(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記符号化されたトラフィック・データが取得される前に、前記トラフィック・データのために選択された前記変調および符号化スキームに基づいて、前記第1の符号化スキームを決定することと、
前記多重化されたデータが取得される前に、前記トラフィック・データのための変調および符号化スキームあるいは前記制御情報のための変調および符号化スキームに基づいて、前記制御情報のための第2の符号化スキームを決定することとをさらに備える請求項1に記載の方法。
前記多重化する前に、前記符号化された制御データに基づいて、前記符号化されたトラフィック・データにレート・マッチングを実行することをさらに備える請求項1に記載の方法。
前記多重化する前に、前記制御情報および前記トラフィック・データとともに送信されたサウンディング基準信号および前記符号化された制御データに基づいて、前記符号化されたトラフィック・データにレート・マッチングを実行することをさらに備える請求項1に記載の方法。
前記多重化することは、前記複数のSC−FDMAシンボルのおのおので前記制御情報を送信するために、前記トラフィック・データおよび前記制御情報を多重化することを備える請求項1に記載の方法。
前記多重化されたデータのための送信電力に基づいて、前記トラフィック・データと前記制御情報との両方に適用可能な共通のゲインを決定することをさらに備える請求項1に記載の方法。
前記制御情報は、チャネル品質インジケータ(CQI)情報か、アクノレッジメント(ACK)情報か、事前符号化行列インジケータ(PMI)情報か、ランク情報か、あるいはそれらの組合せを備える請求項1に記載の方法。
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記多重化されたデータのための送信電力に基づいて、前記トラフィック・データと前記制御情報との両方に適用可能な共通のゲインを決定するように構成された請求項9に記載の装置。
前記制御情報は、チャネル品質インジケータ(CQI)情報か、アクノレッジメント(ACK)情報か、事前符号化行列インジケータ(PMI)情報か、ランク情報か、あるいはそれらの組合せを備える請求項9に記載の装置。
前記符号化されたトラフィック・データが取得される前に、前記トラフィック・データのために選択された前記変調および符号化スキームに基づいて、前記第1の符号化スキームを決定する手段と、
前記多重化されたデータが取得される前に、前記トラフィック・データのための変調および符号化スキームあるいは前記制御情報のための変調および符号化スキームに基づいて、前記制御情報のための第2の符号化スキームを決定する手段とをさらに備える請求項14に記載の装置。
前記制御情報は、チャネル品質インジケータ(CQI)情報か、アクノレッジメント(ACK)情報か、事前符号化行列インジケータ(PMI)情報か、ランク情報か、あるいはそれらの組合せを備える請求項14に記載の装置。
少なくとも1つのコンピュータに対して、トラフィック・データを、第1の符号化スキームに基づいて符号化させて、符号化されたトラフィック・データを取得するためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、制御情報を、第2の符号化スキームに基づいて符号化させて、符号化された制御データを取得するためのコードと、ここで、前記符号化された制御データの符号化ビットの数は、アップリンク許可のサイズ、および、前記トラフィック・データのための変調および符号化スキーム、または、これらの組み合わせに依存し、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記符号化されたトラフィック・データおよび符号化された制御情報を、符号化後かつ変調前に多重化させて、多重化されたデータを取得するためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記多重化されたデータを変調させて、変調シンボルを取得するためのコードと、ここで、前記変調は、前記トラフィック・データと前記制御情報との両方に適用可能な共通の変調スキームに基づき、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記多重化されたデータから変調された前記変調シンボルに基づいて、複数のシングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)シンボルを生成させるためのコードとを記録するコンピュータ読取可能な記録媒体。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書に記載された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムに使用されうる。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば交換可能に使用される。CDMAシステムは、例えばユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、cdma2000等のような無線技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。cdma2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実施することができる。OFDMAシステムは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、超モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実施することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSの最新のリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と命名された組織からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)からの文書に記載されている。明確化のために、これら技術のある態様は、以下においてLTEに関して記述される。そして、LTE用語が、以下の記述の多くで使用される。
【0012】
図1は、LTEシステムでありうる無線通信システム100を示す。システム100は、多くのノードB110およびその他のネットワーク・エンティティを含みうる。ノードBは、UEと通信する固定局であり、発展型ノードB(eNB)、基地局、アクセス・ポイント等とも称されうる。UE120は、システムの全体にわたって分布しうる。そして、おのおののUEは、固定式または移動式でありうる。UEはまた、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局等とも称されうる。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルド・デバイス、ラップトップ・コンピュータ、コードレス電話等でありうる。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクによってノードBと通信することができる。ダウンリンク(すなわち順方向リンク)は、ノードBからUEへの通信リンクを称し、アップリンク(すなわち逆方向リンク)は、UEからノードBへの通信リンクを称する。
【0013】
このシステムは、ハイブリッド自動再送信(HARQ)をサポートすることができる。ダウンリンクにおけるHARQの場合、ノードBが、トラフィック・データのための送信を送り、トラフィック・データが受信側のUEによって正しく復号されるまで、あるいは、最大回数の再送信が送られるまで、あるいは、その他いくつかの終了条件になるまで、1または複数の再送信を送ることができる。HARQは、データ送信の信頼性を向上することができる。
【0014】
図2は、ノードBによるダウンリンク(DL)送信と、UEによるアップリンク(UL)送信とを示す。UEは、ノードBのダウンリンク・チャネル品質を定期的に推定し、チャネル品質インジケータ(CQI)情報をノードBへ送る。ノードBは、ダウンリンク送信のためのUEを選択するため、および、UEへのデータ送信のための適切な変調および符号化スキーム(MCS)を選択するために、CQI情報および/またはその他の情報を用いることができる。送信すべきトラフィック・データが存在し、システム・リソースが利用可能である場合、ノードBは、トラフィック・データを処理し、UEへ送信することができる。UEは、ノードBからのダウンリンク・データ送信を処理する。そして、トラフィック・データが正しく復号された場合にはアクノレッジメント(ACK)を送信し、トラフィック・データが誤って復号された場合には否定的なアクノレッジメント(NAK)を送信する。ノードBは、NAKを受信すると、トラフィック・データを再送信し、ACKを受信すると、新たなトラフィック・データを送信する。送信すべきトラフィック・データが存在し、UEにアップリンク・リソースが割り当てられると、UEは、アップリンクで、ノードBにトラフィック・データを送信することができる。
【0015】
図2に示すように、UEは、任意の与えられたサブフレームにおいて、トラフィック・データおよび/または制御情報を送信するか、あるいは、それらの何れをも送信しない。制御情報は、CQI情報、ACK情報、および/またはその他の情報を備えうる。UEは、ノードBによって、規則的なレポーティング・インタバルでCQI情報を定期的に送信するように設定されうる。UEはまた、特定のフォーマットでCQI情報を送信するようにも設定されうる。異なるCQIレポート・フォーマットもサポートされうる。そして、おのおののCQIレポート・フォーマットは、別々のCQI情報を伝送することができる。いずれにせよ、ノードBは、UEのCQIレポーティング設定に基づいて、UEからのCQI情報が期待される時を知っている。
【0016】
ノードBは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)でUEへダウンリンク割当を送信する。そして、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)で、UEへトラフィック・データを送信する。UEは、UEのためのダウンリンク割当を検出するために、PDCCHを処理する。そして、ダウンリンク割当を受信すると、トラフィック・データのためのPDSCHを処理する。例えば、ノードBによって送信されなかったり、あるいは、ノードBによって送信されたがUEに到達することなく、ダウンリンク割当が検出されなかった場合、UEは、ACK情報、すなわち不連続な送信(DTX)を送信しない。ダウンリンク割当が検出される場合、UEは、PDSCHの復号結果に基づいて、ACKまたはNAKの何れかを送信することができる。あるいは、UEは、PDCCHのない動作のために、持続的な割当を持つことができる。この場合、UEは、PDCCHをモニタリングすることをスキップし、単に、持続的な割当にしたがって、トラフィック・データのためのPDSCHを処理する。
【0017】
UEはまた、CQI情報およびACK情報に加えて、その他の制御情報も送信することができる。一般に、UEによって送信されるべきである特定の制御情報は、例えば、CQI情報を送信するようにUEが設定されているか否か、ダウンリンク割当およびトラフィック・データがダウンリンクで送信されているか、トラフィック・データが、複数入力複数出力(MIMO)を用いてダウンリンクで送信されているか等のようなさまざまな要因に依存しうる。MIMOの場合の一例として、UEによって送信される制御情報は、ダウンリンクで送信すべき空間ストリームまたはレイヤの数を伝送するランク・インジケータ(RI)、ダウンリンク・データ送信のための事前符号化のために使用する事前符号化行列を伝送する事前符号化行列インジケータ(PMI)情報等を含みうる。
【0018】
LTEは、ダウンリンクでは、直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンクでは、シングル・キャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、トーン、値域等と一般に称される複数(K個)の直交サブキャリアへ分割する。おのおののサブキャリアは、データを用いて変調されうる。一般に、変調シンボルは、OFDMを用いて周波数領域で送信され、SC−FDMを用いて時間領域で送信される。隣接するサブキャリア間の間隔は、固定されうる。そして、サブキャリアの合計数(K個)は、システム帯域幅に依存しうる。例えば、Kは、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、または20MHzのシステム帯域幅についてそれぞれ、128、256、512、1024、または2048に等しい。
【0019】
図3は、アップリンクに使用されうる送信構造300の設計を示す。送信スケジュールは、サブフレームのユニットへ分割されうる。サブフレームは、例えば1ミリ秒(ms)のような予め定めた持続期間を有しており、2つのスロットへ分割されうる。おのおののスロットは、例えば、拡張されたサイクリック・プレフィクスの場合について6シンボル期間、通常のサイクリック・プレフィクスについて7シンボル期間のような固定された数または設定可能な数のシンボル期間を含みうる。
【0020】
アップリンクの場合、合計K個のサブキャリアが利用可能であり、リソース・ブロックへグループ化されうる。おのおののリソース・ブロックは、1つのスロット内にN個のサブキャリア(例えば、N=12のサブキャリア)を含みうる。利用可能なリソース・ブロックは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)領域および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)領域に分割されうる。
図3に示すように、PUCCH領域は、システム帯域幅の2つの端部近傍にリソース・ブロックを含む。PUSCH領域は、PUCCH領域に割り当てられていないすべてのリソース・ブロックを含みうる。制御情報をノードBに送信するために、所与のUEに、PUCCH領域からのリソース・ブロックが割り当てられうる。トラフィック・データをノードBへ送信するために、UEは、PUSCH領域からのリソース・ブロックが割り当てられうる。リソース・ブロックは、ペアにされ、アップリンク送信が、サブフレーム内の両方のスロットに及びうる。所与のPUCCH送信の場合、
図3に示すように、1つの帯域端近傍の1つのリソース・ブロックが、サブフレームの第1のスロットにおいて使用され、反対側の帯域端近傍の別のリソース・ブロックが、サブフレームの第2のスロットにおいて使用されうる。
【0021】
図4は、PUSCHにおける送信の例を示す。
図4に示すように、通常のサイクリック・プレフィクスの場合、おのおののサブフレームは、2つのスロットを含み、左スロットは、7つのシンボル期間0乃至6を含み、右スロットは、7つのシンボル期間7乃至13を含む。この例において、UEには、PUSCHについて2つのリソース・ブロックが割り当てられる。
図4に示すように、周波数ホッピングがイネーブルされた場合、2つのリソース・ブロックが、別々のサブキャリアのセットを占有する。おのおののリソース・ブロックは、リソース要素を含んでいる。おのおののリソース要素は、1シンボル期間において1つのサブキャリアをカバーし、1つの変調シンボルを送信するために使用される。
【0022】
図4に示すように、UEは、おのおののスロットの中間シンボル期間において、復調基準信号(DRS)を送信する。
図4に示すように、UEはまた、サブフレームの最後のシンボル期間において、サウンディング基準信号(SRS)を送信する。サウンディング基準信号は、予め定めたレートで送信され、所与のサブフレーム内に存在することも、しないこともありうる。UEは、復調基準信号およびサウンディング基準信号のために使用されないリソース要素で、トラフィック・データおよび/または制御情報のための変調シンボルを送信することができる。復調基準信号は、変調シンボルのコヒーレントな検出のために、ノードBによって使用されうる。サウンディング基準信号は、UEのためのアップリンクの受信信号品質を推定するために、ノードBによって使用されうる。
【0023】
所与のサブフレームにおいて、UEがトラフィック・データのみを送信しているか、制御情報のみを送信しているか、あるいはトラフィック・データと制御情報との両方を送信しているかに関わらず、UEは、局在化された周波数分割多重化(LFDM)を用いて送信することが望ましい。LFDMは、隣接するサブキャリアで送られる送信であるSC−FDMの特別なケースである。LFDMは、より低いピーク対平均電力比(PAPR)をもたらすことができる。これによって、電力増幅器が、より高い出力電力で動作できるようになり、もって、UEのスループットおよび/またはリンク・マージンを向上することができる。LFDMを用いて送信するために、UEは、送信すべきトラフィック・データが存在しない場合、PUCCH領域から割り当てられたリソース・ブロック(例えば、
図3におけるリソース・ブロック310a、310b)で、制御情報を送信することができる。UEは、送信すべきトラフィック・データが存在する場合、PUSCH領域から割り当てられたリソース・ブロック(例えば、
図3におけるリソース・ブロック320a、320b)で、トラフィック・データのみを、あるいは、トラフィック・データと制御情報との両方を送信することができる。PUCCH領域はPUSCH領域とオーバラップし、これらのリソース・ブロックがPUCCH送信のために使用されないであろうことをスケジューラが知っている場合には、PUCCH領域におけるリソース・ブロックが、PUSCH送信のために使用されうる。いずれにせよ、SC−FMDA波形特性は常に、UEのために保持される。
【0024】
UEは、トラフィック・データおよび制御情報を、さまざまな手法で、多重化および送信することができる。態様では、トラフィック・データおよび制御情報を送信するために、2つの多重化スキームが使用され、以下のように要約されうる。
【0025】
多重化スキーム1は、以下の特性を有しうる。
・符号化されたデータ・レベルにおけるトラフィック・データおよび制御情報の多重化。
・制御情報の符号化は、トラフィック・データのMCSに依存する。
・多重化されたトラフィック・データおよび制御情報が、スクランブルおよび変調される。
・トラフィック・データと制御情報との両方に共通の変調および電力レベル。
【0026】
多重化スキーム2は、以下の特性を有しうる。
・変調シンボル・レベルにおけるトラフィック・データおよび制御情報の多重化。
・制御情報のために固定された符号化および変調スキーム。
・トラフィック・データと制御情報との両方のために所望される保護レベルを取得するために、制御情報の電力レベルが、トラフィック・データの電力レベルと独立して変更される。
【0027】
図5Aは、多重化スキーム1を実施する送信プロセッサ500の設計のブロック図を示す。この設計では、送信プロセッサ500は、トラフィック・データ用の第1のパス510、CQI情報用の第2のパス530、およびACK情報用の第3のパス550を含んでいる。
【0028】
第1のパス510では、セグメンテーション・ユニット512が、到来するトラフィック・データを、符号ブロックへ分割する。おのおのの符号ブロックは、特定数のデータ・ビットを含むことができ、巡回冗長検査(CRC)とともに追加されうる。チャネル・エンコーダ514は、おのおのの符号ブロックを、ターボ符号にしたがって符号化して、対応するターボ符号化ブロックを提供する。ターボ符号化ブロックのおのおのは、(i)符号ブロックにおけるデータ・ビットに対応する体系的ビットと、(ii)データ・ビットを1または複数の構成エンコーダを通すことによって生成されるパリティ・ビットとを備える符号化ビットを含みうる。レート・マッチング・ユニット516は、ターボ符号化ブロックおのおのにおいて、十分な数の符号化ビットを反復または削除して、そのターボ符号化ブロックのために所望される数の符号化ビットを提供する。パンクチャは、ビットの削除を称する一方、レート・マッチングは、ビットの削除または反復を称する。所与のリソース割当および変調スキームについて、送信されうる「送信のために利用可能な」符号化ビットの数が、計算されうる。レート・マッチングは、符号化からの符号化ビットの数を、リソース割当からの、送信のために利用可能な符号化ビットの数にブリッジする。符号化ビットの数が、送信のために利用可能な符号化ビットの数よりも小さい場合には、レート・マッチングは、送信のために利用可能なすべてのリソースが埋められるまで、いくつかの符号化ビットを反復することができる。反対に、符号化ビットの数が、送信のために利用可能な符号化ビットの数よりも大きい場合には、レート・マッチングは、送信のために利用可能な符号化ビットの数が取得されるまで、いくつかの符号化ビットを削除することができる。ターボ符号化ブロックのおのおのについて、反復または削除される符号化ビットの数は、例えば、PUSCHにおける送信のために利用可能なリソースの量、符号化されたトラフィック・データと多重化するための符号化された制御データの量、サウンディング基準信号が送信されているか否か等のようなさまざまな要因に依存しうる。連結ユニット518は、すべてのターボ符号化ブロックを連結することができる。チャネル・インタリーバ520は、連結ユニット518からのビットをインタリーブするか、並べ替えを行い、おのおののSC−FDMAシンボルについて、インタリーブされたビットを提供する。連結することおよびインタリーブすることはまた、時間マッパを用いて単一のステップでも実行されうる。
【0029】
第2のパス530では、チャネル・エンコーダ532が、ブロック符号に基づいてCQI情報を符号化して、符号化されたCQIデータを提供する。符号化されたCQIデータの符号化ビットの数は、例えば、UEによって使用されるCQI反復フォーマット、PUSCHのためのアップリンク許可のサイズ、トラフィック・データのためのMCS等のようなさまざまな要因に依存しうる。異なるCQIレポート・フォーマットについて、異なるCQIコンテンツ、すなわち、異なる数のCQIビットが送信されうる。より大きなCQIレポートのために、より多くの符号化ビットが生成されうる。また、その逆であっても良い。符号化ビットの数はまた、アップリンク許可のサイズにも依存しうる。例えば、より大きなアップリンク許可の場合、CQI情報のために、より多くの符号化ビットが割り当てられうる。また、その逆であっても良い。符号化ビットの数はまた、トラフィック・データのためのMCSにも依存しうる。トラフィック・データのためにより高いMCSを使用することによって、より良好なチャネル条件が推論されうる。一方、トラフィック・データのためにより低いMCSを使用することによって、より挑戦的なチャネル条件が推論されうる。いずれにせよ、SC−FDMAシンボル・マッパ534は、チャネル・エンコーダ532からの符号化されたCQIデータを、SC−FDMAシンボルへマップして、SC−FDMAシンボルおのおののために、符号化ビットを提供する。
【0030】
第3のパス550では、チャネル・エンコーダ552が、ブロック符号に基づいてACK情報を符号化して、符号化されたACKデータを提供する。符号化されたACKデータの符号化ビットの数は、例えば、トラフィック・データがノードBから受信されたか否か、トラフィック・データを送信するために使用されるレイヤ数、トラフィック・データのためのMCS等のようなさまざまな要因に依存しうる。SC−FDMAシンボル・マッパ554は、チャネル・エンコーダ552からの符号化されたACKデータを、SC−FDMAシンボルへマップして、SC−FDMAシンボルのおのおののために、符号化ビットを提供する。符号化されたCQIデータと符号化されたACKデータとがもしも存在すれば、これらが、制御情報が送信されるサブフレームにおいて、おのおののSC−FDMAシンボルで送信されるように、SC−FDMAシンボル・マッパ534、554が、マッピングを実行する。
【0031】
マルチプレクサ568は、第1のパス510から、符号化されたトラフィック・データを、第2のパス530から、符号化されたCQIデータを、第3のパス550から、符号化されたACKデータを受信する。マルチプレクサ568は、符号化されたトラフィック・データおよび符号化されたCQIデータを多重化することができる。1つの設計では、マルチプレクサ568はまた、符号化されたトラフィック・データと、符号化されたCQIデータとともに、符号化されたACKデータを多重化する。別の設計では、マルチプレクサ568は、多重化された符号化されたトラフィック・データと、符号化されたCQIデータとを、符号化されたACKデータを用いてパンクチャする。いずれにせよ、マルチプレクサ568は、符号化されたトラフィック・データ、符号化されたCQIデータ、および符号化されたACKデータを備える多重化されたデータを提供することができる。
【0032】
図5Bは、
図5Aにおける送信プロセッサ500とともに使用される送信チェーン570の設計のブロック図を示す。送信チェーン570内では、スクランブラ572が、SC−FDMAシンボルのおのおのについて多重化されたデータを、マルチプレクサ568から受け取り、この多重化されたデータをスクランブルして、スクランブルされたビットを提供することができる。変調器/シンボル・マッパ574は、このスクランブルされたビットを、例えば、Mアレイ・フェーズ・シフト・キーイング(PSK)またはMアレイ直交振幅変調(QAM)のような変調スキームに基づいて、変調シンボルへマップする。
【0033】
SC−FDMAシンボル生成器580は、変調器574から変調シンボルを受け取り、SC−FDMAシンボルを生成することができる。生成器580内では、離散フーリエ変換(DFT)ユニット582が、1つのSC−FDMAシンボルについてM個の変調シンボルを受け取り、M個の変調シンボルについてMポイントDFTを実行して、M個の周波数領域値を提供することができる。周波数マッパ584は、M個の周波数領域値を、UEへ割り当てられた1または複数のリソース・ブロックにおけるM個のサブキャリアへマップすることができる。そして、残りのサブキャリアに対してゼロ値をマップすることができる。逆FFT(IFFT)ユニット586は、合計K個のサブキャリアのためのK個のマップ値について、KポイントIFFTを実行して、有用な部分について、K個の時間領域サンプルを提供することができる。サイクリック・プレフィクス生成器588は、有用な部分の最後のC個のサンプルをコピーし、これらC個のサンプルを、有用な部分の先頭に追加して、K+C個のサンプルを含むSC−FDMAシンボルを生成する。SC−FDMAシンボルは、K+C個のサンプル期間を含む1シンボル期間で送信される。ゲイン・ユニット590は、PUSCHでのアップリンク送信のために所望される送信電力を取得するために、これらサンプルをスケールすることができる。
【0034】
図5Aおよび
図5Bにおけるさまざまな処理ブロックは、"Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation"と題された3GPP TS 36.211、および、"Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Multiplexing and channel coding"と題された3GPP TS 36.212において記載されているように実施される。これら文書は、公的に利用可能である。
【0035】
図5Aおよび
図5Bはそれぞれ、送信プロセッサ500および送信チェーン570の設計の例を示す。これらの処理はまた、
図5Aおよび
図5Bで示された順序とは異なる順序でも実行されうる。例えば、トラフィック・データおよび制御情報の多重化は、チャネル・インタリーブの前に実行されうる。送信プロセッサ500および/または送信チェーン570はまた、異なる処理ブロックおよび/または追加の処理ブロックをも含みうる。例えば、送信プロセッサ500は、ランク・インジケータのための別のパスを含むことができる。
【0036】
UEは、PUSCHでの送信のためのアップリンク許可を受け取ることができる。アップリンク許可は、PUSCHで送信されるトラフィック・データのために使用する変調および符号化スキーム(MCS)を含みうる。MCSは、特定の符号化スキームまたは符号化レート、および特別の変調スキームを示すことができる。MCSは、例えばトラフィック・データのための目標パケット誤り率(PER)のように、トラフィック・データのために望ましい保護レベルまたは信頼性を取得するために、アップリンク・チャネル・レベルに基づいて、ノードBによって選択されうる。多重化スキーム1の場合、トラフィック・データおよび制御情報は、同じ変調スキームを使用する。これは、トラフィク・データのために選択されたMCSによって伝送されうる。例えば、制御情報のための目標ブロック誤り率(BLER)のような制御情報のために所望される保護レベルを取得するために、制御情報のために適切な符号化スキームが選択されうる。
【0037】
1つの設計では、制御情報のための符号化は可変的であり、制御情報のために所望される保護レベルを達成するために選択されうる。符号化されたデータ・レベルにおける多重化により、トラフィック・データと制御情報との両方のために、同じ変調スキームおよび電力レベルが使用されうる。異なる符号化スキームを用いることによって、トラフィック・データと制御情報について、異なる保護レベルが達成されうる。トラフィック・データのための符号化スキームは、そのトラフィック・データのために選択されたMCSによって決定される。制御情報のための符号化スキームは、例えば、トラフィック・データのために選択されるMCS、(制御情報のために利用可能なリソース量に影響を与える)アップリンク許可サイズ、UEにおいて利用可能な送信電力量等のようなさまざまな要因に基づいて選択されうる。1つの設計では、制御情報のための符号化スキームを、トラフィック・データのためのMCSに基づいて決定するために、ルックアップ・テーブルが使用されうる。ルックアップ・テーブルは、トラフィック・データのために使用されうるおのおのの可能なMCSについて、1つのエントリを含みうる。おのおののエントリは、目標BLERを取得するために、制御情報のために使用される特定の符号化スキームを示すことができる。ルックアップ・テーブルは、コンピュータ・シミュレーション、経験的判断等に基づいて生成されうる。
【0038】
図4に示すように、アップリンク許可によってUEに割り当てられたリソースは、トラフィック・データ、制御情報、復調基準信号、およびサウンディング基準信号を送信するために使用される。割り当てられたリソースのうちのいくつかは、これら基準信号を送信するために使用され、残りのリソースは、トラフィック・データおよび制御情報を送信するために使用される。サウンディング基準信号が送信された場合、トラフィック・データおよび制御情報を送信するために利用可能なリソースが減少する。送信されうる符号化データの総量は、トラフィック・データおよび制御情報を送信するために利用可能なリソースの量によって制限される。符号化されたトラフィック・データおよび符号化された制御データの合計は、利用可能なリソースで送信されうる符号化されたデータの合計量を超えることがありうる。符号化されたトラフィック・データの十分な量を削除するために、レート・マッチングが実行される。これによって、削除されていない符号化されたトラフィック・データおよび符号化された制御データが、利用可能なリソースで送信されるようになる。レート・マッチングは、符号化されたトラフィック・データの量を、送信のために利用可能なリソースの量にマッチングさせることを試みる。
【0039】
レート・マッチングおよび多重化は、多重化スキーム1のために、さまざまな手法で実行されうる。1つの設計では、符号化されたトラフィック・データが、例えば符号化されたCQIデータおよび符号化されたACKデータのような、符号化されたすべての制御データを用いて多重化されうる。この設計では、レート・マッチングは、トラフィック・データとともに送信されるすべてのタイプの制御情報について実行される。例えば、利用可能なリソースは、N
A個の符号化ビットを送信するために使用される。トラフィック・データのために、N
1個の符号化ビットが生成され、CQI情報のために、N
2個の符号化ビットが生成され、ACK情報のためにN
3個の符号化ビットが生成される。ここで、N
1+N
2+N
3=N
T>N
Aである。その後、レート・マッチングは、トラフィック・データの符号化ビットを削除する。これによって、(レート・マッチング後の)トラフィック・データの符号化ビット、CQI情報、およびACK情報の合計数は、N
Aに等しくなる。
【0040】
別の設計では、符号化されたトラフィック・データが、ある制御情報のために符号化されたデータを用いて多重化され、その他の制御情報のために符号化されたデータによってパンクチャされる。ある制御情報は、トラフィック・データが送信されている場合に存在するものとして知られている。例えば、UEは、規則的なレポーティング・インタバルで、CQI情報を送信することができる。所与のサブフレームでCQI情報が送信されるか否かは、このレポーティング・インタバルに基づいて演繹的に知られる。CQI情報が存在するであろうことが知られている場合、符号化されたトラフィック・データは、符号化されたCQIデータに対処するために、レート・マッチングされる。その後、(レート・マッチング後の)符号化されたトラフィック・データ、および、符号化されたCQIデータが多重化され、所望数の符号化ビットが取得される。ノードBはまた、UEによるCQIレポーティングを知っているので、CQI情報がPUSCHで送信される場合には常に、ノードBは、符号化されたCQIデータが、符号化されたトラフィック・データを用いて多重化されると判定しうる。
【0041】
対照的に、ある制御情報は、トラフィック・データが送信される場合に、存在することも、あるいは存在しないこともありうる。例えば、UEは、PDCCHおよびPDSCHの復号結果に依存して、所与のフレームにおいて、ACK情報を送信することも、あるいは送信しないこともありうる。ACK情報が存在するであろうか否かが不明である場合、符号化されたトラフィック・データが、ACK情報が存在しないであろうという仮定に基づいて、レート・マッチングされうる。その後、ACK情報は、トラフィック・データのためのレート・マッチングに何の効果も持たないだろう。この仮定が誤っていることが判明した場合には、符号化されたACKデータが、その他の符号化されたデータをパンクチャし、送信される。1つの設計では、符号化されたACKデータは、符号化されたトラフィック・データのみをパンクチャする。別の設計では、符号化されたACKデータは、符号化されたトラフィック・データおよび符号化されたCQIデータを含む多重化されたデータをパンクチャする。この設計では、ある符号化されたCQIデータが、符号化されたACKデータによってパンクチャされる。
【0042】
また別の設計では、符号化されたトラフィック・データが、例えば、符号化されたCQIデータおよび符号化されたACKデータのような符号化されたすべての制御データによってパンクチャされうる。一般に、特定のタイプの制御情報のために多重化を用いるか、あるいはパンクチャを用いるかは、例えば、制御情報が存在するであろうことが知られているか否か、制御情報の量等のようなさまざまな要因に依存しうる。例えば、レート・マッチングは、大量の制御情報について使用される一方、パンクチャは、少量の制御情報について使用される。
【0043】
TDDシステムにおける極めて非対称なアップリンク/ダウンリンク区分では、例えば、9つのダウンリンク・サブフレームおよび1つのアップリンク・サブフレームのように、多くのダウンリンク・サブフレームが存在する一方、僅かなアップリンク・サブフレームしか存在しないことがありうる。その場合、UEは、アップリンク・サブフレームで1つまたは多くのACKを送信することができる。もしもスケジューラが、PUSCHのために十分な量のリソース割当を与えなければ、ACK情報単独の送信で、リソース割当のうちの大部分を占有しうる。大量のACK情報に対処するために、激しく/極端なパンクチャが使用されうるが、それによって、削除されるトラフィック・データのために、多くの対称ビットをもたらしうる。例えば、ACK送信にリソースのセットが割り当てられ、ACK情報に関するトラフィック・データをレート・マッチングすることが望ましい。いずれにせよ、レート・マッチングは、トラフィック・データについて極めて多い体系的ビットのパンクチャを回避することができる。
【0044】
1つの設計では、PUSCHで送信されるすべてのSC−FDMAシンボルへと制御情報がマップされるように、多重化およびパンクチャが実行される。この設計は、時間ダイバーシティを提供するので、パフォーマンスを向上することができる。
図4に示すように、UEは、サブフレームの左スロットのサブキャリアのセット上に、リソース・ブロックが割り当てられる。そして、周波数ホッピングを用いて、サブフレームの右スロットのサブキャリアの別のセットに、別のリソース・ブロックが割り当てられる。制御情報は、サブフレームの右スロットおよび左スロットの両方におけるSC−FDMAシンボルへとマップされる。これは周波数ダイバーシティを提供する。これによってもパフォーマンスを向上することができる。別の設計では、ある制御情報(例えば、ACK情報)が、各スロット内の復調基準信号近傍のSC−FDMAシンボルへマップされる。この設計は、コヒーレントな検出のために復調基準信号が使用される場合、制御情報のための信頼度を向上することができる。
【0045】
図5Aおよび
図5Bに示す設計の場合、マルチプレクサ568からの多重化されたデータが、
図5Bにおけるスクランブラ572を備える単一の送信チェーン570によって処理され、ゲイン・ユニット590へ送られる。多重化されたデータは、PUSCH送信のために、共通のスクランブリング、共通の変調、共通の事前符号化(適用可能であれば)、共通のSC−FDMAシンボル生成、および単一のゲイン・ステージを経る。この送信チェーンは、PUSCHでトラフィック・データのみが送信される場合には、符号化されたトラフィック・データのためにも使用されうる。したがって、
図5Bおよび
図5Bに示す設計の場合、多重化されたトラフィック・データおよび制御情報の処理は、トラフィック・データのみの処理と完全に互換的である。
【0046】
図6Aは、多重化スキーム2を実行する送信プロセッサ600の設計のブロック図を示す。この設計では、送信プロセッサ600は、トラフィック・データのための第1のパス610と、CQI情報のための第2のパス630と、ACK情報のための第3のパス650とを含む。
【0047】
第1のパス610では、セグメンテーション・ユニット612が、到来するトラフィック・データを、符号化ブロックに分割する。チャネル・エンコーダ614は、おのおのの符号化ブロックを符号化して、対応するターボ符号化ブロックを提供する。レート・マッチング・ユニット616は、おのおののターボ符号化ブロックにおける十分な量の符号化ビットを反復または削除して、そのターボ符号ブロックのために所望される数の符号化ビットを提供する。連結ユニット618は、すべてのターボ符号化ブロックを連結する。チャネル・インタリーバ620は、連結ユニット618からのビットをインタリーブして、インタリーブされたデータを提供する。スクランブラ624は、インタリーブされたデータをスクランブルして、スクランブルされたビットを提供する。変調器/シンボル・マッパ626は、スクランブルされたビットを、トラフィック・データのための変調スキームに基づいて、変調シンボルにマップする。ゲイン・ユニット628は、変調器626からの変調シンボルをスケールして、トラフィック・データのために所望される送信電力を取得する。
【0048】
第2のパス630では、チャネル・エンコーダ632が、CQI情報を符号化して、符号化されたCQIデータを提供する。スクランブラ634は、符号化されたCQIデータをスクランブルして、スクランブルされたビットを提供する。変調器/シンボル・マッパ636は、スクランブルされたビットを、CQI情報のための変調スキームに基づいて、変調シンボルにマップする。ゲイン・ユニット638は、変調器636からの変調シンボルをスケールして、CQI情報のために所望される送信電力を取得する。SC−FDMAシンボル・マッパ640は、ゲイン・ユニット636からのスケールされた変調シンボルを、SC−FDMAシンボルへマップして、おのおののSC−FDMAシンボルのための変調シンボルを提供する。
【0049】
第3のパス650では、チャネル・エンコーダ652が、ACK情報を符号化して、符号化されたACKデータを提供する。スクランブラ654は、符号化されたACKデータをスクランブルして、スクランブルされたビットを提供する。変調器/シンボル・マッパ656は、スクランブルされたビットを、ACK情報のための変調スキームに基づいて、変調シンボルへマップする。ゲイン・ユニット658は、変調器656からの変調シンボルをスケールして、ACK情報のために所望される送信電力を取得する。SC−FDMAシンボル・マッパ660は、ゲイン・ユニット658からのスケールされた変調シンボルを、SC−FDMAシンボルへマップして、おのおののSC−FDMAシンボルのための変調シンボルを提供する。SC−FDMAシンボル・マッパ640、660は、符号化されたCQIデータと、もしも存在すれば、符号化されたACKデータとが、制御情報が送信されるサブフレームにおいて、SC−FDMAシンボルのおのおので送信されるように、マッピングを実行する。
【0050】
図6Aに示す設計では、トラフィック・データおよび制御情報は、変調シンボル・レベルで多重化される。マルチプレクサ668は、第1のパス610から、トラフィック・データのための変調シンボル(すなわち、データ変調シンボル)を、第2のパス620から、CQI情報のための変調シンボル(すなわち、CQI変調シンボル)を、第3のパス650から、ACK情報のための変調シンボル(すなわち、ACK変調シンボル)を受け取る。マルチプレクサ668は、データ変調シンボルおよびCQI変調シンボルを多重化する。1つの設計では、マルチプレクサ668はまた、データ・シンボルおよびCQI変調シンボルとともに、ACK変調シンボルを多重化する。別の設計では、マルチプレクサ668は、多重化されたデータおよびCQI変調シンボルを、ACK変調シンボルを用いてパンクチャする。いずれにせよ、マルチプレクサ668は、データ変調シンボル、CQI変調シンボル、およびACK変調シンボルを備える多重変調シンボルを提供する。
【0051】
図6Bは、
図6Aにおける送信プロセッサ600とともに使用される送信チェーン670の設計のブロック図を示す。この送信チェーン670内では、SC−FDMAシンボル生成器680が、
図6Aのマルチプレクサ668から、シンボル期間のおのおのについて多重化された変調シンボルを受け取り、この多重化された変調シンボルに基づいて、SC−FDMAシンボルを生成する。SC−FDMAシンボル生成器680は、
図5Bにおけるユニット582乃至588について説明したように動作するDFTユニット682、周波数マッパ684、IFFTユニット686、およびサイクリック・プレフィクス生成器688を含む。ゲイン・ユニット690は、SC−FDMAシンボルのサンプルをスケールして、PUSCHにおけるアップリンク送信のために所望される送信電力を取得する。
【0052】
図6Aおよび
図6Bは、送信プロセッサ600および送信チェーン670の設計例をそれぞれ示す。この処理はまた、
図6Aおよび
図6Bに示す順序とは異なる順序でも実行されうる。例えば、多重化された変調シンボルについて、チャネル・インタリーブが実行されうる。送信プロセッサ600および/または送信チェーン670はまた、異なる処理ブロックおよび/または追加の処理ブロックをも含みうる。例えば、送信プロセッサ600は、ランク・インジケータのための別のパスを含みうる。
【0053】
1つの設計では、固定された符号化スキームおよび固定された変調スキームを備えた固定されたMCSが、制御情報のために使用される。CQI情報とACK情報との両方のために、固定された同じMCSが使用されうる。あるいは、1つの固定されたMCSが、CQI情報のために使用され、別の固定されたMCSが、ACK情報のために使用される。制御情報のためのMCSは、トラフィック・データのためのMCSとは独立しうる。トラフィック・データおよび制御情報のために別の変調スキームが使用されうる。そして、制御変調シンボルのために使用されるものとは異なる信号コンステレーションに基づいて、データ変調シンボルが生成されうる。別の設計では、制御情報のためのMCSが、トラフィック・データのためのMCSに依存する。
【0054】
図6Aに示す設計では、符号化されたデータについて、変調前に、スクランブリングが実行されうる。スクランブリングは、トラフィック・データおよび制御情報について独立して実行されうる。スクランブリングはまた、トラフィック・データについて実行され、制御情報について省略されうる。別の設計では、スクランブリングは、マルチプレクサ668からの多重化された変調シンボルについて実行される。
【0055】
レート・マッチングおよび多重化は、多重化スキーム2のために、さまざまな手法で実行されうる。1つの設計では、データ変調シンボルが、例えばCQI変調シンボルおよびACK変調シンボルのようなすべての制御変調シンボルを用いて多重化されうる。この設計では、レート・マッチングは、トラフィック・データとともに送信されるすべてのタイプの制御情報について実行される。別の設計では、データ変調シンボルは、ある制御変調シンボル(例えば、CQI変調シンボル)とともに多重化され、別の制御変調シンボル(例えば、ACK変調シンボル)によってパンクチャされる。例えば、ACK変調シンボルは、データ変調シンボルのみをパンクチャしたり、あるいは、多重化されたデータ・シンボルおよびCQI変調シンボルをパンクチャしうる。また別の設計では、データ変調シンボルは、例えばCQI変調シンボルやACK変調シンボルのようなすべての制御変調シンボルによってパンクチャされうる。一般に、特定のタイプの制御情報について多重化を用いるか、あるいはパンクチャを用いるかは、上述したさまざまな要因に依存しうる。レート・マッチングはまた、サウンディング基準信号や、PUSCHでトラフィック・データとともに送信されるその他の送信についても実行されうる。
【0056】
1つの設計では、PUSCHで送信されるすべてのSC−FDMAシンボルに制御変調シンボルがマップされるように、多重化およびパンクチャが実行される。この設計は、時間ダイバーシティを提供し、パフォーマンスを向上する。制御変調シンボルは、サブフレームの両スロットにおいて、SC−FDMAシンボルへマップされる。これは、周波数ホッピングが使用されている場合に、周波数ダイバーシティを提供する。別の設計では、ある制御変調シンボル(例えば、ACK変調シンボル)が、おのおののスロット内の復調基準信号近傍のSC−FDMAシンボルにマップされる。この設計は、コヒーレントな検出について復調基準信号が使用される場合、制御情報の信頼性を向上することができる。
【0057】
図6Aおよび
図6Bに示す設計の場合、マルチプレクサ668からの多重化されたデータおよび制御変調シンボルが、単一の送信チェーン670によって処理されうる。ゲイン・ユニット690は、SC−FDMAシンボルのために所望される送信電力を取得するために使用される。
【0058】
図6Aおよび
図6Bに示す設計では、データ変調シンボル、CQI変調シンボル、およびACK変調シンボルに対して、異なるゲインが適用されうる。これらゲインは、トラフィック・データ、CQI情報、およびACK情報のために所望される保護レベルを取得するために選択されうる。1つの設計では、ゲイン・ユニット628、638、658が存在し、ゲイン・ユニット690が省略されうる。この設計では、ゲイン・ユニット628は、トラフィック・データのために所望される送信電力を取得するためのゲインを適用することができる。ゲイン・ユニット638、658は、CQI情報およびACK情報それぞれのために所望される保護レベルを取得するためのゲインを適用することができる。別の設計では、ゲイン・ユニット638、658、690が存在し、ゲイン・ユニット628が省略されうる。この設計では、ゲイン・ユニット690は、トラフィック・データのために所望される送信電力を取得するためのゲインを適用することができる。ゲイン・ユニット638、658は、トラフィック・データ、CQI情報、ACK情報間の所望の電力オフセットを取得するためのゲインを提供することができる。これらのゲインはまた、その他の方式でも適用されうる。すべての設計について、CQI情報およびACK情報のためのゲインは、例えば、トラフィック・データのためのMCS、アップリンク許可のサイズ、UEにおいて利用可能な送信電力等のようなさまざまな要因に依存しうる。CQI情報およびACK情報のために所望される保護レベルは、例えばゲイン・ユニット638、658によって、データ変調シンボルに関してCQI変調シンボルおよびACK変調シンボルを電力オフセットすることによって達成されうる。
【0059】
図5Aおよび
図6Aは、多重化スキーム1、2それぞれについての送信プロセッサ500、600の設計例を示す。多重化スキーム1は、符号化されたデータ・レベルにおいてトラフィック・データおよび制御情報を多重化して、可変的な符号化および固定された電力レベルを持つ制御情報に所望される保護レベルを取得する。多重化スキーム2は、変調シンボル・レベルにおいて、トラフィック・データおよび制御情報を多重化して、固定された符号化および可変的な電力レベルを持つ制御情報に所望される保護レベルを取得する。トラフィック・データと制御情報との両方のために、同じ変調スキームおよび同じ電力設定が使用されるので、多重化スキーム1は、良好なPAPRを提供する。制御情報のために、固定されたMCSが使用されるので、多重化スキーム2は、UEおよびノードBにおける処理を単純化する。
【0060】
図7は、多重化スキーム1にしたがって、トラフィック・データおよび制御情報を処理する処理700の設計を示す。処理700は、(後述するように)UEあるいはその他いくつかのエンティティによって実行されうる。
【0061】
UEは、トラフィック・データのために選択された変調および符号化スキームに基づいて、トラフィック・データのための第1の符号化スキームを決定する(ブロック712)。UEは、トラフィック・データのための変調および符号化スキームに基づいて、制御情報のための第2の符号化スキームを決定する(ブロック714)。制御情報は、CQI情報、ACK情報、PMI情報、ランク情報、その他の情報、あるいはこれらの任意の組み合わせを備えうる。UEは、第1の符号化スキームに基づいてトラフィック・データを符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得する(ブロック716)。UEは、第2の符号化スキームに基づいて制御情報を符号化して、符号化された制御データを取得する(ブロック718)。UEは、符号化された制御データと、恐らくはトラフィック・データおよび制御情報とともに送られるその他のデータ(例えば、サウンディング基準信号)とに基づいて、符号化されたトラフィック・データについてレート・マッチングを実行することができる。
【0062】
UEは、符号化後、変調前に、トラフィック・データおよび制御情報を多重化して、多重化されたデータを取得する(ブロック720)。UEは、(i)制御情報が、トラフィック・データおよび制御情報のために生成されたSC−FDMAシンボルのおのおので送信されるように、(ii)制御情報が、復調基準信号のための少なくとも1つのSC−FDMAシンボルに隣接したSC−FDMAシンボルで送信されるように、および/または、(iii)その他の送信目的が達成されるように、多重化を実行する。UEは、多重化されたデータを、トラフィック・データと制御情報との両方に適用可能な共通の変調スキームに基づいて変調して、変調シンボルを取得する(ブロック722)。UEは、多重化されたデータから取得された変調シンボルに基づいて、複数のSC−FDMAシンボルを生成する(ブロック724)。UEは、トラフィック・データと制御情報との両方に適用可能な共通のゲインに基づいて、トラフィック・データおよび制御情報をスケールすることができる。
【0063】
図8は、トラフィック・データおよび制御情報を処理する装置800の設計を示す。装置800は、トラフィック・データのために選択された変調および符号化スキームに基づいて、トラフィック・データのための第1の符号化スキームを決定するモジュール812と、トラフィック・データのための変調および符号化スキームに基づいて、制御情報のための第2の符号化スキームを決定するモジュール814と、第1の符号化スキームに基づいてトラフィック・データを符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得するモジュール816と、第2の符号化スキームに基づいて制御情報を符号化して、符号化された制御データを取得するモジュール818と、符号化後、変調前に、トラフィック・データおよび制御情報を多重化して、多重化されたデータを取得するモジュール820と、多重化されたデータを、共通の変調スキームに基づいて変調して、変調シンボルを取得するモジュール822と、変調シンボルに基づいて、複数のSC−FDMAシンボルを生成するモジュール824とを含む。
【0064】
図9は、多重化スキーム2にしたがってトラフィック・データおよび制御情報を処理する処理900の設計を示す。処理900は、(以下に説明するように)UEまたはその他いくつかのエンティティによって実行されうる。
【0065】
UEは、(例えば、可変的な変調および符号化スキームに基づいて)トラフィック・データを符号化および変調して、データ変調シンボルを取得する(ブロック912)。UEは(例えば、固定された変調および符号化スキームに基づいて)制御情報を符号化および変調して、制御変調シンボルを取得する(ブロック914)。制御情報は、CQI情報、ACK情報、PMI情報、ランク情報、その他の情報、あるいはこれらの任意の組み合わせを備えうる。
【0066】
UEは、第1のゲインに基づいてデータ変調シンボルをスケールし(ブロック916)、第1のゲインとは潜在的に異なる第2のゲインに基づいて、制御変調シンボルをスケールする(ブロック918)。第1のゲインと第2のゲインとは、トラフィック・データおよび制御情報それぞれのために所望される保護レベルを達成するように選択されうる。UEは、データ変調シンボルおよび制御変調シンボルを多重化して、多重化された変調シンボルを取得する(ブロック920)。UEは、
図7に関して説明したような目標のうちの何れかを達成するために多重化を実行する。UEは、多重化された変調シンボルに基づいて、複数のSC−FDMAシンボルを生成することができる(ブロック922)。
【0067】
図10は、トラフィック・データおよび制御情報を処理する装置1000の設計を示す。装置1000は、トラフィック・データを符号化および変調して、データ変調シンボルを取得するモジュール1012と、制御情報を符号化および変調して、制御変調シンボルを取得するモジュール1014と、第1のゲインに基づいてデータ変調シンボルをスケールするモジュール1016と、第1のゲインとは潜在的に異なる第2のゲインに基づいて、制御変調シンボルをスケールするモジュール1018と、データ変調シンボルおよび制御変調シンボルを多重化する多重化して、変調シンボルを取得するモジュール1020と、多重化された変調シンボルに基づいて、複数のSC−FDMAシンボルを生成するモジュール1022とを含む。
【0068】
図11は、トラフィック・データおよび制御情報を処理する処理1100の設計を示す。処理1100は、(以下に説明するように)UEおよびその他いくつかのエンティティによって実行されうる。UEは、トラフィック・データを符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得する(ブロック1112)。UEは、制御情報を符号化して、符号化された制御データを取得する(ブロック1114)。UEは、符号化されたトラフィック・データに、符号化された制御データに基づいて、レート・マッチングを実行して、レート・マッチングされたトラフィック・データを取得する(ブロック1116)。UEはさらに、符号化されたトラフィック・データに、制御情報およびトラフィック・データとともに送信されたサウンディング基準信号に基づいて、レート・マッチングを実行する。UEは、レート・マッチングされたトラフィック・データ、および符号化された制御データを多重化して、多重化されたデータを取得する(ブロック1118)。
【0069】
1つの設計では、
図5Aに示すように、トラフィック・データおよび制御情報が、別の符号化スキームに基づいて符号化されうる。別の設計では、
図6Aに示すように、UEは、符号化されたトラフィック・データを変調して、データ変調シンボルを取得する。また、符号化された制御データを変調して、制御変調シンボルを取得する。その後、UEは、データ変調シンボルおよび制御変調シンボルを多重化して、多重化された変調シンボルを取得する。トラフィック・データは、可変的な変調および符号化スキームに基づいて符号化および変調されうる。制御情報は、固定された変調および符号化スキームに基づいて符号化および変調されうる。
【0070】
UEは、第2の制御情報を符号化して、第2の符号化された制御データを取得する。1つの設計では、UEはさらに、符号化されたトラフィック・データについて、第2の符号化された制御データに基づいて、レート・マッチングを実行する。そして、レート・マッチングされたトラフィック・データ、符号化された制御データ、および第2の符号化された制御データを多重化して、多重化されたデータを取得する。別の設計では、UEは、多重化されたデータを、第2の符号化された制御データを用いてパンクチャすることができる。
【0071】
図12は、トラフィック・データおよび制御情報を処理する装置1200の設計を示す。装置1200は、トラフィック・データを符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得するモジュール1212と、制御情報を符号化して、符号化された制御データを取得するモジュール1214と、符号化されたトラフィック・データについて、符号化された制御データに基づいて、レート・マッチングを実行して、レート・マッチングされたトラフィック・データを取得するモジュール1216と、レート・マッチングされたトラフィック・データと、符号化された制御データとを多重化して、多重化されたデータを取得するモジュール1218とを含む。
【0072】
図13は、トラフィック・データおよび制御情報を処理する処理1300の設計を示す。処理1300は、(以下に説明するように)UEあるいはその他いくつかのエンティティによって実行されうる。UEは、トラフィック・データおよび第1の制御情報を多重化して、多重化されたデータを取得する(ブロック1312)。その後、UEは、多重化されたデータを、第2の制御情報を用いてパンクチャする(ブロック1314)。
【0073】
図5Aおよび
図6Aに示すように、第1の制御情報は、CQI情報、あるいは、より高次のレイヤによって設定されたその他の制御情報を備え、第2の制御情報は、ACK情報を備える。第1および第2の制御情報はまた、その他のタイプの制御情報をも備える。第1の制御情報は、UEのために設定されうる予め定めたレートで定期的に送信されうる。第2の制御情報は、例えばUEによって受信された送信に基づいて、選択的に送信されうる。
【0074】
図14は、トラフィック・データおよび制御情報を処理する装置1400の設計を示す。装置1400は、トラフィック・データおよび第1の制御情報を多重化して、多重化されたデータを取得するモジュール1412と、多重化されたデータを、第2の制御情報を用いてパンクチャするモジュール1414とを含む。
【0075】
図8、
図10、
図12および
図14におけるモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェア・デバイス、電子構成要素、論理回路、メモリ等、あるいはこれらの任意の組み合わせを備えうる。
【0076】
図15は、符号化されたデータ・レベルにおける多重化およびパンクチャのための処理1500の設計を示す。処理1500は、
図13の処理1300の1つの設計でありうる。UEは、トラフィック・データを符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得し(ブロック1512)、第1の制御情報を符号化して、第1の符号化された制御データを取得する(ブロック1514)。トラフィック・データおよび第1の制御情報は、異なる符号化スキームに基づいて符号化されうる。UEは、第2の制御情報を符号化して、第2の符号化された制御データを取得する(ブロック1516)。UEは、符号化されたトラフィック・データ、および第1の符号化された制御データを多重化して、多重化されたデータを取得する(ブロック1518)。その後、UEは、多重化されたデータを、第2の符号化された制御データを用いてパンクチャして、出力データを取得する(ブロック1520)。UEは、出力されたデータを、変調スキームに基づいて変調して、変調シンボルを取得する。
図15におけるブロック1518およびブロック1520は、
図13におけるブロック1312およびブロック1314にそれぞれ対応する。ブロック1512、1514および1516は、ブロック1518の前に行われる。
【0077】
図16は、変調シンボル・レベルにおいて多重化およびパンクチャする処理1600の設計を示す。処理1600は、
図13の処理1300の別の設計でありうる。UEは、(例えば、可変的な変調および符号化スキームに基づいて、)トラフィック・データを符号化および変調して、データ変調シンボルを取得する(ブロック1612)。UEは、(例えば、固定された変調および符号化スキームに基づいて、)第1の制御情報を符号化および変調して、第1の制御変調シンボルを取得する(ブロック1614)。UEは、第2の制御情報を符号化および変調して、第2の制御変調シンボルを取得する(ブロック1616)。UEは、データ変調シンボルおよび第1の制御変調シンボルを多重化して、多重化された変調シンボルを取得する(ブロック1618)。その後、UEは、多重化された変調シンボルを、第2の制御変調シンボルを用いてパンクチャする(ブロック1620)。UEは、トラフィック・データ、第1の制御情報、および第2の制御情報のために異なるゲインを適用して、トラフィック・データおよび制御情報のために所望される保護レベルを取得する。
図16に示すブロック1618およびブロック1620は、
図13におけるブロック1312およびブロック1314にそれぞれ相当する。ブロック1612、1614、1616は、ブロック1618の前に行われる。
【0078】
図15および
図16における設計について、UEは、第2の制御情報を考慮することなく、第1の制御情報に基づいて、トラフィック・データのためにレート・マッチングを実行する。
【0079】
図17は、
図1におけるノードBおよびUEのうちの1つでありうるノードB110およびUE120の設計のブロック図を示す。この設計では、UE120には、T個のアンテナ1732a乃至1732tが備えられ、ノードB110には、R個のアンテナ1752a乃至1752rが備えられる。ここで、一般に、T≧1およびR≧1である。
【0080】
UE120では、送信プロセッサ1720が、データ・ソース1712からトラフィック・データを受け取り、このトラフィック・データを処理(例えば、符号化および変調)して、データ変調シンボルを提供する。送信プロセッサ1720はさらに、コントローラ/プロセッサ1740から(例えば、CQI、ACK等のための)制御情報を受け取り、この制御情報を、上述したようにして処理して、制御変調シンボルを提供する。プロセッサ1720はまた、復調基準信号、サウンディング基準信号、および/またはその他の信号のための基準シンボルをも生成する。送信プロセッサ1720は、符号化されたデータ・レベルあるいは変調シンボル・レベルにおいて、制御情報とともにトラフィック・データを多重化するか、および/または、制御情報を用いてパンクチャする。送信プロセッサ1720はまた、トラフィック・データおよび制御情報とともに基準シンボルを多重化する。送信プロセッサ1720は、
図5Aにおける送信プロセッサ500、
図6Aにおける送信プロセッサ600、あるいはその他いくつかの設計を実現する。送信プロセッサ1720は、
図7における処理700、
図9における処理900、
図11における処理1100、
図13における処理1300、
図15における処理1500、
図16における処理1600、および/または、本明細書に記載の技術のためのその他の処理のうちのすべてまたは一部を実行することができる。
【0081】
MIMOプロセッサ1722は、送信プロセッサ1720からのシンボルを処理(例えば、事前符号化)して、T個の出力シンボル・ストリームを、T個の送信機(TMTR)1730a乃至1730tに提供する。UE120に単一のアンテナしか備えられていない場合、MIMOプロセッサ1722は省略される。おのおのの送信機1730は、
図5Bにおける送信チェーン570、または、
図6Bにおける送信チェーン670のうちのすべてまたは一部を含みうる。おのおのの送信機1730は、SC−FDMAシンボルを生成するために、その出力シンボル・ストリームを処理する。おのおのの送信機1730はさらに、アップリンク信号を生成するために、そのSC−FDMAシンボルを調整(例えば、アナログ変換、フィルタ、増幅、およびアップコンバート)する。送信機1730a乃至1730tからのT個のアップリンク信号は、T個のアンテナ1732a乃至1732tを経由してそれぞれ送信されうる。
【0082】
ノードB110では、アンテナ1752a乃至1752rが、UE120および/またはその他のUEからアップリンク信号を受信する。おのおののアンテナ1752は、受信した信号を、それぞれの受信機(RCVR)1754へ提供する。おのおのの受信機1754は、受信した信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、サンプルを取得する。さらに、(例えば、SC−FDMA用に)これらサンプルを処理して、受信シンボルを取得する。MIMO検出器1756は、R個すべての復調器1754a乃至1754rからの受信シンボルについてMIMO検出を実行して、検出シンボルを提供する。受信プロセッサ1760は、これら受信シンボルを処理(例えば、復調および復号)して、復号されたトラフィック・データをデータ・シンク1762に提供する。さらに、復号された制御情報を、コントローラ/プロセッサ1770へ提供する。一般に、MIMO検出器1756および受信プロセッサ1760による処理は、UE120におけるMIMOプロセッサ1722および送信プロセッサ1720それぞれによる処理に相補的である。
【0083】
ノードB110は、トラフィック・データおよび/または制御情報を、ダウンリンクでUE120へ送信する。データ・ソース1778からのトラフィック・データ、および/または、コントローラ/プロセッサ1770からの制御情報は、送信プロセッサ1780によって処理され、さらに、MIMOプロセッサ1782によって事前符号化されて、R個の出力シンボル・ストリームを取得する。R個の送信機1754a乃至1754rは、R個の出力シンボル・ストリームを処理して、R個のOFDMAシンボル・ストリームを取得する。さらに、これらOFDMAシンボル・ストリームを調整して、R個のダウンリンク信号を取得する。これらは、R個のアンテナ1752a乃至1752rを経由して送信されうる。UE120では、ノードB110からのダウンリンク信号が、アンテナ1732a乃至1732tによって受信され、受信機1730a乃至1730tによって調整および処理される。さらに、(もしも適用可能であれば)MIMO検出器1736および受信プロセッサ1738によって処理され、UE120へ送信されたトラフィック・データおよび制御情報が復元される。受信プロセッサ1738は、復号されたトラフィック・データをデータ・シンク1739へ提供して、復号された制御情報を、コントローラ/プロセッサ1740へ提供する。
【0084】
コントローラ/プロセッサ1740、1770は、UE120およびノードB110それぞれにおける動作を指示する。コントローラ/プロセッサ1740は、
図7の処理700、
図9の処理900、
図11の処理1100、
図13の処理1300、
図15の処理1500、
図16の処理1600、および/または、本明細書に記載された技術のためのその他の処理を実行または指示することができる。メモリ1742およびメモリ1772は、UE120およびノードB110それぞれのためのデータおよびプログラム・コードを格納する。スケジューラ1774は、ダウンリンクおよび/またはアップリンクにおけるデータ送信のためにUEをスケジュールして、スケジュールされたUEへリソースを割り当てる。
【0085】
当業者であれば、情報および信号が、種々異なる技術のうちの何れかを用いて表現されうることを理解するであろう。例えば、上記説明を通じて参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表現されうる。
【0086】
当業者であれば、さらに、本明細書の開示に関連して記載されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム・ステップが、電子ハードウェア、コンピュータ・ソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして実現されることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとの相互置換性を明確に説明するために、さまざまな例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に記述された。それら機能がハードウェアとしてまたはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられている設計制約に依存する。当業者であれば、各特定のアプリケーションに応じて変化する方法で上述した機能を実現することができる。しかしながら、この適用判断は、本開示の範囲からの逸脱をもたらすものと解釈されるべきではない。
【0087】
本明細書の開示に関連して記述されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1または複数のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。
【0088】
本明細書の開示に関連して記述された方法やアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールによって、または、これらの組み合わせによって具体化される。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。または、記憶媒体はプロセッサに統合されることができる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在することができる。ASICは、ユーザ端末内に存在することもできる。あるいはプロセッサと記憶媒体とは、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在することができる。
【0089】
1または複数の典型的な設計では、記述された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能は、コンピュータ読取可能媒体に格納されるか、あるいは、コンピュータ読取可能媒体の1または複数の命令またはコードによって送信されうる。コンピュータ読取可能媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの転送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく一例として、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、またはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置あるいはその他の磁気記憶装置、あるいは命令群またはデータ構造の形態で所望のプログラム・コード手段を伝送または格納するために使用され、かつ汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータ、あるいは汎用プロセッサまたは特別目的プロセッサによってアクセス可能なその他任意の媒体を備えうる。また、いかなる接続も、コンピュータ読取可能媒体として適切に称される。例えば、ソフトウェアが、例えば赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術や、デジタル加入者ライン(DSL)や、ツィスト・ペアや、光ファイバ・ケーブルや、同軸ケーブルを用いたウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔ソースから送信された場合、例えば赤外線、無線、およびマイクロ波のような無線技術や、DSLや、ツィスト・ペアや、光ファイバ・ケーブルや、同軸ケーブルが、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(diskおよびdisc)は、コンパクト・ディスク(CD)、レーザ・ディスク、光ディスク、DVD、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルー・レイ・ディスクを含む。なお、通常、diskはデータを磁気的に再生し、discはデータをレーザを用いて光学的に再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0090】
本開示の上記記載は、当業者をして、本開示の製造または利用を可能とするように提供される。これら開示へのさまざまな変形例もまた、当業者には明らかであって、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の主旨または範囲から逸脱することなくその他の変形例にも適用されうる。このように、本開示は、本明細書で示された例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規な特徴に一致した最も広い範囲に相当することが意図されている。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
無線通信方法であって、
トラフィック・データおよび制御情報を、符号化後かつ変調前に多重化して、多重化されたデータを取得することと、
前記多重化されたデータに基づいて、複数のシングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)シンボルを生成することと
を備える方法。
[C2]
前記トラフィック・データを、第1の符号化スキームに基づいて符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得することと、
前記制御情報を、第2の符号化スキームに基づいて符号化して、符号化された制御データを取得することとをさらに備え、
前記多重化することは、前記符号化されたトラフィック・データおよび前記符号化された制御データを多重化して、前記多重化されたデータを取得することを備えるC1に記載の方法。
[C3]
前記トラフィック・データのために選択された変調および符号化スキームに基づいて、前記第1の符号化スキームを決定することと、
前記トラフィック・データのための変調および符号化スキームに基づいて、前記制御情報のための第2の符号化スキームを決定することと
をさらに備えるC2に記載の方法。
[C4]
前記符号化された制御データに基づいて、前記符号化されたトラフィック・データにレート・マッチングを実行することをさらに備えるC2に記載の方法。
[C5]
前記制御情報および前記トラフィック・データとともに送信されたサウンディング基準信号および前記符号化された制御データに基づいて、前記符号化されたトラフィック・データにレート・マッチングを実行することをさらに備えるC2に記載の方法。
[C6]
前記多重化することは、前記複数のSC−FDMAシンボルのおのおので前記制御情報を送信するために、前記トラフィック・データおよび前記制御情報を多重化することを備えるC1に記載の方法。
[C7]
復調基準信号のために、少なくとも1つのSC−FDMAシンボルを生成することをさらに備え、
前記多重化することは、前記復調基準信号のための少なくとも1つのSC−FDMAシンボルに隣接したSC−FDMAシンボルへ前記制御情報を多重化することを備えるC1に記載の方法。
[C8]
前記多重化されたデータを変調して、変調シンボルを取得することをさらに備え、
前記変調することは、前記トラフィック・データと前記制御情報との両方に適用可能な共通の変調スキームに基づくC1に記載の方法。
[C9]
前記トラフィック・データと前記制御情報との両方に適用可能な共通のゲインに基づいて、前記トラフィック・データと前記制御情報とをスケールすることをさらに備えるC1に記載の方法。
[C10]
前記制御情報は、チャネル品質インジケータ(CQI)情報、アクノレッジメント(ACK)情報、事前符号化行列インジケータ(PMI)情報、およびランク情報のうちの少なくとも1つを備えるC1に記載の方法。
[C11]
無線通信装置であって、
トラフィック・データおよび制御情報を、符号化後かつ変調前に多重化して、多重化されたデータを取得し、
前記多重化されたデータに基づいて、複数のシングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)シンボルを生成する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
[C12]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記トラフィック・データを、第1の符号化スキームに基づいて符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得し、
前記制御情報を、第2の符号化スキームに基づいて符号化して、符号化された制御データを取得し、
前記符号化されたトラフィック・データおよび前記符号化された制御データを多重化して、前記多重化されたデータを取得する
ように構成されたC11に記載の装置。
[C13]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記トラフィック・データのために選択された変調および符号化スキームに基づいて、前記第1の符号化スキームを決定し、
前記トラフィック・データのための変調および符号化スキームに基づいて、前記制御情報のための第2の符号化スキームを決定する
ように構成されたC12に記載の装置。
[C14]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記符号化された制御データに基づいて、前記符号化されたトラフィック・データにレート・マッチングを実行するように構成されたC12に記載の装置。
[C15]
無線通信装置であって、
トラフィック・データおよび制御情報を、符号化後かつ変調前に多重化して、多重化されたデータを取得する手段と、
前記多重化されたデータに基づいて、複数のシングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)シンボルを生成する手段と
を備える装置。
[C16]
前記トラフィック・データを、第1の符号化スキームに基づいて符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得する手段と、
前記制御情報を、第2の符号化スキームに基づいて符号化して、符号化された制御データを取得する手段とをさらに備え、
前記多重化する手段は、前記符号化されたトラフィック・データおよび前記符号化された制御データを多重化して、前記多重化されたデータを取得する手段を備えるC15に記載の装置。
[C17]
前記トラフィック・データのために選択された変調および符号化スキームに基づいて、前記第1の符号化スキームを決定する手段と、
前記トラフィック・データのための変調および符号化スキームに基づいて、前記制御情報のための第2の符号化スキームを決定する手段と
をさらに備えるC16に記載の装置。
[C18]
前記符号化された制御データに基づいて、前記符号化されたトラフィック・データにレート・マッチングを実行する手段をさらに備えるC16に記載の装置。
[C19]
少なくとも1つのコンピュータに対して、トラフィック・データおよび制御情報を、符号化後かつ変調前に多重化させて、多重化されたデータを取得するためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記多重化されたデータに基づいて、複数のシングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)シンボルを生成させるためのコードと
を備えるコンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品。
[C20]
無線通信方法であって、
トラフィック・データを符号化および変調して、データ変調シンボルを取得することと、
制御情報を符号化および変調して、制御変調シンボルを取得することと、
前記データ変調シンボルおよび前記制御変調シンボルを多重化して、多重化された変調シンボルを取得することと、
前記多重化された変調シンボルに基づいて、複数のシングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)シンボルを生成することと
を備える方法。
[C21]
前記トラフィック・データを符号化および変調することは、可変的な変調および符号化スキームに基づいて、前記トラフィック・データを符号化および変調することを備え、
前記制御情報を符号化および変調することは、固定された変調および符号化スキームに基づいて、前記制御情報を符号化および変調することを備えるC20に記載の方法。
[C22]
前記多重化することは、前記複数のSC−FDAMシンボルのおのおので前記制御変調シンボルを送信するために、前記データ変調シンボルおよび前記制御変調シンボルを多重化することを備えるC20に記載の方法。
[C23]
前記データ変調シンボルを第1のゲインに基づいてスケールすることと、
前記第1のゲインとは異なる第2のゲインに基づいて、前記制御変調シンボルをスケールすることと
をさらに備えるC20に記載の方法。
[C24]
前記制御情報は、チャネル品質インジケータ(CQI)情報、アクノレッジメント(ACK)情報、事前符号化行列インジケータ(PMI)情報、およびランク情報のうちの少なくとも1つを備えるC20に記載の方法。
[C25]
無線通信装置であって、
トラフィック・データを符号化および変調して、データ変調シンボルを取得し、
制御情報を符号化および変調して、制御変調シンボルを取得し、
前記データ変調シンボルおよび前記制御変調シンボルを多重化して、多重化された変調シンボルを取得し、
前記多重化された変調シンボルに基づいて、複数のシングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)シンボルを生成する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
[C26]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
可変的な変調および符号化スキームに基づいて、前記トラフィック・データを符号化および変調し、
固定された変調および符号化スキームに基づいて、前記制御情報を符号化および変調するように構成されたC25に記載の装置。
[C27]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数のSC−FDAMシンボルのおのおので前記制御変調シンボルを送信するために、前記データ変調シンボルおよび前記制御変調シンボルを多重化するように構成されたC25に記載の装置。
[C28]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記データ変調シンボルを第1のゲインに基づいてスケールし、
前記第1のゲインとは異なる第2のゲインに基づいて、前記制御変調シンボルをスケールするように構成されたC25に記載の装置。
[C29]
無線通信方法であって、
トラフィック・データを符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得することと、
制御情報を符号化して、符号化された制御データを取得することと、
前記符号化された制御データに基づいて、前記符号化されたトラフィック・データのレート・マッチングを実行して、レート・マッチングされたトラフィック・データを取得することと、
前記レート・マッチングされたトラフィック・データおよび前記符号化された制御データを多重化して、多重化されたデータを取得することと
を備える方法。
[C30]
前記トラフィック・データおよび前記制御情報は、異なる符号化スキームに基づいて符号化されるC29に記載の方法。
[C31]
前記符号化されたトラフィック・データを変調して、データ変調シンボルを取得することと、
前記符号化された制御データを変調して、制御変調シンボルを取得することとを備え、
前記多重化することは、前記データ変調シンボルおよび前記制御変調シンボルを多重化して、多重化された変調シンボルを取得することを備えるC29に記載の方法。
[C32]
前記トラフィック・データは、可変的な変調および符号化スキームに基づいて符号化および変調され、
前記制御情報は、固定された変調および符号化スキームに基づいて符号化および変調されるC31に記載の方法。
[C33]
第2の制御情報を符号化して、第2の符号化された制御データを取得することをさらに備え、
前記レート・マッチングを実行することは、さらに前記第2の符号化された制御データに基づいて、前記符号化されたトラフィック・データにレート・マッチングを実行して、前記レート・マッチングされたトラフィック・データを取得し、
前記多重化することは、前記レート・マッチングされたトラフィック・データ、前記符号化された制御データ、および前記第2の符号化された制御データを多重化して、前記多重化されたデータを取得することを備えるC29に記載の方法。
[C34]
第2の制御情報を符号化して、第2の符号化された制御データを取得することと、
前記多重化されたデータを、前記第2の符号化された制御データを用いてパンクチャすることと
をさらに備えるC29に記載の方法。
[C35]
前記レート・マッチングを実行することは、前記トラフィック・データおよび前記制御情報とともに送信されたサウンディング基準信号にさらに基づいて、前記符号化されたトラフィック・でデータにレート・マッチングを実行することを備えるC29に記載の方法。
[C36]
無線通信装置であって、
トラフィック・データを符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得し、
制御情報を符号化して、符号化された制御データを取得し、
前記符号化された制御データに基づいて、前記符号化されたトラフィック・データにレート・マッチングを実行して、レート・マッチングされたトラフィック・データを取得し、
前記レート・マッチングされたトラフィック・データおよび前記符号化された制御データを多重化して、多重化されたデータを取得する
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
[C37]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記符号化されたトラフィック・データを変調して、データ変調シンボルを取得し、
前記符号化された制御データを変調して、制御変調シンボルを取得し、
前記データ変調シンボルおよび前記制御変調シンボルを多重化して、多重化された変調シンボルを取得する
ように構成されたC36に記載の装置。
[C38]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第2の制御情報を符号化して、第2の符号化された制御データを取得し、
さらに前記第2の符号化された制御データに基づいて、前記符号化されたトラフィック・データにレート・マッチングを実行して、前記レート・マッチングされたトラフィック・データを取得し、
前記レート・マッチングされたトラフィック・データ、前記符号化された制御データ、および前記第2の符号化された制御データを多重化して、前記多重化されたデータを取得するように構成されたC36に記載の装置。
[C39]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
第2の制御情報を符号化して、第2の符号化された制御データを取得し、
前記第2の符号化された制御データを用いて、前記多重化されたデータをパンクチャするように構成されたC36に記載の装置。
[C40]
無線通信方法であって、
トラフィック・データおよび第1の制御情報を多重化して、多重化されたデータを取得することと、
前記多重化されたデータを、第2の制御情報を用いてパンクチャすることと
を備える方法。
[C41]
トラフィック・データを符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得することと、
前記第1の制御情報を符号化して、第1の符号化された制御データを取得することと、
前記第2の制御情報を符号化して、第2の符号化された制御データを取得することとをさらに備え、
前記多重化することは、前記符号化されたトラフィック・データおよび前記第1の符号化された制御データを多重化して、前記多重化されたデータを取得することを備え、
前記パンクチャすることは、前記多重化されたデータを、前記第2の符号化された制御データを用いてパンクチャして、出力データを取得することを備えるC40に記載の方法。
[C42]
前記出力データを、変調スキームに基づいて変調して、変調シンボルを取得することをさらに備え、
前記トラフィック・データおよび前記第1の制御情報は、異なる符号化スキームに基づいて符号化されるC41に記載の方法。
[C43]
前記トラフィック・データを符号化および変調して、データ変調シンボルを取得することと、
前記第1の制御情報を符号化および変調して、第1の制御変調シンボルを取得することと、
前記第2の制御情報を符号化および変調して、第2の制御変調シンボルを取得することとをさらに備え、
前記多重化することは、前記データ変調シンボルおよび前記第1の制御変調シンボルを多重化して、多重化された変調シンボルを取得することを備え、
前記パンクチャすることは、前記多重化された変調シンボルを、前記第2の制御変調シンボルを用いてパンクチャすることを備えるC40に記載の方法。
[C44]
前記トラフィック・データは、可変的な変調および符号化スキームに基づいて符号化および変調され、
前記第1の制御情報は、固定された変調および符号化スキームに基づいて符号化および変調されるC43に記載の方法。
[C45]
前記トラフィック・データのために第1のゲインを適用することと、
前記第1の制御情報のために第2のゲインを適用することとをさらに備え、
前記第2のゲインは、前記第1のゲインとは異なるC43に記載の方法。
[C46]
前記第2の制御情報を考慮せず、前記第1の制御情報に基づいて、前記トラフィック・データのレート・マッチングを実行することをさらに備えるC40に記載の方法。
[C47]
予め定めたレートで、前記第1の制御情報を送信することと、
受信した送信に基づいて、選択的に、前記第2の制御情報を送信することと
をさらに備えるC40に記載の方法。
[C48]
前記第1の制御情報は、高次レイヤによって設定された制御情報またはチャネル品質インジケータ(CQI)情報を備え、
前記第2の制御情報は、アクノレッジメント(ACK)情報を備えるC40に記載の方法。
[C49]
無線通信装置であって、
トラフィック・データおよび第1の制御情報を多重化して、多重化されたデータを取得し、
前記多重化されたデータを、第2の制御情報を用いてパンクチャする
ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える装置。
[C50]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記トラフィック・データを符号化して、符号化されたトラフィック・データを取得し、
前記第1の制御情報を符号化して、第1の符号化された制御データを取得し、
前記第2の制御情報を符号化して、第2の符号化された制御データを取得し、
前記符号化されたトラフィック・データおよび前記第1の符号化された制御データを多重化して、前記多重化されたデータを取得し、
前記多重化されたデータを、前記第2の符号化された制御データを用いてパンクチャするように構成されたC49に記載の装置。
[C51]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記トラフィック・データを符号化および変調して、データ変調シンボルを取得し、
前記第1の制御情報を符号化および変調して、第1の制御変調シンボルを取得し、
前記第2の制御情報を符号化および変調して、第2の制御変調シンボルを取得し、
前記データ変調シンボルおよび前記第1の制御変調シンボルを多重化して、多重化された変調シンボルを取得し、
前記多重化された変調シンボルを、前記第2の制御変調シンボルを用いてパンクチャするように構成されたC49に記載の装置。
[C52]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2の制御情報を考慮せず、前記第1の制御情報に基づいて、前記トラフィック・データのレート・マッチングを実行するように構成されたC49に記載の装置。
[C53]
前記少なくとも1つのプロセッサは、予め定めたレートで、前記第1の制御情報を送信し、受信した送信に基づいて、選択的に、前記第2の制御情報を送信するように構成されたC49に記載の装置。