特許第5952495号(P5952495)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5952495ワイファイ信号マップ構築装置及び方法(DEVICEANDMETHODFORMAKINGWI−FIRADIOMAP)
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5952495
(24)【登録日】2016年6月17日
(45)【発行日】2016年7月13日
(54)【発明の名称】ワイファイ信号マップ構築装置及び方法(DEVICEANDMETHODFORMAKINGWI−FIRADIOMAP)
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/18 20090101AFI20160630BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20160630BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20160630BHJP
【FI】
   H04W16/18 110
   H04W64/00 160
   H04W84/12
【請求項の数】13
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-514886(P2015-514886)
(86)(22)【出願日】2012年12月3日
(65)【公表番号】特表2015-525513(P2015-525513A)
(43)【公表日】2015年9月3日
(86)【国際出願番号】KR2012010377
(87)【国際公開番号】WO2013180362
(87)【国際公開日】20131205
【審査請求日】2015年3月31日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0058959
(32)【優先日】2012年6月1日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】592127149
【氏名又は名称】韓国科学技術院
【氏名又は名称原語表記】KOREA ADVANCED INSTITUTE OF SCIENCE AND TECHNOLOGY
(74)【代理人】
【識別番号】110002158
【氏名又は名称】特許業務法人上野特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100095669
【弁理士】
【氏名又は名称】上野 登
(72)【発明者】
【氏名】ハン・ドンス
【審査官】 田部井 和彦
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2012/0072106(US,A1)
【文献】 国際公開第2011/045425(WO,A1)
【文献】 特表2011−509028(JP,A)
【文献】 特開2002−223218(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0306365(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24− 7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末を所持した多数のユーザに対するアドレス情報を保存するが、前記ユーザ別に、その所持する携帯端末の固有情報およびこれに対応する少なくとも一つ以上のアドレスを保存しているユーザアドレスDBと、
前記多数のユーザが所持する携帯端末が収集して伝送したWi−Fi指紋およびその携帯端末の固有情報を受信し、受信されたWi−Fi指紋のそれぞれに対して前記ユーザアドレスDBを照会して前記携帯端末の固有情報から該Wi−Fi指紋を収集した携帯端末を所持したユーザを特定し、該ユーザのアドレスのうち前記Wi−Fi指紋の収集位置であることが推定される一つのアドレスを選定し、選定されたユーザアドレスを座標変換した座標と、これに結合された前記Wi−Fi指紋または該Wi−Fi指紋に含まれるAP固有情報と、を有するWi−Fi信号マップ(map)データを生成する制御部と、
を含むことを特徴とするWi−Fi信号マップ構築装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記多数のユーザが所持した携帯端末が収集して伝送したWi−Fi指紋のそれぞれに対して収集した時点の時刻情報が結合されているかを判断し、時刻情報が結合されていない場合には当該Wi−Fi指紋が受信された時点の時刻情報を結合するWi−Fi指紋受信部と、
前記Wi−Fi指紋受信部から受信内訳の通報を受け、前記時刻情報を参照して当該Wi−Fi指紋が収集された場所類型を分類するWi−Fi指紋分類部と、
前記Wi−Fi指紋分類部から場所類型分類内訳の伝達を受け、前記ユーザアドレスDB照会を通してWi−Fi指紋を伝送した携帯端末所持者のユーザ及びユーザのアドレス情報を探し出し、探し出したユーザのアドレスのうち前記分類された場所類型に対応するアドレスを選定して前記Wi−Fi指紋と結合するアドレス結合部と、
前記アドレス結合部で選定したアドレスを座標に変換し、変換された座標が結合されたWi−Fi信号マップデータを生成するアドレス−座標変換部と、
を含むことを特徴する請求項1に記載のWi−Fi信号マップ構築装置。
【請求項3】
前記アドレス−座標変換部は、前記変換された座標とWi−Fi指紋とが結合された状態でWi−Fi信号マップデータを生成することを特徴とする請求項1に記載のWi−Fi信号マップ構築装置。
【請求項4】
前記アドレス−座標変換部は、前記Wi−Fi指紋に含まれたAP固有情報と座標とが結合された状態でWi−Fi信号マップデータを生成することを特徴とする請求項1に記載のWi−Fi信号マップ構築装置。
【請求項5】
前記Wi−Fi指紋分類部は、Wi−Fi指紋が収集された場所類型を居住地又は勤務地に分類することを特徴とする請求項2に記載のWi−Fi信号マップ構築装置。
【請求項6】
前記アドレス結合部においてアドレスを結合させたWi−Fi指紋に対して、同一又は隣接したアドレスが結合された他のWi−Fi指紋との比較を通して信頼性ないものとして判定されたWi−Fi指紋は除去する雑音除去部を更に含むことを特徴とする請求項2に記載のWi−Fi信号マップ構築装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記多数のユーザが所持した携帯端末が収集して伝送したWi−Fi指紋を受信するWi−Fi指紋受信部と、
前記Wi−Fi指紋受信部から受信内訳の通報を受け、前記受信されたWi−Fi指紋を伝送した携帯端末を所持したユーザと前記ユーザのアドレス情報を前記ユーザアドレスDBで探して前記受信されたWi−Fi指紋に結合させるアドレス結合部と、
前記受信されたWi−Fi指紋と同一なAP固有情報を含んでいる既存に受信されたWi−Fi指紋を探し、前記アドレス結合部によって前記受信されたWi−Fi指紋に結合されたユーザアドレスと探した既存Wi−Fi指紋に結合されたユーザアドレスとの隣接関係の確認を通して、前記受信されたWi−Fi指紋が収集された位置として推定されるアドレスを決定するアドレス決定部と、
前記アドレス決定部において決定したアドレスを座標に変換し、前記変換された座標を結合したWi−Fi信号マップデータを生成するアドレス−座標変換部と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のWi−Fi信号マップ構築装置。
【請求項8】
情報処理システムにより実行されるWi−Fi信号マップ構築方法であって、
任意の携帯端末から伝送されるWi−Fi指紋およびその携帯端末の固有情報を受信すると、前記携帯端末がWi−Fi指紋を収集した時刻情報が結合されているかを調査し、前記時刻情報が結合されていない場合には、前記Wi−Fi指紋が受信された時刻を前記Wi−Fi指紋収集時刻情報として結合する第1ステップと、
結合された前記時刻情報を参照してWi−Fi指紋が収集された場所類型を分類して索引する第2ステップと、
前記受信されたWi−Fi指紋を伝送して携帯端末を所持したユーザ及びユーザのアドレス情報を前記携帯端末の固有情報に基づいて探し、探したユーザのアドレスのうち索引された場所類型に対応するアドレスを前記受信されたWi−Fi指紋が収集されたアドレスとして決定する第3ステップと、
前記決定されたアドレスを座標に変換し、前記座標と、これに結合された前記Wi−Fi指紋または該Wi−Fi指紋に含まれるAP固有情報と、を有するWi−Fi信号マップデータを生成する第4ステップと、
を含むことを特徴するWi−F信号マップ構築方法。
【請求項9】
前記第2ステップにおける場所類型分類は、居住地又は勤務地に分類することを特徴とする請求項8に記載のWi−Fi信号マップ構築方法。
【請求項10】
前記第3ステップを行った後、アドレスが決定されたWi−Fi指紋に対して、同一又は隣接したアドレスが結合された他のWi−Fi指紋との比較を通して信頼性ないものとして判定されたWi−Fi指紋は除去するステップを更に含むことを特徴とする請求項に記載のWi−Fi信号マップ構築方法。
【請求項11】
前記第4ステップにおけるWi−Fi信号マップデータの生成は、
前記Wi−Fi指紋と前記座標とを結合した形態、又はWi−Fi指紋に含まれたAPの固有情報と座標とを結合した形態のうち一つの形態にWi−Fi信号マップデータを生成することを特徴とする請求項8に記載のWi−Fi信号マップ構築方法。
【請求項12】
情報処理システムにより実行されるWi−Fi信号マップ構築方法であって、
任意の携帯端末から伝送されるWi−Fi指紋およびその携帯端末の固有情報を受信すると、受信されたWi−Fi指紋を収集した携帯端末を所持したユーザと前記ユーザのすべてのアドレスを前記携帯端末の固有情報に基づいて探して前記受信されたWi−Fi指紋と結合する第1ステップと、
前記受信されたWi−Fi指紋と同一なAP固有情報を含んでいる既存に受信されたWi−Fi指紋を探し、前記受信されたWi−Fi指紋に結合されたユーザアドレスと探した既存Wi−Fi指紋に結合されたユーザアドレスとの隣接関係の確認を通して、前記受信されたWi−Fi指紋が収集された位置として推定されるアドレスを特定する第2ステップと、
前記特定されたアドレスを座標に変換し、変換された座標と、これに結合された前記Wi−Fi指紋または該Wi−Fi指紋に含まれるAP固有情報と、を有するWi−Fi信号マップデータを生成する第3ステップと、
を含むことを特徴するWi−F信号マップ構築方法。
【請求項13】
前記第3ステップにおけるWi−Fi信号マップデータの生成は、
前記受信されたWi−Fi指紋と前記座標とを結合した形態、又はWi−Fi指紋に含まれたAPの固有情報と前記座標とを結合した形態のうち一つの形態にWi−Fi信号マップデータを生成することを特徴とする請求項12に記載のWi−Fi信号マップ構築方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はワイファイ信号マップ(Wi−Fi(登録商標) Radio MAP)構築装置及び方法に関し、特に不特定多数の携帯端末が収集して提供するワイファイ信号指紋(Wi−Fi fingerprint)を利用して位置提供サービスに使われるワイファイ信号マップを構築する装置及び方法に関する。ここで、ワイファイ信号指紋(Wi−Fi fingerprint)とは、携帯端末がワイファイ(以下、「Wi−Fi」)信号をスキャンした時に得られるWi−Fi中継器(以下、「AP」)送出信号の受信強度(RSSI)とAPの固有情報(BSSID)とを含む信号対のリスト(又は集合)であって、以下では「Wi−Fi指紋」と略称する。
【背景技術】
【0002】
GPS(Global Positioning System)を利用した位置推定方法は多様な技術分野と応用分野で活用されているが、場所によっては衛星から受信された信号の正確度が低くてその活用に限界がある。特に、室内ではGPS信号を受信することができず最近脚光を浴びている室内位置情報提供サービスの適用には限界がある。
【0003】
最近は、無線LANインフラの急速な拡張によって位置認識においてGPS信号を利用せずに無線LANのAPの送出信号であるWi−Fi信号を利用して位置を認識するようにするサービスが登場している。即ち、Wi−Fi信号を利用した位置認識サービスは、サービス提供者が室内や室外に固定設置された無線LANのAPから送出されたWi−Fi信号に基づいてWi−Fi指紋を獲得し、獲得したWi−Fi指紋に当該地点の座標を連係させてWi−Fi信号マップ(Wi−Fi Radio Map)データベース(DB)を構築して位置認識サービス環境を提供すると、サービス加入者は任意の地点でWi−Fi信号を受信したときにWi−Fi信号マップ(Wi−Fi Radio Map)データベースを参照して当該地点の位置が分かるようにするものである。
【0004】
このようなWi−Fi信号を利用して位置を認識するようにするサービスを提供するために一番問題となるのはどのような方式で信頼性のあるWi−Fi信号マップを構築するかである。
【0005】
Wi−Fi信号マップを構築する従来技術としてスカイフック(Skyhook)社の構築技術が知られているが、これはウォードライビング(war driving)を通してAP固有情報を含んでいるWi−Fi指紋とGPS信号とを対で収集した後、蓄積された情報を利用してAP位置を推論し、推論されたAPの位置情報に基づいてWi−Fi信号マップを構築し、これを位置認識サービスに利用する方式である。「WPS」として知られたこの方式は多くの費用と時間が消費され且つ平均誤差距離が40メートル余りに達し、正確度があまり高くないという短所を持っている。なお、車両で移動しながらAPのWi−Fi指紋を収集するため室内に設置されたAPの指紋を収集するには明確な限界を有する。
【0006】
本出願人は2009年12月15日に特許出願して2011年12月2日に登録された大韓民国特許第10−1091804号(以下、「KB804特許」)を通して効果的なAPの位置情報を確保するための方案を提示したことがある。「KB804特許」に開示された技術は、サービスユーザの積極的な参与を活用する方法であって、任意の携帯端末がWi−Fi指紋を収集した場合、この携帯端末を所持したユーザに場所情報入力を要請し、ユーザが場所情報を入力すると、携帯端末が入力された場所情報とWi−Fi指紋とを共に保存してからサービス提供者に伝送するものである。サービス提供者はこれを利用してWi−Fi信号マップを構築することで、APの位置情報をより正確に推定することができる。
【0007】
ところが、このような方法は携帯端末を所持したユーザの積極的な参与が前提となるが、大体のユーザは場所情報入力に対してすごく消極的に対応し実効性が低いという問題がある。なお、ユーザが入力する場所情報はシムボルリック情報であって絶対的な位置情報は得られないという限界がある。
【0008】
ユーザの参与によるAP位置情報確保の限界を確認した本出願人は、2010年7月20日に出願して2012年5月2日に登録された大韓民国特許第10−1144016号(以下、「KR016特許」)を通してAP位置情報を効率的に確保するための新しい方案を提示した。「KR106特許」に開示された技術は、インターネットに接続されて室内の固定された位置に設置された家電機器を利用してAPのWi−Fi指紋と場所情報を収集する方法である。即ち、インターネットに接続された家電機器(TV、セットトップボックス、冷蔵庫など)がWi−Fi指紋を収集して事前に設定された遠隔サーバーに伝送するモジュールを装着しており、当該機器が設置された場所情報は当該機器を設置した製造メーカから確保できるという前提の下に、各機器が周期的にWi−Fi指紋を収集してWi−Fi信号マップ構築用の遠隔サーバーに伝送するようにし、遠隔サーバーでは家電機器から受信した信号から家電機器の固有情報を参照して事前に確保した機器の設置場所の情報と連係させてWi−Fi信号マップを構築するようにしたものである。
【0009】
ところが、家電機器がWi−Fi指紋収集モジュールを装着した状態で、そしてWi−Fi指紋を遠隔サーバに伝送する機能を備えた製品として大量で普及されて実現できるまでは多くの時間が消費されるという問題点がある。
【0010】
本発明は、上記した従来技術が持っているこのような問題点を解決する方法であり、Wi−Fi指紋収集機能を実行するのに困難さがなく、最近その普及が急増している携帯端末、特にスマートフォンを利用してWi−Fi指紋を収集する方法を新しく考案して提示する。一方、本発明において提案する方法は、「KR804特許」のようにユーザが積極的に参与して携帯端末に直接入力した場所情報を使うものとは異なって、ユーザが意識できない状況で携帯端末が収集したWi−Fi指紋を利用してWi−Fi信号マップを構築できるようにし、従来技術に比べてさらに一歩進む効果を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
そこで、本発明は、多数の携帯端末が収集して伝送するWi−Fi指紋に対して携帯端末所持者(ユーザ)のアドレス情報を利用して前記Wi−Fi指紋が収集された位置を推定してWi−Fi信号マップ(Wi−Fi Radio MAP)を構築する装置及び方法を提供するのにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成するための本発明は、携帯端末を所持した多数のユーザに対するアドレス情報を保存するが、前記ユーザ別に少なくとも一つ以上のアドレスを保存しているユーザアドレスDBと、前記多数のユーザが所持する携帯端末が収集して伝送したWi−Fi指紋を受信し、受信されたWi−Fi指紋のそれぞれに対して前記ユーザアドレスDBを照会してWi−Fi指紋を収集した携帯端末を所持したユーザのアドレスのうち一つを選定し、選定されたユーザアドレスを座標に変換した後、Wi−Fi信号マップ(map)データを生成する制御部と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明は、多数の携帯端末がWi−Fi指紋を収集して伝送するとき、ユーザの意識的な機器操作を通した場所情報入力の動作を必要としないため、携帯端末を通したWi−Fi指紋収集の効率性を最大化させることができる。
なお、収集されたWi−Fi指紋に対して事前に確保しておいたユーザの居住地(自宅)アドレス及び勤務地(職場)アドレス情報を利用して前記Wi−Fi指紋が収集された位置を推定することができるため、ウォードライビング(war driving)のようにWi−Fi指紋収集に莫大な費用が要求される従来の技術に比べて経済性が画期的に向上する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】Wi−Fi信号マップ構築のためのシステムの全体構成図である。
図2】本発明にかかるWi−Fi信号マップ構築装置のブロック構成図である。
図3】本発明の一実施形態にかかる制御プロセッサとデータベース(DB)サーバーの内部構成図である。
図4】本発明の一実施形態にかかるWi−Fi信号マップ構築方法のフローチャートである。
図5】本発明の別の実施形態にかかる制御プロセッサとデータベース(DB)サーバーの内部構成図である。
図6】本発明の別の実施形態にかかるWi−Fi信号マップ構築方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明によるWi−Fi信号マップ構築装置及び方法は、多数の携帯端末がユーザが認識できないように(unconscious or unobtrusive)周辺のWi−Fi信号受信を通してWi−Fi指紋を収集した後、自分の固有情報(PIN)と共に事前に設定された遠隔サーバーに伝送してくれる機能のサポートを受けることを前提とする。
【0016】
このため、携帯端末の運営体系(アンドロイド(登録商標)OS、アイフォン(登録商標)OSなど)にデモン(daemon)形態でWi−Fi指紋収集モジュールを内蔵するようにするか、通信事業者が配布するユーティリティプログラムに内蔵させてWi−Fi指紋収集及び伝送機能を行うようにする方法が適用できる。その他にも、広く配布されて使われているゲームやメッセージ伝送応用プログラムやWi−Fi指紋収集及び送信機能が必ず必要な位置ロギングや紛失機器の位置を確認してくれる応用プログラムにWi−Fi指紋収集モジュールを内蔵させる方法も活用可能である。
【0017】
なお、本発明は受信されたWi−Fi指紋が収集された位置を推定するために、Wi−Fi指紋を収集、伝送してくれる携帯端末を所持したユーザに対するアドレス情報DBを事前に確保しておくことを前提とする。
【0018】
前記ユーザのアドレスDBには各ユーザ別に主要活動領域である居住地(自宅)アドレス、勤務地(職場)アドレス情報と所持している携帯端末固有情報が保存管理されるが、勤務地アドレスの場合、会社員の場合には勤務する建物と事務室の部屋番号が明記された会社アドレス、学生の場合には建物番号と部屋番号が明記された所属された研究室アドレス、商人の場合には位置を把握することができる商店アドレスなどでもよく、経済活動をしない無職者の場合には勤務地アドレス情報が保存管理されないことがある。従って、前記ユーザアドレスDBは携帯端末所持者であるユーザのアドレス情報が保存管理されるが、少なくとも居住地(自宅)アドレスを含む主要活動領域に対するアドレスが保存管理される。
【0019】
以下、添付された図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明することにする。
【0020】
図1は、Wi−Fi信号マップ構築のためのシステムの全体構成図である。
多数の携帯端末100はたまに或は事前に設定された周期で周辺のAP200が送出するWi−Fi指紋を収集した後、自分100の固有情報(PIN)を結合して無線ネットワーク400を通して遠隔に位置したWi−Fi信号マップ構築装置300、300−1に伝送する。本発明にかかるWi−Fi信号マップ構築装置300、300−1では前記携帯端末100が伝送した携帯端末固有情報(PIN)が結合されたWi−Fi指紋を受信すると、携帯端末固有情報(PIN)を利用して当該携帯端末を所持したユーザを探し出す。そして、探し出したユーザのアドレス(居住地、勤務地)情報を利用してWi−Fi指紋が収集された所として推定されるアドレスを決定し、決定されたアドレスを座標に変換する作業を行った後、座標と結合されたWi−Fi信号マップを生成し、これを取り集めてDBを構築するようになる。
【0021】
具体的に、本発明は、携帯端末100が収集したWi−Fi指紋の収集位置を推定するための方法として、1)Wi−Fi指紋と前記Wi−Fi指紋が収集された時刻情報を連係してWi−Fi指紋の収集位置を推定する方法、2)又はWi−Fi指紋に収集時刻情報を連係せずに、Wi−Fi指紋間のユーザアドレス情報比較を通してWi−Fi指紋の収集位置を推定する方法を提供する。
【0022】
まず、携帯端末100が収集したWi−Fi指紋に収集時刻情報を連係して収集地点の位置を推定する方法について概略的に説明すると次のようである。
【0023】
先に言及したように、基本的に本発明は、携帯端末100から送られてきたWi−Fi指紋が収集された地点の位置を推定するために、携帯端末100ユーザのアドレス(居住地、勤務地)情報DBを利用する。任意の携帯端末100から収集されたWi−Fi指紋が前記携帯端末100の固有情報(PIN)と共に無線ネットワーク400を通してWi−Fi信号マップ構築装置300、300−1に入力されると、前記携帯端末固有情報(PIN)を利用してユーザアドレス情報DBから当該携帯端末100を所持したユーザ及びそのアドレス(居住地、勤務地)を探して収集されたWi−Fi指紋がユーザの居住地や勤務地のうちいずれか一ヵ所で収集されたものと判断する。ここで、居住地や勤務地のうちいずれかでWi−Fi指紋を収集したものかを判断するためには、Wi−Fi指紋が収集された時刻情報を利用する。例えば、収集された時刻が午前零時から朝までの時間帯だと居住地(自宅)で収集されたものと判断し、午前から午後の時間帯だと勤務地(職場)で収集されたものと判断し、Wi−Fi指紋が収集された位置を勤務地や居住地アドレスのうちいずれかに判断することができる。
【0024】
Wi−Fi指紋が収集された時刻を把握するための時刻情報の獲得は、携帯端末100が事前に設定された周期でWI−Fi指紋を収集するときに確認した時刻情報をWi−Fi指紋と結合させて共に伝送する方法を取ることができる。また、別の方法としては、携帯端末100が伝送したWi−Fi指紋が受信されるとき、その時の受信時刻情報をWi−Fi信号マップ構築装置300、300−1が結合させることができる。但し、携帯端末100が伝送したWi−Fi指紋に対してWi−Fi信号マップ構築装置300、300−1が時刻情報を結合させる場合には、携帯端末100がWi−Fi指紋を収集する度にリアルタイムでWi−Fi信号マップ構築装置300、300−1に伝送することを前提とする。
【0025】
このように、本発明は時刻情報を獲得することにおいて、2つの方法を選択的に採用することができるが、携帯端末100がWi−Fi指紋とWi−Fi指紋収集時刻情報とを結合するようにする場合には、携帯端末100がWi−Fi指紋を収集する度に伝送しなくてもよく、所定個数を集めておいてからまとめて伝送するようにすることができ、携帯端末100の伝送動作回数を減らすことができる長所がある。一方、Wi−Fi指紋を受信するWi−Fi信号マップ構築装置300、300−1で時刻情報を結合するようにする場合には、携帯端末100がWi−Fi指紋収集時刻情報を結合するための別途の信号処理をしなくてもよいという長所がある。
【0026】
携帯端末100が収集したWi−Fi指紋に収集時刻情報を連係してWi−Fi指紋が収集された地点の位置を推定する方法は、本発明の一実施形態として図2乃至図4を参照して詳細に説明することにする。
【0027】
図2は、本発明の一実施形態にかかるWi−Fi信号マップ構築装置のブロック構成図であり、図3は、演算サーバー300の制御プロセッサとデータベース(DB)サーバーの内部構成図である。
【0028】
データベース(DB)サーバー300−1は、携帯端末100が伝送した携帯端末固有情報及びWi−Fi指紋を含む情報(以下、「第1受信情報」)を保存管理するWi−Fi指紋DB320と、携帯端末100を所持したユーザに関するアドレスを居住地、勤務地に分類して保存管理するユーザアドレスDB340、Wi−Fi指紋とユーザの特定アドレスとが結合されたデータを保存するアドレス−指紋DB360、本発明で最終的に生成したWi−Fi信号マップデータを保存するWi−Fi信号マップDB390を備える。
【0029】
ここで、ユーザアドレスDB340は、ユーザ別に居住地アドレス、勤務地アドレス情報と共に所持した携帯端末100の固有情報(PIN)を保存している。なお、本発明によるWi−Fi信号マップ構築装置300、300−1の用途が、大学キャンパスや研究所、工場などのように特定領域で使われる用途として設置される場合には、ユーザアドレスDBのデータはユーザの具体的な活動空間アドレス、例えば、XX建物、yy層、zz号のように具体的な位置表示データが付加されてもよい。
【0030】
演算サーバー300は制御プロセッサ305、通信網インターフェース部301、揮発性メモリ302、非揮発性メモリ303を含んでいる。そして、これらのサーバー間の、そして内部機能部間のデータ通信は、システム/制御バス304を利用して行われる。
【0031】
制御プロセッサ305は多数の携帯端末100から伝送されてきた第1受信情報を受信すると、前記第1受信情報内にWi−Fi指紋収集時刻情報が含まれているかを確認する。もしなければ、前記第1受信情報が受信された時刻情報をWi−Fi指紋収集時刻情報として前記第1受信情報に結合させる。そして、前記第1受信情報内の携帯端末固有情報を利用して前記ユーザアドレスDB340を照会して当該ユーザを探し、前記収集時刻情報を利用して前記第1受信情報を伝送した携帯端末を所持したユーザのアドレス(居住地、勤務地)情報のうち一つを選定する。そして、選定したアドレスを前記第1受信情報内のWi−Fi指紋と結合させ、結合されたユーザアドレスを座標に変換した後、変換された座標を結合して最終的にWi−Fi信号マップ(map)データを生成する。ここで、最終的に生成されるWi−Fi信号マップ(map)データは前記Wi−Fi指紋と座標情報とを結合した形態、又はWi−Fi指紋に含まれたAP200の固有情報と座標とを結合した形態のうち一つの形態に生成されWi−Fi信号マップDB390に保存管理する。
【0032】
このために、制御プロセッサ305は、Wi−Fi指紋受信部310、Wi−Fi指紋分類部330、アドレス結合部350、雑音除去部370、アドレス−座標変換部380を備えるが、これらはすべてソフトモジュールに実現されてもよい。以下に、制御プロセッサ305の内部機能モジュールの動作を詳細に説明する。
【0033】
Wi−Fi指紋受信部310は、任意の携帯端末から伝送された第1受信情報が受信されると、受信された情報内にWi−Fi指紋収集時刻情報が結合されているかを判断し、収集時刻情報が結合されていない場合(携帯端末がリアルタイムでWI−Fi指紋を収集して伝送した場合)には、前記第1受信情報が受信された時刻情報を結合する。そして、Wi−Fi指紋DB320に保存する。
【0034】
Wi−Fi指紋分類部330は、前記Wi−Fi指紋受信部310から受信内訳を通報され、前記第1受信情報に結合された収集時刻情報を参照してユーザの居住地(自宅)で収集されたWi−Fi指紋であるか勤務地(職場)で収集されたWi−Fi指紋であるかを分類してそれによって索引する。
【0035】
アドレス結合部350は、Wi−Fi指紋分類部330から分類内訳を伝達され、Wi−Fi指紋DB320に保存されている前記第1受信情報内の携帯端末固有情報を利用したユーザアドレスDB340検索を通してユーザアドレス情報を探し、前記分類された索引に対応するアドレス一つを特定して前記第1受信情報内のWi−Fi指紋と結合した後、アドレス−指紋DB360に保存する。
【0036】
雑音除去部370は、アドレス−指紋DB360に保存された、特定アドレスが結合されたWi−Fi指紋に対して信頼性のないWi−Fi指紋を選んで除去する機能を担当する。即ち、居住地又は勤務地アドレスが結合されたWi−Fi指紋に対して、同一又は隣接したアドレスが結合されたWi−Fi指紋のグループを作り、そのグループに所属された任意のWi−Fi指紋が含んでいるAP固有情報が他の大多数のWi−Fi指紋が含んでいるAP固有情報と一致するかを確認し、一致するAP、即ち共有するAP情報をまったく含んでいない場合には信頼性のないWi−Fi指紋であると判断して除去する。同一又は隣接した場所で収集されたWi−Fi指紋は少なくとも一つの一致するAP固有情報を含んでいなければならないと判断することが妥当からである。
【0037】
アドレス−座標変換部380は、雑音除去部370によってアドレス−指紋DB360内の信頼性のない情報が整理されると、アドレス−指紋DB360内のWi−Fi指紋情報を持ってきてWi−Fi指紋に結合されたアドレスを傾度、緯度座標に変換する機能を行う。そして、変換された座標を結合したWi−Fi信号マップデータを最終的に生成してWi−Fi信号マップDB390に保存する。ここで、アドレス−座標変換部380が最終生成するWi−Fi信号マップデータの生成は、前記Wi−Fi指紋と座標とを結合した形態に生成することもでき、前記Wi−Fi指紋に含まれたAP固有情報と座標とを結合した形態に生成することもできる。
【0038】
なお、アドレス−座標変換部380は内部に備えられたアドレス−座標DB(図面に図示されていない)を参照して座標情報を得るか、外部の関連サービス提供サーバー(例え;グーグル(登録商標)Geo−codingサービスサーバー)に接続して座標情報を得る。
【0039】
図4は、本発明の一実施形態にかかるWi−Fi信号マップ構築方法のフローチャートであって、図2の制御プロセッサ305によって行われる処理過程を示したものである。
【0040】
多数の携帯端末100から伝送される第1受信情報を受信すると、受信した第1受信情報にWi−Fi指紋収集時刻情報が結合されているかを判断し、結合されていない場合には、前記第1受信情報が受信された時点の時刻情報をWi−Fi指紋の収集時刻情報として結合する。そして、前記収集時刻情報を参照してWi−Fi指紋が収集された場所を推定して場所類型別に分類、索引するS110、S120。例えば、収集時刻情報が表す時刻が夜から朝までの時間帯だと当該携帯端末100を所持したユーザが居住地(自宅)に留まるときにWi−Fi指紋を収集したものと推定し、午前から午後までの時間帯だと勤務地(職場)に留まるときに収集したものと推定し、携帯端末から受信された前記第1受信情報内のWi−Fi指紋が収集された位置を携帯端末ユーザの居住地や勤務地アドレスのうち一つに推定して索引する。
【0041】
その次に、前記第1受信情報内の携帯端末固有情報を利用してユーザアドレスDB340に保存されている当該ユーザを探し、探した当該ユーザのアドレスのうち、索引された場所類型(居住地又は勤務地)に該当するアドレスを持ってきて前記第1受信情報内のWi−Fi指紋と結合させ、結合されたアドレス別に分類するS130、S140。
【0042】
特定アドレスが結合されたWi−Fi指紋は、信頼性検査を通して保存又は除去されるが、同一なアドレス又は隣接したアドレスが結合された他のWi−Fi指紋との比較で同一なAP固有情報を含んでいるかを判断して保存、廃棄する、そして、信頼性検査を経て保存されたWi−Fi指紋に対しては結合されている特定アドレスを傾度、緯度座標情報に変換するS150。
【0043】
座標変換後には、前記Wi−Fi指紋と座標情報とを結合した形態又は、Wi−Fi指紋に含まれたAP固有情報と座標とを結合した形態のうち一つの形態にWi−Fi信号マップデータを生成し、Wi−Fi信号マップDB390に保存管理するS160。
【0044】
一方、本発明は携帯端末100が収集したWi−Fi指紋に収集時刻情報を連係せずにWi−Fi指紋が収集された位置を推定する方法も提供するが、これについて概略的に説明すると次の通りである。
【0045】
任意の携帯端末100から携帯端末固有情報及びWi−Fi指紋が含まれた情報(以下、「第2受信情報」)がWi−Fi信号マップ構築装置300、300−1に受信されると、受信された前記第2受信情報内の携帯端末固有情報を利用してユーザを探し、探し出したユーザの居住地及び勤務地アドレス情報のすべてを前記第2受信情報と結合させてDBに保存する。そして、以前に受信されユーザアドレス情報と結合されて保存されていた情報のうち、前記第2受信情報と携帯端末固有情報は同一ではないがAP固有情報は同一なものが存在するかを照会する。同一なAP固有情報を含んでいる既存情報が照会されると、照会された既存情報に結合されたユーザのアドレス情報と前記受信された第2受信情報に結合されたユーザアドレス情報とを比較する。これらが同一なAP固有情報を含んでいる以上、アドレス情報を比較してみると居住地又は勤務地アドレスのうちいずれか一つは隣接した関係を表すほかない。
【0046】
即ち、現在受信された第2受信情報をA情報と言い、A情報より先に受信されてDBに保存されていた情報のうちA情報に含まれたAP固有情報と同一なAP固有情報を含んでいる情報をB情報と言うと、これらと結合されたアドレスの類似性は次のように4つのケース(case1〜case4)のうち一つになる。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0047】
このように、互いに異なる携帯端末100から収集されたWI−Fi指紋をそれぞれ任意で自宅と勤務地で収集した指紋に分類した後(この段階で自宅と勤務地の明記は誤りを含むことがある)、分類された指紋のグループを相互比較したときこれらが同一なAP固有情報を含んでいれば、これら携帯端末100を所持したユーザの居住地又は勤務地アドレスのうち少なくとも一つは互いに隣接した関係を有する。そうすると、Wi−Fi指紋の収集場所は既存に収集されたWi−Fi指紋に結合されているアドレスのうちいずれか一つと隣接した関係を有するアドレスとして推定することができる。
【0048】
このような処理過程によって受信されたWi−Fi指紋の収集位置が特定アドレスに推定されると、その後の過程は前述した時刻情報を連係した方法における処理過程と同一である。
【0049】
上記のように、携帯端末100が収集したWi−Fi指紋を収集時刻情報との連係なしに既存に受信されたWi−Fi指紋に結合されたアドレス情報との比較を通してWi−Fi指紋が収集された位置を推定する方法を本発明の別の実施形態として図5及び図6を参照して詳細に説明することにする。
【0050】
図5は、本発明の別の実施形態にかかる演算サーバーの制御プロセッサとデータベース(DB)サーバーの内部構成図である。
本発明の別の実施形態において制御プロセッサ306は、Wi−Fi指紋受信部410、アドレス結合部430、アドレス決定部450、雑音除去部470、アドレス−座標変換部480を備えるが、これらもすべてソフトモジュールに実現されてもよく、雑音除去部470とアドレス−座標変換部480は図面参照符号が異なるだけでその構成と動作は本発明の一実施形態と同一であるため、詳細な説明は省略することにする。
【0051】
Wi−Fi指紋受信部410は、多数の携帯端末が伝送した第2受信商法を受信してWi−Fi指紋DB420に保存する機能を担当する。
アドレス結合部430は、Wi−Fi指紋受信部410から受信内訳を通報され、前記第2受信情報に含まれた携帯端末固有情報を利用して当該携帯端末100のユーザのすべてのアドレス情報をユーザアドレスDB440から探しWi−Fi指紋DB420に保存された前記第2受信情報に結合させる。
【0052】
アドレス決定部450は、アドレス結合部430からユーザアドレスを結合した内訳を伝達され、前記第2受信情報と同一なAP固有情報を含んでいる既存情報があるかを検索する。即ち、Wi−Fi指紋DB420内に保存された既存情報と現在受信された第2受信情報に含まれた内容を比較して携帯端末固有情報は一致しないがAP固有情報は同一なものを含んでいるものが存在するかを検索する。
【0053】
検索結果、条件に該当する情報が検索されると、検索された既存情報と前記第2受信情報に結合されたアドレスとを比較して、前記第2受信情報に結合されたアドレスのうち既存情報に結合されているアドレスのうちいずれか一つの隣接関係にあるアドレスを、第2受信情報内のWi−Fi指紋が収集された位置に推定する。そして、収集された位置に推定されたアドレスと第2受信情報内のWi−Fi指紋のみを結合した新しい情報を生成してアドレス−指紋DB450に保存する。
【0054】
前記検索結果、条件に該当する情報が検索されなければ、これから受信される情報との比較対象として活用するために第2受信情報はWi−Fi指紋DB420に保管する状態を維持する。
【0055】
その後、特定アドレスが結合されてアドレス−指紋DB450内に保存されたWi−Fi指紋に対して雑音除去部470で信頼性検査を行い、アドレス−座標変換部480によって座標情報が結合されたWi−Fi信号マップデータに生成してWi−Fi信号マップDB490に保存する。前記アドレス−座標変換部480が最終生成するWi−Fi信号マップデータは、前記Wi−Fi指紋と座標とが結合された形態に生成することもでき、前記Wi−Fi指紋に含まれたAP固有情報と座標とが結合された形態に生成することもできることは言うまでもない。
【0056】
ここで、雑音除去部470は制御プロセッサの構成要素として含まれてもよく含まれなくてもよい選択的な構成要素である。
【0057】
図6は、本発明の別の実施形態にかかるWi−Fi信号マップ構築方法のフローチャートであって、図5の制御プロセッサ306によって行われる処理過程を示したものである。
【0058】
多数の携帯端末100から伝送される第2受信情報を受信すると、前記第2受信情報に含まれた携帯端末固有情報を利用してユーザアドレスDB422から前記携帯端末100を所持したユーザの居住地、勤務地アドレス情報を抽出して前記第2受信情報と結合してWi−Fi指紋DB420に保存するS121、S122。
【0059】
そして、予め保存された情報の中で前記第2受信情報と比較して携帯端末固有情報は異なるがAPの固有情報は同一なものを含んでいる情報が存在するかを検索する。第2受信情報と同一なAPの固有情報を含んでいる情報が存在すると、当該既存情報と第2受信情報にそれぞれ結合されているユーザのアドレス情報を比較し、第2受信情報に結合されたアドレスの中で既存情報のユーザアドレス情報のうちいずれか一つと隣接した関係を有するものがあるかを判定するS123。隣接した関係を有するアドレスがどれかが判定されると、判定されたアドレスを第2受信情報に含まれたWi−Fi指紋が収集された位置として推定する。そして、第2受信情報内のWi−Fi指紋に前記判定されたアドレスのみを結合した新しい情報に生成してアドレス−指紋DB450に保存するS124。
【0060】
特定アドレスが結合されたアドレス−指紋DB450内に保存されたWI−Fi指紋に対して雑音除去を通して信頼性を高め、前記特定アドレスを座標に変換する。そして、前記Wi−Fi指紋と前記座標とを結合した形態、又はWi−Fi指紋に含まれたAPの固有情報と座標とを結合した形態のうち一つの形態にWi−Fi信号マップデータを生成し、Wi−Fi信号マップDB390に保存管理するS160。
【0061】
以上で説明された実施形態は本発明の好ましい実施形態を説明したものに過ぎず、本発明の権利範囲は説明された実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想と特許請求範囲内でこの分野の当業者によって多様な変更、変形又は置換が可能であり、そのような実施形態は本発明の範囲に属するものと了解される。
【産業上の利用可能性】
【0062】
以上で説明した本発明は、全世界の都市のWi−Fi信号マップを構築してWi−Fi信号に基づいて位置情報提供システムを実現することに適用することができる。なお、特定会社や機関で自分の会社や機関に所属された建物を対象にWi−Fi信号マップを構築し、人々の現在位置を確認する目的として活用することができて、会社や機関の勤務状況モニタリングシステムや安全管理システム、そして災難に対する対処システムを実現することにむ活用可能である。
【符号の説明】
【0063】
100 携帯端末
200 AP
300、300−1 WI−Fi信号マップ構築装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6