特許第5947855号(P5947855)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5947855プラスチック製哺乳瓶、他のブロー成形物品及びそれらの製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5947855
(24)【登録日】2016年6月10日
(45)【発行日】2016年7月6日
(54)【発明の名称】プラスチック製哺乳瓶、他のブロー成形物品及びそれらの製造方法
(51)【国際特許分類】
   B29C 49/08 20060101AFI20160623BHJP
   B29C 49/64 20060101ALI20160623BHJP
   C08G 63/183 20060101ALI20160623BHJP
   B65D 1/00 20060101ALI20160623BHJP
   B29K 67/00 20060101ALN20160623BHJP
【FI】
   B29C49/08
   B29C49/64
   C08G63/183
   B65D1/00 110
   B29K67:00
【請求項の数】10
【全頁数】72
(21)【出願番号】特願2014-211482(P2014-211482)
(22)【出願日】2014年10月16日
(62)【分割の表示】特願2010-534964(P2010-534964)の分割
【原出願日】2008年11月20日
(65)【公開番号】特開2015-83378(P2015-83378A)
(43)【公開日】2015年4月30日
【審査請求日】2014年11月17日
(31)【優先権主張番号】60/989,489
(32)【優先日】2007年11月21日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/034,547
(32)【優先日】2008年3月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】594055158
【氏名又は名称】イーストマン ケミカル カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075270
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 泰
(74)【代理人】
【識別番号】100101373
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 茂雄
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100129311
【弁理士】
【氏名又は名称】新井 規之
(72)【発明者】
【氏名】ペコリーニ,トーマス ジョセフ
(72)【発明者】
【氏名】ギリアム,スペンサー アレン
(72)【発明者】
【氏名】フィリップス,アラン キース
【審査官】 鏡 宣宏
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2007/123631(WO,A1)
【文献】 国際公開第2007/001556(WO,A1)
【文献】 特開2005−254757(JP,A)
【文献】 特開2004−66624(JP,A)
【文献】 特表2008−531353(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 49/00−49/80
B65D 1/00
C08G 63/183
B29K 67/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリマー材料から形成されたブロー成形ボトルの製造方法であって、
前記ポリマー材料からプレフォームを形成する工程、並びに
延伸比が1.2〜2.5となる条件で前記プレフォームをブロー成形する工程、を含み、
ブロー成形時の当該プレフォームの温度が前記ポリマー材料のTgよりも20℃以上高い、
前記ポリマー材料がテレフタル酸残基、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含み、前記ポリマー材料が100℃〜130℃のTgを有し、前記ボトルが0.80よりも大きい透過比を有し、前記ボトルが沸騰水中1時間浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示す、
前記製造方法。
【請求項2】
前記ポリマー材料が105〜125℃のTgを有する請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
ブロー成形時のプレフォーム温度が、以下で定義される計算プレフォーム温度(CPT)よりも高い:
CPT=(45.44)(SR)−(3.36)(Tg)+454
[ここで、SRはボトルのプレフォームに対する延伸比、Tgは前記ポリマー材料のガラス転移温度である]
請求項1又は2の何れかに記載の製造方法。
【請求項4】
ブロー成形時のプレフォーム温度が、前記ポリマー材料のTgよりも30〜70℃高い、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項5】
前記ボトルが、沸騰水中1時間浸漬後に4%又はそれ以下の収縮率を示す、請求項1〜4の何れか1項に記載の製造方法。
【請求項6】
前記ポリマー材料が60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有する請求項1〜5の何れか1項に記載の製造方法。
【請求項7】
前記ポリマー材料がポリマー材料の全重量基準で少なくとも95重量%のポリエステルを含んでなる請求項1〜6の何れか1項に記載の製造方法。
【請求項8】
前記ポリマー材料が、
(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含んでなるジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタン
ジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含んでなるグリコール成分
(ここで、前記ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そして前記グリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含んでなる少なくとも1種のポリエステルを含んでなる請求項1〜7の何れか1項に記載の製造方法。
【請求項9】
前記ポリエステルのグリコール成分が20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでなり、前記ポリエステルが60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有し、前記ポリエステルが105〜125℃のTgを有する、
請求項1〜8の何れか1項に記載の製造方法。
【請求項10】
前記ブロー成形ボトルが哺乳瓶である請求項1〜9の何れか1項に記載の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、100℃〜130℃の範囲内のガラス転移温度を有するポリマー材料からブロー成形によって製造された哺乳瓶(baby bottle)及びその他の物品並びにそれらの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プラスチックは、透明で且つ耐破砕性である哺乳瓶及びその他の幼児ケア製品を製造するために使用される一般的な材料である。典型的に、哺乳瓶は、使用する前に、沸騰水中に浸漬することによって又は沸騰水のスチームに曝すことによって殺菌消毒される。曝露の時間は、典型的に5〜20分間であるが、1時間まで及びそれよりも長い曝露も可能である。一般的な透明なプラスチック材料、例えばポリ(エチレンテレフタレート)(「PET」)を使用して製造された通常のボトルは、典型的に、沸騰水に対するこれらの材料の低いガラス転移温度(Tg)のために、殺菌消毒の間にそれらの形状を失う。従って、より高いTg値を有するプラスチック、例えばビスフェノール−Aポリカーボネート、無定形ポリアミド及びポリスルホンが、哺乳瓶を製造するために一般的に使用されている。
【0003】
殆どの哺乳瓶は、哺乳瓶に使用される材料を高Tgプラスチック材料に限定するブロー成形によって製造される。ブロー成形には、典型的に、射出成形用金型内でのプレフォームの射出成形、続く、ブロー成形用金型内で暖かい温度でのこのプレフォームの圧縮空気膨張が含まれる。次いで、このボトルは、ブロー成形用金型との接触によって、材料のTgよりも下に急冷される。しかしながら、膨張後のこの急冷によって、分子配向がボトルの側壁の中に捕捉され、これは沸騰水殺菌消毒の間に放出され、ボトルを変形又は収縮させ得る。沸騰水殺菌消毒の間の収縮を防止するために、ブロー成形哺乳瓶を製造するために先行技術に於いて現在使用されているプラスチックのTgは、沸騰水よりも少なくとも30℃高い、即ち、少なくとも130℃である。
【0004】
これらの高Tg材料は、また、一定の欠陥、例えばコスト、ビスフェノール−Aの存在のための望ましくない消費者認識、不十分な耐薬品性、不十分な加水分解安定性等を有し、これは、これらの用途に於けるそれらの使用を制限できる。従って、代替プラスチック材料から製造された哺乳瓶についての、この工業界に於けるニーズが存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、一般的に、100℃〜130℃の範囲内のガラス転移温度を有するポリマー材料からブロー成形によって製造された哺乳瓶及びその他の物品並びにそれらの製造方法に関する。これらの物品は、ブロー成形の間の延伸比と方法条件との適切な組合せによって製造することができ、そして有害な収縮又は変形を示すことなく、(最初の回について)沸騰水に曝すことができる。
【0006】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中の1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、100℃〜130℃のTgを有するポリマー材料を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0007】
本発明の一つの面に於いて、ポリマー材料から形成されたブロー成形ボトル(又は他のブロー成形物品)であって、前記ポリマー材料がテレフタル酸残基、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基からなり、前記ポリマー材料が100℃〜130℃のTgを有し、前記ボトル(又は他のブロー成形物品)が、沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示すブロー成形ボトル(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0008】
本発明の一つの面に於いて、ポリマー材料から形成されたブロー成形哺乳瓶であって、前記ポリマー材料がテレフタル酸残基、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含み、前記ポリマー材料が100℃〜130℃のTgを有し、前記ボトルが沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示すブロー成形哺乳瓶が提供される。
【0009】
本発明の一つの面に於いて、ポリマー材料から形成されたブロー成形ボトル(又は他のブロー成形物品)であって、前記ポリマー材料がテレフタル酸残基、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含み、前記ポリマー材料が100℃〜130℃のTgを有し、前記ボトルが、0.80よりも大きい透過比を有し、前記ボトル(又は他のブロー成形物品)が、沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示すブロー成形ボトル(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0010】
本発明の一つの面に於いて、ポリマー材料から形成されたブロー成形哺乳瓶であって、前記ポリマー材料がテレフタル酸残基、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含み、前記ポリマー材料が100℃〜130℃のTgを有し、前記ボトルが0.80よりも大きい透過比を有し、前記ボトルが沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示すブロー成形哺乳瓶が提供される。
【0011】
本発明の一つの面に於いて、100℃〜130℃のTgを有するポリマー材料を含むボトル(又は他のブロー成形物品)であって、前記ボトルが沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、そして前記ポリマー材料が、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含んでなる少なくとも1種のポリエステル
を含み、このポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであるボトル(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0012】
本発明の一つの面に於いて、110℃〜130℃のTgを有するポリマー材料を含むボトル(又は他のブロー成形物品)であって、前記ボトルが沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、そして前記ポリマー材料が、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであるボトル(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0013】
本発明の一つの面に於いて、110℃〜130℃のTgを有するポリマー材料を含むボトル(又は他のブロー成形物品)であって、前記ボトルが、沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、そして前記ポリマー材料が、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであるボトル(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0014】
本発明の一つの面に於いて、100℃〜130℃のTgを有するポリマー材料を含んでなるボトル(又は他のブロー成形物品)であって、前記ボトルが0.80よりも大きい透過比を有し、前記ボトルが沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、そして前記ポリマー材料が、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであるボトル(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0015】
本発明の一つの面に於いて、110℃〜130℃のTgを有するポリマー材料を含んでなるボトル(又は他のブロー成形物品)であって、前記ボトルが、0.80よりも大きい透過比を有し、前記ボトルが、沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、そして前記ポリマー材料が、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであるボトル(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0016】
本発明の一つの面に於いて、110℃〜130℃のTgを有するポリマー材料を含んでなるボトル(又は他のブロー成形物品)であって、前記ボトルが0.80よりも大きい透過比を有し、前記ボトルが沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、そして前記ポリマー材料が、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであるボトル(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0017】
本発明の一つの面に於いて、110℃〜130℃のTgを有するポリマー材料を含んでなるボトル(又は他のブロー成形物品)であって、前記ボトルが、沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、そして前記ポリマー材料が、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであるボトル(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0018】
本発明の一つの面に於いて、110℃〜130℃のTgを有するポリマー材料を含んでなるボトル(又は他のブロー成形物品)であって、前記ボトルが沸騰水中1時間の最初の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、そして前記ポリマー材料が、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであるボトル(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0019】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中の1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0020】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中の1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0021】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは、100℃〜130℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0022】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0023】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは、100℃〜130℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0024】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中で、0.5g/100mLの濃度で25℃で決定されたとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0025】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0026】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中で、0.5g/100mLの濃度で25℃で決定されたとき、0.45〜1.0dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0027】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0028】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中で、0.5g/100mLの濃度で25℃で決定されたとき、0.45〜1.0dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0029】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0030】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0031】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0032】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0033】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0034】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0035】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0036】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0037】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0038】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは、100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0039】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0040】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0041】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0042】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0043】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0044】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0045】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0046】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0047】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0048】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0049】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは、100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0050】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは、105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0051】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0052】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0053】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0054】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0055】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0056】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0057】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0058】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0059】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0060】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0061】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0062】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0063】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0064】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0065】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0066】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0067】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.75dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは、105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0068】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0069】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0070】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0071】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0072】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜140℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0073】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0074】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0075】
本発明の一つの面に於いて、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有し、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を更に含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなるポリエステル組成物(ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃である)を含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が提供される。
【0076】
一つの態様に於いて、ボトル、哺乳瓶又は他のブロー成形物品は、3又はそれ以下の延伸比で製造される。別の態様に於いて、この延伸比は2.5又はそれ以下又は2.0又はそれ以下である。更に別の態様に於いて、この延伸比は1.2〜2.0の範囲内である。一つの態様に於いて、インフレーションの時点でのプレフォーム温度はTg+20℃又はそれ以上である。別の態様に於いて、インフレーションの時点でのプレフォーム温度はTg+30℃又はそれ以上である。別の態様に於いて、延伸比は2よりも小さく、プレフォーム温度はTg+30℃又はそれ以上である。別の態様に於いて、延伸比は1.6よりも小さく、プレフォーム温度はTg+20℃又はそれ以上である。比較すると、典型的な先行技術のプラスチックソフトドリンク容器は、3よりも大きい延伸比を有し、それらのプレフォームは、典型的に、吹込の時点でTg+20℃の温度にある。
【0077】
別の態様に於いて、ボトル、哺乳瓶又は他のブロー成形物品は、下記の式:
CSR=(0.022)(PT)+(0.074)(Tg)−10
(式中、PTはインフレーション時のプレフォーム温度であり、Tgはプレフォームが製造されるポリマー材料のガラス転移温度である)によって決定される計算延伸比(CSR)よりも小さい延伸比で製造される。他の態様に於いて、プレフォームに対するブロー成形物品又はボトルの延伸比は、計算延伸比(CSR)の20〜99%、30〜95%又は40〜90%である。
【0078】
別の態様に於いて、インフレーションの時点でのプレフォーム温度は、下記の式:
CPT=(45.44)(SR)−(3.36)(Tg)+454
(式中、SRはボトルのプレフォームに対する延伸比であり、Tgはブロー成形されるポリマー材料のガラス転移温度である)によって決定される計算プレフォーム温度(CPT)よりも高い。一つの態様に於いて、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、下記の量、即ち1〜80℃、10〜70℃及び/又は20〜60℃の1個又はそれ以上による計算プレフォーム温度(CPT)より高い。
【0079】
本発明の一つの面に於いて、ポリマー材料から製造されたプレフォームをブロー成形することを含む哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法であって、インフレーション時点でのプレフォーム温度が、このポリマー材料のTg温度よりも少なくとも20℃高く、哺乳瓶のプレフォームに対する延伸比が2.7又はそれ以下であり、ポリマー材料のTgが100℃〜130℃であり、哺乳瓶が沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示す製造方法が提供される。
【0080】
本発明の一つの面に於いて、ポリマー材料から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでなる哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法であって、インフレーション時点でのプレフォーム温度がこのポリマー材料のTg温度よりも少なくとも20℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比が2.7又はそれ以下であり、このポリマー材料のTgが100℃〜130℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)が沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリマー材料が、
(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gである製造方法が提供される。
【0081】
本発明の一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法(群)に於いて、ポリマー材料は、ポリアクリル、ポリスチレン、ポリエステル、これらのブレンド及びポリカーボネート/ポリエステルブレンドの少なくとも1種から選択することができる。
【0082】
本発明の一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法(群)に於いて、ポリマー材料は少なくとも1種のポリエステルから選択される。別の面に於いて、このポリマー材料は、ポリマー材料の全重量基準で、少なくとも90、95、99又は99.5重量%の量のポリエステルを含む。
【0083】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、ポリエステル組成物のグリコール成分は10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基、20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基、30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基又は33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでいてよい。
【0084】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、ポリエステルは100℃〜130℃又は110℃〜130℃又は100℃〜125℃又は105℃〜125℃又は115℃〜125℃又は118℃〜122℃のTgを有していてよい。
【0085】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、インフレーションの時点でのプレフォーム温度はポリマー材料及び/又はポリエステルのTg温度よりも少なくとも30℃超でよい。
【0086】
本発明の方法の一つの面に於いて、インフレーションの時点でのプレフォーム温度は、ポリマー材料及び/又はポリエステルのTg温度よりも30℃超から、ポリマー材料及び/又はポリエステルのTg温度よりも70℃超までであってよい。本発明の方法の一つの面に於いて、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリマー材料及び/又はポリエステルのTg温度よりも30℃超から、ポリマー材料及び/又はポリエステルのTg温度よりも60℃超までであってよい。
【0087】
本発明の方法の一つの面に於いて、哺乳瓶のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.7又は1.2〜2.5又は1.2〜2.0又は1.3〜1.7である。
【0088】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中の1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を有することができ又は沸騰水中1時間の浸漬後に4%又はそれ以下の収縮率を有することができ又は沸騰水中1時間の浸漬後に3%又はそれ以下の収縮率を有することができ又は沸騰水中1時間の浸漬後に2%又はそれ以下の収縮率を有することができ又は沸騰水中1時間の浸漬後に1%又はそれ以下の収縮率を有することができる。ブロー成形物品又はボトルの、ここで参照される収縮パーセントは、ブロー成形物品又はボトルが、沸騰水中に1時間初めて浸漬された後に、収縮パーセントが測定されていることを意味すると理解される。
【0089】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の側壁は、沸騰水中1時間の浸漬後に3%又はそれ以下のヘイズ又は沸騰水中1時間の浸漬後に2%又はそれ以下のヘイズ又は沸騰水中1時間の浸漬後に1%又はそれ以下のヘイズを有することができる。本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の少なくとも1個の側壁は、0.02又はそれ以下の複屈折又は0.015又はそれ以下の複屈折又は0.01又はそれ以下の複屈折を有することができる。
【0090】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.5であり、ここで、ポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中の1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示し、ポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中で、0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gである。
【0091】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のインフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高くてよい。
【0092】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のインフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、ここで、哺乳瓶のプレフォームに対する延伸比は1.4〜2.0であり、ポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃であり、哺乳瓶は沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示す。
【0093】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のインフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、ここで、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.0であり、ポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示し、ポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステル
を含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gである。
【0094】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、本発明に於ける有用なポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/g又は0.55〜0.80dL/g又は0.55〜0.75dL/gであってよい。
【0095】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、本発明に於ける有用なポリエステルのグリコール成分は20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでいてよく、ここで、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gであってよく、このポリエステルは105〜125℃のTgを有することができる。
【0096】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、本発明に於ける有用なポリエステルのグリコール成分は30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでいてよく、そしてこのポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gであってよく、このポリエステルは115〜125℃のTgを有することができる。
【0097】
本発明の哺乳瓶、他のブロー成形物品及び/又は方法の一つの面に於いて、本発明に於ける有用なポリエステルのグリコール成分は33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでいてよく、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gであってよく、このポリエステルは118〜122℃のTgを有することができる。
【0098】
本発明の方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法はポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも20℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は2.7又はそれ以下であり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示す。
【0099】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法はポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも20℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は2.7又はそれ以下であり、このポリエステル組成物のTgは100℃〜130℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.45〜1.0dL/gである。
【0100】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーションの時点でのプレフォーム温度はポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも20℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.5であり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gである。
【0101】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.5であり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gである。
【0102】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することからなっていてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも30℃高くから、ポリエステル組成物のTg温度よりも70℃高いまでであり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.5であり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gである。
【0103】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他の製造物品)のプレフォームに対する延伸比は1.4〜2.0であり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gである。
【0104】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法はポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度はポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.0であり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gである。
【0105】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することからなっていてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(ブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.0であり、このポリエステル組成物のTgは105℃〜125℃であり、哺乳瓶(ブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gである。
【0106】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法はポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度はポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.0であり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に5%以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中で、0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gである。
【0107】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他の製造物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.0であり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他の製造物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gである。
【0108】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(ブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.0であり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃であり、哺乳瓶(ブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gである。
【0109】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーションの時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(ブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.0であり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃であり、哺乳瓶(ブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gである。
【0110】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.0であり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gである。
【0111】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することからなっていてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.0であり、このポリエステル組成物のTgは115℃〜125℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gである。
【0112】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.2〜2.0であり、このポリエステル組成物のTgは118℃〜122℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gである。
【0113】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度はポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.3〜1.7であり、このポリエステル組成物のTgは118℃〜122℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gである。
【0114】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.3〜1.7であり、このポリエステル組成物のTgは118℃〜122℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、3%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gである。
【0115】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することを含んでいてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、ポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.3〜1.7であり、このポリエステル組成物のTgは118℃〜122℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、3%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.64〜0.65dL/gである。
【0116】
本発明方法の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)の製造方法は、ポリエステル組成物から製造されたプレフォームをブロー成形することからなっていてよく、ここで、インフレーション時点でのプレフォーム温度はポリエステル組成物のTg温度よりも少なくとも30℃高く、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)のプレフォームに対する延伸比は1.3〜1.7であり、このポリエステル組成物のTgは118℃〜122℃であり、哺乳瓶(又は他のブロー成形物品)は、沸騰水中1時間の浸漬後に、3%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリエステル組成物は、
(I)(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)35モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)65モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなり、このポリエステルのインヘレント粘度は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.64〜0.65dL/gである。
【0117】
本発明の一つの面に於いて、プレフォームをボトルにブロー成形することからなるブロー成形方法であって、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比(SR)が3.0又はそれ以下であり、前記プレフォームが100〜130℃のガラス転移温度(Tg)を有するポリマー材料から形成され、インフレーション時点でのプレフォーム温度が、下記の式:
CPT=(45.44)(SR)−(3.36)(Tg)+454
によって決定される計算プレフォーム温度(CPT)よりも高いブロー成形方法が提供される。
【0118】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料のTgは110〜130℃である。
【0119】
本発明の一つの面に於いて、インフレーション時点でのプレフォーム温度が前記計算プレフォーム温度よりも1〜80℃高い、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0120】
本発明の一つの面に於いて、インフレーション時点でのプレフォーム温度が前記計算プレフォーム温度よりも10〜70℃高い、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0121】
本発明の一つの面に於いて、インフレーション時点でのプレフォーム温度が前記計算プレフォーム温度よりも20〜60℃高い、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0122】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が1.2〜2.5である、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0123】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が1.2〜2.0である、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0124】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が1.3〜1.7である、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0125】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示す、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0126】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが、沸騰水中1時間の浸漬後に、4%又はそれ以下の収縮率を示す、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0127】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが、沸騰水中1時間の浸漬後に、3%又はそれ以下の収縮率を示す、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0128】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが、沸騰水中1時間の浸漬後に、2%又はそれ以下の収縮率を示す、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0129】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが、沸騰水中1時間の浸漬後に、1%又はそれ以下の収縮率を示す、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0130】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が、105〜125℃のTgを有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0131】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が110〜125℃のTgを有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0132】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が115〜125℃のTgを有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0133】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.80又はそれ以上の透過比を有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0134】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.90又はそれ以上の透過比を有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0135】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.95又はそれ以上の透過比を有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0136】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.02又はそれ以下の複屈折を有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0137】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.015又はそれ以下の複屈折を有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0138】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.01又はそれ以下の複屈折を有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0139】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0140】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.60〜0.68dL/gのインヘレント粘度を有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0141】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が、2.0又はそれ以下であり、このボトルが、沸騰水中1時間の浸漬後に、3%又はそれ以下の収縮率を示し、このポリマー材料が105〜125℃のTgを有し、このボトルが0.90又はそれ以上の透過比を有し、このボトルが0.015又はそれ以下の複屈折を有し、このポリマー材料が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0142】
本発明の一つの面に於いて、このポリマー材料が、ポリアクリル、ポリスチレン、ポリエステル、これらのブレンド及びポリカーボネート/ポリエステルブレンドからなる群から選択される、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0143】
本発明の一つの面に於いて、このポリマー材料が、ポリマー材料の全重量基準で少なくとも95重量%の量のポリエステルを含む、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0144】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が、ポリマー材料の全重量基準で少なくとも99.5重量%の量のポリエステルを含む、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0145】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料がテレフタル酸残基、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含む、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0146】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が、
(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなる、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0147】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリエステルのグリコール成分が20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含み、このポリエステルが、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有し、このポリエステルが105〜125℃のTgを有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0148】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリエステルのグリコール成分が30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含み、前記ポリエステルが、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gのインヘレント粘度を有し、前記ポリエステルが115〜125℃のTgを有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0149】
本発明の一つの面に於いて、ボトルのプレフォームに対する延伸比が2.0又はそれ以下であり、前記ボトルが、沸騰水中1時間の浸漬後に、3%又はそれ以下の収縮率を示し、前記ボトルが、0.90又はそれ以上の透過比を有し、前記ボトルが0.015又はそれ以下の複屈折を有する、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0150】
本発明の一つの面に於いて、プレフォームをボトルにブロー成形することを含むブロー成形方法(群)であって、このプレフォームが100℃〜130℃のガラス転移温度(Tg)を有するポリマー材料から形成され、インフレーション時点でのプレフォーム温度が、前記ポリマー材料のTgよりも少なくとも20℃高く、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が、下記の式:
CSR=(0.022)(PT)+(0.074)(Tg)−10
によって決定される計算延伸比(CSR)よりも小さいブロー成形方法(群)が提供される。
【0151】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が計算延伸比の20〜99%であるブロー成形方法(群)が提供される。
【0152】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が計算延伸比の30〜95%であるブロー成形方法(群)が提供される。
【0153】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が計算延伸比の40〜90%であるブロー成形方法(群)が提供される。
【0154】
本発明の一つの面に於いて、インフレーション時点でのプレフォーム温度がポリマー材料のTgよりも少なくとも30℃高いブロー成形方法(群)が提供される。
【0155】
本発明の一つの面に於いて、インフレーション時点でのプレフォーム温度がポリマー材料のTgよりも30℃超からポリマー材料のTgよりも70℃超までである、ブロー成形方法(群)が提供される。
【0156】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが、沸騰水中1時間の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示すブロー成形方法(群)が提供される。
【0157】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが、沸騰水中1時間の浸漬後に、3%又はそれ以下の収縮率を示すブロー成形方法(群)が提供される。
【0158】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が105〜125℃のTgを有するブロー成形方法(群)が提供される。
【0159】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.90又はそれ以上の透過比を有するブロー成形方法(群)が提供される。
【0160】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.95又はそれ以上の透過比を有するブロー成形方法(群)が提供される。
【0161】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.02又はそれ以下の複屈折を有するブロー成形方法(群)が提供される。
【0162】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.015又はそれ以下の複屈折を有するブロー成形方法(群)が提供される。
【0163】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有するブロー成形方法(群)が提供される。
【0164】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料がテレフタル酸残基、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含むブロー成形方法(群)が提供される。
【0165】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が、
(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そしてグリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなるブロー成形方法(群)が提供される。
【0166】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリエステルのグリコール成分が30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでなるブロー成形方法(群)が提供される。
【0167】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが哺乳瓶であるブロー成形方法(群)が提供される。
【0168】
本発明の一つの面に於いて、ポリマー材料から形成されたブロー成形ボトルであって、前記ポリマー材料が、テレフタル酸残基、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含み、前記ポリマー材料が100℃〜130℃のTgを有し、前記ボトルが、0.80よりも大きい透過比を有し、前記ボトルが、沸騰水中1時間の最初の浸漬後に、5%又はそれ以下の収縮率を示すブロー成形ボトルが提供される。
【0169】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が110〜130℃のTgを有するブロー成形ボトルが提供される。
【0170】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が105〜125℃のTgを有するブロー成形ボトルが提供される。
【0171】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが、沸騰水中1時間の浸漬後に、3%又はそれ以下の収縮率を示すブロー成形ボトルが提供される。
【0172】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.90又はそれ以上の透過比を有するブロー成形ボトルが提供される。
【0173】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.95又はそれ以上の透過比を有するブロー成形ボトルが提供される。
【0174】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.02又はそれ以下の複屈折を有するブロー成形ボトルが提供される。
【0175】
本発明の一つの面に於いて、前記ボトルが0.015又はそれ以下の複屈折を有するブロー成形ボトルが提供される。
【0176】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有するブロー成形ボトルが提供される。
【0177】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料がポリマー材料の全重量基準で少なくとも95重量%の量のポリエステルを含むブロー成形ボトルが提供される。
【0178】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料がポリマー材料の全重量基準で少なくとも99.5重量%の量のポリエステルを含むブロー成形ボトルが提供される。
【0179】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリマー材料が、
(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含むジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含むグリコール成分
(ここで、前記ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そして前記グリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含む少なくとも1種のポリエステルを含んでなるブロー成形ボトルが提供される。
【0180】
本発明の一つの面に於いて、前記ポリエステルのグリコール成分が30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含むブロー成形ボトルが提供される。
【0181】
本発明の一つの面に於いて、前記ブロー成形ボトルが哺乳瓶であるブロー成形ボトルが提供される。
【0182】
本発明の方法の何れかを、これらに限定するものではないが、哺乳瓶、ボトル、容器及び/又は食料品容器を含む、本発明のブロー成形物品の少なくとも1種を製造するために使用することができる。
【0183】
本発明は、また、これらに限定するものではないが、哺乳瓶を含む本発明の方法の少なくとも一つによって製造されるブロー成形物品にも関する。
【0184】
更に、本発明は、また、これらに限定するものではないが、哺乳瓶を含む本発明の方法の少なくとも一つによって製造することができるブロー成形物品にも関する。
【0185】
本発明の一つの面に於いて、哺乳瓶(又は他の成形物品)の側壁は0.80又はそれ以上、0.85又はそれ以上、0.90又はそれ以上、0.95又はそれ以上及び1.0又はそれ以上から選択された少なくとも一つの透過比を有することができる。
【0186】
本発明の一つの面に於いて、本発明の方法に於いて有用であるポリエステルはリン酸エステルを含有することができる。
【0187】
本発明の一つの面に於いて、本発明の方法に於いて有用であるポリエステルはアリールリン酸エステルを含有することができる。
【0188】
本発明の一つの面に於いて、本発明の方法に於いて有用であるポリエステルはトリアリールリン酸エステルを含有することができる。
【0189】
本発明の一つの面に於いて、本発明の方法に於いて有用であるポリエステルはトリフェニルリン酸エステルを含有することができる。
【0190】
本発明の一つの面に於いて、本発明の方法に於いて有用であるポリエステルはリン酸トリフェニルを含有することができる。
【0191】
本発明の一つの面に於いて、本発明の方法が容器になるブロー成形物品が提供される。
【0192】
本発明の一つの面に於いて、本発明の方法がボトルになるブロー成形物品が提供される。
【0193】
本発明の一つの面に於いて、本発明の方法が哺乳瓶になるブロー成形物品が提供される。
【0194】
本発明の一つの面に於いて、本発明の方法が食料品容器になるブロー成形物品が提供される。
【0195】
本発明のブロー成形物品は実質的にビスフェノールAであってよい。
【0196】
本発明の製造物品は、また、ビスフェノールAを含有しなくてもよい。
【0197】
本発明の方法及び/又はそれから得られる製品は、これらに限定するものではないが、最終製品中にBPAが存在しないための好ましい消費者認識、良好な耐薬品性及び良好な加水分解安定性を含む利点を有する。
【0198】
本発明の追加の目的及び利点は、以下の説明中に部分的に記載され、その説明から部分的に自明であるか又は本発明の実施によって学ぶことができるであろう。本発明の目的及び利点は、添付する特許請求の範囲に特に指摘した要素及び組合せの手段によって、実現され、達成されるであろう。
【0199】
前記の一般的な説明及び以下の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的のみであり、特許請求の範囲に記載されたように、本発明の限定ではない。
【発明を実施するための形態】
【0200】
本件の開示は、本発明の特定の態様の下記の詳細な説明及び作用実施例を参照することによって、一層容易に理解することができる。
【0201】
本発明の目的に従って、本発明の特定の態様は、〔発明の概要〕に記載し、更に以下記載する。また、本発明の他の態様も、ここに記載する。
【0202】
定義
他の方法で示されない限り、明細書及び特許請求の範囲に於いて使用する、成分の量、分子量のような特性、反応条件等を表す全ての数値は、全ての例に於いて、用語「約」によって修正されるものとして理解されるべきである。従って、反対に示されない限り、以降の明細書及び付属する特許請求の範囲に記載された数値パラメーターは、本発明によって得ることが探求されている所望の特性に依存して変化し得る近似値である。少なくとも、それぞれの数値パラメーターは、報告された有効数字の数に照らして、そして通常の丸め技術を適用することによって解釈すべきである。更に、この開示及び特許請求の範囲に記載された範囲は、単に、終点(群)のみならず、具体的に全範囲を含めるように意図される。例えば0〜10であると記載された範囲は、0と10との間の全ての整数、例えば1、2、3、4等並びに終点0及び10を開示するように意図される。また、化学的置換基に付随する範囲、例えば「C1〜C5炭化水素」は、C1及びC5炭化水素並びにC2、C3及びC4炭化水素を、特に含めそして開示するように意図される。
【0203】
本発明の広い範囲を記載する数値範囲及びパラメータは近似値であるにもかかわらず、特別の実施例に記載された数値は、できるだけ正確に報告される。しかしながら、全ての数値は、本来、それらの各試験測定値に見出される標準偏差から必然的にもたらされる一定の誤差を含んでいる。
【0204】
本明細書及び付属する特許請求の範囲中に使用する、単数形(a,an,the)には、文脈が他の方法で明瞭に示していない限り、それらの複数の指示物が含まれる。例えば「ボトル」又は「ポリエステル」の加工又は製造に対する参照は、複数のボトル又はポリエステルの加工又は製造を含むように意図される。「1種の」アルキル基又は「1種の」ブレンドを含有する又は含む組成物に対する参照は、名称が記載されたものに加えて、それぞれ他の成分又は他のコンポーネントを含むように意図される。
【0205】
「含んでなる(comprising)」又は「含有する」又は「含む」によって、本明細書の開示は、少なくとも名称が記載された化合物、要素、粒子又は方法工程等が、組成物又は物品又は方法中に存在するが、他の化合物、触媒、材料、粒子、方法工程等の存在を、このような他の化合物、材料、粒子、方法工程等が、名称が記載されたものと同じ機能を有するならば、特許請求の範囲に於いて明白に排除されていない限り、排除しないことを意味する。
【0206】
また、1個又はそれ以上の方法工程の記載は、組合された列挙工程の前若しくは後の追加の方法工程又は明白に同定されたこれらの工程の間の介在する方法工程を排除しないことが理解されるべきである。更に、方法工程又は成分のレタリングは、別個の活性又は成分を同定するための便利な手段であり、そして列挙されたレタリングは、他の方法で示されていない限り、どのような順序でも配列することができることが理解されるべきである。
【0207】
本件明細書のために、「収縮率」又は「収縮%」又は「収縮率%」は、製造後の最初の回について上昇した温度に付されたとき、サイズ減少に対するブロー成形物品の感受性の尺度である。収縮率は、前もって上昇した温度に曝されていないブロー成形物品(例えばボトル)を、沸騰水中に浸漬することによって決定される。1時間後に、この成形物品を沸騰水から取り出す。沸騰水中の浸漬の前及び後で、成形物品の内部体積を測定する。収縮率は、浸漬前の体積から浸漬後の体積を差し引き、その値を浸漬前の体積によって割ることによって計算される。
【0208】
本件明細書の目的のために、「透過比」は、ブロー成形物品を皮脂(human body oil)(即ち、指触)と接触させ、次いで上昇した温度に曝したとき、局在化したヘイズに対するこの物品の感受性の尺度である。透過比を決定するために、ブロー成形物品(例えばボトル)を半分に切断する。この物品の一方の半分を、沸騰前対照として保持し、他方の半分を、皮脂と接触させ(指によって触れる)、次いで沸騰水中に1時間入れる。次いで、それぞれの半ボトルの側壁を通して、レーザー光線を透過させ、その強度を記録する。透過は、3mW HeNeレーザーでサンプルを照射し、ディジタル光度計を使用して透過強度を測定する。サンプル−検出器距離を、8cmで一定に保持する。透過比は、3個の露出位置(即ち、指紋スポット内の位置)での平均透過強度を、2個の未露出位置での平均透過強度によって割った比として計算する。
【0209】
本件明細書の目的のために、「延伸比」又は「SR」又は「S.R.」は、プレフォームを物品(例えばボトル)にブロー成形することに付随する膨張(即ち延伸)の程度の尺度である。延伸比は、下記の式:
【数1】
(式中、DBは、ブロー成形物品(例えば、ボトル)の側壁(side wall)の最大外径であり、DPはプレフォームの側壁の最小外径であり、LBは(ブロー成形物品(例えばボトル)の全長)−(フィニッシュ(finish)のための20mm)であり、そしてLPは(プレフォームの全長)−(フィニッシュのための20mm)である)
によって定義される。
【0210】
本件明細書の目的のために、「計算延伸比」又は「CSR」は、下記の式:
CSR=(0.022)(PT)+(0.074)(Tg)−10
(式中、PTは、インフレーションの時点でのプレフォーム温度であり、Tgはブロー成形物品が形成されるポリマー材料のガラス転移温度である)
によって定義される。
【0211】
本件明細書の目的のために、「プレフォーム温度」又は「PT」はそれがブロー成形用金型の中に入れられる瞬間(インフレーションの前約1秒間)でのプレフォームの温度として定義される。
【0212】
本件明細書の目的のために、「フィニッシュ」は、一つの態様に於いて、クロージャー(キャップ)を受け取る、ボトルのネジ部として定義される。これは、また、ボトルの首又はブロー成形物品の未延伸部分として定義することができる。
【0213】
本件明細書の目的のために、「計算プレフォーム温度」又は「CPT」は、下記の式:
CPT=(45.44)(SR)−(3.36)(Tg)+454
(式中、SRはブロー成形物品のプレフォームに対する延伸比であり、Tgはブロー成形物品が形成されるポリマー材料のガラス転移温度である)
によって定義される。
【0214】
本件明細書の目的のために、「複屈折」又は「Δn」は配向の尺度であり、下記の式:
【数2】
(式中、TEは軸次元で測定した屈折率であり、TEPはフープ次元で測定した屈折率であり、TMは厚さ次元で測定した屈折率である)
によって定義される。ここでの複屈折測定値は、底又はフィニッシュに直ぐ隣接していない、ブロー成形物品(例えばボトル)の側壁で取られた測定値を指す。
【0215】
本件明細書の目的のために、「Tg」は示差走査熱量法(DSC)によって20℃/分の走査速度で測定したガラス転移温度として定義される。測定されるサンプルは、走査の前に、その融点よりも高く加熱し、急冷しなくてはならない。
【0216】
「容器」は、食料品を保持することができ、沸騰水中の浸漬に耐えることができる任意の入れものである。
【0217】
本明細書中に使用する用語「ボトル」は、液体を保持することができる容器を意味すると理解される。本発明のボトルは、例えばボトルによって食物が与えられている人間、例えば赤ん坊に液体を投与するために使用することができる。
【0218】
本発明を、沸騰水中の浸漬に対する耐性が望まれるボトル、容器又は物品に適用できることも予見される。このような適用には、沸騰水低温殺菌の間、食物を保持するために使用される容器が含まれる。
【0219】
「ポリマー材料」は、1種又はそれ以上のモノマーの重合によって製造され、成形することができる任意の材料を指す。
【0220】
本明細書中に使用する用語「ポリエステル」は、「コポリエステル」を含めると意図され、1種又はそれ以上の二官能性カルボン酸及び/又は多官能性カルボン酸と、1種又はそれ以上の二官能性ヒドロキシル化合物及び/又は多官能性ヒドロキシル化合物との反応によって製造される合成ポリマーを意味すると理解される。典型的に、二官能性カルボン酸はジカルボン酸であってよく、二官能性ヒドロキシル化合物は二価アルコール、例えばグリコール及びジオールであってよい。
【0221】
本明細書中に使用する用語「グリコール」には、これらに限定するものではないが、ジオール、グリコール及び/又は多官能性ヒドロキシル化合物、例えば分岐剤が含まれる。その代わりに、二官能性カルボン酸はヒドロキシカルボン酸、例えばp−ヒドロキシ安息香酸であってよく、二官能性ヒドロキシル化合物は2個のヒドロキシル置換基を有する芳香族核、例えばヒドロキノンであってよい。
【0222】
本明細書中に使用する用語「残基(residue)」は、対応するモノマーから重縮合反応及び/又はエステル化反応によってポリマーの中に含有される任意の有機構造を意味する。本明細書で使用する用語「繰り返し単位」は、カルボニルオキシ基によって結合された、ジカルボン酸残基及びジオール残基を有する有機構造を意味する。従って、例えばジカルボン酸残基は、ジカルボン酸モノマー又はその関連する酸ハライド、エステル、塩、無水物若しくはこれらの混合物から誘導することができる。
【0223】
更に、本明細書中に使用する用語「二酸」には、多官能性酸、例えば分岐剤が含まれる。従って、本明細書で使用する用語「ジカルボン酸」は、ジカルボン酸及びポリエステルを製造するためのジオールとの反応工程に於いて有用である、その関連する酸ハライド、エステル、半エステル、塩、半塩、無水物、混合無水物又はこれらの混合物を含むジカルボン酸の任意の誘導体を含むように意図される。本明細書中に使用する用語「テレフタル酸」は、テレフタル酸自体及びその残基並びにポリエステルを製造するためのジオールとの反応工程に於いて有用である、その関連する酸ハライド、エステル、半エステル、塩、半塩、無水物、混合無水物又はこれらの混合物を含むテレフタル酸の任意の誘導体を含むように意図される。
【0224】
本発明の物品及びそれらの製造方法
本発明は、一般的に、100℃〜130℃の範囲内のガラス転移温度を有するポリマー材料からブロー成形によって製造された哺乳瓶及びその他の物品並びにそれらの製造方法に関する。これらの物品は、沸騰水に曝すことができ、3よりも小さい延伸比と、ポリマー材料のガラス転移温度(Tg)よりも少なくとも20℃高いプレフォーム温度との適切な組合せを使用することによって製造することができる。本発明の方法に於いて有用な方法には、延伸ブロー成形、射出ブロー成形、押出ブロー成形及び初期プレフォーム又はパリソンが最終物品にブロー成形される任意の方法が含まれる。
【0225】
配向又はその欠如を測定するための一つの典型的な方法は、複屈折を計算するために使用することができる屈折率の光学的測定によるものである。一つの態様に於いて、本発明に従って製造された物品は、式
(103−Tg)/735
(式中、Tgは℃で測定されたポリマーのガラス転移温度である)によって決定される値又はそれ以下の複屈折値を有する。従って、125℃のTgを有するポリマーについて、複屈折値は0.030よりも小さくなくてはならない。従って、120℃のTgを有するポリマーについて、複屈折値は0.023よりも小さくなくてはならない。従って、115℃のTgを有するポリマーについて、複屈折値は0.016よりも小さくなくてはならない。従って、110℃のTgを有するポリマーについて、複屈折値は0.010よりも小さくなくてはならない。
【0226】
本発明によってもたらされる一つの利点は、100℃〜130℃の範囲内のガラス転移温度を有し、高い衝撃強度、靱性、良好な色、透明度、低いヘイズ値、耐薬品性及び加水分解安定性の2個又はそれ以上の一定の組合せを有するポリマー材料、例えばポリエステルで、沸騰水に曝すことができる哺乳瓶及び他の物品を製造する能力である。
【0227】
例えば3又はそれ以上の従来の延伸比及び低いプレフォーム温度を使用して製造された物品は、限定された耐薬品性を有し、通常の取扱い条件及び沸騰水中の浸漬によって、ヘイズ、収縮及び/又は変形を発生する物品になる。従来の方法によって製造されたボトルの一例に於いて、ボトル上の指紋は、ボトルを水中で沸騰させた後に、ボトルの表面上に永久的にエッチングされることになり、許容できないヘイズになる。この状況に於ける化学は、単純に、人皮膚上の油の遍在である。反対に、本発明の方法によって製造された物品は、透明性を必要とする用途、例えば哺乳瓶用途のための適切なヘイズ値を示す。
【0228】
沸騰水露出に起因する指紋ヘイズの進行は、沸騰水に露出する前後の両方の、指紋を付けたボトルを通して透過されたレーザー光ビームの相対光強度を測定することによって定量することができる。従って、露出後のレーザー光強度によって割った露出前のレーザー光強度の比が、透過比として定義される。0.80よりも小さい透過比値は、ヘイズの顕著な観察に相当する。一つの態様に於いて、本発明の物品は0.80又はそれ以上の透過比を有する。一つの態様に於いて、本発明の物品は0.85又はそれ以上の透過比を有する。一つの態様に於いて、本発明の物品は0.90又はそれ以上の透過比を有する。一つの態様に於いて、本発明の物品は0.95又はそれ以上の透過比を有する。また、100〜130℃のTgを有するポリマー材料を使用して従来の方法によって製造されたボトル及び物品は、初回で沸騰水中に浸漬した後、収縮又は変形を示す。本発明に従って製造された物品は、沸騰水中に1時間浸漬した後に、5%又はそれ以下の収縮率を示す。別の態様に於いて、本発明に従って製造された物品は、沸騰水中に1時間浸漬した後に、4%又はそれ以下の収縮率を示す。別の態様に於いて、本発明に従って製造された物品は、沸騰水中に1時間浸漬した後に3%又はそれ以下の収縮率を示す。別の態様に於いて、本発明に従って製造された物品は、沸騰水中に1時間浸漬した後に2%又はそれ以下の収縮率を示す。別の態様に於いて、本発明に従って製造された物品は、沸騰水中に1時間浸漬した後に1%又はそれ以下の収縮率を示す。
【0229】
本発明の物品は、3よりも小さい延伸比と、ポリマー材料のTgよりも少なくとも20℃高いプレフォーム温度との適切な組合せを使用することによって製造される。一般的に、延伸比が増加すると、本発明の物品を製造するために使用されるプレフォームの温度はそのようになる。この関係は、下記の式:
収縮率%=[15.9+(1.42SR)−(0.105Tg)−(0.0312PT)]3
(式中、SRは延伸比であり、Tgは℃でのポリマーのガラス転移温度であり、PTは℃でのプレフォームの温度である)
によって記載することができる。従って、ポリマーのTgが115℃であり、延伸比が1.4であった場合、5%又はそれ以下の収縮率値を得るために、プレフォームの温度は132℃又はそれ以上でなくてはならないであろう。その代わりに、ポリマーのTgが115℃であり、延伸比が2.0であった場合、1時間沸騰後に5%又はそれ以下の収縮率値を得るために、プレフォームの温度は159℃又はそれ以上でなくてはならないであろう。最大許容収縮率(収縮%)は、5%、好ましくは4%、更に好ましくは3%、最も好ましくは2%である。典型的なPETボトルは、100psiの空気圧でブロー成形される。一般的に、ブロー圧力を低下させると、ボトルの配向度が低下する。本発明の一つの態様に於いて、ブロー圧力は、本発明の物品のブロー成形の間に低下する。別の態様に於いて、本発明のボトルは75psi又はそれ以下、好ましくは50psi又はそれ以下、更に好ましくは25psi又はそれ以下の空気圧で製造される。
【0230】
一つの態様に於いて、本発明の物品は、3又はそれ以下の延伸比で製造される。他の態様に於いて、延伸比は、2.7又はそれ以下、2.5又はそれ以下又は2.0又はそれ以下である。更に別の態様に於いて、延伸比は1.2〜2.0の範囲内である。別の態様に於いて、延伸比は1.3〜1.7の範囲内である。一つの態様に於いて、インフレーションの時点でのプレフォーム温度はTg+20℃又はそれ以上である。
【0231】
別の態様に於いて、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、下記の式:
CPT=(45.44)(SR)−(3.36)(Tg)+454
(式中、SRはボトルのプレフォームに対する延伸比であり、Tgはブロー成形されるポリマー材料のガラス転移温度である)によって定義される計算プレフォーム温度(CPT)よりも高い。一つの態様に於いて、インフレーションの時点でのプレフォーム温度は、下記の量、即ち1〜80℃、5〜50℃及び/又は10〜40℃の1個又はそれ以上ほど、計算プレフォーム温度(CPT)よりも高い。別の態様に於いて、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、Tg+30℃又はそれ以上である。別の態様に於いて、延伸比は2よりも小さく、プレフォーム温度は、Tg+30℃又はそれ以上である。インフレーションの時点でのプレフォーム温度は、それがブロー成形用金型の中に入れられる瞬間(インフレーションの前約1秒間)でのプレフォームの温度を指す。本発明の或る態様に於いて、インフレーション時点でのプレフォーム温度は、下記の温度、即ちTg+20℃よりも高い、Tg+25℃よりも高い、Tg+30℃よりも高い、Tg+35℃よりも高い、Tg+40℃よりも高い、Tg+45℃よりも高い、Tg+50℃よりも高い、Tg+55℃よりも高い、Tg+60℃よりも高い、Tg+65℃よりも高い、Tg+70℃よりも高い、Tg+20℃〜Tg+70℃、Tg+20℃〜Tg+65℃、Tg+20℃〜Tg+60℃、Tg+20℃〜Tg+55℃、Tg+20℃〜Tg+50℃、Tg+20℃〜Tg+45℃、Tg+20℃〜Tg+40℃、Tg+20℃〜Tg+35℃、Tg+20℃〜Tg+30℃、Tg+20℃〜Tg+25℃、Tg+25℃〜Tg+70℃、Tg+25℃〜Tg+65℃、Tg+25℃〜Tg+60℃、Tg+25℃〜Tg+55℃、Tg+25℃〜Tg+50℃、Tg+25℃〜Tg+45℃、Tg+25℃〜Tg+40℃、Tg+25℃〜Tg+35℃、Tg+25℃〜Tg+30℃、Tg+30℃〜Tg+70℃、Tg+30℃〜Tg+65℃、Tg+30℃〜Tg+60℃、Tg+30℃〜Tg+55℃、Tg+30℃〜Tg+50℃、Tg+30℃〜Tg+45℃、Tg+30℃〜Tg+40℃、Tg+30℃〜Tg+35℃、Tg+35℃〜Tg+70℃、Tg+35℃〜Tg+65℃、Tg+35℃〜Tg+60℃、Tg+35℃〜Tg+55℃、Tg+35℃〜Tg+50℃、Tg+35℃〜Tg+45℃、Tg+35℃〜Tg+40℃、Tg+40℃〜Tg+70℃、Tg+40℃〜Tg+65℃、Tg+40℃〜Tg+60℃、Tg+40℃〜Tg+55℃、Tg+40℃〜Tg+50℃、Tg+40℃〜Tg+45℃、Tg+45℃〜Tg+70℃、Tg+45℃〜Tg+65℃、Tg+45℃〜Tg+60℃、Tg+45℃〜Tg+55℃、Tg+45℃〜Tg+50℃、Tg+50℃〜Tg+70℃、Tg+50℃〜Tg+65℃、Tg+50℃〜Tg+60℃、Tg+50℃〜Tg+55℃、Tg+55℃〜Tg+70℃、Tg+55℃〜Tg+65℃、Tg+55℃〜Tg+60℃、Tg+60℃〜Tg+70℃、Tg+60℃〜Tg+65℃及びTg+65℃〜Tg+70℃の少なくとも1個であってよい。本発明の或る態様に於いて、最終物品のプレフォームに対する延伸比は、下記の比、即ち1.2〜3よりも小さい、1.2〜3、1.2〜2.7、1.2〜2.5、1.2〜2.0、1.2〜1.9、1.2〜1.8、1.2〜1.7、1.2〜1.6、1.2〜1.5、1.2〜1.4、1.2〜1.3、1.3〜3よりも小さい、1.3〜3、1.3〜2.7、1.3〜2.5、1.3〜2.0、1.3〜1.9、1.3〜1.8、1.3〜1.7、1.3〜1.6、1.3〜1.5、1.3〜1.4、1.4〜3よりも小さい、1.4〜3、1.4〜2.7、1.4〜2.5、1.4〜2.0、1.4〜1.9、1.4〜1.8、1.4〜1.7、1.4〜1.6、1.4〜1.5、1.5〜3よりも小さい、1.5〜3、1.5〜2.7、1.5〜2.5、1.5〜2.0、1.5〜1.9、1.5〜1.8、1.5〜1.7、1.5〜1.6、1.6〜3よりも小さい、1.6〜3、1.6〜2.7、1.6〜2.5、1.6〜2.0、1.6〜1.9、1.6〜1.8、1.6〜1.7、1.7〜3よりも小さい、1.7〜3、1.7〜2.7、1.7〜2.5、1.7〜2.0、1.7〜1.9、1.7〜1.8、1.8〜3よりも小さい、1.8〜3、1.8〜2.7、1.8〜2.5、1.8〜2.0、1.8〜1.9、1.9〜3よりも小さい、1.9〜3、1.9〜2.7、1.9〜2.5、1.9〜2.0、2.0〜3よりも小さい、2.0〜3、2.0〜2.7、2.0〜2.5、2.7〜3よりも小さい、2.7〜3、2.5〜2.7、2.5〜3よりも小さい、2.5〜3、3よりも小さい、2.9よりも小さい、2.8よりも小さい、2.7よりも小さい、2.6よりも小さい、2.5よりも小さい、2.4よりも小さい、2.3よりも小さい、2.2よりも小さい、2.1よりも小さい、2.0よりも小さい、1.9よりも小さい、1.8よりも小さい、1.7よりも小さい、1.6よりも小さい及び1.5よりも小さい少なくとも1個であってよい。
【0232】
本発明のための好ましいプレフォームは、1.0〜1.1の軸延伸比を与えるために、最終ボトル長さの90%〜100%の長さ及び1.0〜1.7の半径方向延伸比を与えるために、最終ボトル直径の60%〜100%の直径を有するであろう。仕上り直径がボトル直径よりも小さく、1.3〜1.7の半径方向延伸比を与えるために、最終ボトル直径の60%〜80%であるプレフォームのための実際の直径になり得る設計考察が必要であろうことが認められる。また、プレフォームは、幾らかのテーパー度を必要とするであろうことが認められる。この場合に、テーパーは、プレフォームの底での半径方向延伸比を最小にするために、最小に保持されるべきである。
【0233】
本発明の方法は、他の方法で記載されない限り、本明細書中に記載された延伸比の何れか、本明細書中に記載されたプレフォーム温度の何れか及び本明細書中に記載されたブロー圧力の何れかの適切な組合せで実施することができることが意図される。また、本発明の方法によって製造された物品は、他の方法で記載されない限り、本明細書中に記載されたヘイズ値の何れか、本明細書中に記載された複屈折値の何れか及び本明細書中に記載された収縮率値の何れかの適切な組合せを有することができる。
【0234】
別の態様に於いて、このボトルの壁厚は増加される。例えば一つの態様に於いて、このボトルの壁厚は、0.5mmよりも大きく、好ましくは0.75mmよりも大きく、更に好ましくは1mmよりも大きい。一つの態様に於いて、トナーを含有する又は含有しない、本発明に従って製造された物品及び/又は本発明に於いて有用であるポリマー材料組成物は、Hunter Associates Lab Inc.、バージニア州Restonによって製造されたHunter Lab Ultrascan Spectra Colorimeterを使用して決定することができる、カラー値L、a及びbを有することができる。カラー決定は、ポリエステルのペレット若しくはプラック又はそれらから射出成形若しくは押出成形された他の品目上で測定された値の平均である。これらは、CIE(国際照明学会)(翻訳)のLカラーシステム(ここで、Lは明度座標を表し、aは赤/緑座標を表し、bは黄/青座標を表す)によって決定される。或る態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルについてのb値は、−10〜10よりも小さく、L値は、50〜90であってよい。他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルについてのb値は、下記の範囲、即ち、−10〜9、−10〜8、−10〜7、−10〜6、−10〜5、−10〜4、−10〜3、−10〜2、−5〜9、−5〜8、−5〜7、−5〜6、−5〜5、−5〜4、−5〜3、−5〜2、0〜9、0〜8、0〜7、0〜6、0〜5、0〜4、0〜3、0〜2、1〜10、1〜9、1〜8、1〜7、1〜6、1〜5、1〜4、1〜3及び1〜2の1個内に存在してよい。他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルについてのL値は、下記の範囲、即ち、50〜60、50〜70、50〜80、50〜90、60〜70、60〜80、60〜90、70〜80、79〜90の1個内に存在してよい。
【0235】
本発明に従って製造された物品は、実質的な有害な収縮又は変形を示すことなく、沸騰水中に浸漬させることができる。従って、本発明は、これらの特性が望まれるブロー成形物品を製造するために適している。本発明に従った物品の例には、容器、ボトル、哺乳瓶、食物容器及び/又は食料品容器;沸騰水殺菌に使用される容器並びにその中で殺菌消毒を行うための容器、例えば幼児ケア殺菌消毒容器等が含まれる。幼児ケア殺菌消毒容器は、幼児ケア製品の家庭内殺菌消毒で使用するために、幼児ケア製品を保持するように構成された容器である。一つの態様に於いて、幼児ケア殺菌消毒容器は、哺乳瓶殺菌消毒容器である。
【0236】
一つの態様に於いて、哺乳瓶及び幼児ケア殺菌消毒容器は、靱性、透明性、耐薬品性、Tg、加水分解安定性及び食洗機安定性から選択される少なくとも1個の追加の特性を有する。
【0237】
本発明に於いて有用なポリマー材料
これらに限定されないが、ポリアクリル樹脂(例えばPMMA−ポリメタクリル酸メチル、SAN−スチレン−アクリロニトリルコポリマー)、ポリスチレン、ポリエステル(例えばPEN)及びこれらのブレンドを含む、本発明で使用することができる100℃〜130℃の範囲内のTg値を有する種々のポリマー材料が存在する。また、所望の範囲内のTgを与えることができる種々の他のブレンド、例えばポリカーボネート/ポリエステルブレンドが存在する。
【0238】
本発明で使用することができるポリマーの一つの有用な一群は、ポリエステルである。本発明で使用することができるポリエステルの一群には、テレフタル酸、1,4−シクロヘキサンジメタノール及び2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールから形成されるポリエステルが含まれる。
【0239】
本発明の哺乳瓶に於いて使用することができるポリエステルは、典型的に、実質的に等比率で反応し、それらの対応する残基としてポリエステルポリマーの中に導入される、ジカルボン酸及びジオールから製造することができる。従って本発明の哺乳瓶のポリエステルは、実質的に等モル比率の酸残基(100モル%)及びジオール(及び/又は多官能性ヒドロキシル化合物)残基(100モル%)を、繰り返し単位の合計モル数が100モル%に等しくなるように含有することができる。従って、本開示で与えられるモルパーセントは、酸残基の合計モル数、ジオール残基の合計モル数又は繰り返し単位の合計モル数を基準にすることができる。例えば、全酸残基基準で30モル%のイソフタル酸を含有するポリエステルは、このポリエステルが、合計で100モル%の酸残基の内30モル%のイソフタル酸残基を含有することを意味する。従って、酸残基の各100モルの中に、30モルのイソフタル酸残基が存在する。別の例に於いて、全ジオール残基基準で30モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールを含有するポリエステルは、このポリエステルが、合計で100モル%のジオール残基の内30モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基を含有することを意味する。従って、ジオール残基の各100モルの中に、30モルの2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基が存在する。
【0240】
本発明の他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリマー材料、例えばポリアクリル、ポリスチレン、ポリエステル、これらのブレンド及びポリカーボネート/ポリエステルブレンドのTgは、下記の範囲、即ち100〜130℃、100〜125℃、100〜120℃、100〜115℃、100〜110℃、100〜105℃、105〜130℃、105〜125℃、105〜120℃、105〜115℃、105〜110℃、110〜130℃、110〜125℃、110〜120℃、110〜115℃、115〜130℃、115〜125℃、115〜120℃、120〜130℃、120〜125℃、125〜130℃の少なくとも1個であってよい。
【0241】
本発明の他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリマー材料、例えばポリアクリル、ポリスチレン、ポリエステル、これらのブレンド及びポリカーボネート/ポリエステルブレンドのTgは、下記の範囲、即ち110〜120℃、111〜120℃、112〜120℃、113〜120℃、114〜120℃、115〜120℃、116〜120℃、117〜120℃、118〜120℃、119〜120℃、110〜119℃、111〜119℃、112〜119℃、113〜119℃、114〜119℃、115〜119℃、116〜119℃、117〜119℃、118〜119℃、110〜118℃、111〜118℃、112〜118℃、113〜118℃、114〜118℃、115〜118℃、116〜118℃、117〜118℃、110〜117℃、111〜117℃、112〜117℃、113〜117℃、114〜117℃、115〜117℃、116〜117℃、110〜116℃、111〜116℃、112〜116℃、113〜116℃、114〜116℃、115〜116℃、110〜115℃、111〜115℃、112〜115℃、113〜115℃、114〜115℃、110〜114℃、111〜114℃、112〜114℃、113〜114℃、110〜113℃、111〜113℃、112〜113℃、110〜112℃、111〜112℃及び110〜111℃の少なくとも1個であってよい。
【0242】
本発明の他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルのためのグリコール成分には、これらに限定するものではないが、下記の範囲の組合せ、即ち10〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び55〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、10〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び60〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、10〜35モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び65〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、10〜30モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び70〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、10〜25モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び75〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、10〜20モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び80〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール並びに10〜15モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び85〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールの少なくとも1個が含まれる。
【0243】
本発明の他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルのためのグリコール成分には、これらに限定するものではないが、下記の範囲の組合せ、即ち28〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び63〜72モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、29〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び63〜71モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、30〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び63〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、31〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び63〜69モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、32〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び63〜68モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、33〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び63〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、34〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び63〜66モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、35〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び63〜65モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール並びに36〜37モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び63〜64モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールの少なくとも1個が含まれる。
【0244】
本発明の他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルのためのグリコール成分には、これらに限定するものではないが、下記の範囲の組合せ、即ち28〜36モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び64〜72モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、29〜36モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び64〜71モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、30〜36モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び64〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、31〜36モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び64〜69モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、32〜36モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び64〜68モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、33〜36モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び64〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、34〜36モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び64〜66モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール並びに35〜36モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び64〜65モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールの少なくとも1個が含まれる。
【0245】
本発明の他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルのためのグリコール成分には、これらに限定するものではないが、下記の範囲の組合せ、即ち28〜35モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び65〜72モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、29〜35モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び65〜71モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、30〜35モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び65〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、31〜35モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び65〜69モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、32〜35モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び65〜68モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、33〜35モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び65〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール並びに34〜35モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び65〜66モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、の少なくとも1個が含まれる。
【0246】
本発明の他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルのためのグリコール成分には、これらに限定するものではないが、下記の範囲の組合せ、即ち28〜34モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び66〜72モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、29〜34モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び66〜71モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、30〜34モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び66〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、31〜34モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び66〜69モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、32〜34モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び66〜68モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール並びに33〜34モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び66〜67モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールの少なくとも1個が含まれる。
【0247】
本発明の他の面に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルのためのグリコール成分には、これらに限定するものではないが、下記の範囲の組合せ、即ち28〜33モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び67〜72モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、29〜33モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び67〜71モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、30〜33モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び67〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、31〜33モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び67〜69モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール並びに32〜33モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び67〜68モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールの少なくとも1個が含まれる。
【0248】
本発明の他の面に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルのためのグリコール成分には、これらに限定するものではないが、下記の範囲の組合せ、即ち28〜32モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び68〜72モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、29〜32モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び68〜71モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、30〜32モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び68〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール並びに31〜32モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び68〜69モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールの少なくとも1個が含まれる。
【0249】
本発明の他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルのためのグリコール成分には、これらに限定するものではないが、下記の範囲の組合せ、即ち28〜31モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び69〜72モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、29〜31モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び69〜71モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール並びに30〜31モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び69〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールの少なくとも1個が含まれる。
【0250】
本発明の他の態様に於いて、本発明に於いて有用であるポリエステルのためのグリコール成分には、これらに限定するものではないが、下記の範囲の組合せ、即ち28〜30モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び70〜72モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール、29〜30モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び70〜71モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール並びに28〜29モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び71〜72モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノールの少なくとも1個が含まれる。
【0251】
本発明の或る態様について、本発明に於いて有用であるポリエステルは、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、下記のインヘレント粘度、即ち0.45〜1.2dL/g、0.45〜1.1dL/g、0.45〜1dL/g、0.45〜0.98dL/g、0.45〜0.95dL/g、0.45〜0.90dL/g、0.45〜0.85dL/g、0.45〜0.80dL/g、0.45〜0.75dL/g、0.45〜0.75dL/gよりも小さい、0.45〜0.72dL/g、0.45〜0.70dL/g、0.45〜0.70dL/gよりも小さい、0.45〜0.68dL/g、0.45〜0.68dL/gよりも小さい、0.45〜0.65dL/g、0.50〜1.2dL/g、0.50〜1.1dL/g、0.50〜1dL/g、0.50〜1dL/gよりも小さい、0.50〜0.98dL/g、0.50〜0.95dL/g、0.50〜0.90dL/g、0.50〜0.85dL/g、0.50〜0.80dL/g、0.50〜0.75dL/g、0.50〜0.75dL/gよりも小さい、0.50〜0.72dL/g、0.50〜0.70dL/g、0.50〜0.70dL/gよりも小さい、0.50〜0.68dL/g、0.50〜0.68dL/gよりも小さい、0.50〜0.65dL/g、0.55〜1.2dL/g、0.55〜1.1dL/g、0.55〜1dL/g、0.55〜1dL/gよりも小さい、0.55〜0.98dL/g、0.55〜0.95dL/g、0.55〜0.90dL/g、0.55〜0.85dL/g、0.55〜0.80dL/g、0.55〜0.75dL/g、0.55〜0.75dL/gよりも小さい、0.55〜0.72dL/g、0.55〜0.70dL/g、0.55〜0.70dL/gよりも小さい、0.55〜0.68dL/g、0.55〜0.68dL/gよりも小さい、0.55〜0.65dL/g、0.58〜1.2dL/g、0.58〜1.1dL/g、0.58〜1dL/g、0.58〜1dL/gよりも小さい、0.58〜0.98dL/g、0.58〜0.95dL/g、0.58〜0.90dL/g、0.58〜0.85dL/g、0.58〜0.80dL/g、0.58〜0.75dL/g、0.58〜0.75dL/gよりも小さい、0.58〜0.72dL/g、0.58〜0.70dL/g、0.58〜0.70dL/gよりも小さい、0.58〜0.68dL/g、0.58〜0.68dL/gよりも小さい、0.58〜0.65dL/g、0.60〜1.2dL/g、0.60〜1.1dL/g、0.60〜1dL/g、0.60〜1dL/gよりも小さい、0.60〜0.98dL/g、0.60〜0.95dL/g、0.60〜0.90dL/g、0.60〜0.85dL/g、0.60〜0.80dL/g、0.60〜0.75dL/g、0.60〜0.75dL/gよりも小さい、0.60〜0.72dL/g、0.60〜0.70dL/g、0.60〜0.70dL/gよりも小さい、0.60〜0.68dL/g、0.60〜0.68dL/gよりも小さい、0.60〜0.65dL/g、0.65〜1.2dL/g、0.65〜1.1dL/g、0.65〜1dL/g、0.65〜1dL/gよりも小さい、0.65〜0.98dL/g、0.65〜0.95dL/g、0.65〜0.90dL/g、0.65〜0.85dL/g、0.65〜0.80dL/g、0.65〜0.75dL/g、0.65〜0.75dL/gよりも小さい、0.65〜0.72dL/g、0.65〜0.70dL/g、0.65〜0.70dL/gよりも小さい、0.68〜1.2dL/g、0.68〜1.1dL/g、0.68〜1dL/g、0.68〜1dL/gよりも小さい、0.68〜0.98dL/g、0.68〜0.95dL/g、0.68〜0.90dL/g、0.68〜0.85dL/g、0.68〜0.80dL/g、0.68〜0.75dL/g、0.68〜0.75dL/gよりも小さい、0.68〜0.72dL/g、0.76dL/gよりも大きい〜1.2dL/g、0.76dL/gよりも大きい〜1.1dL/g、0.76dL/gよりも大きい〜1dL/g、0.76dL/gよりも大きい〜1dL/gよりも小さい、0.76dL/gよりも大きい〜0.98dl/g、0.76dL/gよりも大きい〜0.95dL/g、0.76dL/gよりも大きい〜0.90dL/g、0.80dL/gよりも大きい〜1.2dL/g、0.80dL/gよりも大きい〜1.1dL/g、0.80dL/gよりも大きい〜1dL/g、0.80dL/gよりも大きい〜1dL/gよりも小さい、0.80dL/gよりも大きい〜1.2dL/g、0.80dL/gよりも大きい〜0.98dL/g、0.80dL/gよりも大きい〜0.95dL/g、0.80dL/gよりも大きい〜0.90dL/gの少なくとも1個を示すことができる。
【0252】
本発明の或る態様について、本発明に於いて有用であるポリエステルは、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、下記のインヘレント粘度、即ち0.58〜0.70dL/g、0.58〜0.69dL/g、0.58〜0.68dL/g、0.58〜0.67dL/g、0.58〜0.66dL/g、0.58〜0.65dL/g、0.58〜0.64dL/g、0.58〜0.63dL/g、0.58〜0.62dL/g、0.58〜0.61dL/g、0.58〜0.60dL/g、0.58〜0.59dL/g、0.59〜0.70dL/g、0.59〜0.69dL/g、0.59〜0.68dL/g、0.59〜0.67dL/g、0.59〜0.66dL/g、0.59〜0.65dL/g、0.59〜0.64dL/g、0.59〜0.63dL/g、0.59〜0.62dL/g、0.59〜0.61dL/g、0.59〜0.60dL/g、0.60〜0.70dL/g、0.60〜0.69dL/g、0.60〜0.68dL/g、0.60〜0.67dL/g、0.60〜0.66dL/g、0.60〜0.65dL/g、0.60〜0.64dL/g、0.60〜0.63dL/g、0.60〜0.62dL/g、0.60〜0.61dL/g、0.61〜0.70dL/g、0.61〜0.69dL/g、0.61〜0.68dL/g、0.61〜0.67dL/g、0.61〜0.66dL/g、0.61〜0.65dL/g、0.61〜0.64dL/g、0.61〜0.63dL/g、0.61〜0.62dL/g、0.62〜0.70dL/g、0.62〜0.69dL/g、0.62〜0.68dL/g、0.62〜0.67dL/g、0.62〜0.66dL/g、0.62〜0.65dL/g、0.62〜0.64dL/g、0.62〜0.63dL/g、0.63〜0.70dL/g、0.63〜0.69dL/g、0.63〜0.68dL/g、0.63〜0.67dL/g、0.63〜0.66dL/g、0.63〜0.65dL/g、0.63〜0.64dL/g、0.64〜0.70dL/g、0.64〜0.69dL/g、0.64〜0.68dL/g、0.64〜0.67dL/g、0.64〜0.66dL/g、0.64〜0.65dL/g、0.65〜0.70dL/g、0.65〜0.69dL/g、0.65〜0.68dL/g、0.65〜0.67dL/g、0.65〜0.66dL/g、0.66〜0.70dL/g、0.66〜0.69dL/g、0.66〜0.68dL/g、0.66〜0.67dL/g、0.67〜0.70dL/g、0.67〜0.69dL/g、0.67〜0.68dL/g、0.68〜0.70dL/g、0.68〜0.69dL/g及び0.69〜0.70dL/gの少なくとも1個を示すことができる。
【0253】
本発明の哺乳瓶に於いて有用である組成物は、他の方法で記載されない限り、本明細書中に記載されたインヘレント粘度範囲の少なくとも1個及び本明細書中に記載された組成物についてのモノマー範囲の少なくとも1個を有することができる。また、本発明の哺乳瓶に於いて有用である組成物は、他の方法で記載されない限り、本明細書中に記載されたTg範囲の少なくとも1個及び本明細書中に記載された組成物についてのモノマー範囲の少なくとも1個を有することができる。また、本発明の哺乳瓶に於いて有用である組成物は、他の方法で記載されない限り、本明細書中に記載されたインヘレント粘度範囲の少なくとも1個、本明細書中に記載されたTg範囲の少なくとも1個及び本明細書中に記載された組成物についてのモノマー範囲の少なくとも1個を有することができる。
【0254】
本発明の一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用である或るポリエステルに於いて有用であるシス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールのモル%は、50モル%よりも大きい若しくは55モル%よりも大きいシス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール又は70モル%よりも大きいシス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール(ここで、シス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及びトランス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールの合計モル%は、合計100モル%に等しい)である。本発明の別の面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるシス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールのモル%は、50モル%である。本発明の別の面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるシス−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールのモル%は、40〜70モル%である。
【0255】
或る態様に於いて、テレフタル酸若しくはそのエステル、例えばテレフタル酸ジメチル又はテレフタル酸残基とそのエステルとの混合物は、本発明のボトルに於いて有用であるポリエステルを形成するために使用されるジカルボン酸成分の一部又は全部を構成することができる。或る態様に於いて、テレフタル酸残基は、本発明のボトルに於いて有用であるポリエステルを形成するために使用されるジカルボン酸成分の一部又は全部を、少なくとも70モル%、例えば、少なくとも80モル%、少なくとも90モル%、少なくとも95モル%、少なくとも99モル%又は100モル%さえもの濃度で、構成することができる。或る態様に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるより高い衝撃強度のポリエステルを製造するために、より高い量のテレフタル酸を使用することができる。この開示の目的のために、用語「テレフタル酸」及び「テレフタル酸ジメチル」は、本明細書に於いて互換可能に使用される。一つの態様に於いて、テレフタル酸ジメチルは、本発明に於いて有用であるポリエステルを形成するために使用されるジカルボン酸成分の一部又は全部である。全ての態様に於いて、70〜100モル%若しくは80〜100モル%若しくは90〜100モル%若しくは99〜100モル%の範囲又は100モル%のテレフタル酸及び/若しくはテレフタル酸ジメチル並びに/又はこれらの混合物を使用することができる。
【0256】
テレフタル酸に加えて、本発明に於いて有用であるポリエステルのジカルボン酸成分は、30モル%以下、20モル%以下、10モル%以下、5モル%以下又は1モル%以下の、1種又はそれ以上の変性芳香族ジカルボン酸からなっていてよい。更に別の態様は、0モル%の変性芳香族ジカルボン酸を含有する。従って、存在する場合に、1種又はそれ以上の変性芳香族ジカルボン酸の量は、例えば、0.01〜30モル%、0.01〜20モル%、0.01〜10モル%、0.01〜5モル%及び0.01〜1モル%を含む、これらの先行する終点値の何れかからの範囲であってよいことが意図される。一つの態様に於いて、本発明に於いて使用することができる変性芳香族ジカルボン酸には、これらに限定するものではないが、炭素数20以下であり、線状、パラ配位又は対称であってよいものが含まれる。本発明に於いて使用することができる変性芳香族ジカルボン酸の例には、これらに限定するものではないが、イソフタル酸、4,4′−ビフェニルジカルボン酸、1,4−、1,5−、2,6−、2,7−ナフタレンジカルボン酸及びトランス−4,4′−スチルベンジカルボン酸並びにこれらのエステルが含まれる。一つの態様に於いて、この変性芳香族ジカルボン酸はイソフタル酸である。別の態様に於いて、この変性芳香族ジカルボン酸はナフタレンジカルボン酸である。更に別の態様に於いて、この変性芳香族ジカルボン酸はトランス−4,4′−スチルベンジカルボン酸である。
【0257】
本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルのカルボン酸成分は、更に、10モル%以下の、例えば5モル%以下又は1モル%以下の、1種又はそれ以上の炭素数2〜16の脂肪族ジカルボン酸、例えばマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸及びドデカンジオンジカルボン酸によって、更に変性することができる。或る態様は、また、0.01モル%又はそれ以上、例えば0.1モル%又はそれ以上、1モル%又はそれ以上、5モル%又はそれ以上又は10モル%又はそれ以上の、1種又はそれ以上の変性脂肪族ジカルボン酸からなっていてよい。更に別の態様は、0モル%の変性脂肪族ジカルボン酸を含有する。従って、存在する場合に、1種又はそれ以上の変性脂肪族ジカルボン酸の量は、例えば0.01〜10モル%及び0.1〜10モル%を含む、これらの先行する終点値の何れかからの範囲であってよいことが意図される。ジカルボン酸の合計モル%は、100モル%である。
【0258】
テレフタル酸のエステル並びに他の変性ジカルボン酸又はこれらの対応するエステル及び/若しくは塩を、ジカルボン酸の代わりに使用することができる。ジカルボン酸エステルの適切な例には、これらに限定するものではないが、ジメチル、ジエチル、ジプロピル、ジイソプロピル、ジブチル及びジフェニルエステルが含まれる。一つの態様に於いて、このエステルは、下記のもの、即ち、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル及びフェニルエステルの少なくとも1種から選択される。
【0259】
一つの態様に於いて、テレフタル酸を出発材料として使用することができる。別の態様に於いて、テレフタル酸ジメチルを出発材料として使用することができる。更に別の態様に於いて、テレフタル酸とテレフタル酸ジメチルとの混合物を、出発材料として及び/又は中間材料として使用することができる。
【0260】
1,4−シクロヘキサンジメタノールは、シス、トランス又は例えば60:40〜40:60のシス/トランス比のこれらの混合物であってよい。別の態様に於いて、トランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールは、60〜80モル%の量で存在してよい。別の態様に於いて、トランス−1,4−シクロヘキサンジメタノールは70モル%の量で存在してよく、シス−1,4−シクロヘキサンジメタノールは30モル%の量で存在してよい。
【0261】
本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステル組成物のポリエステル部分のグリコール成分には、25モル%又はそれ以下の、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール又は1,4−シクロヘキサンジメタノールではない1種又はそれ以上の変性グリコールが含有されていてよく、一つの態様に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルには、15モル%よりも少ない1種又はそれ以上の変性グリコールが含有されていてよい。別の態様に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルには、10モル%又はそれ以下の1種又はそれ以上の変性グリコールが含有されていてよい。別の態様に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルには、5モル%又はそれ以下の1種又はそれ以上の変性グリコールが含有されていてよい。別の態様に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルには、3モル%又はそれ以下の1種又はそれ以上の変性グリコールが含有されていてよい。別の態様に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルには、0モル%の変性グリコールが含有されていてよい。或る態様には、また、0.01モル%又はそれ以上、例えば0.1モル%又はそれ以上、1モル%又はそれ以上、5モル%又はそれ以上又は10モル%又はそれ以上の、1種又はそれ以上の変性グリコールが含有されていてよい。従って、存在する場合に、1種又はそれ以上の変性グリコールの量は、例えば0.01〜15モル%及び0.1〜10モル%を含む、これらの先行する終点値の何れかからの範囲であってよいことが意図される。
【0262】
本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルに於いて有用である変性グリコールは、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール及び1,4−シクロヘキサンジメタノール以外のジオールを指し、2〜16個の炭素原子を含有することができる。適切な変性グリコールの例には、これらに限定されないが、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、p−キシレングリコール又はこれらの混合物が含まれる。一つの態様に於いて、この変性グリコールはエチレングリコールである。別の態様に於いて、この変性グリコールには、これらに限定されないが、1,3−プロパンジオール及び1,4−ブタンジオールが含まれる。別の態様に於いて、エチレングリコールは変性ジオールとして除外される。別の態様に於いて、1,3−プロパンジオール及び1,4−ブタンジオールは変性ジオールとして除外される。別の態様に於いて、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオールは変性ジオールとして除外される。
【0263】
本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステル組成物に於いて有用であるポリエステル及び/又は或るポリエステル/ポリカーボネートブレンドは、それぞれジオール又は二酸残基の合計モル%基準で、0〜10モル%、例えば0.01〜5%、0.01〜1モル%、0.05〜5モル%、0.05〜1モル%又は0.1〜0.7モル%の、3個又はそれ以上のカルボキシル置換基、ヒドロキシル置換基又はこれらの組合せを有する、本明細書に於いて分岐剤としても参照される分岐モノマーの1種又はそれ以上の残基を含有していてよい。或る態様に於いて、分岐モノマー又は分岐剤は、ポリエステルの重合の前及び/又は間及び/又は後に添加することができる。従って、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステル(群)は、線状又は分枝状であってよい。このポリカーボネートもまた、線状又は分枝状であってよい。或る態様に於いて、分岐モノマー又は分岐剤は、ポリカーボネートの重合の前及び/又は間及び/又は後に添加することができる。
【0264】
分岐モノマーの例には、これらに限定されないが、多官能性酸又は多官能性アルコール、例えばトリメリット酸、トリメリット酸無水物、ピロメリット酸二無水物、トリメチロールプロパン、グリセロール、ペンタエリトリトール、クエン酸、酒石酸、3−ヒドロキシグルタル酸等が含まれる。一つの態様に於いて、分岐モノマー残基は、0.1〜0.7モル%の、下記のもの、即ち、トリメリット酸無水物、ピロメリット酸二無水物、グリセロール、ソルビトール、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、トリメチロールエタン及び/又はトリメシン酸の少なくとも1種から選択された1種又はそれ以上の残基からなっていてよい。この分岐モノマーは、例えば米国特許第5,654,347号明細書及び米国特許第5,696,176号明細書(これらの分岐モノマーに関する開示を参照して本明細書に含める)に記載されているように、コンセントレートの形で、ポリエステル反応混合物に添加するか又はポリエステルとブレンドすることができる。
【0265】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルは、1,3−プロパンジオール又は1,4−ブタンジオールを単独で又は組合せて使用しないで製造される。他の態様に於いて、1,3−プロパンジオール又は1,4−ブタンジオールは、単独で又は組合せて、本発明のポリエステルを製造する際に使用することができる。
【0266】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルは分岐剤を含有しないか又はその代わりに、少なくとも1種の分岐剤が、ポリエステルの重合の前若しくは間に添加される。
【0267】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルは、それが添加される方法又は順序に関係なく、少なくとも1種の分岐剤を含有する。
【0268】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステル組成物はポリカーボネートを含有する。
【0269】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステル組成物はポリカーボネートを含有しない。
【0270】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステル組成物は、ポリカーボネートを実質的に含有しない。
【0271】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステル組成物は、15重量%よりも少ないポリカーボネートを含有する。
【0272】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステル組成物は、10重量%よりも少ないポリカーボネートを含有する。
【0273】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルは、0.01〜15未満モル%のエチレングリコール残基又は0.01〜10未満モル%のエチレングリコール残基を含有する。
【0274】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルは、エチレングリコールを含有しない。
【0275】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルは、エチレングリコールを実質的に含有しない。
【0276】
一つの面に於いて、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステル組成物は、少なくとも1種の熱安定剤及び/又はその反応生成物を含有する。
【0277】
更に、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリマー材料及びブレンドは、組成物全体の0.01〜25重量%の、一般的な添加剤、例えば着色剤、染料、離型剤、難燃剤、可塑剤、核生成剤、安定剤(これらに限定するものではないが、UV安定剤、熱安定剤及び/又はこれらの反応生成物を含む)、充填剤並びに耐衝撃性改良剤を含有することができる。当前記技術分野に於いて公知であり、本発明に於いて有用である典型的な市販の耐衝撃性改良剤の例には、これらに限定するものではないが、エチレン/プロピレンターポリマー、官能化ポリオレフィン、例えばアクリル酸メチル及び/又はメタクリル酸グリシジルを含有するもの、スチレン系ブロックコポリマー耐衝撃性改良剤並びに種々のアクリル系コア/シェル型耐衝撃性改良剤が含まれる。このような添加剤の残基も、ポリエステル組成物の一部として意図される。
【0278】
本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステルは、少なくとも1種の連鎖延長剤を含有することができる。適切な連鎖延長剤には、これらに限定するものではないが、多官能性(これらに限定するものではないが、二官能性を含む)イソシアネート、多官能性エポキシド(例えばエポキシル化ノボラックを含む)及びフェノキシ樹脂が含まれる。或る態様に於いて、連鎖延長剤は、重合方法の終点で又は重合方法の後に添加することができる。重合方法の後で添加する場合、連鎖延長剤は、配合によって又は二次加工方法、例えば射出成形若しくは押出の間の添加によって含有させることができる。使用される連鎖延長剤の量は、使用される特定のモノマー組成物及び所望される物理的特性に依存して変えることができるが、一般的に、ポリエステルの全重量基準で、0.1重量%〜10重量%、例えば、0.1〜5重量%である。
【0279】
熱安定剤は、ポリエステル製造の間及び/又は重合後のポリエステルを安定化させる化合物であり、これらに限定するものではないが、リン酸、亜リン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸、亜ホスホン酸並びにこれらの種々のエステル及び塩(これらに限定するものではない)を含むリン化合物を含む。これらは、本発明の哺乳瓶に於いて有用であるポリエステル組成物中に存在することができる。これらのエステルは、アルキル、分枝状アルキル、置換アルキル、二官能性アルキル、アルキルエーテル、アリール及び置換アリールであってよい。一つの態様に於いて、特定のリン化合物中に存在するエステル基の数は、ゼロから、使用される熱安定剤上に存在するヒドロキシル基の数に基づいて許容される最大値まで変化し得る。用語「熱安定剤」は、これらの反応生成物(群)を含めるように意図される。本発明の熱安定剤に関連して使用されるとき用語「反応生成物」は、熱安定剤とポリエステルを製造する際に使用されるモノマーの何れかとの間の重縮合又はエステル化反応の全ての生成物及び触媒と任意の他の種類の添加剤との間の重縮合又はエステル化反応の生成物を指す。
【0280】
一つの態様に於いて、熱安定剤は、前記のリン系化合物(ここで、(酸素又はリン原子に結合されている)この酸化合物の水素原子の1個又はそれ以上は、アルキル、分枝状アルキル、置換アルキル、アルキルエーテル、置換アルキルエーテル、アルキル−アリール、アルキル置換アリール、アリール、置換アリール及びこれらの混合物によって置換されている)の何れであってもよい。別の態様に於いて、熱安定剤は、これらに限定するものではないが、前記の化合物(ここで、この化合物の酸素原子に結合されている水素原子の少なくとも1個は、金属イオン又はアンモニウムイオンによって置換されている)を含む。
【0281】
一つの態様に於いて、熱安定剤には、これらに限定されないが、リン酸、亜リン酸、ホスフィン酸、ホスホン酸、亜ホスホン酸のアルキル、アリール又は混合アルキルアリールエステル又は部分エステルが含まれる。このアルキル又はアリール基には、1個又はそれ以上の置換基が含有されていてよい。
【0282】
一つの面に於いて、このリン化合物は、置換又は非置換のアルキルリン酸エステル、置換又は非置換のアリールリン酸エステル、置換又は非置換の混合アルキルアリールリン酸エステル、ジホスファイト、リン酸の塩、ホスフィンオキシド及び混合アリールアルキルホスファイト、これらの反応生成物並びにこれらの混合物の少なくとも1種から選択された少なくとも1種の熱安定剤を含む。リン酸エステルには、リン酸が完全にエステル化されているか又は部分的にのみエステル化されているエステルが含まれる。
【0283】
一つの態様に於いて、例えば熱安定剤には少なくとも1種のリン酸エステルが含まれてよい。
【0284】
別の態様に於いて、本発明に於いて有用であるリン酸エステルには、これらに限定されないが、アルキルリン酸エステル、アリールリン酸エステル、混合アルキルアリールリン酸エステル及び/又はこれらの混合物が含まれてよい。
【0285】
或る態様に於いて、本発明に於いて有用であるリン酸エステルは、含まれるリン酸エステル上の基が、アルキル、アルコキシアルキル、フェニル又は置換フェニル基であるものである。これらのリン酸エステルは、一般的に、本明細書に於いて、アルキル及び/又はアリールリン酸エステルとして参照される。或る好ましい態様には、リン酸トリアルキル、リン酸トリアリール、リン酸アルキルジアリール、リン酸ジアルキルアリール及びこのようなリン酸エステルの混合物(ここで、アルキル基は、好ましくは炭素数2〜12のものであり、アリール基は好ましくはフェニルである)が含まれる。
【0286】
一つの態様に於いて、本発明に於ける熱安定剤として有用であるリン酸エステルには、これらに限定するものではないが、下記のもの、即ち、リン酸トリアルキル、リン酸トリアリール、リン酸アルキルジアリール及びリン酸混合アルキルアリールの少なくとも1種が含まれる。
【0287】
一つの態様に於いて、本発明に於ける熱安定剤として有用であるリン酸エステルには、これらに限定するものではないが、下記のもの、即ちリン酸トリアリール、リン酸アルキルジアリール及びリン酸混合アルキルアリールの少なくとも1種が含まれる。
【0288】
一つの態様に於いて、本発明に於ける熱安定剤として有用であるリン酸エステルには、これらに限定するものではないが、下記のもの、即ちリン酸トリアリール及びリン酸混合アルキルアリールの少なくとも1種が含まれる。一つの態様に於いて、少なくとも1種の熱安定剤は、これらに限定するものではないが、リン酸トリアリール、例えばリン酸トリフェニルを含む。一つの態様に於いて、少なくとも1種の熱安定剤は、これらに限定するものではないが、Merpol Aを含む。
【0289】
これらのボトルには、これらに限定するものではないが、射出ブロー成形ボトル、射出延伸ブロー成形ボトル、押出ブロー成形ボトル及び押出延伸ブロー成形ボトルが含まれる。
【0290】
本発明の方法には、これらに限定するものではないが、押出ブロー成形、押出延伸ブロー成形、射出ブロー成形及び射出延伸ブロー成形を含む、当前記技術分野で公知の任意のブロー成形方法が含まれる。
【0291】
本発明は、当前記技術分野で公知の任意の射出ブロー成形製造方法を含むことを意図する。これらに限定されないけれども、射出ブロー成形(IBM)製造方法の典型的な説明には、1)往復スクリュー式押出機内で樹脂を溶融すること、2)溶融樹脂を射出成形用金型の中に射出して、一端で閉じられた部分的に冷却されたチューブ(即ちプレフォーム)を形成すること、3)このプレフォームを、プレフォームを取り囲む所望の仕上げ形状を有するブロー成形用金型の中に移動し、プレフォームを取り囲んでブロー成形用金型を閉じること、4)空気をプレフォームの中に吹き込み、金型を充満するまでプレフォームを延伸し、膨張させること、5)成形された物品を冷却すること、6)この物品を金型から突き出すことが含まれる。
【0292】
本発明は、当前記技術分野で公知の任意の射出延伸ブロー成形製造方法を含むことを意図する。これらに限定するものではないが、射出延伸ブロー成形(ISBM)製造方法の典型的な説明には、1)往復スクリュー式押出機内で樹脂を溶融すること、2)溶融樹脂を射出成形用金型の中に射出して、一端で閉じられた部分的に冷却されたチューブ(即ち、プレフォーム)を形成すること、3)このプレフォームを、プレフォームを取り囲む所望の仕上げ形状を有するブロー成形用金型の中に移動し、プレフォームを取り囲んでブロー成形用金型を閉じること、4)内部延伸ロッドを使用してプレフォームを延伸し、空気をプレフォームの中に吹き込み、金型を充満するまでプレフォームを延伸し、膨張させること、5)成形された物品を冷却すること、6)この物品を金型から突き出すことが含まれる。
【0293】
本発明は、当前記技術分野で公知の任意の押出ブロー成形製造方法を含むことを意図する。これらに限定するものではないが、押出ブロー成形製造方法の典型的な説明には、1)押出機内で樹脂を溶融すること、2)溶融樹脂をダイに通して押し出して、溶融ポリマーのチューブ(即ちパリソン)を形成すること、3)このパリソンを取り囲んで所望の仕上げ形状を有する金型をクランプすること、4)空気をパリソンの中に吹き込み、金型を充満するまで押出物を延伸し、膨張させること、5)成形された物品を冷却すること、6)この物品を金型から突き出すこと及び7)この物品から、過剰のプラスチック(通常、ばりとして参照される)を除去することが含まれる。
【0294】
本発明は、また、これらに限定するものではないが、容器、ボトル及び哺乳瓶を含む、本発明の方法を使用して製造された全てのブロー成形物品を含むことを意図する。
【実施例】
【0295】
下記の実施例は、更に、本発明のボトル及び物品を如何にして製造し、評価するかを例示し、本発明の純粋に代表的なものであることを意図し、本発明の範囲を限定することを意図しない。他の方法で示さない限り、部は重量部であり、温度はセルシウス度(℃)又は室温であり、そして圧力は大気圧付近である。
【0296】
本発明の目的のために、用語「wt」は「重量」を意味する。
【0297】
ポリエステルのインヘレント粘度(I.V.)は、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中で、0.5g/100mLの濃度で25℃で決定した。
【0298】
他の方法で記載しない限り、ガラス転移温度(Tg)は、ASTM D3418に従って、Thermal Analyst InstrumentsからのTA DSC2920機器を使用して、20C/分の走査速度で決定した。測定されるサンプルは、その融点よりも上に加熱し、走査の前に急冷しなくてはならない。
【0299】
ここで使用されるポリエステル組成物のグリコール含有量及びシス/トランス比は、プロトン核磁気共鳴(NMR)分光学によって決定した。全てのNMRスペクトルは、ポリマーのためにクロロホルム−トリフルオロ酢酸(70−30体積/体積)を使用し又はオリゴマーサンプルのために、ロックのために添加した重水素化したクロロホルムを含有する60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタンを使用して、JEOL Eclipse Plus 600MHz核磁気共鳴分光計で記録した。2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール(TMCD)共鳴についてのピーク帰属(assignment)は、モデルの、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオールのモノ−及びジ安息香酸エステルに対する比較によって行った。これらのモデル化合物は、ポリマー及びオリゴマーに於いて見出される共鳴位置に密接に近似している。
【0300】
異なったTgを有する数種の材料を、この研究で評価した。
【0301】
材料Aは、Bayer Makrolonポリカーボネートであった。この材料のTgは、DSCにより146℃であると測定された。
【0302】
材料Bは、NMRにより、100%のテレフタル酸、49%のCHDM及び51%のTMCDを含有すると測定された組成物であった。TMCDのシス%は54%であった。このこの材料のTgは、DSCにより132℃であると測定された。この組成物のIVは0.57dL/gであった。
【0303】
材料Cは、NMRにより、100%のテレフタル酸、67%のCHDM及び33%のTMCDを含有すると測定された組成物であった。TMCDのシス%は52%であった。このこの材料のTgは、DSCにより115℃であると測定された。この組成物のIVは0.63dL/gであった。
【0304】
材料Dは、NMRにより、100%のテレフタル酸、77%のCHDM及び23%のTMCDを含有すると測定された組成物であった。TMCDのシス%は56%であった。このこの材料のTgは、DSCにより110℃であると測定された。この組成物のIVは0.71dL/gであった。
【0305】
材料Eは、NMRにより、100%のテレフタル酸、65%のCHDM及び35%のTMCDを含有すると測定された組成物であった。TMCDのシス%は56%であった。このこの材料のTgは、DSCにより110℃であると測定された。この組成物のIVは0.71dL/gであった。
【0306】
比較例1〜9及び実施例1〜8に於いて製造されたボトルは、再加熱ブロー成形方法によって製造した。プレフォームを、最初に、Cincinnati Milacron 150トン、6オンス射出成形機で、285℃の溶融温度で射出成形した。金型温度は27℃であり、サイクル時間は55秒であった。数日後に、これらのプレフォームを、研究所スケール単一ボトル再加熱ブロー成形装置でボトルにブロー成形した。プレフォームを、赤外線ランプによって、下記の実施例に記載した温度まで再加熱した。プレフォーム温度は、0.96で設定したその輻射率を有する赤外高温計によって測定した。加熱したプレフォームをブロー成形ステーションに移動させ、16秒間ソーキングし、次いで50psiの空気圧を使用してブロー成形した。
【0307】
この研究に於いて、下記のプレフォーム及びボトルの組合せを使用した。
【0308】
W−長さ150mm及び直径29mmのプレフォームを、長さ180mm及び直径73mmのボトルにブロー成形して、3.1の延伸比を与えた。
【0309】
X−長さ178mm及び直径32mmのプレフォームを、長さ180mm及び直径73mmのボトルにブロー成形して、2.3の延伸比を与えた。
【0310】
Y−長さ150mm及び直径29mmのプレフォームを、長さ160mm及び直径44mmのボトルにブロー成形して、1.6の延伸比を与えた。
【0311】
Z−長さ150mm及び直径29mmのプレフォームを、長さ160mmで38mmの内接直径を有する六角形断面を有するボトルにブロー成形して、1.45の延伸比を与えた。
【0312】
製造1日後に、ブロー成形したボトルを沸騰水中に1時間浸漬して、収縮率を測定した。沸騰水の温度は、98.5℃であると測定された。ボトルの体積は、浸漬の前及び後の両方で測定した。収縮率%は、浸漬前の体積から浸漬後の体積を差し引き、浸漬前の体積によって割ることによって計算した。5%以下の収縮率値が許容できると考えることができる。
【0313】
屈折率値は、ボトル側壁をボトルから切断した後、それら上で測定した。屈折率は、Metricon Prism Couplerを使用して測定した。次いで、複屈折を下記の式:
【数3】
(式中、Δnは複屈折であり、TEは、軸次元で測定した屈折率であり、TEPは、フープ次元で測定した屈折率であり、TMは、厚さ次元で測定した屈折率である)
から計算した。複屈折は、ユートガー(eutger)ボトルY又はプレフォームでは、表面曲率が、これらの物品上では厳しすぎるので測定できなかった。
【0314】
ヘイズは下記のようにして決定した。最初に、ボトルを半分に切断した。一方のボトル半分を、沸騰前対照として保持し、他方のボトル半分を、皮脂と接触させ(指触)、次いで沸騰水中に1時間入れた。次いで、それぞれの半ボトルの側壁を通して、レーザー光線を透過させ、その強度を記録した。透過は、3mW HeNeレーザーでサンプルを照射し、ディジタル光度計を使用して透過強度を測定した。サンプル−検出器距離を、8cmで一定に保持した。透過比は、3個の露出位置での平均透過強度を、2個の未露出位置での平均透過強度によって割った比を使用して計算した。露出位置は指紋スポットを意味し、従って、未露出位置は指紋を付けていないスポットである。この透過比を下記の表中に報告する。0.80よりも小さい透過比値は、ヘイズの感知可能な観察に対応する。
【0315】
【表1】
【0316】
下記の実施例に於いて、吹込空気圧の影響を検査した。比較例1〜5及び実施例1〜8のボトルを、再加熱ブロー成形方法によって製造した。プレフォームを、最初に、Cincinnati Milacron 150トン、6オンス射出成形機で、材料Cから射出成形した。サイクル時間は55秒であった。数日後に、これらのプレフォームを、研究所スケール単一ボトル再加熱ブロー成形装置でボトルにブロー成形した。プレフォームを、赤外線ランプによって、150℃の温度まで再加熱した。プレフォーム温度は、0.96で設定したその輻射率を有する赤外高温計によって測定した。加熱したプレフォームをブロー成形ステーションに移動させ、16秒間ソーキングし、次いで下記に示す空気圧を使用してブロー成形した。これらの実験に於いて、プレフォーム及びボトル組合せYを使用した。これらの実験は、より低いブロー圧力は、より低い配向及び収縮率をもたらすことを示している。
【0317】
【表2】
【0318】
本発明を、本明細書中に開示した態様を参照して詳細に説明したが、変形及び修正を、本発明の精神及び範囲内で実施できることが理解されるであろう。
以下に、本発明及びその関連態様を列挙する。
態様1.プレフォームをボトルにブロー成形することを含んでなるブロー成形方法であって、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比(SR)が3.0又はそれ以下であり、前記プレフォームが100〜130℃のガラス転移温度(Tg)を有するポリマー材料から形成され、インフレーションの時点でのプレフォーム温度が下記式: CPT=(45.44)(SR)−(3.36)(Tg)+454
によって決定される計算プレフォーム温度(CPT)よりも高いブロー成形方法。
態様2.インフレーションの時点でのプレフォーム温度が前記計算プレフォーム温度よりも1〜80℃高いか又はインフレーション時点でのプレフォーム温度が前記計算プレフォーム温度よりも20〜60℃高い態様1に記載のブロー成形方法。
態様3.前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が1.2〜2.5であるか又は前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が1.2〜2.0であるか又は前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が1.3〜1.7である前記態様の何れかに記載のブロー成形方法。
態様4.前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が2.0又はそれ以下であり、前記ボトルが沸騰水中1時間浸漬後に3%又はそれ以下の収縮率を示し、前記ポリマー材料が105℃〜125℃のTgを有し、前記ボトルが0.90以上の透過比を有し、前記ボトルが0.015又はそれ以下の複屈折を有し、前記ポリマー材料が、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有する態様1に記載の方法。
態様5.前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が2.0又はそれ以下であり、前記ボトルが沸騰水中1時間浸漬後に3%又はそれ以下の収縮率を示し、前記ボトルが0.90又はそれ以上の透過比を有し、前記ボトルが0.015又はそれ以下の複屈折を有する態様1に記載の方法。
態様6.プレフォームをボトルにブロー成形することを含んでなるブロー成形方法であって、前記プレフォームが100〜130℃のガラス転移温度(Tg)を有するポリマー材料から形成され、インフレーション時点でのプレフォーム温度が前記ポリマー材料のTgよりも少なくとも20℃高く、前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が下記の式:
CSR=(0.022)(PT)+(0.074)(Tg)−10
によって決定される計算延伸比(CSR)よりも小さいブロー成形方法。
態様7.前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が前記計算延伸比の20〜99%であるか又は前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が前記計算延伸比の30〜95%であるか又は前記ボトルのプレフォームに対する延伸比が前記計算延伸比の40〜90%である態様6に記載のブロー成形方法。
態様8.インフレーション時点でのプレフォーム温度が前記ポリマー材料のTgよりも少なくとも30℃高いか又はインフレーション時点でのプレフォーム温度が前記ポリマー材料のTgよりも30℃超から前記ポリマー材料のTgよりも70℃超までである態様6に記載のブロー成形方法。
態様9.前記ポリマー材料が110〜130℃又は105〜125℃のTgを有する前記態様の何れかに記載のブロー成形方法。
態様10.前記ボトルが沸騰水中1時間浸漬後に4%又はそれ以下の収縮率又は沸騰水中1時間浸漬後に3%又はそれ以下の収縮率又は沸騰水中1時間浸漬後に2%又はそれ以下の収縮率を示す前記態様の何れかに記載のブロー成形方法。
態様11.前記ボトルが、0.90又はそれ以上の透過比又は0.95又はそれ以上の透過比又は0.85又はそれ以上の透過比又は0.80又はそれ以上の透過比を有する前記態様の何れかに記載のブロー成形方法。
態様12.前記ボトルが0.02又はそれ以下の複屈折又は0.015又はそれ以下の複屈折を有する前記態様の何れかに記載のブロー成形方法。
態様13.前記ポリマー材料が60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/g又は0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有する前記態様の何れかに記載のブロー成形方法。
態様14.前記ポリマー材料が前記ポリマー材料の全重量基準で少なくとも95重量%又は前記ポリマー材料の全重量基準で少なくとも99.5重量%の量でポリエステルを含んでなる前記態様の何れかに記載のブロー成形方法。
態様15.前記ポリマー材料が、
(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含んでなるジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
からなるグリコール成分
(ここで、前記ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そして前記グリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含んでなる少なくとも1種のポリエステルからなる前記態様の何れかに記載のブロー成形方法。
態様16.前記ポリエステルのグリコール成分が、20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び65〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでなり、前記ポリエステルが、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有し、前記ポリエステルが105〜125℃のTgを有するか又は前記ポリエステルの前記グリコール成分が30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでなり、前記ポリエステルが、60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gのインヘレント粘度を有し、前記ポリエステルが115〜125℃のTgを有する前記態様の何れかに記載のブロー成形方法。
態様17.前記ブロー成形ボトルが哺乳瓶である前記態様の何れかに記載のブロー成形方法。
態様18.ポリマー材料から形成されたブロー成形ボトルであって、前記ポリマー材料がテレフタル酸残基、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含み、前記ポリマー材料が100℃〜130℃のTgを有し、前記ボトルが0.80よりも大きい透過比を有し、前記ボトルが沸騰水中1時間浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示すブロー成形ボトル。
態様19.前記ポリマー材料が110〜130℃又は105〜125℃のTgを有する態様18に記載のブロー成形ボトル。
態様20.前記ボトルが、沸騰水中1時間浸漬後に4%又はそれ以下の収縮率又は沸騰水中1時間浸漬後に3%又はそれ以下の収縮率又は沸騰水中1時間浸漬後に2%又はそれ以下の収縮率を示す前記態様18〜19の何れかに記載のブロー成形ボトル。
態様21.前記ボトルが、0.90又はそれ以上の透過比又は0.95又はそれ以上の透過比又は0.85又はそれ以上の透過比又は0.80又はそれ以上の透過比を有する前記態様18〜20の何れかに記載のブロー成形ボトル。
態様22.前記ボトルが0.02又はそれ以下の複屈折又は0.015又はそれ以下の複屈折を有する前記態様18〜21の何れかに記載のブロー成形ボトル。
態様23.前記ポリマー材料が60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/g又は0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有する前記態様18〜22の何れかに記載のブロー成形ボトル。
態様24.前記ポリマー材料がポリマー材料の全重量基準で少なくとも95重量%又はポリマー材料の全重量基準で少なくとも99.5重量%の量のポリエステルを含んでなる前記態様18〜23の何れかに記載のブロー成形ボトル。
態様25.前記ポリマー材料が、
(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含んでなるジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでなるグリコール成分
(ここで、前記ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そして前記グリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含んでなる少なくとも1種のポリエステルを含んでなる前記態様18〜24の何れかに記載のブロー成形ボトル。
態様26.前記ポリエステルのグリコール成分が20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び65〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでなり、前記ポリエステルが60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有し、前記ポリエステルが105〜125℃のTgを有するか又は前記ポリエステルのグリコール成分が30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでなり、前記ポリエステルが60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gのインヘレント粘度を有し、前記ポリエステルが115〜125℃のTgを有する前記態様18〜25の何れかに記載のブロー成形ボトル。
態様27.前記ブロー成形ボトルが哺乳瓶である前記態様18〜26の何れかに記載のブロー成形ボトル。
以下に、本発明のさらなる態様を列挙する。
(1)ポリマー材料から形成されたブロー成形ボトルであって、前記ポリマー材料がテレフタル酸残基、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含み、前記ポリマー材料が100℃〜130℃のTgを有し、前記ボトルが0.80よりも大きい透過比を有し、前記ボトルが沸騰水中1時間浸漬後に5%又はそれ以下の収縮率を示すブロー成形ボトル。
(2)前記ポリマー材料が110〜130℃又は105〜125℃のTgを有する(1)に記載のブロー成形ボトル。
(3)前記ボトルが、沸騰水中1時間浸漬後に4%又はそれ以下の収縮率又は沸騰水中1時間浸漬後に3%又はそれ以下の収縮率又は沸騰水中1時間浸漬後に2%又はそれ以下の収縮率を示す(1)又は(2)の何れかに記載のブロー成形ボトル。
(4)前記ボトルが、0.90又はそれ以上の透過比又は0.95又はそれ以上の透過比又は0.85又はそれ以上の透過比又は0.80又はそれ以上の透過比を有する(1)〜(3)の何れか1項に記載のブロー成形ボトル。
(5)前記ボトルが0.02又はそれ以下の複屈折又は0.015又はそれ以下の複屈折を有する(1)〜(4)の何れか1項に記載のブロー成形ボトル。
(6)前記ポリマー材料が60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/g又は0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有する(1)〜(5)の何れか1項に記載のブロー成形ボトル。
(7)前記ポリマー材料がポリマー材料の全重量基準で少なくとも95重量%又はポリマー材料の全重量基準で少なくとも99.5重量%の量のポリエステルを含んでなる(1)〜(6)の何れか1項に記載のブロー成形ボトル。
(8)前記ポリマー材料が、
(a)i)70〜100モル%のテレフタル酸残基、
ii)0〜30モル%の、炭素数20以下の芳香族ジカルボン酸残基及び
iii)0〜10モル%の、炭素数16以下の脂肪族ジカルボン酸残基
を含んでなるジカルボン酸成分並びに
(b)i)10〜50モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び
ii)50〜90モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基
を含んでなるグリコール成分
(ここで、前記ジカルボン酸成分の合計モル%は100モル%であり、そして前記グリコール成分の合計モル%は100モル%である)
を含んでなる少なくとも1種のポリエステルを含んでなる(1)〜(7)の何れか1項に記載のブロー成形ボトル。
(9)前記ポリエステルのグリコール成分が20〜45モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び55〜80モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでなり、前記ポリエステルが60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.55〜0.80dL/gのインヘレント粘度を有し、前記ポリエステルが105〜125℃のTgを有するか又は前記ポリエステルのグリコール成分が30〜40モル%の2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール残基及び60〜70モル%の1,4−シクロヘキサンジメタノール残基を含んでなり、前記ポリエステルが60/40(重量/重量)フェノール/テトラクロロエタン中0.5g/100mLの濃度で25℃で決定したとき、0.58〜0.74dL/gのインヘレント粘度を有し、前記ポリエステルが115〜125℃のTgを有する(1)〜(8)の何れか1項に記載のブロー成形ボトル。
(10)前記ブロー成形ボトルが哺乳瓶である(1)〜(9)の何れか1項に記載のブロー成形ボトル。