(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
上記ヒント付与判別手段は、上記ゲーム参加者が所定のヒントゲームをクリアすれば、上記ヒント付与条件を満たしていると判別することを特徴とする請求項2に記載の特典付与装置。
【発明を実施するための形態】
【0017】
実施の形態1.
<販売促進システム100>
図1は、本発明の実施の形態1による特典付与装置40を含む販売促進システム100の一構成例を示したシステム図である。この販売促進システム100は、ビンゴゲームの参加者に対し、ゲームの進捗状況に応じて特典を付与するシステムであり、参加者端末11〜13、通信ネットワーク1、顧客管理サーバー20、売上管理装置30、レジスタ端末32及び特典付与装置40により構成される。
【0018】
参加者端末11〜13、顧客管理サーバー20、売上管理装置30及び特典付与装置40は、インターネットやLAN(ローカルエリアネットワーク)といった通信ネットワーク1を介して、互いに接続される。
【0019】
ここでいうビンゴゲームは、ドラッグストアやスーパーマーケットといった小売店の店舗で販売されている商品をゲーム参加者が購入することによって進行させることができるゲームである。このビンゴゲームでは、2以上のセルにより構成されるゲームボード、すなわち、後述するビンゴ表50が使用され、各セルには、販売商品が予め割り当てられている。
【0020】
参加者端末11〜13は、ゲーム参加者により操作される端末装置であり、ゲームの進捗状況を確認したり、ゲームボード内のセルに割り当てられている商品を確認するのに用いられる。参加者端末11は、ディスプレイやキーボードを備えたパーソナルコンピュータである。参加者端末12は、携帯電話機やスマートフォンといった携帯通信端末である。参加者端末13は、タッチパネルを備えたタブレット型端末である。
【0021】
顧客管理サーバー20は、顧客DB(データベース)21を備え、顧客情報を管理する装置である。顧客DB21には、顧客名、顧客ID、住所、年齢、家族構成といった顧客情報が保持される。顧客情報は、例えば、参加者端末11〜13を操作して顧客管理サーバー20により提供されるウェブサイトへアクセスし、ユーザ情報を入力することによって登録される。顧客DB21上の登録情報は、ゲームの進捗状況等を確認する際のユーザ認証に用いられる。
【0022】
売上管理装置30は、売上情報31aを含む売上DB31を備え、レジスタ端末32に接続し、売上情報31aを管理する装置である。売上DB31には、販売商品を購入した商品購入者を識別するための購入者情報と、買上日時、購入商品の商品名、購入商品の販売価格、買上点数、買上金額といった購入商品情報とを含む売上情報31aが保持される。
【0023】
レジスタ端末32は、商品購入者ごとの売上情報31aを生成するPOS(Point Of Sale)端末であり、バーコードスキャナ、レシートプリンタ、カードリーダ等により構成され、店舗内に設置される。バーコードスキャナは、販売商品に表示されているバーコードを光学的に読み取る読取装置である。レシートプリンタは、売上情報31aをレシート60に印字する印刷装置である。カードリーダは、顧客DB21の登録ユーザに発行される登録者カードを読み取る読取装置である。登録カードには、顧客名、顧客IDといった商品購入者の登録情報が保持される。
【0024】
売上管理装置30では、商品購入者が購入商品の代金を精算した時点で、当該商品購入者の売上情報31aが特典付与装置40へ送信される。すなわち、レジスタ端末32において代金の精算が完了するごとに、売上情報31aが特典付与装置40へ送信される。また、代金の精算が完了した時点で、レシート60が発行される。
【0025】
特典付与装置40は、ゲーム参加者ごとの進捗状況を管理し、ゲームの進捗状況に応じて、商品購入ポイントや割引クーポンといった特典をゲーム参加者に付与する装置であり、商品割当DB41及びビンゴ進捗DB42を備えている。商品割当DB41には、ゲームボード内の各セルに対し、商品情報をそれぞれ対応づけた商品割当情報41aが保持される。ここでは、商品割当DB41が複数のゲーム参加者について共通であるものとする。
【0026】
ビンゴ進捗DB42には、セルごとの当選情報からなるビンゴ進捗テーブル43がゲーム参加者ごとに保持される。当選情報は、セルが当選しているか否かを示す情報である。ビンゴ進捗テーブル43は、売上管理装置30から受信した売上情報31aを商品割当情報41aと照合することによって更新される。つまり、ゲーム参加者は、ゲームボード内のいずれかのセルに割り当てられている商品を購入することにより、購入商品が割り当てられているセルを当選させることができる。
【0027】
上記ビンゴ進捗テーブル43は、例えば、ゲーム参加者が、参加者端末11〜13を操作して特典付与装置40により提供されるウェブサイトへアクセスし、ビンゴゲームへの参加を申し込むことによって作成される。
【0028】
特典付与装置40では、当選しているセルには、商品情報が表示され、当選していないセルには、商品情報が表示されないといったセルごとの当選情報が反映されたゲームボードを画面表示するための画像データが生成される。ここでは、当選しているセルを当選セルと呼び、当選していないセルを非当選セルと呼ぶことにする。
【0029】
上記画像データは、参加者端末11〜13からの閲覧要求に基づいて、参加者端末11〜13へ送信される。例えば、参加者端末11〜13を操作して特典付与装置40により提供されるビンゴゲームサイトへログインすることにより、ゲーム参加者は、上述したゲームボードを閲覧することができる。つまり、ゲーム参加者は、ゲームボードを閲覧することにより、当選セルに割り当てられている商品と、セルごとの当選情報によりゲームの進捗状況とを確認することができる。
【0030】
ビンゴゲームサイトへログインする際は、参加者端末11〜13を操作して入力されたユーザ情報を顧客管理サーバー20から取得した登録情報と照合するユーザ認証が行われ、このユーザ認証に成功した場合にだけ、ログインが許可される。
【0031】
この特典付与装置40は、参加者端末11〜13からのヒント要求に基づいて、非当選セルに対し、商品情報を表示させるべく画像データを更新する。つまり、ゲーム参加者は、参加者端末11〜13を操作して商品割当のヒントを要求することにより、非当選セルにヒントを付与することができ、当該非当選セルに割り当てられている商品を示す商品情報を表示させることができる。例えば、所定のヒントゲームをクリアすれば、いずれかの非当選セルについて、商品情報を表示することができる。割当商品の商品情報を表示させる非当選セルは、例えば、ゲーム参加者が任意に指定することができる。
【0032】
また、特典付与装置40は、商品割当DB41上の商品割当情報41aに基づいて、ゲームボードに割り当てられている割当商品を示す割当商品情報を生成し、売上管理装置30へ送信する。売上管理装置30が、特典付与装置40から受信した割当商品情報に基づいて、レジスタ端末32に印字指示を行うことにより、割当商品情報がレシート60に印字される。このため、商品購入者は、いずれの購入商品がゲームボードの割当商品であるかを商品購入時に識別することができる。つまり、ゲーム非参加者に対しゲーム参加を促すことができるとともに、ゲーム参加者に対しては、セルごとの当選情報が反映されたゲームボードを閲覧するように誘導することができる。
【0033】
<商品ビンゴ画面50>
図2は、
図1の参加者端末11〜13のディスプレイ上に表示される商品ビンゴ画面50の一例を示した図である。この商品ビンゴ画面50は、ビンゴゲームの進捗状況を確認するための確認画面であり、ゲームボードを閲覧するための閲覧操作に基づいて表示される。
【0034】
商品ビンゴ画面50には、特典発行ボタン51、特典確認ボタン52、ビンゴ表53及びビンゴ達成カウンタ54が配置されている。特典発行ボタン51は、特典の付与を特典付与装置40に対し指示するための操作アイコンである。特典確認ボタン52は、特典内容を確認するための操作アイコンである。
【0035】
特典発行ボタン51、特典確認ボタン52及びビンゴ達成カウンタ54は、商品ビンゴ画面50内の上段に配置され、ビンゴ表53は、下段に配置されている。また、ビンゴ達成カウンタ54は、特典発行ボタン51及び特典確認ボタン52の右側に配置されている。
【0036】
ビンゴ表53は、商品割当セル2が5行5列のマトリクス状に配置されたゲームボードであり、商品割当セル2ごとの当選情報が識別可能に表示されている。この商品割当セル2は、矩形の枠によって囲まれた表示領域により構成され、1つの商品割当セル2には、店舗内で販売されている1つの商品が割り当てられる。また、異なる商品割当セル2には、互いに異なる商品が割り当てられる。
【0037】
当選セルには、割当商品の商品情報とメーカー名とが表示され、非当選セルには、割当商品の商品情報は表示されず、割当商品のメーカー名のみが表示されている。ただし、ヒントが付与された非当選セルは、ヒント付与セルと呼び、割当商品のメーカー名と共に割当商品の商品情報が表示される。
【0038】
当選セル及びヒント付与セルに表示される商品情報には、割当商品の商品名を示す文字列や割当商品を示す商品画像がある。商品画像は、割当商品を撮影した写真画像、写真画像を縮小したサムネイル画像、割当商品を模式化した絵文字といったイメージデータからなる。一方、当選セル及び非当選セルのいずれにも表示されるメーカー名は、異なる2以上の販売商品に共通の属性情報であり、割当商品を製造した製造会社の会社名、事業者名、ブランド名といった商品提供者を示す文字列、或いは、ロゴマークからなる。
【0039】
当選セルと非当選セルとは、その表示態様が異なっている。具体的に説明すれば、当選セルは、非当選セルに比べ、矩形枠が強調され、矩形枠内の表示色が異なっている。このビンゴ表53では、上述した様な25個の商品割当セル2が碁盤の升目状に配置されている。また、商品割当セル2の行方向(横方向又は左右方向)の配列と、列方向(縦方向又は上下方向)の配列とのいずれにおいても、隣同士の商品割当セル2は、互いに接している。
【0040】
また、ビンゴ表53の中央に配置された商品割当セル2、すなわち、3行3列目の商品割当セル2は、ゲーム開始時点で当選しているフリーセル3である。なお、ビンゴ表53は、この様なフリーセル3を設けない構成であっても良い。
【0041】
この例では、1行3列目、1行5列目、2行4列目、2行5列目、3行3列目、3行5列目、4行2列目、4行5列目、5行1列目及び5行5列目の10個の商品割当セル2が当選セルであり、2行1列目の商品割当セル2がヒント付与セルである。
【0042】
販売商品を購入するのに使用可能な商品購入ポイントや割引クーポンといった特典は、当選セルの配置パターンが予め定められた特典付与パターンに一致することにより、付与される。特典付与パターンは、例えば、5つの商品割当セル2が列方向に並んだ縦ビンゴと、5つの商品割当セル2が行方向に並んだ横ビンゴと、5つの商品割当セル2が対角線上に並んだ斜めビンゴとの3つのパターンがある。
【0043】
この例では、5列目の当選セルからなるセル列として1つの縦ビンゴと、1行5列目から5行1列目までの当選セルからなるセル列として、1つの斜めビンゴとが成立している。
【0044】
ビンゴ達成カウンタ54は、ビンゴが成立しているセル列を計数し、ビンゴ達成数として表示する。このビンゴ達成カウンタ54では、特典付与パターンごとのビンゴ達成数と、ビンゴ達成の合計数とが表示されている。特典発行ボタン51を操作して特典の付与が指示されたセル列には、特典発行済セル列4であることを示す文字列が表示されている。
【0045】
当選セルの配置パターンが特典付与パターンに一致すれば特典が付与されることから、当選セルの配置パターンを特典付与パターンに一致させるべく、所望の非当選セルが当選するまで、商品購入を繰り返すようにゲーム参加者を誘導することができる。
【0046】
その際、当選セルには商品情報が表示される一方、非当選セルには商品情報が表示されないので、ゲーム参加者には、非当選セルにどのような商品が割り当てられているのかが不明であり、商品の買上点数が多いほど所望の非当選セルが当選する確率が高くなる。この様なゲーム性を利用してゲーム参加者の射幸心を刺激することにより、来店頻度を向上させるとともに、商品の買上点数を増加させることができる。
【0047】
<商品割当セル2>
図3は、
図2の商品割当セル2の表示態様が割当商品の購入やヒントゲームのクリアによって変化する様子を模式的に示した説明図である。非当選セル2aには、升目内に割当商品のメーカー名のみが表示され、ヒント付与セル2bには、割当商品のメーカー名及び商品情報が表示される。
【0048】
一方、当選セル2cは、割当商品のメーカー名及び商品情報が表示されるとともに、非当選セル2a(ヒント付与セル2bを含む)とは矩形枠の太さ及び升目内の表示色が異なる。この様な表示態様により、商品割当セル2が当選しているか否かやいずれの商品割当セル2が当選しているのか、或いは、当選セル2c及びヒント付与セル2bにどのような商品が割り当てられているのかを容易に識別することができる。
【0049】
ヒントゲームは、例えば、参加者端末11〜13を操作して所定のゲームサイトへアクセスし、アプリケーションプログラムをダウンロードすることによって提供され、虫取りゲーム、花摘みゲームといった誰もが容易にヒント付与条件を達成することができるゲームである。
【0050】
ゲーム参加者が、その様なヒントゲームを行ってヒント付与条件を達成することにより、ゲームクリアとなり、非当選セル2aをヒント付与セル2bへ移行させることができる。また、ゲーム参加者が割当商品を購入することにより、非当選セル2a(ヒント付与セル2bを含む)を当選セル2cへ移行させることができる。
【0051】
<レシート60>
図4は、
図1のレジスタ端末32において印字されるレシート60の一例を示した図である。このレシート60は、売上情報31aが紙媒体に印字された領収書又は売上伝票であり、買上日時、購入商品の商品名、販売価格、買上金額などと共に、買上点数61、商品ビンゴメッセージ62及び割当商品情報63が印字されている。
【0052】
購入商品の商品名や販売価格は、バーコードから読み取った読取情報を売上管理装置30が保持する販売商品マスターDBと照合することによって識別される。
【0053】
割当商品情報63は、購入商品がビンゴ表53に割り当てられている割当商品であることを示すものであり、アスタリスク記号や星マークといった所定のシンボルが購入商品の商品名に対応づけて印字される。商品ビンゴメッセージ62は、割当商品情報63として印字されるシンボルについて説明する説明文や、ビンゴゲームへの参加を促すメッセージからなる。
【0054】
この様な割当商品情報63がレシート60に印字されるので、商品購入者は、いずれの購入商品がビンゴ表53の割当商品であるかを商品購入時に識別することができる。また、商品ビンゴメッセージ62及び割当商品情報63は、商品購入者が、ユーザ情報を顧客DB21に登録した登録ユーザである場合だけでなく、顧客登録を行っていないユーザである場合にも、レシート60に印字されるので、その様な未登録ユーザに対し顧客登録を促すことができる。
【0055】
<売上情報31a>
図5は、
図1の売上管理装置30から特典付与装置40へ出力される売上情報31aの一例を示した図である。この売上情報31aは、商品購入者の購入者名、顧客ID、買上日時及び購入商品の商品名からなる。
【0056】
特典付与装置40は、この様な売上情報31aを売上管理装置30から受信すれば、当該売上情報31aに基づいて、商品購入者に対応するゲーム参加者のビンゴ進捗テーブル43を更新する。すなわち、特典付与装置40は、売上管理装置30から売上情報31aを受信するごとに、ビンゴ進捗テーブル43を更新する。
【0057】
<商品割当情報41a>
図6は、
図1の商品割当DB41内に保持されている商品割当情報41aの一例を示した図である。この商品割当情報41aは、ビンゴ表53内の各商品割当セル2に対応づけて商品情報が保持される。具体的には、商品割当セルC
ij(i,j=1〜5)に対応づけて、割当商品のメーカー名Km、商品名Km
k、及び、画像データm
kからなる商品情報が保持されている。
【0058】
例えば、商品割当セルC
11には、メーカー名Ka、商品名Ka
1、及び、画像データa
1が対応づけられ、商品割当セルC
12には、メーカー名Ka、商品名Ka
2、及び、画像データa
2が対応づけられ、商品割当セルC
55には、メーカー名Kc、商品名Kc
1、及び、画像データc
1が対応づけられている。売上管理装置30から受信した売上情報31aをこの様な商品割当情報41aと照合することにより、ビンゴ進捗テーブル43を更新することができる。
【0059】
<ビンゴ進捗テーブル43>
図7は、
図1のビンゴ進捗DB42内に保持されているゲーム参加者ごとのビンゴ進捗テーブル43の一例を示した図である。このビンゴ進捗テーブル43は、ゲーム参加者「ユーザA」の進捗状況を示す進捗テーブルであり、ビンゴ表53内の各商品割当セル2に対し、当選又は非当選のいずれかを示す当選情報が対応づけられている。また、一部の商品割当セル2に対し、ヒント付与を示すヒント付与情報が対応づけられている。
【0060】
例えば、商品割当セルC
11及びC
12は、非当選セルであり、商品割当セルC
13及びC
55は、当選セルである。また、商品割当セルC
21は、ヒント付与セルである。ゲーム参加者には、この様なビンゴ進捗テーブル43に基づいて特典が付与される。
【0061】
<特典付与装置40>
図8は、
図1の特典付与装置40内の機能構成の一例を示したブロック図である。この特典付与装置40は、商品割当DB41、ビンゴ進捗DB42、売上情報受信部401、当選判定部402、ヒント付与部403、特典付与パターン記憶部404、特典付与判定部405、特典付与部406、画像データ生成部407、画像データ送信部408及び割当商品情報送信部409により構成される。
【0062】
売上情報受信部401は、売上管理装置30から購入者情報及び購入商品情報を含む売上情報31aを受信し、その受信結果を当選判定部402へ出力する。当選判定部402は、受信した売上情報31aを商品割当DB41内の商品割当情報41aと照合することにより、ビンゴ進捗DB42内のビンゴ進捗テーブル43を更新する。具体的には、商品購入者に対応するゲーム参加者のビンゴ進捗テーブル43をビンゴ進捗DB42から読み出し、購入商品と同じ商品が割り当てられている非当選セル2aについて、当選情報を変更して当選セル2cへ移行させることにより、当該ビンゴ進捗テーブル43が更新される。
【0063】
商品割当DB41内の商品割当情報41aは、定期的に変更される。例えば、1か月が経過するごとに、商品割当情報41aが変更される。当選判定部402では、商品割当情報41aが変更されるごとに、ビンゴ進捗DB42内の全てのビンゴ進捗テーブル43をリセットする動作が行われる。ビンゴ進捗テーブル43は、商品割当セル2ごとの当選情報をデフォルト状態へ移行させることにより、リセットされる。
【0064】
ヒント付与部403は、参加者端末11〜13からのヒント要求に基づいて、ビンゴ進捗DB42からビンゴ進捗テーブル43を読み出し、非当選セル2aに商品情報を表示させるためのヒント付与情報を付加する。
【0065】
特典付与判定部405は、当選セル2cの配置パターンを予め定められた特典付与パターンと比較し、特典付与の判定を行い、その判定結果を特典付与部406へ出力する。特典付与パターン記憶部404には、縦ビンゴ、横ビンゴ、斜めビンゴといった複数の特典付与パターンが保持される。特典付与パターンは、縦ビンゴや横ビンゴのように連続して直線状に配置されたセル列からなるものの他に、L字状に配置されたセル列、矩形状に配置されたセル群、不連続に配置されたセル群であっても良い。
【0066】
特典付与判定部405では、当選セル2cの配置パターンが特典付与パターンと一致するセル列又はセル群を計数し、その計数値に基づいて、ビンゴ達成カウンタ54をインクリメントする動作が行われる。ただし、ビンゴ進捗テーブル43を更新することによって新たにビンゴが成立したセル列又はセル群のみが計数される。
【0067】
特典付与部406は、特典付与判定部405による判定結果に基づいて、ゲーム参加者に特典を付与するための特典付与情報を生成する。特典は、商品購入ポイントや割引クーポンといった販売商品を購入するのに利用することができるものの他に、物品又はサービスの提供を受ける権利であっても良い。例えば、獲得ポイント数に応じてキャラクターコンテンツを取得することができるビンゴランキングポイントも特典に含まれる。
【0068】
特典付与判定部405では、参加者端末11〜13からの特典発行指示に基づいて、特典付与の判定が実行される。また、ゲーム参加者に付与される特典は、特典発行指示時におけるビンゴ達成カウンタ54のビンゴ達成数に基づいて決定される。例えば、ビンゴ達成数が多いほど、商品購入ポイントの獲得ポイント数が多くなり、或いは、割引クーポンの割引率が良くなる。
【0069】
この様な特典付与情報は、例えば、顧客管理サーバー20へ送信され、ゲーム参加者の登録者カードに書き込まれる。或いは、特典付与情報を売上管理装置30へ送信することにより、当該特典付与情報がレジスタ端末32においてゲーム参加者の登録者カードに書き込まれる。
【0070】
画像データ生成部407は、商品割当DB41内の商品割当情報41aとビンゴ進捗テーブル43とに基づいて、当選セル2cには、商品情報が表示され、非当選セル2aには、商品情報が表示されないビンゴ表53を作成し、当該ビンゴ表53を含む商品ビンゴ画面50を表示するための画像データを生成する。画像データ生成部407では、参加者端末11〜13からの閲覧要求に基づいて、画像データが生成される。画像データ送信部408は、閲覧要求に基づいて、画像データを参加者端末11〜13へ送信する。
【0071】
割当商品情報送信部409は、商品割当DB41内の商品割当情報41aに基づいて、ビンゴ表53に割り当てられている割当商品を示す割当商品情報64をレシート60に印字するための割当商品情報を売上管理装置30へ送信する。
【0072】
<特典付与処理>
図9のステップS101〜S111は、
図1の特典付与装置40における特典付与処理の一例を示したフローチャートである。まず、特典付与装置40は、商品割当情報41aを商品割当DB41に記憶するとともに、当選情報がデフォルト状態のビンゴ進捗テーブル43を作成してビンゴ進捗DB42に記憶する(ステップS101,S102)。
【0073】
次に、当選判定部402は、売上情報31aが売上管理装置30から受信すれば、受信した売上情報31aを商品割当情報41aと照合し、ビンゴ進捗テーブル43を更新する(ステップS103〜S105)。次に、画像データ生成部407は、閲覧要求が参加者端末11〜13から受信すれば、受信した閲覧要求に基づいて、商品割当情報41a及びビンゴ進捗テーブル43から画像データを生成する。この画像データは、画像データ送信部408により参加者端末11〜13へ送信される(ステップS106,S107)。
【0074】
次に、特典付与判定部405は、特典発行指示が参加者端末11〜13から受信すれば、受信した特典発行指示に基づいて、当選セル2cの配置パターンを特典付与パターンと比較し、特典付与の判定を行う(ステップS108,S109)。そして、特典付与部406は、特典付与の判定結果に基づいて、ゲーム参加者に特典を付与する(ステップS110)。ステップS103からステップS110までの処理手順は、ゲーム終了が指示されるまで繰り返され、ゲーム終了が指示されれば、この処理は終了する(ステップS111)。
【0075】
本実施の形態によれば、商品の買上点数が多いほど所望の非当選セル2aが当選する確率が高くなるというゲーム性を利用してゲーム参加者の射幸心を刺激することにより、来店頻度を向上させるとともに、商品の買上点数を増加させることができる。特に、ゲームに関心の高い20代から40代を中心とした顧客層に対する集客効果を向上させることができる。
【0076】
実施の形態2.
実施の形態1では、ドラッグストアやスーパーマーケットといった小売店舗で販売されている商品をゲーム参加者が購入することによって進行するビンゴゲームの場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、居酒屋などの飲食店の店舗で販売されている商品をゲーム参加者が購入することによって進行するビンゴゲームの場合について説明する。
【0077】
図10は、本発明の実施の形態2による特典付与装置40を含む販売促進システム200の一構成例を示したシステム図である。この販売促進システム200は、2以上の参加者端末14と、売上管理装置30及びオーダー端末33と、特典付与装置40により構成される。
【0078】
参加者端末14は、飲食店の店舗内に設置される端末装置であり、ゲーム参加者によって操作される。ゲーム参加者は、店舗内に入店した入店客であり、ユーザ登録などは不要である。オーダー端末33は、ゲーム参加者に提供する商品を発注するための端末装置であり、ゲーム参加者ごとの売上情報31aを生成し、売上管理装置30へ送信する。
【0079】
特典付与装置40は、商品割当DB41内に商品割当情報41aを保持するとともに、ゲーム参加者ごとのビンゴ進捗テーブル43をビンゴ進捗DB42内に保持する。商品割当情報41aは、例えば、参加者端末14ごとに異なる。ビンゴ進捗テーブル43は、売上管理装置30から受信した売上情報31aを対応する商品割当情報41aと照合することによって更新される。
【0080】
売上管理装置30では、オーダー端末33から販売商品の発注を受け付けるごとに、購入者情報及び購入商品情報を含む売上情報31が特典付与装置40へ送信される。特典付与装置40では、その様な売上情報31aを受信するごとに、ビンゴ進捗テーブル43が更新される。また、ビンゴ進捗テーブル43は、ゲーム参加者が購入商品の代金を精算した時点でリセットされ、ビンゴゲームは終了する。
【0081】
<商品ビンゴ画面70>
図11は、
図10の参加者端末14のディスプレイ上に表示される商品ビンゴ画面70の一例を示した図である。この商品ビンゴ画面70のビンゴ表71では、非当選セル2aに割当商品のカテゴリー名のみが表示され、当選セル2cには、割当商品のカテゴリー名及び商品情報が表示されている。
【0082】
カテゴリー名は、異なる2以上の販売商品に共通の属性情報であり、割当商品が属している属性名を示す文字列からなる。例えば、「さしみ」、「飲みもの」、「焼きもの」、「串もの」及び「揚げもの」の5つのカテゴリーがある。
【0083】
特典付与装置40のヒント付与部403では、例えば、ビンゴ表71に割り当てられていない購入商品を外れ商品として計数し、同一カテゴリー内で外れ商品の買上点数が一定数を越えるごとに、当該カテゴリー内の非当選セル2aに割当商品の商品情報を表示させるためのヒント付与情報が生成される。
【0084】
この様な構成によっても、来店頻度の向上と買上点数の増加を図ることができるとともに、ゲーム参加者が購入商品の代金を清算した際に特典を付与することにより、次回の来店を促すことができる。
【0085】
なお、実施の形態1では、ヒントゲームをクリアすることによって非当選セル2aにヒントが付与される場合の例について説明したが、本発明は、ヒント付与の条件をこれに限定するものではない。例えば、売上情報31aに基づいてゲーム参加者の来店回数を計数し、来店回数が一定値を越えるごとに、いずれかの非当選セル2aに割当商品の商品情報を表示させるような構成であっても良い。
【0086】
また、実施の形態1では、割当商品情報64をレシート60に印字させる場合の例について説明したが、本発明は、レシート60に印字させる情報をこれに限定するものではない。例えば、ゲームの進捗状況を示すビンゴ表をレシート60に印字させるような構成であっても良い。
【0087】
また、実施の形態1では、ゲーム参加者が参加者端末11〜13を操作してビンゴゲームへの参加を申し込むことにより、ビンゴ進捗テーブル43が作成される場合の例について説明したが、本発明は、ビンゴゲームへの参加条件をこれに限定するものではない。例えば、顧客DB21にユーザ情報を登録した登録ユーザが自動的にゲーム参加者となり、ビンゴ進捗テーブル43が作成されるような構成であっても良い。
【0088】
また、実施の形態1及び2では、ビンゴ表内の各商品割当セル2について、1つの商品割当セル2に対し1つの商品が割り当てられる場合の例について説明したが、本発明は、ゲームボード内の各セルに対する商品割当をこれに限定するものではない。例えば、1つの商品割当セル2に異なる2以上の販売商品を割り当て、いずれかの販売商品を購入することにより、当該商品割当セル2が当選するような構成のものも本発明には含まれる。
【0089】
また、実施の形態1及び2では、異なる商品割当セル2に対し互いに異なる商品が割り当てられる場合の例について説明した。しかし、本発明は、2以上のセルに同じ商品を割り当てるような構成のものにも適用することができる。
【0090】
また、実施の形態1及び2では、ビンゴ表53が、5行5列のマトリクス状に配置された商品割当セル2からなる場合の例について説明したが、本発明は、ビンゴ表53の構成をこれに限定するものではない。すなわち、ビンゴ表53は、2次元の表示領域からなる複数のセルを縦又は横方向に直線状に配列した単純なマトリクスにより構成されるものでなくても良い。例えば、ビンゴ表は、3次元の表示領域からなる複数のセルを立体的に配置したもの、或いは、2次元のセルを放射状に配置したものも本発明には含まれる。
【0091】
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、フリーセル3を除く全ての商品割当セル2が非当選セル2aであるビンゴ表5,71を用いる場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、1又は2以上の非当選セル2aに商品情報が表示されたビンゴ表を用いる場合について説明する。
【0092】
<商品ビンゴ画面80>
図12は、本発明の実施の形態3による特典付与装置40の動作の一例を示した図であり、参加者端末11〜13のディスプレイ上に表示される商品ビンゴ画面80の一例が示されている。この商品ビンゴ画面80には、商品割当セル2が3行3列のマトリクス状に配列されたビンゴ表81が表示されている。
【0093】
このビンゴ表81は、四隅に配置された4つの商品非表示セル82と、これらの商品非表示セル82の間にそれぞれ配置された4つの変則表示セル83と、中央に配置された1つのフリーセル3により構成される。商品非表示セル82は、商品情報が表示されない通常の非当選セル2aである。
【0094】
変則表示セル83は、商品情報が変則的に表示される非当選セル2aであり、いずれの非当選セル2aを変則表示セル83とするのかは予め定められる。このビンゴ表81の様に、非当選セル2aの一部を変則表示セル83とすることにより、ビンゴ達成の難易度を調整することができる。フリーセル3は、商品情報が割り当てられず、デフォルトで当選している当選セル2cである。
【0095】
ゲーム参加者が割当商品を購入することにより、当該割当商品が割り当てられている非当選セル2a、すなわち、商品非表示セル82又は変則表示セル83を当選セル2cへ移行させることができる。また、所定のヒント付与条件を満たすことにより、1又は2以上の商品非表示セル82をヒント付与セル2bへ移行させることができる。変則表示セル83及びヒント付与セル2bは、商品表示セルである。
【0096】
図13は、
図12の特典付与装置40内の機能構成の一例を示したブロック図である。この特典付与装置40は、
図8の特典付与装置40と比較すれば、ヒント付与部403に代えて、ヒント付与判別部411及びヒント付与部412を備えている点で異なる。
【0097】
商品割当DB41には、商品割当情報41a及び変則表示情報41bが保持されている。この変則表示情報41bは、ビンゴ81表上の1又は2以上の非当選セル2aに商品情報を表示させるための制御情報であり、ビンゴゲームの開始前に作成される。変則表示情報41bにおいて、ビンゴ表示81上のいずれの非当選セル2aを変則表示セル83とするのかは、任意に定められる。
【0098】
変則表示情報41bは、全てのゲーム参加者に共通の制御情報として作成される。或いは、ゲーム参加者が複数の顧客グループに区分されている場合、変則表示情報41bは、これらの顧客グループごとに作成される。例えば、ゲーム参加者がいずれの顧客グループに属するのかは、一定期間における来店回数又は買上金額により定められる。
【0099】
ヒント付与判別部411は、所定のヒント付与条件を満たしているか否かを判別し、その判別結果をヒント付与部412へ出力する。ヒント付与条件には、様々なものが考えられる。例えば、所定のヒントゲームをクリアすることをヒント付与条件とする場合、ゲーム参加者がヒントゲームをクリアすれば、ヒント付与条件を満たしていると判別される。例えば、クイズ形式で問題を提示し、ゲーム参加者から回答があれば、当該回答に基づいてヒント付与の可否が判別される。
【0100】
また、ゲーム参加者の来店回数が一定の閾値を越えることをヒント付与条件とする場合には、売上管理装置30からの売上情報31aに基づいてゲーム参加者の来店回数を計数し、ビンゴゲームの開始後の来店回数が閾値を越えれば、ヒント付与条件を満たしていると判別される。
【0101】
また、キャンペーン期間中であることをヒント付与条件とする場合には、ビンゴゲームの開始前又は開始後に任意に定められるキャンペーン期間に該当すれば、ヒント付与条件を満たしていると判別される。
【0102】
また、ゲーム参加者の買上金額の累計が一定の閾値を越えることをヒント付与条件とする場合には、ゲーム参加者の買上金額を積算し、ビンゴゲームの開始後の累計額が閾値を越えれば、ヒント付与条件を満たしていると判別される。
【0103】
また、ゲーム参加者により入力されたヒントコードが予め売上管理装置30から取得した登録コードと一致することをヒント付与条件とすることも考えられる。ビンゴ表81上の商品割当セル2に商品情報が割り当てられている割当商品には、商品固有の認証用コードがヒントコードとして予め定められる。ヒントコードは、英字又は数字列からなる。例えば、ヒントコードは、販売商品のシリアル番号からなる。
【0104】
売上管理装置30は、ヒントコードを登録コードとして商品情報と共に保持し、ゲーム参加者が割当商品を購入すれば、登録コードを購入商品に対応づけてレシート60に印字する。ゲーム参加者は、商品購入後、参加者端末11〜13を操作して、レシート60に印字されているヒントコードの入力を行う。
【0105】
ヒント付与判別部411は、売上管理装置30から割当商品の登録コードを取得し、参加者端末11〜13からヒントコードを受信した場合に、ヒントコードを登録コードと照合し、両コードが一致しているか否かに応じて、ヒント付与条件を満たしているか否かを判別する。
【0106】
ヒント付与部412は、ヒント付与判別部411の判別結果に基づいて、ビンゴ表81上の1又は2以上の非当選セル2aに商品情報を表示させるためのヒント付与情報44を生成し、ビンゴ進捗DB42内に格納する。具体的には、ヒント付与条件を満たしていると判別された場合に、参加者端末11〜13からのヒント要求に基づいて、ヒント付与情報44が生成される。
【0107】
例えば、ヒント付与情報44において、ビンゴ表示81上のいずれの非当選セル2aをヒント付与セル2bとするのかは、ゲーム参加者が任意に指定することができる。ビンゴ進捗DB42には、ヒント付与情報44がビンゴ進捗テーブル43に対応づけて保持される。
【0108】
画像データ生成部407は、変則表示情報41b及びヒント付与情報44に基づいて、1又は2以上の非当選セル2aに対し商品情報を表示させる画像データを生成する。この様に変則表示情報41b及びヒント付与情報44に従って画像データを生成することにより、非当選セル2aであっても、商品情報を表示させることができる。
【0109】
また、ヒント付与情報44は、ヒント付与条件を満たしているか否かの判別結果に応じて生成されるので、ヒント付与条件を満たすことにより、ゲーム参加者が任意に指定した1又は2以上の非当選セル2aに商品情報を表示させることができる。
【0110】
実施の形態4.
実施の形態3では、変則表示セル83がビンゴ表81に配置され、ヒント付与条件を満たすことによってビンゴ表81上の商品非表示セル82がヒント付与セル2bへ移行される場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、ビンゴ表81上の商品非表示セル82について、割当商品の商品情報を一覧表示する場合について説明する。
【0111】
<割当商品リスト画面90>
図14は、本発明の実施の形態4による特典付与装置40の動作の一例を示した図であり、参加者端末11〜13のディスプレイ上に表示される割当商品リスト画面90の一例が示されている。割当商品リスト画面90は、ビンゴ表81上の商品非表示セル82について、割当商品の商品情報がリストアップされた確認画面であり、所定の閲覧操作に基づいて表示される。
【0112】
この割当商品リスト画面90には、
図12のビンゴ表81上の商品非表示セル82に割り当てられている商品情報として、商品割当情報41aから抽出された4つの商品情報が配置されている。
【0113】
特典付与装置40の画像データ生成部407は、所定のヒント付与条件を満たしていると判別された場合に、参加者端末11〜13からの閲覧要求に基づいて、割当商品リスト画面90を表示するための画像データを生成する。ゲーム参加者は、割当商品リスト画面90を閲覧することにより、ビンゴ表81上の商品非表示セル82にどの様な商品が割り当てられているのかを識別することができる。
【0114】
なお、実施の形態1〜4では、ゲーム参加者ごとのビンゴ進捗テーブル43を売上管理装置30から取得した売上情報31aに基づいて更新する場合の例について説明した。ゲーム参加者が商品を購入した場合、購入した商品がビンゴ表に割り当てられているか否かは、売上管理装置30から取得した売上情報31aを商品割当情報41aと照合することにより判別され、その判別結果に応じて該当する商品割当セル2が当選セル2cに変換される。この様な購入商品の確認方法は、例えば、ゲーム参加者が、顧客DB21にユーザ情報が登録されている登録ユーザである場合に適用される。
【0115】
一方、登録ユーザでないゲーム参加者の場合は、登録ユーザとは別個にビンゴ進捗テーブルが管理され、購入商品の確認には、例えば、ゲーム参加者が入力する所定の商品コードが利用される。商品コードは、商品ごとに予め定められる認証情報であり、英字又は数字列からなる。例えば、商品コードは、商品の個別番号又はシリアル番号からなる。
【0116】
売上管理装置30は、上述した商品コードを当選コードとして商品情報と共に保持し、ゲーム参加者がビンゴ表に割り当てられている商品を購入すれば、当選コードを購入商品に対応づけてレシート60に印字する。ゲーム参加者は、商品購入後、参加者端末11〜13を操作して、レシート60に印字されている商品コードを入力する。
【0117】
特典付与装置40は、上述した商品コードを商品割当情報41aと共に当選コードとして保持し、ゲーム参加者により商品コードが入力されれば、入力された商品コードを当選コードと照合することにより、ビンゴ進捗テーブルを更新する。つまり、ゲーム参加者が商品を購入した場合、購入した商品がビンゴ表に割り当てられているか否かは、ゲーム参加者が入力した商品コードに基づいて判別され、その判別結果に応じて該当する商品割当セル2が当選セル2cに変換される。