特許第5947982号(P5947982)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5947982サービングゲートウェイ、移動管理ノード、データゲートウェイを取得するための方法、及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5947982
(24)【登録日】2016年6月10日
(45)【発行日】2016年7月6日
(54)【発明の名称】サービングゲートウェイ、移動管理ノード、データゲートウェイを取得するための方法、及びシステム
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/12 20090101AFI20160623BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20160623BHJP
   H04W 88/16 20090101ALI20160623BHJP
   H04W 8/26 20090101ALI20160623BHJP
【FI】
   H04W36/12
   H04W88/14
   H04W88/16
   H04W8/26 110
【請求項の数】10
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2015-516401(P2015-516401)
(86)(22)【出願日】2012年6月13日
(65)【公表番号】特表2015-526939(P2015-526939A)
(43)【公表日】2015年9月10日
(86)【国際出願番号】CN2012076871
(87)【国際公開番号】WO2013185311
(87)【国際公開日】20131219
【審査請求日】2015年1月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 靖
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/010209(WO,A1)
【文献】 国際公開第2009/056073(WO,A1)
【文献】 特表2010−537523(JP,A)
【文献】 3GPP TS 29.303 V11.0.0,3GPP,2012年 3月
【文献】 3GPP TS 23.003 V11.1.0,3GPP,2012年 3月
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービングゲートウェイ(S−GW)を取得するための方法であって、ユーザ機器(UE)が、古い方の移動管理ノードから新しい方の移動管理ノードにハンドオーバするときに、
前記新しい方の移動管理ノードが、前記UEのアクセス情報に従って、ドメイン名システム(DNS)サーバにドメイン名解決要求を送信するステップと、
前記新しい方の移動管理ノードが、前記ドメイン名解決要求に従って、前記DNSサーバによって返されたデバイスのホスト名を受信するステップであり、前記デバイスは、データゲートウェイ又は前記古い方の移動管理ノードを備えるステップと、
前記新しい方の移動管理ノードが、少なくとも1つの新しい方の利用可能なS−GWの少なくとも1つのホスト名を取得するステップと、
前記新しい方の移動管理ノードが、前記少なくとも1つの新しい方の利用可能なS−GWから、前記デバイスに地理的トポロジー上最も近い新しい方のS−GWを、前記デバイスの前記ホスト名における地理的トポロジー関係情報、及び前記少なくとも1つの新しい方の利用可能なS−GWの前記少なくとも1つのホスト名における地理的トポロジー関係情報に従って選択するステップとを備える、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記アクセス情報が前記UEのアクセスポイント名(APN)を備え、
前記新しい方の移動管理ノードが、前記UEのアクセス情報に従ってDNSサーバにドメイン名解決要求を送信する前記ステップが、前記新しい方の移動管理ノードが、前記DNSサーバに前記ドメイン名解決要求を送信するステップであり、前記ドメイン名解決要求が前記APNに従って形成されたドメイン名を備えるステップを備え、
前記新しい方の移動管理ノードが、前記ドメイン名解決要求に従って、前記DNSサーバによって返されたデバイスのホスト名を受信する前記ステップが、前記新しい方の移動管理ノードが、前記ドメイン名解決要求に従って、前記DNSサーバによって返されたデータゲートウェイのホスト名を受信するステップを備える、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、
前記アクセス情報が、前記UEの古い方のロケーションエリア識別情報を備え、
前記新しい方の移動管理ノードが、前記UEのアクセス情報に従ってDNSサーバにドメイン名解決要求を送信する前記ステップは、前記新しい方の移動管理ノードが、前記DNSサーバに前記ドメイン名解決要求を送信するステップであり、前記ドメイン名解決要求は、前記古い方のロケーションエリア識別情報に従って形成された前記古い方の移動管理ノードのドメイン名を備えるステップを備え、
前記新しい方の移動管理ノードが、前記ドメイン名解決要求に従って、前記DNSサーバによって返されたデバイスのホスト名を受信する前記ステップは、前記新しい方の移動管理ノードが、前記ドメイン名解決要求に従って、前記DNSサーバによって返された前記古い方の移動管理ノードのホスト名を受信するステップを備える、方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法であって、
前記古い方の移動管理ノードは、サービング汎用パケット無線サービスサポートノード(SGSN)又は移動管理エンティティ(MME)であり、前記新しい方の移動管理ノードは、SGSN又はMMEである、方法。
【請求項5】
移動管理ノードであって、
ユーザ機器(UE)のアクセス情報に従って、ドメイン名システム(DNS)サーバにドメイン名解決要求を送信するように構成された送信ユニットと、
前記ドメイン名解決要求に従って、前記DNSサーバによって返されたデバイスのホスト名を受信するように構成された受信ユニットであり、前記デバイスは、データゲートウェイ又は古い方の移動管理ノードを備える受信ユニットと、
少なくとも1つの新しい方の利用可能なサービングゲートウェイ(S−GW)の少なくとも1つのホスト名を取得するように構成された取得ユニットと、
前記少なくとも1つの新しい方の利用可能なS−GWから、前記デバイスに地理的トポロジー上最も近い新しい方のS−GWを、前記デバイスの前記ホスト名における地理的トポロジー関係情報、及び前記少なくとも1つの新しい方の利用可能なS−GWの前記少なくとも1つのホスト名における地理的トポロジー関係情報に従って選択するように構成された選択ユニットとを備える、移動管理ノード。
【請求項6】
請求項5に記載の移動管理ノードであって、
前記アクセス情報が前記UEのアクセスポイント名(APN)を備え、
前記送信ユニットが、前記DNSサーバに前記ドメイン名解決要求を送信するように特に構成され、前記ドメイン名解決要求が、前記APNに従って形成されたドメイン名を備え、
前記受信ユニットが、前記ドメイン名解決要求に従って、前記DNSサーバによって返されたデータゲートウェイのホスト名を受信するように特に構成される、移動管理ノード。
【請求項7】
請求項5に記載の移動管理ノードであって、
前記アクセス情報が前記UEの古い方のロケーションエリア識別情報を備え、
前記送信ユニットが、前記DNSサーバに前記ドメイン名解決要求を送信するように特に構成され、前記ドメイン名解決要求が、前記古い方のロケーションエリア識別情報に従って形成された古い方の移動管理ノードのドメイン名を備え、
前記受信ユニットが、前記ドメイン名解決要求に従って、前記DNSサーバによって返された前記古い方の移動管理ノードのホスト名を受信するように特に構成される、移動管理ノード。
【請求項8】
請求項5から7のいずれか一項に記載の移動管理ノードであって、前記移動管理ノードが、サービング汎用パケット無線サービスサポートノード(SGSN)、又は移動管理エンティティ(MME)である、移動管理ノード。
【請求項9】
サービングゲートウェイ(S−GW)を取得するためのシステムであって、請求項5から8のいずれか一項に記載の移動管理ノードと、ドメイン名システム(DNS)サーバとを備える、システム。
【請求項10】
請求項1乃至4いずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はモバイル通信の分野に属し、特に、サービングゲートウェイ(Serving Gateway:S−GW)、移動管理ノード、データゲートウェイを取得するための方法、及びシステムに属する。
【背景技術】
【0002】
進化したパケットシステム(Evolved Packet System:EPS)ネットワークにおいては、S4インターフェイスを介してS−GWに接続されたサービングGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node:SGSN)、又は移動管理エンティティ(Mobility Management Entity:MME)は、S4 SGSN/MMEと呼ばれる。
【0003】
ユーザ機器(User Equipment:UE)がEPSネットワーク内を移動する手順においては、パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Networks Gateway:P−GW)は、EPSネットワーク内のユーザデータのアンカーポイントとして変わらず、S−GWはUEの位置が移動するにつれて変わり得る。UEが、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service:GPRS)/ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System:UMTS)ネットワークから、EPSネットワークに移動する手順においては、ゲートウェイGPRSサポートノード(Gateway GPRS Support Node:GGSN)及びP−GWは、GPRS/UMTSネットワーク及びEPSネットワーク内のユーザデータのアンカーポイントとして変わらず、UEはGPRS/UMTSネットワークにおいてはS−GWをまったく使用せず、EPSネットワークに移動後は、サービングゲートウェイ(Serving Gateway:S−GW)を使用する必要がある。2つの状況下で、新しい方の移動管理ノード(S4 SGSN/MME)は、UEのために新しい方のS−GWを選択した後に、ユーザサービスデータの送信時間遅延を増加させ得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、新しい方の移動管理ノードがUEのために新しい方のS−GWを選択した後に増加したユーザサービスデータ送信時間遅延を減少させるために使用される、サービングゲートウェイ、移動管理ノード、データゲートウェイを取得するための方法、及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ある態様によれば、本発明の実施形態による、サービングゲートウェイS−GWを取得するための方法は、ユーザ機器UEが、古い方の移動管理ノードから新しい方の移動管理ノードにハンドオーバハンドオーバするときに、新しい方の移動管理ノードが、UEのアクセス情報に従って、ドメイン名システムDNSサーバにドメイン名解決要求を送信するステップであり、アクセス情報が、UEのアクセスポイント名APN、又はUEの古い方のロケーションエリア識別情報を含む、送信するステップと、新しい方の移動管理ノードが、ドメイン名解決要求に従って、DNSサーバによって返されたデバイスのホスト名を受信するステップと、新しい方の移動管理ノードが、新しい方の利用可能なS−GWのホスト名を取得するステップと、新しい方の移動管理ノードが、デバイスに地理的トポロジー上最も近い新しい方の利用可能なS−GWを、デバイスのホスト名における地理的トポロジー関係を示す部分、及び新しい方の利用可能なS−GWのホスト名における地理的トポロジー関係を示す部分に従って新しい方のS−GWとして選択するステップとを含む。
【0006】
別の態様によれば、本発明の実施形態による、サービングゲートウェイS−GWを取得するための方法は、ユーザ機器UEが、古い方の移動管理ノードから、新しい方の移動管理ノードにハンドオーバするときに、新しい方の移動管理ノードが、古い方の移動管理ノードによって送信された、UEのデータゲートウェイのインターネットプロトコルIPアドレスを受信するステップと、新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定するように、新しい方の移動管理ノードが、IPアドレスに従って、データゲートウェイに決定要求を送信するステップであり、決定要求が、UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する、送信するステップと、新しい方の移動管理ノードが、データゲートウェイの応答メッセージを受信するステップと、応答メッセージが、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含むとき、新しい方の移動管理ノードが、データゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するステップとを含む。
【0007】
さらに別の態様によれば、本発明の実施形態による、サービングゲートウェイS−GWを取得するための方法は、ユーザ機器UEが、古い方の移動管理ノードから、新しい方の移動管理ノードにハンドオーバするときに、S−GWが、古い方の移動管理ノードによって送信された、UEのデータゲートウェイのインターネットプロトコルIPアドレスを受信するステップであり、S−GWは、新しい方の移動管理ノードによってドメイン名システムDNSサーバから取得される、受信するステップと、新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定するように、S−GWが、データゲートウェイのIPアドレスに従って、データゲートウェイに決定要求を送信するステップであり、決定要求が、UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する、送信するステップと、S−GWが、データゲートウェイの応答メッセージを受信するステップと、データゲートウェイの応答メッセージが、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含むとき、新しい方の移動管理ノードがデータゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するように、S−GWが、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を新しい方の移動管理ノードに送信するステップとを含む。
【0008】
さらに別の態様によれば、本発明の実施形態による、サービングゲートウェイS−GWを取得するための方法は、ユーザ機器UEが、古い方の移動管理ノードから、新しい方の移動管理ノードにハンドオーバするときに、データゲートウェイが、決定要求を受信するステップであり、決定要求が、ユーザ機器UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する、受信するステップと、新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定するステップと、データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるとき、データゲートウェイが、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含む応答メッセージを送信するステップとを含む。
【0009】
さらに別の態様によれば、本発明の実施形態によって提供される移動管理ノードは、ユーザ機器UEのアクセス情報に従って、ドメイン名システムDNSサーバにドメイン名解決要求を送信するように構成された送信ユニットであり、アクセス情報が、UEのアクセスポイント名APN、又はUEの古い方のロケーションエリア識別情報を含む、送信ユニットと、ドメイン名解決要求に従って、DNSサーバによって返されたデバイスのホスト名を受信するように構成された受信ユニットと、新しい方の利用可能なサービングゲートウェイS−GWのホスト名を取得するように構成された取得ユニットと、デバイスに地理的トポロジー上最も近い新しい方の利用可能なS−GWを、デバイスのホスト名における地理的トポロジー関係を示す部分、及び新しい方の利用可能なS−GWのホスト名における地理的トポロジー関係を示す部分に従って新しい方のS−GWとして選択するように構成された選択ユニットとを含む。
【0010】
さらに別の態様によれば、本発明の実施形態によって提供される移動管理ノードは、古い方の移動管理ノードによって送信された、ユーザ機器UEのデータゲートウェイのインターネットプロトコルIPアドレスを受信するように構成された第1の受信ユニットと、新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにサービングゲートウェイS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定するように、IPアドレスに従って、データゲートウェイに決定要求を送信するように構成された送信ユニットであり、決定要求が、UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する、送信ユニットと、データゲートウェイの応答メッセージを受信するように構成された第2の受信ユニットと、応答メッセージが、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含むとき、データゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するように構成された選択ユニットとを含む。
【0011】
さらに別の態様によれば、本発明の実施形態によって提供されるサービングゲートウェイは、古い方の移動管理ノードによって送信された、ユーザ機器UEのデータゲートウェイのインターネットプロトコルIPアドレスを受信するように構成された第1の受信ユニットと、新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定できるようにするために、データゲートウェイのIPアドレスに従って、データゲートウェイに決定要求を送信するように構成された第1の送信ユニットであり、決定要求が、UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する、第1の送信ユニットと、データゲートウェイの応答メッセージを受信するように構成された第2の受信ユニットと、データゲートウェイの応答メッセージが、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含むとき、新しい方の移動管理ノードがデータゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するように、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を新しい方の移動管理ノードに送信するように構成された第2の送信ユニットとを含む。
【0012】
さらに別の態様によれば、本発明の実施形態によって提供されるデータゲートウェイは、決定要求を受信するように構成された受信ユニットであり、決定要求が、ユーザ機器UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する、受信ユニットと、新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定するように構成された決定ユニットと、データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるとき、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含む応答メッセージを送信するように構成された送信ユニットとを含む。
【0013】
さらに別の態様によれば、本発明の実施形態による、サービングゲートウェイを取得するためのシステムは、前述の移動管理ノードと、前述のDSNサーバとを含む。
【0014】
さらに別の態様によれば、本発明の実施形態による、サービングゲートウェイを取得するためのシステムは、前述の移動管理ノードと、前述のデータゲートウェイとを含む。
【0015】
さらに別の態様によれば、本発明の実施形態による、サービングゲートウェイを取得するためのシステムは、前述のサービングゲートウェイと、前述のデータゲートウェイとを含む。
【発明の効果】
【0016】
本発明の実施形態による、サービングゲートウェイ、移動管理ノード、データゲートウェイを取得するための方法、及びシステムを通じて、物理的トポロジーにおいてデータゲートウェイに最も近い新しい方のサービングゲートウェイ、又は物理的トポロジーにおいて古い方の移動管理ノードに最も近い新しい方のサービングゲートウェイ、或いはデータゲートウェイとともに並置されるサービングゲートウェイが、新しい方のサービングゲートウェイとして選択され得るので、新しい方の移動管理ノードがUEのために新しい方のS−GWを選択した後に増加するユーザサービスデータ送信時間遅延を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施形態による、S−GWを取得するための方法のフローチャートである。
図2】本発明の実施形態による、移動管理ノードの構造ブロック図である。
図3】本発明の実施形態による、S−GWを取得するための方法のフローチャートである。
図4】本発明の実施形態による、S−GWを取得するための方法のフローチャートである。
図5】本発明の実施形態による、S−GWを取得するための方法のフローチャートである。
図6】本発明の実施形態による、移動管理ノードの構造ブロック図である。
図7】本発明の実施形態による、サービングゲートウェイの構造ブロック図である。
図8】本発明の実施形態による、データゲートウェイの構造ブロック図である。
図9】本発明の実施形態による、サービングゲートウェイを取得するためのシステムの概略図である。
図10】本発明の実施形態による、サービングゲートウェイを取得するためのシステムの概略図である。
図11】本発明の実施形態による、サービングゲートウェイを取得するためのシステムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の目的、技術的ソリューション、及び利点をより分かりやすくするために、以下で、添付の図面及び実施形態を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。特定の実施形態は、本発明を説明するためだけに使用されており、本発明を限定することを意図するものではないことが理解できる。
【0019】
説明の便宜上、本明細書に現れる以下の用語は以下のように規定されている点に留意されたい。
データゲートウェイ:P−GW、又は並置されたGGSN/P−GWを表す。
並置されたゲートウェイ:並置されたS−GW/P−GW、又は並置されたS−GW/GGSN/P−GWを表す。
古い方の無線アクセスネットワーク:UEが移動する前にUEが位置している、GSM(登録商標)/EDGE無線アクセスネットワーク(GSM/EDGE Radio Access Network:GERAN)/ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network:UTRAN)/進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network:E−UTRAN)のカバレージエリアを表す。
新しい方の無線アクセスネットワーク:UEが移動した後にUEが位置している、GERAN/UTRAN/E−UTRANのカバレージエリアを表す。
古い方の移動管理ノード:古い方の無線アクセスネットワークにおいてUEによって使用される、Gn/Gp SGSN、S4 SGSN、又はMMEを表す。
新しい方の移動管理ノード:新しい方の無線アクセスネットワークにおいてUEによって使用される、S4 SGSN又はMMEを表す。
古い方のサービングゲートウェイ(Serving Gateway:S−GW):古い方の無線アクセスネットワークにおいてUEによって使用されるS−GWを表す。
新しい方のS−GW:新しい方の無線アクセスネットワークにおいてUEによって使用されるS−GWを表す。
【0020】
図1は、本発明の実施形態による、S−GWを取得するための方法の実装フローを示している。この実施形態では、フローの実行主体は新しい方の移動管理ノードであり、詳細な説明は以下のように行われる。
【0021】
ユーザ機器UEが、古い方の移動管理ノードから新しい方の移動管理ノードにハンドオーバするときに、
【0022】
ステップS101:新しい方の移動管理ノードが、UEのアクセス情報に従って、ドメイン名システムDNSサーバにドメイン名解決要求を送信し、アクセス情報は、UEのアクセスポイント名(Access Point Name:APN)、又はUEの古い方のロケーションエリア識別情報を含む。
【0023】
この実施形態において、UEのアクセス要求を受信した後、新しい方の移動管理ノードは、古い方の移動管理ノードにおいてUEによって使用されるAPN、又は古い方の無線アクセスネットワークにおけるUEのロケーションエリア識別情報に従って、DNSサーバにドメイン名解決要求を送信し得る。DNSサーバは、ドメイン名解決要求に対して、対応するデバイスの照会されたホスト名を新しい方の移動管理ノードに返すように、受信されたドメイン名解決要求に従って、対応するネーミング権限ポインタ(Naming Authority Pointer:NAPTR)レコードのDNSクエリを実行する。UEのアクセス情報は、古い方の移動管理ノードによって、新しい方の移動管理ノードに送信され得、また、ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server:HSS)を通じて古い方の移動管理ノードによって取得され得る。
【0024】
ステップS102:新しい方の移動管理ノードが、ドメイン名解決要求に従って、DNSサーバによって返されたデバイスのホスト名を受信する。
【0025】
本発明の実施形態のシナリオとして、アクセス情報がAPNを含むとき、ステップS101は具体的に:新しい方の移動管理ノードが、DNSサーバにドメイン名解決要求を送信し、ドメイン名解決要求は、APNに従って形成されたドメイン名を含む。
【0026】
それに対応して、ステップS102は具体的に:新しい方の移動管理ノードが、ドメイン名解決要求に従って、DNSサーバによって返されたデータゲートウェイのホスト名を受信する。
【0027】
上記シナリオでは、複数のAPNが存在するとき、新しい方の移動管理ノードが、古い方の移動管理ノードによって送信された各APNを形成して別々にドメイン名にして、各ドメイン名に従って、ドメイン名解決要求をDNSサーバに別々に送信する。ドメイン名解決要求を受信した後、DNSサーバは、NAPTRレコードのDNSクエリを実行し、各ドメイン名解決要求に対して、データゲートウェイの照会されたホスト名を新しい方の移動管理ノードに返す。
【0028】
本発明の実施形態の別のシナリオとして、アクセス情報がロケーションエリア識別情報を含むとき、ステップS101は具体的に:新しい方の移動管理ノードが、DNSサーバにドメイン名解決要求を送信し、ドメイン名解決要求は、古い方のロケーションエリア識別情報に従って形成された、古い方の移動管理ノードのドメイン名を含む。
【0029】
それに対応して、ステップS102は具体的に、新しい方の移動管理ノードが、ドメイン名解決要求に従って、DNSサーバによって返された古い方の移動管理ノードのホスト名を受信する。
【0030】
このシナリオでは、ロケーションエリア識別情報は、これに限定されないが、トラッキングエリア識別情報(Tracking Area Identity:TAI)、ルーティングエリア識別情報(Routin Area Identity:RAI)、移動管理エンティティ識別情報(Mobility Management Entity Identity:MME ID)、無線ネットワークコントローラ識別情報(Radio Network Controller Identity:RNC ID)又は進化型ネットワーク基地局識別情報(E−UTRAN NodeB Identity:eNodeB ID)を含む。
【0031】
ステップS103:新しい方の移動管理ノードが、新しい方の利用可能なS−GWのホスト名を取得する。
【0032】
例示的に、ステップ103の特定の実装形態は、新しい方の移動管理ノードが、新しい方の無線アクセスネットワークにおけるUEのロケーションエリア識別情報に従ってドメイン名を形成し、DNSサーバにドメイン名解決要求を送信し、ドメイン名解決要求の受信後、DNSサーバが、NAPTRレコードのDNSクエリを実行し、UEの利用可能なS−GWの照会されたホスト名を新しい方の移動管理ノードに返すことであり得る。
【0033】
ステップS104:新しい方の移動管理ノードが、地理的トポロジー上デバイスに最も近い新しい方の利用可能なS−GWを、デバイスのホスト名における地理的トポロジー関係を示す部分、及び新しい方の利用可能なS−GWのホスト名における地理的なトポロジー関係を示す部分に従って新しい方のS−GWとして選択する。
【0034】
本発明の実施形態のシナリオとして、アクセス情報がAPNを含むとき、ステップS104は具体的に:新しい方の移動管理ノードが、地理的トポロジー上データゲートウェイに最も近い新しい方の利用可能なS−GWを、データゲートウェイのホスト名における地理的トポロジー関係を示す部分、及び新しい方の利用可能なS−GWのホスト名における地理的トポロジー関係を示す部分に従って新しい方のS−GWとして選択する。
【0035】
上記シナリオでは、アクセス情報が複数のAPNを含み、また、新しい方の移動管理ノードが、複数のAPNに従ってDNSサーバから複数のデータゲートウェイのホスト名をそれぞれ取得するとき、新しい方の移動管理ノードは、データゲートウェイのホスト名をランダムに選択し、地理的トポロジー上最も近い新しい方の利用可能なS−GWを、データゲートウェイの選択されたホスト名に従って新しい方のS−GWとして選択し得る。
【0036】
本発明の実施形態の別のシナリオとして、アクセス情報がロケーションエリア識別情報を含むとき、ステップS104は具体的に:新しい方の移動管理ノードが、地理的トポロジー上古い方の移動管理ノードに最も近い新しい方の利用可能なS−GWを、古い方の移動管理ノードのホスト名における地理的トポロジー関係を示す部分、及び新しい方の利用可能なS−GWのホスト名における地理的トポロジー関係を示す部分に従って新しい方のS−GWとして選択する。
【0037】
例示的に、第3世代パートナーシッププロジェクト(the 3rd Generation Partner Project:3GPP)プロトコルにおいて、各デバイスはいくつかのホスト名(Hostname)を有し、各ホスト名は3つのラベルで構成されており、そのフォーマットは以下の通りである。
<“topon”|“topoff”><single−label−interface−name><canonical−node−name>
上記において、
“topon”|“topoff”は、ホスト名が地理的トポロジー情報を含むかどうかを示しており、“topon”は、ホスト名が地理的トポロジー情報を含むことを表し、
single−label−interface−nameは、インターフェイス名であり、識別情報としてのみ使用され、実際の物理インターフェイスと一致することもあり得、一致しないこともあり得、ネットワークノードは複数のインターフェイスを有し得、また、
canonical−node−nameは正規の(canonical)ノード名であり、ネットワークノードを識別するために使用され、異なるネットワークノード間の地理的トポロジー関係を具現化し得、比較は最後のドット名から始まり、同じドット名の数がより多いほど、2つのネットワークノード間の地理的トポロジー関係がより近いことを表す。
【0038】
ネットワークノードはcanonical−node−nameだけを有するので、2つのデバイスが同じネットワークノードに属するかどうかは、2つのデバイスのホスト名のcanonical−node−nameが完全に同じかどうかを比較することによって決定することができ、又は、地理的トポロジー関係上の2つのデバイス間の距離は、2つのホスト名のcanonical−node−nameの類似度合を決定することによって決定し得、決定手順は“topon”|“topoff”及びsingle−label−interface−nameのラベルを考慮する必要はない。
【0039】
当業者は、デバイスのホスト名の定義は、技術の発展とともに発展し得、デバイスの地理的トポロジー関係を示す部分の構造、ロケーション、長さ、及び定義は変化し、また、デバイスのホスト名の上記の例は、本発明の実施形態にいかなる制限も課さないことを知っているべきである。
【0040】
図1に示される実施形態においては、データゲートウェイのホスト名、又はUEの古い方の移動管理ノードは、アクセス情報を通じて照会され、UEのデータゲートウェイ又はUEの古い方の移動管理ノードに、地理的トポロジー上最も近いサービングゲートウェイは、ホスト名を通じて新しい方のサービングゲートウェイとして選択され、したがって、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。
【0041】
図2は、本発明の実施形態によって提供される移動管理ノードの構造ブロック図を示しており、移動管理ノードは、GERAN、UTRAN、又はE−UTRANなどの通信システム内に配置されたSGSN又はMMEであり得、新しい方の移動管理ノードとしての機能を果たし、本発明の実施形態の図1に示される方法を実行するように構成されている。
【0042】
図2を参照すると、移動管理ノードは、
ユーザ機器UEのアクセス情報に従って、ドメイン名システムDNSサーバにドメイン名解決要求を送信するように構成された送信ユニット21であり、アクセス情報が、UEのアクセスポイント名APN、又はUEの古い方のロケーションエリア識別情報を含む、送信ユニット21と、
ドメイン名解決要求に従って、DNSサーバによって返されたデバイスのホスト名を受信するように構成された受信ユニット22と、
新しい方の利用可能なサービングゲートウェイS−GWのホスト名を取得するように構成された取得ユニット23と、
地理的トポロジー上デバイスに最も近い新しい方の利用可能なS−GWを、デバイスのホスト名にける地理的トポロジー関係を示す部分、及び新しい方の利用可能なS−GWのホスト名における地理的トポロジー関係を示す部分に従って新しい方のS−GWとして選択するように構成された選択ユニット24とを含む。
【0043】
本発明の実施形態の適用シナリオとして、アクセス情報がUEのAPNを含むとき、送信ユニット21は、DNSサーバにドメイン名解決要求を送信するように特に構成され、ドメイン名解決要求は、APNに従って形成されたドメイン名を含む。それに対応して、受信ユニット22は、ドメイン名解決要求に従って、DNSサーバによって返されたデータゲートウェイのホスト名を受信するように特に構成される。
【0044】
本発明の実施形態の別のシナリオとして、アクセス情報がUEの古い方のロケーションエリア識別情報を含むとき、送信ユニット21は、DNSサーバにドメイン名解決要求を送信するように特に構成され、ドメイン名解決要求は、古い方のロケーションエリア識別情報に従って形成された古い方の移動管理ノードのドメイン名を含む。それに対応して、受信ユニット22は、ドメイン名解決要求に従って、DNSサーバによって返された古い方の移動管理ノードのホスト名を受信するように特に構成される。
【0045】
本発明の実施形態によって提供されるモビリティ管理ノードを通じて、データゲートウェイのホスト名、又はUEの古い方の移動管理ノードを、アクセス情報を通じて照会することができ、UEのデータゲートウェイ又はUEの古い方の移動管理ノードに、地理的トポロジー上最も近いサービングゲートウェイを、ホスト名を通じて新しい方のサービングゲートウェイとして選択することができ、したがって、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。
【0046】
図3は、本発明のさらに別の実施形態に従ってS−GWを取得するための方法の実装フローを示しており、詳細な説明は以下の通りである。
【0047】
ユーザ機器UEが、古い方の移動管理ノードから新しい方の移動管理ノードにハンドオーバするときに、
【0048】
ステップS301:新しい方の移動管理ノードが、古い方の移動管理ノードによって送信されたUEのデータゲートウェイのインターネットプロトコル(Internet Protocol:IP)アドレスを受信する。
【0049】
ステップS302:新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定できるようにするために、新しい方の移動管理ノードが、IPアドレスに従って、データゲートウェイに決定要求を送信し、決定要求は、UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する。
【0050】
本発明の実施形態の特定の実装形態として、決定要求はセッション作成要求(Create Session Request)であり得る。ロケーションエリア識別情報は、これに限定されないが、UEのTAI、RAI、セル識別情報、eNodeB ID、RNC ID、eNodeB IPアドレス、又はRNC IPアドレスを含む。
【0051】
当業者は、データゲートウェイは、UEのロケーションエリア識別情報に従って、UEがデータゲートウェイのサービス可能なエリアに位置しているかどうかを決定し、それによって、データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定することができることを知っているべきである。
【0052】
ステップS303:新しい方の移動管理ノードが、データゲートウェイの応答メッセージを受信する。
【0053】
本発明の実施形態の特定の実装形態として、応答メッセージは、データゲートウェイによって新しい方の移動管理ノードに送信されたセッション作成応答(Create Session Response)であり得る。
【0054】
ステップS304:応答メッセージが、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含むとき、新しい方の移動管理ノードは、データゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択する。
【0055】
例示的に、データゲートウェイのリソース識別子は、これに限定されないが、トンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier:TEID)、又は完全修飾PDN接続セット識別子(Fully Qualified PDN Connection Set Identifier:FQ−CSID)を含む。
【0056】
代替的に、ステップS305:応答メッセージがデータゲートウェイのIPアドレス又はリソース識別情報を含まないとき、新しい方の移動管理ノードが新しい方のS−GWをドメイン名システムDNSサーバから取得する。
【0057】
本発明の実施形態に従ってサービングゲートウェイを取得するための方法においては、UEにS−GWサービスを提供することができるUEのデータゲートウェイが、新しい方のS−GWとして選択されるように、すなわち、並置されたゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するために、UEのデータゲートウェイが、UEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかが決定され、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。
【0058】
図4は、本発明の別の実施形態に従ってS−GWを取得するための方法の実装フローを示している。本発明の図3に示される実施形態と異なり、この実施形態の実行主体は、新しい方の移動管理ノードによってDNSサーバから取得されたS−GWであり、詳細な説明は以下の通りである。
【0059】
ステップ401:S−GWが、古い方の移動管理ノードによって送信された、UEのデータゲートウェイのインターネットプロトコルIPアドレスを受信する。
【0060】
本発明の実施形態の特定の実装形態として、データゲートウェイのIPアドレスは、古い方の移動管理ノードによって新しい方の移動管理ノードに送信され、また新しい方の移動管理ノードによって、セッション作成要求メッセージを通じてS−GWに送信される。
【0061】
ステップS402:新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定するように、S−GWは、データゲートウェイのIPアドレスに従って、データゲートウェイに決定要求を送信し、決定要求は、UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する。
【0062】
本発明の実施形態の特定の実装形態として、決定要求は、ベアラ修正要求(Modify Bearer Request)であり得る。
【0063】
ステップS403:S−GWが、データゲートウェイの応答メッセージを受信する。
【0064】
本発明の実施形態の特定の実装形態として、応答メッセージはベアラ修正応答メッセージ(Modify Bearer Response)であり得る。
【0065】
ステップS404:データゲートウェイの応答メッセージが、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含むとき、新しい方の移動管理ノードがデータゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するように、S−GWは、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を新しい方の移動管理ノードに送信する。
【0066】
例示的に、データゲートウェイのリソース識別子は、これに限定されないが、トンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier:TEID)、又は完全修飾PDN接続セット識別子(Fully Qualified PDN Connection Set Identifier:FQ−CSID)を含む。
【0067】
代替的に、ステップS405:応答メッセージが、データゲートウェイのIPアドレス又はリソース識別情報を含まないとき、新しい方の移動管理ノードがS−GWを新しい方のS−GWとして選択するように、S−GWは、それ自体のIPアドレス及びリソース識別情報を新しい方の移動管理ノードに送信する。
【0068】
図4に示される実施形態の関連する実装形態の原理は、本発明の図3に示される実施形態の原理と同じであり、違いは、図3に示される実施形態においては、どのデータゲートウェイもUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができないと学んだ後、新しい方の移動管理ノードが、DNSサーバにドメイン名解決要求を送信することによって、新しい方のS−GWを取得するのに対して、図4に示される実施形態においては、新しい方の移動管理ノードが、DNSサーバにドメイン名解決要求を送信することによって、まず一時的なS−GWを取得し、どのデータゲートウェイもUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができないとき、一時的なS−GWがUEの新しい方のS−GWとしての機能を果たすことである。
【0069】
図4に示される実施形態に従ってサービングゲートウェイを取得するための方法では、UEにS−GWサービスを提供することができるUEのデータゲートウェイが新しい方のS−GWとして選択されるように、すなわち、並置されたゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するために、UEのデータゲートウェイが、UEのサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかが決定され、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。さらに、まず一時的なS−GWを選択して、次いでデータゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定することによって、データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができないとき、一時的なS−GWを新しい方のS−GWとして直接選択することができ、それによって、シグナリング処理を簡単にし、新しいS−GWを新しい方のS−GWとしてDNSシステムから再び取得することを回避する。
【0070】
図5に示されるS−GWを取得するための方法の実装フローの実行主体はデータゲートウェイであり、フローは、図3又は図4に別々に示される実施形態の方法のフローに対応しており、詳細な説明は以下の通りである。
【0071】
ステップS501:データゲートウェイが決定要求を受信し、決定要求は、ユーザ機器UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する。
【0072】
本発明の実施形態の特定の実装形態として、データゲートウェイによって受信される決定要求は、本発明の図3に示される実施形態における新しい方の移動管理ノードからであり得、又は、図4に示される実施形態におけるS−GWからであり得る。
【0073】
ステップS502:新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定する。
【0074】
ステップS503:データゲートウェイが、UEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるとき、データゲートウェイがUEの新しい方のS−GWとして選択されることを示すために、データゲートウェイが、ゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含む応答メッセージを送信する。
【0075】
代替的に、ステップS504:データゲートウェイが、UEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができないとき、データゲートウェイが、PDNゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができないことを示す応答メッセージを送信する。
【0076】
図5に示される実施形態のS−GWを取得するための方法の関連する原理は、図3又は図4に示される実施形態における原理と同じである。UEにS−GWサービスを提供することができるUEのデータゲートウェイが新しい方のS−GWとして選択されるように、すなわち、並置されたゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するために、UEのデータゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定し、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。
【0077】
図6は、本発明の実施形態によって提供される移動管理ノードの構造ブロック図を示している。図2は、本発明の実施形態によって提供される移動管理ノードの構造ブロック図を示しており、移動管理ノードは、GERAN、UTRAN、又はE−UTRANなどの通信システム内に配置されたSGSN又はMMEであり得、新しい方の移動管理ノードとしての機能を果たし、本発明の実施形態の図3に示される方法を実行するように構成されている。
【0078】
図6を参照すると、移動管理ノードは、
古い方の移動管理ノードによって送信された、ユーザ機器UEのデータゲートウェイのインターネットプロトコルIPアドレスを受信するように構成された第1の受信ユニット61と、
新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにサービングゲートウェイS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定できるようにするために、IPアドレスに従って、データゲートウェイに決定要求を送信するように構成された送信ユニット62であり、決定要求が、UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する、送信ユニット62と、
データゲートウェイの応答メッセージを受信するように構成された第2の受信ユニット63と、
応答メッセージが、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含むとき、データゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するように構成された選択ユニット64とを含む。
【0079】
代替的に、選択ユニット64は、応答メッセージがデータゲートウェイのIPアドレス又はリソース識別情報を含まないとき、新しい方のS−GWをドメイン名システムDNSサーバから取得するようにさらに構成される。
【0080】
図6に示される移動管理ノードの動作方法は、図3に示される実施形態の動作方法と同じであり、ここではさらなる詳細は記載しない。図6に示される移動管理ノードにおいては、UEにS−GWサービスを提供することができるUEのデータゲートウェイが新しい方のS−GWとして選択されるように、すなわち、並置されたゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するために、UEのデータゲートウェイが、UEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかが決定され、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。
【0081】
図7は、本発明の実施形態によって提供されるサービングゲートウェイの構造ブロック図を示している。サービングゲートウェイは、GERAN、UTRAN、又はE−UTRANなどの通信システムに配置され得、図4に示される方法を実行するように構成され得る。
【0082】
図7を参照すると、サービングゲートウェイは、
古い方の移動管理ノードによって送信された、ユーザ機器UEのデータゲートウェイのインターネットプロトコルIPアドレスを受信するように構成された第1の受信ユニット71と、
新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定するように、データゲートウェイのIPアドレスに従って、データゲートウェイに決定要求を送信するように構成された第1の送信ユニット72であり、決定要求は、UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する、第1の送信ユニット72と、
データゲートウェイの応答メッセージを受信するように構成された第2の受信ユニット73と、
データゲートウェイの応答メッセージが、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含むとき、新しい方の移動管理ノードがデータゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するように、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を新しい方の移動管理ノードに送信するように構成された第2の送信ユニット74とを含む。
【0083】
代替的に、第2の送信ユニット74は、応答メッセージが、データゲートウェイのIPアドレス又はリソース識別情報を含まないとき、新しい方の移動管理ノードがS−GWを新しい方のS−GWとして選択するように、S−GWのIPアドレス及びリソース識別情報を新しい方の移動管理ノードに送信するようにさらに構成される。
【0084】
図7に示されるサービングゲートウェイの動作方法は、図4に示される実施形態の動作方法と同じであり、ここではさらなる詳細は記載しない。図7に示される実施形態によって提供されるサービングゲートウェイでは、UEにS−GWサービスを提供することができるUEのデータゲートウェイが新しい方のS−GWとして選択されるように、すなわち、並置されたゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するために、UEのデータゲートウェイが、UEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかが決定され、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。さらに、まず一時的なS−GWを選択して、次いでデータゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定することによって、データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができないとき、一時的なS−GWを新しい方のS−GWとして直接選択することができ、それによって、シグナリング処理を簡単にし、新しいS−GWを新しい方のS−GWとしてDNSシステムから再び取得することを回避する。
【0085】
図8は、本発明の実施形態によって提供されるデータゲートウェイの構造ブロック図を示している。データゲートウェイは、GERAN、UTRAN、又はE−UTRANなどの通信システムに配置され得、図5に示される方法を実行するように構成され得る。データゲートウェイは、P−GWであり得、または、並置されたGGSN/P−GWであり得る。
【0086】
図8を参照すると、データゲートウェイは、
決定要求を受信するように構成された受信ユニット81であり、決定要求は、ユーザ機器UEの新しい方のロケーションエリア識別情報を搬送する、受信ユニット81と、
新しい方のロケーションエリア識別情報に従って、データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定するように構成された決定ユニット82と、
データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるとき、データゲートウェイのIPアドレス及びリソース識別情報を含む応答メッセージを送信するように構成された送信ユニット83とを含む。
【0087】
代替的に、送信ユニット83は、データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができないとき、データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができないことを示す応答メッセージを送信するようにさらに構成される。
【0088】
図8に示される実施形態のデータゲートウェイの動作メカニズムは、図5に示される実施形態に従ってサービングゲートウェイを取得するための方法の動作メカニズムと同じであり、ここではさらなる詳細は記載しない。 UEにS−GWサービスを提供することができるUEのデータゲートウェイが新しい方のS−GWとして選択されるように、すなわち、並置されたゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するために、図8に示される実施形態のデータゲートウェイが、それ自体がUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定し、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。
【0089】
本発明の実施形態は、図9に示されるように、移動管理ノード91及びDNSサーバ92を含む、サービングゲートウェイを取得するためのシステムをさらに提供する。移動管理ノード91は、図2に示される移動管理ノードである。 図9に示されるシステムの動作方法は、図1に示される方法の動作方法と同じであり、ここではさらなる詳細は記載しない。本システムでは、データゲートウェイのホスト名、又はUEの古い方の移動管理ノードがアクセス情報を通じて照会され、UEのデータゲートウェイ又はUEの古い方の移動管理ノードに地理的トポロジー上最も近いサービングゲートウェイが、ホスト名を通じて新しい方のサービングゲートウェイとして選択され、したがって、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。
【0090】
本発明の実施形態は、図10に示されるように、移動管理ノード1001及びDNSサーバ1002を含む、サービングゲートウェイを取得するためのシステムをさらに提供する。移動管理ノード1001は図6に示される移動管理ノードであり、データゲートウェイ1002は図8に示されるデータゲートウェイである。図10に示されるシステムの動作方法は、図3に示される方法の動作方法と同じであり、ここではさらなる詳細は記載しない。本システムでは、UEにS−GWサービスを提供することができるUEのデータゲートウェイが新しい方のS−GWとして選択されるように、すなわち、並置されたゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するために、UEのデータゲートウェイが、UEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかが決定され、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。
【0091】
本発明の実施形態は、図11に示されるように、移動管理ノード1101及びDNSサーバ1102を含む、サービングゲートウェイを取得するためのシステムをさらに提供する。サービングゲートウェイ1101は図7に示されるサービングゲートウェイであり、データゲートウェイ1102は図8に示されるデータゲートウェイである。図11に示されるシステムの動作方法は、図4に示される方法の動作方法と同じであり、ここではさらなる詳細は記載しない。本システムでは、UEにS−GWサービスを提供することができるUEのデータゲートウェイが新しい方のS−GWとして選択されるように、すなわち、並置されたゲートウェイを新しい方のS−GWとして選択するために、UEのデータゲートウェイが、UEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかが決定され、より遠い地理的なトポロジー距離を有するサービングゲートウェイを新しい方のサービングゲートウェイとして選択するために生じるユーザサービスデータ送信時間遅延の増加を減少させることができる。さらに、まず一時的なS−GWを選択して、次いでデータゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができるかどうかを決定することによって、データゲートウェイがUEにサービスを提供するためにS−GWとしての機能を果たすことができないとき、一時的なS−GWを新しい方のS−GWとして直接選択することができ、それによって、シグナリング処理を簡単にし、新しいS−GWを新しい方のS−GWとしてDNSシステムから再び取得することを回避する。
【0092】
添付の図面はある実施形態の概略図にすぎず、添付の図面におけるモジュール又は処理は、本発明を実装するために必ずしも必要ではないことが、当業者によって理解されるべきである。
【0093】
ある実施形態による装置におけるモジュールは、本実施形態の記述による実施形態の装置において分散され得、又はそれに対応して、この実施形態とは異なる1つ又は複数の装置に配置されるように変更され得ることが、当業者によって理解されるべきである。上記の実施形態のモジュールは、1つのモジュールに組み合わされ得、又は複数のサブモジュールにさらに分割され得る。
【0094】
当業者は、本発明の実施形態による方法のステップのすべて又は一部は、関連ハードウェアに命令するプログラムによって実装され得ることを理解するべきである。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。プログラムが実行されるとき、本発明の実施形態による方法のステップが実行される。記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを格納することができる任意の媒体であり得る。
【0095】
最後に、上記の実施形態は、本発明の技術的ソリューションを説明するために提供されているにすぎず、本発明を限定することを意図するものではない点に留意されたい。実施形態を参照して本発明を詳細に説明してきたが、修正又は置換が本発明の趣旨及び範囲から逸脱しない限り、実施形態において説明した技術的ソリューションに修正が行われ得、又は、技術的ソリューションにおける何らかの技術的特徴に同等の置換が行われ得ることが、当業者によって理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11