【文献】
IPstage▲R▼1000/SX/MX/EX300 テクニカルリファレンス サービス機能仕様編 第7.1版(V7.1),株式会社OKIネットワークス,2010年 3月,第7.1版,p.497〜501
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
通常、グループ同士は、互いを直接視認できない位置、たとえば、別々のフロアや、同一階であっても非常に離れた位置に配置される。すなわち、このような配置下で行われるグループ間代理応答の操作は、着信内線側の周囲状況を一切鑑みずに行われることになる。
【0007】
この場合、着信時において、着信内線の周辺に当該グループのメンバが存在するにも関わらず他グループのメンバが先に代理応答してしまう虞がある。
【0008】
すなわち、上述したような一般的なグループ間代理応答の利便性は、十分に高いとは言い難い。また、特許文献1〜4に記載された技術では、上記問題点を解決することはできない。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、グループ間代理応答を効率的に行うことが可能な構内交換システム、構内交換機、構内交換システムの制御方法、および構内交換機の制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の構内交換システムは、複数の内線と、複数の前記内線を複数の応答グループに分けて収容する構内交換機とを備える構内交換システムであって、複数の前記内線は、複数の前記応答グループ毎に設けられ且つそれぞれに表示機能が付いた複数の応答グループボタンを備え、前記構内交換機は、所定の前記内線に着信があった際、前記着信があった前記内線が属する前記応答グループ内のすべての前記内線の受付可否状態に基づいて、前記着信があってから前記応答グループボタンの表示がアクティブとなるまでの時間である着信遅延時間を決定し、前記着信遅延時間が経過した際に、前記着信があった前記内線が属する前記応答グループの前記応答グループボタンの表示をアクティブとする制御手段を備える。
【0011】
本発明の第1の制御方法は、複数の内線と、複数の前記内線を複数の応答グループに分けて収容する構内交換機とを備える構内交換システムの制御方法であって、複数の前記内線は、複数の前記応答グループ毎に設けられ且つそれぞれに表示機能が付いた複数の応答グループボタンを備え、前記構内交換機において、所定の前記内線に着信があった際、前記着信があった前記内線が属する前記応答グループ内のすべての前記内線の受付可否状態に基づいて、前記着信があってから前記応答グループボタンの表示がアクティブとなるまでの時間である着信遅延時間を決定し、前記着信遅延時間が経過した際に、前記着信があった前記内線が属する前記応答グループの前記応答グループボタンの表示をアクティブとすることを特徴とする。
【0012】
本発明の構内交換機は、複数の内線を複数の応答グループに分けて収容する構内交換機であって、複数の前記内線は、複数の前記応答グループ毎に設けられ且つそれぞれに表示機能が付いた複数の応答グループボタンを備え、前記構内交換機は、所定の前記内線に着信があった際、前記着信があった前記内線が属する前記応答グループ内のすべての前記内線の受付可否状態に基づいて、前記着信があってから前記応答グループボタンの表示がアクティブとなるまでの時間である着信遅延時間を決定し、前記着信遅延時間が経過した際に、前記着信があった前記内線が属する前記応答グループの前記応答グループボタンの表示をアクティブとする制御手段を備える。
【0013】
本発明の第2の制御方法は、複数の内線を複数の応答グループに分けて収容する構内交換機の制御方法であって、複数の前記内線は、複数の前記応答グループ毎に設けられ且つそれぞれに表示機能が付いた複数の応答グループボタンを備え、前記構内交換機において、所定の前記内線に着信があった際、前記着信があった前記内線が属する前記応答グループ内のすべての前記内線の受付可否状態に基づいて、前記着信があってから前記応答グループボタンの表示がアクティブとなるまでの時間である着信遅延時間を決定し、前記着信遅延時間が経過した際に、前記着信があった前記内線が属する前記応答グループの前記応答グループボタンの表示をアクティブとする。
【発明の効果】
【0014】
グループ間代理応答が効率的に実行される。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(構成の説明)
図1は、本発明の実施形態に係る構内交換システム10の構成例を示すブロック図である。なお、以下の説明では、内線端末(あるいは、内線電話)のことを「内線」と呼ぶ。
【0017】
構内交換システム10は、複数の内線12と、複数の内線12を収容する構内交換機14と、を備える。構内交換機14は、トランク16を介して、他の内線18に接続される。
【0018】
構内交換機14は、複数の内線12を、複数の応答グループに適宜グループ分けして登録する。
図1では、説明をより明瞭なものとするために、2つの応答グループ(応答グループ1、応答グループ2)が形成され、それぞれに3台の内線12が登録されている場合が例示される。この場合、応答グループ1の各内線12の内線番号が200番台(200、201、202)に設定され、応答グループ2の各内線12の内線番号が300番台(300、301、302)に設定されるものとする。また、
図1において他の内線18の内線番号を400とする。
図1において、符号12および18の右横の丸括弧内は、上記各内線番号を示す。
【0019】
もちろん、
図1に示す例はあくまで一例であって、応答グループ数、各応答グループに登録可能な内線の台数、および各内線の内線番号は、任意に設定可能である。
【0020】
各内線12は、表示操作部30を備える。
図2は、表示操作部30の構成図である。表示操作部30は、表示部32と、ボタン部34とを備える。表示部32は、所定の情報(たとえば、文字情報)を表示する。ボタン部34は、応答グループ毎(本実施形態の場合、応答グループ1および応答グループ2)のボタンである応答グループボタン40と、代理ボタン42と、自己の状態を示す内線番号ボタン44と、を備える。ボタン部34の上記各ボタンは、表示機能(たとえば、点灯または点滅するランプ)を有している。
【0021】
なお、表示操作部30の構成は、
図2の構成に限定されず任意の構成とすることができる。たとえば、応答グループの数が
図1(すなわち、“2”)と異なる数である場合、表示操作部30における応答グループボタン40の数もそれに合わせて増減する。
【0022】
また、内線番号400となる他の内線18は、必ずしも表示操作部30を備える必要はないが、本実施形態では、説明をより明瞭なものとするために、内線12と同様に、表示操作部30を備えているものとする。
【0023】
内線12のそれぞれは、「受付可否状態」を設定する。例えば、内線12は、自己の状態が応答可能な状態にある場合には受付可否状態に「可」を設定し、応答困難な状態にある場合には受付可否状態に「否」を設定する。受付可否状態は、内線12の意志あるいは構内交換機14の要請により、構内交換機14へ送信される。なお、受付可否状態の判断は、話中か否かの情報、着信拒否情報、あるいは、内線12に内蔵される人感センサの検出結果等に基づいて行われる。
【0024】
図3は、構内交換機14の構成例を示すブロック図である。構内交換機14は、制御部50と、記憶部52と、を備える。
【0025】
制御部50は、各内線12それぞれの受付可否状態を収集し、収集結果を、記憶部52の内線基本情報記憶部60に記憶する。制御部50は、所定の内線に着信があった際、その所定の内線が属する応答グループ内のすべての内線の受付可否状態に基づいて、着信から応答グループボタンへの着信表示までの時間である着信遅延時間を決定する。制御部50は、着信後に着信遅延時間が経過した時点で、所定の内線が属するグループの応答グループボタンに対して着信の表示を行う。
【0027】
記憶部52は、内線基本情報記憶部60と、ボタン情報記憶部62と、着信遅延時間決定テーブル64と、代理応答状態記憶部66と、を含む。
【0028】
図5は、内線基本情報記憶部60の記憶内容を示す図である。内線基本情報記憶部60は、内線12毎に、内線番号、応答グループ番号、受付可否状態、および着信遅延タイマを格納する。
【0029】
図6は、ボタン情報記憶部62の記憶内容を示す図である。ボタン情報記憶部62は、内線12毎のボタンデータ(すなわち、
図2におけるボタン部34についての情報)を格納する。
【0030】
図7は、着信遅延時間決定テーブル64のフォーマット例を示す図である。着信遅延時間決定テーブル64は、着信した内線12の受付可否状態である「着信内線受付可否状態」が一方の軸のパラメータに設定され、その内線12が属するグループの他のメンバ(内線)のそれぞれの受付可否状態に基づいて一義的に決定される「グループ内線受付可否状態」が他方の軸のパラメータに設定されたマトリックステーブルで構成される。
【0031】
図8は、代理応答状態記憶部66の記憶内容を示す図である。代理応答状態記憶部66において、応答グループ毎に、所定の作業領域が確保される。各領域内において、代理応答制御が発生する度にブロックが生成される。ブロックは、代理応答制御が終了した際に解放される(すなわち、空ブロックとなる)。各ブロックには、代理応答に関する各種情報(代理応答状態、着信内線、経過時間、発信者情報、代理応答内線)が格納される。
【0032】
制御部50は、内線基本情報記憶部60における受付可否状態が常に最新の状態となるように、定期的に、あるいは変化があった際に、各内線12から最新の受付可否状態を取得する。
【0033】
制御部50は、所定の内線12に着信があった場合、内線基本情報記憶部60から、着信した内線12が属するグループの全内線の受付可否状態を読み出す。制御部50は、読み出したデータから「グループ内線受付可否状態」を決定する。たとえば、受付可能な内線が一台以上ある場合にはグループ内線受付可否状態を「可」とし、受付可能な内線が一台もない場合には「否」としてもよい。もちろん、グループ内線受付可否状態の決定ルールは上記に限定されない。例えば、上記決定ルールは、受付可能な内線が「2台以上」の場合にグループ内線受付可否状態を「可」とするルールであってもよい。
【0034】
そして、着信遅延時間決定テーブル64は、一般的には、グループ内に受付可能な人がいる場合には短めの着信遅延時間が選択され、グループ内に受付可能な人がいない場合には長めの着信遅延時間が選択されるように設定される。
(動作の説明)
以下、主に
図9〜
図11を用いて、また、必要に応じて他の図面を参照しながら、構内交換システム10の動作について説明する。
【0035】
また、以下の説明では、発信内線を内線番号が400番の内線(以下、「内線400」と呼ぶ)とし、着信内線を内線番号が200番の内線(以下、「内線200」と呼ぶ)とし、代理応答内線を内線番号が300番の内線(以下、「内線300」と呼ぶ)として説明する。また、上述したように、内線200は、応答グループ1に属し、応答グループ1には、内線200の他に内線201と内線202がある。また、内線300は、応答グループ2に属するものとする。
【0036】
内線400から内線200への着信があった際、制御部50は、内線基本情報記憶部60から内線200が属する応答グループの番号を読み出す。この場合、応答グループの番号は、“1”である。制御部50は、内線基本情報記憶部60から内線200の受付可否状態を読み出す。この場合、受付可否状態は、“否”である。
【0037】
さらに、制御部50は、応答グループ1の内線200以外の内線の受付可否状態を読み出す。この場合、
図5に示されるように、内線201の受付可否状態は“否”であり、内線202の受付可否状態は“可”である。そして、制御部50は、所定の決定ルールに従って、グループ内線受付可否状態を決定する。たとえば、決定ルールが、受付可能な内線が一台以上ある場合にグループ内線受付可否状態を「可」とするルールであったと想定する。この場合、受付可能な内線が一台(すなわち、内線202)あるので、グループ内線受付可否状態は「可」とされる。
【0038】
制御部50は、着信内線受付可否状態(=否)とグループ内線受付可否状態(=可)によって着信遅延時間決定テーブル64をサーチすることにより、最終的に、着信遅延時間(10秒)を決定する。制御部50は、決定した着信遅延時間を、内線基本情報記憶部60における内線200の着信遅延タイマに設定し、カウントダウンを開始する。
【0039】
その後、着信遅延タイマの値が“0”になった場合(すなわち、10秒経過した場合)、制御部50は、代理応答状態記憶部66の応答グループ1領域内において空ブロックをハントする。制御部50は、ハントした空ブロックの代理応答状態を「グループ着信中」とする(
図11−a参照)とともに、該空ブロックの着信内線に内線200を設定し、経過時間に初期値0秒を設定し、発信者情報に内線400を設定する。
【0040】
さらに、内線200の着信遅延タイマの値が“0”になった場合、制御部50は、ボタン情報記憶部62をサーチして、応答グループ1のボタンを持つ全ての内線(本実施形態の場合、内線200、201、202、300、301、302)を特定する。制御部50は、特定した全ての内線に対して、応答グループボタン40内の応答グループ1のボタンのランプ制御を行う。たとえば、内線200に対して着信があってから10秒後に、内線200、201、202、300、301、302の各応答グループ1のボタンが点滅を開始する。
【0041】
この時の各内線の表示操作部30の表示例が
図9に示される。
【0042】
発信内線である内線400における表示例が
図9−a1に示される。内線400において、自己の内線番号ボタン44が“呼び出し中”を示す表示(たとえば、緑/点灯)となるとともに、呼び出し音(リングバックトーン)が鳴動する。さらに、内線400の表示部32には、着信先である内線200を示す“200”が表示される。
【0043】
着信内線である内線200における表示例が
図9−a2に示される。内線200において、自己の内線番号ボタン44および応答グループ1のボタンが“着信中”を示す表示(たとえば、赤/点滅)となるとともに、着信音が鳴動している。さらに、内線200の表示部32には、内線400からの着信中であることを示す“着信中 400”が表示される。
【0044】
代理応答を行う内線である内線300における表示例が
図9−a3に示される。内線300において、内線200と同様に、応答グループ1のボタンが“着信中”を示す表示(たとえば、赤/点滅)となる。
【0045】
この後、代理応答状態記憶部66における「グループ着信中」のブロックの経過時間は、「グループ着信中」の期間中、制御部50によって、1秒毎にインクリメントされる。
【0046】
応答グループ2に属する内線300において、点滅中の応答グループ1のボタンが押下されると、制御部50は、代理応答状態記憶部66から、代理応答状態が「グループ着信中」であるブロックの中から経過時間が最も長いブロックを見つけ出す。制御部50は、当該ブロックの代理応答内線に“内線300”を書き込み、代理応答状態を「応答予約中」に書き換える(
図11−b参照)。制御部50は、上記ブロックから、着信内線および発信者情報を取り出して、それらの情報を「応答予約中」の内線300の表示部32に表示する(
図9−b3参照)。これにより、内線300の操作者は、代理応答する前に、誰から誰への呼なのかを把握することができる。代理応答しない場合、グループボタンが再度押下される。その場合、制御部50は、上記ブロックの状態を「応答予約中」から「グループ着信中」に戻す(
図11−aおよびb参照)。
【0047】
なお、制御部50は、着信途中放棄や代理応答操作などによって内線の状態が変化するごとに代理応答状態記憶部66をチェック更新し、「グループ着信中」のブロックが無くなった時には、内線におけるグループボタンの着信表示を停止する。
【0048】
次に、内線300において、操作者によってオフフック操作が実行されると、制御部50は、上記メモリブロックの代理応答状態を「代理応答中」に書き換える(
図11−c参照)とともに、経過時間に“0”秒をセットする。内線300が代理応答した後の、内線400における表示例が
図9−c1に示され、内線200における表示例が
図9−c2に示され、内線300における表示例が
図9−c3に示される。
【0049】
制御部50は、発信内線(内線400)および代理応答内線(内線300)を通話中にさせる。さらに、制御部50は、代理応答された内線(内線200)の代理ボタン42を“点滅”させ、表示部32に代理応答された旨の情報を表示する。これによって、内線200の操作者は、自分あての着信が別の人に代理応答されたことを知ることができる。代理応答状態記憶部66の経過時間は、「代理応答中」の期間中、制御部50によって、1秒毎にインクリメントされる。
【0050】
内線200において、呼を自分に戻してほしい操作者によって、点滅中の代理ボタン42が押下されると、制御部50は、代理応答状態記憶部66から、内線200をキーにブロックをサーチし、サーチされたブロックの中から経過時間が最短のブロックを見つけ出す。制御部50は、経過時間が最短のブロックの代理応答状態を「戻し予約中」に変更する(
図11−e参照)。制御部50は、上記ブロックから、代理応答内線(内線300)を取り出し、内線300の代理ボタン42を“点滅”させる。「戻し予約中」の内線400における表示例が
図10−e1に示され、内線200における表示例が
図10−e2に示され、内線300における表示例が
図10−e3に示される。
【0051】
内線300の操作者は、代理ボタン42の点滅により、着信内線である内線200の操作者が代理応答された呼を戻してほしい事を知る。内線300の操作者は、通話の相手(内線400の操作者)に対して、着信の相手(内線200の操作者)が電話に出られる事を伝え、内線300の点滅中の代理ボタン42を押下する。内線300の代理ボタン42の押下が検出されると、制御部50は、内線400を保留にし、内線200と内線300とを通話中状態とし、さらに、代理応答状態記憶部66の対象ブロックを初期化して解放する(
図11−f参照)。この場合の内線400における表示例が
図10−f1に示され、内線200における表示例が
図10−f2に示され、内線300における表示例が
図10−f3に示される。
【0052】
この後、内線300がオンフックされると、制御部50は、通常の呼処理機能によって内線400と内線200を2者通話の状態にする(
図11−g参照)。この場合の内線400における表示例が
図10−g1に示され、内線200における表示例が
図10−g2に示され、内線300における表示例が
図10−g3に示される。
(効果の説明)
以上説明した実施形態において、着信した内線が属する応答グループに係るグループボタンの着信表示は、上記応答グループの状況(在席状況や通話状態)に応じた時間だけ遅れて実行される。従って、グループ同士が互いを直接視認できない位置に配置された場合であっても、着信内線の周辺に当該グループのメンバが存在するにも関わらず他グループのメンバが先に代理応答してしまう不都合の発生を抑制することができる。すなわち、本実施形態によれば、グループ間代理応答を効率的に行うことができる。
【0053】
ところで、グループ同士が互いを直接視認できない位置に配置された場合、代理応答後において、着信内線の周辺に当該グループのメンバが存在しているにも関わらず代理応答した呼を着信内線に戻す事ができない問題が発生する虞がある。
【0054】
これに対して、本実施形態は、代理応答された内線(操作者)がその呼を代理応答した内線(操作者)から戻してもらう手段を有している。
【0055】
具体的には、着信が別の応答グループの内線によって代理応答された際、着信があった内線の代理ボタンの表示がアクティブ(たとえば、点滅)となる。着信があった内線の代理ボタンが押下されると、代理応答した内線の代理ボタンの表示がアクティブ(たとえば、点滅)となる。代理応答した内線の代理ボタンが押下されると、着信があった内線と代理応答した内線とを通話状態とされる。その通話状態が終了すると、発信元と、前記着信があった内線と、が通話状態となる。
【0056】
これにより、代理応答した内線の操作者が代理応答の通話終了後に、代理応答した旨を着信した内線の操作者の元に出向いて伝言する等の面倒な作業が不要となる。すなわち、グループ間代理応答をより一層効率的に行うことができる。
【0057】
なお、以上説明した実施形態において、構内交換機14を構成する記憶部52は必須の構成要素ではない。例えば、記憶部52の内容は、制御部50自体に記憶されてもよいし、あるいは外部の記憶装置に記憶されてもよい。