(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記広告情報が、少なくとも1つのストアに対応する情報を含み、前記方法は、前記少なくとも1つのストアへの近接度の測度に関する情報に基づいて、提示のための広告を選択するとき、前記少なくとも1つのストアに対応する広告情報を使用すべきか否かを判断することであって、前記判断することは、前記少なくとも1つのストアへの近接度の前記測度がしきい値を超えるとき、前記少なくとも1つのストアに対応する前記広告情報を使用すべきでないと判断することを含む、判断することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
提示のための広告を選択することが、前記受信した広告情報に対応する1つまたは複数のストアまでの距離を示す近接度情報を使用することを含み、より近いストアに対応する広告が、より遠いストアに対応する広告よりも、前記広告を選択する際により大きい重みを与えられる、請求項1に記載の方法。
前記広告情報は、前記広告識別子によって識別された広告が表示のために選択されたときに表示される広告コンテンツを制御するために使用される制御ビットを含む、請求項6に記載の方法。
提示のための広告を選択するための前記手段が、前記通信デバイスに近接している複数の異なるデバイスから受信した広告情報に応じて前記広告を選択する、請求項9に記載の通信デバイス。
前記広告情報が、少なくとも1つのストアに対応する情報を含み、前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのストアへの近接度の測度に関する情報に基づいて、提示のための広告を選択するとき、前記少なくとも1つのストアに対応する前記広告情報を使用すべきか否かを判断するための手段をさらに備える、請求項9に記載の通信デバイス。
提示のための広告を選択するための前記手段が、前記受信した広告情報に対応する1つまたは複数のストアまでの距離を示す近接度情報を使用するための手段を含み、より近いストアに対応する広告が、より遠いストアに対応する広告よりも、前記広告を選択する際により大きい重みを与えられる、請求項9に記載の通信デバイス。
前記広告情報が、前記通信デバイスによる識別された広告の提示のためのビッドである量を制御するために使用される制御情報を含む、請求項13に記載の通信デバイス。
前記広告情報は、前記広告識別子によって識別された広告が表示のために選択されたときに表示される広告コンテンツを制御するために使用される制御ビットを含む、請求項13に記載の通信デバイス。
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記受信した広告情報に対応する1つまたは複数のストアまでの距離を示す近接度情報を使用して提示のための広告を選択するようにさらに構成され、より近いストアに対応する広告が、より遠いストアに対応する広告よりも、前記広告を選択する際により大きい重みを与えられる、請求項16に記載の通信デバイス。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[0016]
図1は、いくつかの例示的な実施形態による、例示的なシステム100、たとえば、通信デバイスを含むシステムの図である。例示的なシステム100は、広告を提示することが可能なデバイス1 102など、1つまたは複数の通信デバイスと、AdPoint1 104、AdPoint2 106、...、およびAdPoint N 108を含むAdPointと呼ばれる1つまたは複数の他のデバイスとを含む。AdPoint(AdPoint1 104、AdPoint2 106、...、およびAdPoint N 108)は、広告関係情報を送信し、いくつかの実施形態では、AdPointは、通信デバイス1 102にローカルに近接して位置する。通信デバイス1 102は、多くの実施形態では、モバイルデバイス、たとえば、ハンドヘルドモバイルデバイスである。いくつかの他の実施形態では、通信デバイス1 102は固定デバイスである。
図1には示されていないが、広告を提示することが可能な2つ以上の通信デバイスがシステム100中に存在し得ることを諒解されたい。
【0013】
[0017]通信デバイス1 102は、広告モジュール110と広告キャッシュ112とを含む。通信デバイス1 102は、様々な実施形態では、ワイヤレスにと、ワイヤード接続を使用してとの両方で信号を受信することが可能である。通信デバイス1 102は、ピアツーピアシグナリングプロトコルだけでなく、他のワイヤレスシグナリングプロトコルをサポートする。通信デバイス1 102は、システム中の他のデバイスのうちの1つまたは複数との間で信号、たとえば、ピア発見信号および/またはトラフィックデータ信号を送信および受信することができる。広告キャッシュ112は、複数の記憶された広告とそれらの広告に関連するメタデータとを含む。広告は、提示機会において、ある時点において、通信デバイス102のユーザに提示、たとえば、表示され得る。
【0014】
[0018]AdPoint(AdPoint1 104、AdPoint2 106、...、およびAdPoint N 108)は、広告情報を通信する(矢印120、122、124を使用して示している)ワイヤレス信号を通信デバイスに送信、たとえば、ブロードキャストする。いくつかの実施形態では、ワイヤレス信号120、122、124は、広告情報を含むピア発見信号である。通信デバイス1 102は、通信デバイス1 102に近接している、たとえば、直接ワイヤレス通信距離内にある1つまたは複数のAdPointからワイヤレス信号を受信する。近接度は、いくつかの実施形態では、2つのデバイスの直接ピアツーピア通信距離を指すことがある。いくつかの実施形態では、デバイスは、互いに数百メートル未満にあるとき、近接している。
【0015】
[0019]いくつかの実施形態では、AdPoint(AdPoint1 104、AdPoint2 106、...、およびAdPoint N 108)は、異なる時点に異なる広告情報を送信し得る。たとえば、ランチタイムに対応する時間期間中に送信される広告情報は、異なる時点に、たとえば、ディナータイムに対応する時間期間中に同じデバイスおよびロケーションから送信される広告情報とは異なり得、いくつかの実施形態では、異なる。
【0016】
[0020]様々な実施形態では、広告情報は、デバイス1 102を含むシステム100中の通信デバイスの広告キャッシュに記憶された複数の広告に対応する、広告識別子、ストア識別子、広告主識別子、ブランド識別子、または広告関連制御情報のうちの少なくとも1つを含む。広告識別子は、広告ストア、たとえば、広告を含むストレージデバイスから、または広告ブロードキャストチャネルまたはリモート広告サーバなど、広告の別のソースから取り出され得る広告を識別するために使用され得る。様々な実施形態の一態様によれば、広告情報を受信する通信デバイス1 102は、提示機会において通信デバイスのユーザへの提示のための1つまたは複数の関係する広告を選択する際に広告情報を使用する。様々な実施形態では、広告キャッシュ112に記憶された広告にアクセスできる広告モジュール110は、受信した広告情報に応じて広告を選択することを担当する。様々な実施形態では、広告キャッシュ112は、1つまたは複数の広告に関連する広告メタデータのセットを含む。広告メタデータは、広告、広告の広告主、ターゲッティングパラメータ、広告の履歴パフォーマンスなどを識別し得る。情報がAdPointによって送信される、複数の異なる広告の各々ごとに異なる広告メタデータは、AdPointに対応し、AdPointによって通信され得る。
【0017】
[0021]
図2は、例示的な実施形態による、広告を提示することが可能な通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート200である。フローチャート200の方法は、
図1のシステム100の通信デバイス1 102によって実装され得、いくつかの実施形態では、実装される。説明するように、様々な実施形態の1つの特徴によれば、通信デバイス1 102は、広告情報を送信し、通信デバイス1 102の近傍にある1つまたは複数のデバイス、たとえば、AdPointから(1つまたは複数の)ワイヤレス信号を受信する。様々な実施形態の一態様によれば、通信デバイス1 102は、受信した広告情報中に含まれる広告情報に応じて、提示のための広告を選択する。
【0018】
[0022]
図2に示す方法はステップ202において開始し、通信デバイス1 102が電源投入され、初期化される。動作は、開始ステップ202から、いくつかの実施形態では非同期的に実行されるステップ204および205に進む。
【0019】
[0023]ステップ204において、通信デバイス1 102は、信号、たとえば、システム100中の他のデバイスから送信されたワイヤレス信号を検出および/または受信するために監視を開始する。
【0020】
[0024]動作はステップ204からステップ206に進む。ステップ206において、通信デバイス1 102は、広告情報を送信するローカルデバイスからワイヤレス信号を受信し、前記ローカルデバイスは、通信デバイス1 102に近接している(たとえば、直接ワイヤレス通信距離にある)。1つの特徴によれば、ローカルに近接している様々なデバイス、たとえば、AdPoint104、106、108は、広告情報を通信するワイヤレス信号を送信し、したがって、広告を提示することが可能な通信デバイスは、その信号を検出し、提示機会において、提示のための関係する広告を選択することができる。説明のために、ワイヤレス信号の
送信元のローカルデバイスがAdPoint1 104であると考える。
【0021】
[0025]いくつかの実施形態では、ローカルデバイス、たとえば、AdPoint1 104からワイヤレス信号を受信することに加えて、通信デバイス1 102は、通信デバイス1 102にローカルに近接している1つまたは複数の他のデバイスからワイヤレス信号を受信する。これを随意のステップ208に示す。したがって、そのような実施形態では、動作は、ステップ204からステップ206および208に同時に進み、ステップ206および208は、並列に非同期的に実行され得る。たとえば、通信デバイス1 102は、ステップ206において、AdPoint1 104からワイヤレス信号120を受信し得、ステップ208において、通信デバイス1 102はまた、1つまたは複数の他のデバイス、たとえば、AdPoint106、108から広告情報を通信するワイヤレス信号を受信し得、前記1つのまたは複数のデバイスは通信デバイス1 102に近接している。いくつかの実施形態では、広告情報は、ストア識別子またはブランド識別子を通信する。いくつかの実施形態では、複数の広告は、通信デバイス1 102の広告キャッシュ112に記憶され、広告情報は、前記広告情報によって通信されたストア識別子またはブランド識別子に対応する1つまたは複数の広告に所定の方法で関連付けられる。
【0022】
[0026]一実施形態では、広告情報は、広告を識別する広告識別子(広告ID)とともに、ストアまたはブランドに対応する少なくとも1つの広告を含む。様々な実施形態では、広告情報は、広告キャッシュ112に記憶された広告を識別する広告IDを含む。したがって、受信した広告情報を使用して、広告キャッシュ112に記憶された、対応する広告が識別され得る。
【0023】
[0027]いくつかの実施形態では、単一のAdPointによって送信された広告情報は複数の広告に対応する。したがって、広告情報は、たとえば、異なるストアに対応する複数の広告に対応する広告IDを含み得る。いくつかの実施形態では、広告情報は、前記広告情報によって通信されたストア識別子またはブランド識別子に対応する1つまたは複数の広告に所定の方法で関連付けられる。いくつかの実施形態では、広告情報は、1つまたは複数のストアに対応する広告に関連付けられる。いくつかの実施形態では、広告情報は、1つまたは複数のストアに対応する情報をさらに含む。いくつかのそのような実施形態では、1つまたは複数のストアに対応する前記情報は、広告情報を送信するAdPointから、たとえば、AdPoint1 104から1つまたは複数のストアまでの個別の距離を示す。広告情報を通信するワイヤレス信号を受信する通信デバイス1 102は、たとえば、受信ワイヤレス信号電力レベルを使用して、送信AdPoint1 104への近接度、たとえば、距離を判断することができる。いくつかの実施形態では、近接度は、1つまたは複数のしきい値に基づいて、様々なカテゴリーのうちの1つ内にあること、たとえば、近いのか遠いのかが判断され得る。たとえば、第1のレベルを上回る受信信号強度は、通信デバイスが信号の
送信元のAdPointに「近い」ことを示し得るが、そのしきい値以下の受信信号電力レベルは、受信デバイスが信号を送信するAdPoint1 104から「遠い」ことを示し得る。したがって、信号強度は、いくつかの実施形態では、近接度メトリック、たとえば、距離のインジケータとして働く。
【0024】
[0028]進路近接度判断は多くの実施形態に好適であるが、いくつかの実施形態では詳細な距離判断が行われる。すべてではないが、いくつかの実施形態では、AdPointまでの実際の距離が判断される。広告情報を送信したAdPoint1 104までの判断された距離を、AdPoint1 104から1つまたは複数のストアまでの個別の距離を示す受信した情報、および/またはモールマップなどのマップ情報と組み合わせて使用して、通信デバイス1 102は、通信デバイスのロケーションに関して広告情報が対応する1つまたは複数のストアまでの個別の距離を推定することができる。ただし、広告情報を送信するAdPointへの近接度および/または広告情報が対応する1つまたは複数のストアまでの距離は、様々な他の方法で判断され得ることを諒解されたい。受信デバイス1 102は、たとえば、受信信号電力レベルならびに/あるいは信号送信遅延および/または遅延拡散などの他の信号特性を使用することによって、送信デバイスがどのくらい近接しているかの測度を得ることができることを諒解されたい。広告情報を送信するAdPointは、広告情報が対応するストアに位置し得、いくつかの実施形態では、そこに位置する。
【0025】
[0029]動作はステップ206および随意のステップ208からステップ210に進む。ステップ210において、通信デバイス1 102は、受信した広告情報が対応する1つまたは複数のストアへの近接度、たとえば、それまでの距離に関する情報に基づいて、提示のための広告を選択するとき、その1つまたは複数のストアに対応する広告情報を使用すべきか否かを判断し、判断するステップは、1つまたは複数のストアへの近接度、たとえば、距離の測度がしきい値を超えるとき、1つまたは複数のストアに対応する広告情報(たとえば、広告ID、ストア識別子またはブランド識別子)を使用すべきでないと判断することを含む。いくつかの実施形態では、しきい値は、たとえば、所定の距離である。したがって、いくつかの実施形態では、通信デバイス1 102は、広告選択プロセスから、所与の時間において通信デバイス1 102から比較的遠く離れている1つまたは複数のストアに対応する広告を除外することを諒解されたい。一態様によれば、通信デバイス1 102から比較的遠いストアに対応する広告は、デバイス1 102のユーザへの提示のために関係すると見なされないことがあり、いくつかの実施形態では、関係すると見なされない。
【0026】
[0030]動作はステップ210からステップ212に進む。ステップ212において、通信デバイス1 102は、所与の時間において通信デバイス1 102から比較的遠く離れている1つまたは複数のストアに対応する広告の除外を組み込むために、広告選択情報を更新する。広告選択情報更新ステップは、データ、すなわち、更新された広告選択情報213を出力するモジュールによって実行され得る。広告選択情報213は、たとえば、所与の時間において1つまたは複数のストアからの通信デバイス1 102の距離が比較的より大きいことおよび/または他の理由により、たとえば、所与の時間における提示のために関係すると見なされない1つまたは複数のストアに対応する広告を除外するために更新された広告情報を含む。広告選択情報213は、いくつかの実施形態では、広告選択プロセスに影響を及ぼし得る情報、たとえば、ユーザおよび/またはデバイスコンテキスト情報をさらに含む。したがって、広告選択情報213は、広告選択に関連する追加情報に加えて、1つまたは複数のAdPointからの受信した広告情報のサブセットを含み得る。動作はステップ212からステップ204に戻る。ステップ204〜212は、通信デバイス1 102が近接しているローカルAdPointから1つまたは複数のワイヤレス信号を検出するとき、継続的に実行され得る。
【0027】
[0031]次に、ステップ205に戻る。ステップ205において、通信デバイスは、広告提示機会、すなわち、広告が通信デバイス1 102のユーザに提示され得る機会を検出する。画像および/またはビデオおよび/またはテキストを含む広告の場合、提示機会は表示機会に対応する。各提示機会において、1つまたは複数の広告が提示され得る。様々な実施形態の一態様によれば、各提示機会において、通信デバイス1 102のユーザへの提示のために、所与の時点においてより関係すると見なされた広告が選択される。関連性の1つの基準は通信デバイス近接度基準である。たとえば、この基準によれば、レストランのための広告は、通信デバイスとそれのユーザとがレストランなどの特定のストアに物理的により近接している、たとえば、それのすぐ外にいるときは大いに関係するが、ユーザがストアから数ブロック離れているときははるかに関係しないと見なされる。したがって、提示のための所与の時間において最も関係する広告を選択することが望ましいことを諒解されたい。
【0028】
[0032]ステップ216において、通信デバイス1 102は、受信した(1つまたは複数の)ワイヤレス信号中に含まれる広告情報に応じて、提示のための広告を選択する。いくつかの実施形態では、通信デバイスが、通信デバイス1 102に近接している複数のデバイスからワイヤレス信号を受信するとき、広告を選択することは、複数のこれらのデバイスからの広告情報に応じて実行される。選択ステップ216は、すべてではないが、いくつかの実施形態において実行され得るステップ218および220を含み、したがって、点線ボックスを使用して示されている。いくつかの実施形態では、ステップ216における1つまたは複数の広告の選択は、ステップ218を実行することによって実行されるが、いくつかの実施形態では、ステップ220を実行することによって実行される。さらにいくつかの他の実施形態では、ステップ216は、ステップ218と220の両方を実行することによって実装される。
【0029】
[0033]ステップ218では、通信デバイス1 102は、デバイス(たとえば、AdPoint1 104)、または広告を選択する際に使用される広告情報の
送信元の個別のデバイス(たとえば、AdPoint2 106、...、AdPoint N 108)への近接度の測度に応じて広告を選択する。たとえば、通信デバイス1 102は、たとえば、受信信号強度測定値に基づいて、AdPoint1 104までの距離および/または広告情報の
送信元の他のAdPointまでの個別の距離を判断し、通信デバイス1 102に最も近いAdPoint1 104によって送信された広告情報に対応する広告を選択する。いくつかの実施形態では、広告情報を送信するAdPointは、AdPointによって送信された広告情報中で識別されたストアに位置する。いくつかの他の実施形態では、広告情報を送信するAdPointは、広告情報が対応するストアとは異なるロケーションに位置する。
【0030】
[0034]提示機会により、通信デバイスが2つ以上の広告を提示することが可能になった場合、通信デバイス1 102は、同じAdPoint、たとえば、AdPoint1 104によって送信された広告情報に対応する他の広告を選択し得、または通信デバイス1 102に2番目に近いAdPointであるAdPoint(たとえば、AdPoint2 106)によって送信された広告情報に対応する広告を選択し得る。したがって、いくつかの実施形態では、広告を選択することは、広告情報の
送信元である個別のデバイスへの近接度に応じて実行される。
【0031】
[0035]ステップ220において、通信デバイス1 102は、広告を選択する際に、受信した広告情報に対応する1つまたは複数のストアまでの距離を示す近接度情報を使用し、より近いストアに対応する広告は、より遠いストアに対応する広告よりも、前記広告を選択する際により大きい重みを与えられる。したがって、いくつかの実施形態では、通信デバイス1 102は、(ステップ210に関して説明したように)1つまたは複数のストアまでの距離を判断し、所与の時間において通信デバイスに最も近いストアに対応する広告を選択する。所与のストアに対応する広告は、広告情報中に含まれる広告識別子および/または関連するストア識別子を使用して識別される。したがって、そのような実施形態では、広告提示機会、たとえば、ユーザのデバイスを介して広告を表示するか、またはさもなければ提示する機会のために広告が選択されるとき、通信デバイス1 102により近いストアに対応する広告の広告選択確率がより高くなることを諒解されたい。諒解され得るように、広告は、広告が画像コンテンツを含む場合、ディスプレイ上に提示され、および/または広告が音声ベースの広告などのオーディオの形態で提示される場合、スピーカーなど、ユーザデバイスの別の出力デバイスを介して提示され得る。
【0032】
[0036]いくつかの実施形態では、提示のための1つまたは複数の広告を選択する際に使用される、受信した広告情報は、通信デバイス1 102による識別された広告の提示のためのビッド(bid)である量を制御するために使用される制御情報を含む。いくつかのそのような実施形態では、ステップ216における選択は、2つ以上のファクタ、たとえば、i)広告情報中に含まれる識別された広告に対応するストアまでの距離、およびii)識別された広告の提示のために配置されるビッドの量を考慮に入れて行われる。広告に対応する制御情報は、識別された広告の提示のためのビッドである量を制御する。たとえば、識別された広告に対応する制御情報は、1つまたは複数の条件が満たされたとき、広告主/ストアによって前に設定されたビッド量を新しいビッド値に変更し得る。いくつかの実施形態では、ビッド量が最も多い広告が提示のために選択される。
【0033】
[0037]いくつかの実施形態では、広告選択プロセスにおいて使用される受信した広告情報は、前記広告識別子によって識別された広告が表示のために選択されたときに表示される広告コンテンツを制御するために使用される制御ビットを含む。いくつかの実施形態では、選択された広告のために表示される広告コンテンツを制御することは、表示するための選択された広告の少なくとも何らかのコンテンツを変更することを含む。たとえば、受信した広告情報は、広告キャッシュ112に記憶された広告を識別する広告IDを含み、対応する広告が、一日のある時間において、たとえば、平日の午後7時の後に選択された場合、選択された広告のコンテンツの一部分、たとえば、画像の一部分が、広告が対応するストアにおいて午後7時の後に適用可能な特価提供を表示するように変更されることを示す広告IDに関連する制御ビットを含み得る。特価提供コンテンツは、たとえば、特定の食事のための特別ディナー価格を含み得、通常ならば静的広告であり得る広告の所定の一部分に表示され得る。ランチの時間期間中に、同じ広告は、同じレストランのためのランチの食事と、対応する価格とを表示するように制御され得る。
【0034】
[0038]動作はステップ216からステップ224に進む。ステップ224において、選択された広告をユーザに通信デバイス1 102上で提示する。選択された広告が画像および/またはビデオを含むとき、提示は、選択された広告を表示することを含む。動作はステップ224からステップ205に戻る。選択ステップ216と提示ステップ224とは、別の提示機会が検出された場合、繰り返される。
【0035】
[0039]
図3は、例示的な実施形態による、広告を提示することが可能な例示的な通信デバイス300の図である。例示的な通信デバイス300は、
図1の通信デバイス1 102として使用され得る。例示的な通信デバイス300は、
図2のフローチャート200による方法を実装し得、時々その方法を実装する。様々な実施形態では、通信デバイス300はモバイル通信デバイスである。いくつかの他の実施形態では、通信デバイス300は固定デバイスであり得る。
【0036】
[0040]通信デバイス300は、バス309を介して互いに結合されたプロセッサ302とメモリ304とを含み、様々な要素(302、304)はバス309を介してデータおよび情報を交換し得る。メモリ304は、たとえば、
図4に示すモジュールのアセンブリなど、通信デバイス300を制御するために使用されるモジュールのアセンブリを含み得る。通信デバイス300は、図示のようにプロセッサ302に結合され得る入力モジュール306と出力モジュール308とをさらに含む。ただし、いくつかの実施形態では、入力モジュール306と出力モジュール308とはプロセッサ302の内部に位置する。入力モジュール306は入力信号を受信することができる。入力モジュール306は、入力を受信するためのワイヤレス受信機および/またはワイヤードもしくは光入力インターフェースを含むことができ、いくつかの実施形態では、それらを含む。出力モジュール308は、出力を送信するためのワイヤレス送信機および/またはワイヤードもしくは光出力インターフェースを含み得、いくつかの実施形態では、それらを含む。いくつかの実施形態では、メモリ304は、ルーチン310とデータ/情報312とを含む。
【0037】
[0041]プロセッサ302は、ローカルデバイス、たとえば、AdPointから広告情報を通信するワイヤレス信号を受信することであって、前記ローカルデバイスが通信デバイス300に近接している、受信することと、受信したワイヤレス信号中に含まれる広告情報に応じて、提示のための広告を選択することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、複数のデバイス、たとえば、AdPointから広告情報を通信するワイヤレス信号を受信することであって、前記複数のデバイスが通信デバイス300に近接している、受信することを行うように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、通信デバイス300に近接している複数の異なるデバイス、たとえば、複数のAdPointから受信した信号に応じて、提示のための広告を選択するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、広告情報はストア識別子またはブランド識別子である。いくつかの実施形態では、広告情報は、ストア識別子またはブランド識別子に対応する1つまたは複数の広告に所定の方法で関連付けられる。
【0038】
[0042]いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、ワイヤレス信号の
送信元の個別のAdPointへの近接度、たとえば、距離を判断するようにさらに構成される。いくつかのそのような実施形態では、プロセッサ302は、信号の
送信元の個別のデバイスへの近接度の測度に応じて広告を選択するようにさらに構成される。
【0039】
[0043]いくつかの実施形態では、広告情報は、少なくとも1つのストアに対応する情報を含む。いくつかのそのような実施形態では、プロセッサ302は、少なくとも1つのストアへの近接度、たとえば、距離の測度に関する情報に基づいて、提示のための広告を選択するとき、前記少なくとも1つのストアに対応する広告情報を使用すべきか否かを判断するようにさらに構成され、プロセッサ302は、少なくとも1つのストアへの近接度の測度がしきい値を超えるとき、前記少なくとも1つのストアに対応する前記広告情報を使用すべきでないと判断するようにさらに構成される。プロセッサ302は、少なくとも1つのストアへの近接度の測度がしきい値を超えるとき、広告を選択する際に少なくとも1つのストアに対応する広告情報を使用すべきでないという判断に基づいて、広告選択情報を更新するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、更新された広告選択情報に応じて、提示のための広告を選択するようにさらに構成される。
【0040】
[0044]プロセッサ302は、いくつかの実施形態では、受信した広告情報に対応する1つまたは複数のストアまでの距離を示す近接度距離情報を使用して提示のための広告を選択するようにさらに構成され、より近いストアに対応する広告は、より遠いストアに対応する広告よりも、前記広告を選択する際により大きい重みを与えられる。
【0041】
[0045]いくつかの実施形態では、広告情報は広告識別子を含む。いくつかの実施形態では、広告情報は、前記広告識別子によって識別された広告が表示のために選択されたときに表示される広告コンテンツを制御するために使用される制御ビットを含む。いくつかの実施形態では、広告情報は、識別された広告の提示のためのビッドである量を制御するために使用される制御情報を含む。いくつかのそのような実施形態では、プロセッサ302は、識別された広告の提示のためのビッドである量に応じて、提示のための広告を選択するようにさらに構成される。プロセッサ302は、通信デバイス300のユーザに選択された広告を提示する、たとえば、表示するようにさらに構成される。
【0042】
[0046]
図4に、
図3に示した通信デバイス300などの通信デバイスにおいて使用され得、いくつかの実施形態では、通信デバイス中で使用されるモジュールのアセンブリ400を示す。アセンブリ400中のモジュールは、たとえば、個別回路として、
図3のプロセッサ302内のハードウェアで実装され得る。代替的に、それらのモジュールは、ソフトウェアで実装され、
図3に示した通信デバイス300のメモリ304に記憶され得る。いくつかのそのような実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、
図3のデバイス300のメモリ304のルーチン310中に含まれる。
図3の実施形態ではシングルプロセッサ、たとえば、コンピュータとして示されているが、プロセッサ302は、1つまたは複数のプロセッサ、たとえば、コンピュータとして実装され得ることを諒解されたい。ソフトウェアで実装されるとき、それらのモジュールはコードを含み、そのコードは、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサ302、たとえば、コンピュータを、そのモジュールに対応する機能を実装するように構成する。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、モジュールのアセンブリ400のうちのモジュールの各々を実装するように構成される。モジュールのアセンブリ400がメモリ304に記憶される実施形態では、メモリ304は、コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品であり、そのコンピュータ可読媒体は、少なくとも1つのコンピュータ、たとえば、プロセッサ302に、モジュールが対応する機能を実装させるためのコード、たとえば、モジュールごとの個別コードを備える。
【0043】
[0047]完全にハードウェアベースのまたは完全にソフトウェアベースのモジュールが使用され得る。ただし、機能を実装するために、(たとえば、回路実装型の)ソフトウェアモジュールとハードウェアモジュールの任意の組合せが使用され得ることを諒解されたい。
図4に示すモジュールは、
図2のフローチャート200の方法において図示および/または説明する対応するステップの機能を実行するようにワイヤレス通信デバイス300、またはプロセッサ302などのワイヤレス通信デバイス300中の要素を制御および/または構成することを諒解されたい。
【0044】
[0048]モジュールのアセンブリ400は、
図2に示したフローチャート200の方法の各ステップに対応するモジュールを含む。たとえば、モジュール404はステップ204に対応し、ステップ204に関して説明した動作を実行することを受け持つ。モジュールのアセンブリ400は、信号を受信するために監視するためのモジュール404と、広告提示機会を検出するためのモジュール405と、ローカルデバイス、たとえば、AdPoint1 104から広告情報を通信するワイヤレス信号を受信するためのモジュール406であって、前記ローカルデバイスが、通信デバイス300に近接している(たとえば、直接ワイヤレス通信距離内にある)、モジュール406と、1つまたは複数の他の追加のデバイス、たとえば、AdPoint106、108から広告情報を通信するワイヤレス信号を受信するためのモジュール408とを含む。
【0045】
[0049]いくつかの実施形態では、広告情報はストア識別子またはブランド識別子である。いくつかの実施形態では、広告情報は、ストア識別子またはブランド識別子に対応する1つまたは複数の広告に所定の方法で関連付けられる。いくつかの実施形態では、単一のAdPointによって送信された広告情報は、同じまたは異なるストアに対応する複数の広告に対応する。いくつかの実施形態では、広告情報は、1つまたは複数のストアに対応する情報をさらに含む。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のストアに対応する広告情報は、広告情報を送信するAdPointから、たとえば、AdPoint1 104から1つまたは複数のストアまでの個別の距離を示す。
【0046】
[0050]モジュールのアセンブリ400は、いくつかの実施形態では、受信した広告情報が対応する1つまたは複数のストアへの近接度、たとえば、距離の測度に関する情報に基づいて、提示のための広告を選択するとき、その1つまたは複数のストアに対応する広告情報を使用すべきか否かを判断するためのモジュール410をさらに含み、モジュール410は、1つまたは複数のストアへの近接度の測度がしきい値を超えるとき、1つまたは複数のストアに対応する広告情報(たとえば、広告ID、ストア識別子またはブランド識別子)を使用しないように通信デバイス300を制御する。いくつかの実施形態では、しきい値は、たとえば、所定の距離である。したがって、いくつかの実施形態では、モジュール410は、広告選択プロセスから、所与の時間において通信デバイス1 102から比較的遠く離れている1つまたは複数のストアに対応する広告を除外するように通信デバイス1 102を制御する。
【0047】
[0051]モジュールのアセンブリ400は、いくつかの実施形態では、所与の時間において通信デバイス1 102から比較的遠く離れている1つまたは複数のストアに対応する1つまたは複数の広告を除外するために広告選択情報を更新するためのモジュール412をさらに含む。広告選択情報413、たとえば、広告を選択するために使用されるべき更新された広告情報はモジュール412の出力である。
【0048】
[0052]いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、広告情報の
送信元の1つまたは複数のデバイス、たとえば、AdPointへの近接度、たとえば、距離を測定するためのモジュール414をさらに含む。1つまたは複数のデバイスへの近接度の測度は、いくつかの実施形態では、たとえば、受信したワイヤレス信号電力レベルを使用して判断される。いくつかの実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、受信した広告情報に基づいて、広告情報が対応する1つまたは複数の個別のストアへの近接度を判断するためのモジュール415をさらに含む。
【0049】
[0053]様々な実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、広告情報に応じて提示のための広告を選択するためのモジュール416を含む。いくつかの実施形態では、選択モジュール416は、1つのデバイスから、または通信デバイス300に近接している複数の異なるデバイスから受信した広告情報に応じて、提示のための広告を選択する。いくつかの実施形態では、選択モジュール416は、広告を選択する際に使用される広告情報の
送信元の1つまたは複数のデバイスへの近接度の測度に応じて広告を選択するためのモジュール418を含む。広告情報の
送信元の1つまたは複数のデバイスへの測定された近接度は、モジュール414の出力であり、モジュール418への入力である。いくつかの実施形態では、選択モジュール416は、広告を選択する際に、受信した広告情報に対応する1つまたは複数のストアまでの距離を示す近接度情報を使用するためのモジュール420をさらに含み、より近いストアに対応する広告は、より遠いストアに対応する広告よりも、広告を選択する際にモジュール420によってより大きい重みを与えられる。1つまたは複数のストアまでの距離は、いくつかの実施形態では、距離判断モジュール415から取得され、広告選択を行う際にモジュール420によって使用される。いくつかの実施形態では、選択モジュール420は、所与の時間において通信デバイスに最も近いストアに対応する広告を選択する。選択モジュール416は、
図1で説明したデバイス1 102の広告モジュール110として使用され得、いくつかの実施形態では、使用される。
【0050】
[0054]いくつかの実施形態では、提示のための1つまたは複数の広告を選択する際に使用される、受信した広告情報は、通信デバイス1 102による識別された広告の提示のためのビッドである量を制御するために使用される制御情報を含む。モジュールのアセンブリ400は、いくつかの実施形態では、受信した広告情報中に含まれる制御情報に基づいて、通信デバイス300による識別された広告の提示のためのビッドである量を制御するためのモジュール421をさらに含む。一実施形態では、選択モジュール416は、i)広告情報が対応する広告に対応するストアまでの距離、およびii)広告の提示のためのビッドである量に基づいて広告選択を行う。いくつかの実施形態では、ビッド量が最も多い、他のストアよりも比較的近接しているストアに対応する広告が提示のために選択される。いくつかの実施形態では、ビッド量が最も多い広告が提示のために選択される。
【0051】
[0055]いくつかの実施形態では、広告選択プロセスにおいて使用される受信した広告情報は、前記広告識別子によって識別された広告が表示のために選択されたときに表示される広告コンテンツを制御するために使用される制御ビットを含む。モジュールのアセンブリ400は、いくつかの実施形態では、受信した広告情報中に含まれる制御ビットを使用して、広告識別子によって識別された広告が表示のために選択されたときに表示される広告コンテンツを制御する、たとえば、変更するための広告変更モジュール422をさらに含む。
【0052】
[0056]モジュールのアセンブリは、選択された広告をユーザに通信デバイス300上で提示するためのモジュール424をさらに含む。選択された広告が画像および/またはビデオを含むとき、モジュール424は、選択された広告のコンテンツを表示するように通信デバイス300を制御する。
【0053】
[0057]
図5は、通信デバイス、たとえば、デバイス1 102が、モール501中でローミングし、モール501への2つの異なる入口に配置されたモールディレクトリ502、504とコロケートされる(collocated)異なるAdPointから広告情報を通信するワイヤレス信号を検出する一例を示す
図500である。様々な特徴について説明するために、本例は、単一レベルに位置するストアとAdPointとを有するモールに関する。本発明の方法および装置は、複数レベルモールおよびサイトに拡張され得るが、近接度および/または距離判断方法は、そのような実施形態では、本方法が使用される建築物および/またはモールの3D構造についての知識を伴い得、時々、それを伴うことを諒解されたい。
図5の例では、ディレクトリ1 502は、モール501のドア1(DR1)520、たとえば、入口に近い一端に位置し、一方、ディレクトリ2 504は、ドア2(DR2)522に近いモールの他端に位置する。AdPoint A503は、モール501の、ディレクトリ1 502と同じ端、たとえば、ディレクトリ1 502からある距離範囲内に位置する複数のストアに対応する広告情報を送信するように構成される。したがって、AdPoint A503は、ストア1 506とストア3 510とを含む複数のストアに対応する広告情報を送信する。同様に、AdPoint B505は、モール501の、ディレクトリ2 504と同じ端に位置する複数のストアに対応する広告情報を送信するように構成される。したがって、AdPoint B505は、ストア2
508とストア4 512とを含む複数のストアに対応する広告情報を送信する。
【0054】
[0058]送信された広告情報は、たとえば、ストア506および510に対応する広告に関連する広告ID、ストア506および510に対応する広告に関連するストアID、ストア506および510に対応する広告の提示のためのビッドの量を制御するために使用され得る制御情報などを含む。いくつかの実施形態では、AdPoint503、505によって送信された広告情報は、ディレクトリ502および504から、それぞれ、ストア506、510および508、512までの距離に関する距離情報をさらに含む。たとえば、AdPoint A503によって送信された広告情報は、いくつかの実施形態では、経路に沿ってディレクトリ1 502とストア1 506との間の距離である距離D1と、経路に沿ってディレクトリ1 502とストア3 510との間の距離である距離D3とを示す情報を含む。同様に、AdPoint B505によって送信された広告情報は、いくつかの実施形態では、経路に沿ってディレクトリ2 504とストア2 508との間の距離である距離D2と、経路に沿ってディレクトリ2 504とストア4 512との間の距離である距離D4とを示す情報を含む。
【0055】
[0059]図示の例では、AdPoint A503およびAdPoint B505から広告情報を通信するワイヤレス信号を受信する通信デバイス1 102は、距離として表され得る近接度または受信信号強度などの別の測度を判断する。例として、DD1は、デバイス1 102とディレクトリ1 502との間に距離であり、DD2は、デバイス1
102とディレクトリ2 504との間の距離であると見なすことにする。たとえば、受信信号電力レベルおよび/または他の技法を使用することによって、たとえば、粗い距離メトリック、または近接度を正確に示す実際の距離によって示される近接度が判断され得る。近接度は、信号測定値のベクトルおよび/または位置関係情報を供給する他のセンサー、たとえば、GPSセンサーからの入力に基づき得る。距離DD1、D1およびD3に関する情報を使用して、通信デバイス1 102は、デバイス1 102と、それぞれ、ストア506、510との間の距離である距離DS1およびDS3を判断する。同様の方法で、通信デバイス1 102は、距離DD2、D2およびD4に関する情報を使用して、デバイス1 102とストア508、512との間の距離である距離DS2およびDS4を判断する。
図5の例は、特定の時点に対応し、したがって、広告情報中で通信されるか、または広告情報を使用して導出/判断されるかのいずれかである距離情報は、その特定の時点に適用されることを諒解されたい。通信デバイス1 102が移動するにつれて、デバイス102とストア/ディレクトリとの間の距離は変化する。
【0056】
[0060]一態様によれば、距離情報は、通信デバイス102上での提示のための1つまたは複数の関係する広告の選択を行う際に使用され得、様々な実施形態では、使用され、近くのストアに対応する広告がより関係すると見なされる。たとえば、モール中のストアに対応する広告は、ユーザが、そのストアに近い、たとえば、その外側にいるとき、デバイス1 102のユーザへの提示のためにより関係する。
【0057】
[0061]
図5で示した例では、通信デバイス1 102は、(i)受信した広告情報に対応する1つまたは複数のストアであって、より近いストアに対応する広告が、より遠いストアに対応する広告よりも、広告を選択する際により大きい重みを与えられる、1つまたは複数のストア、または(ii)広告を選択する際に使用される広告情報の
送信元のAdPoint、たとえば、AdPoint503、505、のうちの1つまでの通信デバイス1 102の距離に応じて、提示機会における提示のための広告を選択する。広告選択において使用される距離情報は、受信した広告情報に基づいて判断される。いくつかの実施形態では、受信した広告情報に加えて、選択プロセスはまた、ユーザの過去の閲覧傾向、選好など、通信デバイス1 102のユーザに関係する1つまたは複数の他のファクタに基づく。
【0058】
[0062]
図5の例から、所与の時間において、通信デバイス1 102がディレクトリ2
504よりもディレクトリ1 502に、したがって、AdPoint503に物理的に近いことを諒解されたい。また、所与の時間において、通信デバイス1 102が、任意の他のストアと比較してストア1 506に物理的に最も近いことがわかる。このようにして、
図5の例では、通信デバイス1 102は、提示のための、ストア1 506に対応する広告を選択する。
【0059】
[0063]ただし、上記で説明したように、いくつかの実施形態では、提示のための広告を選択する際に、受信した広告情報に加えて1つまたは複数のファクタが使用される。
【0060】
[0064]様々な実施形態では、モバイル通信デバイス、たとえば、
図3の通信デバイス300は、本出願の図のうちのいずれかに関して説明した、および/または本出願の発明を実施するための形態で説明した個々のステップおよび/または動作のうちの各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、ハードウェアで実装され得、時々実装される。他の実施形態では、モジュールは、通信デバイスのプロセッサによって実行されるとき、対応するステップまたは動作をデバイスに実施させるプロセッサ実行可能命令を含むソフトウェアモジュールとして実装され得、時々そのソフトウェアモジュールとして実装される。さらに他の実施形態では、モジュールの一部または全部が、ハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される。
【0061】
[0065]様々な実施形態では、通信デバイスのユーザへの提示のための候補である広告の関連性を判断する一態様は、ユーザの近位コンテキスト(proximal context)、たとえば、ユーザに近いエンティティの識別情報およびふるまい(behavior)である。通信デバイス、たとえば、デバイス1 102は、それに物理的に近接しているエンティティを検出し、それらの識別情報を学習し、また、それらから情報を受信することができる。たとえば、発見信号、たとえば、ピア発見信号は、電力効率的な、スケーラブルな、ピア発見チャネルの使用によってこれらの機能を達成するために使用され得る。いくつかの実施形態では、802.11プロトコルをサポートするデバイスは、802.11距離に従って可能な距離内のデバイスによって検出され得る、ビーコン送信機によって選定された情報をカプセル化するビーコンを送信することができる。いくつかの実施形態では、Bluetooth(登録商標)は、一般に、極めて近接しているデバイスを検出するために使用される。
【0062】
[0066]様々な特徴は、通信デバイスが受信する近接度信号の関数である、たとえば、通信デバイス上の広告選択機構を対象とする。
【0063】
[0067]様々な実施形態は、提示のために広告選択を行うデバイスに近接しているデバイスによって送信されたローカルに受信した信号、たとえば、発見信号に基づく広告選択を対象とする。広告選択は、ローカルに受信した信号によって通信される情報、たとえば、記憶された識別子に応じて実行され得る。受信した信号は、信号を受信するローカルエリア中のデバイスによる広告選択プロセスに影響を及ぼす制御情報を含み得る。
【0064】
[0068]いくつかの実施形態では、デバイス上のモジュール、たとえば、通信デバイス1
102上の広告モジュール110は、広告に関連するメタデータのセットにアクセスでき、広告選択および提示プロセスを担当する。一実施形態では、これは、「広告メタデータオブジェクト」のセットをキャッシュするデバイス上の広告キャッシュ112を通して達成される。別の代替実施形態では、広告モジュール110は、中央広告ネットワーク中の広告メタデータオブジェクトのセットにアクセスできる。したがって、広告メタデータのセットは、いくつかの実施形態では、中央ネットワークノード中にある。メタデータは、いくつかの実施形態では、広告、それの広告主、それのターゲッティングパラメータ、それの履歴パフォーマンスなどを識別する。さらに、デバイスおよび広告のメタデータに関するコンテキストのセットがあるとすれば、広告のビッド値を判断することも可能である。いくつかの実施形態では、ビッド判断は、多次元メタデータテーブルまたは動的プログラマチックビッドスクリプトのいずれかを通して達成される。
【0065】
[0069]広告を提示することが可能なデバイス、たとえば、ワイヤレス通信デバイス102は、デバイスに近接したエンティティ、たとえば、AdPointからの信号をリッスン(listen)する。そのような信号の例には、ピア発見信号、802.11ビーコン送信、およびBluetooth信号を介して告知される表現がある。近接度信号は、ピアツーピアモードで、またはインフラストラクチャモード(たとえば、802.11インフラストラクチャモード)で送信され得る。
【0066】
[0070]1つの特定の実施形態では、近接度信号が受信されるころに提示機会が生じるとすると、近接度信号は、提示のための候補として選択され得る広告に関連付けられる。たとえば、ストアにあるAdPointは、ストアの広告が、提示のために、ストアの近傍にある1つまたは複数のデバイスによって選択されるべきであることを示し得る。近接度信号を広告に関連付ける1つの方法は、信号内の広告のIDを符号化することである。別の方法は、近接度信号を信号に関連する広告のIDに分解するプロトコルを実行することである。分解するプロトコルは、信号を受信する通信デバイス上で実行される。
【0067】
[0071]別の場合では、通信デバイス中に含まれる広告モジュールは、単一の広告の識別子を含む単一の近接度信号を受信する。広告モジュールは、次いで、提示機会が生じたときにこの広告を提示することを決定する。
【0068】
[0072]広告選択を行う通信デバイスが、選択のための異なる広告を示す複数の近接度信号を受信する可能性がある。そのような実施形態では、通信デバイスの広告モジュールは、提示機会が生じたとき、示された異なる広告をランク付けする。時々使用されるオークションを含む広告選択のために、様々な異なる機構が使用され得る。概して、近接度信号の使用を通してオークションに参加するいくつかの広告が選択され得るが、すべての広告が選択される必要があるとは限らない。すなわち、近接度信号は、どの広告が広告オークションに参加するかを判断するただ1つの方法である。したがって、少なくとも1つの実施形態では、提示のために選択され得る1つまたは複数の候補広告は、近接しているAdPointによって通信されないか、または広告選択を行う通信デバイスに近接しているストアおよび/またはブランドに必ずしも対応するとは限らないことがある。
【0069】
[0073]別の実施形態では、近接度信号は、提示のための候補として選択されるべき広告を識別するだけでなく、広告選択プロセス(たとえば、オークション)に影響を及ぼす情報、たとえば、制御ビットを符号化することも行う。制御ビットの値は、それを告知、たとえば、ブロードキャストする広告主またはエンティティ(たとえば、ストア、ファクトリーアウトレット)によって判断され得、いくつかの実施形態では、判断される。制御ビットは、キャンペーン/広告に固有であり得るか、または複数のキャンペーン/広告にとって利用可能なグローバル信号であり得る。いくつかの実施形態では、制御ビットは、広告選択プロセスの以下の少なくとも2つの態様に影響を及ぼす。
【0070】
1. 提示機会のための特定の広告のビッド値。たとえば、広告に対応する制御ビットは、その広告のビッドスクリプトに、その広告のために配置されたビッドを増加または減少させるように命令することができる。
【0071】
2. 広告のコンテンツ。たとえば、制御ビットを使用して、ストアは、ストアにおける最新の取引、付け値および/またはディスカウントを表示するために、広告の画像の一部分を変更することができる。
【0072】
[0074]近接度信号に応答してビッド値および広告コンテンツを調節することにより、広告システムは、非常に動的であり、ユーザの近接度コンテキストの変化にリアルタイムに応答することが可能になる。そのようなリアルタイム調整は、広告オークションの価格が極めてタイムリーな情報に基づいて判断されるので、広告をより良くターゲッティングするだけでなく、システムをより効率的なものにもすることを諒解されたい。したがって、いくつかの実施形態では、広告情報は、(i)広告IDによって識別される広告のビッド値、(ii)広告IDによって識別される広告の広告コンテンツのうちの少なくとも1つに影響を及ぼす制御情報とともに広告IDを含む。
【0073】
[0075]様々な実施形態の技法は、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装され得る。様々な実施形態は、装置、たとえば、モバイルまたは固定デバイスであり得る、広告を提示することが可能な通信デバイスを対象とし、広告キャッシュを含むモバイルワイヤレス端末、広告キャッシュを含む固定デバイスなど、モバイルノードが広告キャッシュを含む。様々な実施形態はまた、方法、たとえば、広告キャッシュを含むモバイルノード、または広告キャッシュを含む固定ノードを含み得る、広告を提示することが可能な通信デバイスを制御および/または動作させる方法を対象とする。様々な実施形態はまた、方法の1つまたは複数のステップを実装するように機械を制御するための機械可読命令を含む、機械、たとえば、コンピュータ、可読媒体、たとえば、ROM、RAM、CD、ハードディスクなどを対象とする。
【0074】
[0076]開示したプロセス中のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0075】
[0077]様々な実施形態では、本明細書で説明したノードは、1つまたは複数の方法に対応するステップ、たとえば、信号受信ステップ、信号記憶ステップ、信号判断ステップ、信号処理ステップ、および/または信号送信ステップを実行するための1つまたは複数のモジュールを使用して実装される。したがって、いくつかの実施形態では、様々な特徴はモジュールを使用して実装される。そのようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装され得る。上記で説明した方法または方法ステップの多くは、たとえば1つまたは複数のノードにおいて、上記で説明した方法の全部または一部を実装するために、追加のハードウェアの有無にかかわらず、機械、たとえば汎用コンピュータを制御する、メモリデバイスなど、たとえば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスクなどの機械可読媒体中に含まれる、ソフトウェアなどの機械実行可能命令を使用して実装され得る。したがって、特に、様々な実施形態は、機械、たとえば、プロセッサおよび関連するハードウェアに、上記で説明した(1つまたは複数の)方法のステップのうちの1つまたは複数を実行させるための機械実行可能命令を含む機械可読媒体を対象とする。いくつかの実施形態は、1つまたは複数の上記で説明した方法のステップのうちの1つ、複数、またはすべてを実装するように構成されたプロセッサを含むデバイス、たとえば、通信ノードを対象とする。
【0076】
[0078]いくつかの実施形態では、1つまたは複数のデバイス、たとえば、モバイルワイヤレス端末および/または固定通信デバイスなどの通信デバイスの1つまたは複数のプロセッサ、たとえば、CPUは、通信ノードによって実行されるものとして説明した方法のステップを実行するように構成される。プロセッサの構成は、プロセッサ構成を制御するために1つまたは複数のモジュール、たとえば、ソフトウェアモジュールを使用することによって、ならびに/あるいは説明したステップを実行するため、および/またはプロセッサ構成を制御するためにハードウェア、たとえば、ハードウェアモジュールをプロセッサ中に含めることによって達成され得る。したがって、すべてとは限らないがいくつかの実施形態は、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な説明した方法のステップの各々に対応するモジュールを含むプロセッサをもつデバイス、たとえば、通信ノードを対象とする。すべてではないが、いくつかの実施形態では、デバイス、たとえば、通信デバイスは、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な記載の方法のステップの各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用して実装され得る。
【0077】
[0079]いくつかの実施形態は、1つのコンピュータ、または複数のコンピュータに、様々な機能、ステップ、行為および/または動作、たとえば、上記で説明した1つまたは複数のステップを実装させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を対象とする。実施形態に応じて、コンピュータプログラム製品は、実行すべきステップごとに異なるコードを含むことができ、時々含む。したがって、コンピュータプログラム製品は、方法、たとえば、通信デバイスまたはノードを制御する方法の各個のステップごとのコードを含み得、時々含む。コードは、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読取り専用メモリ)、他のタイプの記憶デバイスなどのコンピュータ可読媒体上に記憶される機械実行可能命令、たとえば、コンピュータ実行可能命令の形態であり得る。コンピュータプログラム製品を対象とすることに加えて、いくつかの実施形態は、上記で説明した1つまたは複数の方法の様々な機能、ステップ、行為および/または動作のうちの1つまたは複数を実装するように構成されたプロセッサを対象とする。したがって、いくつかの実施形態は、本明細書で説明した方法のステップの一部または全部を実装するように構成されたプロセッサ、たとえばCPUを対象とする。プロセッサは、たとえば、本出願で説明した通信デバイスまたは他のデバイス中で使用するためのものであり得る。
【0078】
[0080]様々な実施形態は、ピアツーピアシグナリングプロトコルを使用した通信システムに好適である。
【0079】
[0081]OFDMシステムに関して説明したが、様々な実施形態の方法および装置のうちの少なくともいくつかは、多くの非OFDMおよび/または非セルラーシステムを含む広範囲の通信システムに適用可能である。
【0080】
[0082]上記の説明に鑑みて、上記で説明した様々な実施形態の方法および装置に関する多数の追加の変形形態が当業者には明らかであろう。そのような変形形態は範囲内に入ると考えるべきである。本方法および本装置は、CDMA、直交周波数分割多重(OFDM)、および/または通信デバイス間のワイヤレス通信リンクを与えるために使用され得る様々な他のタイプの通信技法とともに使用され得、様々な実施形態において使用される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信デバイスは、OFDMおよび/またはCDMAを使用してモバイルノードとの通信リンクを確立し、ならびに/あるいはワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介してインターネットまたは別のネットワークへの接続性を与え得る、アクセスポイントとして実装される。様々な実施形態では、モバイルノードは、本方法を実装するための、受信機/送信機回路ならびに論理および/またはルーチンを含む、ノートブックコンピュータ、個人情報端末(PDA)、または他のポータブルデバイスとして実装される。
以下に本願出願当初の特許請求の範囲を付記する。
[C1] 広告を提示することが可能な通信デバイスを動作させる方法であって、
ローカルデバイスから広告情報を通信するワイヤレス信号を受信することであって、前記ローカルデバイスが前記通信デバイスに近接している、受信することと、
前記受信したワイヤレス信号によって通信された広告情報に応じて、提示のための広告を選択することとを備える、方法。
[C2] 提示のための広告を選択することが、前記通信デバイスに近接している複数の異なるデバイスから受信した広告情報に応じて実行される、C1に記載の方法。
[C3] 前記選択することがまた、前記広告情報の受信元である前記個別のデバイスへの近接度の測度に応じて実行される、C2に記載の方法。
[C4] 前記広告情報が、少なくとも1つのストアに対応する情報を含み、前記方法は、前記少なくとも1つのストアへの近接度の測度に関する情報に基づいて、提示のための広告を選択するとき、前記少なくとも1つのストアに対応する広告情報を使用すべきか否かを判断することであって、前記判断することは、前記少なくとも1つのストアへの近接度の前記測度がしきい値を超えるとき、前記少なくとも1つのストアに対応する前記広告情報を使用すべきでないと判断することを含む、判断することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C5] 提示のための広告を選択することが、前記受信した広告情報に対応する1つまたは複数のストアまでの距離を示す近接度情報を使用することを含み、より近いストアに対応する広告が、より遠いストアに対応する広告よりも、前記広告を選択する際により大きい重みを与えられる、C1に記載の方法。
[C6] 前記広告情報が、広告識別子、ストア識別子、または広告主識別子のうちの少なくとも1つを含む、C1に記載の方法。
[C7] 前記広告情報が、前記通信デバイスによる識別された広告の提示のためのビッドである量を制御するために使用される制御情報を含む、C6に記載の方法。
[C8] 前記広告情報は、前記広告識別子によって識別された広告が表示のために選択されたときに表示される広告コンテンツを制御するために使用される制御ビットを含む、C6に記載の方法。
[C9] 広告を提示することが可能な通信デバイスであって、
ローカルデバイスから広告情報を通信するワイヤレス信号を受信するための手段であって、前記ローカルデバイスが前記通信デバイスに近接している、受信するための手段と、
前記受信したワイヤレス信号によって通信された広告情報に応じて、提示のための広告を選択するための手段とを備える、通信デバイス。
[C10] 提示のための広告を選択するための前記手段が、前記通信デバイスに近接している複数の異なるデバイスから受信した広告情報に応じて前記広告を選択する、C9に記載の通信デバイス。
[C11] 前記広告情報が、少なくとも1つのストアに対応する情報を含み、前記通信デバイスが、前記少なくとも1つのストアへの近接度の測度に関する情報に基づいて、提示のための広告を選択するとき、前記少なくとも1つのストアに対応する前記広告情報を使用すべきか否かを判断するための手段をさらに備える、C9に記載の通信デバイス。
[C12] 提示のための広告を選択するための前記手段が、前記受信した広告情報に対応する1つまたは複数のストアまでの距離を示す近接度情報を使用するための手段を含み、より近いストアに対応する広告が、より遠いストアに対応する広告よりも、前記広告を選択する際により大きい重みを与えられる、C9に記載の通信デバイス。
[C13] 前記広告情報が、広告識別子、ストア識別子、または広告主識別子のうちの少なくとも1つを含む、C9に記載の通信デバイス。
[C14] 前記広告情報が、前記通信デバイスによる識別された広告の提示のためのビッドである量を制御するために使用される制御情報を含む、C13に記載の通信デバイス。
[C15] 前記広告情報は、前記広告識別子によって識別された広告が表示のために選択されたときに表示される広告コンテンツを制御するために使用される制御ビットを含む、C13に記載の通信デバイス。
[C16] 広告を提示することが可能な通信デバイスであって、
ローカルデバイスから広告情報を通信するワイヤレス信号を受信することであって、前記ローカルデバイスが前記通信デバイスに近接している、受信することと、
前記受信したワイヤレス信号によって通信された広告情報に応じて、提示のための広告を選択することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、通信デバイス。
[C17] 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記通信デバイスに近接している複数の異なるデバイスから受信した広告情報に応じて前記広告を選択するようにさらに構成された、C16に記載の通信デバイス。
[C18] 前記広告情報が、少なくとも1つのストアに対応する情報を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記少なくとも1つのストアへの近接度の測度に関する情報に基づいて、提示のための広告を選択する際、前記少なくとも1つのストアに対応する前記広告情報を使用すべきか否かを判断するようにさらに構成され、前記少なくとも1つのプロセッサが、前記少なくとも1つのストアへの近接度の前記測度がしきい値を超えるとき、前記少なくとも1つのストアに対応する前記広告情報を使用すべきでないと判断するように構成された、C16に記載の通信デバイス。
[C19] 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記受信した広告情報に対応する1つまたは複数のストアまでの距離を示す近接度情報を使用して提示のための広告を選択するようにさらに構成され、より近いストアに対応する広告が、より遠いストアに対応する広告よりも、前記広告を選択する際により大きい重みを与えられる、C16に記載の通信デバイス。
[C20] 広告を提示することが可能な通信デバイスにおいて使用するコンピュータプログラム製品であって、
少なくとも1つのコンピュータに、ローカルデバイスから広告情報を通信するワイヤレス信号を受信させるためのコードであって、前記ローカルデバイスが前記通信デバイスに近接している、受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、前記受信したワイヤレス信号によって通信された広告情報に応じて、提示のための広告を選択させるためのコードと
を備える、非一時的コンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。