(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1のユーザ識別が前記第2のユーザ識別と関連付けられるユーザのものである場合に、提示するために前記インスタントメッセージング情報を前記受信者に送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記動作情報は、動作時間と、有効期間とを含み、前記方法はさらに、前記動作情報が前記動作時間から前記有効期間を伝える時に、前記動作情報を無効にすること、または削除することを含む、請求項1に記載の方法。
前記インスタントメッセージング情報は、テキストおよび写真を含有する情報、文書を同封する情報、または前記受信者との通信を行うための要求を含む、請求項1に記載の方法。
インスタントメッセージング情報であって、送信者の第1のユーザ識別と、受信者の第2のユーザ識別とを含む、インスタントメッセージング情報を受信する、受信モジュールと、
第1および第2の判定モジュールであって、前記第1のユーザ識別が前記第2のユーザ識別の高優先度ユーザの識別であるかどうかを判定し、前記第1のユーザ識別が前記第2のユーザ識別の前記高優先度ユーザの前記識別ではないという結果に応じて、前記第2の判定モジュールをトリガする、第1の判定モジュール、および前記第2のユーザ識別を前記第1のユーザ識別に関係付ける動作情報が記憶されているかどうかを判定する第2の判定モジュールと、
少なくとも部分的に前記第2の判定モジュールの結果に基づいて、前記インスタントメッセージング情報をフィルタにかけるかどうかを判定する、実行モジュールと、
を備え、
前記動作情報は、前記第1のユーザ識別に対応するウェブページを訪問する前記第2のユーザ識別の訪問記録情報と、前記第2のユーザ識別と前記第1のユーザ識別との間の取引記録情報と、のうちの少なくとも1つを含み、
前記実行モジュールは、前記第2の判定モジュールにより前記動作情報が記憶されていないと判定することに応じて、前記インスタントメッセージング情報をフィルタにかける命令とともに、前記インスタントメッセージング情報を、前記第2のユーザ識別と関連付けられる受信者クライアントに送信する、
インスタントメッセージング情報を伝送するためのサーバ。
前記動作情報は、動作時間と、有効期間とを含み、前記サーバはさらに、前記動作情報が前記動作時間から前記有効期間を伝える時に、前記動作情報を無効にする、または削除する、更新モジュールを備える、請求項9に記載のサーバ。
前記実行モジュールは、前記動作情報が前記サーバに記憶されているという前記第2の判定モジュールからの結果に応じて、前記インスタントメッセージング情報および提示命令を、前記第2のユーザ識別と関連付けられる前記受信者クライアントに送信する、請求項9に記載のサーバ。
前記実行モジュールは、前記動作情報が無効であるという前記第2の判定モジュールからの結果に応じて、前記インスタントメッセージング情報およびフィルタリング命令を、前記第2のユーザ識別と関連付けられる前記受信者クライアントに送信する、請求項12に記載のサーバ。
前記実行モジュールは、前記動作情報が有効であるという前記第2の判定モジュールからの結果に応じて、前記インスタントメッセージング情報および表示命令を、前記第2のユーザ識別と関連付けられる前記受信者クライアントに送信する、請求項12に記載のサーバ。
送信者クライアントによって送信され、受信者の第2のユーザ識別に関係付けられる受信者クライアントを対象とする、送信者の第1のユーザ識別に関するインスタントメッセージング情報を受信し、(1)前記第1のユーザ識別が前記第2のユーザ識別の高優先度ユーザの識別であるかどうか、および(2)前記第2のユーザ識別を前記第1のユーザ識別に関係付ける動作情報が記憶されているかどうかに基づいて、前記インスタントメッセージング情報がフィルタにかけられるべきかどうかを判定する、サーバを備え、
前記動作情報は、前記第1のユーザ識別に対応するウェブページを訪問する前記第2のユーザ識別の訪問記録情報と、前記第2のユーザ識別と前記第1のユーザ識別との間の取引記録情報と、のうちの少なくとも1つを含み、
前記サーバは、(1)前記第1のユーザ識別が前記第2のユーザ識別の高優先度ユーザの識別ではない、および(2)前記第2のユーザ識別を前記第1のユーザ識別に関係付ける前記動作情報が記憶されていないと判定することに応じて、前記インスタントメッセージング情報をフィルタにかける命令とともに、前記インスタントメッセージング情報を前記受信者クライアントに送信する
インスタントメッセージング情報を伝送するシステム。
前記サーバは、(1)前記第1のユーザ識別が前記第2のユーザ識別の高優先度ユーザの識別である、または(2)前記第2のユーザ識別を前記第1のユーザ識別に関係付ける前記動作情報が記憶されていることを肯定的に判定すると、前記インスタントメッセージング情報を表示するように、提示命令を前記受信者クライアントに送信する、請求項15に記載のシステム。
【発明を実施するための形態】
【0013】
インスタントメッセージング情報の中のジャンク情報をフィルタにかけ、誤ってインスタントメッセージング情報の中の有効情報をフィルタにかけることを防止するために、本開示は、受信者によって定義される送信者の優先度だけではないものに従って、インスタントメッセージング情報がジャンク情報であるかどうかを判定する。代わりに、本開示は、受信者の第2のユーザ識別を送信者の第1のユーザ識別に関係付ける動作情報が記憶されているかどうかを判定し、情報がジャンク情報であるかどうかを判定するために結果を使用する。第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報が記憶されている場合、それは、ある程度まで受信者から送信者への認証と見なされる。したがって、送信者によって送信されるインスタントメッセージング情報は、ジャンク情報として直接判定されない。受信者は、インスタントメッセージング情報を受信し、有効情報がジャンク情報として誤判定されることを防止するようにそれを表示する。第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報が記憶されていない場合、送信者によって送信されるインスタントメッセージング情報をジャンク情報として見なすことができ、受信者はインスタントメッセージング情報をフィルタにかけることができる。
【0014】
本開示では、受信者クライアントは、インスタントメッセージング情報の受信者がログオンされるクライアントであり、送信者クライアントは、インスタントメッセージング情報の送信者がログオンされるクライアントである。インスタントメッセージングのユーザがクライアントにログオンした後、クライアントがインスタントメッセージング情報を受信する時に、そのようなクライアントは受信者クライアントであり、クライアントがインスタントメッセージング情報を送信する時に、そのようなクライアントは送信者クライアントである。
【0015】
第1のユーザ識別は、送信者を表す。言い換えれば、送信者は、異なるクライアント端末からインスタントメッセージングクライアントにログオンすることができる。どのクライアント端末から送信者がログオンしようとも、第1のユーザ識別に従って送信者を判定することができる。
【0016】
第2のユーザ識別は、受信者を表す。言い換えれば、受信者は、異なるクライアント端末からインスタントメッセージングクライアントにログオンすることができる。どのクライアント端末から受信者がログオンしようとも、第2のユーザ識別に従って受信者を判定することができる。
【0017】
動作情報は、第2のユーザ識別から第1のユーザ識別への間接動作を表す情報を含む。動作情報は、以下の情報を含むが、それに限定されない。
1.第1のユーザ識別に対応する、ウェブページ等の文書を訪問する第2のユーザ識別の訪問記録情報。言い換えれば、受信者がクライアント端末にログオンした後、受信者は、送信者クライアントに対応するウェブページを訪問すること等の動作を行う。
2.第2のユーザ識別と第1のユーザ識別との間の取引記録情報。言い換えれば、送信者および受信者がオンライン取引を行う。
【0018】
動作情報は、多くの方法で提示されてもよい。例えば、動作情報は、フラグビットによって表されてもよい。フラグビットがゼロではない時、それは対応する動作情報が存在することを示す。フラグビットがゼロである、または存在しない時、それは対応する動作情報が存在しないことを示す。
【0019】
動作情報はまた、動作時間と、有効期間とを含んでもよい。動作時間は、受信者クライアントが送信者クライアントへの動作を行い始める時間を指す。有効期間は、動作情報の時間の有効期間を指す。有効期間は、動作時間から始まってもよい。有効期間後に、動作情報は無効である、または削除される。
【0020】
動作情報は、送信者クライアントがインスタントメッセージング情報を受信者クライアントに送信する記録等の、送信者クライアントと受信者クライアントとの間の直接インスタントメッセージング情報伝送を含まない。
【0021】
動作情報は、サーバに記憶されてもよい。ユーザがクライアント端末にログオンする時に、動作(ウェブページに訪問すること、および取引をすること)がリアルタイムでサーバによって記録および更新される。
【0022】
一実施形態では、ユーザがクライアント端末にログオンする時に、ユーザが以前にクライアント端末または別のクライアント端末にログオンした時に生成された以前の動作情報が、ユーザの一意的な識別に基づいてサーバからダウンロードされてもよい。代替として、ユーザがクライアント端末にログオンした後に生成される動作情報は、ローカルメモリに記憶されてもよい。
【0023】
インスタントメッセージング情報は、テキストおよび写真を含有する情報、文書を同封する情報、または例えば、音声または映像の形態で受信者との通信を行うための要求であってもよい。
【0024】
サーバは、サービスをインスタントメッセージング事業に提供する機器である。サーバは、クライアント端末の間でインスタントメッセージング情報を受信および転送し、動作情報を記録および更新することが可能である。
【0025】
以下は、第1の例示的実施形態を例証する。
【0026】
図1Aは、本開示の第1の例示的実施形態による、インスタントメッセージング情報を伝送するための過程例100を図示する。過程100は、以下の動作を含む。
【0027】
101では、サーバがインスタントメッセージング情報を受信する。より具体的には、1つの実装では、送信者が、インスタントメッセージングのクライアント端末にログオンして、インスタントメッセージング情報を受信者によってログオンされる受信者クライアントに送信する。インスタントメッセージング情報は、それが受信者クライアントに到達する前にサーバに伝送されてもよい。インスタントメッセージング情報は、送信者の第1のユーザ識別と、受信者の第2のユーザ識別とを含む。第1のユーザ識別は、送信者のユーザ名等の送信者を表してもよい情報である。第2のユーザ識別は、受信者のユーザ名等の受信者を表してもよい情報である。送信者クライアントは、送信者の第1のユーザ識別に対応するクライアント端末である。受信者クライアントは、受信者の第2のユーザ識別に対応するクライアント端末である。
【0028】
102では、サーバは、第1のユーザ識別が第2のユーザ識別と関連付けられる高優先度ユーザの識別であるかどうかを判定する。この判定の結果が肯定的である(すなわち、102からの「はい」分岐)場合、サーバは、104Aで表示するように、インスタントメッセージング情報を受信者クライアントに送信する。そうでなければ(すなわち、102からの「いいえ」分岐)、以下でより詳細に説明されるように、動作103が行われる。
【0029】
102での判定は、送信者クライアントが受信者クライアントにとって正当なユーザであるかどうかを確認するようにサーバによって行われる、第1の判定である。例えば、受信者は、クライアントにログオンし、送信者を(友達等の)高優先度ユーザとして定義する。サーバおよび受信者クライアントの両方が、友達を定義するというこの事象を記録する。言い換えれば、第1のユーザ識別に対応する送信者が、第2のユーザ識別に対応する受信者の正当なユーザであることを示すように、第1のユーザ識別が第2のユーザ識別の(連絡先リスト等の)高優先度ユーザグループに記録される。
【0030】
インスタントメッセージング情報を受信した後、サーバは、第1のユーザ識別が第2のユーザ識別の高優先度ユーザグループの中に存在するかどうかを検索する。検索結果が肯定的である場合、サーバは、送信者が受信者によって定義される正当なユーザであり、送信者によって送信されるインスタントメッセージング情報が正当な情報であることを判定する。そうでなければ、それは、送信者が(見知らぬ人等の)高優先度ユーザではないと見なされ、その正当性が不確かであり、送信者によって送信されるインスタントメッセージング情報の正当性も不確かであると判定する。
【0031】
送信者が正当なユーザとして定義されているかどうかをチェックすることによって、送信者が正当なユーザであるかどうか判定することに加えて、第1の判定を行うように、いくつかの他の動作が組み合わせられてもよい。例えば、サーバは、送信者が受信者の正当なユーザであるかどうかを判定するように、受信者クライアントが送信者クライアントへの任意の直接動作を行うかどうかをチェックしてもよい。
【0032】
例えば、受信者クライアントは、クライアント2であると仮定され、送信者クライアントは、クライアント1であると仮定される。クライアント1とクライアント2との間には定義された友達関係がない。クライアント2が(インスタントメッセージング情報を送信すること等の)クライアント1との通信を開始する時に、サーバは、この事象を記憶する。その後、クライアント1がクライアント2への動作を101で行う時に、サーバは、第1のユーザ識別が、クライアント2が以前にクライアント1との通信を開始した際の第2のユーザ識別の高優先度ユーザの識別であることを判定する。言い換えれば、送信者は、受信者にとって正当なユーザである。
【0033】
103では、サーバは、第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報が記憶されているかどうかを判定する。この判定は、サーバによって行われる第2の判定である。第2の判定は、送信者が受信者によって定義される正当なユーザとして判定されない時に、送信者の正当性を確認するために使用される。
【0034】
一実施形態では、ユーザが、別のユーザによってログオンされる別のクライアント端末へのいくつかの間接動作を行うように、クライアント端末にログオンする時に、対応する動作情報をサーバに記録することができる。例えば、ユーザ1は、クライアント1としてログオンするためにユーザ識別1を使用し、ユーザ識別2を使用してユーザ2によってログオンされるクライアント2への間接動作を行う。サーバは、以下のように動作情報を記録する。
【0035】
実施例1:クライアント2が、時間T1でクライアント1によって提供されるウェブページにアクセスまたは訪問する時に、サーバが対応する動作情報を記録する。動作情報は、ユーザ識別2がユーザ識別1に対応するページにアクセスまたは訪問するという記録を含んでもよい。動作情報はまた、クライアント2がクライアント1への動作を行う動作時間T1を含んでもよい。
【0036】
実施例2:クライアント1およびクライアント2が時間T2でオンライン取引を行う時に、サーバが対応する動作情報を記録する。動作情報は、ユーザ識別2がユーザ識別1との取引を行うという記録を含んでもよい。動作情報はまた、クライアント2がクライアント1との取引を行う動作時間T2を含んでもよい。
【0037】
サーバは、テーブルに動作情報を記憶してもよい。テーブルの各項目は、1つの動作情報を表す。1つのユーザ識別によって他のユーザ識別に行われる動作によって生成される動作情報は、一緒に配置されてもよい。
【0038】
サーバは、テーブルが第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報を記憶するかどうかを判定するように、受信したインスタントメッセージング情報に含有される第1のユーザ識別および第2のユーザ識別に従って、動作情報テーブルを検索してもよい。言い換えれば、第2のユーザ識別によって第1のユーザ識別に行われる動作情報記録があるかどうかが判定される。判定の結果が肯定的である場合、それは、受信者が送信者への動作を行うことを示し、そうでなければ、受信者が送信者への動作を行わないことを示す。
【0039】
ユーザは、異なるクライアント端末からクライアントにログオンしてもよい。どこでユーザがクライアント端末にログオンしようと、ユーザが、対応するページまたは取引にアクセスすること等の別のユーザへの関連動作を有する限り、ユーザ識別を別のユーザ識別に関係付ける動作情報が記録される。
【0040】
次いで、サーバは、インスタントメッセージング情報を受信者クライアントに送信し、103での判定の結果に基づいて、インスタントメッセージング情報をフィルタにかけるかどうかを判定する。104Aでは、サーバが、インスタントメッセージング情報を受信者クライアントに送信し、インスタントメッセージング情報を表示するように受信者クライアントに命令する。104Bでは、サーバが、インスタントメッセージング情報を受信者クライアントに送信し、インスタントメッセージング情報をフィルタにかけるように受信者クライアントに命令する。
【0041】
103では判定の2つの考えられる結果がある。一方は、サーバが第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報を記憶することであり、他方は、サーバが動作情報を記憶しないことである。判定の結果に基づいて、サーバがインスタントメッセージング情報を受信者クライアントに送信する命令は変化する。判定の結果が、サーバが第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報を記憶することである時に、サーバは、インスタントメッセージング情報を表示するように受信者クライアントに命令し、そうでなければ、サーバは、インスタントメッセージング情報をフィルタにかけるように受信者クライアントに命令する。
【0042】
この実施形態では、有効情報が誤ってフィルタにかけられることを防止するために、第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報が記憶されていないことをサーバが判定する時に、送信者によって送信される情報がジャンク情報であってもよいと考慮するが、インスタントメッセージング情報を直接フィルタにかけない。代わりに、それは、インスタントメッセージング情報を受信者クライアントに送信し、また、103での判定結果も受信者クライアントに送信し、判定結果に基づいて、インスタントメッセージング情報を表示する、またはフィルタにかけるように受信者クライアントに命令する。
【0043】
第1の例示的実施形態の下での動作101〜104を通した技法は、ジャンク情報を判定する唯一の基準として、受信者クライアントによって定義される送信者クライアントの優先度を使用しない。代わりに、技法はまた、対応するユーザ間の動作情報も判定基準として使用する。送信者のユーザ識別を受信者のユーザ識別に関係付ける動作情報が存在しない時に、送信者によって送信されるインスタントメッセージング情報は、ジャンク情報と見なされてもよい。サーバは、インスタントメッセージング情報を受信者クライアントに送信し、情報をフィルタにかけるように受信者クライアントに命令してもよい。
【0044】
送信者のユーザ識別を受信者のユーザ識別に関係付ける動作情報がある時に、受信者クライアントが送信者クライアントによって送信されるインスタントメッセージング情報を認識すると見なされてもよい。サーバは、インスタントメッセージング情報を受信者に送信し、情報を表示するように受信者クライアントに命令してもよい。これは、受信者クライアントが送信者クライアントを高優先度ユーザとして定義しない時に、有効情報が誤ってフィルタにかけられるという問題を回避する。
【0045】
101〜104での動作が1つの実装を提供する一方で、付加的または異なる動作を伴う代替的実装があってもよい。第1の例示的実施形態へのいくつかの代替的実装例が、以下でさらに詳細に説明される。
【0046】
103では、サーバは、送信者のユーザ識別を受信者の識別に関係付ける動作情報を判定基準として使用してもよい。加えて、それらの有効期間に基づいて動作情報を更新する動作もあってもよい。例えば、異なる有効期間が、異なる動作情報に対して設定されてもよい。対応する有効期間の満了後に、動作情報が失効する。例えば、動作情報は、削除されてもよく、または無効として設定されてもよい。
【0047】
送信者クライアントがインスタントメッセージング情報を受信者クライアントに送信する時に、送信者を受信者に関係付ける記憶された動作情報が有効であるかどうかが判定される。送信者を受信者に関係付ける動作情報が有効期間内にある場合、送信者クライアントがインスタントメッセージング情報を受信者クライアントに送信することが許可される。有効期間が満了する場合、送信者クライアントによって受信者クライアントに送信されるインスタントメッセージング情報がフィルタにかけられる。
【0048】
したがって、103での動作と104での動作との間に、他の動作があり得る。
【0049】
例えば、103’では、第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報が記憶された後、サーバは、動作情報が失効するかどうかを判定する。判定結果が肯定的である場合、サーバは、インスタントメッセージング情報を、第2のユーザ識別に対応するクライアントに送信し、インスタントメッセージング情報をフィルタにかけるようにクライアントに命令する。そうでなければ、サーバは、インスタントメッセージング情報を、第2のユーザ識別に対応するクライアントに送信し、インスタントメッセージング情報を表示するようにクライアントに命令する。
【0050】
例えば、技法は、オンライン取引を支援するためにインスタントメッセージング情報を使用するというシナリオに適用されてもよい。受信者は購入者であり、送信者は販売者である。クライアントが、販売者によって提供されるウェブページを訪問する購入者(購入者クライアント)によってログオンされる時に、サーバおよび/または購入者クライアントは、購入者のユーザ識別を販売者のユーザ識別に関係付ける動作情報を記憶してもよい。動作情報がその有効期間内にある場合、サーバは、販売者(販売者クライアント)によってログオンされたクライアントによって購入者クライアントに送信されるインスタントメッセージング情報を受信した後、販売者クライアントによって送信されるインスタントメッセージング情報をジャンク情報として認識しない。サーバは、インスタントメッセージング情報を購入者クライアントに送信し、インスタントメッセージング情報を購入者に表示するように購入者クライアントに命令する。
【0051】
購入者クライアントが販売者によって提供されるウェブページを以前に訪問しなかった場合、またはたとえ購入者クライアントがウェブページを以前に訪問したとしても、購入者クライアントは、有効期間後にインスタントメッセージング情報を販売者クライアントに送信し、販売者クライアントによって送信されるインスタントメッセージング情報は、ジャンク情報と見なされる。サーバは、インスタントメッセージング情報を購入者クライアントに送信し、インスタントメッセージング情報をフィルタにかけるように購入者クライアントに命令する。
【0052】
図1Bは、
図1Bの過程が105〜107での付加的な動作で強化される、別の代替的実装を示す。
図1Bに示されるように、受信者クライアントが、インスタントメッセージング情報およびサーバによって送信される結果に基づいて判定される命令を受信した後に、インスタントメッセージング情報が、サーバの命令に従って、104Aで表示されてもよく、または104Bでフィルタにかけられてもよい。例えば、インスタントメッセージング情報を表示する、またはフィルタにかける前に、受信者クライアントはさらに、インスタントメッセージング情報がジャンク情報であるかどうかを判定してもよい。したがって、104の後にさらなる動作があってもよい。
【0053】
105では、1つの付加的な動作は、受信者クライアントがインスタントメッセージング情報を表示することであってもよい。サーバが102で受信者を高優先度ユーザとして識別すること、またはサーバが103および/または103’で送信者と受信者との間の動作情報が記憶されており、有効であることを判定することの結果として、この動作に達してもよい。したがって、受信者クライアントは、インスタントメッセージング情報を表示するように命令をサーバから受信した後、インスタントメッセージング情報がジャンク情報であることを信頼し、それを正常に表示する。
【0054】
追加され得る別の動作例は、サーバが動作情報を記憶しない、または動作情報が失効する場合に、動作情報が存在するかどうかを受信者クライアントにおいてチェックすることである。したがって、106では、受信者クライアントは、第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作がローカルに記憶されているかどうかを判定する。判定結果が肯定的である(すなわち、106での「はい」分岐)場合、インスタントメッセージング情報が105で表示される。そうでなければ、107では、インスタントメッセージング情報がフィルタにかけられる。したがって、クライアントは、誤ってフィルタにかけることを防止するように、インスタントメッセージング情報のさらなる判定を行ってもよい。
【0055】
いくつかの場合において、受信者クライアントは、サーバの命令に従ってインスタントメッセージング情報を取り扱わない。例えば、サーバは、インスタントメッセージング情報がジャンク情報であることを判定し、情報をフィルタにかけるように受信者クライアントに命令するが、受信者クライアントは、情報を信頼してインスタントメッセージング情報を表示する。サーバは、受信者クライアントによって行われるインスタントメッセージング情報の表示動作に基づいて、その記憶された動作情報を更新し、動作時間を現在の時間に更新し、動作情報の有効期間を再計算してもよい。
【0056】
103の実施例では、受信者クライアントが有効期間中に送信者クライアントによって送信されるインスタントメッセージング情報へのいずれの動作も行わないという条件に基づいて、サーバが判定を行い、フィルタリング命令を受信者クライアントに送信する場合、2つのシナリオがあってもよい。
【0057】
第1のシナリオでは、有効期間後に、第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報が生成される。したがって、受信者クライアントは、フィルタリング命令を無視し、インスタントメッセージング情報を表示してもよい。
【0058】
第2のシナリオでは、第1のユーザ識別に対応する第2のユーザ識別に関する動作情報が決して生成されていない。したがって、受信者クライアントは、インスタントメッセージング情報をジャンク情報として認識し、それをフィルタにかける。
【0059】
上記の例証は、第1の例示的実施形態に基づいて、インスタントメッセージング情報がジャンク情報であるかどうかをサーバおよび受信者クライアントの両方が判定することを示す。例えば、サーバでの判定条件は、受信者クライアントでの判定条件よりも厳しく設定されてもよい。インスタントメッセージング情報がジャンク情報であることをサーバが判定する時に、受信者クライアントはさらに、誤ってフィルタにかけることを回避することを判定してもよい。
【0060】
第1の例示的実施形態での技法は、複数のインスタントメッセージングシナリオで使用されてもよい。第2の例示的実施形態は、事業への支援としてインスタントメッセージングを使用することによって、オンライン取引のシナリオにおける第1の例示的実施形態での技法を図示する。
【0061】
ここで、オンラインショッピングセッションとの関連で、第2の例示的実施形態を論議する。4つのインスタントメッセージングクライアントA、B、C、およびDがあると仮定されたい。オンラインショッピングセッション中に、1人の購入者がインスタントメッセージングクライアントAにログオンし、3人の販売者、例えば、販売者1、販売者2、販売者3が、それぞれのインスタントメッセージングクライアントB、C、およびDにログオンする。
【0062】
ここで、購入者および3人の販売者の間に3つの異なる関係があると考慮されたい。購入者は、販売者1によって提供されたページにアクセスまたは訪問するために、インスタントメッセージングクライアントAを以前に使用した。購入者は、販売者2によってログオンされるインスタントメッセージングクライアントCを友達として定義するために、インスタントメッセージングクライアントAを使用する。購入者は、インスタントメッセージングクライアントDへの任意の動作を行うためにインスタントメッセージングクライアントAを決して使用しない。
【0063】
購入者ユーザ識別を販売者1ユーザ識別、販売者2ユーザ識別、および販売者3ユーザ識別に関係付ける、異なる動作の動作情報、動作時間、および有効期間は、ローカルにインスタントメッセージングクライアントAおよび/またはサーバに記憶されてもよい。販売者ユーザ識別が、販売者ユーザ識別と関連付けられるサブアカウント識別を有する場合、サブアカウント識別はまた、インスタントメッセージング情報判定を販売者ユーザ識別として処理するために同じ方法を採用するように設定されてもよい。
【0064】
シナリオ例では、インスタントメッセージングクライアントAとインスタントメッセージングクライアントB、C、およびDとの間の通信は、以下のように例証される。
【0065】
図2は、本開示の第2の例示的実施形態による、サーバ206を通した、インスタントメッセージングクライアントA(すなわち、202)とインスタントメッセージングクライアントB(すなわち、204)との間のインスタントメッセージング情報の伝送の流れ200を図示する。この説明図は、購入者が販売者1のページにアクセスまたは訪問した状況を表す。
【0066】
208では、サーバ204が、販売者1によってログオンされるインスタントメッセージングクライアントBによって送信されるインスタントメッセージング情報を受信する。インスタントメッセージは、購入者によってログオンされるインスタントメッセージングクライアントAを対象とする。
【0067】
210では、サーバは、販売者1が購入者によって定義された連絡先ではないことを判定する。
【0068】
212では、サーバが動作情報を検索し、購入者の識別を販売者1の識別に関係付ける動作情報が存在することを判定する。例えば、購入者の識別が、販売者1の識別によって提供されたウェブページを訪問した。言い換えれば、購入者の識別を販売者1の識別に関係付ける動作情報が記憶される。
【0069】
214では、サーバは、動作情報が失効するかどうかを判定する。判定結果が否定的である場合、サーバがインスタントメッセージング情報をおよび表示命令をインスタントメッセージングクライアントAに送信する。判定結果が肯定的である場合、サーバがインスタントメッセージング情報およびフィルタリング命令をインスタントメッセージングクライアントAに送信する。
【0070】
オンライン取引事業では、購入者が販売者からいくつかの製品を購入した後に、購入者が、販売後のサービス等のある問題について論議するように販売者と連絡を取ってもよい。一実施形態では、たとえ購入者によってログオンされるインスタントメッセージングクライアントAが、販売者1によってログオンされるインスタントメッセージングクライアントBを友達として定義しなくても、インスタントメッセージングクライアントBによって送信される情報は、直接的にジャンク情報と見なされない。代わりに、販売者1が、有効期間中にインスタントメッセージングクライアントBを通して情報をインスタントメッセージングクライアントAに送信してもよいように、ある長さを伴う有効期間が提供される。したがって、販売者1によって購入者に送信される有効情報は、ジャンク情報として誤判定されない。
【0071】
216では、インスタントメッセージングクライアントAが表示命令を受信する時に、インスタントメッセージング情報を表示する。インスタントメッセージングクライアントAは、フィルタリング命令を受信する時に、購入者の識別を販売者1の識別に関係付ける記憶された動作情報に基づいて、購入者が販売者1によって提供されたウェブページを以前に訪問したことを判定する。したがって、それはインスタントメッセージング情報をフィルタにかけず、インスタントメッセージング情報を表示する。
【0072】
216で、インスタントメッセージングクライアントAがインスタントメッセージング情報をフィルタにかける場合、インスタントメッセージングクライアントAは、フィルタリング事象の情報をサーバにフィードバックする。サーバは、フィルタ事象の通知に従って、インスタントメッセージングクライアントBを通知してもよい。インスタントメッセージングクライアントBのユーザ識別は、情報を再送する前に、インスタントメッセージングクライアントAに対応するユーザ識別を要求して、それを友達として定義してもよい。
【0073】
代替として、216では、フィルタ命令を受信した後に、インスタントメッセージングクライアントAはまた、フィルタ命令に直接従って、インスタントメッセージング情報をフィルタにかけてもよい。
【0074】
図3は、サーバ206を通した、インスタントメッセージングクライアントA(すなわち、202)とインスタントメッセージングクライアントC(すなわち、302)との間のインスタントメッセージング情報の伝送の流れ300を図示する。この説明図は、購入者が販売者2を友達として定義した状況を表す。
【0075】
304では、サーバが、販売者2によってログオンされるインスタントメッセージングクライアントCに送信されるインスタントメッセージング情報を受信する。インスタントメッセージは、インスタントメッセージングクライアントAを対象とする。
【0076】
306では、サーバは、連絡先情報を検索することによって、販売者2が購入者によって定義された連絡先であることを判定する。
【0077】
308では、サーバが、インスタントメッセージング情報および表示命令をインスタントメッセージングクライアントAに送信する。
【0078】
310では、インスタントメッセージングクライアントAが表示命令を受信する時に、インスタントメッセージング情報を表示する。
【0079】
図4は、サーバ206を介した、インスタントメッセージングクライアントA(すなわち、202)とインスタントメッセージングクライアントD(すなわち、402)との間のインスタントメッセージング情報の伝送の流れ400を図示する。この説明図は、購入者および販売者がいずれの関係も持たない状況を表す。
【0080】
404では、サーバは、販売者3によってログオンされるインスタントメッセージングクライアントDによって送信される、インスタントメッセージング情報を受信する。インスタントメッセージは、インスタントメッセージングクライアントAを対象とする。
【0081】
406では、サーバは、販売者2が購入者によって定義された連絡先ではないことを判定する。
【0082】
408では、サーバが動作情報を検索し、購入者の識別を販売者3の識別に関係付ける動作情報を見つけることができず、ユーザによってログオンされるインスタントメッセージングクライアントAが、販売者3によってログオンされるインスタントメッセージングクライアントDに関係付けられていないことを判定する。
【0083】
410では、サーバが、インスタントメッセージング情報およびフィルタリング命令をインスタントメッセージングクライアントAに送信する。
【0084】
412では、インスタントメッセージングクライアントAがフィルタリング命令を受信する時に、クライアントAがユーザの識別を販売者3の識別に関係付ける動作情報を記憶するかどうかをさらに判定する。そのような記憶された動作情報がない場合、インスタントメッセージング情報がフィルタにかけられる。
【0085】
第2の例示的実施形態のインスタントメッセージング情報を伝送するという3つのシナリオで説明されるように、本開示の技法は、オンラインショッピング事業を支援する際に効果的に使用することができる。購入者は、販売者からのジャンク情報を遮断するだけでなく、購入者と関係付けられる販売者によって送信されるインスタントメッセージング情報がフィルタにかけられることを防止することもできる。販売者および購入者によってログオンされるインスタントメッセージングクライアントは、第1の例示的実施形態または第2の例示的実施形態の下での技法に従って、インスタントメッセージング情報の伝送を行うかどうかを自由に選択してもよい。例えば、販売者が、製品を販売するためにインスタントメッセージング情報を受動的に受信する必要があってもよい時に、販売者は、上記の技法のうちのいくつかまたは全てを採用することなく、全てのインスタントメッセージング情報を受信してもよい。
【0086】
以下は、第3の例示的実施形態を例証する。
【0087】
図5は、第3の例示的実施形態による、インスタントメッセージング情報を伝送するためのシステム例500を図示する。
【0088】
システム500は、送信者(送信者クライアント502)によってログオンされるクライアント502と、受信者(受信者クライアント504)によってログオンされるクライアント504と、サーバ506とを含む。
【0089】
送信者クライアント502は、インスタントメッセージング情報を送信する。
【0090】
サーバ506は、送信者の第1のユーザ識別と、受信者の第2のユーザ識別とを含む、インスタントメッセージング情報を受信し、第1のユーザ識別が第2のユーザ識別の高優先度ユーザの識別であるかどうかを判定する。判定の結果が否定的である場合、サーバはさらに、サーバが第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報を記憶するかどうかを判定し、さらなる判定の結果に従ってインスタントメッセージング情報をフィルタにかけるかどうかを判定する。
【0091】
受信者クライアント504は、インスタントメッセージング情報を受信し、インスタントメッセージング情報を表示する、またはフィルタにかける。例えば、受信者クライアント504は、インスタントメッセージング情報を表示する命令を受信した後に、インスタントメッセージング情報を表示する。該インスタントメッセージング情報をフィルタにかける命令を受信した後、受信者クライアント504は、第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報をローカルメモリに記憶するかどうかをさらに判定して、判定の結果が肯定的であればインスタントメッセージング情報を表示し、または結果が否定的であればインスタントメッセージング情報をフィルタにかけてもよい。
【0092】
第3の例示的実施形態での送信者クライアントおよび受信者クライアントは、第1の例示的実施形態および第2の例示的実施形態での送信者クライアントおよび受信者クライアントであってもよい。サーバは、第1の例示的実施形態および第2の例示的実施形態での動作を行うことが可能であるネットワークデバイスである。
【0093】
以下は、第4の例示的実施形態を図示する。
【0094】
図6は、本開示の第4の例示的実施形態による、インスタントメッセージング情報を伝送するためのサーバ例600を図示する。
【0095】
一実施例では、サーバ600は、1つ以上のプロセッサ602と、メモリ604とを含むことができるが、それらに限定されない。メモリ604は、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性メモリ、および/または読み出し専用メモリ(ROM)あるいはフラッシュRAM等の不揮発性メモリの形態でコンピュータ可読媒体を含んでもよい。メモリ604は、コンピュータ可読媒体の実施例である。
【0096】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ実行可能命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータ等の情報の記憶のための任意の方法または技法で実装される、揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブル媒体を含む。コンピュータ記憶媒体の実施例は、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他の種類のランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的に消去可能なプログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)または他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶デバイス、あるいはコンピュータデバイスによるアクセスのための情報を記憶するために使用することができる任意の他の非伝送媒体を含むが、それらに限定されない。本明細書で定義されるように、コンピュータ可読媒体は、変調されたデータ信号および搬送波等の一過性の媒体を含まない。
【0097】
メモリ604は、プログラムユニットまたはモジュールおよびプログラムデータをその中に記憶してもよい。一実施形態では、モジュールは、受信モジュール606と、第1の判定モジュール608と、第2の判定モジュール610と、実行モジュール612とを含んでもよい。別の実施形態では、モジュールはさらに、更新モジュール614を含んでもよい。
【0098】
したがって、これらのモジュールは、1つ以上のプロセッサ602によって実行することができるソフトウェアで実装されてもよい。他の実装では、モジュールは、ファームウェア、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実装されてもよい。
【0099】
受信モジュール606は、送信者の第1のユーザ識別と、受信者の第2のユーザ識別とを含む、インスタントメッセージング情報を受信する。第1の判定モジュール608は、第1のユーザ識別が第2のユーザ識別の高優先度ユーザ識別であるかどうかを判定し、判定の結果が否定的であれば第2の判定モジュールをトリガする。第2の判定モジュール610は、第2のユーザ識別を第1のユーザ識別に関係付ける動作情報が記憶されているかどうかを判定する。実行モジュール612は、第2の判定モジュールの結果に従ってインスタントメッセージング情報をフィルタにかけるかどうかを判定する。
【0100】
動作情報が記憶されていることが判定された時に、実行モジュール612は、インスタントメッセージング情報を、第2のユーザ識別に対応するクライアントに送信し、インスタントメッセージング情報を表示するようにクライアントに命令する。そうでなければ、実行モジュール612は、インスタントメッセージング情報を、第2のユーザ識別に対応するクライアントに送信し、インスタントメッセージング情報をフィルタにかけるようにクライアントに命令する。
【0101】
更新モジュール614は、動作情報が、動作時間と、有効期間とを含み、動作情報が動作時間から始まる有効期間を伝える時に、動作情報を無効にする、失効する、または削除する。
【0102】
別の実施形態では、第2の判定モジュール610はさらに、動作情報が記憶されている時に、動作情報が失効しているかどうかを判定してもよい。動作情報が失効していることが判定された時に、実行モジュール612は、インスタントメッセージング情報を、第2のユーザ識別に対応するクライアントに送信し、インスタントメッセージング情報をフィルタにかけるようにクライアントに命令する。そうでなければ、実行モジュール612は、インスタントメッセージング情報を、第2のユーザ識別に対応するクライアントに送信し、インスタントメッセージング情報をフィルタにかけるようにクライアントに命令する。
【0103】
第4の例示的実施形態でのサーバはまた、第1の例示的実施形態および第2の例示的実施形態での動作を行うように、1つ以上の機能モジュールを含んでもよい。
【0104】
当業者であれば、本開示の実施形態が、方法、システム、またはコンピュータのプログラミング製品となり得ることを理解するであろう。したがって、本開示は、ハードウェア、ソフトウェアによって、または両方の組み合わせで実装することができる。加えて、本開示は、コンピュータ実行可能記憶媒体(ディスク、CD−ROM、光学ディスク等を含むが、それらに限定されない)で実装することができる、コンピュータ実行可能コードを含有する1つ以上のコンピュータプログラムの形態となることができる。
【0105】
本開示は、本開示の実施形態の方法、機器(システム)、およびコンピュータプログラムのフローチャートおよび/またはブロック図を参照することによって説明される。各フローおよび/またはブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図のフローおよび/またはブロックの組み合わせは、コンピュータ実行可能命令によって実装できることを理解されたい。フローチャートの1つ以上のフローおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックを実装するデバイスを、コンピュータまたは他のプログラム可能データプロセッサによって操作される命令を通して生成することができるように、これらのコンピュータ実行可能命令を、機械を生成するように汎用コンピュータ、特定のコンピュータ、組み込みプロセッサ、または他のプログラム可能データプロセッサに提供することができる。
【0106】
コンピュータ可読記憶装置に保存された命令が、命令デバイスを含有する製品を生成するように、これらのコンピュータプログラム命令はまた、ある方法で動作するようにコンピュータまたは他のプログラム可能データプロセッサに命令することができる、他のコンピュータ可読媒体に保存することもでき、命令デバイスは、フローチャートの1つ以上のフローおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックで特定される機能を実装する。
【0107】
コンピュータまたは他のプログラム可能データプロセッサが、一連の動作ステップを行って、コンピュータによって実装される過程を生成することができるように、これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラム可能データプロセッサにロードすることもできる。したがって、コンピュータまたは他のプログラム可能データプロセッサにおいて行われる命令は、フローチャートの1つ以上のフローおよび/またはブロック図の1つ以上のブロックで特定される機能を実装するためのステップを提供することができる。
【0108】
上記は、本開示の例示的実施形態である。しかしながら、本開示は、これに限定されない。当業者であれば、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、多くの異なる方法で本開示を改変または修正できることが理解される。したがって、これらの修正および変化例は、本開示の請求項およびそれらの均等物の範囲内に入ると考慮されるべきである。