特許第5951685号(P5951685)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5951685
(24)【登録日】2016年6月17日
(45)【発行日】2016年7月13日
(54)【発明の名称】エレベータのかご上作業時報知装置
(51)【国際特許分類】
   B66B 5/00 20060101AFI20160630BHJP
   B66B 3/00 20060101ALI20160630BHJP
【FI】
   B66B5/00 G
   B66B3/00 E
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-119315(P2014-119315)
(22)【出願日】2014年6月10日
(65)【公開番号】特開2015-231896(P2015-231896A)
(43)【公開日】2015年12月24日
【審査請求日】2014年6月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】斉藤 朋生
【審査官】 葛原 怜士郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開平05−162937(JP,A)
【文献】 特開平07−237838(JP,A)
【文献】 実開昭61−005874(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 3/00
B66B 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
昇降可能に設けられたエレベータのかごと、前記かごの昇降と相反する方向に昇降可能に設けられたカウンタウェイトと、前記かごと前記カウンタウェイトとが接近する相対位置を非接触で検出する検出手段と、前記かごに配置される報知手段と、かご上作業において前記かごを昇降させる場合、前記検出手段による検出に基づいて前記報知手段を動作させる制御手段と、前記かご上に配置され、前記かごの昇降を操作する操作手段と、を有し、前記検出手段は、前記カウンタウェイトに取り付けられている検知板の存在を検出する近接スイッチを有し、前記近接スイッチは、ウェイト用ガイドレールの上下位置2箇所にそれぞれ設けられ、上昇する前記かごに対して下降する前記カウンタウェイトがすれ違う手前の位置と、下降する前記かごに対して上昇する前記カウンタウェイトがすれ違う手前の位置と、に配置され、前記検知板は、前記カウンタウェイトの昇降時に前記近接スイッチに対向位置を通過するように設けられており、前記制御手段は、前記操作手段による昇降操作時には、前記検出手段による検出および前記報知手段の動作を許容し、前記操作手段による昇降操作以外の場合には、前記検出手段による検出または前記報知手段の動作を無効とする、ことを特徴とするエレベータのかご上作業時報知装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記検出手段による検出に基づいて前記報知手段を所定時間動作させることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご上作業時報知装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、エレベータのかご上作業時報知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
かご上におけるエレベータ保守点検作業時のかご上手動昇降運転時に、作業者が釣合おもり(カウンタウェイト)と衝突することを抑止する必要がある。従来技術では、かご上手動運転スイッチの操作に基づく保守点検運転時に、かごと釣合おもりが接近することを検出する検出スイッチを昇降路内に設けると共に、作業者に危険を報知する危険報知装置をかご上に設け、エレベータ制御盤により、手動運転スイッチに基づく保守点検運転時に、検出スイッチによる検出信号の入力に基づき危険報知装置を報知させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−237839号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術では、検出スイッチとして、スイッチ作動カムによりスイッチが作動する接触式のものを適用している。このような機械的作動を伴う検出スイッチは、例えば、接点が接触し始めて完全に閉じるまでのスイッチ作動カムの移動量であるワイプが減少した場合、接点の接触圧力が低下して検出不良を生じ、その結果として報知が確実に行われないおそれがある。このため、かご上作業時において、ワイプ調整などの検出スイッチの動作部のメンテナンスが必要になる。しかも、接触式のスイッチは動作時の動作音が発生する。
【0005】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、確実な報知を行うことのできるエレベータのかご上作業時報知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のエレベータのかご上作業時報知装置は、かごと、カウンタウェイトと、検出手段と、報知手段と、制御手段と、を有する。かごは、昇降可能に設けられている。カウンタウェイトは、かごの昇降と相反する方向に昇降可能に設けられている。検出手段は、かごとカウンタウェイトとが接近する相対位置を非接触で検出する。検出手段は、近接スイッチを有している。近接スイッチは、検知板の存在を検出する。近接スイッチは、ウェイト用ガイドレールの上下位置2箇所にそれぞれ設けられている。近接スイッチは、上昇するかごに対して下降するカウンタウェイトがすれ違う手前の位置と、下降するかごに対して上昇するカウンタウェイトがすれ違う手前の位置と、に配置されている。検知板は、カウンタウェイトに取り付けられている。検知板は、カウンタウェイトの昇降時に近接スイッチに対向位置を通過するように設けられている。報知手段は、かごに配置される。制御手段は、かご上作業においてかごを昇降させる場合、検出手段による検出に基づいて報知手段を動作させる。操作手段は、かご上に配置され、かごの昇降を操作する。制御手段は、操作手段による昇降操作時には、検出手段による検出および記報知手段の動作を許容し、操作手段による昇降操作以外の場合には、検出手段による検出または報知手段の動作を無効とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係るエレベータおよびかご上作業時報知装置の概略構成例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係るかご上作業時報知装置の動作フローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態は例示であり、発明の範囲がそれらに限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0009】
図1は、実施形態に係るエレベータおよびかご上作業時報知装置の概略構成例を示す図である。エレベータ10は、かご11と、カウンタウェイト12と、メインロープ13と、巻上機14とを有し、さらにそらせシーブ15と、制御装置16と、一対のかご用ガイドレール17と、一対のウェイト用ガイドレール18とを有して構成されている。なお、実施形態では、かご11、カウンタウェイト12、メインロープ13、かご用ガイドレール17、およびウェイト用ガイドレール18は、昇降路19内に配置されている。また、巻上機14、そらせシーブ15、および制御装置16は、機械室20内に配置されている。なお、機械室20を設けずに、巻上機14、そらせシーブ15、および制御装置16を昇降路19内に配置してもよい。
【0010】
かご11は、乗客が乗降するものである。かご11は、一対のかご用ガイドレール17の間に配置され、各かご用ガイドレール17に対して1以上設けられた案内装置(図示せず)を介してかご用ガイドレール17に沿って昇降可能に設けられ、昇降路19内を昇降する。
【0011】
カウンタウェイト12は、かご11の昇降に連動して昇降路19内を昇降するものである。カウンタウェイト12は、各かご用ガイドレール17と平行に設けられた一対のウェイト用ガイドレール18の間に配置され、各ウェイト用ガイドレール18に対して1以上設けられた案内装置(図示せず)を介してウェイト用ガイドレール18に沿って昇降可能に設けられている。カウンタウェイト12は、かご11が所定の積載量(例えば、最大積載量に対して0〜1/2程度)の場合に巻上機14を挟んで、かご11と釣り合うように重量が設定されている。
【0012】
メインロープ(ロープ)13は、かご11とカウンタウェイト12とを連結する1以上のロープである。メインロープ13は、巻上機14のメインシーブ14aおよびそらせシーブ15に巻き掛けられている。そして、メインロープ13は、一方の端部がかご11の鉛直方向上部に連結され、他方の端部がカウンタウェイト12の鉛直方向上部に連結され、かご11とカウンタウェイト12とを相反する方向にトラクション式に昇降させる。
【0013】
巻上機14は、回転することでメインシーブ14aに巻き掛けられたメインロープ13を巻上げ、かご11とカウンタウェイト12との昇降方向における相対位置を変化させることで、かご11を昇降路19内で昇降させるものである。巻上機14は、制御装置16と電気的に接続されており、制御装置16を介して供給される電力により駆動制御が行われる。
【0014】
制御装置16は、エレベータ10の運転を制御するもので、かご11内の操作装置(図示せず)に対してテールコード24により電気的に接続され、操作装置の操作に基づいて少なくとも巻上機14の駆動制御を行い、かご11の昇降動作を制御するものである。実施形態において、制御装置16は、かご上作業時報知装置の制御手段をなす。
【0015】
かご上作業時報知装置は、上述したかご11と、カウンタウェイト12と、制御装置(制御手段)16と、を含み、さらに検出手段21と、報知手段22と、を有する。
【0016】
検出手段21は、カウンタウェイト12側、および当該カウンタウェイト12の昇降を案内するウェイト用ガイドレール18側に設けられている。ウェイト用ガイドレール18側には、金属板などからなるアングル21aが固定されている。アングル21aは、近接スイッチ21bが取り付けられている。このアングル21a、およびアングル21aに取り付けられた近接スイッチ21bは、ウェイト用ガイドレール18の上下位置2箇所にそれぞれ設けられている。各近接スイッチ21bは、配線21cにより制御装置16に対して電気的に接続されている。一方、カウンタウェイト12側には、検知板21dが取り付けられている。検知板21dは、カウンタウェイト12の昇降時に各近接スイッチ21bに対向位置を通過するように設けられている。そして、検知板21dは、各近接スイッチ21bに対向位置を通過する際、各近接スイッチ21bを非接触で動作させる。動作した近接スイッチ21bは、動作信号を制御装置16に入電する。近接スイッチ21bは、例えば、検知板21dである金属の存在を検出する誘導形近接スイッチ、検知板21dである金属および非金属物体の存在を検出する静電容量形近接スイッチ、検知板21dである音響反射物体を検出する超音波形近接スイッチ、検知板21dである物体の存在を検出する光電形近接スイッチなどがある。
【0017】
また、検出手段21において、アングル21a、およびアングル21aに取り付けられた近接スイッチ21bにおけるウェイト用ガイドレール18への配置は、相反する方向に昇降するかご11とカウンタウェイト12との接近する相対位置であって、上昇するかご11に対して下降するカウンタウェイト12がすれ違う手前の位置と、下降するかご11に対して上昇するカウンタウェイト12がすれ違う手前の位置と、に設けられている。すれ違う手前の位置とは、例えば、かご11とカウンタウェイト12とが上下方向に所定距離を隔てた位置である。この所定距離は、かご11とカウンタウェイト12とが相対的に近づく移動時間により異なるが、相対的に近づくかご11とカウンタウェイト12との間からかご11上に乗っている作業者が十分に退避可能な時間を稼ぐことのできる距離として設定される。
【0018】
報知手段22は、かご11上に乗っている作業者に対して報知動作を行うもので、例えば、ブザーのように音で報知するものがあり、その他、ランプのように光で報知するものであってもよい。この報知手段22は、かご11上に設置されたかご上ボックス23に設けられている。かご上ボックス23は、制御装置16に接続されたテールコード24が接続されており、このテールコード24と報知手段22を接続する接続ボックスである。従って、制御装置16は、テールコード24を経由してかご上ボックス23の報知手段22に対して報知信号を入電する。
【0019】
また、報知手段22が設けられたかご上ボックス23は、操作手段25が設けられている。操作手段25は、かご11上に乗っている作業者がかご11の昇降を操作するためのもので、テールコード24を介して制御装置16に電気的に接続されている。従って、制御装置16は、テールコード24を経由してかご上ボックス23の操作手段25による操作信号を入電する。なお、図には明示しないが、操作手段25や、かご11内の操作装置(図示せず)は、通常運転モードと点検運転モードとに切り替える切替スイッチが設けられている。通常運転モードは、操作装置によりかご11の昇降が操作可能で乗客を乗せる通常時の運転モードであり、点検運転モードは、操作手段25によりかご11の昇降が操作可能で、例えば、通常時よりもかご11の昇降が低速な運転モードである。
【0020】
次に、実施形態に係るかご上作業時報知装置の動作について説明する。図2は、実施形態に係るかご上作業時報知装置の動作フローを示す図である。実施形態では、かご11上に作業者が乗って点検運転を行うかご11上作業を行う場合について説明する。
【0021】
始めに、作業者が、操作手段25によりかご11の昇降が操作可能な点検運転モードに切り替える。すなわち、制御装置16は、点検運転にてかご11の運転動作が可能かを判定する(ステップST1)。そして、ステップST1の判定により、点検運転にてかご11の運転動作が可能な場合(ステップST1:Yes)、制御装置16は、操作手段25によるかご11の昇降操作を可能とする。これにより、点検運転が開始される(ステップST2)。ステップST1の判定において、点検運転にてかご11の運転動作が可能でない場合(ステップST1:No)、制御装置16は、操作手段25によるかご11の昇降操作を不可とする。
【0022】
そして、制御装置16は、点検運転によりかご11が昇降する過程において、カウンタウェイト12の検知板21dが近接スイッチ21bを動作させたかを判定する(ステップST3)。すなわち、制御装置16は、かご11とカウンタウェイト12とが接近する相対位置が検出手段21により検出されたかを判定する。このステップST3の判定は、近接スイッチ21bの動作信号が制御装置16へ入電されることにより近接スイッチ21bを動作させたと判定し(ステップST3:Yes)、近接スイッチ21bの動作信号が制御装置16へ入電されない場合は近接スイッチ21bを動作させていないと判定する(ステップST3:No)。
【0023】
ステップST3において、近接スイッチ21bの動作信号が入電されると(ステップST3:Yes)、制御装置16からテールコード24を経由してかご上ボックス23へ報知信号を入電する(ステップST4)。この報知信号の入電により、かご上ボックス23内の報知手段22としてのブザーを数秒間鳴らすことになる(ステップST5)。ここで、ブザーを鳴らす数秒間とは、相対的に近づくかご11とカウンタウェイト12との間からかご11上に乗っている作業者が十分に退避可能な時間であって、例えば、近接スイッチ21bの動作信号が制御装置16へ入電された後、かご11とカウンタウェイト12とが相対的に近づいて離れるようになるまでの時間である。この時間は、予め設定し制御装置16に記憶される。または、ブザーを鳴らす数秒間は、カウンタウェイト12の検知板21dがもう一つの近接スイッチ21bを動作させて当該近接スイッチ21bの動作信号が制御装置16に入電されるまでの時間であってもよい。
【0024】
以上のように、実施形態に係るエレベータのかご上作業時報知装置は、昇降可能に設けられたエレベータ10のかご11と、かご11にメインロープ13を介して接続されてかご11の昇降と相反する方向に昇降可能に設けられたカウンタウェイト12と、かご11とカウンタウェイト12とが接近する相対位置を非接触で検出する検出手段21と、かご11に配置される報知手段22と、かご11上作業においてかご11を昇降させる場合、検出手段21による検出に基づいて報知手段22を動作させる制御装置16と、を有する。
【0025】
このエレベータのかご上作業時報知装置によれば、かご11上作業においてかご11を昇降させる場合、検出手段21による検出に基づいて報知手段22を動作させ、かご11とカウンタウェイト12とが接近することを作業者に報知することで、作業者がカウンタウェイト12の接近を知るため、作業者がカウンタウェイト12に衝突する事態を抑止することができる。特に、このエレベータのかご上作業時報知装置によれば、検出手段21がかご11とカウンタウェイト12とが接近する相対位置を非接触で検出するものであるため、接触式の場合のように接触不良が生じることがなく、この接触不良により動作信号が入電されず報知手段22を動作させる報知信号の入電ができなくなるような事態を回避し、確実な報知を行うことができる。しかも、検出手段21がかご11とカウンタウェイト12とが接近する相対位置を非接触で検出するものであるため、接触式の場合のようにワイプ調整などの検出スイッチの動作部のメンテナンスを不要にでき、かつ動作音の発生を防止できる。
【0026】
また、実施形態に係るエレベータのかご上作業時報知装置では、制御装置16は、検出手段21による検出に基づいて報知手段22を所定時間動作させることが好ましい。
【0027】
このエレベータのかご上作業時報知装置によれば、報知手段22を所定時間動作させることで、カウンタウェイト12が接近している時間を作業者に知らせることができるため、作業者の安全性をより高めることができる。
【0028】
また、実施形態に係るエレベータのかご上作業時報知装置では、かご11上に配置されてかご11の昇降を操作する操作手段25を有し、制御装置16は、操作手段25によるかご11の昇降操作時において、検出手段21による検出に基づいて報知手段22を動作させることが好ましい。
【0029】
つまり、制御装置16は、操作手段25によるかご11の昇降操作時において、検出手段21による検出である動作信号の入電を許容し、操作手段25によるかご11の昇降操作以外では検出手段21による検出である動作信号の入電を無効とする。あるいは、制御装置16は、操作手段25によるかご11の昇降操作時において、報知手段22への報知信号の入電を許容し、操作手段25によるかご11の昇降操作以外では報知手段22への報知信号の入電を無効とする。このエレベータのかご上作業時報知装置によれば、操作手段25によりかご11上の作業において報知手段22を動作させるため、乗客が乗るかご11の通常運転などのかご11上の作業以外の運転において報知手段22の動作をさせず乗客に不快感を与える事態を防ぐことができる。
【0031】
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0032】
10 エレベータ、11 かご、12 カウンタウェイト、16 制御装置(制御手段)、21 検出手段、21a アングル、21b 近接スイッチ、21c 配線、21d 検知板、22 報知手段、23 かご上ボックス、24 テールコード、25 操作手段
図1
図2