、光が効率的に反射され得る(及び、それに対応してバックライト効率が高くなり得る)。光反射層32を構成する白色プラスチック(又は他の好適な材料)は、鏡面反射コンポーネント及び拡散コンポーネントの両方によって反射光54が生じ得る(例えば、層32から反射される光の約50%は鏡面反射によって生じ得るもので、層32から反射される光の約50%は拡散反射によって生じ得る)。光遮断層30の存在は、シャーシ構造28から漏れる光の量が最小限に抑えられるのを確実化する助けになり得る。光遮断用の不透明な材料(例えば、カーボンブラック材料又は他の暗色材料をプラスチック材料に組み込むことによって形成される黒色プラスチック)を使用することによって、所望程度の光漏出保護を得ながら、層30の厚さを最小限に抑えることができる。それ故、光遮断層30の存在は、バックライト構造20及び装置10のサイズを最小限に抑える助けになり得る。
【0036】
図4は、
図2の線40に沿って切り取って方向42に見た
図2のバックライト構造20の断面図である。
図4に示すように、光反射性層32は、導光プレート22の反対側の外側周辺端縁に対向するシャーシ28の内面上に形成されてもよい。光遮断層30をシャーシ28の周辺の外部表面上に形成して、シャーシ28からの光の漏出を阻止する助けになり得る。
【0037】
図5は、装置10用のバックライト構造20を形成し得る仕組みを示した略図である。
図5に示すように、導光プレート22は(例えば、成形された導光プレートを形成するための)成形機、又は(例えば、大型の導光材料シートから矩形導光プレートを切断するための)ダイカット機などの装置58を使用して形成できる。
【0038】
その場合、成形機60(例えば、プラスチック射出成形装置)を使用して、光反射構造32(例えば、白色又は薄色プラスチック)などの構造を、導光プレート22の外部端縁に成形できる。
【0039】
所望により、光反射層32を、予め形成された光遮断構造30と予め形成された導光プレート22とが収容される型に、射出成形してもよい。この型式の構成物を
図6に示す。
図6に示すように、プラスチック射出成形機64などの成形装置を使用して、光遮断構造30(例えば、黒色プラスチックの矩形環)を形成でき、成形機などの装置、又は装置66などのダイカット機を使用して、導光プレート22を形成できる。構造30及びプレート22が形成された後は、構造30及びプレート22をプラスチック射出成形機68などの成形装置の内に挿入できる。その後、成形機68を使用して、構造30と導光プレート22との間に反射性プラスチック層32(例えば、白色プラスチックの層)を射出成形して、成形されたシャーシ構造28を導光プレート22の周辺端縁上に形成できる。この型式の構成物において、成形されたプラスチック−プラスチックインタフェースが、構造32の外側周辺面と構造30の反対側の内面との間、及び構造32の内面とプレート22の反対側の外側周辺端縁との間に形成される。
【0040】
シャーシ28は、射出成形操作中にプラスチックのフローを制御する助けとなる特徴部を有してもよい。
図7に示すように、例えば、シャーシ28内の光遮断層30は、突出部74などの特徴部を有してもよい。
図8は、線70に沿って切り取って方向72に見た
図7のシャーシ28の断面図である。
図8に示すように、突出部74は、射出成形中にプラスチック32を収容する助けとなる場合があり、シャーシ28の隅のプラスチック30とプラスチック32との間に充分なインタロックジョイントを形成する助けになり得る。所望により、他の型式のインタロック及びプラスチックフロー制御機能をシャーシ28に組み込むことができる。
図7及び8の実施例は、単なる例示である。
【0041】
従来型バックライト構造を
図9に示す。
図9の断面図に示すように、バックライト構造76は、導光プレート80を囲繞する矩形の白色プラスチックシャーシ(シャーシ78)を有する。シャーシ28内に光遮断材料30が存在するため、所定量の光遮断能力に対してシャーシ28の側壁がシャーシ78の従来型側壁よりも薄くなる場合がある。
【0042】
別の従来型バックライト構造を
図10及び11に示す。
図10の従来型バックライト構造82は、プラスチック94が成形されている金属シャーシ構造を有する。線84に沿って切り取って方向86に見た、
図10のバックライト構造82のシャーシの側壁の1つの断面図を、
図11に示す。
図11に示すように、導光プレート88は、プラスチック94に当接する端縁を有する。プラスチック94は金属シャーシ90で成形されてから、金属シャーシ90の周縁を取り囲むアレイ内に位置する孔92の内に流入する。
【0043】
図12に示すように、シャーシ28の側壁は厚さDを有し得る。シャーシ28のサイズを最小限に抑えるには、寸法Dができる限り小さくなるようにシャーシ28を成形する射出成形機を使用するのが望ましいことがある。他の構成において、シャーシ28は、最小寸法よりも大きく成形され得る。例えば、寸法Dは(例として)0.05〜0.4mm、0.1〜0.3mm、0.2mm以上、又は0.5mm未満であり得る。所望により、他のサイズを使用できる(例えば、シャーシ28を比較的大きいサイズに成形して、強度、等を向上し得る)。
【0044】
図12の構成において、シャーシ28の側壁の厚さD(次元Xにおける幅)は、厚さが同等な(それぞれD/2に等しい)構造32及び構造30から形成される。
図13は、(側壁の総厚さDを増大せずに)光遮断層30の厚さを増加し、シャーシ側壁の光遮断能力の強化し得る仕組みを示す。
図14は、光反射層32の厚さを増加する一方で、それに対応する量だけ光遮断層30の厚さを減少し得る仕組みを示す。この型式の構成では、反射層32の反射率が増加しても、側壁のサイズが厚さD(例えば、最小の成形寸法)に維持される。
【0045】
図15は、シャーシ構造28が導光プレート22の周辺端縁と筐体構造12の内側端縁表面との間に形成された空隙に射出成形され得る仕組みを示す、装置10用の例示的なバックライト構造20の断面図である。シャーシ構造28は、光反射層、光遮断層、内側光反射層及び外側光遮断層、又は他の好適な構造を含んでもよい。
図15に示す型式の構成物では、シャーシ28(例えば、層32、及び任意選択的に層30)を筐体12の一体部分として形成できる。
【0046】
図16は、(例えば、連続的な射出成形操作を使用して、層30及び層32を筐体12上に成形し、筐体12の一体部分であるシャーシを形成することによって)層30などの光遮断層、及び層32などの光反射層が筐体12の内側周辺面上に設けられた構成における、バックライト構造20の断面図である。
【0047】
図17は、光遮断層30及び光反射層32が筐体12の内側端縁上に射出成形された構成における、バックライト構造20の断面図である。
図17に示すように、光遮断層30は、光反射層32の上側部分が被覆される張り出した形状を有し得る。光反射層32は、導光プレート22の垂直高さ(厚さ)と実質的に等しい(又はそれより僅かに大きい)垂直高さ(次元Z)を有し得る。光遮断層30は、高さを大きくして、漂遊光を封じ込める助けになり得る。
【0048】
図18は、光反射構造32の外部表面上に不透明な材料の層を堆積させてバックライトシャーシ28を形成し得る仕組みを示す。
図18に示すように、プラスチック射出成形機96などの成形装置を使用して、光反射構造32(例えば、白色プラスチックの矩形環)を形成できる。その後、コーティング機98を使用して、光反射構造32の外部表面をコーティングして、光を遮断する層100などの不透明層を形成できる。コーティング機98には、金属層(例えば、1ミクロン未満の厚さ又は他の好適な厚さを有するアルミニウム又は他の金属の層)を光反射層32の表面に堆積させるための物理蒸着装置(例えば、スパッタリング装置、蒸着装置等)などの装置を含み得る。所望により、他の光遮断材料を光反射層32の外部表面上に形成してもよい。
図18の実施例において、不透明な光遮断性の金属層(層100)の形成は、単なる例示である。
【0049】
図19に示すように、バックライト構造20は、導光プレート22の反対側の端縁に沿ってアレイ内に位置する光源を含んでもよい。この型式の構成において、一方の光源アレイ(
図19中のプレート22の頂部端縁に沿った発光ダイオード24)が或る方向に光を放出する一方で、他方の光源アレイ(
図19中のプレート22の底部端縁に沿った発光ダイオード24)が反対方向に光を放出する。シャーシ28は、光の漏出を軽減しながら反射率を強化する複数のプラスチック層を備えてもよい。例えば、シャーシ28は、複数回にわたる射出成形操作中に型に射出成形された、複数のプラスチックショットを有し得る。
【0050】
シャーシ28は、例えば、外面が光遮断材料30で被覆されてもよい。シャーシ28内の光遮断材料30の内部表面を一部又はすべて光反射材料32を使用してコーティングしてもよい。例えば、導光プレート22の頂部端縁及び底部端縁に沿って光遮断材料30のみが存在する一方、シャーシ28の左及び右の内部表面が光反射材料32で(
図19に示す方向に)コーティングされてもよい。線32’で示したように、光反射材料32を使用して、シャーシ28の頂部端縁及び底部端縁の内面をコーティングすることもできる。
【0051】
シャーシ28の側壁を形成する光反射構造32及び光遮断構造30は、サイズ及び形状が同等である必要はない。
図20〜
図26は、シャーシ28用の例示的な側壁構成を示す。
図20の実施例において、光遮断材料30は、光反射構造32の一部に張り出したL字状の断面形状を有する。
図21の実施例において、光遮断材料30は、光反射材料32をアンダーカットして張り出したC字状の断面形状を有する。
図22は、光遮断材料30及び光反射材料32の高さ(Z次元における垂直厚さ)がそれぞれ異なる構成の実施例である。
図23の構成において、光遮断材料30は、光反射材料32をアンダーカットしたL形状を有する。
図24は、光反射材料32が複数のステップを有しシャーシ28用の完全に垂直な内側壁面を形成しない構成における、シャーシ28の断面図である。
図25に示すように、光反射材料32は、光遮断材料30を一部又はすべてアンダーカットするように構成できる。
図26に示すように、シャーシ28は、2個よりも多くの別個のプラスチックショット(又は他の材料層)から形成されてもよい。詳細には、シャーシ28は、光反射性層32、光遮断層30、及び層31などの1つ以上の中間層を含んでもよい。層31は、光反射材料、光遮断材料、射出成形プラスチック、粘着を補強する材料、強度を提供する材料(例えば、金属)、又は他の好適な材料から形成されてもよい。
【0052】
図27は、光反射材料32から形成された内側の矩形環及び光遮断材料30から形成された周囲の矩形環をシャーシ28が有する、バックライト構造20用の構成物の上面図である。
図2及び
図19に関して説明したように、光反射材料32及び光遮断材料30から側壁構造を形成する必要なしに、導光プレート22の矩形の周縁の4つの側面が全て完全に囲繞される。
図28に示すように、例えば、シャーシ28の下側端縁102は、専ら光遮断材料30の固体片から形成されてもよく、一方、シャーシ28の上側端縁104並びに左側及び右側の端縁は、光遮断材料30の外側層で被覆された光反射材料32の内側層から形成されてもよい。
【0053】
所望により、光反射材料32は、金属層(例えば、アルミニウム、クロミウム等)などの反射性層から形成してもよい。この型式の構成は、
図29のシャーシ28に示す。
図29に示すように、光反射材料32(シャーシ28内の最も内側の材料としての役目を果たす)は、薄い(例えば、厚さ1ミクロン未満)又は厚い(例えば、0.05〜1mm)金属層から形成され得る。
図29の光反射材料32の金属層は、構造30’又は他の好適な材料で支持され得る。構造30’は、シャーシ28内の最も外側の材料(例えば、シャーシ28の外側周縁の周りに延在する外部構造)を形成し得る。構造30’は、光遮断用の黒色プラスチックなどのプラスチック、又は他の好適な材料(例えば、金属、セラミック、ガラス等)から形成されてもよい。構造30’を使用して反射性層32の支持を助けとしてもよく、所望により、省略することもできる。
【0054】
図30は、光反射層30が材料30’の内面上の材料の薄膜スタックから形成されている、バックライトシャーシ28用の例示的な側壁構造の断面側面図である。材料30’は、黒色プラスチックなどの光遮断材料でもよく、又は他の任意の好適な材料(プラスチック、金属等)であってもよい。薄膜スタック32は、2つ以上の材料の層(例えば、リフレクタ又はフィルタを形成する高屈折率と低屈折率との交互スタック内の誘電層、他の屈折率パターンを伴う誘電層等)から形成されてもよい。薄膜スタック32は、ポリマー層、ガラス層、セラミック層、若しくは他の誘電層などの誘電体の層を含んでもよく、及び/又は他の材料の層(例えば、金属層等)を含んでもよい。薄膜スタック32内の薄膜層は、物理蒸着(例えば、スパッタリング、蒸着等)又は他の好適な技術を利用して堆積できる。薄膜スタック内の薄膜厚さは、100オングストローム〜10,000オングストローム、又は他の好適な厚さであり得る。
【0055】
図31は、所望により、他の装置の構造へのシャーシ28の取り付け、シャーシ28への装置10内の他の構造の取り付け、又は他の好適な機能の実装を容易にする構造をシャーシ28に設けることができる仕組みを示した、例示的な側壁構造の断面側面図である。
図31の実施例において、シャーシ28は、光反射層32及び光遮断層30が設けられている。シャーシ28は、筐体12(例えば、筐体側壁、又はプラスチック、金属等の材料から形成された他の筐体構造)に取り付けられるように構成されてもよい。詳細には、光遮断構造30及び筐体12には、嵌合用の係合特徴部200が設けられている。係合特徴部200は、突出部及び凹部などの特徴部を含んでもよい。
図31の実施例において、筐体12には突出部202などの突出部が設けられていて、光遮断構造30には凹部204などの嵌合用の凹部が設けられている。所望により、他の型式の係合特徴部を提供し得る。
図31の構成は単なる例示である。
【0056】
概して、バックライト構造及び他の装置構造は、任意の好適な装置及び組立操作を使用して形成できる。シャーシ28などのバックライト構造及び/又は装置10用の他の構造を形成できる例示的なシステムを、
図32に示す。
【0057】
図32に示すように、装置10及び完成済アセンブリ302用の個別パーツ304を形成する際は、所望により、装置300などの製造装置を使用できる。パーツ304には、筐体構造、例えば、筐体12、シャーシ28などのディスプレイ構造、導光プレート22、及び装置10に関連した他の構造が包含され得る。1つ以上の第1の装置セット(例えば、製造装置)を使用してパーツ304を個別に製造してから、1つ以上の追加の装置(例えば、プレス嵌め機又は他の組立機)を使用して引き続きの組立操作を実行してもよい。この型式の構成物において、パーツを一部又はすべて予め製造して、引き続きアセンブリ302などの完成済アセンブリを組み立てて形成してもよい。例えば、構造30、32及び/又は筐体12を別個に形成し、引き続き1つ以上のこれらのパーツを一体にプレス嵌めして、シャーシ28を形成してもよい。これらなどの構成物には、複数の型式の装置を使用してもよい。例えば、プレート22のような導光プレート、構造32などの光反射構造、構造30などの光遮断構造を別個に形成し、それらの別個の形成に続いて、機械的に組み立ててディスプレイバックライト構造を形成できる。別の実施例として、射出成形機を使用して、光反射層32を導光プレート22の端縁上に射出成形してもよい。続いて、この構造を予め形成された光遮断構造30に機械的に(例えば、プレス嵌め、又は他の機械的な組立技術を利用して)取り付けてもよい。更に別の実施例は、反射性層32に対する薄膜スタック、及び金属コーティングの形成を含む。これらの反射性層は、
図29及び
図30の光遮断層30’などの予め形成された光遮断層の上に形成してもよく、又は層30’若しくは装置10の他の構造にプレス嵌めされるスタンドアロンパーツとして形成してもよい。所望により、構造30及び構造32を一体にプレス嵌めし、(又は二個取り成形(two-shot molding)技術を利用して構造30及び構造32を一体に射出成形して)、引き続き(例えば、プレス嵌めによって)導光プレート22及びシャーシ28を機械的に組み立てて、シャーシ28を形成してもよい。
【0058】
これらの技術を利用して、導光プレート22からシャーシ28を別個に作製してもよい。例えば、シャーシ28を射出成形によって形成(例えば、構造30及び32を射出成形して一体型シャーシを形成)してもよく、シャーシ28を機械的に形成(例えば、材料を成形、切断、機械加工するか、さもなければ材料を別個の構造30及び構造32に形成してから別個の構造30及び構造32を一体にプレス嵌めしてシャーシ28を形成)してもよく、又は他の製造プロセスを使用して形成してもよい。導光プレート22は、シャーシ28から別個に形成してもよい。例えば、成形装置を使用し、ダイカット機などの切断装置を使用して大型のシートから導光プレート22用の材料シートを切断し、導光プレート22若しくは導光プレート22が切断される材料シートを押し出し、又は他の好適な導光プレート製造技術を利用して、導光プレート22を形成できる。その後、別個に形成されたシャーシ及び導光プレートなどの別個に形成された構造を組み立てて、バックライトアセンブリを形成してもよい。例えば、プレス嵌め技術又は他の技術を利用して、シャーシ及び導光プレートを機械的に組み立てて、バックライトアセンブリを形成してもよい。
【0059】
装置300を使用して形成された構造(
図32にアセンブリ302として概略的に示す)は、例えば、シャーシ28などの完成済シャーシ、シャーシ28及び導光プレート22などの付加的な構造を含むバックライトアセンブリ、シャーシ28導光プレート22及び/又は筐体12などの構造を含む電子装置アセンブリ、又は他の好適な装置構造であってもよい。所望により、アセンブリの複数の部分を、同じ装置又は装置セットを使用して形成してもよい。例えば、構造30及び構造32などの複数の構造を射出成形して一体型バックライトシャーシを形成することもでき、及び/又は他の構造(例えば、筐体構造、及び/又は導光プレート等)に射出成形することもできる。
【0060】
装置300には、ダイカット機、研削機及びミリング機などの工作機械、レーザ切断機、溶接機、パーツどうしを一体プレス嵌め用装置などの機械式組立機、ワークピースを光及び/又は熱に曝露させる装置、誘電体及び金属の層を堆積用の(例えば、薄膜スタック若しくは金属コーティング形成用の)物理蒸着機などのコーティングを塗布する装置、電気化学的成膜機、フォトリソグラフィ機、金属塗料及び他の液体などの導電材料をパターニング形成するための装置(例えば、塗装機、パッド印刷機、スクリーン印刷機、インクジェット機、浸漬装置、噴霧装置)、プラスチック射出成形用の装置、ソルダリング用の機械、オーブン及び他の加熱機、構造屈曲用の装置、並びに他の好適な製造装置及びアセンブリ装置が挙げられる。
【0061】
一実施形態によれば、矩形導光プレートと、矩形導光プレートの端縁内にバックライトを入射させる光源と、矩形導光プレートを囲繞する矩形環状プラスチックシャーシと、を含む、電子装置ディスプレイ用のバックライト構造が提供され、このバックライト構造において、矩形環状プラスチックシャーシは少なくとも、第1のプラスチック構造及び第1のプラスチック構造とは異なるプラスチック材料から形成される第2のプラスチック構造を含む。
【0062】
別の実施形態によれば、第1のプラスチック構造は、矩形環状プラスチックシャーシの少なくとも1つの内側端縁に沿って内面が形成されるように構成される。
【0063】
別の実施形態によれば、第1のプラスチック構造は白色プラスチックを含む。
【0064】
別の実施形態によれば、第1のプラスチック構造は、光反射プラスチックの矩形環を含む。
【0065】
別の実施形態によれば、第1のプラスチック構造は、矩形環状プラスチックシャーシの少なくとも2つの側壁に沿って光反射面を形成するように構成される。
【0066】
別の実施形態によれば、第2のプラスチック構造は黒色プラスチックを含む。
【0067】
別の実施形態によれば、第1のプラスチック構造は白色プラスチックを含む。
【0068】
別の実施形態によれば、シャーシは、第1、第2、第3及び第4の端縁を有し、第1及び第3の端縁は平行であり、第2及び第4の端縁は平行であり、シャーシの第1及び第3の端縁は専ら第2のプラスチック構造からの材料で形成される。
【0069】
別の実施形態によれば、シャーシは、第1、第2、第3及び第4の端縁を有し、第1及び第3の端縁は平行であり、第2及び第4の端縁は平行であり、シャーシの第1の端縁は専ら第2のプラスチック構造からの材料で形成される。
【0070】
別の実施形態によれば、第1のプラスチック構造は、光反射プラスチックを含み、第2のプラスチック構造は光遮断プラスチックを含み、光反射プラスチックは光遮断プラスチックよりも反射性が高く、第2のプラスチック構造の少なくとも一部は矩形環状シャーシの側壁部分を形成し、第1のプラスチック構造の少なくとも一部は、側壁部分の内面に沿って位置する。
【0071】
一実施形態によれば、シャーシと、シャーシ内に取り付けられた導光プレートと、を含む、バックライト構造が提供され、シャーシは、シャーシの少なくとも一部の内部表面に沿って延在する光反射材料を有し、並びに、シャーシの外部表面上に形成された光遮断層を有する。
【0072】
別の実施形態によれば、光遮断層は、光反射材料の外部上に堆積した金属コーティング層を含む。
【0073】
別の実施形態によれば、光遮断層は、黒色プラスチックを含む。
【0074】
別の実施形態によれば、光反射層は、白色プラスチックを含む。
【0075】
別の実施形態によれば、導光プレートは、矩形の周縁を有し、シャーシは、矩形の周縁を囲繞する4つの端縁で形成される矩形開口部を有し、光反射材料は、少なくとも2つの端縁に対して内部側壁を形成する射出成形プラスチックを含む。
【0076】
別の実施形態によれば、シャーシの端縁は側壁を形成し、側壁のうちの少なくとも1つは、光反射材料で形成される第1の部分及び光遮断層で形成される第2の部分を有し、第1及び第2の部分のうちの少なくとも一方はL字状の断面形状を有する。
【0077】
一実施形態によれば、周辺端縁を有する導光プレートと、導光プレートを囲繞するシャーシと、を含むバックライト構造が提供され、シャーシは、第1の射出成形プラスチック構造及び第2の射出成形プラスチック構造を含む。
【0078】
別の実施形態によれば、第2の射出成形プラスチック構造は、第1の射出成形プラスチック構造よりも不透明であり、第1の射出成形プラスチック構造は、導光プレートの少なくとも1つの周辺端縁上に射出成形される。
【0079】
別の実施形態によれば、第1及び第2の射出成形プラスチック構造は、少なくとも1つの端縁に沿って相互に成形される。
【0080】
別の実施形態によれば、シャーシが4つの端縁を有し、第1の射出成形プラスチック構造が、白色プラスチックを含み、第2の射出成形プラスチック構造が、黒色プラスチックを含み、黒色プラスチックの少なくとも一部が、シャーシの4つの端縁のそれぞれを囲繞する。
【0081】
一実施形態によれば、筐体と、筐体内のディスプレイと、ディスプレイ用のディスプレイバックライトを生成する光源と、光源からのディスプレイバックライトが入射される周辺端縁を有する、導光プレートと、筐体に射出成形され、筐体と導光プレートの周辺端縁の少なくとも一部との間に挟持されている、少なくとも1つの射出成形プラスチック層と、を含む、電子装置が提供される。
【0082】
一実施形態によれば、ディスプレイバックライトを生成する光源と、光源からのディスプレイバックライトが入射される周辺端縁を有する、導光プレートと、導光プレートの周辺端縁の少なくとも一部上に射出成形される、少なくとも1つの射出成形プラスチック層と、を含む、ディスプレイバックライト構造が提供される。
【0083】
別の実施形態によれば、射出成形プラスチック層は光反射プラスチック材料を含み、ディスプレイバックライト構造もまた、光反射プラスチック層上に射出成形された射出成形光遮断プラスチック層を含む。
【0084】
一実施形態によれば、周辺端縁を有する導光プレート、及び導光プレートを囲繞するシャーシと、を含む、バックライト構造が提供される。このバックライト構造において、シャーシは、外側構造、及び外側構造の内部表面上の金属コーティングと、を含み、金属コーティングが周辺端縁内に光を反射させるように構成される。
【0085】
別の実施形態によれば、外側構造はプラスチックを含む。
【0086】
一実施形態によれば、周辺端縁を有する導光プレート、及び導光プレートを囲繞するシャーシと、を含む、バックライト構造が提供される。このバックライト構造において、シャーシは、外側構造、及び外側構造の内部表面上の薄膜スタックと、を備え、薄膜スタックが周辺端縁に光を反射させるように構成される。
【0087】
別の実施形態によれば、薄膜スタックは、屈折率の異なる複数の誘電層を含む。
【0088】
別の実施形態によれば、外側構造は、金属及びプラスチックを含む材料の群から選択される材料から形成された環状構造を有する。
【0089】
上記は本発明の原理を単に例示したものにすぎず、当業者は本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなしにさまざまな変更を行うことができる。