【0149】
[付記1]
a)複数のコーティング対象(1)を、コーティング設備を通して順次搬送する搬送経路(2,12)と、
b)前記コーティング対象(1)を処理する複数の処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)と、から構成される、特に自動車の車体を塗装するためのコーティング設備において、
前記搬送経路(2、12)が複数の並列分岐(5〜9,30〜33,35〜37,54〜57)に分岐され、前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)の少なくとも1つが、それぞれの並列分岐に配置される
ことを特徴とするコーティング設備。
[付記2]
前記搬送経路(2、12)の並列分岐(5〜9,30〜33,35〜37,54〜57)は、出口側で再結合する
ことを特徴とする付記1に記載のコーティング設備。
[付記3]
前記コーティング対象(1)をコーティング剤でコートする少なくとも1つのコーティングステーション(13〜17)が、前記搬送経路(2,12)の並列分岐のそれぞれに配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記4]
複数の前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)は、前記搬送経路(2,12)の並列分岐のそれぞれで一列に配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記5]
同数の前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)が、前記並列分岐のそれぞれに配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記6]
異なる数の前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)が、前記並列分岐のそれぞれに配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記7]
以下の処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)、即ち、
a)入口側に、コーティング剤を塗った後に、前記コーティング対象(1)が乾く第1の蒸発乾燥ステーション(18〜22)と、
b)出口側に、コーティング剤を塗った後に、前記コーティング対象(1)が乾く第2の蒸発乾燥ステーション(23〜27)と、
c)2台の前記蒸発乾燥ステーション(18〜22,23〜27)の間に、コーティング剤が前記コーティング対象(1)の1つに塗られるコーティングステーション(13〜17)と、を備える前記処理ステーションが、前記搬送経路(2,12)の各分岐の搬送方向に一列に配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記8]
待機ステーションが、前記搬送経路の少なくとも1つの分岐で前記処理ステーションの前方に配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記9]
前記搬送経路(2,12)が、少なくとも前記並列分岐で、前記コーティング対象(1)の二方向の搬送を実現する
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記10]
前記搬送経路(2,12)が、連続的または断続的な搬送モードを実行する
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記11]
前記搬送経路(2,12)が、一定の搬送速度または異なる搬送速度で、前記各コーティング対象(1)を搬送する
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記12]
前記搬送経路(2,12)の2つの隣接する並列分岐の間に、2本の隣接する分岐で前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)を作動するロボット(H,R)が少なくとも1つ存在する
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記13]
ウェットコートコーティングステーション(15,16)が、前記搬送経路(2,12)の一方の分岐(7,8)に配置され、パワーコートコーティングステーション(13,14)が、前記搬送経路(2,12)の別の分岐(5,6)に配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記14]
a)色切換を伴うことなく、要求頻度の高い色のコーティング剤のみを塗る単色コーティングステーション(13)が、前記搬送経路(2,12)の少なくとも一方の分岐(5)に配置され、
b)異なる色のコーティング剤を塗る多色コーティングステーション(14〜16)が、前記搬送経路(2,12)の別の分岐(6〜8)に配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記15]
a)通常作動用の活動状態にあるコーティングステーション(13〜16)が、前記搬送経路(2,12)の一方の分岐(5〜8)に配置され、
b)予備作動用の非活動状態にあるコーティングステーション(17)が、前記搬送経路(2,12)の別の分岐(9)に配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記16]
a)自動車の車体用のコーティングステーション(13〜15)が、前記搬送経路(2,12)の一方の分岐(5〜7)に配置され、
b)付属品用のコーティングステーション(16)が、前記搬送経路(2,12)の別の分岐(8)に配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記17]
a)特定の1つの色のコーティング剤のみを、塗装する単色コーティングステーション(51)が、前記搬送経路(2,12)の各分岐のそれぞれに配置され、
b)関連するコーティングステーション(51)からのコーティング剤のみを再使用する単色再利用装置(53)が、前記搬送経路(2,12)の各分岐のそれぞれに配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記18]
2台のクリアコート塗装ロボット(42,43)と2台のベースコート塗装ロボット(44,45)を、少なくとも1つのコーティングステーションに配置し、前記ロボットの全ては、ハンドリングロボットとしても用いられる
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記19]
a)進入するコーティング対象(1)を識別する中央読取点(28)が、分岐点前に前記搬送経路(2,12)に配置され、
b)前記搬送経路(2,12)の各並列分岐に、追加の読取点の配置を要しない
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記20]
空気条件が、前記搬送経路(2,12)の前記並列分岐にある前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)の間で変化する
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記21]
前記各処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)は、標準モジュールを形成する
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記22]
a)異なる前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)が、均一な外部寸法を有するか、
b)異なる前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)が、圧縮空気、コーティング剤、洗浄剤、供給空気、排出空気、制御信号、測定信号および/または電力供給と均一な接続を有する
ことを特徴とする付記21に記載のコーティング設備。
[付記23]
前記搬送経路(2,12)が、複数の並列分岐(5〜9,30〜33,35〜37,54〜57)に分岐する複数の分岐点をそれぞれ有し、前記分岐点は、搬送方向に一列で配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記24]
乾燥ステーション(71〜74)、特にプラズマ乾燥ステーションまたは放射線硬化装置が、コーティングステーションの後方の前記搬送経路(2,12)で搬送方向に配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記25]
前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)は、前記搬送経路(2,12)の異なる並列分岐で、異なる防爆システムおよび/または異なる防火システムを有する
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記26]
a)前記各コーティングステーションが、ブース入口とブース出口を有する実質的に閉ざされたブースとしてそれぞれ設計され、
b)前記ブース入口および/または前記ブース出口は、シャッター、特に回転シャッターによって閉じられる
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記27]
前記シャッターは、ロック装置によって固定されており、前記ロック装置は、鍵、PINコード、指紋またはコードカードによって操作できる
ことを特徴とする付記26に記載のコーティング設備。
[付記28]
一方で水を基材とする塗料用に、他方で溶剤を基材とする塗料用に、別々のコーティング剤供給システムを備え、
前記2基の別々のコーティング剤供給システムが、同一の塗装ロボットまたは異なる塗装ロボットを供給する
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記29]
前記搬送経路の前記各分岐(76)は、中央分岐点(75)から実質的に放射状に分岐し、前記コーティング対象を、分岐点(75)を介して供給し、または除去する
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記30]
昇降動作を介して前記コーティング対象を供給する螺旋状昇降機が、前記搬送経路の前記中央分岐点(75)に配置される
ことを特徴とする付記29に記載のコーティング設備。
[付記31]
前記各処理ステーション(84〜87)にコーティング剤またはその他の流体を供給する環状ライン(92)を有し、前記処理ステーション(84〜87)は、一列に配置される
ことを特徴とする前記付記のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記32]
a)前記環状ライン(92)は、送出ライン(93)と戻りライン(94)を有し、
b)前記送出ライン(93)は、前記処理ステーション(84〜87)の列に沿って実質的に直線状に布設されており、
c)前記戻りライン(94)は、前記処理ステーション(84〜87)の列に沿って実質的に直線状に布設されている
ことを特徴とする付記31に記載のコーティング設備。
[付記33]
a)前記各処理ステーション(84〜87)での前記環状ライン(92)は、前記各処理ステーション(84〜87)の装置に前記コーティング剤またはその他の流体を供給するために、供給目的でエネルギーガイド鎖が接続されるエネルギーガイド鎖放出口(95〜98)を、それぞれ有し、
b)前記エネルギーガイド鎖放出口(95〜98)は、前記各処理ステーション(84〜87)で中央に、つまり、前記処理ステーション(84〜87)の列に関して、および/または前記各処理ステーション(84〜87)に関して配置される
ことを特徴とする付記32に記載のコーティング設備。
[付記34]
a)前記環状ライン(92)の前記送出ライン(93)は、前記処理ステーション(84〜87)の列に沿って、前記処理ステーション(84〜87)の周りで曲がりくねって布設され、
b)前記環状ライン(92)の前記戻りライン(94)は、前記処理ステーション(84〜87)の列に沿って、実質的に直線状に布設される
ことを特徴とする付記31に記載のコーティング設備。
[付記35]
a)前記環状ライン(92)の前記送出ライン(93)は、前記処理ステーション(84〜87)の列に沿って実質的に直線状に布設され、
b)前記環状ライン(92)の前記戻りライン(94)は、前記処理ステーション(84〜87)の列に沿って、前記処理ステーション(84〜87)の周りで曲がりくねって布設される
ことを特徴とする付記31に記載のコーティング設備。
[付記36]
曲がりくねった前記送出ライン(93)または前記戻りライン(94)は、隣接する前記処理ステーション(84〜87)の間にループをそれぞれ形成し、曲がりくねった前記送出ライン(93)または前記戻りライン(94)が、前記処理ステーション(84〜87)の列の同一側に、それぞれ布設される
ことを特徴とする付記34または35に記載のコーティング設備。
[付記37]
曲がりくねった前記送出ライン(93)または前記戻りライン(94)は、隣接する前記処理ステーション(84〜87)の間で、前記処理ステーション(84〜87)の列の一方の側から前記処理ステーション84〜87の列の反対側に、それぞれ変わる
ことを特徴とする付記34または35に記載のコーティング設備。
[付記38]
前記処理ステーション(84〜87)は塗装ブースであり、それぞれに、以下の領域、即ち、
a)コーティング剤で前記コーティング対象をコートする塗装領域と、
b)前記塗装領域の上方に配置され、圧力室を形成し、そこから新鮮な空気を前記塗装領域に吹き込むプレナムと、
c)前記塗装領域の下方に配置され、前記塗装領域からもたらされる過剰の前記コーティング剤が洗浄される洗浄領域と、
d)該塗装ブースを機械的に支持するブース支持部と、を有する
ことを特徴とする付記31乃至37のいずれか1つに記載のコーティング設備。
[付記39]
前記環状ライン(92)は、少なくとも部分的に前記プレナム、前記洗浄領域、または前記ブース支持部を通って布設される
ことを特徴とする付記38に記載のコーティング設備。
[付記40]
a)コーティング設備を通る搬送経路(2,12)に沿ってコーティング対象(1)を搬送するステップと、
b)複数の処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)で、前記コーティング対象(1)を処理するステップと、を有するコーティング設備の作動方法であって、
c)少なくとも1つの前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)がそれぞれに配置される前記搬送経路(2,12)の複数の並列分岐(5〜9,30〜33,35〜37,54〜57)の間で、前記コーティング対象(1)を分配するステップを有する
ことを特徴とするコーティング設備の作動方法。
[付記41]
a)塗装工程のための工程定義パラメーターを決定するステップと、
b)前記搬送経路(2,21)の異なる分岐(5〜9,30〜33,35〜37,54〜57)の間で、前記工程定義パラメーターの関数に従って、前記コーティング対象(1)を分配するステップと、を有する
ことを特徴とする付記40に記載の作動方法。
[付記42]
前記コーティング対象(1)の分散のための前記工程定義パラメーターは、以下のパラメーターの少なくとも1つ、即ち
a)コートされるコーティング対象の種類、
b)塗装されるコーティング剤の色、
c)要求されるコーティングの質、
d)塗装されるコーティング剤の種類、
e)塗装されるコーティング剤の爆発の危険性および/または火災の危険性、および/または、
f)コーティング剤特有の塗装パラメーター、を含む
ことを特徴とする付記41に記載の作動方法。
[付記43]
前記搬送経路(2,12)の異なる分岐(5〜9,30〜33,35〜37,54〜57)の間で、自動車の車体が一方に分配され、付属品が他方に分配される
ことを特徴とする付記40乃至42のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記44]
一方で要求頻度の高い色が、他方で要求頻度の低い色が、前記搬送経路(2,12)の異なる分岐で塗られる
ことを特徴とする付記40乃至43のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記45]
以下のステップ、即ち、
前記搬送経路(2,12)の分岐点前で、進入する前記コーティング対象(1)を中央読取ステーションで識別するステップを有する
ことを特徴とする付記40乃至44のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記46]
進入する前記コーティング対象(1)を識別するときに、それぞれ、現時間を測定して格納する
ことを特徴とする付記45に記載の作動方法。
[付記47]
以下のステップ、即ち、
前記中央読取装置と、関連する時間による識別および前記搬送経路(2,12)の異なる分岐(5〜9,30〜33,35〜37,54〜57)の間での分配に従って、進入する全ての前記コーティング対象(1)の前記コーティング設備内での位置を決定するステップを有する
ことを特徴とする付記46に記載の作動方法。
[付記48]
以下のステップ、即ち、
前記搬送経路(2,12)の異なる並列分岐で、前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)に対して、異なる空気状態を定めるステップを含む
ことを特徴とする付記40乃至47のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記49]
以下のステップ、即ち、
a)ベースコート塗装ロボット(44,45)でコーティング対象(1)にベースコートを塗るステップと、
b)ベースコートを塗る間に、クリアコート塗装ロボット(42,43)で前記コーティング対象(1)をハンドリングするステップと、
c)前記クリアコート塗装ロボット(42,43)で前記コーティング対象(1)にクリアコートを塗るステップと、
d)クリアコートを塗る間に、前記ベースコート塗装ロボット(44,45)で前記コーティング対象(1)をハンドリングするステップと、を含む
ことを特徴とする付記40乃至48のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記50]
ウェットコートが、前記搬送経路(2,12)の一方の分岐で塗られ、パウダーコートが、前記搬送経路(2,12)の別の分岐で塗られる
ことを特徴とする付記40乃至49のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記51]
前記コーティング対象(1)は、少なくとも前記搬送経路(2,12)の前記並列分岐で二方向に搬送される
ことを特徴とする付記40乃至50のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記52]
前記コーティング対象(1)は、連続的または断続的に前記搬送経路(2,12)に沿って搬送される
ことを特徴とする付記40乃至51のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記53]
前記コーティング対象(1)は、前記搬送経路(2,12)に沿って、一定の速度または異なる速度で搬送される
ことを特徴とする付記40乃至52のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記54]
単層パウダーコートが前記コーティング対象(1)に塗られるコーティングステーションを有する
ことを特徴とする付記40乃至53のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記55]
前記搬送経路(2,12)の2本の隣接する分岐の間に配置されるロボットは、前記2つの隣接する分岐で、前記処理ステーション(13〜17,18〜22,23〜27)を作動する
ことを特徴とする付記40乃至54のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記56]
a)特定の1つの色のコーティング剤のみが、前記搬送経路(2,12)の各分岐のそれぞれで塗られ、
b)前記搬送経路(2,12)の各分岐で塗られる過剰のコーティング剤は、前記各分岐で個別に再使用される
ことを特徴とする付記40乃至55のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記57]
前記搬送経路(2,12)の一方の分岐上の処理ステーションが作動する一方で、前記搬送経路(2,12)の別の分岐上の別の処理ステーションは、
a)据え付けられ、
b)除去され、
c)保持され、
d)試験され、
e)最適化され、または、
f)訓練目的で用いられる
ことを特徴とする付記40乃至56のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記58]
以下のステップ、即ち、
a)前記搬送経路の各分岐での工程の進捗を決定するステップと、
b)進入する前記コーティング対象を、工程の進捗が最大の前記搬送経路の分岐にそれぞれ分配するステップと、を含む
ことを特徴とする付記40乃至57のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記59]
前記搬送経路に到達する前記コーティング対象は、前記コーティング設備を作動するために先に定義された最適化目標に従って、前記搬送経路の並列分岐の間で分配される
ことを特徴とする付記40乃至58のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記60]
以下の前記コーティング設備の作動のための最適化目標、即ち、
a)色損失を最小にすること、
b)色切換による損失を最小にすること、
c)前記コーティング対象を中間保管するための入口または出口側にある緩衝保管領域に必要な大きさを最小にすること、
d)前記コーティング装置のコーティング能力を最大にすること、
e)要望される製品のそれぞれの種類に応じて異なる種類のコーティング対象を出来る限り均等に分配すること、
f)入口側の組立領域および/または出口側の最終組立作業領域からの要求項目に最適な方法で対応すること、
g)コーティング品質、
h)前記各コーティング対象を搬送するために用いられる搬送滑りの持続時間を最小にし、あるいは制限すること、および/または、
i)前記コーティング剤が沈殿するのを避けるために、用いられるコーティング剤の保管時間を最小にし、あるいは制限すること、を有する
ことを特徴とする付記59に記載の作動方法。
[付記61]
前記最適化目標は、異なる優先順位を有する
ことを特徴とする付記59または60に記載の作動方法。
[付記62]
プライマーおよび/またはベースコートおよび/またはクリアコートは、少なくとも1つのコーティングステーションで、湿式で順次塗られる
ことを特徴とする付記40乃至61のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記63]
複数の塗装工程ステップは、それぞれの前記コーティング対象が中間搬送をされることなく、前記各コーティングステーションで、それぞれの前記コーティング対象に対して順次実行される
ことを特徴とする付記40乃至62のいずれか1つに記載の作動方法。
[付記64]
以下の塗装工程ステップ、即ち、
a)プライマーを塗るステップと、
b)ベースコートを塗るステップと、
c)クリアコートを塗るステップと、
d)前記コーティング対象を内部塗装するステップと、
e)前記コーティング対象を外部塗装するステップと、が順次実行される
ことを特徴とする付記63に記載の作動方法。
[付記65]
以下の塗装工程ステップ、即ち、
a)プライマーを前記コーティング対象の内部と前記コーティング対象の外表面に塗るステップおよび/または、
b)ベースコートを前記コーティング対象の内部と前記コーティング対象の外表面に塗るステップおよび/または
c)クリアコートを前記コーティング対象の内部と前記コーティング対象の外表面に塗るステップが、それぞれの前記コーティング対象が中間搬送されることなく、少なくとも1つの前記コーティングステーションで実行される
ことを特徴とする付記63または64に記載の作動方法。