特許第5952344号(P5952344)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5952344フィードバック信号方式の方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5952344
(24)【登録日】2016年6月17日
(45)【発行日】2016年7月13日
(54)【発明の名称】フィードバック信号方式の方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/06 20090101AFI20160630BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20160630BHJP
   H04W 24/10 20090101ALI20160630BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20160630BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20160630BHJP
   H04L 1/18 20060101ALI20160630BHJP
【FI】
   H04W28/06 110
   H04W28/04 110
   H04W24/10
   H04W36/08
   H04W72/04 136
   H04L1/18
【請求項の数】20
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-123722(P2014-123722)
(22)【出願日】2014年6月16日
(62)【分割の表示】特願2013-210250(P2013-210250)の分割
【原出願日】2009年3月20日
(65)【公開番号】特開2014-207696(P2014-207696A)
(43)【公開日】2014年10月30日
【審査請求日】2014年7月16日
(31)【優先権主張番号】61/038,582
(32)【優先日】2008年3月21日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー アール.ケイブ
(72)【発明者】
【氏名】ダイアナ パニ
(72)【発明者】
【氏名】ポール マリニエール
(72)【発明者】
【氏名】ビンセント ロイ
(72)【発明者】
【氏名】エルダド エム.ゼイラ
【審査官】 田部井 和彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−025438(JP,A)
【文献】 国際公開第2008/054775(WO,A2)
【文献】 Lucent Technologies,Proposal for supporting Real Time services over HSDPA,3GPP TSG-RAN1 Meeting #40bis Tdoc R1-050324,2005年 4月 1日
【文献】 Philips,HSDPA re-pointing,3GPP TSG RAN WG2 meeting #49 R2-052986,2005年11月 2日
【文献】 Qualcomm Europe,Enhanced HSDPA Re-pointing Scheme,3GPP TSG-RAN WG2 meeting #48bis R2-052568,2005年10月 7日
【文献】 Philips, NXP,Control channel support for HSDPA Dual-Cell operation,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #53bis Tdoc R1-082532,2008年 6月26日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
H04L 1/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
第1のサービングセルに関連付けられたハイブリッド自動再送要求(HARQ)情報、第2のサービングセルに関連付けられたHARQ情報と連結し、
前記第1のサービングセルに関連付けられたチャネル品質インジケータ(CQI)情報、前記第2のサービングセルに関連付けられたCQI情報と連結し、ならびに、
前記連結されたHARQ情報および前記連結されたCQI情報を、同一のサブフレームで送信する
ように構成されているプロセッサを備えたことを特徴とするWTRU。
【請求項2】
前記連結されたHARQ情報および前記連結されたCQI情報は、高速個別物理制御チャネル(HS−DPCCH)を使用して送信されることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項3】
前記WTRUは、複数のサービングセルで構成され、および前記複数のサービングセルは、複数のサービング個別高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)セルを備えていることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項4】
前記プロセッサは、同一のチャネライゼーション符号を使用して、前記第1のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報、および前記第2のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報をチャネル符号化するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項5】
前記プロセッサは、同一のチャネライゼーション符号を使用して、前記第1のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報、および前記第2のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報をチャネル符号化するようにさらに構成されていることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項6】
前記第1のサービングセルは、プライマリHS−DSCHサービングセルであり、および、前記第2のサービングセルは、セカンダリHS−DSCHサービングセルであることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記第1のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報、および、前記第2のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報を、2つのタイムスロットで送信するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記第1のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報、および前記第2のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報を送信するために同一のスクランブリング符号を使用するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記第1のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報、および前記第2のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報を送信するために同一のスクランブリング符号を使用するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項10】
前記第1のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報は、第1のHARQ肯定応答(HARQ−ACK)メッセージを備え、および前記第2のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報は、第2のHARQ−ACKメッセージを備えていることを特徴とする請求項1に記載のWTRU。
【請求項11】
無線送信/受信ユニット(WTRU)によって実行される、フィードバックを送信するための方法であって、
第1のサービングセルに関連付けられたハイブリッド自動再送要求(HARQ)情報、第2のサービングセルに関連付けられたHARQ情報と連結するステップと
前記第1のサービングセルに関連付けられたチャネル品質インジケータ(CQI)情報、前記第2のサービングセルに関連付けられたCQI情報と連結するステップと、
前記連結されたHARQ情報および前記連結されたCQI情報を、同一のサブフレームで送信するステップと
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項12】
前記連結されたHARQ情報および前記連結されたCQI情報は、高速個別物理制御チャネル(HS−DPCCH)を使用して送信されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記フィードバックと関連付けられた前記WTRUは、複数のサービングセルで構成され、および前記複数のサービングセルは、複数のサービング個別高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)セルを備えていることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項14】
同一のチャネライゼーション符号を使用して、前記第1のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報、および前記第2のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報をチャネル符号化するステップをさらに備えていることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項15】
同一のチャネライゼーション符号を使用して、前記第1のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報、および前記第2のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報をチャネル符号化するステップをさらに備えていることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のサービングセルは、プライマリHS−DSCHサービングセルであり、および、前記第2のサービングセルは、セカンダリHS−DSCHサービングセルであることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報、および、前記第2のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報は、2つのタイムスロットで送信されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報、および前記第2のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報を送信するために同一のスクランブリング符号を使用するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報、および前記第2のサービングセルに関連付けられた前記CQI情報を送信するために同一のスクランブリング符号を使用するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報は、第1のHARQ肯定応答(HARQ−ACK)メッセージを備え、および前記第2のサービングセルに関連付けられた前記HARQ情報は、第2のHARQ−ACKメッセージを備えていることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPP(3rd Generation Partnership Project:第三世代パートナーシップ・プロジェクト)仕様のリリース5において、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System:ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム)におけるパケット・データ・ユーザーに対してダウンリンクにおいて高データ速度を提供するために、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access:高速ダウンリンク・パケット・アクセス)が導入された。これらの高データ速度は、AMC(Adaptive Modulation and Coding:適応型変調および符号化)、H−ARQ(Hybrid Automatic Repeat Request:ハイブリッド自動再送要求)などの高速物理層再送信、および高速ノードBスケジューリングなどの概念を使用してスペクトル効率を増大させることによって達成することができる。
【0003】
HSDPAシステムにおいてUE(User Equipment:ユーザー機器)が1つのセルから別のセルに移行する場合があるであろう。この移行はハンドオーバー(handover)と称される。ハンドオーバーの間は、移動体通信を中断なく維持することが望ましい。HSDPAシステムにおいてUEは、1つのセル、すなわち「サービング(serving)HS−DSCHセル」中の高速共有チャンネルを監視することができる。ハンドオーバーの間にUEは、新しいサービングHS−DSCHセル(例えばターゲット(target)セル/ノードB)へ移行する。この手順は、サービングセルHS−DSCHセル変更(serving cell HS−DSCH cell change)と呼ばれる。しかしながら、UEが同時に複数のセルからダウンリンク・データを受信するという、ソフトな、またはよりソフトなハンドオーバーは、HSDPAでは支援されない。
【0004】
ハンドオーバー過程を支援するためにUEは、サービングセルおよび隣接するセルの信号強度を連続的に監視する。隣接するセルの監視された参照チャンネル上で測定された信号強度がサービングセルの信号強度を超えると、UEは、最良セルの変更のイベントが生起したことをRNC(Radio Network Controller:無線ネットワーク制御装置)に信号送出することができる。測定値およびセルID(IDentification:識別子)を含む、RRC(Radio Resource Control:無線リソース管理)MEASUREMENT REPORT(測定レポート)イベント1Dを介してこれを報告することができる。
【0005】
RRC MEASUREMENT REPORTイベント1Dを受信すると、SRNC(Serving RNC:サービングRNC)は新しいセルにハンドオーバーを実行するべきか否かを判定する。SRNCは、ターゲットセルの中のUEのためにHS−DSCHリソース(例えばH−RNTI(HS−DSCH Radio Network Temporary Identifier:HS−DSCH無線ネットワーク一時識別子)、HS−SCCH(High Speed Shared Control CHannel:高速共有制御チャンネル)符号、HARQリソース、および同様のもの)を割り当てるようCRNC(Controlling RNC:制御RNC)に要求する。RNSAP(Radio Network Subsystem Application Part:無線ネットワーク・サブシステム・アプリケーション・パート)またはNBAP(Node B Application Part:ノードBアプリケーション・パート)メッセージを介してこれを実行することができる。メッセージが予約されると、CRNCは情報をSRNCに供給し、SRNCは、UEがターゲットセルを監視し始めるために必要となる無線アクセス・パラメーターを含むRRCハンドオーバー・メッセージをUEに送信する。RRCハンドオーバー・メッセージはまた、ハンドオーバーが行われる活性化時間(activation time)を含むことができる。
【0006】
RRCハンドオーバー・メッセージは、高速共有チャンネル上で発信元ノードBを介してUEに送られるため、HS−DSCHサービングセル変更手順に関連付けられた遅延が、RRCハンドオーバー・メッセージ送信の障害を引き起こす場合がある。その結果、呼の通話途切れの率が増加する場合がある。この問題に対処するために、ハンドオーバーの状況が差し迫っている場合には、UEがターゲットセルのより近くにいる場合があるため、ターゲットセルにおいてまたは発信元およびターゲットセルの両方においてハンドオーバー・コマンドを送信することが提案されている。しかしながら、現時点では1つより多いセルに対してフィードバック情報を一度に送る能力は無く、このことが、RRCハンドオーバー・メッセージが1つより多いセルにおいて送信される場合に、信頼性の欠如および性能不足の問題を引き起こす場合がある。さらに、フィードバックが1つのセルに限定されており、1つより多いセルからのデータを一度に受信するように設計されたUEは、最適に動作するとはいえない場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、フィードバック信号方式のための方法および装置を提供することが有益である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
HS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control CHannel:高速個別物理制御チャンネル)を使用するフィードバック信号方式の方法および装置が開示される。この方法は、第1のセルに対して、その第1のセルに関連付けられたCQI(Channel Quality Information:チャンネル品質情報)を含む第1のアップリンク・フィードバック信号を送信するステップを含む。第2のセルに関連付けられたCQI情報を含む第2のアップリンク・フィードバック信号はその第2のセルに送信される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
添付図面に関連して例として与えられる以下の説明から、より詳細な理解を得ることができる。
図1】WTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)および複数のノードB(Node B)を含む無線通信システムの一例を示す図である。
図2図1のWTRUおよびノードBの機能的ブロック図の一例を示す図である。
図3】UL(UpLink:アップリンク)フィードバックを提供する信号ダイヤグラムの一例を示す図である。
図4】HS−DPCCHフレームのフレーム・フォーマットの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
これ以後参照されると、用語「WTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)」は、限定的ではなく、UE(User Equipment:ユーザー機器)、移動体端末、固定型または移動体の加入者ユニット、ページャー、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末)、コンピューター、または無線環境において動作する能力のある他の如何なる種別のユーザー・デバイスをも含む。これ以後参照されると、用語「基地局(base station)」は、限定的ではなく、ノードB(Node−B)、サイト制御装置、AP(Access Point:アクセス・ポイント)、または無線環境において動作する能力のある他の如何なる種別のインターフェイス・デバイスをも含む。
【0011】
図1は、WTRU110および複数のノードB120(1201および1202と表される)を含む無線通信システムの一例を示す。図1において示されるように、WTRU110は、ノードB120と通信状態にある。例としての目的のために、WTRU110はノードB1201と共にサービングセル中にあるものとすることができ、そしてノードB1202は、ノードB1201が居るセルに隣接するターゲットセル中にあるものとすることができる。従ってWTRU110は、発信元ノードB1201、およびB1202とのハンドオーバーへの移行の間のハンドオーバー状態にある、または接近しつつあるということができる。その上ノードB1201は、ハンドオーバー動作の間、発信元セルにおいて動作することができる。例えばWTRU110は、ターゲットセルが発信元セルより高いランキングを有するという表示を発信元セルから受信することができ、これがハンドオーバーを起動させる。
【0012】
あるいはまたWTRU110およびノードB120が、デュアル(dual)またはマルチ・セルの動作において動いている場合がある。この場合にはWTRU110は、ノードB120の内の何れか1つからの2つまたはそれより多い搬送波周波数上にて同時に受信できる。それに応じて、デュアルまたはマルチ・セルの動作の文脈においては、「発信元セル(source cell)」については以下に言及されるが、デュアルまたはマルチ・セルの動作においてアンカー・セル(anchor cell)と互換的に使用することができ、そして「ターゲット(target)セル」はデュアルまたはマルチ・セルの動作においてセカンダリ・セルと呼ぶことができる。また、WTRU110およびノードB120の構成の一例が図1に表現されるが、無線通信システム100においては無線のおよび有線のデバイスの何れの組み合わせをも含むことができることに注意するべきである。
【0013】
図2は、図1の無線通信システム100のWTRU110およびノードB120の機能的ブロック図の一例200である。図2に示されるように、WTRU110は、ノードB120と通信状態にある。
【0014】
典型的なWTRUにおいて見出すことができる他の構成要素に加えて、WTRU110は処理装置115、受信機116、送信機117、およびアンテナ118を含む。受信機116および送信機117は、処理装置115と通信状態にある。アンテナ118は、受信機116および送信機117の両方と通信状態にあり、無線データの送信および受信を容易にする。WTRU110の処理装置115は、アップリンク・フィードバック信号方式の方法を実行するように構成設定される。
【0015】
典型的なノードBにおいて見出すことができる他の構成要素に加えて、ノードB120は処理装置125、受信機126、送信機127、およびアンテナ128を含む。受信機126および送信機127は、処理装置125と通信状態にある。アンテナ128は、受信機126および送信機127の両方と通信状態にあり、無線データの送信および受信を容易にする。ノードB120の処理装置125は、アップリンク・フィードバック信号方式の方法を実行するように構成設定される。
【0016】
図3は、UL(UpLink:アップリンク)フィードバックを提供する信号ダイヤグラムの一例300である。これ以後参照されると、HS−DSCHサービングセル変更メッセージは、限定的ではなく、WTRU110をそのサービングセルを変更するために再構成することができる、RRC再構成メッセージまたはActive Set Updateメッセージを含むことができる。また「共通リソース(common resource)」は、DL(DownLink:ダウンリンク)メッセージを受信するためにWTRU110の内の1つまたはそのグループにより使用される1式のHS−DSCHリソースを含むことができる。共通リソースは、RRC個別メッセージ方式を介してネットワークによりブロードキャストされまたは供給され、そして構成設定することができる。
【0017】
図3で示されたWTRU110およびノードB120は、図1のターゲットノードB1202と通信状態にある図1のWTRU110であることができる。最初に、ULフィードバックを送るためのトリガー条件が満足されるか否かが判定される(ステップ310)。トリガーは以下のイベントの内の何れかまたは以下のイベントの何れかの組み合わせを含むことができる:
・WTRU110が、ターゲットセルにおけるHS−SCCH上にてその個別H−RNTIの復号化に成功する。
・WTRU110が、ターゲットセルにおけるハンドオーバーの目的のために使用される共通H−RNTIの復号化に成功する。
・WTRU110が、ターゲットセルにおいてHS−SCCHなしでハンドオーバー・メッセージが送られた場合にWTRU110の個別H−RNTIを使用してHS−DSCHトランスポート・ブロックのCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)の復号化に成功する。
・WTRU110が、ターゲットセルにおいてHS−SCCHなしでハンドオーバー・メッセージが送られた場合にハンドオーバーの目的のために使用される共通H−RNTIを使用してHS−DSCHトランスポート・ブロックのCRCの復号化に成功する。
・WTRU110が、ターゲットセルにおいて受信されたトランスポート・ブロックのMAC(Medium Access Control:媒体アクセス制御)ヘッダー中に、WTRUに特有なWTRU110のU−RNTI、S−RNTI、または何れか他の無線ネットワーク一時識別子を見出す。
【0018】
ステップ310においてトリガーの条件が満足されるなら、WTRU110はアップリンク・フィードバック信号を送信する(320)。図3に示されるように、WTRU110はULフィードバック信号320を、ノードB1201またはノードB1202の何れかなどの、ノードB120に送信することができる。しかしながらULフィードバック信号をWTRU110がノードB120に送信するとして表現されるが、ULフィードバックは、ノードB120に関連付けられたプライマリ/アンカー・セルまたはセカンダリ・セルに送信することができることに注意するべきである。ULフィードバック信号320は、ACK(ACKnowledgement:肯定応答)信号および/またはNACK(Negative ACK:否定応答)信号の形体である場合がある。
【0019】
例えば、ステップ310からのトリガー条件の内の1つまたは何れかの組み合わせが生起し、そしてターゲットセルにおいて受信された関連付けられたHS−DSCHトランスポート・ブロックの復号化にWTRU110が成功(例えばCRCパス)したなら、WTRU110はACK信号を送信することができる。ステップ310からのトリガー条件の内の1つまたは何れかの組み合わせが生起し、そしてターゲットセルにおいて受信された関連付けられたHS−DSCHトランスポート・ブロックをWTRU110が復号化に失敗した(すなわちCRC障害)なら、WTRU110はNACK信号を送信することができる。
【0020】
ULフィードバック信号320を送信するために、WTRU110は多くの異なった技法を採用することができる。例えばWTRU110は、ULフィードバック信号320をターゲットセルに送信するために、現時点ではCQI(Channel Quality Indicator:チャンネル品質インジケータ)およびACK/NACKフィードバックを発信元セルに送っている既存のHS−DPCCHチャンネルを使用することができる。
【0021】
新規のHS−DPCCHスロット・フォーマットをもまた、発信元およびターゲットセルの両方へACK/NACK情報を送るために利用することができる。図4は、この例によるHS−DPCCHフレームのフレーム・フォーマットの一例400である。図4に示されるように無線フレーム410は、サブフレーム#0(4200)、サブフレーム#i(420i)、およびサブフレーム#4(4204)などの、1つまたは複数のサブフレーム420を含む。各サブフレーム420(例えばサブフレーム420i)内には、多くのタイムスロット(Tslot)が存在することができる。図4において示された例において、サブフレーム420iは、HARQ−ACKl(421)、HARQ−ACK2(422)、CQIl(423)、およびCQI2(424)に対するタイムスロットを含む。この例においては、タイムスロット421は発信元セル/アンカー・セルに対するHARQフィードバックのために利用することができ、タイムスロット422はターゲットセル/セカンダリサービングセルに対するHARQフィードバックのために利用でき、タイムスロット423は発信元セル/プライマリサービングセルまたはアンカー・セルへのCQIフィードバックのために利用することができ、そしてタイムスロット424は、ターゲットセル/セカンダリサービングセルへのCQIフィードバックのために利用することができる。また、図4において2つのCQIタイムスロットが示されるが、1つのみでも利用することができることにもまた、注意するべきである。
【0022】
ULフィードバックを提供するための別の例においては、WTRU110は、ULフィードバック信号320をノードB120に提供するために定義済みのUL物理制御チャンネルを利用することができる。WTRU110は、追加的チャネライゼーション(channelization)符号または第2のスクランブリング(scrambling)符号を使用してULフィードバック信号320を送信する。追加チャンネル化符号またはスクランブリング符号のフォーマットは、ACK、NACK、およびCQIの両方をWTRU110がターゲットノードB1202に送ることを可能にするためにHS−DPCCHにより既に定義済みのものと同様であることができる。あるいはまた、WTRU110がターゲットノードB1202にACK/NACK情報を供給するのみであるように制御チャンネル・フォーマットを定義することができる。WTRU110はまた、既に構成設定されたHS−DPCCH制御チャンネル上にて、発信元、または第1のサービングセルにULフィードバックを送信し続けることができる。
【0023】
例えば、ノードBがWTRU110のアクティブなセットに付加された場合、またはセカンダリ・セルがマルチ・セル動作のために構成設定された場合に、定義済みのUL制御チャンネルを構成設定することができる。この場合には、制御情報(例えばノードB特有のHS−DPCCH)の転送のためのULチャネライゼーション符号またはスクランブリング符号をUL制御チャンネルに割り付けることができる。それぞれのノードB120は、異なったチャネライゼーション符号またはスクランブリング符号を監視するように構成設定することができ、そしてWTRU110は、何れのノードB120がハンドオーバー手順のターゲットであるかに依存して、異なったチャネライゼーション符号またはスクランブリング符号を使用することができる。
【0024】
また、一時的なULフィードバック情報を何れのターゲットノードBに送るようにも一つのチャネライゼーション符号またはスクランブリング符号を構成設定することができるであろう。ULチャネライゼーション符号またはスクランブリング符号は、予め構成設定され、個別RRC信号方式(例えば、ACTIVE SET UPDATEメッセージの一部)を通して信号送出され、またはターゲットセルにおけるブロードキャスト情報の一部として信号送出されることができる。
【0025】
あるいはまたWTRU110は、ULフィードバック信号320をターゲットセルに送信するためにターゲットセルにおける共通E−DCH(Enhanced Dedicated CHannel)を使用することができる。一例においては、ターゲットノードB120がWTRU110のアクティブなセット中にまだ入っていないところにてこの方法を利用することができる。さらにターゲットセルにおける共通E−DCHリソースを、フィードバック情報と共にデータの送信のために使用することができるであろう。
【0026】
共通E−DCHリソースは、3GPP規格によって定義されたCELL_FACH状態においてE−DCHに対して使用されるものと同じ、もしくは別々の共通リソース、またはリソースの集合であるかもしれず、ULフィードバックを供給する目的のために定義することができるであろう。WTRU110は、電力制御ループの適切な同期を確立するために、電力立ち上げ(power ramp−up)手順を実行することができる。この立ち上げは、CELL_FACH状態においてE−DCHに対して定義された立ち上げと同様であることができる。
【0027】
別の代替の例においてはWTRU110は、ターゲットノードB120またはセカンダリ・セルにフィードバック情報を送るために第2のUL周波数チャンネルを使用することができる。この例においては、2つのセル(例えば、プライマリサービングセルまたはアンカー・セル、およびセカンダリサービングセル)がアップリンク方向において異なった周波数チャンネルを利用する。WTRU110が2つの異なった周波数上にて2つの異なったセルにULフィードバック信号320を送信しているであろうため、フィードバック情報を両方のセルに送信するために、WTRU110は同じチャネライゼーション符号および/またはスクランブリング符号を使用することができるであろう。周波数チャンネルを使用する制御情報のフォーマットは、既に定義済みのHS−DPCCHと同様であることができ、ACK、NACK、およびCQIの両方をWTRU110がターゲットセルに送信することを可能にする。
【0028】
例えば、ノードBがWTRU110のアクティブなセットに付加されると、定義済みのUL制御チャンネルを構成設定することができる。この場合には、周波数チャンネルまたは周波数チャンネルの組み合わせおよびスクランブリング符号を制御情報(例えばセル特有のHS−DPCCH)の転送のためにUL制御チャンネルに割り付けることができる。それぞれのノードB120は、異なった周波数チャンネルまたは周波数チャンネルの組み合わせおよびスクランブリング符号を監視するように構成設定することができる。
【0029】
また、単独の周波数チャンネルまたは周波数チャンネルの組み合わせおよびスクランブリング符号は、何れのターゲットノードBへも一時的ULフィードバック情報を送るように構成設定することができるであろう。周波数チャンネルまたは周波数チャンネルの組み合わせおよびスクランブリング符号は、予め構成設定し、個別RRC信号方式(例えばACTIVE SET UPDATEメッセージの一部)を通して信号送出し、またはターゲットセルにおけるブロードキャスト情報の一部として信号送出されることができる。
【0030】
別の例においては、ULフィードバック情報はE−DCH上でのUL送信に対して使用されるMAC(Medium Access Control:媒体アクセス制御)ヘッダーの一部としてMAC処理に含むことができる。3GPP規格においてMAC−e/esまたはMAC−i/isに対して定義されたMAC処理の一部としてACK、NACK、および/またはCQI情報を送るように、MAC制御PDU(Packet Data Unit:パケット・データ・ユニット)を定義することができる。あるいはまた、WTRU110はUL E−DCHトランスポート・ブロックのMACヘッダー中にACK、NACK、および/またはCQI情報を含むことができるであろう。
【0031】
WTRU110はまた、両方のセルについてのチャンネル品質に依存する一つのCQI値、および/または両方のセルから送信されたPDUの受信の状態に依存する一つのACK/NACK値を送信することができるであろう。セル同士または無線リンク同士は、同じ無線リンク集合に属し、または同じTPC(Transport Power Command:トランスポート電力コマンド)の組み合わせインデックスを共有することができ、そしてセル同士は同じ周波数チャンネル上にて動作している場合またはしていない場合がある。
【0032】
CQIが、WTRU110が両方のセルから測定する個々のCQI値の関数である場合には、一つのCQI値を報告することができるであろう。例えば、報告されるCQI値は、2つのCQI値の最大または2つのCQI値の最小であるかもしれない。2つのセルが言及されているが、何れの数のセルをも測定することができそして何れの数のCQI値をも報告される一つのCQI値に含むことができることに注意するべきである。
【0033】
この様にして、WTRU110に送信するために一つのCQI値からネットワークがセルを決定することができる。さらに、両方のセルを同時に使用するため、MCS(Modulation and Coding Scheme:変調および符号化方式)を選択するために、ネットワークは一つのCQI値を利用することができる。WTRU110はまた、CQI表示にフラグを加えることによって何れのセルが最大のまたは最小のCQIを有するものであるかを表すことができるであろうし、または特定のチャネライゼーション符号またはスクランブリング符号を選択することによって最大または最小のCQIを有するセルを表すことができるであろう。
【0034】
さらに、一つのACKまたはNACK値が送信される場合に、WTRU110は通常は、1つまたは両方のセルからPDUの受信に成功したならACKを、そして何れのセルからもPDUの受信に成功しなかったならNACKを、信号送出する。この場合には、ネットワークは一つのACK/NACKの送信を利用し、同時にまたはほぼ同時に両方のセル上で同じPDUを送信し、可能性として少なくとも1つのPDUの受信に成功する機会を増大させることができるであろう。さらにCQI表示にフラグを加えることにより、またはチャネライゼーション符号またはスクランブリング符号の選択を介してそれを表すことによって、WTRU110は、何れのセルからデータの受信に成功したかを表すことができるであろう。
【0035】
発信元セルからターゲットセルへのハンドオーバー動作にかかわる上で説明された何れの場合においても、発信元ノードB120は、ハンドオーバー中であるWTRU110へのさらなるダウンリンク・トラフィックを送信することを制限される場合があることに注意するべきである。この制限は、RNC(Radio Network Controller:無線ネットワーク制御装置)からのIubメッセージを介してノードB120に信号送出することができるであろう。
【0036】
特徴および要素が上で特定の組み合わせにて記述されているが、それぞれの特徴または要素は、他の特徴および要素なしで単独にて、または他の特徴および要素のあるなしに拘わらず様々な組み合わせにて使用可能である。ここに提供される方法またはフロー図は、汎用目的のコンピューターまたは処理装置による実行のための、コンピューターにて読み取り可能な記憶装置媒体に組み込まれたコンピューター・プログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにて実施することができる。コンピューターにて読み取り可能な記憶装置媒体の例としては、ROM(Read Only Memory:リード・オンリー・メモリ)、RAM(Random Access Memory:ランダム・アクセス・メモリ)、レジスター、キャッシュ・メモリ、半導体メモリ・デバイス、内蔵ハード・ディスクおよび着脱可能ディスクなどの磁気媒体、磁気−光学媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびDVD(Digital Versatile Disk:デジタル多用途ディスク)などの光学媒体が含まれる。
【0037】
適当な処理装置の例としては、汎用目的処理装置、専用目的処理装置、従来の処理装置、DSP(Digital Signal Processor:デジタル信号処理装置)、複数のマイクロ処理装置、DSPコアに関連付けられた1つまたは複数のマイクロ処理装置、制御装置、マイクロ制御装置、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向けIC)、FPGA(Field Programmable Gate Array)回路、他の何れかの種別のIC(Integrated Circuit:集積回路)、および/または状態マシンが含まれる。
【0038】
WTRU(Wireless Transmit Receive Unit:無線送受信ユニット)、UE(User Equipment:ユーザー機器)、端末、基地局(base station)、RNC(Radio Network Controller:無線ネットワーク制御装置)、または任意のホスト・コンピューターにおいて使用するための無線周波数送受信機を実施するために、ソフトウェアに関連付けられた処理装置を使用することができる。WTRUは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアにて実施され、カメラ、ビデオ・カメラ・モジュール、テレビ電話、スピーカーフォン、振動デバイス、スピーカー、マイクロホン、テレビ送受信機、ハンズフリー受話器、キーボード、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))モジュール、FM(Frequency Modulated:周波数変調された)無線ユニット、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示)表示ユニット、OLED(Organic Light−Emitting Diode:有機発光ダイオード)表示ユニット、デジタル音楽プレーヤー、メディア・プレーヤー、テレビゲーム・プレーヤー・モジュール、インターネット・ブラウザー、ならびに/または任意のWLAN(Wireless Local Access Network:無線LAN)モジュールまたはUWB(Ultra Wide Band:超広帯域)モジュールなどのモジュールと連動して使用することができる。
【0039】
実施形態:
1.
フィードバック信号方式の方法。
【0040】
2.
第1のセルに第1のアップリンク・フィードバック信号を送信するステップをさらに具備する、実施形態1の方法。
【0041】
3.
第2のセルに第2のアップリンク・フィードバック信号を送信するステップをさらに具備する、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0042】
4.
前記第1および第2のアップリンク・フィードバック信号の前記送信するステップが、HS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control CHannel:高速個別物理制御チャンネル)を構成設定するステップを含む、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0043】
5.
第1のセルに対するCQI(Channel Quality Indicator:チャンネル品質インジケータ)を表すために第1のCQIフィールドを含むようにHS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control CHannel:高速個別物理制御チャンネル)を構成設定するステップをさらに具備する、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0044】
6.
第2のセルに対するCQIを表すために第2のCQIフィールドを含むようにHS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control CHannel:高速個別物理制御チャンネル)を構成設定するステップをさらに具備する、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0045】
7.
第1のセルがプライマリサービングセルでありそして第2のセルがセカンダリサービングセルである、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0046】
8.
第2のセルへアップリンク・フィードバック信号を前記送信するステップが、第1のセルへアップリンク情報を前記送信するステップと同時である、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0047】
9.
第1のアップリンク・フィードバック信号が第1のセルのための第1の周波数上にて送信され、そして第2のアップリンク・フィードバック信号が第2のセルのための第2の周波数上にて送信される、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0048】
10.
第1の周波数がプライマリサービングセルに関連付けられ、そして第2の周波数がセカンダリサービングセルに関連付けられる、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0049】
11.
第1および第2の周波数上にてチャネライゼーション符号およびスクランブリング符号を送信するステップをさらに具備する、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0050】
12.
チャネライゼーション符号およびスクランブリング符号が第1および第2の周波数に対して同一である、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0051】
13.
第1および第2のアップリンク・フィードバック信号が、第1のセルに関連付けられた第1のチャネライゼーション符号および第2のセルに関連付けられた第2のチャネライゼーション符号を含む、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0052】
14.
第1のセルがプライマリサービングセルでありそして第2のセルがセカンダリサービングセルである、前の実施形態の何れかにおける方法。
【0053】
15.
ハンドオーバーのための方法。
【0054】
16.
発信元セル・ランキングよりターゲットセル・ランキングが大きい前記発信元セルから受信するステップをさらに具備する、実施形態15の方法。
【0055】
17.
アップリンク・フィードバックを送信するための条件をトリガーするステップをさらに具備する、実施形態15〜16の何れかにおける方法。
【0056】
18.
アップリンク・フィードバック信号を送信するステップをさらに具備する、実施形態15〜17の何れかにおける方法。
【0057】
19.
アップリンク・フィードバックを送るためのトリガー条件が:HS−SCCH(High Speed Shared Control CHannel:高速共有制御チャンネル)上での個別HS−DSCH(High Speed Downlink Shared CHannel:高速ダウンリンク共有チャンネル)のH−RNTI(HS−DSCH Radio Network Temporary Identifier:HS−DSCH無線ネットワーク一時識別子)の復号化の成功、ハンドオーバーのための共通H−RNTIの復号化の成功、個別または共通H−RNTIを使用するHS−DSCHトランスポート・ブロックのCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)の復号化の成功、および/または受信されたトランスポート・ブロックのMAC(Medium Access Control:媒体アクセス制御)ヘッダーにおけるRNTIの判定、のイベントの内の何れか1つを含む、実施形態15〜18の何れかにおける方法。
【0058】
20.
前の実施形態の何れかにおける方法を実行するように構成設定されたWTRU(Wireless Transmit/Receive Unit:無線送受信ユニット)。
【0059】
21.
受信機をさらに具備する、実施形態20のWTRU。
【0060】
22.
送信機をさらに具備する、実施形態20〜21の何れかにおけるWTRU。
【0061】
23.
処理装置をさらに具備する、実施形態20〜22の何れかにおけるWTRU。
【0062】
24.
処理装置が、第1のセルに第1のアップリンク・フィードバック信号を送信し、そして第2のセルに第2のアップリンク・フィードバック信号を送信するように構成設定された、実施形態20〜23の何れかにおけるWTRU。
【0063】
25.
処理装置が、第1のセルに対するCQI(Channel Quality Indicator:チャンネル品質インジケータ)を表すための第1のCQIフィールドおよび第2のセルに対するCQIを表すための第2のCQIフィールドを含むようHS−DPCCH(High Speed Dedicated Physical Control CHannel:高速個別物理制御チャンネル)を構成するようにさらに構成設定された、実施形態20〜24の何れかにおけるWTRU。
【0064】
26.
第1のセルがプライマリサービングセルであり、そして第2のセルがセカンダリサービングセルである、実施形態20〜25の何れかにおけるWTRU。
【0065】
27.
処理装置が、第2のセルへのアップリンク・フィードバック信号を第1のセルにアップリンク情報を送信するステップと同時に送信するようにさらに構成設定された、実施形態20〜26の何れかにおけるWTRU。
【0066】
28.
処理装置が、第1のセルのための第1の周波数上にて第1のアップリンク・フィードバック信号を、および第2のセルのための第2の周波数上にて第2のアップリンク・フィードバック信号を送信するようにさらに構成設定された、実施形態20〜27の何れかにおけるWTRU。
【0067】
29.
処理装置が、チャネライゼーション符号およびスクランブリング符号を第1および第2の周波数上にて送信するようにさらに構成設定された、実施形態20〜28の何れかにおけるWTRU。
【0068】
30.
チャネライゼーション符号およびスクランブリング符号が、第1および第2の周波数に対して同一である、実施形態20〜29の何れかにおけるWTRU。
【0069】
31.
第1および第2のアップリンク・フィードバック信号が、第1のセルに関連付けられた第1のチャネライゼーション符号および第2のセルに関連付けられた第2のチャネライゼーション符号を含む、実施形態20〜30の何れかにおけるWTRU。
図1
図2
図3
図4