【文献】
Paul J. Gripshover、Hugh D. Hanes、Advanced Beryllium Gyro Technology、The Space CongressR Proceedings、1968 (5th) The Challenge of the 1970’s<URL: http://commons.erau.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=2723&context=space−congress−proceedings>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ジャイロセンサの最適性能を保証するために、「最適な」振動モードから遠く離れた位置にある第1寄生振動モードを有するジャイロセンサを提供することが望ましい。
【0007】
本発明の一目的は、機械的な寄生振動モードによる影響が少なくい軽量および小型のジャイロセンサを提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、より正確な回転角度の大きさが得られるジャイロセンサを提供することにある。
【0009】
本発明のさらに他の目的は、複数の電気接続部が貫通するが、密封された土台を有するジャイロセンサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明は、
振動するように設計されている半球形または鐘形の受感部と、
上記受感部を励起し、なおかつ上記受感部の振動を検知するための励起/検知電極を保持可能な電極保持器と、
上記電極保持器を支持するための部材とを備え、上記支持部材は、密度が5kg/dm
3未満であり、なおかつヤング係数を当該密度で割った比率の平方根が9GPa
1/2・dm
3/2・kg
−1/2よりも大きい材料からなる土台を備えているジャイロセンサに関する。
【0011】
特定の実施形態によれば、ジャイロセンサは以下の1つまたはそれ以上の特徴を有している:
−上記材料は、密度が1.5kg/dm
3から5kg/dm
3までの間であり、ヤング係数を当該密度で割った比率の平方根が9GPa
1/2・dm
3/2・kg
−1/2から12GPa
1/2・dm
3/2・kg
−1/2までの間であること
−上記材料は、ベリリウムを備えていること
−上記材料は、セラミックを備えていること
−上記セラミックは、アルミナであること
−上記セラミックは、同時焼成されていること
−上記土台が、高温同時焼成されたセラミック層と、集積された複数の電機接続部とによって形成されていること
−上記土台が、低温同時焼成されたセラミック層と、集積された複数の電気接続部とによって形成されていること
−上記土台内に集積された複数の電気接続部と、上記複数の電気接続部に電気的に接続された電子回路とをさらに備えていること
−上記支持部材は、上記土台と上記電極保持器との間に配置された導電性支柱であって、一端が上記複数の電気接続部の複数の電気接触部にハンダ付けされ、他端が上記電極保持器の励起/検知電極に接続されている導電性支柱を備えていること
−上記土台にハンダ付けされた上記電子回路を保護するためのパッケージをさらに備えていること
−上記土台には、上記パッケージの内側に存在する複数のピンのアレイと、上記パッケージの外側に存在する複数の追加のピンのアレイとが内部に組み込まれており、上記土台の上記複数の電気接触部の少なくとも一部は、上記複数のピンのアレイと上記複数の追加のピンのアレイとを相互接続可能であること
−慣性コアに固定されるように設計されており、上記電極保持器上に配置されている保護リングと、上記慣性コアの電気的アースに接続されており、上記保護リングと、上記電子回路および上記パッケージのいずれか一方あるいは双方とを接続するための複数の電気接続手段とをさらに備えていること
−慣性コアに固定されるように設計されており、上記慣性コアの電気的アースに接続され、上記土台に固定されたカバーをさらに備えていること
−上記電極保持器と上記土台との間に配置され、軸方向に沿った少なくとも1つの弾性電気結合器をさらに備えていること
−4つの固定部材を介して、慣性コアに固定されるように設計されていること
本発明は、添付した図面を参照してなされる以下の説明でより理解されるであろう。なお、以下でなされる説明は、一例として挙げたものに過ぎない。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明について、鐘形または丸い帽子状の共振器を有するジャイロセンサを参照して説明する。しかし、本発明を他のいかなるタイプの慣性センサに適用してもよく、特に加速度計に適用してもよい。
【0014】
図1および
図2に示すように、本発明に係るジャイロセンサ2は、
自身を固定するための軸6を持つ受感部(以下、共振器4と称す)と、
共振器4の軸6が固定され、共振器4を動作させるために必要な電極を保持する部分(以下、電極保持器8と称す)と、
慣性コア11と呼ばれる支持体にジャイロセンサを固定するための土台10と、
土台10に固定され、当該土台10と一緒に、電極保持器8および共振器4を含む真空密封チャンバ14を構成するカバー12とを備えている。上記の共振器4は、取り分け半球形をしていてもよい。上記の密封チャンバにおいて、真空の質に害を与えやすい残留粒子またはガスを吸着するために、ゲッタがチャンバ14内に配置されている。
【0015】
電極保持器8は、種々の構成を有していてもよい。
図2に示すように、電極保持器8は平坦であり、共振器4の端面15に対向するように電極が配置されていてもよい。あるいは、電極保持器8は球形であり、共振器の内面に対向するように電極が配置されていてもよい。なお、この構成は図示されていない。
【0016】
電極保持器8は、土台10によって支えられた8つの導電性支柱16によって支持されている。
【0017】
電極保持器8および土台10の間で熱膨張差がある場合、または加速あるいは衝撃が土台10の平面に沿う場合、支柱16は弾性変形するように設計されている。
【0018】
支柱16の下端は土台10にハンダ付けされている。支柱の振動周波数を正確に調べることにより、デジタルフィルタリングによってこれらの寄生振動を除去するために、上記のハンダ付けは
、2つの平坦な面の間
の完璧に規定された位置で行われる。
【0019】
共振器4の端面15および外縁15Aは金属化されている。これらは、所定の電位となるように設計されている。このため、共振器4の内面および軸6は、端面15との間に電気接続部18を有している。
【0020】
電気接続部18は、軸6の略直下にある第1電気結合器28に連結されている。この第1電気結合器28は、共振器の軸6の軸方向、ならびに当該軸方向に対して垂直な方向に沿って伸縮自在である。軸6の両側において支柱16が対照的に変形するため、第1電気結合器28の軸方向に沿った変形により、電極保持器8と土台10との間において加速、衝撃、または電極保持器8および土台10の間の熱膨張差に起因して生じたいかなる変形をも補うことができる。
【0021】
第1電気結合器28は、例えば土台10に固定されたスタッド30と、スタッド30に固定され、電気接続部18に接触した状態で配置されたバネ32とである。
【0022】
共振器4を励起し、共振器4の振動を検知するための電極20は、当該電極20に接続された保護リング(図示せず)と一緒に、電極保持器8上に配置されている。
【0023】
特に各電極20は、電極保持器の主面22、端面24、および当該主面22とは反対側の他の主面26上を伸展する。支柱16は、例えば導電性接着剤またはハンダ付けにより、電極保持器の電極20に固定されている。
【0024】
第2電気結合器29は、第1電気結合器26と同様に、電極保持器8の保護リングを土台10に接続させることが可能である。
【0025】
励起/検知電極20は、共振器の断面15とは反対側に向かって伸展する。当該励起/検知電極20は、土台10の縁へと向かって伸展するT字型の部分を含む。保護リングは、励起/検知電極20の内部に伸展する中心部分と、励起/検知電極20の外部に伸展する少なくとも1つの周辺部分と、中心部分を周辺部分に繋げるために、励起/検知電極20間を伸展する接続部分とを有する。
【0026】
励起/検知電極20と端面15との間に位置する力線は、共振器の振動の測定を可能にする。共振器の端面15の両側に位置する力線は、保護リングの中心部分および周辺部分に向かってそらされる。
【0027】
土台10には、当該土台10を慣性コア11に固定するための4つの部材33(例えば、滑らかな孔あるいはネジ孔)が設けられている。一変形例では、土台10は慣性コア11に取り付けられていてもよい。さらに他の変形例によれば、滑らかな孔あるいはネジ孔は、センサを慣性コアに固定するために設けられていてもよい。また、一変形例では、土台10には、当該土台10を慣性コア11に固定するために異なる数の部材33が設けられていてもよい。
【0028】
四角形の土台10において、厚さが“h”、側面の長さが“a”であり、土台10の各縁から距離“b”だけ間隔を空けた4箇所で固定されているとすると、分析コンピュータモデルからは、機械的寄生振動モードは以下の式に応じて変化するという結果が導き出される。
【0030】
ここでhは、土台10の厚さであり、
aは、土台10の側面の長さであり、
λ
1は、側面の長さaと距離bとに依存するパラメータであり、
Eは、土台10の材料のヤング係数であり、
ρは、土台10の材料の密度であり、
νは、土台10の材料のポアソン比である。
【0031】
「好適な」振動モードから離れた第1寄生振動モードを有する軽量のジャイロセンサを見つけ出す問題は、最小の厚さh
min(F
1≧F)を見つけ出すこととして考えることができる。上記の式は、下記のとおりに書き換えることができる。
【0033】
200種類の材料および合金を調べた。一部の結果は、
図5に示されている。本図から分かるように、密度が5kg/dm
3未満であり、なおかつヤング係数を上記の密度で割った比率の平方根が9GPa
1/2・dm
3/2・kg
−1/2よりも大きい材料を選択することによって、ジャイロセンサは改良される。すなわち、
【0036】
ここでEは、該当する材料のヤング係数であり、ρは、その密度である。
【0037】
上記の材料の密度は、1.5から5までの間であることが好ましく、ヤング係数を上記の密度で割った比率の平方根は、9GPa
1/2・dm
3/2・kg
−1/2から12GPa
1/2・dm
3/2・kg
−1/2までの間であることが好ましい。すなわち、
【0040】
このような材料を用いることによって、寄生振動モードを削減し、質量を2または3抑え、土台10に用いる従来の材料に対して、2つの土台のサイズを抑えることができる。
【0041】
本発明の第1の実施形態においては、上記の材料はベリリウムを含む。土台10は、全体がベリリウムまたはベリリウム合金で形成されていることが好ましい。本実施形態によれば、支柱は土台を貫通しており、ガラスシールを形成することにより、支柱は当該ガラスシールによって密封されて土台に固定されている。
【0042】
本発明の第2の実施形態においては、上記の材料はセラミックを含み、好ましくはアルミナを含む。本発明によれば、セラミックは、結晶構造または部分的な結晶構造を有するガラス状または非ガラス状の物体か、基本的に無機物質および非金属物質から形成されたガラスであって、冷却されると固化する溶融塊によって形成されたガラスか、加熱(ASTM C 242)と同時あるいはその後に、熟成されて形成されたガラスである。酸化物セラミックス、非酸化物(窒化物、炭化物、ホウ化物等)セラミックス、合成セラミックス合金酸化物、および合成セラミックス合金非酸化物は区別される。
【0043】
土台10は、厚さが約4nm、質量が約20gであることが好ましい。
【0044】
特に土台10は、セラミック層、複数の第1電気接続部34、複数の第2電気接続部35、および複数のピンを同時焼成して製造される。
【0045】
セラミックは、高温で同時焼成されることが好ましい。
【0046】
一変形例では、セラミックは低温で同時焼成されてもよい。
【0047】
高温同時焼成されたセラミック製の土台、および低温同時焼成されたセラミック製の土台を製造する際に用いるプロセスは、HTCC(High-Temperature Cofired Ceramic)およびLTCC(Low-Temperature Cofired Ceramic)と呼ばれる。
【0048】
複数の第1電気接続部34は、8つの支柱16と、第1電気結合器28と、第2電気結合器29とを、電子回路36に接続している。この電子回路36は、土台10において電極保持器に対向する一面40(以下、上面40と称す)とは反対側の一面38(以下、下面38と称す)に接続されている。
【0049】
図3および
図4に示すように、複数の第1電気接続部34は、土台の上面40上に存在する8つの電気接触部42を有している。これらの電気接触部42は、下面38上に存在する8つのピンの第1アレイ44に電気的に接続されている。電気接触部42は、8つの支柱16にハンダ付けされている。8つのピンの第1アレイ44は、電気接続、ハンダ付け、または超音波ボンディング(ボールボンディングまたはウェッジボンディングとも呼ばれる)によって、電子回路36に接続されている。
【0050】
複数の第1電気接続部34は、上面40上に存在する1つの電気接触部46を有している。この電気接触部46は、第2電気結合器29にハンダ付けされており、下面38上に存在する4つのピン48に電気的に接続されている。4つのピン48は、電子回路36に接続されている。
【0051】
4つのピン48は、電子部品を電子カードの両側に配置することができるように、土台10から所定の距離だけ離れた位置に電子カード36を保持可能である。一変形例として、複数のピン48は、複数の電気接続部と一緒に配置されており、電子カードは、例えば接着によって、面38に直接固定されていてもよい。
【0052】
さらに、複数の第1電気接続部34は、上面40上に存在する1つの電気接触部50を有している。この電気接触部50は、下面38上に存在するピン52に電気的に接続されている。電気接触部50は、第1電気結合器28にハンダ付けされている。ピン52は、高電圧を受け取るように設計されている。当該高電圧は、第1電気結合器38を介して端面15の共振器に供給される。
【0053】
土台10内に集積された複数の第2電気接続部35は(
図4では、模式的に示されている)、土台の下面38上に存在する複数のピンの第2アレイ54および複数のピンの第3アレイ56を有している。複数のピンの第2アレイ54は、複数のピンの第3アレイ56に電気的に接続して、その接続部を密閉している。複数のピンの第2アレイ54は、電子回路36に接続されている。複数のピンの第3アレイ56は、ジャイロセンサ2の外部にある接続部に接続するように構成されている。
【0054】
一変形例として、複数のピンのアレイ56の一部は、上記の外部接続部を土台10に対して保持する機械的な保持器として機能してもよい。
【0055】
ジャイロセンサ2は、電子回路36を保護するためのパッケージ58をさらに有している。このパッケージ58は、土台の下面38に半田付けされたフレーム60と、当該フレーム60に固定された蓋62とを有している。パッケージ58は、制御された気圧下に、電子回路36を保持することができる。
【0056】
パッケージ58のフレーム60は、土台の下面38の一部分までしか拡がっていない。パッケージ58は、電子回路36、複数のピンの第1アレイ44、第2アレイ54、および当該複数のピン48を収容するように設計されている。複数のピンの第3アレイ56および複数のピン52は、パッケージ58の外側に配置されている。
【0057】
一変形例として、複数のピンのアレイ44,54,56の代わりに金属パッドを用いてもよい。
【0058】
複数の電気接続手段20,29,33,34,35,48は、ジャイロセンサ2の電気的アースをコア11の電気的アースに接続させることができる。特に、電極保持器8、電子回路36、パッケージ58、カバー12、複数のピンの第2アレイ54、および第3アレイ56の上に配置された保護リングは、特定の電極20、第2電気結合器29、特定の電気接続部34,35、固定部材33、および複数のピン48を介して、慣性コア11の電気的アースに接続されている。これらの部材は、電磁波を含む環境下でジャイロセンサが動作可能にするように設計された「ファラデーケージ」を形成するために、アースに接続されている。
【0059】
フレーム50上に蓋62が嵌合していないとき、接続部(特に、複数のピンの第1アレイ44との接続部)とを介して、ジャイロセンサ2を容易に試すことができる。ジャイロセンサを試した後、電子回路36は土台の複数のピンに接続され、フレーム60上に蓋62が固定される。
【0060】
また、土台は単一の部材として製造され、支柱16は当該土台10を貫通していないため、土台10は完全に密封することができる。
【0061】
さらに、土台の上面40に支柱16をハンダ付けすることによって、支柱の振動モードをより精度よく制御することができる。
【0062】
また、同時焼成されたセラミック製の土台を用いることによって、複数のピンのアレイ44を自由に配置することができるため、電子カード36の専有面積を削減することができる。
【0063】
最新技術のジャイロセンサでは、支柱は土台を貫通しているため、支柱と土台に形成された開口部との間に溶かしたガラスを少量つける等、ガラスシールを形成して土台を密封して支柱を固定している。溶かした少量のガラスが冷却されて固化する位置は、正確に制御することはできない。しかし、支柱の振動周波数は、支柱が土台のどの位置に固定されているかによって異なる。この振動周波数は、ジャイロセンサが振動または衝撃を受けた場合に、当該ジャイロセンサによって生成された回転角度の大きさに影響を及ぼす。
【0064】
振動するジャイロセンサにおいては、振動周波数は一般的に数kHzであり(例えば、
3kHz)、±100Hzの範囲内で正確に制御する必要がある。最新技術のジャイロセンサでは、固化した少量のガラスが配置される位置を正確に制御することができないため、各支柱の振動周波数は異なってしまう。結果、最新技術のジャイロセンサの電子部品を処理するだけでは、振動周波数を簡単に変更することはできない。さらに、最新技術のジャイロセンサの土台にいくつもの支柱が貫通している状態で土台を精度よく密閉するのは難しい。また、完璧なガラスシールを得るのは難しい。
【0065】
上述した問題点の少なくとも1つを改善したジャイロセンサを提供することも本発明の別の目的である。
【0066】
この後者の目的のために、本発明は、
振動するように設計されている半球形または鐘形の受感部4と、
上記受感部4を励起し、なおかつ上記受感部4の振動を検知するための励起/検知電極20を保持可能な電極保持器8と、
上記電極保持器を支持するための部材10,16とを備え、
上記支持部材10,16は、絶縁材料からなる土台10を備えており、
上記支持部材10,16の電極接続部34,36は、上記土台10内に集積されていることを特徴とするジャイロセンサ2に関する。
【0067】
複数の電気接続部34は、土台10を貫通しているが、土台の材料以外の他の材料には囲まれていない。複数の電気接続部34の集積は、高温同時焼成または低温同時焼成等、集積回路を製造するために用いる方法によって行われる。土台10は一体的、すなわち一体形成品である。そのため、土台10は1つにまとめられて作られている。土台10には、支柱もその他の部材も横切っていない。結果、支柱の振動周波数は、ジャイロセンサにより生成された回転角度の大きさに影響を及ぼさない。したがって、土台10をより密閉することができる。また、ジャイロセンサの製造プロセスは単純化されるため、製造コストを下げることができる。
【0068】
ジャイロセンサの土台10は、
密度が5kg/dm
3未満ではなく、
ヤング係数を当該密度で割った比率の平方根が9GPa
1/2・dm
3/2・kg
−1/2よりも大きくない材料から形成されていてもよい。
【0069】
例えば、土台10は、「Dupont 951(登録商標)」および「Dupont 943(登録商標)」として販売されている材料といったセラミックで形成されていてもよいし、「Ferro A6M」および「Ferro A6S」等の金属合成材料で形成されていてもよい。
【0070】
一変形例として、ジャイロセンサは請求項6から請求項16までのいずれか1項に記載の構成を備えていてもよい。