(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0019】
以降、本発明を実施するための形態(「本実施形態」という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。また、本実施形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。なお、本実施形態においては、製品を発注して在庫補充を行う例について説明する。
【0020】
<ハードウェア構成>
図1は、本実施形態に係る在庫管理装置のハードウェア構成図である。
在庫管理装置100は、相互にバスで接続された、中央制御装置(制御部)110、主記憶装置(記憶部)120、補助記憶装置(記憶部)130、入力装置(入力部)140および出力装置(出力部)150を有する。
【0021】
中央制御装置110は、プログラムであるルールチェック部121、データ修正部122、パラメータ計算部123およびコンテキストメニュー制御部124を実行して、在庫管理装置100を制御する(詳細後記)。
【0022】
主記憶装置120は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等であり、ルールチェック部121、データ修正部122、パラメータ計算部123およびコンテキストメニュー制御部124を記憶する。これらはプログラムである。以降、「○○部は」と主体を記した場合は、中央制御装置110が必要に応じ記憶媒体から各プログラムを読み出した上で主記憶装置120にロードし、各機能(後記)を実行するものとする。各プログラムは、予め補助記憶装置130に記憶されていてもよいし、他の記憶媒体または通信媒体を介して、必要なときに在庫管理装置100に取り込まれてもよい。
【0023】
補助記憶装置130は、HDD(Hard Disk Drive)等であり、不使用パラメータ情報131、パラメータ関連情報132、パラメータ選択候補情報133、在庫実績情報134、発注実績情報135、生産実績情報136および販売実績情報137を記憶している(詳細後記)。
【0024】
入力装置140は、マウス、キーボード、タッチパネル等であり、在庫管理装置100のユーザからの指示を受け付ける。
出力装置150は、ディスプレイ等であり、在庫管理装置100の操作画面を表示する装置である。
【0025】
<操作画面>
次に、
図2に沿って、在庫管理装置100の操作画面を説明する。
図2は、在庫管理装置100の操作画面であるパラメータ編集画面200を説明する図である。
【0026】
パラメータ編集画面200は、発注方式欄201、ロットサイズ欄202、発注量欄203、発注点欄204、補充点欄205、安全在庫欄206、リードタイム欄207、サービスレベル欄208、需要標準偏差欄209、発注サイクル欄210を含んで構成される。なお、これらは、入力領域であり、出力領域でもある。また、発注方式欄201はコンボボックスにより実現され、ロットサイズ欄202〜発注サイクル欄210はテキストボックスにより実現される。このパラメータ編集画面200のそれぞれの欄に、ユーザが任意の値を入力することで、パラメータの値が選択・指定される。
【0027】
発注方式欄201は、発注方式を入出力する欄である。発注方式は、製品をいつどれくらい発注するかを決める方式であり、在庫補充を行う際の一定のやり方である。本実施形態における発注方式には、発注点発注、補充点発注、定期発注の3つがあるものとする。
ロットサイズ欄202は、ロットサイズを入出力する欄である。ロットサイズとは、発注量の最小単位である。
発注量欄203は、発注量を入出力する欄である。発注量とは、1回の発注により補充する製品の量である。発注量欄203は、発注方式が発注点発注の場合でのみ使用される。
発注点欄204は、発注点を入出力する欄である。発注点とは、発注の水準となる在庫量である。発注点は、発注のタイミングの目安とされ、在庫量が発注点を下回ると発注が行われる。
【0028】
補充点欄205は、補充点を入出力する欄である。補充点とは、在庫の最大補充量の水準であり、在庫量が補充点となるように発注が行われる。補充点欄205は、発注方式が補充点発注の場合でのみ使用される。
安全在庫欄206は、安全在庫を入出力する欄である。安全在庫とは、需要の変動による欠品を防ぐために必要とされる在庫量の水準である。
リードタイム欄207は、リードタイムを入出力する欄である。リードタイムとは、製品を発注してから納品されるまでの期間である。
サービスレベル欄208は、サービスレベルを入出力する欄である。サービスレベルとは、顧客からの受注量に対する販売量の割合であり、「(1−欠品率)×100」(%)により表される。
需要標準偏差欄209は、需要標準偏差を入出力する欄である。需要標準偏差とは、需要量の標準偏差であり、需要の変動の大きさを表すものである。
発注サイクル欄210は、発注サイクルを入出力する欄である。発注サイクルとは、発注してから次に発注するまでの間隔(発注間隔)の日数である。発注サイクル欄210は、発注方式が定期発注の場合でのみ使用される。
【0029】
<不使用パラメータ情報>
図3に沿って、不使用パラメータ情報131を説明する。不使用パラメータ情報131は、発注方式ごとに、使用しないパラメータ(不使用パラメータ)を示す情報である。
不使用パラメータ情報131においては、発注方式欄1311の発注方式に対応づけて、不使用パラメータ欄1312には不使用パラメータが、記憶されている。
【0030】
発注方式欄1311の発注方式は、製品をいつどれくらい発注するかを決める方式であり、発注方式欄201(
図2参照)の発注方式と同様である。
不使用パラメータ欄1312の不使用パラメータは、発注方式欄1311の発注方式において使用しないパラメータである。不使用パラメータは、ロットサイズ欄202〜発注サイクル欄210(
図2参照)の各パラメータの中から設定される。なお、ロットサイズ欄202〜発注サイクル欄210の全てのパラメータを使用する場合、不使用パラメータ欄1312には「なし」が設定される。
【0031】
<パラメータ関連情報>
図4に沿って、パラメータ関連情報132を説明する。パラメータ関連情報132は、発注方式ごと、パラメータごとに、他のパラメータとの間の関連と、パラメータの値を修正するための定式とを示す情報である。
パラメータ関連情報132においては、発注方式欄1321の発注方式およびパラメータ欄1322のパラメータに対応づけて、関連情報欄1323には関連情報が、修正定式欄1324には修正定式が、記憶されている。
【0032】
発注方式欄1321の発注方式は、製品をいつどれくらい発注するかを決める方式であり、発注方式欄201(
図2参照)の発注方式と同様である。
パラメータ欄1322のパラメータは、在庫補充の方針を決定する要素であり、ロットサイズ欄202〜発注サイクル欄210(
図2参照)の各パラメータの中から設定される。
関連情報欄1323の関連情報は、パラメータ欄1322のパラメータと他のパラメータとの間において、どのような関連や制約があるかを示す情報である。
修正定式欄1324の修正定式は、パラメータ欄1322のパラメータの値を修正するための定式である。
【0033】
<パラメータ選択候補情報>
図5に沿って、パラメータ選択候補情報133を説明する。パラメータ選択候補情報133は、各パラメータの値の候補と、その算出方法を示す情報である。
パラメータ選択候補情報133においては、パラメータ欄1331のパラメータに対応づけて、パラメータ候補欄1332にはパラメータ候補が、算出方法欄1333には算出方法が、記憶されている。
【0034】
パラメータ欄1331のパラメータは、在庫補充の方針を決定する要素であり、発注方式欄201〜発注サイクル欄210(
図2参照)の各パラメータと同様である。
パラメータ候補欄1332のパラメータ候補は、パラメータ欄1331のパラメータの候補となる値の名称である。なお、パラメータの候補が算出されない場合、パラメータ候補欄1332には「なし」が設定される。
算出方法欄1333の算出方法は、パラメータ候補欄1332のパラメータ候補を算出する方法である。なお、パラメータの候補が算出されない場合、算出方法欄1333には「なし」が設定される。
【0035】
<在庫実績情報>
図6に沿って、在庫実績情報134を説明する。在庫実績情報134は、ある日付における在庫量を示す情報である。
在庫実績情報134においては、確認日欄1341の確認日に対応づけて、在庫量欄1342には在庫量が、記憶されている。
【0036】
確認日欄1341の確認日は、在庫量を確認した日付である。
在庫量欄1342の在庫量は、在庫の数量である。なお、本実施形態において、在庫量の単位は「個」であるものとする。
【0037】
<発注実績情報>
図7に沿って、発注実績情報135を説明する。発注実績情報135は、ある日付における発注量を示す情報である。
発注実績情報135においては、発注日欄1351の発注日に対応づけて、発注量欄1352には在庫量が、リードタイム欄1353にはリードタイムが、記憶されている。
【0038】
発注日欄1351の発注日は、在庫補充のために製品を発注した日付である。
発注量欄1352の発注量は、発注した製品の数量である。なお、本実施形態において、発注量の単位は「個」であるものとする。
リードタイム欄1353のリードタイムは、製品を発注してから納品されるまでの期間である。なお、本実施形態において、リードタイムの単位は「日」であるものとする。
【0039】
<生産実績情報>
図8に沿って、生産実績情報136を説明する。生産実績情報136は、ある日付における生産量を示す情報である。
生産実績情報136においては、生産日欄1361の生産日に対応づけて、生産量欄1362には生産量が、記憶されている。
【0040】
生産日欄1361の生産日は、製品を生産した日付である。
生産量欄1362の生産量は、生産した製品の数量である。なお、本実施形態において、生産量の単位は「個」であるものとする。
【0041】
<販売実績情報>
図9に沿って、販売実績情報137を説明する。販売実績情報137は、ある日付における販売量を示す情報である。
販売実績情報137においては、販売日欄1371の販売日に対応づけて、販売量欄1372には販売量が、記憶されている。
【0042】
販売日欄1371の生産日は、製品を販売した日付である。
販売量欄1372の販売量は、販売した製品の数量である。なお、本実施形態において、販売量の単位は「個」であるものとする。
【0043】
<操作画面(パラメータ入力中)>
次に、
図10に沿って、パラメータ入力中のパラメータ編集画面200を説明する。(a)は、発注方式が「発注点発注」である場合におけるパラメータ入力中のパラメータ編集画面200を説明する図である。(b)は、発注方式が「補充点発注」である場合におけるパラメータ入力中のパラメータ編集画面200を説明する図である。
【0044】
図10(a)に示すように、発注方式欄201において「発注点発注」が選択された場合、補充点欄205が不活性または非表示になり、関連線221aが表示される。
補充点欄205が不活性等になるのは、不使用パラメータ情報131(
図3参照)において、発注方式が「発注点発注」である場合、パラメータ「補充点」が不使用であるという情報が記憶されているからである。なお、補充点欄205に既に値が入力されていた場合、その値も不活性または非表示となる。
また、ロットサイズ欄202を始点とし発注量欄203を終点とする矢印である関連線221aが表示されるのは、パラメータ関連情報132(
図4参照)において、発注方式が「発注点発注」である場合、パラメータ「発注量」がパラメータ「ロットサイズ」によって制約されるという情報が記憶されているからである。
【0045】
図10(b)に示すように、発注方式欄201において「補充点発注」が選択された場合、発注量欄203が不活性または非表示になり、関連線221bが表示される。
発注量欄203が不活性等になるのは、不使用パラメータ情報131(
図3参照)において、発注方式が「補充点発注」である場合、パラメータ「発注量」が不使用であるという情報が記憶されているからである。なお、発注量欄203に既に値が入力されていた場合、その値も不活性または非表示となる。
また、発注点欄204および補充点欄205を両端とする双方向矢印である関連線221bが表示されるのは、パラメータ関連情報132(
図4参照)において、発注方式が「補充点発注」である場合、パラメータ「発注点」および「補充点」が相互に制約されるという情報が記憶されているからである。
【0046】
<操作画面(パラメータの値の修正)>
次に、
図11に沿って、入力したパラメータの値が修正される場合のパラメータ編集画面200を説明する。(a)は、パラメータの値が修正される前のパラメータ編集画面200を説明する図である。(b)は、パラメータの値が修正された後のパラメータ編集画面200を説明する図である。
【0047】
図11(a)に示すように、発注方式欄201において「発注点発注」が選択されており、ロットサイズ欄202には「10」が入力されている。そして、パラメータ関連情報132(
図4参照)において、発注方式が「発注点発注」である場合、パラメータ「発注量」はパラメータ「ロットサイズ」の倍数でなければならないことが記憶されている。
この場合に、ユーザが発注量欄203に「98」を入力し、キーボードのエンターキーを押下する等して入力した値を確定させたり、他の入力領域へカーソルを移動させたりすると、
図11(b)に示すように、発注量欄203に入力された「98」が自動修正されて「100」となる。また、発注量欄203の近傍に、「ロットサイズに合わせました。」というメッセージを示したツールチップ222が表示される。このツールチップ222は、在庫管理装置100がユーザに対して通知する情報を示すものであり、本実施形態においては、エラーが発生した箇所や値が自動修正された箇所の近傍に、情報を示した矩形がツールチップ222として表示されるものとする。
【0048】
<操作画面(パラメータの値の候補表示)>
次に、
図12に沿って、パラメータの値の候補が表示される場合のパラメータ編集画面200を説明する。(a)は、パラメータの値の候補が表示される場合のパラメータ編集画面200を説明する図である。(b)は、パラメータの値の候補が選択されたパラメータ編集画面200を説明する図である。
【0049】
図12(a)に示すように、ユーザが発注点欄204上にマウスポインタ223を移動させ右クリックをすると、マウスポインタの近傍にコンテキストメニュー224が表示される。このコンテキストメニュー224は、在庫管理装置100が自動計算した、パラメータの値の候補(パラメータ候補および値)を示すものである。
図12(a)においては、発注点欄204上で右クリックがされたため、発注点の値の候補がコンテキストメニュー224に表示されている。
【0050】
コンテキストメニュー224に表示されるパラメータの値の候補は、パラメータ選択候補情報133(
図5参照)に基づいて算出される。
図5において、パラメータ「発注点」の値の候補には、パラメータ候補欄1332に示すように「理論発注点」、「実績最大発注点」、「実績最小発注点」、「実績平均発注点」および「実績最新発注点」の5つがある。これらの候補は、算出方法欄1333に示すような方法により算出される。
【0051】
そして、ユーザがマウスを操作する等して、コンテキストメニュー224に表示されたパラメータの値の候補からいずれかを選択すると、
図12(b)に示すように、選択されたパラメータの値が入力領域に設定され、コンテキストメニュー224は非表示となる。
図12(b)においては、
図12(a)に示した、パラメータ候補が「実績最小発注点」である値「98」が選択されたので、発注点欄204には「98」が設定される。
【0052】
<処理内容>
次に、
図13に沿って、在庫管理装置100の処理内容を説明する。
図13は、在庫管理装置100が行う処理のフローチャートである。
【0053】
ステップS1301において、在庫管理装置100の制御部は、ユーザにより入力装置140が操作されたことを検知する。そして、ステップS1302に進む。
【0054】
ステップS1302において、在庫管理装置100の制御部は、ステップS1301において検知した操作が何であるかを判定する。
操作が「発注方式の選択」である場合、ステップS1311に進む。ここで、発注方式の選択とは、パラメータ編集画面200(
図2参照)において、発注方式欄201に発注方式が入力または選択されたことをいう。
操作が「値の入力」である場合、ステップS1321に進む。ここで、値の入力とは、パラメータ編集画面200(
図2参照)において、ロットサイズ欄202〜発注サイクル欄210に値が入力されたことをいう。
操作が「右クリック」である場合、ステップS1331に進む。ここで、右クリックとは、ユーザがマウスを操作してパラメータ編集画面200上を右クリックしたことをいう。
【0055】
ステップS1311において、ルールチェック部121は、パラメータ編集画面200(
図2参照)において、発注方式欄201に入力または選択された発注方式を取得する。そして、ステップS1312に進む。
【0056】
ステップS1312において、ルールチェック部121は、不使用パラメータ情報131(
図3参照)を取得する。具体的には、ルールチェック部121は、不使用パラメータ情報131から、ステップS1311において取得した発注方式に対応付けて記憶されているパラメータ(不使用パラメータ)を取得する。そして、ステップS1313に進む。
【0057】
ステップS1313において、ルールチェック部121は、不使用パラメータが有るか否かを判定する。具体的には、ルールチェック部121は、ステップS1312において不使用パラメータが取得できたか否かを判定する。
不使用パラメータが有る(取得できた)場合(ステップS1313“Yes”)、ステップS1314に進む。
不使用パラメータがない(取得できなかった)場合(ステップS1313“No”)、ステップS1315に進む。
【0058】
ステップS1314において、ルールチェック部121は、不使用パラメータの入力領域を不活性表示にする。具体的には、ルールチェック部121は、ステップS1312において取得したパラメータ(不使用パラメータ)が入力される領域を、
図10に示すように不活性または非表示とする。そして、ステップS1315に進む。
【0059】
ステップS1315において、ルールチェック部121は、パラメータ関連情報132(
図4参照)を取得する。具体的には、ルールチェック部121は、パラメータ関連情報132から、ステップS1311において取得した発注方式に対応付けて記憶されているパラメータおよび関連情報を取得する。そして、ステップS1316に進む。
【0060】
ステップS1316において、ルールチェック部121は、パラメータ間に関連が有るか否かを判定する。具体的には、ルールチェック部121は、ステップS1315においてパラメータおよび関連情報が取得できたか否かを判定する。
関連が有る(パラメータおよび関連情報が取得できた)場合(ステップS1316“Yes”)、ステップS1317に進む。
関連がない(パラメータおよび関連情報が取得できなかった)場合(ステップS1316“No”)、ステップS1301に戻る。
【0061】
ステップS1317において、ルールチェック部121は、関連線を表示する。具体的には、ルールチェック部121は、ステップS1315において取得したパラメータおよび関連情報に基づいて、
図10に示すように関連線を表示する。そして、ステップS1301に戻る。
【0062】
ステップS1321において、データ修正部122は、パラメータ編集画面200(
図2参照)において、発注方式欄201に入力または選択された発注方式ならびに入力領域を取得する。ここで、入力領域を取得するとは、ユーザが値を入力した領域は、ロットサイズ欄202〜発注サイクル欄210のうちいずれであるか(いずれのパラメータの値が入力されたか)を判定することをいう。そして、ステップS1322に進む。
【0063】
ステップS1322において、データ修正部122は、パラメータ関連情報132(
図4参照)を取得する。具体的には、データ修正部122は、パラメータ関連情報132から、ステップS1321において取得した発注方式および入力領域(すなわち、パラメータ)に対応付けて記憶されている関連情報および修正定式を取得する。そして、ステップS1323に進む。
【0064】
ステップS1323において、データ修正部122は、該当する情報が有るか否かを判定する。具体的には、ルールチェック部121は、ステップS1322において関連情報および修正定式が取得できたか否かを判定する。
情報が有る(関連情報および修正定式が取得できた)場合(ステップS1323“Yes”)、ステップS1324に進む。
情報がない(関連情報および修正定式が取得できなかった)場合(ステップS1323“No”)、ステップS1301に戻る。
【0065】
ステップS1324において、データ修正部122は、入力値の適正を確認する。具体的には、データ修正部122は、ステップS1322において取得した関連情報および修正定式に基づいて、ユーザが入力した値が適正であるか否かを判定する。ここで、値が適正であるとは、当該値が、ステップS1322において取得した関連情報に則っている場合をいう。
入力値が適正である場合(ステップS1324“Yes”)、ステップS1301に戻る。
入力値が適正でない場合(ステップS1324“No”)、ステップS1325に進む。
【0066】
ステップS1325において、データ修正部122は、値を修正し、ツールチップを表示する。具体的には、データ修正部122は、ステップS1322において取得した修正定式に基づいてユーザが入力した値を修正し、
図11(b)に示すようにツールチップ222を表示する。そして、ステップS1301に戻る。
【0067】
ステップS1331において、コンテキストメニュー制御部124は、クリック位置を取得する。ここで、クリック位置とは、パラメータ編集画面200(
図2参照)の発注方式欄201〜発注サイクル欄210上のいずれかおいて、ユーザが右クリックをした位置(すなわち、右クリックしたパラメータ)である。そして、ステップS1332に進む。
【0068】
ステップS1332において、パラメータ計算部123は、パラメータ選択候補情報133(
図5参照)を取得する。具体的には、パラメータ計算部123は、パラメータ選択候補情報133から、ステップS1331において取得したパラメータに対応付けて記憶されているパラメータ候補および算出方法を取得する。そして、ステップS1333に進む。
【0069】
ステップS1333において、パラメータ計算部123は、該当する情報が有るか否かを判定する。具体的には、パラメータ計算部123は、ステップS1332においてパラメータ候補および算出方法が取得できたか否かを判定する。
情報が有る(パラメータ候補および算出方法が取得できた)場合(ステップS1333“Yes”)、ステップS1334に進む。
情報がない(パラメータ候補および算出方法が取得できなかった)場合(ステップS1333“No”)、ステップS1301に戻る。
【0070】
ステップS1334において、パラメータ計算部123およびコンテキストメニュー制御部124はパラメータの値の候補を算出し、表示する。具体的には、パラメータ計算部123は、ステップS1332において取得したパラメータ候補および算出方法ならびに在庫実績情報134(
図6参照)、発注実績情報135(
図7参照)、生産実績情報136(
図8参照)および販売実績情報137(
図9参照)に基づいて、パラメータの値の候補を算出する。そして、コンテキストメニュー制御部124は、算出した値を
図12(a)に示すようにコンテキストメニューに表示し、いずれかを選択するようにユーザに促す。そして、ステップS1335に進む。
【0071】
ステップS1335において、コンテキストメニュー制御部124は、パラメータの値の候補の選択を検知する。具体的には、コンテキストメニュー制御部124は、ステップS1334において表示したコンテキストメニューからユーザがいずれのパラメータの値の候補を選択したかを検知する。
候補の選択を検知した場合(ステップS1335“Yes”)、ステップS1336に進む。
候補の選択を検知しなかった場合(ステップS1335“No”)、ステップS1301に戻る。
【0072】
ステップS1336において、コンテキストメニュー制御部124は、値を入力領域に設定する。具体的には、コンテキストメニュー制御部124は、ステップS1331において取得したクリック位置に該当する入力領域に、ステップS1335において検知した選択された値を設定する。そして、ステップS1301に戻る。
【0073】
<<まとめ>>
本実施形態の在庫管理装置100は、予めパラメータ間の関連を把握することができ、入力された値が不正であった場合に当該値を自動で修正し、また、パラメータの値を自動で計算した候補の中から選択できるので、パラメータに適切な値を設定することが容易となり、在庫補充に伴うユーザの負担を軽減することが可能となる。
また、本実施形態の在庫管理装置100は、
図11に示すように、入力された値を自動修正した際に、その旨や修正内容をユーザに通知するので、ユーザは自分が入力した値と異なる値が表示された場合でも、その理由を知ることができる。
【0074】
<<その他>>
なお、前記した実施形態は、本発明を実施するための好適なものであるが、その実施形式はこれらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更することが可能である。
【0075】
例えば、製品や部品ごとにパラメータが設定可能なように、製品や部品を一意に特定する識別子に対応付けて、不使用パラメータ情報131(
図3参照)〜販売実績情報137(
図9参照)の各種情報を記憶する。そして、ユーザがパラメータを設定する際は、製品や部品を指定することで、不使用パラメータ情報131(
図3参照)〜販売実績情報137(
図9参照)の各種情報において使用するデータを特定することができるので、在庫管理装置100の処理時間を短縮することができる。
【0076】
また、
図13のステップS1334においてパラメータの値の候補を算出する際、在庫実績情報134(
図6参照)、発注実績情報135(
図7参照)、生産実績情報136(
図8参照)および販売実績情報137(
図9参照)の各種情報を用いるが、当該各種情報においていずれの範囲のデータを用いるかを、予めまたは適宜設定可能としてもよい。データの範囲は、例えば、「在庫管理装置100を操作している日から過去1年間のデータを対象とする」というように、日付を基準に設定してもよい。
【0077】
また、各ユーザを一意に特定する識別子に対応付けて、ユーザのエラー履歴を記憶しておき、ユーザが在庫管理装置100を操作する際に、過去にどのようなエラーが生じているか等の情報をツールチップ等により表示することとしてもよい。これにより、ユーザは過去と同じエラーを生じさせることが少なくなり、作業効率が向上する。
【0078】
また、
図10において、一方向または双方向の矢印である関連線221(221a、221b)を表示することとしたが、パラメータ間の関連を示す表示はこれに限らない。例えば、相互に関連する複数のパラメータの入力領域を同一の色で表示したり、枠で囲ったり、「★」等の同一の記号を表示したりしてもよい。これにより、パラメータを相互に関連付ける記号や図形等が表示されるので、ユーザはパラメータ間の関連を認識しやすくなり、パラメータ間の関連が矛盾しないような値を入力することが容易となる。