特許第5950712号(P5950712)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5950712
(24)【登録日】2016年6月17日
(45)【発行日】2016年7月13日
(54)【発明の名称】部品の結合構造
(51)【国際特許分類】
   F16B 5/07 20060101AFI20160630BHJP
【FI】
   F16B5/07 L
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-138654(P2012-138654)
(22)【出願日】2012年6月20日
(65)【公開番号】特開2014-1825(P2014-1825A)
(43)【公開日】2014年1月9日
【審査請求日】2014年11月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】特許業務法人 サトー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 貴光
【審査官】 保田 亨介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−170305(JP,A)
【文献】 実開昭63−177306(JP,U)
【文献】 実開昭57−073365(JP,U)
【文献】 実開昭60−006275(JP,U)
【文献】 実開平04−013807(JP,U)
【文献】 特開2006−038157(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第00409347(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B5/00−5/12
21/00−21/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部品に対し取付部品を嵌め込むようにして結合させる部品の結合構造において、
前記被取付部品の外壁部には、係合凸部が設けられ、
前記取付部品には、嵌め込み方向に延びて前記外壁部に沿うように配置され、前記係合凸部が配置される穴部と、その穴部に臨んで該係合凸部の前記嵌め込み方向を向く係止面に引掛けられる掛り部とを有する弾性変形可能な係合片が設けられていると共に、
前記係合片には、前記掛り部の側部に位置して前記穴部から嵌め込み方向に延びるスリットが形成されており、
前記被取付部品に対する前記取付部品の嵌め込みにより、前記係合片の先端側が前記外壁部から離れる方向に弾性変形して前記係合凸部を乗越え、該係合凸部が前記穴部内に配置され
前記係合片は、結合時に前記外壁部から離れる方向に弾性変形する枠状部を有し、前記係合凸部との係合部分に荷重が作用した際に、前記掛り部の前記係止面に引掛けられる当接面が当該係合凸部に引掛かった状態で、前記掛り部が該外壁部から離れる方向に弾性変形することを特徴とする部品の結合構造。
【請求項2】
前記掛り部の前記係止面に引掛けられる当接面は、前記外壁部に近い側で前記係止面に接触するテーパ面状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の部品の結合構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外壁部に係合凸部を有する被取付部品に対し、係合片を有する取付部品を嵌め込むようにして結合させる部品の結合構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車に設けられる部品、例えばレバースイッチ装置においては、各種の構成部品や配線基板等を内部に組込んだ合成樹脂製の本体ケースに対し、その上面開口部を塞ぐように合成樹脂製のカバーケースを結合して構成される(例えば、特許文献1参照)。このとき、従来では、前記本体ケース1に対するカバーケース2の結合構造として、いわゆるスナップフィット方式と称される、図5及び図6に示す構成が採用されていた。
【0003】
即ち、本体ケース1の外壁部には、係合凸部3が一体に設けられている。これに対し、カバーケース2には、前記係合凸部3に係合されるコ字型をなす係合片4が一体に設けられている。係合片4は、カバーケース2の外面から下方(本体ケース1側)に突出して延び、本体ケース1の外壁部に沿うように配置される。これにて、カバーケース2を、本体ケース1に対して嵌め込むようにすることにより、係合片4が弾性変形により係合凸部3を乗越えて係合され、もって本体ケース1にカバーケース2が結合される。このような結合構造を採用することにより、例えばねじ止め等を行う場合と比較して、組立作業が簡単で、部品数も少なく済ませることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−173531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した従来の構成では、図6(a)に示すように、係合片4と係合凸部3との係合部分に、例えば矢印Aで示す方向の荷重がかかった場合などに、図6(b)に示すように、係合片4が開く方向(本体ケース1の外壁部から離れる方向)に変形し、係合凸部3に対する係合片4の係合状態が外れてしまう虞があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、被取付部品に対し取付部品をいわゆるスナップフィット方式により結合するものにおいて、荷重が作用した場合でも係合凸部から係合片が外れにくくすることができる部品の結合構造を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の部品の結合構造は、被取付部品に対し取付部品を嵌め込むようにして結合させる部品の結合構造において、前記被取付部品の外壁部には、係合凸部が設けられ、前記取付部品には、嵌め込み方向に延びて前記外壁部に沿うように配置され、前記係合凸部が配置される穴部と、その穴部に臨んで該係合凸部の前記嵌め込み方向を向く係止面に引掛けられる掛り部とを有する弾性変形可能な係合片が設けられていると共に、前記係合片には、前記掛り部の側部に位置して前記穴部から嵌め込み方向に延びるスリットが形成されており、前記被取付部品に対する前記取付部品の嵌め込みにより、前記係合片の先端側が前記外壁部から離れる方向に弾性変形して前記係合凸部を乗越え、該係合凸部が前記穴部内に配置され、前記係合片は、結合時に前記外壁部から離れる方向に弾性変形する枠状部を有し、前記係合凸部との係合部分に荷重が作用した際に、前記掛り部の前記係止面に引掛けられる当接面が当該係合凸部に引掛かった状態で、前記掛り部が該外壁部から離れる方向に弾性変形するところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の部品の結合構造によれば、被取付部品に対し取付部品を嵌め込むようにすることにより、係合片が弾性変形により係合凸部を乗越えて、係合凸部が穴部内に配置され且つ掛り部が係合凸部の係止面に引掛けられた状態に係合され、被取付部品に取付部品が結合される。このとき、係合片にスリットが設けられていることにより、係合片のうちスリットの内側である掛り部部分がたわみ変形しやすくなり、係合凸部を容易に乗越えさせることができる。そして、係合部分に荷重が作用して、係合片がその先端側が開く方向に力を受けても、掛り部部分のたわみ変形によって、掛り部の係合凸部の係止面に引掛かっている部分が外れる方向にずれることを抑えることができる。
【0009】
従って、係合部分に作用する荷重によって係合片が弾性変形しても、係止面に対する掛り部の係止が外れることを効果的に抑制することができる。この結果、本発明の部品の結合構造によれば、いわゆるスナップフィット方式の採用による、組立作業が簡単で、部品数も少なく済ませることができるといったメリットを得ながらも、荷重が作用した場合でも係合凸部から係合片が外れにくくすることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施例を示すもので、レバースイッチ装置のケースの結合構造を示す要部の拡大正面図(a)及びそのB−B線に沿う縦断側面図(b)
図2】レバースイッチ装置のケースの正面図
図3】レバースイッチ装置の分解斜視図
図4】本発明の他の実施例を示す図2相当図
図5】従来例を示すもので、要部の斜視図
図6】係合片が併合凸部に対し結合している状態(a)及び荷重が作用して係合片が開いた状態(b)を示す縦断面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を自動車のレバースイッチ装置に適用した一実施例について、図1ないし図3を参照しながら説明する。図2及び図3は、レバースイッチ装置11を示しており、このレバースイッチ装置11は、図示しない自動車のステアリングコラム部分に設けられる。被取付部品としての本体ケース12と、その上部に被せられる取付部品としてのカバーケース13とを備えている。尚、以下の説明では、便宜上、レバースイッチ装置11のうち、本発明に係る結合構造を有している側を正面とする、つまり図2を正面図として説明する。
【0012】
前記本体ケース12は、合成樹脂からほぼ矩形箱状に構成されており、図3に示すように、図で背面側にレバー14が通される開口部15を有すると共に、左側面にコネクタ部16を一体的に有している。また、前記カバーケース13は、合成樹脂から薄型のほぼ矩形蓋状に構成されており、図で背面側に操作レバー14が通される開口(図示せず)が設けられている。
【0013】
このとき、レバースイッチ装置11の正面部においては、いわゆるスナップフィット方式を基本とした結合構造によって、本体ケース12に対し、カバーケース13が上方から嵌め込まれるようにして結合される。従って、ここでは、図で上から下に向う方向(図で矢印A方向)が嵌め込み方向となる。本実施例に係る部品の結合構造については、後に詳述する。
【0014】
詳細な説明は省略するが、図3に示すように、前記本体ケース12内には、インシュレータ17が設けられている。このインシュレータ17の上面には、ワイパ用の複数の固定接点18やウォッシャ用の固定接点19などが設けられている。また、インシュレータ17に設けられた凹部17a内に、ほぼV字状をなすウォッシャ用の可動接点20が配設されており、前記固定接点19と共にウォッシャスイッチが構成されている。そして、前記本体ケース12内の下部には、インシュレータ17の下面側に位置してプリント配線基板21が収容されると共に、その下面開口部が下カバー22により塞がれるようになっている。
【0015】
さらに、前記操作レバー14の基端部14aは、前記開口部15を通して本体ケース12内(インシュレータ17とカバーケース13との間)に操作可能に支持されている。このとき、基端部14aの前端には、後方に延びる収容穴23が設けられ、この収容穴23内に、コイルばね24及び節度ピース25が収容されている。また、基端部14aの前端には、ワイパ用のコンタクトホルダ26が取付けられている。コンタクトホルダ26の下面側には、圧縮コイルばね27、27により夫々下方に付勢された板ばね製のワイパ用の可動接点28、28が設けられている。
【0016】
これにて、ワイパ用の2個の可動接点28と、前記複数の固定接点18とから、ワイパスイッチが構成され、前記操作レバー14の図で水平(左右)方向の回動操作によりワイパスイッチが動作されるようになっている。また、前記操作レバー14の基端部14aは、前記ウォッシャ用の可動接点20の凸部20aに当接するようになっており、操作レバー14の図で上下方向の回動操作により、ウォッシャスイッチが動作するようになっている。
【0017】
さて、レバースイッチ装置11の正面部に設けられる、本実施例に係る結合構造について、図1も参照して詳述する。図2に示すように、この結合構造は、被取付部品である本体ケース12側に係合凸部29を設けると共に、取付部品であるカバーケース13側に弾性変形可能な係合片30を設け、それらをいわゆるスナップフィット方式により結合するものである。ここでは、レバースイッチ装置11(本体ケース12)の正面部の図で左右2箇所に位置して、同等の(左右対称的な)構造で設けられている。図1は、そのうち1箇所の結合構造を拡大して示すものである。
【0018】
即ち、図1図3に示すように、本体ケース12には、正面部の外壁部の上端部に位置して、係合凸部29が一体に設けられている。この係合凸部29は、正面側から見て四角形状をなすと共に、図1(b)に示すように、その上半部に、上端から前方に向けて下降傾斜する傾斜面29aを有した形状に形成されている。また、係合凸部29の下面が、下方(嵌め込み方向)を向く係止面29bとされる。
【0019】
これに対し、カバーケース13に設けられる係合片30は、前記本体ケース12の外壁面に沿うような弾性変形可能な薄板状をなし、カバーケース13の正面部の下端部外面から、嵌め込み方向である下方(矢印A方向)に延びて一体に設けられている。また、この係合片30は、正面から見て、全体として、真ん中の棒が短いEの字を、開放側が上に来るように90度倒した形状をなしている。
【0020】
これにて、図1(a)に示すように、係合片30は、前記係合凸部29の左右両側を嵌め込み方向である下方(矢印A方向)に延び下端で横方向につながるU字状(上向きのコ字状)をなす枠状部31と、その枠状部31の下辺部中央部から一体に上方に延び前記係合凸部29の係止面29bに引掛けられる掛り部32とを有している。そして、前記枠状部31内のうち、掛り部32の上部側の開口部分が、前記係合凸部29が配置される穴部30aとされると共に、前記掛り部32の両側部に位置して、前記穴部30aから嵌め込み方向である下方(矢印A方向)に延びるスリット30b,30bが形成されている。
【0021】
更に、本実施例では、図1(b)に示すように、前記掛り部32の先端の前記係止面29bに引掛けられる当接面(図で上を向く面)32aは、本体ケース12の外壁部に近い側で前記係止面29bに接触するテーパ面(傾斜面)状に形成されている。尚、図1(b)に示すように、係合片30の枠状部31の先端部(横棒部分)の内面側(本体ケース12の外壁部を向く側)にも、係合片30が前記係止凸部29をスムーズに乗り越えるようにするための傾斜面31aが形成されている。
【0022】
次に、上記構成の作用・効果について述べる。上記構成において、本体ケース12に対してカバーケース13を取付けるにあたっては、カバーケース13を上方から嵌め込むようにする。これにより、カバーケース13の係合片30が、その下端側(枠状部31の先端側)を開く方向に弾性変形しながら、本体ケース12の外壁部の係合凸部29を乗越え、係合凸部29が穴部30a内に配置され且つ掛り部32が係合凸部29の係止面29bに引掛けられた状態に係合される。以て、掛り部32が係合凸部29によって上方への抜止め状態に係止され、本体ケース12にカバーケース13が結合固定される。
【0023】
このとき、係合片30にスリット30b,30bが設けられていることにより、係合片30自体(掛り部32部分)が、たわみ変形しやすくなる。しかも、係合凸部29に傾斜面29aが形成されていると共に、係合片30に傾斜面31aが形成されているので、傾斜面29aと傾斜面31aとが摺動するようにして、係合片30が係合方向(下方)に案内されて、スムーズに係合凸部29を乗越えさせることができる。
【0024】
そして、この取付状態にあって、係合片30と係合凸部29との係合部分に、例えば矢印Aで示す方向の荷重がかかった場合、図1(b)に一部想像線で示すように、係合片30がその下端側が開く(本体ケース12の外壁部から離れる)方向に力を受けても、掛り部32部分のたわみ変形によって、掛り部32の当接面32aが、係合凸部29の係止面29bに引掛かっている部分が外れる方向にずれることを抑えることができる。
【0025】
従って、係合部分に作用する荷重によって係合片30が弾性変形しても、係止面29bに対する掛り部32の係止が外れることを効果的に抑制することができる。しかも、掛り部32の当接面32aが本体ケース12の外壁部に近い側で係止面29bに接触するテーパ面状に構成されているので、掛り部32部分のたわみ変形により、当接面32aが係止面29bに食い付くようになり、掛り部32の外れ防止効果により一層優れたものとなるのである。
【0026】
このように本実施例の部品の結合構造によれば、本体ケース12の係合凸部29に対してカバーケース13の係合片30を係合させるいわゆるスナップフィット方式の採用により、組立作業が簡単で、部品数も少なく済ませることができるといったメリットを得ながらも、係合部分に荷重が作用した場合でも係合片30を係合凸部29から外れにくくすることができるという優れた効果を得ることができる。また、特に本実施例では、掛り部32の当接面32aをテーパ面状に構成したので、外れ防止の効果により優れたものとすることができる。
【0027】
図4は、本発明の他の実施例を示しており、上記一実施例と異なる点は、カバーケース41に設けられる係合片42の構成にある。レバースイッチ装置11のそれ以外の構成、つまり本体ケース12の係合凸部29の構成等については、上記一実施例と共通している。即ち、カバーケース41に設けられる係合片42は、前記本体ケース12の外壁面に沿うような弾性変形可能な薄板状をなし、カバーケース41の正面部の下端部外面から、嵌め込み方向である下方(矢印A方向)に延びて一体に設けられている。左右2箇所に設けられる係合片42は、左右対称的な構成を備えている。
【0028】
左側の係合片42は、係合凸部29の左側を嵌め込み方向である下方(矢印A方向)に延び下端で右方に折曲がるL字状をなす枠状部43と、その枠状部43の下端部から一体に上方に延び前記係合凸部29の係止面29bに引掛けられる掛り部44とを有している。掛り部44の上側の開口部分が、前記係合凸部29が配置される穴部42aとされると共に、前記掛り部44の左側部に位置して、前記穴部42aから嵌め込み方向である下方(矢印A方向)に延びるスリット42bが形成されている。
【0029】
詳しく図示はしないが、前記掛り部44の先端の係止面29bに引掛けられる当接面(図で上を向く面)44aは、本体ケース12の外壁部に近い側で該係止面29bに接触するテーパ面(傾斜面)状に形成されている。係合片42の先端部の内面側(本体ケース12の外壁部を向く側)にも、係合片42が前記係止凸部29をスムーズに乗り越えるようにするための傾斜面が形成されている。尚、この左側の係合片42に対し、右側の係合片42は左右対称的な形状をなしており、対応する部分に同一の符号を付している。
【0030】
このような構成においても、上記一実施例と同様に、係合片42には、掛り部44の側部に位置して穴部42aから嵌め込み方向に延びるスリット42bを形成し、更に、掛り部44の当接面44aをテーパ面状に構成したので、本体ケース12に対しカバーケース41をいわゆるスナップフィット方式により結合するものにおいて、係合部分に荷重が作用した場合でも係合片42を係合凸部29から外れにくくすることができるという優れた効果を奏するものである。
【0031】
尚、上記した各実施例では、掛り部32,44の当接面32a,44aをテーパ面状に構成したが、当接面を、係止凸部29の係止面29bに面接触するような水平面(外壁部に対し直角な面)に構成しても良く、少なくとも係合片にスリットを形成することにより、係合片を係合凸部から外れにくくするという所期の目的を達成することができる。その他、本発明の部品の結合構造は、自動車用のスイッチ装置のケースは勿論、ケースを有する機器全般、更には各種の用途の部品に適用することが可能である等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【符号の説明】
【0032】
図面中、11はレバースイッチ装置、12は本体ケース(被取付部品)、13,41はカバーケース(取付部品)、29は係合凸部、29bは係止面、30,42は係合片、30a,42aは穴部、30b、42bはスリット、32,44は掛り部、32a,44aは当接面を示す。
図1
図2
図3
図4
図5
図6