(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5953610
(24)【登録日】2016年6月24日
(45)【発行日】2016年7月20日
(54)【発明の名称】電気機器の水抜き構造
(51)【国際特許分類】
G08B 17/00 20060101AFI20160707BHJP
G08B 21/00 20060101ALI20160707BHJP
【FI】
G08B17/00 G
G08B21/00 A
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-139040(P2012-139040)
(22)【出願日】2012年6月20日
(65)【公開番号】特開2014-2664(P2014-2664A)
(43)【公開日】2014年1月9日
【審査請求日】2014年12月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000190301
【氏名又は名称】新コスモス電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100126930
【弁理士】
【氏名又は名称】太田 隆司
(72)【発明者】
【氏名】上野 泰正
【審査官】
望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−111193(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08B17/00
G08B21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器本体および当該機器本体の少なくとも一部を覆う封止体を有する電気機器の水抜き構造において、
前記機器本体に前記封止体を組み付けた際に、前記機器本体の本体周縁端部および前記封止体の封止端部がそれぞれ重なり、
前記本体周縁端部および前記封止端部の少なくとも何れか一方に、前記電気機器の周縁に沿うように少なくとも一本の溝部を前記電気機器の内部に備え、
前記電気機器を設置したときの第一姿勢において、前記電気機器の下方に備えた前記溝部と交差し、前記電気機器の内部空間および前記溝部を連通させる交差溝部を備えた電気機器の水抜き構造。
【請求項2】
前記第一姿勢とは異なる第二姿勢において、前記交差溝部からの水が前記溝部に流入するように、前記交差溝部および前記溝部が交差している請求項1に記載の電気機器の水抜き構造。
【請求項3】
前記第一姿勢が横置き姿勢であり、前記第二姿勢が縦置き姿勢であり、
前記第二姿勢の状態で、前記交差溝部が下方に向って前記溝部と鋭角に合流するように前記交差溝部および前記溝部が交差する請求項2に記載の電気機器の水抜き構造。
【請求項4】
前記交差溝部は、前記第一姿勢の鉛直方向において、前記封止体に形成した開口部の下方に備えてある請求項1に記載の電気機器の水抜き構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁面に設置される防災用又は防犯用の電気機器の水抜き構造に関する。
【背景技術】
【0002】
電気機器の一種として、壁面に設置される防災用又は防犯用の警報器がある。このような電気機器には、通常、当該警報器が水に晒された場合であってもその機能を維持する必要があるため、例えば当該警報器の内部に浸入した水を抜く水抜き構造が設けられる。
【0003】
例えば当該水抜き構造として、特許文献1には、機器本体と、機器本体の少なくとも一部を覆う封止体との相互間に止水壁を設けたものが記載してある。当該止水壁は、具体的には機器本体に形成された立ち上げ部であり、当該立ち上げ部の周面に複数の止水リブが形成されている。複数の止水リブは、相互に所定間隔を隔てて配置されており、最初の止水リブによって浸入してきた水の水を堰き止めることができる。仮に最初の止水リブを越えて電気機器の内部空間側に水が浸入しようとする場合でも、次の止水リブで順次堰き止めることができる。
【0004】
これら複数の止水リブは、電気機器の内部に入り込む水を外部に排水するための水抜き路の壁を形成している。このような水抜き路は、止水リブの数に応じて、一本あるいは複数本形成される。当該水抜き路は、電気機器を設置した姿勢において、機器本体の上部から側部、さらに下部に至るように、途切れることなく連続的に形成されている。従って、浸入してきた水が最初の止水リブで堰き止められると、最初の水抜き路を伝って機器本体の下部に至る。仮に浸入してきた水が最初の止水リブを乗り越えた場合でも、次の止水リブで堰き止められて次の水抜き路を伝って機器本体の下部に至る。このように水抜き路によって排水効果を高め、水が機器本体の内部空間側に浸入するのを防止できる。
特許文献1に記載の構造では、水抜き路による排水効果を一層高めるため、例えば封止体の最下端に水抜き孔が穿設してある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−102555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の電気機器では、例えば機器本体と機器本体の少なくとも一部を覆う封止体との隙間から電気機器の内部空間の側に浸入した水は、止水リブや水抜き路によって電気機器の外部に排出することができる。
【0007】
一方、特許文献1に記載の電気機器では、封止体に警報音を出すためのスピーカ開口部などが形成されており、このような開口部から水が電気機器の内部空間に浸入する虞がある。この場合、例えば封止体の内側を伝って電気機器の設置姿勢における下部に達する。即ち、機器本体と封止体との隙間以外の場所から電気機器の内部空間に浸入した水は、例えば防止リブを越えて水抜き路を流下しないと電気機器の外部に排出され難く、電気機器の下方に溜まり易い。
【0008】
従って、本発明の目的は、内部空間に浸入した水を抜き易くする電気機器の水抜き構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る電気機器の水抜き構造は、機器本体および当該機器本体の少なくとも一部を覆う封止体を有する電気機器の水抜き構造において、その第一特徴構成は、前記機器本体に前記封止体を組み付けた際に、前記機器本体の本体周縁端部および前記封止体の封止端部がそれぞれ重なり、前記本体周縁端部および前記封止端部の少なくとも何れか一方に、前記電気機器の周縁に沿うように少なくとも一本の溝部を前記電気機器の内部に
備え、前記電気機器を設置したときの第一姿勢において、前記電気機器の下方に
備えた前記溝部と交差
し、前記電気機器の内部空間および前記溝部を連通させる交差溝部を
備えた点にある。
【0010】
本構成において、本体周縁端部および封止端部の少なくとも何れか一方に設けられた溝部は、隣接するリブどうしの間の空間で構成される。当該溝部は、例えば機器本体に封止体を組み付けたときに形成される隙間と通じるように構成できるため、当該溝部を流下した水は、当該隙間から外部に排出することができる。
【0011】
封止体には例えばスピーカ開口部などの開口部が形成されており、当該開口部から電気機器の内部空間に水が浸入する虞がある。このような開口部から浸入した水は、例えば封止体の内側を伝って電気機器の設置姿勢における下部に達する。このように、当該開口部から一旦電気機器の内部に浸入した水は、前記リブによって堰き止められた状態で電気機器の内部空間の下方に溜まり易くなる。
本構成では、第一姿勢において、電気機器の下方に備えた溝部と交差し、前記電気機器の内部空間および前記溝部を連通させる交差溝部を備えている。そのため、電気機器の内部空間の下方に溜まろうとした水は、溝部を形成するリブに堰き止められることなく、交差溝部を経由して溝部に流入することができる。当該溝部に流入した水は溝部と通じる隙間から外部に排出することができる。
このように本構成の水抜き構造では、電気機器の内部空間に浸入した水を抜き易くすることができる。
【0012】
本発明に係る電気機器の水抜き構造の第二特徴構成は、前記第一姿勢とは異なる第二姿勢において、前記交差溝部からの水が前記溝部に流入するように、前記交差溝部および前記溝部が交差した点にある。
本構成によれば、例えば横置き姿勢の第一姿勢から縦置き姿勢の第二姿勢に変更したとき、交差溝部に存在する水が、重力によって溝部に流入するように構成できる。これにより、電気機器の姿勢を第一姿勢から第二姿勢に変更した場合であっても、交差溝部に存在する水が電気機器の内部空間に浸入するのを防止することができる。
【0013】
本発明に係る電気機器の水抜き構造の第三特徴構成は、前記第一姿勢が横置き姿勢であり、前記第二姿勢が縦置き姿勢であり、前記第二姿勢の状態で、前記交差溝部が下方に向って前記溝部と鋭角に合流するように前記交差溝部および前記溝部が交差する点にある。
本構成によれば、電気機器の姿勢を第一姿勢(横置き姿勢)から第二姿勢(縦置き姿勢)に変更した場合であっても、交差溝部に存在する水が電気機器の内部空間に浸入するのを防止することができる。
【0014】
本発明に係る電気機器の水抜き構造の第四特徴構成は、前記交差溝部を、前記第一姿勢の鉛直方向において、前記封止体に形成した開口部の下方に備えた点にある。
スピーカ開口部などの開口部から一旦電気機器の内部に浸入した水は、リブによって堰き止められた状態で電気機器の内部空間の下方に溜まり易くなるが、交差溝部は第一姿勢の鉛直方向において当該開口部の下方に備えてあるため、電気機器の内部空間の下方に溜まろうとした水は、溝部を形成するリブに堰き止められることなく、交差溝部を経由して溝部に迅速に流入することができる。そのため、本構成では、迅速に当該水を外部に排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図6】第一姿勢(横置き姿勢)の電気機器を示す概略図である。
【
図7】第二姿勢(縦置き姿勢)の電気機器を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明は、機器本体および当該機器本体の少なくとも一部を覆う封止体を有する電気機器の水抜き構造である。
図1〜7に示したように、当該電気機器Xの水抜き構造は、機器本体10に封止体20を組み付けた際に、機器本体10の本体周縁端部12aおよび封止体20の封止端部21がそれぞれ重なり、本体周縁端部12aおよび封止端部21の少なくとも何れか一方に、電気機器Xの周縁Aに沿うように少なくとも一本の溝部Bを電気機器Xの内部に形成してある。
【0017】
電気機器Xは、壁面に設置する態様であればどのような機器であってもよい。当該壁面に設置する電機機器としては、例えば防災用又は防犯用の警報器が挙げられる。本実施形態では、電気機器Xとして、可燃性ガス(LPガス)の漏洩を検知するガス警報器を屋内の壁面に設置する態様について説明する。当該電気機器Xの形状は特に限定されるものではないが、本実施形態では上面視で矩形状であり、厚板状(例えば12×7×2.5cm)の形状を呈するものを例示する。この場合、当該電気機器Xは、その短辺a1を地面に垂直に設置する横置き姿勢、あるいは、その長辺a2を地面に垂直に設置する縦置き姿勢によって設置することができる。
【0018】
本実施形態では、前記横置き姿勢を第一姿勢とし、前記縦置き姿勢を第二姿勢とする。本発明の電気機器Xの水抜き構造は、電気機器Xを設置したときの第一姿勢において、電気機器Xの下方に形成された溝部Bと交差する交差溝部Eを設けている(
図6)。
【0019】
機器本体10は回路基板30を収容するものであり、底面11と側面12とを一体に形成して構成されている。即ち、底面11および側面12とで囲まれた空間に回路基板30が収容される。側面12の端部(封止体20の側)には、封止体20と重ね配置される本体周縁端部12aが形成してある。本実施形態では、機器本体10に封止体20を組み付けた際、本体周縁端部12aと封止端部21とが重ね配置されたときに、本体周縁端部12aが内側に位置する場合について説明する。
【0020】
また、本実施形態では、本体周縁端部12aに、電気機器Xの周縁Aに沿うように溝部Bが形成してある場合について説明する。この場合、封止端部21と本体周縁端部12aとが重ね配置されたとき、当該封止端部21は、本体周縁端部12aに形成された溝部Bを覆う。
【0021】
本体周縁端部12aには、その全周に亘って複数の止水リブ12bが形成されており、当該溝部Bは、隣接する止水リブ12bどうしの間の空間で構成される。当該溝部Bは、少なくとも一本形成すればよい。本実施形態では、例えば電気機器Xを縦置きした場合の姿勢において、本体周縁端部12aの下側の半周に一本の溝部Bを形成し、残りの上側の半周に二本の溝部Bを並設するように構成してある(
図5)。このとき、これら二本の溝部Bは、合流溝B1によって合流する。当該合流溝B1は、電気機器Xを縦置きした場合の姿勢(第二姿勢:
図7)において、一方の溝部B(封止体20の側)が他方の溝部Bに斜め下方の向きで合流するように構成してある。これにより、一方の溝部Bを流下した水が他方の溝部Bを流下できるようになる。
【0022】
封止体20は、機器本体10の少なくとも一部を覆う部材である。本実施形態では、封止体20は、機器本体10の全体を覆う第一封止体20a、および、第一封止体20aの開口部22を覆う第二封止体20bを有する。
【0023】
また、第一封止体20aにはスイッチ40を露出させるスイッチ開口部23、警報音を外部に伝えるスピーカ開口部24が形成してある。本実施形態では、スイッチ開口部23から露出するスイッチ40の部分(操作部41)がオーバル形、例えば角丸長方形(二つの等しい長さの平行線と二つの半円形からなる)となるように構成してあり、スイッチ開口部23はその露出部分に対応するように角丸長方形に形状してある。
【0024】
第一封止体20aにおいてスイッチ開口部23が設けてある角部には、当該角部にいくに従って第一封止体20aの厚さが徐々に薄くなるように傾斜面25が形成してある。本実施形態では、当該傾斜面25は、スイッチ開口部23の半分程度の位置から傾斜するように構成してある。
【0025】
第一封止体20aの側面には、被検知ガスをガス検知部31に導入する被検知ガス導入口26が設けてある。また、第一封止体20aの内部(裏面)には、スイッチ40を保持する保持部27が設けてあり、さらに、機器本体10と第一封止体20aとの距離を決定する位置決め突起部28が設けてある。
【0026】
回路基板30には、例えばガス検知部31、報知部32、端子台33などの部品が配設してある。回路基板30には、電源コード34が接続してある。
【0027】
ガス検知部31は、被検知ガスである可燃性ガス(LPガス)を検知するものであればどのような態様であってもよく、例えば公知の半導体式センサ素子や接触燃焼式センサ素子などを設けたものを使用できる。
【0028】
報知部32は、ガス検知部31からの信号を受けて警報を発するものであればどのような態様であってもよく、例えば圧電スピーカなどを使用することができる。
【0029】
端子台33は、外部からの接続端子を接続できる態様であればよく、第一封止体20aの開口部22から露出するように回路基板30に配設してある。外部からの接続端子を端子台33に接続する場合には、例えば開口部22を覆う第二封止体20bを下方にスライド移動して端子台33を露出させればよい。
【0030】
本実施形態では、電気機器Xの周縁Aに、電気機器Xの内部に浸入した水を排出できる水抜部Cを形成してある。
【0031】
本構成では、水抜部Cが形成してある周縁Aが下向きになるように電気機器Xを配置した場合、電気機器Xの内部に浸入した水を重力によって水抜部Cから排出することができる。即ち、溝部Bおよび止水リブ12bは、水の浸入方向に対して略直交する方向に設けられているため、止水リブ12bによって浸入してきた水を堰き止めることができる。仮に最初の止水リブ12bを越えて水がガス警報器Xの内部空間側に浸入してきた場合でも、これを次の止水リブ12bで堰き止めることができる。堰き止められた水は溝部Bを伝って電気機器Xの下方に流れ落ちて水抜部Cに到達し、外部に排出することができる。
【0032】
本実施形態では、水抜部Cは、本体周縁端部12aおよび封止端部21をそれぞれ重ね配置したときの隙間としている。
【0033】
このような隙間は、本体周縁端部12aに形成された溝部Bと通じている。よって、本構成によれば、機器本体10に封止体20を組み付けたときに形成される隙間を水抜部Cとすることができるため、容易に水抜部Cを形成することができる。
【0034】
また、当該隙間は、長辺の長さおよび短辺の長さに亘って形成できるため、水抜部Cを長く形成することができる。これにより、ガス警報器Xの内部に浸入した水を排出できる領域をガス警報器Xの周縁に亘って確保することができる。このような隙間は、通常、細長い線状に形成される。この場合、水抜部Cに到達した水は、隙間を毛管現象により移動し易くなるため、効率よく水を外部に排出し易くなる。
【0035】
本発明では、電気機器Xを設置したときの第一姿勢(横置き姿勢:
図6)において、電気機器Xの下方に形成された溝部Bと交差する交差溝部Eを設けている。
電気機器Xには、封止体20にスピーカ開口部24などの開口部が形成されており、当該開口部から電気機器Xの内部空間に水が浸入する虞がある。このような開口部から浸入した水は、例えば封止体20の内側を伝って電気機器Xの設置姿勢における下部に達する。
【0036】
上述したように、外部から電気機器Xの内部に浸入した水は、溝部Bおよび止水リブ12bによって重力によって水抜部Cから排出することができる。しかし、スピーカ開口部24などの開口部から一旦電気機器Xの内部に浸入した水は、当該止水リブ12bによって堰き止められた状態で電気機器Xの内部空間の下方に溜まり易くなる。
【0037】
本構成では、第一姿勢(横置き姿勢:
図6)において、電気機器Xの下方に形成された溝部Bと交差する交差溝部Eを設けている。そのため、電気機器Xの内部空間の下方に溜まろうとした水は、止水リブ12bに堰き止められることなく、交差溝部Eを経由して溝部Bに流入することができる。当該溝部Bに流入した水は水抜部Cに到達し、外部に排出することができる。従って、本構成の水抜き構造では、電気機器Xの内部空間に浸入した水を抜き易くすることができる。
【0038】
本実施形態では、第一姿勢とは異なる第二姿勢(縦置き姿勢:
図7)において、交差溝部Eからの水が溝部Bに流入するように、交差溝部Eおよび溝部Bが交差している。
本構成では、第一姿勢(横置き姿勢)から第二姿勢(縦置き姿勢)に変更したとき、交差溝部Eに存在する水が、重力によって溝部Bに流入するように構成できる。即ち、
図7に示したように、第二姿勢(縦置き姿勢)の状態で、交差溝部Eが下方に向って溝部Bと鋭角に合流するように交差溝部Eおよび溝部Bを交差させればよい。これにより、電気機器Xの姿勢を第一姿勢(横置き姿勢)から第二姿勢(縦置き姿勢)に変更した場合であっても、交差溝部Eに存在する水が電気機器Xの内部空間に浸入するのを防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明の電気機器の水抜き構造は、壁面に設置される防災用又は防犯用の電気機器の水抜き構造に利用できる。
【符号の説明】
【0040】
X 電気機器
A 周縁
B 溝部
E 交差溝部
10 機器本体
12a 本体周縁端部
20 封止体
21 封止端部