【実施例1】
【0009】
図1は第1の実施例における画像形成装置および画像形成システムの構成を示すブロック図である。
図1において、画像形成システムは、画像形成装置101と、通信回線としてのネットワーク221と、印刷サーバ226を有するクラウドプリントサービス222と、画像形成システムを管理する管理者のみが使用するコンピュータとしての管理者端末223と、電子メール(以下、「Eメール」という。)の送受信制御を行うメールサーバ224と、画像形成システムを利用するユーザが使用するコンピュータとしてのユーザ端末225とから構成され、ネットワーク221を介してクラウドプリントサービス222と、管理者端末223と、メールサーバ224と、ユーザ端末225とが通信可能に接続されている。
【0010】
クラウドプリントサービス222は、インターネット等のネットワーク221上に画像形成装置101を登録するための印刷サーバ226を備え、その印刷サーバ226に印刷を行う画像形成装置101およびユーザを予め登録しておき、登録されたユーザによりユーザ端末225から印刷サーバ226上に登録された画像形成装置101を指定して印刷を指示して印刷を行うものである。
画像形成装置101は、ネットワーク221を介してクラウドプリントサービス222の印刷サーバ226と接続され、印刷機能を備えたプリンタ等であり、操作パネル102と、制御部103と、通信部111と、フラッシュメモリ112とを備えている。
【0011】
操作パネル102は、コピー画面表示キー、プリント画面表示キー、スキャン画面表示キー、ファクシミリ画面表示キー、スタートキー、ストップ/クリアキー、電源キー、数値入力キーとしてのテンキー、およびその他各種操作キーを備えており、それぞれのキーが操作されたことの通知(以下、「操作通知」という。)を制御部に出力するとともに、制御部103の制御により様々な画面を表示部に表示させる。
制御部103は、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段であり、記憶部に記憶された制御プログラム(ソフトウェア)、操作パネル102から入力される操作通知および通信部111から送受信データに基づいて画像形成装置101全体の動作を制御する。
【0012】
制御部103は、印刷制御部104と、ウェブページ制御部105と、装置情報取得部106と、装置情報送信部128と、認証先URL(Uniform Resource Locator)保持部129と、Eメール制御部107とを備えている。
印刷制御部104は、印刷データを各種設定情報にしたがって用紙に印刷する。
ウェブページ制御部105は、フラッシュメモリ112のウェブページ保持部113から画像形成装置101のウェブページを取得する等の制御を行う。また、登録情報生成部としてのウェブページ制御部105は、後述するウェブページの利用者識別情報入力部としてのとしてのEメールアドレス入力部117で入力された利用者識別情報および装置情報保持部119に記憶された装置識別情報から利用者毎に登録情報を生成する。
【0013】
装置情報取得部106は、ウェブページ制御部105の指示により、不揮発性の記憶手段としてのフラッシュメモリ112の装置情報保持部119から画像形成装置101の装置情報の取得を行う。
登録情報送信部としての装置情報送信部128は、ウェブページの利用者識別情報入力部で入力された利用者識別情報および装置情報取得部106により取得した装置情報から生成された登録情報を通信部111およびネットワーク221を介してクラウドプリントサービス222の印刷サーバ226へ送信する。
【0014】
認証先URL保持部129は、クラウドサービス222の印刷サーバ226からネットワーク221および通信部111を介して受信した利用者の認証入力操作を受付ける画面に接続する認証先情報としての認証先URLを記憶し、保持する。
Eメール制御部107は、Eメール送信部109と、Eメール作成部110と、Eメール送信カウンタ部127とを備えている。
【0015】
Eメール送信部109は、通信部111からネットワーク221を経由してメールサーバ224へ電子メールの送信を行う。
Eメール作成部110は、ウェブページ制御部105の指示により、Eメールの作成を行う。
Eメール送信カウンタ部127は、クラウドプリントサービス222から取得した認証先URLをクラウドプリントサービス222に登録された各ユーザへEメール送信した数を累計するカウンタであり、後述するEメールアドレス数カウンタ部126と比較される。
【0016】
通信部111は、ネットワーク221との間でデータの送受信制御を行い、ネットワーク221に接続された管理者端末223、メールサーバ224、ユーザ端末225およびクラウドプリントサービス222のサーバ等との間で通信を行う。
記憶部としてのフラッシュメモリ112は、ウェブページ保持部113と、装置情報保持部119と、Eメールアドレス保持部120と、Eメールアドレス数カウンタ部126とを備えている。
【0017】
ウェブページ保持部113は、画像形成装置101とネットワーク221を介して接続された管理者端末223やユーザ端末225に表示する画像形成装置101のHTML(HyperText Markup Language)形式のウェブページソースデータを保持しており、ユーザ公開部114および管理者公開部115に分かれている。
ユーザ公開部114は、ネットワーク221を経由したユーザ端末225からの要求に応じて、ユーザ端末225のブラウザに表示し、また操作可能な画像形成装置101のウェブページを記憶する。
【0018】
管理者公開部115は、ネットワーク221を経由した管理者端末223からの要求に応じて、管理者端末223のブラウザに表示し、また操作可能な画像形成装置101のウェブページを記憶する。この管理者公開部115は、
画面上(例えば、1つの画面)で複数の利用者の利用者識別情報の入力を受付ける利用者識別情報入力部を備えた管理者用画面情報としてのクラウドプリント登録部116を備えている。本実施例では、利用者識別情報をEメールアドレスとして説明する。
クラウドプリント登録部116は、利用者識別情報入力部としてのEメールアドレス入力部117と、登録実行部118とを備えたウェブページを記憶する。
【0019】
Eメールアドレス入力部117は、登録するアカウントのEメールアドレス(利用者識別情報)を入力するための入力欄である。
登録実行部118は、クラウドプリントサービス222への登録に必要なEメールアドレスおよび画像形成装置101の装置情報を画像形成装置101からクラウドプリントサービス222へ送信する動作の起動ボタンである。
Eメールアドレス入力部117にEメールアドレスを入力し、登録実行部118を押下することにより、クラウドプリントサービス222へ画像形成装置101の登録を行うことが可能になる。
【0020】
装置情報保持部119は、各種機能の設定値やMAC(Media Access Control)アドレス等の画像形成装置101に係わる装置識別情報としての装置情報を保持する。
Eメールアドレス保持部120は、Eメールアドレス入力部117に入力されたEメールアドレスを保持する。
Eメールアドレス数カウンタ部126は、Eメールアドレス保持部120に登録されたEメールアドレス数を計数するカウンタである。
【0021】
上述した構成の作用について説明する。
画像形成装置が行う画像形成装置登録処理を
図3の第1の実施例における画像形成装置登録処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って
図1を参照しながら説明する。
この画像形成装置登録処理は、クラウドプリントサービス222を利用した画像形成装置101による印刷が実行できるように、画像形成装置101をクラウドプリントサービス222に登録する処理である。
【0022】
本実施例において、画像形成装置101をクラウドプリントサービス222に登録する場合、ユーザが操作するユーザ端末225と画像形成装置101は、遠隔の地に配置され、例えばユーザ端末225は会社内に配置され、画像形成装置101は出張先のホテルや会社の支店等に配置されているものとする。
クラウドプリントサービス222を利用した印刷を行うためには、ユーザを識別するためのアカウントおよび画像形成装置101の装置情報の登録が必要となる。ユーザを識別するための利用者識別情報としてのアカウントは、クラウドプリントサービス222指定のウェブメールサービスのEメールアドレスを使用し、印刷データを生成するための画像形成装置101の装置情報はプリンタ名やプリンタ機能などである。
【0023】
本実施例では、画像形成装置101のクラウドプリントサービス222への登録は、画像形成装置101が行うものとし、管理者は事前にユーザからクラウドプリントサービス222へ登録するユーザのアカウントとしてのEメールアドレスを取得しておくものとする。
S101:画像形成装置101とネットワーク221を介して接続された管理者端末223は、画像形成装置101の管理者の操作を受付けて画像形成装置101のウェブページ保持部113に保持されている管理者公開部115を読出し、管理者用のウェブページを表示部に表示する。なお、管理者用のウェブページは、管理者のアカウントのみに表示が許可されており、管理者以外のユーザは表示することができないようになっている。
【0024】
S102:管理者端末223は、管理者の操作を受付けて画像形成装置101のウェブページ保持部113に保持されているクラウドプリント登録部116を読出し、クラウドプリントサービス登録ページを表示部に表示する。
このクラウドプリントサービス登録ページは、例えば
図2に示すクラウドプリントサービス登録ページ20(クラウドプリント登録部116)であり、クラウドプリントサービス222に登録を行うユーザのEメールアドレスを入力する領域としてのEメールアドレス入力欄21(Eメールアドレス入力部117)および登録を行うための登録ボタン22(登録実行部118)等で構成されている。
【0025】
S103:管理者端末223は、管理者の操作により、表示したクラウドプリント登録ページのEメールアドレス入力部117(
図2に示すEメールアドレス入力欄21)でクラウドプリントサービス222に登録を行うユーザの登録人数分のEメールアドレスの入力を受付ける。
S104:登録人数分のEメールアドレスの入力を受付けた管理者端末223は、管理者の操作により、登録実行部118の押下を受付け、登録実行部118(
図2に示す登録ボタン22)が押下されたことを画像形成装置101へ通知する。
【0026】
S105:登録実行部118の押下の通知を受けた画像形成装置101のウェブページ制御部105は、Eメールアドレス入力部117に入力されたEメールアドレスのデータをEメールアドレス保持部120に保存し、またEメールアドレス入力部117に入力されたEメールアドレスの総数をEメールアドレス数カウンタ部126に保存する。
S106:画像形成装置101のウェブページ制御部105は、装置情報取得部106により装置情報保持部119からクラウドプリントサービス222の登録に必要な装置情報を取得し、またEメールアドレス保持部120から1つのEメールアドレスを取得し、その装置情報およびEメールアドレスから登録情報を生成する。
S107:装置情報送信部128は、その登録情報を通信部111へ渡し、通信部111はネットワーク221を介してクラウドプリントサービス222へ登録情報を送信する。
【0027】
S108:画像形成装置101から登録情報を受信したクラウドプリントサービス222は、受信した登録情報に不備がなければ、クラウドプリントサービス222への画像形成装置101の登録を完了させるためのHTMLページである認証先URLを画像形成装置101へ送信する。
認証先URLは、クラウドプリントサービス222からネットワーク221を介して画像形成装置101の通信部111へ送信され、認証先URL保持部129に保持される。認証先URLを保持した認証先URL保持部129は、その認証先URLをEメール制御部107へ渡す。
【0028】
S109:Eメール制御部107のEメール作成部110は、クラウドプリントサービス222に送信したEメールアドレスをEメールアドレス保持部120から取得し、取得したEメールアドレスに認証先URLを通知するために、認証先URL保持部129から取得した認証先URLが記載されたEメールを作成する。
S110:Eメール送信部109は、Eメール作成部110で作成されたEメールを通信部111へ渡し、通信部111はネットワーク221を介してメールサーバ224へ送信してクラウドプリントサービス222に登録するユーザへ当該Eメールを送信する。
【0029】
S111:Eメール送信部109がEメールを送信すると、Eメール制御部107はEメール送信カウンタ部127を「1」加算する。
S112:制御部103は、Eメール送信カウンタ部127と、Eメールアドレス数カウンタ部126とを比較し、Eメール送信カウンタ部127の値がEメールアドレス数カウンタ部126の値より小さいと判定すると処理をS106へ移行してEメールアドレスのクラウドプリントサービス222への登録処理を継続し、Eメール送信カウンタ部127の値がEメールアドレス数カウンタ部126の値と一致すると判定すると処理をS113へ移行する。
【0030】
S113:Eメール送信カウンタ部127の値がEメールアドレス数カウンタ部126の値と一致すると判定した制御部103は、Eメール送信カウンタ部127およびEメールアドレス数カウンタ部126を「0」に初期化する。
ユーザ端末225は、認証先URLが記載されたEメールを受取ったユーザの操作を受付け、ウェブブラウザにより認証先URLのウェブページを表示する。この認証先URLのウェブページを開くには、クラウドプリントサービス222への画像形成装置101の登録時に用いたユーザのアカウントおよびパスワードの入力が必要であり、ユーザはアカウントおよびパスワードを入力するものとする。なお、パスワードは既に登録されているものとする。
【0031】
認証先URLのウェブページは、例えば
図4に示す登録完了ウェブページ40であり、クラウドプリントサービス222への画像形成装置101の登録を完了させる登録完了ボタン41およびユーザのアカウント42が表示され、ユーザの操作により登録完了ボタン41が押下されるとクラウドプリントサービス222への画像形成装置101の登録が完了し、本処理は終了する。
【0032】
画像形成装置101の制御部103は、登録情報を受信した印刷サーバ226から利用者の認証入力操作を受付ける画面に接続する認証先情報としての認証先URLを受信し、その認証先URLを利用者識別情報としてのEメールアドレスで表される利用者毎の通知先へ送信し、認証先URLで接続される画面で利用者による認証入力を受付けると、印刷サーバ226前記登録情報を登録させる。
【0033】
このように、ネットワーク221を介してクラウドプリントサービス222に接続された画像形成装置101のフラッシュメモリ112にクラウドプリント登録ページを備え、管理者端末223に表示されたクラウドプリント登録ページにおいて、登録する複数ユーザのアカウントとしてのEメールアドレスの入力を受付け、登録ボタンの押下を受付けると、入力されたユーザのEメールアドレスおよび画像形成装置101の装置情報を登録情報とし、その登録情報をクラウドプリントサービス222の印刷サーバ226に送信して登録するようにしたことにより、画像形成装置101を印刷サーバ226に登録する時間を短縮することができる。
【0034】
また、複数のユーザをクラウドプリントサービス222に登録する場合、管理者端末223が表示する画像形成装置101のクラウドプリント登録ページにおいて、登録する複数ユーザのアカウントとしてのEメールアドレスの入力を受付け、登録ボタンの押下を受付けると、入力されたユーザのEメールアドレスおよび画像形成装置101の装置情報を登録情報とし、その登録情報をクラウドプリントサービス222の印刷サーバ226に送信して登録するようにしたことにより、クラウドプリントサービス222の印刷サーバ226に複数のユーザを一括して登録することができ、ユーザを登録する時間を短縮することができる。
【0035】
以上説明したように、第1の実施例では、画像形成装置が備えたユーザ登録画面において、登録する複数ユーザのアカウントとしてのEメールアドレスの入力を受付け、登録ボタンの押下を受付けると、入力されたユーザのEメールアドレスおよび画像形成装置の装置情報を登録情報とし、その登録情報を印刷サーバに送信して登録するようにしたことにより、複数の画像形成装置を印刷サーバに登録する時間を短縮することができるという効果が得られる。
また、印刷サーバに複数のユーザを一括して登録することができ、ユーザを登録する時間を短縮することができるという効果が得られる。
さらに、ユーザ登録画面は管理者端末が表示する管理者用の画面としたことにより、管理者のみがユーザ登録画面にアクセスすることができ、管理者以外のユーザが印刷サーバに登録することを防ぐことができるという効果が得られる。
【実施例2】
【0036】
第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成と比較してフラッシュメモリの構成が異なっている。その第2の実施例の構成を
図5の第2の実施例における画像形成装置および画像形成システムの構成を示すブロック図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5において、クラウドプリント登録部116は、Eメールアドレス入力部117と、登録実行部118と、機能選択部131とを備えたウェブページを記憶する。
【0037】
機能選択部131は、利用者識別情報毎に印刷機能の選択操作を受付けるものであり、Eメールアドレス入力部117に入力されたEメールアドレス(利用者識別情報)毎に、クラウドプリントサービス222で利用可能な画像形成装置101の印刷機能を選択するものである。機能選択例としては、印刷機能をすべて選択する標準機能項目、印刷色の選択や印刷用紙サイズ等を選択可能にするカスタマイズ項目等である。
機能選択保持部132は、機能選択部131で選択された機能を表す値を保持する。
また、登録情報生成部としてのウェブページ制御部105は、ウェブページの利用者識別情報入力部としてのEメールアドレス入力部117で入力された利用者識別情報、装置情報保持部119に記憶された装置識別情報、および機能選択保持部132で選択された印刷機能情報から利用者毎に登録情報を生成する。
【0038】
上述した構成の作用について説明する。
画像形成装置が行う画像形成装置登録処理を
図7の第2の実施例における画像形成装置登録処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って
図5を参照しながら説明する。
この画像形成装置登録処理は、クラウドプリントサービス222を利用した画像形成装置101による印刷が実行できるように、画像形成装置101をクラウドプリントサービス222に登録する処理であることは第1の実施例と同様である。なお、第1の実施例と同様の処理の説明は省略する。
S201〜S203:
図3のS101〜S103と同様の処理なのでその説明を省略する。
【0039】
S204:Eメールアドレスの入力を受付けた管理者端末223は、管理者の操作により、さらにクラウドプリントサービス登録ページにおいて、入力されたEメールアドレス毎に、クラウドプリントサービス222で利用可能な画像形成装置101の印刷機能の設定操作を受付ける。
印刷機能の設定を受付けるクラウドプリントサービス登録ページは、例えば
図6に示すクラウドプリントサービス登録ページ60(クラウドプリント登録部116)であり、Eメールアドレス入力欄61(Eメールアドレス入力部117)のEメールアドレス毎に、機能選択領域62(機能選択部131)が設けられ、また登録を行うための登録ボタン63(登録実行部118)が設けられている。
【0040】
このクラウドプリントサービス登録ページ60では、画像形成装置101の印刷機能をすべて使用することを選択する標準設定、また管理者が印刷機能をカスタマイズして選択するカスタムが選択ボタンとして表示され、カスタムを選択した場合、さらに印刷色や印刷用紙サイズ等の項目毎に、利用する設定を選択するチェックボックスが表示され、それぞれの選択ボタンやチェックボックスで機能を選択することができるようになっている。
【0041】
S205:登録人数分のEメールアドレスの入力および像形成装置101の印刷機能の選択操作を受付けた管理者端末223は、管理者の操作により、登録実行部118の押下を受付け、登録実行部118(
図6に示す登録ボタン63)が押下されたことを画像形成装置101へ通知する。
S206:登録実行部118の押下の通知を受けた画像形成装置101のウェブページ制御部105は、Eメールアドレス入力部117に入力されたEメールアドレスのデータをEメールアドレス保持部120に保存し、またEメールアドレス入力部117に入力されたEメールアドレスの総数をEメールアドレス数カウンタ部126に保存し、さらに選択された機能の設定値を機能選択保持部132に保存する。
【0042】
S207:画像形成装置101のウェブページ制御部105は、装置情報取得部106により装置情報保持部119からクラウドプリントサービス222の登録に必要な装置情報を取得し、またEメールアドレス保持部120から1つのEメールアドレスを取得し、さらに、機能選択保持部132からEメールアドレス毎に選択された機能の設定値を取得し、その装置情報、Eメールアドレスおよび機能の設定値から登録情報を生成する。
S208〜S214:
図3のS107〜S113と同様の処理なのでその説明を省略する。
【0043】
このようにしたことにより、ユーザ毎に使用する画像形成装置101の機能を制限することができるようになる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、ユーザ毎に使用する画像形成装置の機能を制限することができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限られることなく、画像形成装置を複合機(MFP)としても良い。
【0044】
また、第1の実施例および第2の実施例では、ユーザを識別するための情報(アカウント)をEメールアドレスとして説明したが、ユーザの電話番号や連絡先住所等としても良い。
さらに、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置からクラウドプリントサービスへ送る情報を装置情報として説明したが、クラウドプリントサービスが要求する他の情報があればその情報を予め取得しておき、装置情報と併せるようにしても良い。