(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記各優先度につき、前記制御信号に含めたスリープパラメータにより定められるスリープ時間の時間経過による積算値を逐次計算するとともに、前記スリープ時間以外の時間の時間経過による積算値を逐次計算し、前記各優先度についての前記スリープ時間の積算値の総和および前記各優先度についての前記スリープ時間以外の時間の積算値の総和を計算し、前記スリープ時間の総和を予め記憶した前記スリープ時間における電力値とともに可視化し、前記スリープ時間以外の時間の総和を予め記憶した前記スリープ時間以外の時間における電力値とともに可視化する電力管理部
を備えることを特徴とする請求項1記載のスリープ制御装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本実施の形態に係るスリープ制御装置を含む通信システムの構成を示す図である。
【0013】
スリープ制御装置1は、光回線を介して、複数の通信装置2に接続される。また、スリープ制御装置1は、通信ネットワークを介して、サーバ3に接続される。サーバ3は、表示装置(図示せず)を備える。通信装置2は、ユーザ装置4に接続される。
【0014】
図2は、通信装置2におけるスリープ動作の説明図である。
【0015】
通信装置2では、スリープ動作期間SAにおいては、スリープ時間Sとアクティブ時間Aが交互に繰り返す。スリープ時間Sでは、一部の機能が停止しており、通信装置2の電力は、機能停止のないアクティブ時間Aの電力に比べ、少なくなる。
【0016】
通信装置2は、ユーザ装置4からスリープ時間Sに受信したパケットをすぐには送信せず、バッファに蓄積する。パケットは、スリープ制御装置1から送信される制御情報で指定される通信期間Tに送信される。通信期間Tでは機能停止がなく、電力はアクティブ時間と同様である。
【0017】
通信後は、次のパケットを受信する可能性が高いので、すぐにスリープ時間Sとはせず、一旦アクティブ時間Bとしてから、スリープ動作期間SAを開始する。
【0018】
図3は、スリープ動作期間SAとアクティブ時間Bと通信期間Tの関係を示す図である。
【0019】
図3(a)に示すように、通信装置2では起動後、スリープ動作期間SAを経て、通信期間Tが始まる。
【0020】
図3(b)に示すように、通信終了時にアクティブ時間Bが始まり、通信期間Tの開始時刻によっては、そのアクティブ時間Bが強制終了し、通信期間Tが始まる。
【0021】
図3(c)に示すように、通信期間Tの開始時刻によっては、アクティブ時間Bが終了し、スリープ動作期間SAを経て、通信期間Tが始まる。
【0022】
図4は、通信装置2の機能を示すブロック図である。
【0023】
図4(a)に示すように、通信装置2は、ユーザ装置4とでパケットを送受するパケット通信部21、パケットの優先制御を行う優先制御部22、スリープ制御装置1に送信するレポートを生成するレポート生成部23と、スリープ制御装置1にレポートを送信し、スリープ制御装置1から制御情報(ゲート)を受信する制御情報通信部24と、スリープ時間などを定めるためのスリープパラメータなどが記憶されるデータベース25と、データベース25にスリープパラメータを設定するパラメータ設定部26とを備える。
【0024】
図4(b)に示すように、データベース25は、通信の優先度ごとにスリープパラメータが記憶されるスリープパラメータ記憶部251、スリープ時間の電力値、スリープ時間以外の時間の電力値が記憶される電力値記憶部252と、スリープ制御装置1から受信する制御信号(ゲートという)から取り出したスリープパラメータを記憶するスリープパラメータ記憶部253を備える。
【0025】
図5は、スリープパラメータ記憶部251の構成を示す図である。
【0026】
スリープパラメータ記憶部251は、例えば、最高の優先度「A」から最低の優先度「D」までの4優先度のそれぞれにつき、
図2のスリープ時間Sに一致するように設定されたスリープ時間P1、
図2のアクティブ時間Aに一致するように設定されたアクティブ時間P2、
図2のアクティブ時間Bに一致するように設定されたアクティブ時間P3を含むレコードを備える。
【0027】
スリープパラメータ記憶部253には、実際に行われるスリープ動作のスリープパラメータが記憶され、通信装置2は、スリープパラメータ記憶部253のスリープパラメータにしたがって、スリープ動作するようになっている。
【0028】
つまり、
図2のスリープ時間Sはスリープパラメータ記憶部253のスリープパラメータのスリープ時間P1に一致し、
図2のアクティブ時間Aは当該スリープパラメータのアクティブ時間P2に一致し、
図2のアクティブ時間Bは当該スリープパラメータのアクティブ時間P3に一致する。
【0029】
図6は、スリープ制御装置1の機能を示すブロック図である。
【0030】
スリープ制御装置1は、通信の優先度ごとにスリープパラメータが記憶されるスリープパラメータ記憶部を含むデータベース11と、通信装置2からレポートを受信し、通信装置2に制御信号(ゲート)を送信する通信部12と、レポートから通信の優先度を取り出すトラヒック管理部13と、スリープパラメータ記憶部111から当該優先度に対応するスリープパラメータを読み出すスリープ管理部14と、スリープパラメータを含む制御信号(ゲート)を生成する制御情報生成部15と、スリープ時間の積算値の総和およびスリープ時間以外の時間の積算値の総和を計算し、それぞれの時間の電力値とともにサーバ3に表示させる電力管理部16とを備える。
【0031】
図7は、データベース11の構成を示す図である。
【0032】
データベース11は、スリープパラメータ記憶部111と、現在情報記憶部112と、電力計算情報記憶部113と、電力計算結果記憶部114とを備える。
【0033】
スリープパラメータ記憶部111は、通信装置2ごとにレコードを備える。レコードは、通信装置2のMACアドレスを含み、スリープ時間の電力値W1、スリープ時間以外の時間の電力値W2が書き込まれる。レコードは、通信の優先度ごとに区分され、各区には、該当優先度のスリープパラメータが書き込まれる。スリープパラメータは、スリープ時間P1、アクティブ時間P2、アクティブ時間P3を含む。
【0034】
現在情報記憶部112は、通信装置2ごとにレコードを備える。レコードには、通信装置2のMACアドレスが含まれ、通信装置2の起動時刻、最新回の通信の優先度、最新回の通信期間の開始時刻Ts、最新回の通信期間の終了時刻Te、最新回の1つ前の回(前回)の通信期間の終了時刻teが書き込まれる。終了時刻teは、起動後の1回目の通信が終了した際に初めて書き込まれる。
【0035】
電力計算情報記憶部113は、通信装置2ごとにレコードを備える。レコードは、通信装置2のMACアドレスを含む。レコードは、通信の優先度ごとに区分され、各区には、最新回のスリープ時間P1とその回数Cの積PT1、最新回のアクティブ時間P2とその回数Cの積PT2、最新回のアクティブ時間P3、最新回の通信期間の長さ(通信時間P4という)が書き込まれる。
【0036】
電力計算結果記憶部114は、通信装置2ごとにレコードを備える。レコードは、通信装置2のMACアドレスを含む。レコードは、通信の優先度ごとに区分され、各区には、各回の積PT1の積算値PC1、各回の積PT2の積算値PC2、各回のアクティブ時間P3の積算値PC3、各回の通信時間P4の積算値PC4が書き込まれる。
【0037】
図8は、通信装置2が接続された後の動作を示すフローチャートである。
【0038】
まず、スリープ制御装置1は、通信装置2と所定の接続シーケンスを行ったなら、現在時刻を現在情報記憶部112の当該通信装置2のレコードに起動時刻として書き込む(S1)。
【0039】
次に、通信装置2の制御情報通信部24は、データベース25のスリープパラメータ記憶部251から通信の優先度ごとのスリープパラメータを読み出し、電力値記憶部252からスリープ時間の電力値、スリープ時間以外の時間の電力値を読み出し、これらを含む情報を、スリープ制御装置1に送信する(S3)。
【0040】
スリープ制御装置1のトラヒック管理部13は、これらの通信の優先度ごとのスリープパラメータ、スリープ時間の電力値(W1)、スリープ時間以外の時間の電力値(W2)を取り出し、スリープパラメータ記憶部111の該当通信装置2のレコードに書き込み(S5)、処理を終える。
【0041】
なお、処理が適切に行われた際には正常応答、そうでない場合にはエラー応答が送受信されるが、これらの通信については説明を割愛する。また、制御対象外の通信装置2を排除するための処理等についても説明を割愛する。
【0042】
また、スリープパラメータ、各電力値は、通信装置2から取得するのでなく、予めスリープパラメータ記憶部111の該当のレコードに記憶しておいてもよい。
【0043】
図9は、通信装置2がユーザ装置4からパケットを受信した後の動作を示すフローチャートである。
【0044】
まず、通信装置2の優先制御部22は、パケットの優先制御を行うとともに、パケットを送信する際のデータ量を計算する(S11)。
【0045】
次に、通信装置2のレポート生成部23は、当該通信の優先度ならびに計算したデータ量を含むレポートを生成し、これを制御情報通信部24は、スリープ制御装置1に送信する(S13)。以下、レポートは、通信の優先度ならびにデータ量を含むレポートであることとする。
【0046】
スリープ制御装置1の通信部12は、レポートを受信する(S14)。
【0047】
トラヒック管理部13は、レポートからデータ量と優先度を取り出し、優先度を現在情報記憶部112の当該通信装置2のレコードに最新回の優先度として書き込む(S15)。
【0048】
スリープ管理部14は、スリープパラメータ記憶部111の当該通信装置2のレコードから、当該優先度のスリープパラメータを読み出す(S17)。また、データ量および他の通信装置2の通信期間に基づいて、レポートを送信した通信装置2がこれから行う通信の開始時刻および終了時刻が決定される。
【0049】
スリープ管理部14は、開始時刻、終了時刻を、現在情報記憶部112の当該通信装置2のレコードに開始時刻Ts、終了時刻Teとして書き込む(S19)
制御情報生成部15は、開始時刻Ts、終了時刻Te、読み出したスリープパラメータを含む制御信号(ゲートという)を生成し、通信部12は、ゲートを通信装置2に送信する(S21)。
【0050】
通信装置2の制御情報通信部24はゲートを受信し、パラメータ設定部26は、ゲートからスリープパラメータを取り出し、スリープパラメータ記憶部253に書き込む(S23)。
【0051】
これにより、通信装置2は、このスリープパラメータ記憶部253のスリープパラメータにしたがって、
図2に示すように、スリープ動作する。
【0052】
また、通信装置2は、ゲートから開始時刻、終了時刻を取りだし、開始時刻から終了時刻までの通信期間においてパケットを送信する。
【0053】
図10は、積算値PC1の総和、積算値PC2の総和、積算値PC3の総和、積算値PC4の総和を計算する動作を示すフローチャートである。
【0054】
電力管理部16は、開始時刻Ts、終了時刻Teが書き込まれたなら、開始時刻Tsから終了時刻Teまでの時間の長さを計算する(S31)。
【0055】
電力管理部16は、この長さを、電力計算情報記憶部113の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)に通信時間P4として書き込み、通信時間P4を、電力計算結果記憶部114の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)の積算値PC4に加算する(S33)。
【0056】
次に、電力管理部16は、現在情報記憶部112の当該通信装置2のレコードに終了時刻teがあるか否かを判定する(S41)。
【0057】
電力管理部16は、終了時刻teがないなら(S41:NO)、現在情報記憶部112の当該通信装置2のレコードから起動時刻を読み出し、起動時刻から開始時刻Tsまでの時間の長さYを計算する(S43)。
【0058】
一方、電力管理部16は、終了時刻teがあるなら(S41:YES)、終了時刻teから開始時刻Tsまでの時間の長さZを計算する(S45)。
【0059】
長さZは、
図3(b)、(c)においてアクティブ時間Bが始まってから終了するまでの時間の長さに相当するものである。
【0060】
電力管理部16は、スリープパラメータ記憶部111の当該通信装置2レコードから該当優先度のアクティブ時間P3を読み出し、長さZがアクティブ時間P3より短いか否かを判定する(S47)。
【0061】
電力管理部16は、長さZがアクティブ時間P3より短いなら(S47:YES)、長さZを、電力計算情報記憶部113の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)にアクティブ時間P3として書き込み、アクティブ時間P3を、電力計算結果記憶部114の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)の積算値PC3に加算し(S49)、処理を終える。
【0062】
長さZ(アクティブ時間P3より短い)は、
図3(b)においてアクティブ時間Bが始まってから終了するまでの時間の長さに相当するものである。
【0063】
一方、電力管理部16は、長さZがアクティブ時間P3以上なら(S47:NO)、このアクティブ時間P3を、電力計算情報記憶部113の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)にアクティブ時間P3として書き込み、アクティブ時間P3を、電力計算結果記憶部114の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)の積算値PC3に加算する(S51)。
【0064】
長さZ(アクティブ時間P3以上)は、
図3(c)においてアクティブ時間Bが始まってから終了するまでの時間の長さに相当するものである。
【0065】
次に、電力管理部16は、長さZから、読み出したアクティブ時間P3を減算し、つまり、減算後の時間の長さYを計算する(S53)。
【0066】
電力管理部16は、S43またはS53の後、スリープパラメータ記憶部111の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)からスリープ時間P1、アクティブ時間P2を読み出す(S61)。
【0067】
次に、電力管理部16は、式(1)により、回数Cを計算する(S63)。
【0068】
C=Y÷(P1+P2) …(1)
次に、電力管理部16は、スリープ時間P1と回数Cの積PT1、アクティブ時間P2と回数Cの積PT2を計算する(S65)。
【0069】
次に、電力管理部16は、スリープ時間P1と回数Cの積PT1を、現在情報記憶部112の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)に書き込み、積PT1を、電力計算結果記憶部114の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)の積算値PC1に加算する(S67)。
【0070】
また、電力管理部16は、アクティブ時間P2と回数Cの積PT2を、現在情報記憶部112の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)に書き込み、積PT2を、電力計算結果記憶部114の当該通信装置2のレコードの該当優先度の部分(区)の積算値PC2に加算し(S69)、処理を終える。
【0071】
図11は、通信が終了した際のフローチャートである。
【0072】
スリープ管理部14は、通信装置2にて通信が終了したら、現在時刻を現在情報記憶部112の当該通信装置2のレコードの前回の終了時刻teとして書き込み(S71)、当該通信装置2から次の通信に関するレポートを既に受信しているか否かを判定する(S73)。
【0073】
スリープ管理部14は、次のレポートを既に受信しているなら(S73:YES)、制御をステップS15に移す。
【0074】
一方、スリープ管理部14は、次のレポートをまだ受信していないなら(S73:NO)、つまり、レポート(通信装置における通信の優先度とデータ量を含む)が途絶えたなら、現在情報記憶部112の当該通信装置2のレコードから優先度を読み出し、優先度が最低の優先度か否かを判定する(S75)。
【0075】
スリープ管理部14は、最低の優先度なら(S75:YES)、処理を終える一方、最低の優先度でないなら(S75:NO)、スリープパラメータ記憶部111の当該通信装置2のレコードから、最低の優先度のスリープパラメータを読み出す(S77)。
【0076】
制御情報生成部15は、スリープパラメータを含む制御信号(ゲート)を生成し、通信部12は、ゲートを通信装置2に送信する(S79)。
【0077】
通信装置2の制御情報通信部24は、ゲートを受信し、パラメータ設定部26は、ゲートからスリープパラメータを取り出し、スリープパラメータ記憶部253のスリープパラメータと比較する(S81)。
【0078】
パラメータ設定部26は、スリープパラメータ同士が一致するなら(S81:一致)、処理を終え、一致しないなら(S81:不一致)、スリープパラメータ記憶部253のスリープパラメータをゲートのスリープパラメータで更新し(S83)、処理を終える。
【0079】
これにより、通信を終えた通信装置2は、最低の優先度のスリープパラメータにしたがって、スリープ動作する。よって、消費電力を最低にすることができる。
【0080】
図12は、サーバ3の表示装置に表示される表示内容の一例を示す図である。
【0081】
電力管理部16は、例えば、サーバ3から、ある通信装置2の電力状況の表示を要求されたなら、同図の表示内容を表示装置に表示する。
【0082】
つまり、電力管理部16は、スリープパラメータ記憶部111の該当通信装置2のレコードから、スリープ時間における電力値W1、スリープ時間以外の時間における電力値W2を読み出し、電力計算結果記憶部114の該当通信装置2のレコードにおける各積算値PC1の総和Q1(各優先度についてのスリープ時間の積算値の総和)を計算し、当該レコードにおける各積算値PC2、PC3およびPC4の総和Q2(各優先度についてのスリープ時間以外の時間の積算値の総和)を計算し、スリープ時間の総和Q1をスリープ時間における電力値W1とともに表示(可視化)するとともに、スリープ時間以外の時間の総和Q2をスリープ時間以外の時間における電力値W2とともに表示(可視化)する。
【0083】
したがって、サーバ3においては、その通信装置2の電力状況を知ることができる。
【0084】
以上のように、スリープ制御装置1によれば、スリープ動作におけるスリープ時間を定めるスリープパラメータが予め通信の優先度ごとに記憶されるスリープパラメータ記憶部111と、通信装置から通信に先立ち受信するレポートから当該通信の優先度を取り出す(S1)トラヒック管理部13と、スリープパラメータ記憶部111から当該優先度に対応するスリープパラメータを読み出す(S17)スリープ管理部14と、当該スリープパラメータを含む制御信号を生成する(S21)制御情報生成部15と、レポートを受信し(S14)、制御信号を通信装置に送信する(S21)通信部12とを備えるので、通信装置2におけるスリープ動作を通信の優先度に応じて制御することができる。
【0085】
また、スリープ制御装置1は、レポートから取り出した優先度が記憶される(S15)現在情報記憶部112を備え、スリープ管理部14は、通信装置における通信の優先度を含むレポートが途絶えたなら(S73:NO)、現在情報記憶部112から優先度を読み出し(S75)、優先度が最低の優先度でないなら(S77:NO)、スリープパラメータ記憶部111から最低の優先度に対応するスリープパラメータを読み出し(S77)、制御情報生成部15は、当該スリープパラメータを含む制御信号を生成し(S79)、通信部12は、当該制御信号を通信装置2に送信するので、通信を終えた当該通信装置2は、最低の優先度のスリープパラメータにしたがって、スリープ動作する。よって、消費電力を最低にすることができる。
【0086】
また、スリープ制御装置1は、各優先度につき、制御信号に含めたスリープパラメータにより定められるスリープ時間の時間経過による積算値PC1を逐次計算するとともに(S67)、スリープ時間以外の時間の時間経過による積算値PC2、PC3、PC4を逐次計算し(S33、S51、S69)、各優先度についてのスリープ時間の積算値の総和Q1および各優先度についてのスリープ時間以外の時間の積算値の総和Q2を計算し、総和Q1を予め記憶した電力値W1とともに可視化し、総和Q2を予め記憶した電力値W2とともに可視化する電力管理部16を備えるので、通信装置2の電力状況を知ることができる。