特許第5954588号(P5954588)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5954588セキュリティー機能が強化されたドアロックシステム及びその制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5954588
(24)【登録日】2016年6月24日
(45)【発行日】2016年7月20日
(54)【発明の名称】セキュリティー機能が強化されたドアロックシステム及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   G08B 15/00 20060101AFI20160707BHJP
【FI】
   G08B15/00
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-536488(P2013-536488)
(86)(22)【出願日】2011年7月8日
(65)【公表番号】特表2014-503864(P2014-503864A)
(43)【公表日】2014年2月13日
(86)【国際出願番号】KR2011005015
(87)【国際公開番号】WO2012060535
(87)【国際公開日】20120510
【審査請求日】2013年4月26日
【審判番号】不服2015-10049(P2015-10049/J1)
【審判請求日】2015年5月29日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0109634
(32)【優先日】2010年11月5日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513097104
【氏名又は名称】チョ,ヒー ムーン
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ヒー ムーン
【合議体】
【審判長】 森川 元嗣
【審判官】 内田 博之
【審判官】 小関 峰夫
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−145643(JP,A)
【文献】 特開2004−135200(JP,A)
【文献】 特開2004−265372(JP,A)
【文献】 特開2002−312865(JP,A)
【文献】 特開2010−246056(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08B 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドア(D)の室内側及び室外側にそれぞれ設置され、動きを検知する、第1の動作検知センサ(100a)、及び第2の動作検知センサ(100b)と、
ドア(D)の内部と外部にそれぞれ設置され、第1の動作検知センサー(100a)による検知信号に基づいて、ドア(D)の室内側を撮影するための第1の撮像カメラ(200a)、及び第2の動作検知センサー(100b)による検知信号に基づいて、ドア(D)の室外側を撮影するための第2の撮像カメラ(200b)と、
第1及び第2の撮像カメラ(200a、200b)で撮像された画像と音声を保存及び出力するための画像蓄積装置(300)とを含んでなる、セキュリティー機能が強化されたドアロックシステムであって、
動作検知センサ(100a、100b)は、共にドアDのハンドル又は開閉装置の動きを電気信号に変換する変位センサであることを特徴とする、ドアロックシステム。
【請求項2】
前記第1及び第2の撮像カメラ(200a、200b)が、赤外線カメラ、熱画像カメラ、ネットワークカメラまたはCCTVカメラであることを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティー機能が強化されたドアロックシステム。
【請求項3】
前記画像蓄積装置(300)が、DVR(デジタルビデオレコーダー)またはNVR(ネットワークビデオレコーダー)であることを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティー機能が強化されたドアロックシステム。
【請求項4】
前記画像蓄積装置(300)は、チャイムベル(400)の操作に応じて利用者の動きを撮影した第1及び第2の撮像カメラ(200a、200b)の画像を保存するか、或いは、
チャイムベル(400)の操作に応じてチャイムベルモニター(410)に出力される画像を保存する、ことを特徴とする、請求項1に記載のセキュリティー機能が強化されたドアロックシステム。
【請求項5】
ドア(D)の室内側及び室外側にそれぞれ設置された第1及び第2の動作検知センサー(100a、100b)を用いて、動きを検知し、動きがなければ、第1段階(S100)を繰り返し行うようにする第1段階(S100)と、
もし動きがあると判断されると、前記第1及び第2の動作検知センサー(100a、100b)による検出信号に基づいて、それぞれドア(D)の室内側及び室外側を、第1及び第2の撮像カメラ(200a、200b)で撮像し、前記撮影した画像を画像蓄積装置(300)に保存するようにする第2段階(S200)と、
チャイムベル(400)を操作したか否かを判断し、チャイムベル(400)を操作していないと判断されると、段階を終了するようにする第3段階(S300)と、
もしチャイムベル(400)を操作したと判断されると、チャイムベルモニター(410)へ出力された画像を前記画像蓄積装置(300)に保存するようにする第4段階(S400)とを含んでなる、セキュリティー機能が強化されたドアロックシステムの制御方法であって、
動作検知センサ(100a、100b)は、共にドアDのハンドル又は開閉装置の動きを電気信号に変換する変位センサであることを特徴とする、ドアロックシステムの制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セキュリティー機能が強化されたドアロックシステム及びその制御方法に係り、さらに詳しくは、ドアの室内外側の動きを監視し、動きがあるときに撮影することができるように一対の撮像カメラを備えて監視することができるようにすることにより、ドアの室内外側でいずれか一つが故障または破損しても、侵入者の動きに対して持続的に監視することができるようにした、セキュリティー機能が強化されたドアロックシステム及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、店舗やマンション、事務室などには出入門のセキュリティー強化のために様々なタイプのドアロックが開発されて用いられている。このようなドアロックの一例として、下記特許文献1のようなドアロックが挙げられる。
【0003】
この種のドアロックは、指紋や暗証番号などを入力しようとする試み、赤外線センサーの人体検知、及びその他の検知手段によって検知された信号があれば、ドアロックを使用する人または近接した人を自動で撮影し、その撮影された画面をドアロックの内部で確認することができると同時に、このような画面をその他の様々な情報と共に保存または伝送することができるようにすることにより、一層進歩したセキュリティー機能を持つようにしたものである。
【0004】
ところが、このような従来のドアロックは、次の問題点があった。
【0005】
1)ドアの正面にのみ撮像カメラが付いているため、侵入者が盗難目的で侵入してドア正面の撮像カメラを破損させた場合、侵入者の行跡追跡に難しさがあった。
【0006】
2)従来のドアロックは、ドアを出入りする者が正当な出入者であるか否かを指紋及び暗証番号で確認するため、夜間のセキュリティーに脆弱であった。
【0007】
3)侵入者がドアを通ることなく室内に侵入した場合、外部からの侵入者があることを確認することができないため、防犯及びセキュリティー機能に劣った。よって、これを補完するためには別途の侵入検知システムを備えなければならなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて案出されたもので、その目的は、ドアの両側にそれぞれ室内外を撮影することができるように撮像カメラを備え、室内外側からいずれかの動きがあるときにのみ該当撮像カメラが撮像することができるように構成することにより、いずれか一つの撮像カメラが破損しても、常に侵入者の動きと音声を録画することができるため、セキュリティー機能を強化することが可能なドアロックシステム及びその制御方法を提供することにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は、チャイムベルが作動すると、その利用者の動きを保存して資料として活用することができるようにすることにより、セキュリティー機能をさらに強化することが可能なドアロックシステム及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明のある観点によれば、ドアの室内外側にそれぞれ設置され、周辺の動きを検知する動作検知センサーと、ドアの内部と外部にそれぞれ設置され、動作検知センサーによる動作信号に応じて室内外を撮影するための撮像カメラと、撮像カメラで撮像された画像及び音声を保存及び出力するための画像蓄積装置とを含んでなることを特徴とする、セキュリティー機能が強化されたドアロックシステムを提供する。
【0011】
ここで、動作検知センサーはドアを開閉する利用者の動きを共に検知することを特徴とする。
【0012】
また、撮像カメラは赤外線カメラ、熱画像カメラ、ネットワークカメラまたはCCTVカメラであることを特徴とする。
【0013】
また、画像蓄積装置はDVR(デジタルビデオレコーダー)またはNVR(ネットワークビデオレコーダー)であることを特徴とする。
【0014】
また、画像蓄積装置はチャイムベルの操作に応じて利用者の動きを撮影した撮像カメラの画像を保存し、或いはチャイムベルの操作に応じてチャイムベルモニターに出力される画像を保存することを特徴とする。
【0015】
本発明の他の観点によれば、ドアの室内外に設置された動作検知センサーを用いて動きを検知し、動きがなければ、第1段階を繰り返し行うようにする第1段階と、もし動きがあると判断されると、該当撮像カメラで動きを撮像してこれを画像蓄積装置に保存するようにする第2段階と、チャイムベルを操作したか否かを判断し、チャイムベルを操作していないと判断されると、段階を終了するようにする第3段階と、もしチャイムベルを操作したと判断されると、チャイムベルモニターへ出力された画像又は動きを撮影した撮像カメラの画像を前記画像蓄積装置に保存するようにする第4段階とを含んでなることを特徴とする、セキュリティー機能が強化されたドアロックシステムの制御方法を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明のセキュリティー機能が強化されたドアロックシステム及びその制御方法によれば、次の効果がある。
【0017】
1)侵入者が侵入目的などでいずれか一方の撮像カメラを破損した場合或いは撮像できないようにした場合でも、もう一つの撮像カメラで侵入者の動きと音声を録画することができるため、セキュリティー機能をさらに向上させることができる。
【0018】
2)チャイムベルの操作の際に、これを撮影すると同時に音声を録画してモニターで表示できるようにして、呼び出し機能と共にセキュリティー機能を持つことができるようにする効果がある。
【0019】
3)ドアではなく、他所を通じて侵入者が侵入しても、ドアの内側に設置された撮像カメラを用いて侵入者の動きを録画することができるため、別途の侵入防止装置を備えなくても良いため、セキュリティー機能をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の第1実施例に係るドアロックシステムがドアに取り付けられた状態を示すための平断面図である。
図2】本発明の第1実施例に係るドアロックシステムの構成を説明するために概略的に示すブロック図である。
図3】本発明の第2実施例に係るドアロックシステムの構成を説明するために概略的に示すブロック図である。
図4】本発明に係るドアロックシステムの制御方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例をより詳細に説明する。これに先立って、本明細書及び請求の範囲に使用された用語または単語は、通常的且つ辞典的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者がその自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に立脚して、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
【0022】
よって、本明細書に記載した実施例及び図面に示した構成は、本発明の好適な一実施例に過ぎず、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではない。このため、本出願時点においてこれらを代替することができる様々な均等物及び変形例があり得ることを理解すべきである。
【0023】
(第1実施例)
図1は本発明の第1実施例に係るドアロックシステムがドアに取り付けられた状態を示すための平断面図、図2は本発明の第1実施例に係るドアロックシステムの構成を説明するために概略的に示すブロック図である。ここで、図面符号「D」は本発明に係るドアロックシステムが取り付けられるドアを示す。
【0024】
本発明の第1実施例に係るドアロックシステムは、ドアDを中心に室内と室外の動きを検知するための動作検知センサー100a、100b、該動作検知センサー100a、100bによって動作する撮像カメラ200a、200b、及び撮像された画像と音声を録画するための画像蓄積装置300とを含んで構成される。
【0025】
以下、これらの各構成要素別にさらに具体的に説明する。
【0026】
動作検知センサー100a、100bは、1種の変位センサーであって、物体の動きを電気信号に変換させるセンサーである。このような動作検知センサー100a、100bは、それぞれドアDの前面と背面にそれぞれ設置され、室内外から動きがあるかを検知する。
【0027】
動作検知センサー100a、100bは、検知された信号を画像蓄積装置300へ出力し、この検知信号に基づいて、動きがある間にのみ撮像カメラ200a、200bが撮像する。
【0028】
本発明の好適な実施例において、動作検知センサー100a、100bは、ドアDに設置されるものと説明しているが、ドアDだけでなく、ドアDの周辺に位置するように出入口の周辺に設置してもよい。
【0029】
この際、動作検知センサー100a、100bは、ドアDのハンドルと開閉装置を共に検知することが可能な位置に設置することにより、出入口を出入りする利用者だけでなく、夜間などにドアDから侵入しようとする侵入者の画像を確保することができるようにすることが好ましい。
【0030】
撮像カメラ200a、200bは、ドアDの前面と背面にそれぞれ取り付けられ、前記動作検知センサー100a、100bの検知信号に基づいて選択的に動作する。
【0031】
特に、撮像カメラ200a、200bは、昼間だけでなく、夜間でも撮影することが可能なカメラを用いることが好ましい。このようなカメラとしては、赤外線カメラや熱画像カメラ、CCTVカメラなどを例示することができる。また、撮像カメラ200a、200bは、外部からも撮像有無を確認し且つ撮像された画像を見ることができるように、有線または無線で連結されたネットワークカメラを用いることもできる。
【0032】
また、撮像カメラ200a、200bには、撮像地域に対して音声を録音することができるようにマイク(図示せず)を備えることが好ましい。このマイクは侵入者間の対話内容や周辺の音声などを録画するために使用される。
【0033】
本発明の好適な実施例において、このような撮像カメラ200a、200bは、ドアDに設置されるものと説明しているが、破損などを容易に行うことができないようにドアD上部の壁体に設置することが好ましい。
【0034】
画像蓄積装置300は、動作検知センサー100a、100bの検知信号に基づいて撮像カメラ200a、200bが動作するように制御する。勿論、このような制御は、動作検知センサー100a、100bで検知された検知信号を撮像カメラ200a、200bへ出力するようにして、直接動作制御が行われるようにすることもできる。
【0035】
特に、画像蓄積装置300は、撮像カメラ200a、200bで撮像された画像と音声を保存し、必要に応じてこれを出力することができなければならない。このような保存と出力が可能な画像蓄積装置300としてはデジタルビデオレコーダー(DVR)を用いることが好ましい。
【0036】
また、画像蓄積装置300としてはネットワークビデオレコーダー(NVR)を用いてもよい。これは画像蓄積装置300と撮像カメラ200a、200bとの間に有線または無線送受信装置を用いて相互通信可能に構成することにより、遠隔地からもシステムの管理及び制御を可能とするためである。
【0037】
このように構成された本発明の第1実施例に係るドアロックシステムは、ドアDの前後
から常に動きを検知し、動きが検知されると、室内側又は室外側の画像を撮影してこれを保存するため、侵入者によっていずれか一つの撮像カメラが破損しても、もう一つが侵入者を撮影して資料を保存することができるから、セキュリティー機能が向上する。
【0038】
例えば、侵入者が室外側の撮像カメラを破損しても、室内側の撮像カメラで侵入者の動きを撮像するため、このように撮像された画像をセキュリティー資料として活用することができる。
【0039】
(第2実施例)
図3は本発明の第2実施例に係るドアロックシステムの構成を説明するために概略的に示すブロック図である。ここで、上述した第1実施例の構成と同一の構成については、同一符号を付与し、その詳細な説明を省略する。そして、図面符号「410」は、チャイムベルが鳴ると、外部訪問者を確認することができるように室内に取り付けられたチャイムベルモニターを示す。
【0040】
本発明の第2実施例に係るドアロックシステムは、チャイムベル400と連動して訪問者の画像を保存することができるようにすることにより、セキュリティー機能をさらに高めることができるようにする。
【0041】
このために、第2実施例に係るドアロックシステムは、チャイムベル400の作動信号を画像蓄積装置300に伝送するようにし、伝送信号が入力されると、チャイムベルモニター410に出力される画像を画像蓄積装置300に保存する。この際の画像は、通常、チャイムベルシステムに備えられたカメラ(図示せず)でドアDの前面を撮影した画像を意味する。
【0042】
一方、本発明の第2実施例では、このような画像は、チャイムベルモニター410へ出力される画像ではなく、画像蓄積装置300の制御により撮像カメラ200a、200bで撮影されたチャイムベル400の操作画像であってもよい。すなわち、チャイムベル400の操作信号があれば、画像蓄積装置300はドアDの前面に設置された撮像カメラ200a、200bを作動させて撮像する。こうして撮像された画像は、画像蓄積装置300に保存すると同時にチャイムベルモニター410へ出力するようにする。
【0043】
(制御方法)
図4は本発明に係るドアロックシステムの制御方法を説明するためのフローチャートである。ここでは、第2実施例に係るドアロックシステムによる制御方法について説明する。本発明に係る制御方法は次の4段階によって行われる。
【0044】
第1段階S100は室内外の動きを検知する段階である。この際の動き検知はドアDの室内と室外にそれぞれ設置された動作検知センサー100a、100bによって行われる。
【0045】
室内外の動きが検知されると、検知信号は撮像カメラ200a、200bを作動させることに用いられる。
【0046】
第1段階S100では室内及び室外の動きが検知されなければ、動きが検知されるまでさらに第1段階S100を繰り返し行う。
【0047】
第2段階S200は、動きを撮影し、これを保存する段階である。ここで、撮影は該当撮像カメラ200a、200bによって行われる。すなわち、動きがあると検知した動作検知センサー100a、100bが室外に設置されたものであれば、室外側の撮像カメラ200a、200bのみ動作させて動きを撮影するのである。この際、撮像カメラ200a、200bは動作検知センサー100a、100bから検知信号を直接受け取って動作してもよく、画像蓄積装置300による制御によって動作するようにしてもよい。
【0048】
一方、撮像カメラ200a、200bで撮影された画像は画像蓄積装置300に保存される。そして、画像蓄積装置300は、画像を保存すると同時に、管理者のモニター(図示せず)が備えられた場合にモニターへ伝送するようにすることもできる。
【0049】
第3段階S300はチャイムベル400の操作有無を判断する段階である。この際の判断はチャイムベル400に連結された画像蓄積装置300によって行われる。
【0050】
もしチャイムベル400を押すなどの操作がなければ、制御段階を終了するようにし、逆に操作があれば、第4段階(S400)を行う。
【0051】
第4段階S400は、ドアDの前面でチャイムベル400を操作する利用者に対する画像を画像蓄積装置300に保存する段階である。
【0052】
この際の画像は、チャイムベル400と共に設置される通常のカメラで撮影されてチャイムベルモニター410へ出力されるものをいう。
【0053】
勿論、画像蓄積装置300に保存される画像は、上述したように、撮像カメラ200a、200bで撮像された画像を用いてもよい。
【0054】
以上、本発明は、ドアの両面にそれぞれ動きを検知し、動きが発生したときに該当部分を撮影することができるように撮像カメラを設置することにより、 侵入者が故意にいずれか一方の撮像カメラが破損しても、常に侵入者の動きを撮影することができるため、侵入者に対する検挙資料として活用することができてセキュリティー機能をさらに向上させることができる。
【符号の説明】
【0055】
100a、100b 動作検知センサー
200a、200b 撮像カメラ
300 画像蓄積装置
400 チャイムベル
410 チャイムベルモニター
図1
図2
図3
図4