(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記位置分布、前記端末姿勢、および前記使用状況がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、前記位置分布、前記端末姿勢、および前記使用状況の場合に前記端末によって実行される動作を取得するステップと、
前記位置分布、前記端末姿勢、前記使用状況、および前記動作に従って、前記位置分布と前記端末姿勢、前記使用状況の組合せと前記端末制御動作との間の前記マッピング関係を更新するステップとをさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
前記位置分布、前記端末姿勢、および前記使用状況が前記マッピング関係に一致しないと判定されたときに、前記位置分布、前記端末姿勢、および前記使用状況の場合に前記端末によって実行される動作を取得するように構成された第3の取得モジュールと、
前記位置分布、前記端末姿勢、前記使用状況、および前記動作に従って、前記位置分布と前記端末姿勢、前記使用状況の組合せと前記端末制御動作との間の前記マッピング関係を更新するように構成された更新モジュールとをさらに備える、請求項7から9のいずれか一項に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に、本発明の実施形態における添付の図面を参照しながら本発明の実施形態における技術的解決手段について明確にかつ完全に説明する。説明する実施形態が本発明のすべてではなく一部であることは明らかである。本発明の実施形態に基づいて当業者によって創意工夫なしに取得されるすべての実施形態は本発明の保護範囲内であるものとする。
【0024】
本発明の実施形態では、端末(Terminal)はユーザ機器(User Equipment、略して「UE」)を含んでよく、ユーザ機器は移動局(Mobile Station、略して「MS」)、モバイル端末(Mobile Terminal)などと呼ばれることもあり、ユーザ機器は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、略して「RAN」)を使用することによって1つまたは複数のコアネットワークと通信し得ることを理解されたい。たとえば、ユーザ機器はモバイルフォン(または「セルラー」フォンと呼ばれる)、モバイル端末を有するコンピュータ、などであってよい。たとえば、ユーザ機器は、無線アクセスネットワークと音声および/またはデータを交換する携帯モバイル装置、ポケットモバイル装置、ハンドヘルドモバイル装置、コンピュータ内蔵モバイル装置、または車両用モバイル装置であってもよい。
【0025】
本発明の実施形態の技術的解決手段を、タブレットコンピュータ、様々なオーディオ/ビデオプレーヤ、様々なゲームコンソールなどの他の様々な端末にさらに適用してよいことをさらに理解されたい。説明を容易にするために、本発明の実施形態は一例としてモバイルフォンを使用するが、本発明はモバイルフォンに限定されない。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態による端末制御方法100の概略フローチャートである。
図1に示すように、方法100は、
S110において端末上の端末保持位置の位置分布を取得することと、
S120において位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布に対応する動作を実行して端末を制御することとを含む。
【0027】
端末制御装置は、端末を制御し、たとえば、着呼に対する応答、写真撮影、コールバックなどを行わせるように端末を制御するために、端末の、ユーザによって保持されている位置の分布、すなわち、端末上の端末保持位置の位置分布を取得し、位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って位置分布に対応する動作を実行して端末を制御してよい。
【0028】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0029】
S110において、端末制御装置は端末上の端末保持位置の位置分布を取得する。たとえば、端末制御装置は接触感知技法および/または感圧技法に基づいて端末上の端末保持位置の位置分布を取得してよい。
【0030】
具体的には、端末の表面上に多数のセンサが配設され、センサには抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサなどのセンサのうちの1つまたは複数を含めてよい。ユーザが端末を保持すると、端末上の端末保持位置の位置分布がタッチセンシング技法および/または感圧技法に従って感知または検出されてよい。
【0031】
ユーザが様々な端末制御動作を実行するとき、たとえば、ユーザがブラウジング、発信、写真撮影、またはアイドル状態の維持などの動作を実行するとき、ユーザは端末を様々な状態で保持することがあり、このとき、端末上の端末保持位置の位置分布が異なり、すなわち、端末上のユーザの手の位置分布が異なる。具体的には、たとえば、ユーザが呼動作を実行する際、ユーザは端末を発信状態に保持してよく、端末上の端末保持位置の位置分布は呼動作位置分布であってよい。ユーザが写真撮影動作を実行する際、ユーザは端末を写真撮影状態に保持してよく、端末上の端末保持位置の位置分布は写真撮影動作位置分布であってよい。
【0032】
場合によっては、本発明のこの実施形態において、位置分布は、ブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布、アイドル動作位置分布、またはディスポジション動作位置分布を含む。
【0033】
S120において、端末制御装置は、位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布に対応する動作を実行して端末を制御する。
【0034】
上述のように、ユーザが様々な端末制御動作を実行するとき、端末上の端末保持位置の位置分布が異なる。したがって、逆に言うと、ユーザが実行することを意図している端末制御動作は、端末上の端末保持位置の位置分布を使用することにより、かつ位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って判定することが可能であり、すなわち、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定し、位置分布に従って対応する制御動作を実行し、それによって様々な使用状況に適合することができる。
【0035】
たとえば、端末上の端末保持位置の位置分布がブラウジング動作位置分布であるとき、端末制御装置は、位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って、ユーザがブラウジング動作を実行することを意図していると判定し、ブラウジング動作を実行してよい。本発明のこの実施形態では、位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係があらかじめ端末に記憶されてよく、マッピング関係は、以下に詳しく説明することがあるがここでは繰り返し説明しない端末制御装置によって確立されてもよい。
【0036】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0037】
タッチセンシング技法がタッチセンシティブ技法と呼ばれることもあり、接触感知技法を採用したタッチセンサには一般に抵抗センサ、誘導センサ、および容量センサが含まれることを理解されたい。タッチセンサは、従来の制御方式を実行することができ、ほぼあらゆる種類のデバイスの制御に適用されてよい。タッチセンサは現在、いくつかの汎用性能オプションおよび形態、たとえば、スライダおよび近位センサを構成し得る。タッチセンサ技法の発展および進歩によってセンサドライバ型インターフェースを実装するのが容易になり、したがって、タッチセンサ技法は様々な端末により容易に適用可能である。現在、広く適用されている容量センサは、検出された容量変化に応じて動作し、すなわち、導電性の物体または人間が容量センサの導電性金属シートに接近または接触し、指と金属シートとの間の容量が変化し、制御回路がこの変化を検出したときに動作する。したがって、タッチセンサは一般に、センサパッドに接続された回路のインピーダンスを測定することによって容量変化を検出し、したがって、タッチイベントが起こっているかどうかを判定する。
【0038】
圧力センサは、液体および気体の圧力を測定するのに使用されるセンサである。圧力センサは、圧力を電気信号に変換して電気信号を出力するセンサであり、一般に弾性感応素子および変位感応素子(または歪み計)によって形成される。弾性感応素子は、測定された圧力を特定の領域に加えて変位または歪みに変換するのを可能にするように働き、変位感応素子または歪み計は変位または歪みを圧力と特定の関係を有する電気信号に変換する。弾性感応素子の機能と変位感応素子の機能は統合されてもよい。圧力センサは、業界の慣習において非常に広く使用されているセンサであり、この広く使用されているセンサは主として圧電効果を使用することによって製造され、したがって、このセンサは圧電センサとも呼ばれる。
【0039】
モバイルフォンの制御を一例として使用し、かつ
図2A〜
図6Bに示す端末を保持するユーザの概略ブロック図を参照することによって、ユーザが様々な端末制御動作を実行するときの端末上の端末保持位置の位置分布ケースについて以下に説明する。
【0040】
図2A〜
図6Bに示す概略図において、矩形のボックスはモバイルフォンを表し、A、B、C、D、およびEはそれぞれ、親指、人差し指、中指、薬指、および小指を表す。実際的な用途では、モバイルフォンの異なる外観およびユーザの異なる使用慣習に起因してモバイルフォン上のユーザの指の位置分布が異なる場合があることを理解されたい。しかし、これは、説明のために本発明のこの実施形態における一例として使用されるにすぎず、本発明を限定するものではない。
【0041】
図2Aおよび
図2Bは、それぞれ左手および右手を使用することによってモバイルフォンを保持しているユーザを示す概略図である。
図2Aおよび
図2Bでは、端末上の端末保持位置の位置分布は具体的には以下の通りである。中指C、薬指D、および小指Eがモバイルフォンを掴み、親指Aおよび人差し指Bが活動状態にあり、モバイルフォンを掴むのには使用されておらず、端末は特定の傾斜角を有することがある。この場合、この位置分布は、ユーザが、ウェブページを見ること、ブックを読むこと、または情報を見ることなどの、モバイルフォンのコンテンツのブラウジングを行っていることを表すことがあり、すなわち、
図2Aおよび
図2Bに示す位置分布はブラウジング動作位置分布と呼ばれることがある。したがって、端末制御装置は、
図2Aまたは
図2Bに示すような端末上の端末保持位置の位置分布を取得する際に、位置分布に従いかつ位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に基づいて、位置分布に対応するブラウジング動作を実行して端末を制御してよい。
【0042】
図3Aおよび
図3Bに示すように、端末上の端末保持位置の位置分布は具体的には以下の通りである。親指A、中指C、薬指D、および小指Eが緩く握った状態になるように後方に移動し、人差し指Bが端末の後部に配置されて支点として働いている。この場合、位置分布は、端末が呼状態に入っているかまたは入ろうとしており、たとえば、発呼しているかまたは呼に応答していることを表す。すなわち、
図3Aおよび
図3Bに示す位置分布は、呼動作位置分布と呼ばれることがある。呼状態を判定するには、端末上の
近位センサをさらに使用して、端末が呼状態に入っているかどうかを判定すればよい。たとえば、頭部とモバイルフォンとの間の距離に応じて判定が行われ、この距離がしきい値よりも短いとき、モバイルフォンが呼状態に入っていると判定してよく、そうでない場合、モバイルフォンが呼状態に入りそうであると判定してよい。
【0043】
図4Aおよび
図4Bは、それぞれ左手および右手を使用することによってモバイルフォンを鉛直方向に保持しているユーザを示す概略図であり、
図4Cおよび
図4Dは、それぞれ左手および右手を使用することによってモバイルフォンを水平方向に保持しているユーザを示す概略図である。
図4A〜
図4Dにおいて、ユーザは、親指Aが概して前面上の遠位端の中央に配置され、他の4本の指B、C、D、およびEがモバイルフォンの他方の表面を保持し、モバイルフォン全体が鉛直姿勢をとるように、カメラから遠い側のモバイルフォンの一方の端部、概してモバイルフォンの下部を保持している。この場合、位置分布は、端末が写真撮影状態に入っていることを表し得る。すなわち、
図4A〜
図4Dに示す位置分布は、写真撮影動作位置分布と呼ばれることがある。したがって、端末制御装置は、
図4A〜
図4Dのうちのいずれか1つに示すような端末上の端末保持位置の位置分布を取得すると、ユーザが写真撮影動作を実行することを意図していると判定してよく、したがって、位置分布に対応する写真撮影動作を実行して端末を制御してよい。
【0044】
図5Aおよび
図5Bは、それぞれ左手および右手を使用することによって端末を保持しているユーザを示すさらに別の概略ブロック図である。
図5Aまたは
図5Bにおいて、ユーザはモバイルフォンを保持しており、フォン本体は下向きであり、フォン本体に特定の角度をとらせてもよい。この場合、端末保持位置の位置分布は、端末がアイドル状態に入っていることを表し得、ユーザは、モバイルフォンに表示されているコンテンツに関心を抱くことなく何気なくモバイルフォンを保持しているにすぎない。すなわち、
図5Aおよび
図5Bに示す位置分布は、アイドル動作位置分布と呼ばれることがある。
【0045】
図6Aおよび
図6Bにおいて、ユーザは、掌が画面に面し、親指Aおよび薬指Bがモバイルフォンの一方の側に配置され、薬指Dおよび小指Eがモバイルフォンの他方の側に配置され、中指Cがモバイルフォンの上部中央部に配置され、すなわち、ユーザの手全体が画面を覆うようにモバイルフォンを保持している。この場合、端末保持位置の位置分布は、端末がディスポジション状態に入っていること、たとえば、ユーザが目覚まし時計などの特定のプログラムを停止する可能性があること、ユーザが
モバイルフォンをミュートにすることを必要としていることなどを表し得る。すなわち、
図6Aおよび
図6Bに示す位置分布は、ディスポジション動作位置分布と呼ばれることがある。
【0046】
上記に、
図2A〜
図6Bを参照し例を使用することによって、一般的なケースにおいて端末を保持するユーザの概略図について説明し、したがって、端末制御装置が端末の位置分布および位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布に対応する動作を実行して端末を制御することができることについて、例を使用することによって説明したことを理解されたい。しかし、本発明はこれらの例に限定されない。
【0047】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、位置分布と端末制御動作との間のあらかじめ記憶されたマッピング関係に基づいて位置分布に対応する動作を実行して端末を制御してよく、端末制御装置は、まず位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を確立し、次いでマッピング関係および位置分布に基づいて、位置分布に対応する動作を実行して端末を制御してもよい。
【0048】
具体的には、場合によっては、
図7に示すように、本発明のこの実施形態による端末制御方法100は、
S130において、端末上の端末保持位置の位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を確立することをさらに含み、
位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布に対応する動作を実行して端末を制御することは、
確立されたマッピング関係および位置分布に従って、位置分布に対応する動作を実行して端末を制御することを含む。
【0049】
場合によっては、端末上の端末保持位置の位置分布は、ブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布、アイドル動作位置分布、またはディスポジション動作位置分布を含む。もちろん、端末機能が拡張するにつれて、端末上の端末保持位置の位置分布に他の端末制御動作に対応する様々な位置分布を含めてもよく、したがって、本発明の実施形態はこれらの位置分布に限定されない。
【0050】
したがって、端末制御装置は、取得された位置分布および位置分布と端末制御動作との間の確立されたマッピング関係に従って端末の制御に関するユーザの意図を正確に判定することができ、位置分布に対応する動作を実行してよく、それによって、端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルがさらに向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0051】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図8に示すように、端末制御装置によって位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を確立する方法130は、
S131において、ユーザに端末制御動作に対応する位置分布を収集するよう促すことと、
S132において、ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定することと、
S133において、端末上の端末保持位置の位置分布を記録することと、
S134において、位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を確立することとを含む。
【0052】
たとえば、ユーザによる初期使用時、またはユーザが端末を保持するいくつかの通常の状態が現在の位置分布とは大幅に異なるとき、端末制御装置は、マッピング関係を確立する方法を使用することによって、端末がユーザによって通常の状態で保持されているときの位置分布を取得することができ、したがって、端末制御装置は、ユーザが端末を保持する通常の状態に基づいて、端末に対してより正確でインテリジェントな制御を実行することができ、さらにユーザエクスペリエンスを改善することができる。
【0053】
たとえば、端末制御装置は、ユーザに呼動作に対応する呼動作位置分布を収集するよう促し、ユーザが呼動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定し、したがって、端末制御装置は呼動作位置分布を記録し、呼動作位置分布と呼動作との間のマッピング関係を確立する。上記において呼動作は説明のために一例として使用されているにすぎず、本発明のこの実施形態が呼動作に限定されず、端末制御装置が位置分布と端末制御動作との間の様々なマッピング関係を確立してよいことを理解されたい。
【0054】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、端末のいくつかの特殊な動作、または端末を保持するユーザのいくつかの特殊な状態に関して、位置分布と端末制御動作との間の新しいマッピング関係を作成してよい。場合によっては、
図9に示すように、本発明のこの実施形態による端末制御方法100は、
S140において、位置分布がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この位置分布の場合に端末によって実行される動作を取得することと、
S150において、位置分布および動作に従って、位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を更新することとをさらに含む。
【0055】
本発明のこの実施形態では、マッピング関係しきい値をさらに設定してよく、位置分布とマッピング関係との間の不一致の数がマッピング関係しきい値よりも大きくなったときにのみ、マッピング関係が確立され、このマッピング関係が端末上の端末保持位置の位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に付加されてマッピング関係が更新されることを理解されたい。
【0056】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、取得された位置分布に従って対応する動作を直接実行して端末を制御してよく、端末制御装置は、まずユーザに実行すべき動作を知らせ(prompt)、ユーザがこの動作を確認した後動作を実行してもよい。このことについて以下に説明する。
【0057】
図10に示すように、場合によっては、位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って端末制御装置によって位置分布に対応する動作を実行する方法120は、
S121において、位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布に対応する動作を判定することと、
S122において、端末がこの動作を実行しようとしていることをユーザに知らせることと、
S123において、ユーザが動作を確認した後、動作を実行して端末を制御することとを含む。
【0058】
たとえば、端末制御装置は端末上にダイアログボックスを表示することによってユーザに知らせ、ダイアログボックスはたとえば、2つの選択ボックスを有し、一方の選択ボックスが確認を表し、他方の選択ボックスが取消しを表す。ユーザが端末によって実行すべき動作を確認した後、端末制御装置がその動作を実行してよく、ユーザが端末によって実行すべき動作を取り消した後、端末制御装置は、その動作を実行することを放棄してよく、かつ他の動作も実行せず、装置は端末を保持するユーザの位置分布を再び取得し、ユーザに再び知らせることなどを行ってもよい。
【0059】
端末制御装置が音声を使用することによってユーザに知らせてもよく、もちろん、端末制御装置が端末によってユーザに知らせるための他の方法を使用することによってユーザに知らせてもよく、さらに、ユーザが端末によって実行すべき動作を取り消した後、端末制御装置が別の動作を実行してもよく、本発明のこの実施形態がこれらの方法に限定されないことを理解されたい。
【0060】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、端末制御装置によって取得された端末の端末保持位置の位置分布がアイドル動作位置分布であるとき、端末制御装置は、節電動作を直接実行してよく、また、端末が節電動作を実行しようとしていることをユーザに知らせ、ユーザが節電動作を確認した後節電動作を実行して端末を制御してよい。したがって、端末の待機時間を延ばすことができ、エネルギーが節約される。
【0061】
節電動作が、端末のディスプレイスクリーンを自動的にオフにすること、データの伝送が行われないときに端末とネットワークとの間の接続を切り離すこと、または端末をスリープ状態にすること、またはBluetooth(登録商標)およびワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、略して「WiFi」)を終了すること、またはアニメーションおよびタッチフィードバックを終了すること、またはスクリーンタイムアウトを短縮すること、またはスクリーンの明るさを低下させること、またはバックグラウンドデータを終了し常に接続されるデータサービスを終了することなどのバッテリー節約動作と呼ばれることもある。
【0062】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、端末が、アイドル動作位置分布であると特定されたために節電モードに入った後、端末制御装置は、端末が非アイドル位置分布であると判定し、たとえば、端末がブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布
、およびディスポジション動作位置分布などの位置分布であると判定すると、端末がすでに自動的に入っていた節電モードを終了する。
【0063】
たとえば、ユーザが手動で節電モードを開始すること、または端末が低バッテリー状態を検出した後に節電モードモードに入ることなどの、他の理由で端末が節電モードに入った場合、端末制御装置は端末を節電モードを終了させるように制御する必要がないことをさらに理解されたい。
【0064】
本発明の様々な実施形態において、上記のプロセスの通し番号の値が実行順序を示さず、各プロセスの実行順序は、その機能および固有の論理に従って決定されるべきであるが、本発明の実施形態の実施プロセスを限定すべきではないことを理解されたい。
【0065】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置が端末に組み込まれた制御ユニットまたは制御モジュールであってよく、すなわち、端末が端末制御装置を含んでよいことをさらに理解されたい。もちろん、端末制御装置は端末と通信することのできる別個の制御デバイスであってもよい。本発明のこの実施形態はこれらの態様に限定されない。
【0066】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布およびマッピング関係に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0067】
取得された位置分布および位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係による端末制御方法100について上記に
図1〜
図10を参照して詳しく説明したが、取得された位置分布、端末姿勢、および位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係による端末制御方法200について以下に
図11〜
図15を参照して詳しく説明する。
【0068】
図11に示すように、本発明の一実施形態による端末制御方法200は、
S210において、端末上の端末保持位置の位置分布および端末の端末姿勢を取得することと、
S220において、位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布および端末姿勢に対応する動作を実行して端末を制御することとを含む。
【0069】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得されるだけでなく、端末の端末姿勢も考慮され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図の事前判定の精度をさらに高めることができ、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0070】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、様々な関連するパラメータに従って端末の制御に関するユーザの意図を判定してよく、たとえば、取得された位置分布のみに従って対応する動作を実行して端末を制御してよく、端末の取得された位置分布および端末姿勢に従って対応する動作を実行して端末を制御してもよい。端末姿勢が、端末が静止しているときの位置または傾斜角などの角度を含むだけでなく、端末が落下、回転、または振動しているときのように移動しているときの様々な状態またはパラメータも含むことを理解されたい。
【0071】
具体的には、端末制御装置は、端末上に配設された様々なセンサを使用することによって端末の端末姿勢を取得してよく、たとえば、端末上に配設された
近位センサ、ジャイロスコープ、および加速度センサのうちの1つまたは複数を使用することによって端末姿勢を取得してよい。たとえば、端末制御装置は、加速度センサを使用することによって、端末が上向きであるかそれとも下向きであるかを知ることができ、端末が落下などの急激な移動中であるかどうかを知ることもできる。別の例では、端末制御装置は、
近位センサを使用することによって、端末と物体との間の距離などを知ることができる。もちろん、端末制御装置は、本発明のこの実施形態によって限定されない他のセンサを使用することによって端末姿勢を取得することもできる。
【0072】
近位センサが近位センサまたは変位センサと呼ばれることもあることを理解されたい。近位センサは、様々な要素を使用することによって物体の物理的変化を検出し、この変化を距離に変換してセンサと物体との間の距離または変位を測定する。すなわち、近位センサは隣接する物体が出現したことを非物理接触的に感知することができる。近位センサは、使用される様々な要素に応じて、光学変位センサ、線形近位センサ、超音波変位センサなどに分類することが可能である。モバイルフォンにおいて、近位センサは、その動作を容易にするように、概してモバイルフォン受信機の2つの側面上に配設されるか、またはモバイルフォン受信機の溝に配設されてよい。ユーザは、呼に応答するかまたは発呼する際、モバイルフォンを頭部に近づけ、近位センサがモバイルフォンと頭部との間の距離を検出することができ、距離がある程度に達した後、近位センサがスクリーン背景光をオフにするよう指示し、背景光はモバイルフォンが頭部から離れると再びオンになり、ユーザの動作が容易になり、かつ電力が節約される。
【0073】
加速度計(Accelerometer)は加速度センサ
、重力センサ(Gravity Sensor/G-Sensor)などと呼ばれることもある。加速度計は慣性センサであり、物体の加速力を測定することができる。モバイルフォンに導入される加速度計は、3つの軸がX軸、Y軸、およびZ軸である3軸加速度計を含む。3本の軸によって形成される3次元空間は、モバイルフォン上のユーザの様々なアクションを検出するために使用するのに十分である。実際の用途では、概して3本の軸(または任意の2本の軸)によって形成される角度を使用することによってモバイルフォンの傾斜角が算出され、重力加速度の値が算出される。加速度計は、特定の方向における総慣性力を感知することによって加速度および重力を測定することができる。モバイルフォンの3軸加速度計は、3次元空間における移動量または重力引力を検出できることを意味する。したがって、加速度計はモバイルフォンを保持する状態を示すことができる(または自動回転機能)だけでなく、モバイルフォンがテーブルの上に配置された場合、モバイルフォンが上向きであるかそれとも下向きであるかを示すことができる。加速度計は重力(g)を測定することができ、加速度計の戻り値が1.0であるとき、特定の方向に1gが感知されたことを示す。モバイルフォンが移動せずに静止状態に保持された場合、地球の重力によってモバイルフォンに加えられる力は約1gである。モバイルフォンが長手方向に垂直に保持されている場合、モバイルフォンはモバイルフォンのy軸に加えられている力が約1gであることを検出し報告する。モバイルフォンが特定の角度に保持されている場合、1gの力を様々な軸に分散させてよく、このことはモバイルフォンを保持している状態に依存する。モバイルフォンが45度の角度に保持されるとき、1gの力を2本の軸に一様に分解することができる。通常の使用時には、加速度計はどの軸でも1gよりもずっと大きい値を検出することはない。加速度計の検出された値が1gよりもずっと大きい場合、これは急激な移動であると判定されてよい。モバイルフォンが振動または落下しているかあるいは投げられている場合、加速度計は1本または複数の軸上に大きい力を検出し、対応する電気信号を出力して様々な機能を実施し、たとえば、モバイルフォンが落下しているときには自動的
に電源をオフにし、またはモバイルフォンが振動しているときには歌を切り替え、または様々な加速ゲームに適用される。
【0074】
運動感知の点で、加速度計は変化を有する運動に関してより優れた感知機能を有するが、ジャイロスコープによって補償される一様な運動変化に対する感度が低い。ジャイロスコープの原則は、回転する物体の回転軸が指し示す方向が外部の力の影響を受けていないときには変化しないことである。加速度計はこの原則に従って方向を維持するために使用され、ジャイロスコープはそれに応じて製造される。動作時には、ジャイロスコープは概して毎分数十万回転で急速に回転するための力を備えなければならず、ジャイロスコープは長時間にわたって動作することができる。軸によって示される方向は様々な方法を使用して読み取られ、データ信号は自動的に制御システムに送信される。物体が高速に回転するとき、物体の軸は方向安定性を有する。ジャイロスコープは三次元空間における全方向性偏角検出器具である。
【0075】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のあらかじめ記憶されたマッピング関係に基づいて、位置分布および端末姿勢に対応する動作を実行して端末を制御してよく、端末制御装置は、まず位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立し、次いでマッピング関係、位置分布、および端末姿勢に従って対応する動作を実行して端末を制御してもよい。
【0076】
具体的には、場合によっては、
図12に示すように、本発明の一実施形態による端末制御方法200は、
S230において、位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立することをさらに含み、
位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布および端末姿勢に対応する動作を実行して端末を制御することは、
確立されたマッピング関係、位置分布、および端末姿勢に従って、位置分布および端末姿勢に対応する動作を実行して端末を制御することを含む。
【0077】
場合によっては、端末上の端末保持位置の位置分布は、ブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布、アイドル動作位置分布、またはディスポジション動作位置分布を含む。もちろん、端末機能が拡張するにつれて、端末上の端末保持位置の位置分布に他の端末制御動作に対応する様々な位置分布を含めてもよく、したがって、本発明の実施形態はこれらの位置分布に限定されない。
【0078】
したがって、端末制御装置は、取得された位置分布および端末姿勢ならびに位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間の確立されたマッピング関係に従って、端末の制御に関するユーザの意図を正確に判定することができ、位置分布および端末姿勢に対応する動作を実行してよく、それによって、端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルがさらに向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0079】
本発明の一実施形態において、場合によっては、
図13に示すように、端末制御装置によって位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立する方法230は、
S231において、ユーザに端末制御動作に対応する位置分布および端末姿勢を収集するよう促すことと、
S232において、ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定することと、
S233において、端末上の端末保持位置の位置分布および端末の端末姿勢を記録することと、
S234において、位置分布および端末姿勢に従って、位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立することとを含む。
【0080】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、端末のいくつかの特殊な動作、または端末を保持するユーザのいくつかの特殊な状態に関して、位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間の新しいマッピング関係をさらに作成してよい。場合によっては、
図14に示すように、本発明のこの実施形態による端末制御方法200は、
S240において、位置分布および端末姿勢がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この位置分布および端末姿勢の場合に端末によって実行される動作を取得することと、
S250において、位置分布、端末姿勢、および動作に従って、位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を更新することとをさらに含む。
【0081】
本発明のこの実施形態では、位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立し更新するための方法はそれぞれ、説明を簡略化するためにここでは繰り返さない前述の実施形態において説明した位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を確立し更新する方法と同様であることを理解されたい。
【0082】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、取得された位置分布および端末姿勢に従って対応する動作を直接実行して端末を制御してよく、端末制御装置は、まずユーザに実行すべき動作を知らせ、ユーザがこの動作を確認した後動作を実行してもよい。以下に
図15を参照して説明する。
【0083】
図15に示すように、位置分布および端末姿勢に対応する動作を実行する方法220は、
S221において、位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布および端末姿勢に対応する動作を判定することと、
S222において、端末がこの動作を実行しようとしていることをユーザに知らせることと、
S223において、ユーザが動作を確認した後、動作を実行して端末を制御することとを含む。
【0084】
たとえば、端末制御装置は端末上にダイアログボックスを表示することによってユーザに知らせてよく、音声を使用することによってユーザに知らせてもよい。もちろん、端末制御装置は、端末によってユーザに知らせる他の方法でユーザに知らせてもよく、本発明の実施形態はこれらの方法に限定されない。
【0085】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、端末制御装置によって取得された端末上の端末保持位置の位置分布がアイドル動作位置分布であるとき、端末制御装置は位置分布および端末姿勢に対応する動作を実行する。具体的には、端末制御装置は節電動作を直接実行し、端末制御装置は、端末が節電動作を実行しようとしていることをユーザに知らせ、ユーザが節電動作を確認した後で節電動作を実行して端末を制御してもよい。したがって、端末の待機時間を延ばすことができ、エネルギーが節約される。節電動作がバッテリー節約動作と呼ばれることもあることを理解されたい。
【0086】
本発明の様々な実施形態において、上記のプロセスの通し番号の値が実行順序を示さず、各プロセスの実行順序は、その機能および固有の論理に従って決定されるべきであるが、本発明の実施形態の実施プロセスを限定すべきではないことを理解されたい。
【0087】
本発明のこの実施形態では、端末制御方法200の対応するプロセスは端末制御方法100の対応するプロセスと同様であり、したがって、方法200における関連する説明では、説明を簡略化するためにここでは繰り返さない方法100における対応する説明を参照することがある。
【0088】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置が端末に組み込まれた制御ユニットまたは制御モジュールであってよく、すなわち、端末が端末制御装置を含んでよいことをさらに理解されたい。もちろん、端末制御装置は端末と通信することのできる別個の制御デバイスであってもよい。本発明のこの実施形態はこれらの態様に限定されない。
【0089】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布および端末姿勢が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布、端末姿勢、およびマッピング関係に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0090】
取得された位置分布、端末の取得された現在の使用状況、および位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作とのマッピング関係による端末制御方法300について以下に
図16〜
図20を参照して説明する。
【0091】
図16に示すように、本発明の一実施形態による端末制御方法300は、
S310において、端末上の端末保持位置の位置分布を取得することと、
S320において、端末の現在の使用状況を取得することと、
S330において、位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することとを含む。
【0092】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得されるだけでなく、端末の現在の使用状況も考慮され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図の事前判定の精度をさらに高めることができ、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0093】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のあらかじめ記憶されたマッピング関係に基づいて、位置分布および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御してよく、端末制御装置は、まず位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立し、次いでマッピング関係、位置分布、および使用状況に従って対応する動作を実行して端末を制御してもよい。
【0094】
具体的には、場合によっては、
図17に示すように、本発明の一実施形態による端末制御方法300は、
S340において、位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立することをさらに含み、
位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することは、
確立されたマッピング関係、位置分布、および使用状況に従って、位置分布および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することを含む。
【0095】
場合によっては、端末の現在の使用状況には、着呼状態、新メッセージ到着状態、メッセージ編集状態、ブラウジング状態、写真撮影状態などが含まれる。場合によっては、端末上の端末保持位置の位置分布は、ブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布、アイドル動作位置分布、またはディスポジション動作位置分布を含む。もちろん、端末機能が拡張するにつれて、端末上の端末保持位置の位置分布に他の端末制御動作に対応する様々な位置分布を含めてもよく、したがって、本発明の実施形態はこれらの位置分布に限定されない。
【0096】
本発明の一実施形態において、場合によっては、
図18に示すように、端末制御装置によって位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立する方法340は、
S341において、ユーザに、端末の現在の使用状況において、端末制御動作に対応する位置分布を収集するよう促すことと、
S342において、ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定することと、
S343において、端末上の端末保持位置の位置分布および端末の現在の使用状況を記録することと、
S344において、位置分布および使用状況に従って、位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立することとを含む。
【0097】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、端末のいくつかの特殊な動作、または端末を保持するユーザのいくつかの特殊な状態に関して、位置分布と
使用状況の組合せと端末制御動作との間の新しいマッピング関係をさらに作成してよい。場合によっては、
図19に示すように、本発明の一実施形態による端末制御方法300は、
S350において、位置分布および使用状況がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この位置分布および使用状況の場合に端末によって実行される動作を取得することと、
S360において、位置分布、使用状況、および動作に従って、位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を更新することとをさらに含む。
【0098】
本発明のこの実施形態では、位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立し更新するための方法はそれぞれ、説明を簡略化するためにここでは繰り返さない前述の実施形態において説明した位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を確立し更新する方法と同様であることを理解されたい。
【0099】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、取得された位置分布および使用状況に従って対応する動作を直接実行して端末を制御してよく、端末制御装置は、まずユーザに実行すべき動作を知らせ、ユーザがこの動作を確認した後動作を実行してもよい。以下に
図20を参照して説明する。
【0100】
図20に示すように、位置分布および使用状況に対応する動作を実行する方法330は、
S331において、位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布および使用状況に対応する動作を判定することと、
S332において、端末がこの動作を実行しようとしていることをユーザに知らせることと、
S333において、ユーザが動作を確認した後、動作を実行して端末を制御することとを含む。
【0101】
たとえば、端末制御装置は端末上にダイアログボックスを表示することによってユーザに知らせてよく、音声を使用することによってユーザに知らせてもよい。もちろん、端末制御装置は、端末によってユーザに知らせる他の方法でユーザに知らせてもよく、本発明の実施形態はこれらの方法に限定されない。
【0102】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得されるだけでなく、端末の現在の使用状況も考慮され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図の事前判定の精度をさらに高めることができ、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0103】
本発明のこの実施形態では、端末制御装置は、位置分布に従って対応する動作を直接実行するか、それとも実行すべき動作をユーザに知らせ、ユーザが動作を確認した後に動作を実行するかにかかわらず、端末の現在の使用状況を参照して端末をさらに制御して制御の多様性および精度を実現することができる。
【0104】
位置分布および使用状況に対応する動作を実行する方法について以下に端末の特定の現在の使用状況を参照して説明する。
【0105】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することは、
位置分布がアイドル動作位置分布であるときに節電動作を実行することを含む。
【0106】
具体的には、端末制御装置は節電動作を直接実行し、端末制御装置は、端末が節電動作を実行しようとしていることをユーザに知らせ、ユーザが節電動作を確認した後で節電動作を実行して端末を制御してもよい。したがって、端末の待機時間を延ばすことができ、エネルギーが節約される。節電動作がバッテリー節約動作と呼ばれることもあることを理解されたい。
【0107】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することは、
使用状況が着呼状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、着呼に応答する動作を実行すること、または
使用状況が着呼状態であり、位置分布がディスポジション動作位置分布であるとき、ミュート動作を実行することを含む。
【0108】
すなわち、端末の現在の使用状況が着呼状態であり、ユーザが端末を呼状態で保持しているときは、端末制御装置はたとえば、端末上のタッチセンサを使用し、かつ
近位センサを補助的に使用することによって、端末上の端末保持位置の位置分布が呼動作位置分布であると判定し、したがって、着呼に応答する動作を実行し、ユーザが端末をディスポジション状態で保持しているときは、端末制御装置は、端末上の端末保持位置の位置分布がディスポジション動作位置分布であると判定し、次いでミュート動作を実行し、ユーザが端末を別の状態で保持しているときは、端末制御装置は、位置分布が別の位置分布であると判定し、対応する動作を実行してよい。もちろん、端末制御装置は端末に引き続き現在の使用状況を維持させてもよい。
【0109】
端末制御装置が現在の位置分布を特定しないときは、本発明のこの実施形態による前述の方法を使用することにより学習することによってユーザの使用習慣の位置分布記録を補正してよい。すなわち、端末制御装置によって位置分布を特定した結果があらかじめ設定された位置分布とは異なるとき、装置はさらに、ユーザの後に続く手動動作、たとえば、呼に対する応答、ミューティング、呼に対する拒絶、またはその他の動作を収集し、ユーザ動作と端末接触感知位置分布および端末姿勢などのパラメータとの間のマッピング関係を記録してよい。さらに、端末制御装置は何度も記録を実行し、記録の回数が特定のしきい値に達した後のユーザの習慣を判定し、次に同じ位置分布が生じたときに自動的に動作状態に入ってよい。
【0110】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することは、
使用状況が新メッセージ到着状態であり、位置分布がブラウジング動作位置分布であるとき、新しいメッセージを開く動作を実行すること、または
使用状況が新メッセージ到着状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、新しいメッセージの送信側を呼び出す動作を実行することを含む。
【0111】
すなわち、端末の現在の使用状況が新メッセージ到着状態であり、ユーザが端末をブラウジング状態で保持しているときは、端末制御装置はたとえば、端末上のタッチセンサを使用し、かつジャイロスコープを補助的に使用することによって、端末上の端末保持位置の位置分布がブラウジング動作位置分布であると判定し、したがって、新しいメッセージを開く動作を実行し、ユーザが端末を呼状態で保持しているときは、端末制御装置は、端末上の端末保持位置の位置分布が呼動作位置分布であると判定し、次いでメッセージの送信側を呼び出す動作を実行してよく、ユーザが端末を別の状態で保持しているときは、端末制御装置は、位置分布が別の位置分布であると判定し、対応する動作を実行してよく、端末に引き続き現在の使用状況を維持させてもよい。
【0112】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することは、
使用状況がメッセージ編集状態であり、位置分布が写真撮影動作位置分布であるとき、写真撮影動作を実行し、撮影した写真を現在編集されているメッセージに挿入すること、または
使用状況がメッセージ編集状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、現在編集されているメッセージの受信側を呼び出す動作を実行することを含む。
【0113】
すなわち、端末の現在の使用状況がメッセージ編集状態であり、ユーザが端末を写真撮影状態で保持しているときは、端末制御装置は、端末上の端末保持位置の位置分布が写真撮影動作位置分布であると判定してよく、したがって、写真撮影動作を実行し、撮影した写真を現在編集されているメッセージに挿入し、ユーザが端末を呼状態で保持しているときは、端末制御装置は、位置分布が呼動作位置分布であると判定し、次いで現在編集されているメッセージの受信側を呼び出す動作を実行してよく、ユーザが端末を別の状態で保持しているときは、端末制御装置は、位置分布が別の位置分布であると判定し、対応する動作を実行してよく、端末に引き続き現在の使用状況を維持させてもよい。
【0114】
本発明の様々な実施形態において、上記のプロセスの通し番号の値が実行順序を示さず、各プロセスの実行順序は、その機能および固有の論理に従って決定されるべきであるが、本発明の実施形態の実施プロセスを限定すべきではないことを理解されたい。
【0115】
本発明のこの実施形態では、端末制御方法300の対応するプロセスは端末制御方法100または200の対応するプロセスと同様であり、したがって、方法300における関連する説明では、説明を簡略化するためにここでは繰り返さない方法100または200における対応する説明を参照することがある。
【0116】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置が端末に組み込まれた制御ユニットまたは制御モジュールであってよく、すなわち、端末が端末制御装置を含んでよいことをさらに理解されたい。もちろん、端末制御装置は端末と通信することのできる別個の制御デバイスであってもよい。本発明のこの実施形態はこれらの態様に限定されない。
【0117】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布および使用状況が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布、使用状況、およびマッピング関係に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0118】
取得された位置分布、取得された端末姿勢、端末の取得された現在の使用状況、ならびに位置分布と端末姿勢および使用状況の組合せと端末制御動作とのマッピング関係による端末制御方法
400について以下に
図21〜
図25を参照して詳しく説明する。
【0119】
図21に示すように、本発明の一実施形態による端末制御方法400は、
S410において、端末上の端末保持位置の位置分布および端末の端末姿勢を取得することと、
S420において、端末の現在の使用状況を取得することと、
S430において、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することとを含む。
【0120】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得されるだけでなく、端末の現在の使用状況および端末姿勢も考慮され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図の事前判定の精度をさらに高めることができ、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0121】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のあらかじめ記憶されたマッピング関係に基づいて、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御してよく、端末制御装置は、まず位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立し、次いでマッピング関係、位置分布、端末姿勢、および使用状況に従って対応する動作を実行して端末を制御してもよい。
【0122】
具体的には、場合によっては、
図22に示すように、本発明の一実施形態による端末制御方法400は、
S440において、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立することをさらに含み、
位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することは、
確立されたマッピング関係、位置分布、および使用状況に従って、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することを含む。
【0123】
場合によっては、端末の現在の使用状況には、着呼状態、新メッセージ到着状態、メッセージ編集状態、ブラウジング状態、写真撮影状態などが含まれる。場合によっては、端末上の端末保持位置の位置分布は、ブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布、アイドル動作位置分布、またはディスポジション動作位置分布を含む。もちろん、端末機能が拡張するにつれて、端末上の端末保持位置の位置分布に他の端末制御動作に対応する様々な位置分布を含めてもよく、したがって、本発明の実施形態はこれらの位置分布に限定されない。
【0124】
端末姿勢が、端末が静止しているときの位置または傾斜角などの角度を含むだけでなく、端末が落下、回転、または振動しているときのように移動しているときの様々な状態またはパラメータも含むことを理解されたい。
【0125】
具体的には、端末制御装置は、端末上に配設された様々なセンサを使用することによって端末の端末姿勢を取得してよく、たとえば、端末上に配設された
近位センサ、ジャイロスコープ、および加速度センサのうちの1つまたは複数を使用することによって端末姿勢を取得してよい。たとえば、端末制御装置は、加速度センサを使用することによって、端末が上向きであるかそれとも下向きであるかを知ることができ、端末が落下などの急激な移動中であるかどうかを知ることもできる。別の例では、端末制御装置は、
近位センサを使用することによって、端末と物体との間の距離などを知ることができる。もちろん、端末制御装置は、本発明のこの実施形態によって限定されない他のセンサを使用することによって端末姿勢を取得することもできる。
【0126】
本発明の一実施形態において、場合によっては、
図23に示すように、端末制御装置によって位置分布と端末姿勢および使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立する方法440は、
S441において、ユーザに、端末の現在の使用状況において、端末制御動作に対応する位置分布および端末姿勢を収集するよう促すことと、
S442において、ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定することと、
S443において、端末上の端末保持位置の位置分布、端末の端末姿勢、および端末の現在の使用状況を記録することと、
S444において、位置分布、端末姿勢、および使用状況に従って、位置分布と端末姿勢および使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立することとを含む。
【0127】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、端末のいくつかの特殊な動作、または端末を保持するユーザのいくつかの特殊な状態に関して、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間の新しいマッピング関係をさらに作成してよい。場合によっては、
図24に示すように、本発明のこの実施形態による端末制御方法400は、
S450において、位置分布、端末姿勢、および使用状況がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この位置分布、端末姿勢、および使用状況の場合に端末によって実行される動作を取得することと、
S460において、位置分布、端末姿勢、使用状況、および動作に従って、位置分布と端末姿勢および使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立することとを含む。
【0128】
本発明のこの実施形態では、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立し更新するための方法はそれぞれ、説明を簡略化するためにここでは繰り返さない前述の実施形態において説明した位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を確立し更新する方法と同様であることを理解されたい。
【0129】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、取得された位置分布、端末姿勢、および使用状況に従って対応する動作を直接実行して端末を制御してよく、端末制御装置は、まずユーザに実行すべき動作を知らせ、ユーザがこの動作を確認した後動作を実行してもよい。以下に
図25を参照して説明する。
【0130】
図25に示すように、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行する方法430は、
S431において、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を判定することと、
S432において、端末がこの動作を実行しようとしていることをユーザに知らせることと、
S433において、ユーザが動作を確認した後、動作を実行して端末を制御することとを含む。
【0131】
たとえば、端末制御装置は端末上にダイアログボックスを表示することによってユーザに知らせてよく、音声を使用することによってユーザに知らせてもよい。もちろん、端末制御装置は、端末によってユーザに知らせる他の方法でユーザに知らせてもよく、本発明の実施形態はこれらの方法に限定されない。
【0132】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得されるだけでなく、端末の現在の使用状況および端末の端末姿勢も考慮され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図の事前判定の精度をさらに高めることができ、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0133】
本発明のこの実施形態では、端末制御装置は、位置分布および端末姿勢に従って対応する動作を直接実行するか、それとも実行すべき動作をユーザに知らせ、ユーザが動作を確認した後に動作を実行するかにかかわらず、端末の現在の使用状況を参照して端末をさらに制御して制御の多様性および精度を実現することができる。
【0134】
位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行する方法について以下に端末の特定の現在の使用状況を参照して説明する。
【0135】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することは、
位置分布がアイドル動作位置分布であるときに節電動作を実行することを含む。
【0136】
具体的には、端末制御装置は節電動作を直接実行し、端末制御装置は、端末が節電動作を実行しようとしていることをユーザに知らせ、ユーザが節電動作を確認した後で節電動作を実行して端末を制御してもよい。したがって、端末の待機時間を延ばすことができ、エネルギーが節約される。節電動作がバッテリー節約動作と呼ばれることもあることを理解されたい。
【0137】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することは、
使用状況が着呼状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、着呼に応答する動作を実行すること、または
使用状況が着呼状態であり、位置分布がディスポジション動作位置分布であるとき、ミュート動作を実行することを含む。
【0138】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することは、
使用状況が新メッセージ到着状態であり、位置分布がブラウジング動作位置分布であるとき、新しいメッセージを開く動作を実行すること、または
使用状況が新メッセージ到着状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、新しいメッセージの送信側を呼び出す動作を実行することを含む。
【0139】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御することは、
使用状況がメッセージ編集状態であり、位置分布が写真撮影動作位置分布であるとき、写真撮影動作を実行し、撮影した写真を現在編集されているメッセージに挿入すること、または
使用状況がメッセージ編集状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、現在編集されているメッセージの受信側を呼び出す動作を実行することを含む。
【0140】
本発明の様々な実施形態において、上記のプロセスの通し番号の値が実行順序を示さず、各プロセスの実行順序は、その機能および固有の論理に従って決定されるべきであるが、本発明の実施形態の実施プロセスを限定すべきではないことを理解されたい。
【0141】
本発明のこの実施形態では、端末制御方法400の対応するプロセスは端末制御方法100、200、または300の対応するプロセスと同様であり、したがって、方法400における関連する説明では、説明を簡略化するためにここでは繰り返さない方法100、200、または300における対応する説明を参照することがある。
【0142】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置が端末に組み込まれた制御ユニットまたは制御モジュールであってよく、すなわち、端末が端末制御装置を含んでよいことをさらに理解されたい。もちろん、端末制御装置は端末と通信することのできる別個の制御デバイスであってもよい。本発明のこの実施形態はこれらの態様に限定されない。
【0143】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、端末上の端末保持位置の位置分布、端末姿勢、および使用状況が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布、使用状況、およびマッピング関係に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0144】
図26に示すように、本発明の一実施形態は端末制御方法500をさらに提供し、場合によっては、方法500は、
S510において、ユーザに端末制御動作に対応する端末情報を収集するよう促すことであって、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布が含まれるか、または位置分布および端末の端末姿勢が含まれるか、または位置分布および端末の現在の使用状況が含まれるか、または位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれることと、
S520において、ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定することと、
S530において、端末情報を記録することと、
S540において、端末情報に従って、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係を確立し、マッピング関係に従って端末を制御することとを含む。
【0145】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、ユーザが端末を通常の状態で保持しているときの端末情報が取得され、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係が確立され、端末制御動作が確立され、したがって、端末制御装置は、端末を保持するためのユーザの通常の状態に基づいて、端末に対してより正確でインテリジェントな制御を実行することができ、インテリジェントな端末制御の汎用性が向上し、ユーザエクスペリエンスがさらに改善される。
【0146】
本発明のこの実施形態において、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布のみが含まれても、位置分布および端末の端末姿勢が含まれても、位置分布および端末の現在の使用状況が含まれても、位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれてもよい。
【0147】
本発明のこの実施形態において、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係は位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末の端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末の現在の使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であってもよいことをさらに理解されたい。
【0148】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置は、端末のいくつかの特殊な動作、またはユーザのいくつかの特殊な手の位置に関して、新しい位置分布をさらに作成するとともに対応するマッピング関係を作成してよい。場合によっては、本発明のこの実施形態による端末制御方法500は、
端末情報がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この端末情報の場合に端末によって実行される動作を取得することと、
端末情報および動作に従って、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係を更新することとをさらに含んでよい。
【0149】
本発明のこの実施形態では、マッピング関係しきい値をさらに設定してよく、端末情報とマッピング関係との間の不一致の数がマッピング関係しきい値よりも大きくなったときにのみ、マッピング関係が更新され、すなわち、あらたに確立されたマッピング関係が端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係に付加されることを理解されたい。
【0150】
本発明の様々な実施形態において、上記のプロセスの通し番号の値が実行順序を示さず、各プロセスの実行順序は、その機能および固有の論理に従って決定されるべきであるが、本発明の実施形態の実施プロセスを限定すべきではないことを理解されたい。
【0151】
本発明のこの実施形態において、端末制御方法500は
図1〜
図25における方法の対応するプロセスをさらに有し得るが、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことを理解されたい。
【0152】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法において、端末制御装置は端末を保持するためのユーザの通常の状態に基づいて、端末に対してより正確でインテリジェントな制御を実行することができ、インテリジェントな端末制御の汎用性が向上し、ユーザエクスペリエンスがさらに改善される。
【0153】
本発明の一実施形態は、
図27に示すような端末制御方法をさらに提供し、場合によっては、方法600は、
S610において、端末の端末情報を取得することであって、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布が含まれるか、または位置分布および端末の端末姿勢が含まれるか、または位置分布および端末の現在の使用状況が含まれるか、または位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれることと、
S620において、端末情報が端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この端末情報の場合に端末によって実行される動作を取得することと、
S630において、端末情報および動作に従って、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係を更新し、マッピング関係に従って端末を制御することとを含む。
【0154】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、方法600は、
ユーザに端末制御動作に対応する端末情報を収集するよう促すことであって、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布が含まれるか、または位置分布および端末の端末姿勢が含まれるか、または位置分布および端末の現在の使用状況が含まれるか、または位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれることと、
ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定することと、
端末情報を記録することと、
端末情報に従って、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係を確立し、マッピング関係に従って端末を制御することとをさらに含んでよい。
【0155】
本発明のこの実施形態において、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布のみが含まれても、位置分布および端末の端末姿勢が含まれても、位置分布および端末の現在の使用状況が含まれても、位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれてもよい。したがって、本発明のこの実施形態において、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係は位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末の端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末の現在の使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であってもよいことをさらに理解されたい。
【0156】
本発明の様々な実施形態において、上記のプロセスの通し番号の値が実行順序を示さず、各プロセスの実行順序は、その機能および固有の論理に従って決定されるべきであるが、本発明の実施形態の実施プロセスを限定すべきではないことを理解されたい。
【0157】
本発明のこの実施形態において、端末制御方法600は
図1〜
図25における方法の対応するプロセスをさらに有し得るが、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことを理解されたい。
【0158】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御方法では、ユーザが端末を通常の状態で保持しているときの端末情報が取得され、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係が確立され、端末制御動作が確立され、したがって、端末制御装置は、端末を保持するためのユーザの通常の状態に基づいて、端末に対してより正確でインテリジェントな制御を実行することができ、インテリジェントな端末制御の汎用性が向上し、ユーザエクスペリエンスがさらに改善される。
【0159】
本発明の実施形態による端末制御方法について上記に
図1〜
図27を参照して詳しく説明したが、本発明の実施形態による端末制御装置および端末について以下に
図28〜
図53を参照して詳しく説明する。
【0160】
図28は、本発明の一実施形態による端末制御装置1000の概略ブロック図である。
図28に示すように、装置1000は、
端末上の端末保持位置の位置分布を取得するように構成された第1の取得モジュール1100と、
位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って、第1の取得モジュール1100によって取得された位置分布に対応する動作を実行して端末を制御するように構成された実行モジュール1200とを含む。
【0161】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御装置では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0162】
たとえば、第1の取得モジュール1100は端末上に配設され、端末上の端末保持位置の位置分布を取得する様々なセンサであってよく、このセンサにはたとえば、抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサを含めてよい。実行モジュール1200はたとえば、端末の中央処理ユニット(Central Processing Unit、略して「CPU」)に相当してよく、本発明のこの実施形態は中央処理ユニットに限定されない。
【0163】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図29に示すように、装置1000は、
端末上の端末保持位置の位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を確立するように構成された確立モジュール1300をさらに含み、
実行モジュール1200は、確立されたマッピング関係および位置分布に従って、位置分布に対応する動作を実行して端末を制御するようにさらに構成される。
【0164】
確立モジュール1300は、たとえば、端末のCPUおよびストレージなどを含んでよいが、本発明のこの実施形態は端末のCPUおよびストレージなどに限定されない。
【0165】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図30に示すように、確立モジュール1300は、
ユーザに端末制御動作に対応する位置分布を収集するよう促すように構成された第1のプロンプトユニット1310と、
ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定するように構成された第1の判定ユニット1320と、
端末上の端末保持位置の位置分布を記録するように構成された記録モジュール1330と、
位置分布に従って、位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を確立するように構成された確立ユニット1340とを含む。
【0166】
記録ユニット1330がメモリ、ハードディスク、フラッシュメモリ、シンクロナスDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory、略して「SDRAM」)、またはフラッシュドライブなどの端末のストレージに相当してよいことを理解されたい。
【0167】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図31に示すように、装置1000は、
位置分布がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この位置分布の場合に端末によって実行される動作を取得するように構成された第2の取得モジュール1400と、
位置分布および動作に従って位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係を更新するように構成された更新モジュール1500とをさらに含む。
【0168】
第2の取得モジュール1400が端末上に配設された様々なセンサに相当してよく、端末がたとえば、抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサなどのセンサのうちの1つまたは複数を含んでよいことを理解されたい。
【0169】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図32に示すように、確立モジュール1200は、
位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布に対応する動作を判定するように構成された第2の判定ユニット1210と、
端末がこの動作を実行しようとしていることをユーザに知らせるように構成された第2のプロンプトユニット1220と、
ユーザが動作を確認した後、動作を実行して端末を制御するように構成された実行ユニット1230とを含む。
【0170】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布は、ブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布、アイドル動作位置分布、またはディスポジション動作位置分布を含む。もちろん、端末機能が拡張するにつれて、端末上の端末保持位置の位置分布に他の端末制御動作に対応する様々な位置分布を含めてもよく、したがって、本発明の実施形態はこれらの位置分布に限定されない。
【0171】
たとえば、端末制御装置は端末上にダイアログボックスを表示することによってユーザに知らせ、ダイアログボックスはたとえば、2つの選択ボックスを有し、一方の選択ボックスが確認を表し、他方の選択ボックスが取消しを表す。ユーザが端末によって実行すべき動作を確認した後、端末制御装置がその動作を実行してよく、ユーザが端末によって実行すべき動作を取り消した後、端末制御装置は、その動作を実行することを放棄してよく、かつ他の動作も実行せず、装置は端末を保持するユーザの位置分布を再び取得し、ユーザに再び知らせることなどを行ってもよい。
【0172】
端末制御装置が音声を使用することによってユーザに知らせてもよく、もちろん、端末制御装置が端末によってユーザに知らせるための他の方法を使用することによってユーザに知らせてもよく、さらに、ユーザが端末によって実行すべき動作を取り消した後、端末制御装置が別の動作を実行してもよく、本発明のこの実施形態がこれらの方法に限定されないことを理解されたい。
【0173】
本発明の実施形態において、場合によっては、実行モジュール1200は、位置分布がアイドル動作位置分布であるときに節電動作を実行するように構成された実行サブモジュールを含む。
【0174】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、端末制御装置によって取得された端末の端末保持位置の位置分布がアイドル動作位置分布であるとき、端末制御装置は、節電動作を直接実行してよく、また、端末が節電動作を実行しようとしていることをユーザに知らせ、ユーザが節電動作を確認した後節電動作を実行して端末を制御してよい。したがって、端末の待機時間を延ばすことができ、エネルギーが節約される。
【0175】
節電動作が、端末のディスプレイスクリーンを自動的にオフにすること、データの伝送が行われないときに端末とネットワークとの間の接続を切り離すこと、または端末をスリープ状態にすること、またはBluetooth(登録商標)およびワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、略して「WiFi」)を終了すること、またはアニメーションおよびタッチフィードバックを終了すること、またはスクリーンタイムアウトを短縮すること、またはスクリーンの明るさを低下させること、またはバックグラウンドデータを終了し常に接続されるデータサービスを終了することなどのバッテリー節約動作と呼ばれることもある。
【0176】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、端末が、アイドル動作位置分布であると特定されたために節電モードに入った後、端末制御装置は、端末が非アイドル位置分布であると判定し、たとえば、端末がブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布
、およびディスポジション動作位置分布などの位置分布であると判定すると、端末がすでに自動的に入っていた節電モードを終了する。
【0177】
たとえば、ユーザが手動で節電モードを開始すること、または端末が低バッテリー状態を検出した後に節電モードモードに入ることなどの、他の理由で端末が節電モードに入った場合、端末制御装置は端末を節電モードを終了させるように制御する必要がないことをさらに理解されたい。
【0178】
実行モジュール1200が端末の中央処理ユニットCPUなどに相当してよく、CPUがストレージに記憶されたプログラムを実行して前述の機能を実現することができるが、本発明のこの実施形態がそのような態様に限定されないことを理解されたい。
【0179】
本発明のこの実施形態による端末制御装置1000が本発明の実施形態による端末制御方法における装置に相当してよく、装置1000内のモジュールの前述の動作および/または機能ならびにその他の動作および/または機能がそれぞれ
図1〜
図10における方法の対応するプロセスを実施するために使用され、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことをさらに理解されたい。
【0180】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御装置では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0181】
図33は、本発明の一実施形態による端末制御装置2000の概略ブロック図である。
図33に示すように、装置2000は、
端末上の端末保持位置の位置分布および端末の端末姿勢を取得するように構成された第1の取得モジュール2100と、
位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、第1の取得モジュール2100によって取得された位置分布および端末姿勢に対応する動作を実行して端末を制御するように構成された実行モジュール2200とを含む。
【0182】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御装置では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得されるだけでなく、端末の端末姿勢も考慮され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図の事前判定の精度をさらに高めることができ、位置分布および端末姿勢に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0183】
たとえば、第1の取得モジュール2100は端末上に配設され、端末上の端末保持位置の位置分布を取得する様々なセンサであってよく、このセンサにはたとえば、抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサを含めてよい。第1の取得モジュール2100は、端末の姿勢情報を取得するように
近位センサ、ジャイロスコープ、および加速度計のうちの1つまたは複数をさらに含んでよい。実行モジュール
2200は、たとえば、端末のCPUなどに相当してよいが、本発明の実施形態は端末のCPUなどに限定されない。
【0184】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図34に示すように、装置2000は、
位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立するように構成された確立モジュール2300をさらに含み、
実行モジュール2200は、
確立されたマッピング関係、位置分布、および端末姿勢に従って、位置分布および端末姿勢に対応する動作を実行して端末を制御するようにさらに構成される。
【0185】
確立モジュール2300は、たとえば、端末のCPUおよびストレージなどを含んでよいが、本発明のこの実施形態は端末のCPUおよびストレージなどに限定されない。
【0186】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図35に示すように、確立モジュール2300は、
ユーザに端末制御動作に対応する位置分布および端末姿勢を収集するよう促すように構成された第1のプロンプトユニット2310と、
ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定するように構成された第1の判定ユニット2320と、
端末上の端末保持位置の位置分布および端末の端末姿勢を記録するように構成された記録ユニット2330と、
位置分布および端末姿勢に従って、位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立するように構成された確立ユニット2340とを含む。
【0187】
記録ユニット2330がメモリ、ハードディスク、フラッシュメモリ、シンクロナスDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory、略して「SDRAM」)、またはフラッシュドライブなどの端末のストレージに相当してよいことを理解されたい。
【0188】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図36に示すように、装置2000は、
位置分布および端末姿勢がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この位置分布および端末姿勢の場合に端末によって実行される動作を取得するように構成された第2の取得モジュール2400と、
位置分布、端末姿勢、および動作に従って、位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を更新するように構成された更新モジュール2500とをさらに含む。
【0189】
第2の取得モジュール2400が端末上に配設された様々なセンサに相当してよく、端末がたとえば、抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサなどのセンサのうちの1つまたは複数を含んでよいことを理解されたい。
【0190】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図37に示すように、確立モジュール2200は、
位置分布と端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布および端末姿勢に対応する動作を判定するように構成された第2の判定ユニット2210と、
端末がこの動作を実行しようとしていることをユーザに知らせるように構成された第2のプロンプトユニット2220と、
ユーザが動作を確認した後、動作を実行して端末を制御するように構成された実行ユニット2230とを含む。
【0191】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布は、ブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布、アイドル動作位置分布、またはディスポジション動作位置分布を含む。もちろん、端末機能が拡張するにつれて、端末上の端末保持位置の位置分布に他の端末制御動作に対応する様々な位置分布を含めてもよく、したがって、本発明の実施形態はこれらの位置分布に限定されない。
【0192】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、実行モジュール2200は、位置分布がアイドル動作位置分布であるときに節電動作を実行するように構成された実行サブモジュールを含む。
【0193】
節電動作が、端末のディスプレイスクリーンを自動的にオフにすること、データの伝送が行われないときに端末とネットワークとの間の接続を切り離すこと、または端末をスリープ状態にすること、またはBluetooth(登録商標)およびワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、略して「WiFi」)を終了すること、またはアニメーションおよびタッチフィードバックを終了すること、またはスクリーンタイムアウトを短縮すること、またはスクリーンの明るさを低下させること、またはバックグラウンドデータを終了し常に接続されるデータサービスを終了することなどのバッテリー節約動作と呼ばれることもある。
【0194】
実行モジュール2200が端末の中央処理ユニットCPUなどに相当してよく、CPUがストレージに記憶されたプログラムを実行して前述の機能を実現することができるが、本発明のこの実施形態がそのような態様に限定されないことを理解されたい。
【0195】
本発明のこの実施形態による端末制御装置2000が本発明の実施形態による端末制御方法における装置に相当してよく、装置2000内のモジュールの前述の動作および/または機能ならびにその他の動作および/または機能がそれぞれ
図11〜
図15における方法の対応するプロセスを実施するために使用され、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことをさらに理解されたい。
【0196】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御装置では、端末上の端末保持位置の位置分布および端末姿勢が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0197】
図38は、本発明の一実施形態による端末制御装置3000の概略ブロック図である。
図38に示すように、装置3000は、
端末上の端末保持位置の位置分布を取得するように構成された第1の取得モジュール3100と、
端末の現在の使用状況を取得するように構成された第2の取得モジュール3200と、
位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、第1の取得モジュール3100によって取得された位置分布および第2の取得モジュール3200によって取得された位置分布に対応する動作を実行して端末を制御するように構成された実行モジュール3300とを含む。
【0198】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御装置では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得されるだけでなく、端末の使用状況も考慮され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図の事前判定の精度をさらに高めることができ、位置分布および使用状況に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0199】
たとえば、第1の取得モジュール3100は端末上に配設され、端末上の端末保持位置の位置分布を取得する様々なセンサであってよく、このセンサにはたとえば、抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサを含めてよい。第2の取得モジュール3200は、端末の姿勢情報を取得するように
近位センサ、ジャイロスコープ、および加速度計のうちの1つまたは複数をさらに含んでよい。実行モジュール3300は、たとえば、端末のCPUなどに相当してよいが、本発明の実施形態は端末のCPUなどに限定されない。
【0200】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図39に示すように、装置3000は、
位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立するように構成された確立モジュール3400をさらに含み、
実行モジュール3300は、
確立されたマッピング関係、位置分布、および使用状況に従って、位置分布および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御するようにさらに構成される。
【0201】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図40に示すように、確立モジュール3400は、
ユーザに、端末の現在の使用状況において、端末制御動作に対応する位置分布を収集するよう促すように構成された第1のプロンプトユニット3410と、
ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定するように構成された第1の判定ユニット3420と、
端末上の端末保持位置の位置分布および端末の使用状況を記録するように構成された記録ユニット3430と、
位置分布および使用状況に従って、位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立するように構成された確立ユニット3440とを含む。
【0202】
記録ユニット3430がメモリ、ハードディスク、フラッシュメモリ、シンクロナスDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory、略して「SDRAM」)、またはフラッシュドライブなどの端末のストレージに相当してよいことを理解されたい。
【0203】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図41に示すように、装置3000は、
位置分布および使用状況がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この位置分布および使用状況の場合に端末によって実行される動作を取得するように構成された第3の取得モジュール3500と、
位置分布、使用状況、および動作に従って、位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を更新するように構成された更新モジュール3600とをさらに含む。
【0204】
第3の取得モジュール3500が端末上に配設された様々なセンサに相当してよく、端末がたとえば、抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサなどのセンサのうちの1つまたは複数を含んでよいことを理解されたい。
【0205】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図42に示すように、確立モジュール3300は、
位置分布と使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布および使用状況に対応する動作を判定するように構成された第2の判定ユニット3310と、
端末がこの動作を実行しようとしていることをユーザに知らせるように構成された第2のプロンプトユニット3320と、
ユーザが動作を確認した後、動作を実行して端末を制御するように構成された実行ユニット3330とを含む。
【0206】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布は、ブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布、アイドル動作位置分布、またはディスポジション動作位置分布を含む。もちろん、端末機能が拡張するにつれて、端末上の端末保持位置の位置分布に他の端末制御動作に対応する様々な位置分布を含めてもよく、したがって、本発明の実施形態はこれらの位置分布に限定されない。
【0207】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図43に示すように、確立モジュール3300は、
位置分布がアイドル動作位置分布であるときに節電動作を実行するように構成された第1の実行サブモジュール3301を含む。
【0208】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図43に示すように、確立モジュール3300は、
使用状況が着呼状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、着呼に応答する動作を実行するように構成された第2の実行サブモジュール3302、および/または
使用状況が着呼状態であり、位置分布がディスポジション動作位置分布であるとき、ミュート動作を実行するように構成された第3の実行サブモジュール3303を含む。
【0209】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図43に示すように、確立モジュール3300は、
使用状況が新メッセージ到着状態であり、位置分布がブラウジング動作位置分布であるとき、新しいメッセージを開く動作を実行するように構成された第4の実行サブモジュール3304と、
使用状況が新メッセージ到着状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、新しいメッセージの送信側を呼び出す動作を実行するように構成された第5の実行サブモジュール3305とを含む。
【0210】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図43に示すように、確立モジュール3300は、
使用状況がメッセージ編集状態であり、位置分布が写真撮影動作位置分布であるとき、写真撮影動作を実行し、撮影した写真を現在編集されているメッセージに挿入するように構成された第6の実行サブモジュール3306、および/または
使用状況がメッセージ編集状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、現在編集されているメッセージの受信側を呼び出す動作を実行するように構成された第7の実行サブモジュール3307を含む。
【0211】
実行モジュール3300が第1の実行サブモジュール3301〜第7の実行サブモジュール3307を含む1つまたは複数の実行サブモジュールを含んでよく、7つの実行サブモジュールを含んでもよいことを理解されたい。さらに、上述の実行モジュールおよび実行サブモジュールが端末の中央処理ユニットCPUなどに相当してよく、CPUがストレージに記憶されたプログラムを実行して前述の機能を実現することができるが、本発明のこの実施形態がそのような態様に限定されないことを理解されたい。
【0212】
本発明のこの実施形態による端末制御装置3000が本発明の実施形態による端末制御方法における装置に相当してよく、装置3000内のモジュールの前述の動作および/または機能ならびにその他の動作および/または機能がそれぞれ
図16〜
図20における方法の対応するプロセスを実施するために使用され、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことをさらに理解されたい。
【0213】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御装置では、端末上の端末保持位置の位置分布および使用状況が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布および使用状況に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0214】
図44は、本発明の一実施形態による端末制御装置4000の概略ブロック図である。
図44に示すように、装置4000は、
端末上の端末保持位置の位置分布および端末の端末姿勢を取得するように構成された第1の取得モジュール4100と、
端末の現在の使用状況を取得するように構成された第2の取得モジュール4200と、
位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、第1の取得モジュールによって取得された位置分布および端末姿勢、および第2の取得モジュールによって取得された使用状況に対応する動作を実行して端末を制御するように構成された実行モジュール4300とを含む。
【0215】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御装置では、端末上の端末保持位置の位置分布が取得されるだけでなく、端末の使用状況および端末姿勢も考慮され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図の事前判定の精度をさらに高めることができ、位置分布、端末市制および使用状況に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0216】
たとえば、第1の取得モジュール4100は端末上に配設され、端末上の端末保持位置の位置分布を取得する様々なセンサであってよく、このセンサにはたとえば、抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサなどのセンサのうちの1つまたは複数を含めてよい。第1の取得モジュール4100は、端末の使用状況を取得するように
近位センサ、ジャイロスコープ、および加速度センサのうちの1つまたは複数をさらに含んでよい。第2の取得モジュール4200は、端末の現在の使用状況を取得するように抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサなどのセンサのうちの1つまたは複数を含んでよい。実行モジュール4300は、たとえば、端末のCPUなどに相当してよいが、本発明の実施形態は端末のCPUなどに限定されない。
【0217】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図45に示すように、装置4000は、
位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立するように構成された確立モジュール4400をさらに含み、
実行モジュール4300は、
確立されたマッピング関係、位置分布、端末姿勢、および使用状況に従って、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行して端末を制御するようにさらに構成される。
【0218】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図46に示すように、確立モジュール4400は、
ユーザに、端末の現在の使用状況において、端末制御動作に対応する位置分布および端末姿勢を収集するよう促すように構成された第1のプロンプトユニット4410と、
ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定するように構成された第1の判定ユニット4420と、
端末上の端末保持位置の位置分布、端末の端末姿勢、および端末の現在の使用状況を記録するように構成された記録ユニット4430と、
位置分布、端末姿勢、および使用状況に従って、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を確立するように構成された確立ユニット4440とを含む。
【0219】
記録ユニット4430がメモリ、ハードディスク、フラッシュメモリ、シンクロナスDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory、略して「SDRAM」)、またはフラッシュドライブなどの端末のストレージに相当してよいことを理解されたい。
【0220】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図47に示すように、装置4000は、
位置分布、端末姿勢、および使用状況がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この位置分布、端末姿勢、および使用状況の場合に端末によって実行される動作を取得するように構成された第3の取得モジュール4500と、
位置分布、端末姿勢、使用状況、および動作に従って、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係を更新するように構成された更新モジュール4600とをさらに含む。
【0221】
第3の取得モジュール4500が端末上に配設された様々なセンサに相当してよく、端末がたとえば、抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサなどのセンサのうちの1つまたは複数を含んでよいことを理解されたい。
【0222】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図48に示すように、確立モジュール4300は、
位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係に従って、位置分布、端末姿勢、および使用状況に対応する動作を実行するように構成された第2の判定ユニット4310と、
端末がこの動作を実行しようとしていることをユーザに知らせるように構成された第2のプロンプトユニット4320と、
ユーザが動作を確認した後、動作を実行して端末を制御するように構成された実行ユニット4330とを含む。
【0223】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、位置分布は、ブラウジング動作位置分布、呼動作位置分布、写真撮影動作位置分布、アイドル動作位置分布、またはディスポジション動作位置分布を含む。もちろん、端末機能が拡張するにつれて、端末上の端末保持位置の位置分布に他の端末制御動作に対応する様々な位置分布を含めてもよく、したがって、本発明の実施形態はこれらの位置分布に限定されない。
【0224】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図49に示すように、確立モジュール4300は、
位置分布がアイドル動作位置分布であるときに節電動作を実行するように構成された第1の実行サブモジュール4301を含む。
【0225】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図49に示すように、確立モジュール4300は、
使用状況が着呼状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、着呼に応答する動作を実行するように構成された第2の実行サブモジュール4302と、
使用状況が着呼状態であり、位置分布がディスポジション動作位置分布であるとき、ミュート動作を実行するように構成された第3の実行サブモジュール4303とを含む。
【0226】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図49に示すように、確立モジュール4300は、
使用状況が新メッセージ到着状態であり、位置分布がブラウジング動作位置分布であるとき、新しいメッセージを開く動作を実行するように構成された第4の実行サブモジュール4304と、
使用状況が新メッセージ到着状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、新しいメッセージの送信側を呼び出す動作を実行するように構成された第5の実行サブモジュール4305とを含む。
【0227】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、
図49に示すように、確立モジュール4300は、
使用状況がメッセージ編集状態であり、位置分布が写真撮影動作位置分布であるとき、写真撮影動作を実行し、撮影した写真を現在編集されているメッセージに挿入するように構成された第6の実行サブモジュール4306、および/または
使用状況がメッセージ編集状態であり、位置分布が呼動作位置分布であるとき、現在編集されているメッセージの受信側を呼び出す動作を実行するように構成された第7の実行サブモジュール4307を含む。
【0228】
実行モジュール4300が第1の実行サブモジュール4301〜第7の実行サブモジュール4307を含む1つまたは複数の実行サブモジュールを含んでよく、7つの実行サブモジュールを含んでもよいことを理解されたい。さらに、上述の実行モジュールおよび実行サブモジュールが端末の中央処理ユニットCPUなどに相当してよく、CPUがストレージに記憶されたプログラムを実行して前述の機能を実現することができるが、本発明のこの実施形態がそのような態様に限定されないことを理解されたい。
【0229】
本発明のこの実施形態による端末制御装置4000が本発明の実施形態による端末制御方法における装置に相当してよく、装置4000内のモジュールの前述の動作および/または機能ならびにその他の動作および/または機能がそれぞれ
図21〜
図25における方法の対応するプロセスを実施するために使用され、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことをさらに理解されたい。
【0230】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御装置では、端末上の端末保持位置の位置分布、端末姿勢、および使用状況が取得され、したがって、端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、位置分布、端末姿勢、および使用状況に従って対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0231】
図50は、本発明の一実施形態による端末制御装置5000の概略ブロック図である。
図50に示すように、装置5000は、
ユーザに端末制御動作に対応する端末情報を収集するよう促すように構成され、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布が含まれるか、または位置分布および端末の端末姿勢が含まれるか、または位置分布および端末の現在の使用状況が含まれるか、または位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれるプロンプトモジュール5100と、
ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定するように構成された判定モジュール5200と、
端末情報を記録するように構成された記録モジュール5300と、
記録モジュール5300によって記録された端末情報に従って、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係を確立し、マッピング関係に従って端末を制御するように構成された確立モジュール5400とを含む。
【0232】
プロンプトモジュール5100、判定モジュール5200、および確立モジュール5400が端末の中央処理ユニットCPUなどに相当してよく、CPUがストレージに記憶されたプログラムを実行して前述の機能を実現することができ、記録モジュール5300が端末のストレージに相当してよいが、本発明のこの実施形態がそのような態様に限定されないことを理解されたい。
【0233】
本発明のこの実施形態において、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布のみが含まれても、位置分布および端末の端末姿勢が含まれても、位置分布および端末の現在の使用状況が含まれても、位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれてもよい。
【0234】
本発明のこの実施形態において、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係は位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末の端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末の現在の使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であってもよいことをさらに理解されたい。
【0235】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置5000は、端末のいくつかの特殊な動作、またはユーザのいくつかの特殊な手の位置に関して、新しい位置分布をさらに作成するとともに対応するマッピング関係を作成してよい。場合によっては、本発明による端末制御装置5000は、
端末情報がマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この端末情報の場合に端末によって実行される動作を取得することと、
端末情報および動作に従って、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係を更新するようにさらに構成されてよい。
【0236】
本発明のこの実施形態では、マッピング関係しきい値をさらに設定してよく、端末情報とマッピング関係との間の不一致の数がマッピング関係しきい値よりも大きくなったときにのみ、マッピング関係が更新され、すなわち、あらたに確立されたマッピング関係が端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係に付加されることを理解されたい。
【0237】
本発明のこの実施形態による端末制御装置5000が本発明の実施形態による端末制御方法における装置に相当してよく、装置5000内のモジュールの前述の動作および/または機能ならびにその他の動作および/または機能がそれぞれ
図1〜
図26における方法の対応するプロセスを実施するために使用され、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことをさらに理解されたい。
【0238】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御装置において、端末は端末を保持するためのユーザの通常の状態に基づいて、端末に対してより正確でインテリジェントな制御を実行することができ、インテリジェントな端末制御の汎用性が向上し、ユーザエクスペリエンスがさらに改善される。
【0239】
図51は、本発明の一実施形態による端末制御装置6000の概略ブロック図である。
図51に示すように、装置6000は、
端末の端末情報を取得するように構成され、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布が含まれるか、または位置分布および端末の端末姿勢が含まれるか、または位置分布および端末の現在の使用状況が含まれるか、または位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれる第1の取得モジュール6100と、
第1の取得モジュール6100によって取得された端末情報が端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係に一致しないと判定されたときに、この端末情報の場合に端末によって実行される動作を取得するように構成された第2の取得モジュール6200と、
第1の取得モジュール6100によって取得された端末情報および第2の取得モジュール6200によって取得された動作に従って、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係を更新し、マッピング関係に従って端末を制御するように構成された更新モジュール6300とを含む。
【0240】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、装置6000は、
ユーザに端末制御動作に対応する端末情報を収集するよう促すことであって、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布が含まれるか、または位置分布および端末の端末姿勢が含まれるか、または位置分布および端末の現在の使用状況が含まれるか、または位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれることと、
ユーザが端末制御動作に対応する通常の状態で端末を保持していると判定することと、
端末情報を記録することと、
端末情報に従って、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係を確立し、マッピング関係に従って端末を制御することとを行うようにさらに構成されてよい。
【0241】
第1の取得モジュール6100が端末上に配設された様々なセンサに相当してよく、たとえば、センサには、位置分布および/または状況を取得するように抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、および圧電センサなどのセンサのうちの1つまたは複数を含めてよく、たとえば、センサには、端末の端末姿勢および/または使用状況を取得するように
近位センサ、ジャイロスコープ、および加速度センサのうちの1つまたは複数をさらに含めてよいことを理解されたい。第2の取得モジュール6200が、端末の動作を取得するように端末上に配設された様々な姿勢センサに相当してよいことをさらに理解されたい。更新モジュール6300は、端末の中央処理ユニットCPUおよびストレージに相当してよく、CPUはストレージに記憶されたプログラムを実行して前述の機能を実現してよい。
【0242】
本発明のこの実施形態による端末制御装置6000が本発明の実施形態による端末制御方法における装置に相当してよく、装置6000内のモジュールの前述の動作および/または機能ならびにその他の動作および/または機能がそれぞれ
図1〜
図27における方法の対応するプロセスを実施するために使用され、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことをさらに理解されたい。
【0243】
したがって、本発明のこの実施形態による端末制御装置において、端末は端末を保持するためのユーザの通常の状態に基づいて、端末に対してより正確でインテリジェントな制御を実行することができ、インテリジェントな端末制御の汎用性が向上し、ユーザエクスペリエンスがさらに改善される。
【0244】
図52に示すように、本発明の一実施形態は端末7000を提供し、端末7000は本発明の一実施形態による端末制御装置7100を含む。装置7100は取得モジュールと実行モジュールとを含む。取得モジュールは、端末の端末情報を取得するように構成され、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布が含まれるか、または位置分布および端末の端末姿勢が含まれるか、または位置分布および端末の現在の使用状況が含まれるか、または位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれる。実行モジュールは、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係に従って、端末情報に対応する動作を実行して端末を制御するように構成される。
【0245】
本発明のこの実施形態において、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布のみが含まれても、位置分布および端末の端末姿勢が含まれても、位置分布および端末の現在の使用状況が含まれても、位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれてもよい。
【0246】
本発明のこの実施形態において、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係は位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末の端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末の現在の使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であってもよいことをさらに理解されたい。
【0247】
装置7100に加えて、端末7000がディスプレイ装置、写真撮影モジュール、音声モジュール、および/または処理モジュールなどの別の装置またはモジュールをさらに含んでよい。
【0248】
本発明のこの実施形態による端末7000に含まれる端末制御装置7000が本発明の実施形態による端末を制御するための装置1000〜6000に相当してよく、装置7100内のモジュールの前述の動作および/または機能ならびにその他の動作および/または機能がそれぞれ
図1〜
図27における方法の対応するプロセスを実施するために使用され、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことをさらに理解されたい。
【0249】
したがって、本発明のこの実施形態による端末では、端末情報が取得され、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係に従って端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、端末情報に対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0250】
図53は、本発明の一実施形態による端末8000の概略ブロック図である。
図53に示すように、端末8000は、
端末の端末情報を取得するように構成され、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布が含まれるか、または位置分布および端末の端末姿勢が含まれるか、または位置分布および端末の現在の使用状況が含まれるか、または位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれるセンサ8100と、
端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係に従って、センサによって取得された端末情報に対応する動作を実行して端末を制御するように構成された中央処理ユニット8200と、
端末に電力を供給するように構成された電源装置8300とを含む。
【0251】
本発明のこの実施形態において、場合によっては、中央
処理ユニット8200は、
端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係を確立し、
確立されたマッピング関係および端末情報に従って、端末情報に対応する動作を実行して端末を制御するようにさらに構成される。
【0252】
センサ8100には抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、圧電センサなどを含めてよく、かつセンサ8100が、ユーザが端末を保持しているときにタッチセンシング技法および/または感圧技法に従って端末情報を感知または検出し得ることを理解されたい。たとえば、センサには、抵抗センサ、容量センサ、誘導センサ、圧力センサ、圧電センサ、光センサ、ジャイロスコープ、および加速度センサなどのセンサのうちの1つまたは複数を含めてよい。
【0253】
中央処理ユニット8200が
図1〜
図27における方法の対応するプロセスを実施するようにさらに構成されてよく、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことを理解されたい。
【0254】
本発明のこの実施形態において、端末情報には端末上の端末保持位置の位置分布のみが含まれても、位置分布および端末の端末姿勢が含まれても、位置分布および端末の現在の使用状況が含まれても、位置分布、端末姿勢、および使用状況が含まれてもよい。
【0255】
本発明のこの実施形態において、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係は位置分布と端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末の端末姿勢の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末の現在の使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であっても、位置分布と端末姿勢、使用状況の組合せと端末制御動作との間のマッピング関係であってもよいことをさらに理解されたい。
【0256】
端末8000がディスプレイ装置、写真撮影モジュール、音声モジュール、および/または処理モジュールなどの別の装置またはモジュールをさらに含んでよいことを理解されたい。
【0257】
本発明のこの実施形態による端末8000が本発明の実施形態による端末を制御するための装置1000〜6000に相当してよく、装置8000内のモジュールの前述の動作および/または機能ならびにその他の動作および/または機能がそれぞれ
図1〜
図27における方法の対応するプロセスを実施するために使用され、説明を簡略化するためにここでは詳細を繰り返さないことをさらに理解されたい。
【0258】
したがって、本発明のこの実施形態による端末では、端末情報が取得され、端末情報と端末制御動作との間のマッピング関係に従って端末の制御に関するユーザの意図を事前に判定することができ、端末情報に対応する動作が実行されてよく、それによって端末を制御するインテリジェンスレベルおよび自動化レベルが向上し、ユーザエクスペリエンスが改善される。
【0259】
本発明のこの実施形態において、端末制御装置が端末に組み込まれた制御ユニットまたは制御モジュールであってよく、すなわち、端末が端末制御装置を含んでよいことをさらに理解されたい。もちろん、端末制御装置は端末と通信することのできる別個の制御デバイスであってもよい。本発明のこの実施形態はこれらの態様に限定されない。
【0260】
当業者には、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組合せによって、本明細書に開示された実施形態で説明した例と組み合わせてユニットおよびアルゴリズムステップを実現できることが認識され得る。ハードウェアとソフトウェアとの互換性について明確に説明するために、上記では概して機能に応じた各例の構成要素およびステップについて説明した。各機能がハードウェアによって実行されるかそれともソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決手段の特定の用途および設計制約条件によって決まる。当業者は様々な方法を使用して各々の特定の用途のために前述の機能を実装することができるが、この実装が本発明の範囲を超えると見なすべきではない。
【0261】
当業者には、説明を好都合で簡単なものにするために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細なプロセスについては、前述の方法実施形態における対応するプロセスが参照されてよく、ここで再び詳しい説明を行うことはないことが明確に理解されよう。
【0262】
本出願に記載されたいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、および方法を他の方法で実施できることを理解されたい。たとえば、前述の装置実施形態は例示的なものにすぎない。たとえば、ユニット分割は単なる論理的な機能分割であり、実際の実装形態では他の分割であってよい。たとえば、複数のユニットまたは構成要素を組み合わせるかまたは一体化して別のシステムを得てよく、あるいはいくつかの特徴を無視するかまたは実装しなくてもよい。さらに、図示または説明した相互結合または直接結合または通信接続はいくつかのインターフェースを介して実装されてよい。装置またはユニット間の直接結合または通信接続は、電子形態、機械形態、またはその他の形態で実装されてよい。
【0263】
別個の部品として説明したユニットは物理的に分離していても分離していなくてもよく、ユニットとして図示された部品は物理的なユニットであってもそうでなくてもよく、1つの位置に配置されてもまたは複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。本発明の実施形態の解決手段の目的を実現するための実際の要件に応じて一部のユニットまたはすべてのユニットを選択してよい。
【0264】
さらに、本発明の実施形態における機能ユニットが1つの処理ユニットとして一体化されてよく、または各ユニットが物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットとして一体化される。一体化ユニットはハードウェアの形で実装されても、またはソフトウェア機能ユニットの形で実装されてもよい。
【0265】
一体化ユニットがソフトウェア機能ユニットの形で実装され独立した製品として販売または使用されるときは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決手段は基本的にソフトウェア製品の形で実装されてよく、あるいは従来技術に寄与する部分、または技術的解決手段のすべてもしくは一部がソフトウェア製品の形で実装されてよい。ソフトウェア製品は記憶媒体に格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであってよい)に本発明の実施形態に記載された方法のステップのすべてまたは一部を実行するよう指示するいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取外し可能なハードディスク、読取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することのできる任意の媒体を含む。
【0266】
前述の説明は本発明の特定の実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明で開示された技術範囲内で当業者によって容易に考案される任意の修正形態または置換形態は本発明の保護範囲内であるものとする。したがって、本発明の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲内であるものとする。