(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の一実施の形態について説明する。
【0013】
図1(A)および
図1(B)は、本実施の形態に係る携帯端末システムの概略構成図であり、
図1(A)は、携帯端末2がクレードル1に載置されていない状態を示しており、
図1(B)は、携帯端末2がクレードル1に載置されている状態を示している。
【0014】
図示するように、本実施の形態に係る携帯端末システムは、多機能携帯電話機等の携帯端末2と、携帯端末2を載置可能に構成され、載置された携帯端末2を充電するクレードル1と、を備えている。
【0015】
クレードル1は、タッチセンサ機能付き表示パネル10を備えており、
図1(A)に示すように携帯端末2が載置されていない場合、タッチセンサ機能付き表示パネル10を有効にして、タッチセンサ機能付き表示パネル10に手書きメモ受付エリア11、保存ボタン12、ID入力欄13、および時間入力欄14を表示する。そして、タッチペン3等で手書きメモ受付エリア11上に描かれた軌跡をタッチセンサ機能で検出し、検出した軌跡を手書きメモデータとして手書きメモ受付エリア11に表示する。また、クレードル1は、タッチペン3等でID入力欄13上に描かれた軌跡をタッチセンサ機能で検出し、検出した軌跡に対して文字認識処理を行って、操作者が指定したID(例えば携帯端末2の電話番号)を認識し、認識したIDをID入力欄13に表示する。同様に、タッチペン3等で時間入力欄14上に描かれた軌跡をタッチセンサ機能で検出し、検出した軌跡に対して文字認識処理を行って操作者の設定時間を認識し、この設定時間を時間入力欄14に表示する。さらに、クレードル1は、タッチペン3等で保存ボタン12がタッチされたことをタッチセンサ機能で検出すると、そのときに手書きメモ受付エリア11に表示されている手書きメモデータを記憶する。この際、ID入力欄13にIDが表示されているか、あるいはクレードル1に次述の紐付け用IDが予め登録されているならば、これらのIDに対応付けて手書きメモデータを記憶する。また、時間入力欄14に設定時間が表示されているならば、この設定時間により特定される有効期限に対応付けて手書きメモデータを記憶する。
【0016】
また、クレードル1は、
図1(B)に示すように携帯端末2が載置されている場合、タッチセンサ機能付き表示パネル10を無効にする。そして、携帯端末2からIDを受信すると、このIDを紐付け用IDとして登録するとともに、このIDに対応付けられて記憶されている手書きメモデータを検索する。このような手書きメモデータを検索できたならば、この手書きメモデータを携帯端末2に送信する。また、経過前の有効期限に対応付けられて記憶されている手書きメモデータがあるならば、携帯端末2から受信したID如何にかかわらず、この手書きメモデータを携帯端末2に送信する。
【0017】
一方、携帯端末2は、表示パネル20を備えており、クレードル1に載置されると、予め登録されている、あるいは操作者から受け付けたIDをクレードル1に送信し、クレードル1から手書きメモデータを受信したならば、これを記憶するとともに表示パネル20に表示する。
【0018】
図2は、本実施の形態に係る携帯端末システムの第一の動作例を説明するためのシーケンス図である。なお、初期状態において、携帯端末2はクレードル1に載置されておらず、また、クレードル1は手書きメモデータを記憶していないものとする。
【0019】
まず、操作者が携帯端末2をクレードル1に載置したものとする(S100)。クレードル1は、携帯端末2の載置状態が「非載置」から「載置」に変化したことを検出し(S101)、タッチセンサ機能付き表示パネル10を無効にする(S102)。それから、載置された携帯端末2に対してID要求を送信する(S103)。これを受けて、携帯端末2は、予め登録されている、あるいは操作者から受け付けたIDをクレードル1に送信する(S104)。クレードル1は、携帯端末2から受信したIDを、次に記憶する手書きメモデータの紐付け用IDとして登録する(S105)。
【0020】
つぎに、操作者が携帯端末2をクレードル1から取り外して移動したものとする(S106)。クレードル1は、携帯端末2の載置状態が「載置」から「非載置」に変化したことを検出し(S107)、タッチセンサ機能付き表示パネル10を有効にする(S108)。それから、操作者がタッチペン3等を用いてタッチセンサ機能付き表示パネル10の手書きメモ受付エリア11上にメモを手書きすると(S109)、クレードル1は、この手書きにより描かれたタッチペン3等の軌跡を検出し、検出した軌跡を手書きメモデータとして手書きメモ受付エリア11に表示する(S110)。その後、操作者がタッチペン3等を用いてタッチセンサ機能付き表示パネル10の保存ボタン12にタッチすると(S111)、クレードル1は、これを検出して、手書きメモ受付エリア11に表示されている手書きメモデータを、紐付け用IDとして予め登録されているIDに対応付けて記憶する(S112)。
【0021】
つぎに、操作者が携帯端末2をクレードル1に再び載置したものとする(S113)。クレードル1は、携帯端末2の載置状態が「非載置」から「載置」に変化したことを検出し(S114)、タッチセンサ機能付き表示パネル10を無効にする(S115)。それから、載置された携帯端末2に対してID要求を送信する(S116)。これを受けて、携帯端末2は、予め登録されている、あるいは操作者から受け付けたIDをクレードル1に送信する(S117)。クレードル1は、紐付け用IDを、携帯端末2から受信したIDに更新する(S118)。
【0022】
それから、クレードル1は、受信したIDに対応付けられて記憶されている手書きメモデータを読み出して(S119)、この手書きメモデータを携帯端末2に送信し(S120)、その後、クレードル1から、この手書きメモデータを削除する(S121)。一方、携帯端末2は、クレードル1から受信した手書きメモデータを記憶するとともに、この手書きメモデータを表示パネル20に表示する(S122)。
【0023】
図3は、本実施の形態に係る携帯端末システムの第二の動作例を説明するためのシーケンス図である。なお、
図2と同様に、初期状態において、携帯端末2はクレードル1に載置されておらず、また、クレードル1は手書きメモデータを記憶していないものとする。
【0024】
クレードル1は、携帯端末2の載置状態が「非載置」であるので、タッチセンサ機能付き表示パネル10を有効にしている。この状態において、操作者がタッチペン3等を用いてタッチセンサ機能付き表示パネル10の手書きメモ受付エリア11上にメモを手書きすると(S130)、クレードル1は、この手書きにより描かれたタッチペン3等の軌跡を検出し、検出した軌跡を手書きメモデータとして手書きメモ受付エリア11に表示する(S131)。また、操作者がタッチペン3等を用いてタッチセンサ機能付き表示パネル10のID入力欄13にIDを手書きすると(S132)、クレードル1は、この手書きにより描かれたタッチペン3等の軌跡を検出し、検出した軌跡に文字認識処理を施して、操作者が指定するIDを認識する。そして、このIDをID入力欄13に表示する(S133)。その後、操作者がタッチペン3等を用いてタッチセンサ機能付き表示パネル10の保存ボタン12にタッチすると(S134)、クレードル1は、これを検出して、手書きメモ受付エリア11に表示されている手書きメモデータを、ID入力欄13に表示されているIDに対応付けて記憶する(S135)。
【0025】
つぎに、操作者が携帯端末2をクレードル1に載置したものとする(S136)。クレードル1は、携帯端末2の載置状態が「非載置」から「載置」に変化したことを検出し(S137)、タッチセンサ機能付き表示パネル10を無効にする(S138)。それから、載置された携帯端末2に対してID要求を送信する(S139)。これを受けて、携帯端末2は、予め登録されている、あるいは操作者から受け付けたIDをクレードル1に送信する(S140)。クレードル1は、携帯端末2から受信したIDを紐付け用IDとして登録する(S141)。
【0026】
それから、クレードル1は、受信したIDに対応付けられて記憶されている手書きメモデータを読み出して(S142)、この手書きメモデータを携帯端末2に送信し(S143)、その後、クレードル1からこの手書きメモデータを削除する(S144)。一方、携帯端末2は、クレードル1から受信した手書きメモデータを記憶するとともに、この手書きメモデータを表示パネル20に表示する(S145)。
【0027】
図4は、本実施の形態に係る携帯端末システムの第三の動作例を説明するためのシーケンス図である。なお、
図2および
図3と同様に、初期状態において、携帯端末2はクレードル1に載置されておらず、また、クレードル1は手書きメモデータを記憶していないものとする。
【0028】
クレードル1は、携帯端末2の載置状態が「非載置」であるので、タッチセンサ機能付き表示パネル10を有効にしている。この状態において、操作者がタッチペン3等を用いてタッチセンサ機能付き表示パネル10の手書きメモ受付エリア11上にメモを手書きすると(S150)、クレードル1は、この手書きにより描かれたタッチペン3等の軌跡を検出し、検出した軌跡を手書きメモデータとして手書きメモ受付エリア11に表示する(S151)。また、操作者がタッチペン3等を用いてタッチセンサ機能付き表示パネル10の時間入力欄14に時間を手書きすると(S152)、クレードル1は、この手書きにより描かれたタッチペン3等の軌跡を検出し、検出した軌跡に文字認識処理を施して操作者が設定する時間を認識する。そして、この設定時間を時間入力欄14に表示する(S153)。その後、操作者がタッチペン3等を用いてタッチセンサ機能付き表示パネル10の保存ボタン12にタッチすると(S154)、クレードル1は、これを検出して、現在日時から、時間入力欄14に表示されている設定時間経過した日時を、有効期限に設定する。そして、手書きメモ受付エリア11に表示されている手書きメモデータを、設定した有効期限に対応付けて記憶する(S155)。
【0029】
つぎに、操作者が携帯端末2をクレードル1に載置したものとする(S156)。クレードル1は、携帯端末2の載置状態が「非載置」から「載置」に変化したことを検出し(S157)、タッチセンサ機能付き表示パネル10を無効にする(S158)。それから、載置された携帯端末2に対してID要求を送信する(S159)。これを受けて、携帯端末2は、予め登録されている、あるいは操作者から受け付けたIDをクレードル1に送信する(S160)。クレードル1は、携帯端末2から受信したIDを紐付け用IDとして登録する(S161)。
【0030】
それから、クレードル1は、受信したIDに対応付けられた手書きメモデータが記憶されていないことを確認するとともに、経過前の有効期限に対応付けられた手書きメモデータが記憶されていることを確認する。そして、経過前の有効期限に対応付けられた手書きメモデータを読み出して(S162)、携帯端末2から受信したID如何にかかわらず、この手書きメモデータを携帯端末2に送信する(S163)。一方、携帯端末2は、クレードル1から受信した手書きメモデータを記憶するとともに、この手書きメモデータを表示パネル20に表示する(S164)。
【0031】
その後、クレードル1は、有効期限に対応付けられて記憶されている手書きメモデータについて、この有効期限を経過したことを確認したならば(S165)、クレードル1から、この手書きメモデータを削除する(S166)。
【0032】
つぎに、本実施の形態に係る携帯端末システムを構成するクレードル1および携帯端末2の詳細を説明する。
【0033】
まず、クレードル1の詳細を説明する。
【0034】
図5は、クレードル1の概略機能構成図である。
【0035】
図示するように、クレードル1は、携帯端末インターフェース部101と、給電部102と、表示部103と、手書きメモ受付部104と、ID受付部105と、時間受付部106と、保存操作受付部107と、載置状態検出部108と、手書きメモデータ送信部109と、ID取得部110と、紐付け用ID記憶部111と、手書きメモデータ記憶部112と、主制御部113と、を備えている。
【0036】
携帯端末インターフェース部101は、携帯端末2をクレードル1に載置することにより、携帯端末2と電気的に接続されるインターフェースである。携帯端末インターフェース部101を介して、クレードル1に載置された携帯端末2に対する給電および通信が行われる。
【0037】
給電部102は、主制御部113の指示に従い、携帯端末インターフェース部101を介して、クレードル1に載置された携帯端末2を給電する。
【0038】
表示部103、手書きメモ受付部104、ID受付部105、時間受付部106、および保存操作受付部107は、上述のタッチセンサ機能付き表示パネル10により構成されている。表示部103は、手書きメモ受付エリア11、保存ボタン12、ID入力欄13、および時間入力欄14を表示するとともに、操作者から受け付けた情報等を表示する。手書きメモ受付部104は、タッチペン3等で手書きメモ受付エリア11上に描かれた軌跡を検出し、この軌跡を手書きメモデータとして受け付ける。ID受付部105は、タッチペン3等でID入力欄13上に描かれた軌跡を検出し、この軌跡に対して文字認識処理を行って、この軌跡が表すIDを受け付ける。時間受付部106は、タッチペン3等で時間入力欄14上に描かれた軌跡を検出し、この軌跡に対して文字認識処理を行って、この軌跡が表す設定時間を受け付ける。そして、保存操作受付部107は、タッチペン3等で保存ボタン12がタッチされたことを検出して保存操作を受け付ける。
【0039】
載置状態検出部108は、携帯端末インターフェース部101の電気的あるいは機械的な接続状態を調べることにより、クレードル1への携帯端末2の載置状態を検出する。
【0040】
手書きメモデータ送信部109は、主制御部113の指示に従い、携帯端末インターフェース部101を介して、クレードル1に載置された携帯端末2に手書きメモデータを送信する。
【0041】
ID取得部110は、主制御部113の指示に従い、携帯端末インターフェース部101を介して、クレードル1に載置された携帯端末2にID要求を送信して、この携帯端末2からIDを受信する。
【0042】
紐付け用ID記憶部111には、手書きメモ受付部104で受け付けた手書きメモデータの移動先となる携帯端末2を特定するためのID(例えば携帯端末2の電話番号)が紐付け用IDとして記憶される。
【0043】
手書きメモデータ記憶部112には、手書きメモ受付部104で受け付けた手書きメモデータが記憶される。
【0044】
図6は、手書きメモデータ記憶部112の登録内容例を模式的に表した図である。
【0045】
図示するように、手書きメモデータ記憶部112には、手書きメモデータ毎にレコード1120が登録される。レコード1120は、手書きメモ受付部104で受け付けた手書きメモデータを登録するフィールド1121と、この手書きメモデータの移動先となる携帯端末2を特定するためのID(例えば携帯端末2の電話番号)を登録するフィールド1122と、この手書きメモデータの複製を許可する有効期限を登録するフィールド1123と、この手書きメモデータの保存日時を登録するフィールド1124と、を有する。
【0046】
ここで、フィールド1122には、手書きメモ受付部104で受け付けた手書きメモデータをフィールド1121に登録する際に、ID受付部105でIDを受け付けているならばこのIDが登録され、ID受付部105でIDを受け付けていないならば、紐付け用ID記憶部111に記憶されている紐付け用IDが登録される。ただし、ID受付部105でIDを受け付けていない場合であっても、時間受付部106で設定時間を受け付けているならば、紐付け用ID記憶部111に記憶されている紐付け用IDに関わらず、フィールド1122は空欄(ヌルデータ)となる。また、フィールド1123には、手書きメモ受付部104で受け付けた手書きメモデータをフィールド1121に登録する際に時間受付部106で設定時間を受け付けているならば、現在日時から、この受け付けた設定時間を経過した後の日時が有効期限として登録される。
【0047】
主制御部113は、クレードル1の各部101〜112を統括的に制御する。
【0048】
また、主制御部113は、載置状態検出部108で検出された携帯端末2の載置状態が「非載置」の場合に、手書きメモ受付エリア11、保存ボタン12、ID入力欄13、および時間入力欄14を表示部103に表示するとともに、手書きメモ受付部104で受け付けた手書きメモデータ、ID受付部105で受け付けたID、および時間受付部106で受け付けた設定時間を、それぞれ手書きメモ受付エリア11、ID入力欄13、および時間入力欄14に表示する。そして、少なくとも手書きメモ受付部104で手書きメモデータを受け付けている状態において、保存操作受付部107が保存操作を受け付けた場合、手書きメモデータ記憶部112に手書きメモデータのレコード1120を新規登録する。
【0049】
また、主制御部113は、載置状態検出部108で検出された携帯端末2の載置状態が「載置」の場合、クレードル1に載置されている携帯端末2を給電部102により給電する。また、ID取得部110により、クレードル1に載置されている携帯端末2からIDを取得し、この取得したIDを紐付け用ID記憶部111に記憶するとともに、このIDに対応付けられた手書きメモデータ、およびいずれのIDにも対応付けられていない手書きメモデータを手書きメモデータ記憶部112から読み出し、手書きメモデータ送信部109により、この読み出した手書きメモデータを、クレードル1に載置されている携帯端末2に送信する。
【0050】
図7は、クレードル1の携帯端末2が載置されていない場合の動作を説明するためのフロー図である。このフローは、載置状態検出部108により携帯端末2の載置状態「非載置」が検出されることにより開始される。
【0051】
まず、主制御部113は、タッチセンサ機能付き表示パネル10を有効にして、手書きメモ受付エリア11、保存ボタン12、ID入力欄13、および時間入力欄14を表示部103に表示する(S200)。
【0052】
手書きメモ受付部104は、タッチペン3等で手書きメモ受付エリア11上に描かれた軌跡を検出すると(S201でYES)、この軌跡を手書きメモデータとして受け付けて主制御部113に渡す。これを受けて、主制御部113は、表示部103の手書きメモ受付エリア11に、この手書きメモデータを表示する(S202)。
【0053】
また、ID受付部105は、タッチペン3等でID入力欄13上に描かれた軌跡を検出すると(S203でYES)、この軌跡に対して文字認識処理を行って、この軌跡が表すIDを受け付けて主制御部113に渡す。これを受けて、主制御部113は、表示部103のID入力欄13に、このIDを表示する(S204)。
【0054】
また、時間受付部106は、タッチペン3等で時間入力欄14上に描かれた軌跡を検出すると(S205でYES)、この軌跡に対して文字認識処理を行って、この軌跡が表す設定時間を受け付けて主制御部113に渡す。これを受けて、主制御部113は、表示部103の時間入力欄14に、この設定時間を表示する(S206)。
【0055】
また、保存操作受付部107は、タッチペン3等で保存ボタン12がタッチされたことを検出すると(S207でYES)、その旨を主制御部113に通知する。これを受けて、主制御部113は、表示部103の手書きメモ受付エリア11に手書きメモデータを表示中であるか否かを調べる。
【0056】
手書きメモデータを表示中でなければ(S208でNO)、携帯端末2の載置状態をチェックする(S217)。また、手書きメモデータを表示中であれば(S208でYES)、表示部103のID入力欄13にIDを表示中であるか否かをさらに調べる(S209)。そして、IDを表示中ならば(S209でYES)、主制御部113は、手書きメモデータ記憶部112に新たなレコード1120を追加し、このレコード1120のフィールド1121、1122、1124に、表示中の手書きメモデータ、表示中のID、および現在日時を登録し、フィールド1123は空欄(ヌルデータ)のままとする(S210)。その後、表示部103の手書きメモ受付エリア11、ID入力欄13、および時間入力欄14の表示内容をクリアして(S216)、携帯端末2の載置状態の変化を待つ(S217)。
【0057】
一方、IDを表示中でない場合(S209でNO)、主制御部113は、表示部103の時間入力欄14に設定時間を表示中であるか否かを調べる(S211)。
【0058】
そして、設定時間を表示中ならば(S211でYES)、主制御部113は、現在日時からこの設定時間経過した後の日時を有効期限に設定するとともに(S212)、手書きメモデータ記憶部112に新たなレコード1120を追加し、このレコード1120のフィールド1121、1123、1124に、表示中の手書きメモデータ、設定した有効期限、および現在日時を登録し、フィールド1122は空欄のままとする(S213)。その後、表示部103の手書きメモ受付エリア11、ID入力欄13、および時間入力欄14の表示内容をクリアして(S216)、携帯端末2の載置状態をチェックする(S217)。
【0059】
一方、設定時間を表示中でない場合(S211でNO)、主制御部113は、紐付け用ID記憶部111に紐付けIDが記憶されているか否かを調べる(S214)。そして、紐付け用ID記憶部111にIDが記憶されていないならば(S214でNO)、携帯端末2の載置状態をチェックする(S217)。また、紐付け用ID記憶部111に紐付けIDが記憶されているならば(S214でYES)、主制御部113は、手書きメモデータ記憶部112に新たなレコード1120を追加し、このレコード1120のフィールド1121、1122、1124に、表示中の手書きメモデータ、紐付け用ID記憶部111に記憶されている紐付けID、および現在日時を登録し、フィールド1123は空欄のままとする(S215)。その後、表示部103の手書きメモ受付エリア11、ID入力欄13、および時間入力欄14の表示内容をクリアして(S216)、携帯端末2の載置状態をチェックする(S217)。
【0060】
さて、S217において、主制御部113は、載置状態検出部108により検出される携帯端末2の載置状態が「非載置」から「載置」に変化したか否かを判断する。携帯端末2の載置状態が「載置」に変化していない場合は(S217でNO)、手書きメモデータ記憶部112から、フィールド1123に記憶された有効期限を経過しているレコード1120を削除し(S218)、S201に戻る。一方、携帯端末2の載置状態が「載置」に変化した場合は(S217でYES)、このフローを終了する。
【0061】
図8は、クレードル1の携帯端末2が載置されている場合の動作を説明するためのフロー図である。このフローは、載置状態検出部108により携帯端末2の載置状態「載置」が検出されることにより開始される。
【0062】
まず、主制御部113は、給電部102を有効にして、クレードル1に載置されている携帯端末2に対する給電を開始する(S220)。また、タッチセンサ機能付き表示パネル10を無効にして、手書きメモ受付エリア11、保存ボタン12、ID入力欄13、および時間入力欄14の表示を終了する(S221)。
【0063】
つぎに、主制御部113は、ID取得部110にID取得を指示する。これを受けて、ID取得部110は、携帯端末インターフェース部101を介して、クレードル1に載置されている携帯端末2にID要求を送信し、この携帯端末2からIDを受信する(S222)。そして、受信したIDを主制御部113に通知する。
【0064】
つぎに、主制御部113は、ID取得部110より受け取ったIDがフィールド1122に登録されたレコード1120を手書きメモデータ記憶部112から検索する(S223)。このようなレコード1120を検索できたならば(S223でYES)、このレコード1120のフィールド1121に登録された手書きメモデータを手書きメモデータ記憶部112から読み出して手書きメモデータ送信部109に渡す。これを受けて、手書きメモデータ送信部109は、携帯端末インターフェース部101を介して、クレードル1に載置されている携帯端末2に、この手書きメモデータを送信する(S224)。それから、主制御部113は、手書きメモデータ送信部109により送信された手書きメモデータがフィールド1121に登録されているレコード1120を、手書きメモデータ記憶部112から削除する(S225)。
【0065】
また、主制御部113は、フィールド1122にIDが登録されておらず、空欄となっているレコード1120を手書きメモデータ記憶部112から検索する(S226)。このようなレコード1120を検索できたならば(S226でYES)、このレコード1120のフィールド1121に登録された手書きメモデータを手書きメモデータ記憶部112から読み出して手書きメモデータ送信部109に渡す。これを受けて、手書きメモデータ送信部109は、携帯端末インターフェース部101を介して、クレードル1に載置されている携帯端末2に、この手書きメモデータを送信する(S227)。
【0066】
その後、主制御部113は、載置状態検出部108により検出される携帯端末2の載置状態が「載置」から「非載置」に変化したか否かを判断する(S228)。携帯端末2の載置状態が変化していない場合は(S228でNO)、手書きメモデータ記憶部112から、フィールド1123に記憶された有効期限を経過しているレコード1120を削除し(S229)、S228に戻る。一方、携帯端末2の載置状態が「非載置」に変化した場合は(S228でYES)、給電部102を無効にして給電を終了し(S230)、その後、このフローを終了する。
【0067】
つぎに、携帯端末2の詳細を説明する。
【0068】
図9は、携帯端末2の概略機能構成図である。
【0069】
図示するように、携帯端末2は、クレードルインターフェース部201と、携帯電話網インターフェース部202と、マンマシンインターフェース部203と、携帯電話処理部204と、受電部205と、載置状態検出部206と、ID通知部207と、手書きメモデータ受信部208と、手書きメモデータ記憶部209と、主制御部210と、を備えている。
【0070】
クレードルインターフェース部201は、携帯端末2をクレードル1に載置することにより、クレードル1と電気的に接続されるインターフェースである。クレードルインターフェース部201を介して、携帯端末2が載置されたクレードル1に対する受電および通信が行われる。
【0071】
携帯電話網インターフェース部202は、携帯電話網に接続するためのインターフェースである。
【0072】
マンマシンインターフェース部203は、通話用のマイクおよびスピーカと、情報表示用の表示パネル20と、操作受付用の操作パネルと、を備えている。なお、表示パネル20および操作パネルは、両者が一体化されたタッチセンサ機能付表示パネルであってもよい。
【0073】
携帯電話処理部204は、携帯電話機として機能するために必要な処理を行う。具体的には、主制御部210の指示に従って発着信制御を行い、携帯電話網インターフェース部202および携帯電話網を介して相手端末との間にセッションを確立する。そして、このセッションを介して、マンマシンインターフェース部203に入力された操作者の音声データを相手端末に送信するともに、相手端末から受信した音声データをマンマシンインターフェース部203に出力する。
【0074】
受電部205は、主制御部210の指示に従い、クレードルインターフェース部201を介して、携帯端末2が載置されているクレードル1から受電して、図示していない内蔵の駆動用バッテリを充電する。
【0075】
載置状態検出部206は、クレードルインターフェース部201の電気的あるいは機械的な接続状態を調べることにより、クレードル1への携帯端末2の載置状態を検出する。
【0076】
ID通知部207は、主制御部210の指示に従い、クレードルインターフェース部201を介して、携帯端末2が載置されているクレードル1にIDを通知する。
【0077】
手書きメモデータ受信部208は、クレードルインターフェース部201を介して、携帯端末2が載置されているクレードル1から手書きメモデータを受信する。
【0078】
手書きメモデータ記憶部209には、手書きメモデータ受信部208により受信された手書きメモデータが記憶される。
【0079】
主制御部210は、携帯端末2の各部201〜209を統括的に制御する。
【0080】
また、主制御部210は、載置状態検出部206で検出されたクレードル1への載置状態が「載置」の場合に、ID通知部207を介して、携帯端末2が載置されているクレードル1から受信したID要求に従い、図示していないメモリ等に予め登録されている、あるいはマンマシンインターフェース部203を介して操作者から受け付けたIDを、このクレードル1に送信する。そして、手書きメモデータ受信部208を介してこのクレードル1から手書きメモデータを受信したならば、この手書きメモデータを手書きメモデータ記憶部209に記憶するとともにマンマシンインターフェース部203に表示する。
【0081】
図10(A)は、携帯端末2の受電および手書きメモデータ受信動作を説明するためのフロー図である。このフローは、載置状態検出部206によりクレードル1への載置状態「載置」が検出されることにより開始される。
【0082】
まず、主制御部210は、受電部205を有効にして、携帯端末2が載置されているクレードル1からの受電を開始し、図示していない内蔵の駆動用バッテリを充電する(S300)。
【0083】
つぎに、ID通知部207は、クレードルインターフェース部201を介して、携帯端末2が載置されているクレードル1からID要求を受信し、このID要求を主制御部210に通知する。これを受けて、主制御部210は、予め登録されている、あるいはマンマシンインターフェース部203を介して操作者から受け付けたIDをID通知部207に渡す。そして、ID通知部207は、クレードルインターフェース部201を介して、携帯端末2が載置されているクレードル1に、主制御部210から受け取ったIDを送信する(S301)。
【0084】
つぎに、手書きメモデータ受信部208は、クレードルインターフェース部201を介して、携帯端末2が載置されているクレードル1から手書きメモデータを受信すると(S302でYES)、この手書きメモデータを主制御部210に通知する。これを受けて、主制御部210は、この手書きメモデータを手書きメモデータ記憶部209に記憶するとともにマンマシンインターフェース部203に表示する(S303)。
【0085】
また、主制御部210は、載置状態検出部206により検出されるクレードル1への載置状態が「載置」から「非載置」に変化すると(S304でYES)、受電部205を無効にして受電を終了し(S305)、その後、このフローを終了する。
【0086】
図10(B)は、携帯端末2の手書きメモデータ一覧表示動作を説明するためのフロー図である。このフローは、載置状態検出部206によりクレードル1への載置状態「非載置」が検出されることにより開始される。
【0087】
まず、主制御部210は、マンマシンインターフェース部203を介して操作者から、手書きメモデータの一覧表示指示を受け付けると(S310でYES)、手書きメモデータ記憶部209に記憶されている手書きメモデータ各々のサムネイルを作成し、これらのサムネイルをマンマシンインターフェース部203に一覧表示する(S311)。そして、マンマシンインターフェース部203を介して操作者からいずれかのサムネイルが選択されるのを待つ(S312)。
【0088】
マンマシンインターフェース部203を介して操作者により、一覧表示中のサムネイルのなかからいずれかのサムネイルが選択されたならば(S312でYES)、主制御部210は、選択されたサムネイルに対応する手書きメモデータを手書きメモデータ記憶部209から読み出してマンマシンインターフェース部203に表示する(S313)。その後、主制御部210は、マンマシンインターフェース部203を介して操作者から、手書きメモデータの表示終了指示を受け付けたならば(S314でYES)、マンマシンインターフェース部203に対する手書きメモデータの表示を終了する(S315)。
【0089】
また、主制御部210は、載置状態検出部206により検出されるクレードル1への載置状態が「非載置」から「載置」に変化すると(S316でYES)、このフローを終了する。
【0090】
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
【0091】
クレードル1は、携帯端末2を載置可能に構成されており、携帯端末2の載置状態が「非載置」の場合に、操作者から手書きメモデータの入力を受け付けて表示するとともに、この手書きメモデータを、この手書きメモデータとともに操作者から受け付けた、あるいは予めクレードル1に記憶されているIDに対応付けて記憶する。また、携帯端末2の載置状態が「載置」の場合に、載置されている携帯端末2からIDを受信し、このIDに対応付けられて記憶されている手書きメモデータを携帯端末2に送信する。一方、携帯端末2は、クレードル1に載置されると、操作者から受け付けた、あるいは予め携帯端末2に記憶されているIDをクレードル1に送信する。そして、クレードル1から手書きメモデータを受信したならば、これを記憶するとともに表示する。
【0092】
したがって、本実施の形態によれば、携帯端末2をクレードル1に載置することにより、携帯端末2に予め登録されている、あるいは操作者が携帯端末2に入力したIDが、携帯端末2からクレードル1に送信され、これを受けて、携帯端末2の載置前にクレードル1に入力され、このIDに対応付けられて記憶された手書きメモデータが、クレードル1から携帯端末2に送信される。このため、クレードル1に携帯端末2を載置するだけで、煩雑な操作を必要とせずに、クレードル1に入力された手書きメモデータを携帯端末2に移すことが可能となる。
【0093】
また、本実施の形態において、クレードル1は、紐付け用ID記憶部111を備え、携帯端末2が載置されている場合に、この携帯端末2から受信したIDを紐付け用ID記憶部111に記憶する。また、携帯端末2が載置されていない場合に、操作者より受け付けた手書きメモデータを、紐付け用ID記憶部111に記憶されているIDに対応付けて手書きメモデータ記憶部112に記憶する。
【0094】
したがって、本実施の形態によれば、操作者は、クレードル1に手書きメモデータを入力するのに先立って携帯端末2をクレードル1に一旦載置すれば、その後、携帯端末2をクレードル1から移動し、それから、クレードル1に手書きメモデータを入力して、携帯端末2をクレードル1に再び載置するだけで、この手書きメモデータをクレードル1から携帯端末2に移動することができる(
図2参照)。したがって、クレードル1に対する携帯端末2の着脱といったより簡単な操作で、クレードル1に入力された手書きメモデータを携帯端末2に移すことが可能となる。
【0095】
また、本実施の形態において、クレードル1は、操作者からIDを受け付けるID受付部105を備え、携帯端末2が載置されていない場合に、操作者より受け付けた手書きメモデータを、この手書きメモデータとともに操作者より受け付けたIDに対応付けて手書きメモデータ記憶部112に記憶する。
【0096】
したがって、本実施の形態によれば、クレードル1に携帯端末2を載置するのに先立って、手書きメモデータおよびIDをクレードル1に入力し、それから、携帯端末2をクレードル1に載置することにより、この手書きメモデータをクレードル1から携帯端末2に移動することができる(
図3参照)。したがって、より簡単な操作で、クレードル1に入力された手書きメモデータを携帯端末2に移すことが可能となる。
【0097】
また、本実施の形態において、クレードル1は、操作者から設定時間を受け付ける時間受付部106を備え、携帯端末2が載置されていない場合に、操作者より受け付けた手書きメモデータを、この手書きメモデータとともに操作者より受け付けた設定時間により特定される有効期限に対応付けて手書きメモデータ記憶部112に記憶する。そして、携帯端末2が載置されている場合に、経過前の有効期限に対応付けられている手書きメモデータがあるならば、携帯端末2から受信したIDに関わらず、この手書きメモデータを、クレードル1に載置されている携帯端末2に送信する(
図4参照)。
【0098】
したがって、本実施の形態によれば、有効期限内であれば、同一の手書きメモデータを、クレードル1に載置された複数の携帯端末2に送信することが可能となる。このため、クレードル1への携帯端末2の載置といった簡単な操作で、複数の携帯端末2間における手書きメモデータの共有を図ることができる。
【0099】
また、本実施の形態において、携帯端末2は、操作者の指示に従い、携帯端末2に記憶されている手書きメモデータのサムネイルを一覧表示し、その中から操作者に選択された手書きメモデータを表示している。このようにすることで、携帯端末2に複数の手書きメモデータが記憶されている場合に、所望の手書きメモデータを簡単に見つけ出すことが可能となる。
【0100】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【0101】
例えば、上記の実施の形態において、クレードル1は、手書きメモデータを手書きメモデータ記憶部112に記憶することにより、この手書きメモデータの、表示部103への表示を終了している(
図7のS216)。しかし、本発明はこれに限定されない。クレードル1に携帯端末2が載置されるまで、手書きメモデータ記憶部112に記憶した手書きメモデータを表示し続けるようにしてもよい。また、この手書きメモデータが有効期限に対応付けられて手書きメモデータ記憶部112に記憶されたならば、この有効期限が経過するまでの間、この手書きメモデータを表示し続けるようにしてもよい。このようにすることにより、操作者は、自身の携帯端末2に移すべき手書きメモデータがクレードル1に記憶されているか否かを視覚的に判断することができる。
【0102】
また、上記の実施の形態において、ID受付部105、時間受付部106で受け付けるID、設定時間は、タッチセンサ機能付き表示パネル10を介して入力された手書きの情報から文字認識されたものである必要ははく、例えばキーボード等を使って入力されたものでもよい。 また、上記実施の形態では、携帯端末2がクレードル1に載置されるごとに紐付けIDが更新されるが、クレードル1の利用形態によっては、必ずしも、このようにする必要はない。例えば、携帯端末2のユーザの机の上のクレードル1がおかれている場合等のような、クレードル1を利用する携帯電話2が固定されている場合には、携帯端末2のIDを紐付けIDとしてクレードル1に予め登録しておき、IDまたは設定時間が指定されずにクレードル1に手書きされたメモが携帯端末2のユーザのみに宛てたものとなるようにしてもよい。この場合、携帯端末2のユーザは、例えば、自身の不在中、自身の席のクレードル1を自身への伝言板として他のユーザに利用してもらい、席に戻ってから、クレードル1に携帯端末2を載置するだけで、自身の不在中に残された伝言をクレードル1から携帯端末2に送ることができる。
【0103】
また、上記の実施の形態において、
図5に示すクレードル1および
図9に示す携帯端末2各々の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)、モデム等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
【0104】
また、上記の実施の形態では、携帯端末2を充電可能なクレードル1に本発明を適用した場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、携帯端末2を載置可能または接触可能に構成された様々な情報入力装置に適用可能である。
【0105】
例えば、ホワイトボード等の電子黒板に携帯端末インターフェース部を設けておき、この携帯端末インターフェース部に携帯端末2のクレードルインターフェース部を接触させることにより、電子黒板のイメージスキャナにより読み取られたイメージデータが携帯端末2に送られるようにしてもよい。このようにすることにより、例えば会議中に電子黒板のボード部に記載された議事録、掲示板として利用されている電子黒板のボード部に記載された連絡事項等を、簡単な操作で携帯端末2に取り込むことができる。
【0106】
また、情報入力装置から携帯端末2に移動する情報も、タッチセンサ機能付き表示パネル10を介して入力された手書きメモデータに限定されず、例えばキーボード等を用いて入力された情報でもよい。