特許第5952808号(P5952808)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5952808被試験デバイスと試験を制御する試験装置との同期を確立するために複数のネットワークアドレスを使用するためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5952808
(24)【登録日】2016年6月17日
(45)【発行日】2016年7月13日
(54)【発明の名称】被試験デバイスと試験を制御する試験装置との同期を確立するために複数のネットワークアドレスを使用するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04B 17/29 20150101AFI20160630BHJP
   H04B 17/17 20150101ALI20160630BHJP
   H04W 88/02 20090101ALI20160630BHJP
【FI】
   H04B17/29 200
   H04B17/17
   H04W88/02 150
【請求項の数】32
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2013-513200(P2013-513200)
(86)(22)【出願日】2011年5月17日
(65)【公表番号】特表2013-532425(P2013-532425A)
(43)【公表日】2013年8月15日
(86)【国際出願番号】US2011036793
(87)【国際公開番号】WO2011152989
(87)【国際公開日】20111208
【審査請求日】2014年2月19日
(31)【優先権主張番号】12/791,594
(32)【優先日】2010年6月1日
(33)【優先権主張国】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】507308186
【氏名又は名称】ライトポイント・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】LitePoint Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100096725
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 明▲ひこ▼
(72)【発明者】
【氏名】オルガード、クリスチャン、ヴォルフ
(72)【発明者】
【氏名】ウァング、レイ
【審査官】 野元 久道
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−261705(JP,A)
【文献】 特開2002−077070(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0243825(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 17/29
H04B 17/17
H04W 88/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
異なる複数のネットワークアドレスを介して通信するデータパケット信号送受信機の試験方法であって、
データパケット信号送受信機で、前記異なる複数のネットワークアドレスの1つ目を介して、1つ以上の第1のデータパケットを受信する工程と、
前記データパケット信号送受信機で、前記1つ以上の第1のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第1の応答確認信号を送信する工程と、
所定の数の前記1つ以上の第1のデータパケットを、前記データパケット信号送受信機で受信した後、前記異なる複数のネットワークアドレスの2つ目を介して前記データパケット信号送受信機で、1つ以上の第2のデータパケットを受信する工程と、
前記データパケット信号送受信機で、前記1つ以上の第2のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第2の応答確認信号を送信する工程と、
前記データパケット信号送受信機で、前記異なる複数のネットワークアドレスの前記2つ目を介して、前記少なくとも1つの第2の応答確認信号の前記受信の後に送信される前記1つ以上の第2のデータパケットの1つ以上の追加的なデータパケットを受信する工程と、
を含む方法。
【請求項2】
前記異なる複数のネットワークアドレスは複数の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上の第1のデータパケットは1つ以上の同期データパケットを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記1つ以上の第2のデータパケットは1つ以上の試験データパケットを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上の第1のデータパケットの前記受信の前に、データパケットカウンターをリセットする工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
所定の数の、前記1つ以上の第1のデータパケットの前記受信の後に、データパケットカウンターをリセットする工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つの第1の応答確認信号の前記送信の後に、前記ネットワークアドレスを、前記異なる複数のネットワークアドレスの前記2つ目に設定する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記所定の数の前記1つ以上の第1のデータパケットの前記受信の後に、前記ネットワークアドレスを、前記異なる複数のネットワークアドレスの前記2つ目に設定する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの第1の応答確認信号の前記送信の後で、かつ前記1つ以上の第2のデータパケットの前記受信の前に、前記異なる複数のネットワークアドレスの前記1つ目を無効化し、前記異なる複数のネットワークアドレスの前記2つ目を有効化する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの第2の応答確認信号は前記少なくとも1つの第1の応答確認信号と異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
異なる複数のネットワークアドレスを介して通信するデータパケット信号送受信機の試験方法であって、
前記異なる複数のネットワークアドレスの1つ目を介して、データパケット信号送受信機によって受信するために、1つ以上の第1のデータパケットを送信する工程と、
前記データパケット信号送信機から、前記1つ以上の第1のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第1の応答確認信号を受信する工程と、
所定の数の、前記少なくとも1つの第1の応答確認信号を受信した後に、前記異なる複数のネットワークアドレスの2つ目を介して前記データパケット信号送受信機によって受信するために、1つ以上の第2のデータパケットを送信する工程と、
前記データパケット信号送受信機から、前記1つ以上の第2のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第2の応答確認信号を受信する工程と、
前記少なくとも1つの第2の応答確認信号の前記受信の後に、前記異なる複数のネットワークアドレスの前記2つ目を介して前記データパケット信号送受信機によって受信するために、前記1つ以上の第2のデータパケットの1つ以上の追加的なデータパケットを送信する工程と、
を含む方法。
【請求項12】
前記異なる複数のネットワークアドレスは複数の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記1つ以上の第1のデータパケットは1つ以上の同期データパケットを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記1つ以上の第2のデータパケットは1つ以上の試験データパケットを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つの第1の応答確認信号の前記受信の後に、応答確認カウンターをリセットする工程を更に含む、請求項11に記載の方法。
【請求項16】
前記1つ以上の第2のデータパケットの前記送信の後に、データパケットカウンターをインクリメントする工程を更に含む、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つの第2の応答確認信号の前記受信の後に、応答確認カウンターをインクリメントする工程を更に含む、請求項11に記載の方法。
【請求項18】
前記1つ以上の第2のデータパケットの前記1つ以上の追加的なデータパケットのそれぞれの前記送信の後に、前記データパケットカウンターをインクリメントする工程を更に含み、請求項11に記載の方法。
【請求項19】
前記データパケット信号送受信機から、前記1つ以上の第2のデータパケットの前記1つ以上の追加のデータパケットの対応する1つ以上の受信を示す、前記少なくとも1つの第2の応答確認信号の1つ以上の追加の応答確認信号を受信する工程を更に含む、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記少なくとも1つの第2の応答確認信号の前記受信の後に前記応答確認カウンターをインクリメントする工程を更に含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記少なくとも1つの第2の応答確認信号は前記少なくとも1つの第1の応答確認信号と異なる、請求項11に記載の方法。
【請求項22】
異なる複数のネットワークアドレスを介して通信するデータパケット信号送受信機を試験するための試験機を含む装置であって、
前記異なる複数のネットワークアドレスの1つ目を介して、データパケット信号送受信機によって受信するために、1つ以上の第1のデータパケットを送信するための送信機であって、
前記データパケット信号送受信機から、所定の数の、少なくとも1つの第1の応答確認信号を受信した後に、前記異なる複数のネットワークアドレスの2つ目を介して前記データパケット信号送受信機によって受信するために、1つ以上の第2のデータパケットを送信するための送信機と、
前記1つ以上の第1のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、前記少なくとも1つの第1の応答確認信号を受信し、かつ
前記データパケット信号送受信機から、前記1つ以上の第2のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第2の応答確認信号を受信し、前記少なくとも1つの第2の応答確認信号の前記受信の後に、前記異なる複数のネットワークアドレスの前記2つ目を介して、前記データパケット信号送受信機による受信のために、前記1つ以上の第2のデータパケットの1つ以上の追加的なデータパケットを送信するための受信機と
を含む装置。
【請求項23】
前記異なる複数のネットワークアドレスが複数の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記1つ以上の第1のデータパケットが1つ以上の同期データパケットを含む、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記1つ以上の第2のデータパケットが1つ以上の試験データパケットを含む、請求項22に記載の装置。
【請求項26】
応答確認カウンターを更に含み、
該応答確認カウンターは、前記少なくとも1つの第1の応答確認信号の受信の後にリセットされる、請求項22に記載の装置。
【請求項27】
データパケットカウンターを更に含み、
該データパケットカウンターは、前記1つ以上の第2のデータパケットの送信の後にインクリメントされる、請求項22に記載の装置。
【請求項28】
応答確認カウンターを更に含み、
該応答確認カウンターは、前記少なくとも1つの第2の応答確認信号の受信の後にインクリメントされる、請求項22に記載の装置。
【請求項29】
データパケットカウンターを更に含み、
該データパケットカウンターは、前記1つ以上の第2のデータパケットの前記1つ以上の追加的なデータパケットのそれぞれの送信の後に、インクリメントされる、請求項22に記載の装置。
【請求項30】
前記受信機は更に、前記データパケット信号送受信機から、前記1つ以上の第2のデータパケットの前記1つ以上の追加のデータパケットの対応する1つ以上の受信を示す、前記少なくとも1つの第2の応答確認信号の1つ以上の追加の応答確認信号を受信する、請求項22に記載の装置。
【請求項31】
応答確認カウンターを更に含み、
該応答確認カウンターは、前記少なくとも1つの第2の応答確認信号の受信の後にインクリメントされる、請求項22に記載の装置。
【請求項32】
前記少なくとも1つの第2の応答確認信号は前記少なくとも1つの第1の応答確認信号と異なる、請求項22に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、試験シーケンスの一部として、試験装置と無線デバイスとの同期を必要とする、無線デバイスを試験するためのシステム及び方法に関連する。
【背景技術】
【0002】
今日の携帯用デバイスの多くは、電話、デジタルデータ転送、地理的位置決め等に無線「接続」を利用している。周波数スペクトル、変調方法、及び電力スペクトル密度に違いがあるにもかかわらず、無線接続性の規格は、データを伝送し、受信するために、同期させたデータパケットを使用する。
【0003】
一般的に、これらの無線接続性能力の全て(例えば、WiFi、WiMAX、Bluetooth(登録商標)など)は、それらの接続性能力を有するデバイスが順守しなければならないパラメーター及び制限を特定する工業取得規格(例えば、IEEE 802.11及びIEEE 802.16)によって定義される。
【0004】
一連のデバイス開発のどの時点でも、デバイスがその規格の仕様内で動作するということを試験し、かつ検証する必要がある。そのようなデバイスの殆どは、送受信機、すなわち、無線RF信号を送受信するものである。そのようなデバイスを試験するために設計された専用のシステムは、典型的には、デバイスの送信信号を受信及び分析するように設計され、かつ、業界承認の規格に従った信号を送ることにより、デバイスがその規格に従って無線信号を受信及び処理しているか否かを判定するように設計される、サブシステムを含む。
【0005】
試験環境は、デバイス、試験機、及びコンピューターコントローラーから構成される。コンピューター及び試験機は共同して、デバイスの送信信号を捕捉し、その後、これを基本規格によって提供される仕様に対して分析し、適合された信号をデバイスに送信し、基本規格の仕様に対するその受信機性能を試験する。
【0006】
現在の無線デバイス(例えば、携帯電話)の多くにおいて開発者が直面する問題というのが、デバイスの無線サブブロックを制御する直接的な方法が存在しないということである。無線サブブロックを制御するために、デバイスのCPUに命令を出す必要があり、CPUは順に無線サブシステムに対応する命令を出す。この種類の制御は、このような通信が非効率となり得るために試験時間を増加させることになる。
【0007】
これに対処する方法が提案されている(例えば特許文献1:米国特許第7,689,213号。その開示内容は本明細書に組み込まれる)。この種のシステムにおいて、試験装置及び無線システムは、所定の試験シーケンスに従う。この所定の試験シーケンスが機能するため、試験装置及び無線システムは、その2つの試験装置及び無線システムが、他方が次に何を行うかを知るために同期しなくてはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】米国特許第7,689,213号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
無線システムの同期に関して問題が生ずることがあり、これは上記の試験方法の確実な実施に関して問題を生じさせることになる。これは、無線サブシステム内のソフトウェアが、命令を発することと、結果が得られるときとの間で時間遅延を起こさせる際に生じ得る。この遅延は、ひいては、2つのシステムの同期にずれを生じさせることがあり、これは試験装置が基本的に、無線サブシステムが監視又は受信していないパケットを送信しているためである。したがって、命令を発する際に遅延を呈するシステム内で確実な同期を実施するためのシステム及び方法を有することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は被試験デバイスと、試験を制御する試験装置との同期を維持するために、複数のネットワークアドレス(例えば、媒体アクセス制御、すなわちMACアドレス)が使用されるデータパケット信号送受信機を試験するためのシステム及び方法である。代表的な実施形態により、第1のMACアドレスを使用して同期が確立され、その後、第2のMACアドレスを使用して試験が行われる。
【0011】
本発明の一実施形態により、データパケット信号送受信機を試験する方法は、
データパケット信号送受信機で、複数のネットワークアドレスの1つ目を介して、1つ以上の第1のデータパケットを受信する工程であって、データパケット信号送受信機は、複数のネットワークアドレスを介して通信する、ところの受信工程と、
データパケット信号送受信機で、1つ以上の第1のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第1の応答確認信号を送信する工程と、
所定の数の1つ以上の第1のデータパケットを、データパケット信号送受信機で受信した後、複数のネットワークアドレスの2つ目を介してデータパケット信号送受信機で、1つ以上の第2のデータパケットを受信する工程と、
データパケット信号送受信機で、1つ以上の第2のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第2の応答確認信号を送信する工程と、を含む。
【0012】
請求される本発明の別の実施形態により、データパケット信号送受信機を試験する方法は、
複数のネットワークアドレスの1つ目を介して、データパケット信号送受信機によって受信するために、1つ以上の第1のデータパケットを送信する工程であって、データパケット信号送受信機は、複数のネットワークアドレスを介して通信する、ところの工程と、
データパケット信号送受信機から、1つ以上の第1のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第1の応答確認信号を受信する工程と、
所定の数の、少なくとも1つの第1の応答確認信号を受信した後に、複数のネットワークアドレスの2つ目を介してデータパケット信号送受信機によって受信するために、1つ以上の第2のデータパケットを送信する工程と、
データパケット信号送受信機から、1つ以上の第2のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第2の応答確認信号を受信する工程と、を含む。
【0013】
本発明の別の実施形態により、データパケット信号送受信機を試験するための試験機を含む装置は、
複数のネットワークアドレスの1つ目を介して、データパケット信号送受信機によって受信するために、1つ以上の第1のデータパケットを送信するための送信機であって、データパケット信号送受信機は、複数のネットワークアドレスを介して通信するように適合され、かつ
データパケット信号送受信機から、所定の数の、少なくとも1つの第1の応答確認信号を受信した後に、複数のネットワークアドレスの2つ目を介してデータパケット信号送受信機によって受信するために、1つ以上の第2のデータパケットを送信するための送受信機と、
1つ以上の第1のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第1の応答確認信号を受信し、かつ
データパケット信号送受信機から、1つ以上の第2のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す、少なくとも1つの第2の応答確認信号を受信するための受信機と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、ケーブルを使用して試験装置(試験機)に接続された被試験デバイス(DUT)を有する従来の試験構成を示す。
図2図2は従来の同期(SYNC)イベントを示す。
図3図3は、信号受信試験が続く同期とともに生じ得る従来の問題を示す。
図4図4は、本発明の一実施形態にしたがったDUT及び試験機の同期の確立及び維持を示す。
図5図5は、本発明の別の実施形態にしたがったDUTを試験する試験機を示す。
図6図6は媒体アクセス制御(MAC)アドレスパケットを示す。
図7A図7Aは、本発明の更なる実施形態にしたがった試験機及びDUTの動作をそれぞれ表す状態フロー図である。
図7B図7Bは、本発明の更なる実施形態にしたがった試験機及びDUTの動作をそれぞれ表す状態フロー図である。
図8A図8Aは、本発明の更なる実施形態にしたがった試験機及びDUTの動作をそれぞれ表す更なる状態フロー図である。
図8B図8Bは、本発明の更なる実施形態にしたがった試験機及びDUTの動作をそれぞれ表す更なる状態フロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の「発明を実施するための形態」は、添付図面を参照してここで請求されている発明の例示の実施形態に関するものである。以下の説明は、例示的なものであって、本発明の範囲に関して限定するものではないことを意図する。かかる実施形態は、当業者が本発明を実施することを可能にするのに十分詳細に説明されており、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、一部の変形を用いる他の実施形態が実施され得るということは理解されよう。
【0016】
本発明の開示を通じて、内容から反対であるという明確な指示がなければ、説明するような個々の回路要素は、数において単数の場合もあれば複数の場合もあることが理解されるであろう。例えば「回路(circuit)」及び「回路(circuitry)」という用語は、説明される機能を提供するために能動的及び/又は受動的であり、かつ互いに接続されるか又は他の方法で結合されている単一の構成要素又は複数の構成要素のいずれかを含み得る。更に、「信号」という用語は、1つ又はそれよりも多くの電流、1つ又はそれよりも多くの電圧、又はデータ信号を指す場合がある。図面内では、同様の又は関連の要素は、同様の又は関連の英字、数字、又は英数字の符号が付されている。更に、本発明は、個別の電子回路(好ましくは、1つ又はそれよりも多くの集積回路チップの形態)を使用する実施例という関連で説明されているが、このような回路のいかなる部分の機能も、代替的に、処理される信号周波数又はデータ転送速度により、1つ又はそれよりも多くの適切にプログラムされたプロセッサを使用して実施することができる。
【0017】
以下でより詳細に記載されるように、本発明は、システムが、同期のためおよび実際の試験のために使用された異なるデータパケットと命令とを区別することを可能となるよう、DUT内で、複数のネットワークアドレス(例えば、媒体アクセス制御(MAC)アドレスの形態のデバイス識別子など)を使用するためのシステム及び方法を提供する。結果として、試験装置はパケット生成をより容易に制御することができ、複数の識別子を使用することによって、本方法は、試験用パケットのみが試験結果において考慮されることを確実にし、それによって複数のDUTにおいて生じ得る問題に対処する。以下の議論は、IEEE 802.11システムに関連しているが、無線並びに有線システム規格に適用できるは、当業者によって容易に理解されよう。
【0018】
一度DUTによりデータパケットが受信され、それが良好なパケットとして受信されると、応答確認信号(例えば、ACK)が生成される。802.11システムにおいて、これは通常、処理時間を節約し、システム全体のスループットを最適化するために生成されるハードウェアである。Bluetooth(登録商標)などの他の規格が、試験モードの間、受信されたパケットをループバックさせる状態にあり、そのパケットは、受信されたデータの正確な(ビット単位)表示を含む。これらの応答は異なるように見えるが、本発明の説明の目的のため、パケットが送信パケットの受信に反応して生成されるという点において同様である。これは、DUTがパケットを受信し試験の用意ができているということを試験装置が知るのを可能にする。これは、試験機及びDUTを同期させるために更に使用することができる。
【0019】
図1に示されているように、多くの無線通信システムに使用されるようなデータパケット信号受信機を試験するための従来の試験環境10は、試験装置12(例えば、ベクトル信号発生器(VSG)及びベクトル信号解析器(VSA))、被試験デバイス(DUT)14及びコントローラー(例えば、コンピューター)15を含み、図示のように、実質的に相互接続されている。上記に引用された特許において説明されているように、DUT14は、多くの埋め込まれたサブシステム(図示されない)を有し、これはホストプロセッサ、メモリ、無線送受信機及び1つ以上の周辺デバイスを含み、メモリは、DUT14によって使用されるプログラム(例えば、ファームウェア)を記憶するため使用される。
【0020】
コントローラー15は一般的に、外部インターフェース接続15a、15b、例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、シリアル周辺機器インターフェース(SPI)、RS−232シリアル・インターフェースなどを通じて、試験装置12及びDUT14を制御する製造試験ソフトウェアを実行する。加えて、試験装置12は、汎用インターフェースバス(GPIB)又はイーサネット(登録商標)などのような、追加的なインターフェース接続を通じて制御することができる。別の方法としては、コントローラー15は、少なくとも機能的意味において、単一ユニットとして形成するために、試験装置12の部分として組み込むこができる。試験装置12及びDUT14は、信号インターフェース13を通じて通信するが、このインターメースは無線インターフェースとするこができるものの、製造試験目的においては通常有線インターフェースである。
【0021】
上記の特許で議論されているように、これらの信号インターフェース15bを通じたコントローラー15とDUT14との間の通信は、試験装置12を有することによって最小化することができるが、DUT14は、試験イベントの所定のシーケンスに従って動作し、これにより意図される試験結果が得られる。例えば、試験装置12及びDUT14が確実に同期されるように、すなわち、所定の試験シーケンス内の同じ点において同期が確立される。その後、試験(例えば、パケットエラー率に対する)が試験装置12によって実行され、DUT14によって試験装置12へと戻される応答確認信号(ACK)の数によって確認されるように、所定の数のパケットがDUT14によって正確に受信されるまで、パケットを送信する。しかしながら、いくつかの例において、DUT14は送信データパケットを受信しないことがあり、結果として、試験装置12がいくつのパケットを送信したかが分からず、試験シーケンスをいつ終了すべきかが分からない。
【0022】
図2に示されているように、典型的な同期事象は、データパケット21、22、23を送信する試験装置12を含む。最初に、第1のデータパケット21が送信される際、DUT14はまだ用意ができていない。したがって、試験装置12がタイムアウトし、別のデータパケット22を送信する。また、DUT14がまだ用意ができていない場合、試験12がタイムアウトし、別のデータパケット23を送信する。この時点で、DUT14は用意ができ、次にデータパケット24を送信する。IEEE 802.11システムの場合、これは自動的に生成されるACKである。
【0023】
第1のデータパケット21の受信の際にDUT14が、用意ができている場合において、これはACK24で迅速に応答する。いずれにせよ、同期に続き、認証された試験シーケンスがその後実行される。完全な試験シーケンス中に、複数の同期事象が必要であってもよい。
【0024】
図3を参照し、同期事象30aの後に受信試験シーケンス30bが続く。同期シーケンス30aは上記の通りであり(図2)、試験装置12はDUT14が用意できるまで、データパケット31、32、33を送信し、その後これがACK34を返す。送信データパケット31、32、33は、DUT14のMACアドレスと同一のMACアドレスを使用する。
【0025】
この応答確認信号34に続き、試験装置12及びDUT14は、実際の試験に備えるためにいくらかの時間をとり(30c)、その後、試験装置12が、用意ができ、その第1のデータパケット35を送信する。また用意ができたDUTは、受信モードにあり(例えば、同期シーケンス中において既に受信モードにあったため)、これは応答確認パケット36を出す。続く送信データパケット37、39、41に対して、対応する応答確認パケット38、40、42が生じる。
【0026】
しかしながら、ここまで、DUT14は受信される実際のパケットを認識しておらず、それぞれの確認を自動的に生成している。このシーケンスにおける一定の点において、例えば、試験装置12が次のデータパケット43を送信するとき、DUT14は、次の送信パケット43を良好なパケットとして受信及び認識するために、用意ができている。しかしながら、次のパケット45はその後、DUT14によって良好なパケットとして認識されず、それに応じてACKが生成されない。したがって、DUT14は、このデータパケット45に応答せず、試験装置12はタイムアウトし、別の応答確認信号49を生じる別のデータパケット47を送信する。この時点において、試験装置12は、ここで、DUT14が、DUT14によって生成された6つの戻り応答確認パケット36、38、40、42、44、49に基づいて6つのデータパケットを受信したものと認識する。しかしながら、DUT14は、受信された2つのデータパケット45、47のみを認識する。結果として、試験シーケンスが、それぞれ試験装置12及びDUT14による6つのデータパケットの送信及び受信として定義される場合、試験機器12は試験シーケンスの次の部分に進むが、DUT14は、これが更なる4つのデータパケットの到着を待つことから進まない。結果として、試験装置12及びDUT14は、もはや同期せず、試験は意図されるようには進まない。
【0027】
図4に示されているように、本発明に従い、データの欠損したパケット、又は準備ができていないDUTは回避され得る。DUT14に対して、いくつかのMACアドレスを使用するのではなく、同期及び試験シーケンスのために別個のMACアドレスが使用される。例えば、同期シーケンスに関しては、DUT14は、MACアドレスXを使用して応答し、受信試験シーケンスに関しては、DUT14はMACアドレスYを使用する。試験装置12は、必要な時点で、2つのMACアドレスを容易に切り替えることができる。
【0028】
例えば、試験装置12は、ターゲットアドレスとしてのMACアドレスXで、第1のデータパケット101を送信する。用意ができていないDUT14は、応答確認信号を返さない。試験装置12はその後、第2のデータパケット102を送信する。用意ができていないDUT14はまた、確認信号を返すことができない。試験装置12は、第3のデータパケット103を送信する。DUT14はここで用意ができ、MACアドレスXに応答するようにプログラミングされ、応答確認信号104を出す。
【0029】
その後、短い時間間隔100cの後、試験装置12及びDUT14は、受信試験100bに備える。試験装置12は、ターゲットアドレスとして、MACアドレスYを使用して、データパケット105、106、107の送信を開始する。しかしながら、DUT14は依然と用意ができておらず、応答確認信号を返すことができない。タイムアウトの後、試験装置12は別のデータパケット108を送信し、DUT14(ここでは用意ができる、MACアドレスYに応答するようにプログラミングされる)は応答確認信号109を返し、DUT14が受信試験に対して用意ができていることを示す。結果として、試験装置12は、DUT14が、用意ができていなかったため、試験の一部として送信された前のパケットを無視するべきことを知る(例えば、PER計算)。結果的に、試験装置12は、対応する応答確認信号111、113に基づき、受信試験を行うために、より多くのデータパケット110、112を送信することができる。試験装置12は第1の応答確認信号109を無視し、再同期の指標として扱うか、又は受信試験の一部として見なすことができる。
【0030】
図5に示されているように、本発明の一実施形態にしたがって、試験装置12は、送信機サブシステム(例えば、VSG)212a、受信機サブシステム(例えば、VSA)212b、及びDUT214との信号インターフェース213によって伝達される送信及び受信信号をルーティングするための信号ルート指定回路212c(例えば、スイッチ、マルチプレクサ、又はダイプレクサ)を有する試験機212を含む。
【0031】
図6に示されているように、当該技術分野において既知であるように、MACアドレス300は6つのバイトを含み、それぞれ8ビットのアドレスを提供する。一般的に、最初の3つのバイト301、302、303は、その製造者によってデバイスに割り当てられる組織的に固有の識別子を形成する。残りの3つのバイト304、305、306は、ネットワーク・インターフェースコントローラー15(NIC)アドレスを形成する。本発明にしたがって、複数のMACアドレスを提供するために変更される可能性があるのは、これら最後の3バイト304、305、306である。
【0032】
図7Aに示されているように、試験装置12の動作と関連する事象400のシーケンスを図に表すことができる。最初に、1つ以上の第1のデータパケットが、多数のネットワークアドレスの1つ目を介して受信するために送信される(402)。これに続き、第1のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す少なくとも1つの第1の応答確認信号が受信され(404)。所定の数の第1の応答確認信号の受信の後、複数のネットワークアドレスの2つ目を介して、1つ以上の第2のデータパケットが送信される(406)。これに続き、第2のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す少なくとも1つの第2の応答確認信号が受信される(408)。
【0033】
図7Bに示されているように、本発明の別の実施形態にしたがって、DUT214によって実行される事象のシーケンスを図示することができる。最初に、複数のネットワークアドレスの1つ目を介して、1つ以上の第1のデータパケットが受信される(452)。これに応答し、第1のデータパケットの少なくとも1つの受信を示す少なくとも1つの第1の応答確認信号が送信される(454)。所定の数の第1のデータパケットの受信に続き、1つ以上の第2のデータパケットが、複数のネットワークアドレスの2つ目を介して受信される(456)。これに応答し、少なくとも1つの第2のデータパケットの受信を示す少なくとも1つの第2の応答確認信号が送信される(458)。
【0034】
図8A及び図8Bに示されているように、本発明の更なる実施形態にしたがって、試験機212及びDUT214によって実行される、事象400a、450aのより詳細なシーケンスを図示することができる。最初に、所定のチャネル500で同期が行われる。試験機212はその後、ターゲットMACアドレスXを使用して、データパケット502をDUT214に送信することを開始する。応答確認信号が受信されない場合(504)、別のデータパケットが送信される(502)。応答確認信号が受信された場合(504)、同期が達成される(506)。あるいは、同期が完了したものと認識される前に、2つ以上の応答確認信号が必要とされることが、必要とされる場合がある。
【0035】
その間、DUT214は、同期を達成するチャネルを設定し(550)、その受信機552がMACアドレスXを介して応答することを可能にし、データパケット554の受信を開始する。応答確認信号が自動的に生成されると、DUT214は、受信されるパケットの数が同期に必要な数(この例では1)と同じまたはそれ以上になるまで、このようにして動作する(556)。この後、シーケンスにおいて、次の試験558(この例において受信PER試験)が開始される。
【0036】
その間、同期の後に実行される受信試験は、試験機212からのものである。このような試験は異なるターゲットMACアドレスを使用し、これによって送信データパケットは、新しいMACターゲットアドレスYを含むように変更され(510)、試験機は応答確認信号が受信されるまで(512)データパケットを送信する。一度応答確認信号が受信されると(520)、データパケット及び応答確認カウンターがリセットされる(520)。この例において、パケットの両方の数がゼロにリセットされる。あるいは、これらが1にリセットされ得るように、1つのパケットが既に受信されている。しかしながら、受信を確実にするために。最初のパケットに対してロバスト(堅牢)なパケットが使用される場合、パケットカウンターは、最初のパケットが同じレベルでないことがあるため、ゼロにリセットされるか、又は所望の受信試験と同じ変調を使用する。
【0037】
カウンターをリセットした後(520)、再び新しいMACアドレスYで、データパケットが送信される(522)。このパケットは、所望の受信試験のための特定のものであるべきである。データパケットは、その後インクリメントされる(524)。応答確認信号が受信されない場合(526)、試験フローは、別のデータパケットの送信のために戻る(522)。データパケット526に反応して応答確認信号が受信されると、応答確認パケットカウンターがインクリメントされる(528)。受信される応答確認信号の合計数が応答確認信号の特定の数XXXよりも小さい場合(530)、フローは、別のデータパケットの送信のために戻る(522)。受信される応答確認信号の数が特定の数と同じである場合、試験は終わることができ(540)、試験は終了し、例えば、1と、送信データパケットに対する応答確認信号の比率との差としてPERが計算され得る。
【0038】
当業者にとって容易に理解されるように、試験シーケンスの一部として、信号電力レベル及び変調は、MACアドレスが同じである限りにおいて、新しいデータパケット522の送信プロセス中に変更され得る。異なるデータパケットタイプ、及びこれらの対応する応答確認信号を追跡するのみでよい。これは、単一の試験シーケンス内の多数のデータ速度の試験を可能にする。例えば、DUT214は、異なる入力信号レベルの、4つの異なるデータを有する400のパケットを、各パケットタイプに対して100の応答確認信号で、受信しなくてはならないことが特定され得る。一度、受信試験の終了に達すると(540)、試験機212は、所定の試験シーケンス内の次の試験項目に移る。
【0039】
試験機212のフローと同時に、DUT214は、同期が達成した後に、フローのその一部を継続する。DUT214は、受信試験モードに入り(560)、データパケットカウンター(これは、応答確認信号を生成した、正確に受信されたデータパケットの数を数える)をリセットし(562)、そのMACアドレスをアドレスYに変更する(564)。DUT 214はここで、パケットの特定の数XXXが受信されるまで、MACアドレスYを使用してデータパケットの受信を開始し(566)、その後、受信試験が完了し(568)、DUT214は、次の試験項目、又は別の所定の試験シーケンスへと続く。
【0040】
試験工程400a、450aのこのような組み合わせは単なる例であり、請求される本発明に従って他の多くの組み合わせが可能であり、主な目的は、試験機212及びDUT214が、両方が試験に対して、用意ができてきるときを特定するため、そして、一方のタイプのパケットを他方のものとして扱う(例えば、同期パケットを受信試験の一部として扱う)のを防ぐことを可能にすることである、ということは当業者により容易に理解されよう。これは、DUTソフトウェアの実行との完全に同期することなく、DUT受信機及びその動作を可能にするにもかかわらず、試験機212及びDUT214が同期を失わないようにする。例えば、DUTソフトウェアが、受信されたパケットの正確な数を検出するのが遅れた場合、試験機212は、これが、DUT214が所定の数のパケットを受信したことを知るために、データパケットの送信を中止することができる。
【0041】
例えば、同期のための特定のパケット、及び受信試験のための異なるパケットを使用して、追加的な機能が実施され得ることが更に理解される。例えば、変調、データ内容などを試験するために、受信試験パケットが使用され得る。いずれにせよ、上記のMACアドレスの使用は、これがDUTのソフトウェアにおいて既にサポートされた機能であるため、既存のDUTソフトウェアに対する影響は最小限である。
【0042】
本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく、本発明の構造及び動作方法の様々な他の修正及び変更を行えることが当業者に明らかであろう。本発明は、特定の好ましい実施形態に関連して説明したが、特許請求の範囲に示す本発明は、このような特定的な実施形態に不当に限定されるべきではないことを理解すべきである。以下の特許請求の範囲が本発明の範囲を規定し、かつこれらの請求項及びその均等物の範囲内の構造及び方法がそれによって包含されることを意図している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8A
図8B