(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
紙幣を識別して紙幣番号情報を取得する識別部、前記識別部により識別された紙幣を集積する集積部、識別された紙幣を集積部へ搬送する搬送部、取得された紙幣番号情報を送信する通信部、及び紙幣の搬送を制御する制御部を備える紙幣処理装置と、
前記紙幣処理装置から送信された紙幣番号情報と、記憶装置に記憶されている複数の紙幣番号情報とを照合し、照合結果が一致した紙幣番号情報を前記紙幣処理装置へ送信する管理装置と、
を備え、
前記制御部は、前記通信部が前記管理装置から紙幣番号情報を受信している場合、前記識別部により識別された紙幣番号情報と、前記通信部が受信した紙幣番号情報とを照合し、照合結果に応じて紙幣の搬送を制御することを特徴とする紙幣処理システム。
紙幣を識別して紙幣番号情報を取得する第1識別部、前記第1識別部により識別された紙幣を集積する第1集積部、識別された紙幣を第1集積部へ搬送する第1搬送部、取得された紙幣番号情報を送信する送信部、及び紙幣の搬送を制御する第1制御部を備える第1紙幣処理装置と、
前記第1紙幣処理装置から送信された紙幣番号情報と、記憶装置に記憶されている複数の紙幣番号情報とを照合し、照合結果が一致した紙幣番号情報を送信する管理装置と、
紙幣を識別して紙幣番号情報を取得する第2識別部、前記第2識別部により識別された紙幣を集積する第2集積部、識別された紙幣を第2集積部へ搬送する第2搬送部、前記管理装置から送信された紙幣番号情報を受信する受信部、及び前記第2識別部により取得された紙幣番号情報と、前記受信部が受信した紙幣番号情報とを照合し、照合結果に応じて紙幣の搬送を制御する第2制御部を備える第2紙幣処理装置と、
を備える紙幣処理システム。
前記第1識別工程及び前記集積工程が行われる紙幣処理装置と、前記第2識別工程、前記第2照合工程、及び前記搬送制御工程が行われる紙幣処理装置は異なることを特徴とする請求項16乃至18のいずれかに記載の紙幣処理方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、データベースに記録されている紙幣番号と同じ紙幣番号を持つ紙幣を速やかに選別することができる紙幣処理装置、紙幣処理システム、及び紙幣処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様による紙幣処理システムは、紙幣を識別して紙幣番号情報を取得する識別部、前記識別部により識別された紙幣を集積する集積部、識別された紙幣を集積部へ搬送する搬送部、取得された紙幣番号情報を送信する通信部、及び紙幣の搬送を制御する制御部を備える紙幣処理装置と、前記紙幣処理装置から送信された紙幣番号情報と、記憶装置に記憶されている複数の紙幣番号情報とを照合し、照合結果が一致した紙幣番号情報を前記紙幣処理装置へ送信する管理装置と、を備え、前記制御部は、前記通信部が前記管理装置から紙幣番号情報を受信している場合、前記識別部により識別された紙幣番号情報と、前記通信部が受信した紙幣番号情報とを照合し、照合結果に応じて紙幣の搬送を制御することを特徴とする。
【0007】
紙幣番号情報は、紙幣に付与された紙幣番号に関する情報で、紙幣に印刷された紙幣番号を含むイメージ情報や、紙幣から読み取った紙幣番号のテキストデータなどを含み、紙幣に付与された紙幣番号の一部に関する情報も含む。
【0008】
本発明の一態様による紙幣処理システムは、前記集積部が複数設けられており、前記制御部は、照合結果が一致する紙幣を、照合結果が一致しない紙幣とは異なる集積部へ搬送させることを特徴とする。
【0009】
本発明の一態様による紙幣処理システムは、前記制御部は、照合結果が一致した場合に、紙幣の搬送を停止させることを特徴とする。
【0010】
本発明の一態様による紙幣処理システムは、第1分類モードと第2分類モードとを切り替えて設定するモード切替部をさらに備え、前記集積部が複数設けられており、前記識別部は、紙幣の金種、正損、表裏、及び方向のうち少なくともいずれか1つを識別し、前記制御部は、前記第1分類モードが設定されている場合は、前記識別部の識別結果及び第1分類基準に基づいて紙幣の搬送先を決定し、前記第2分類モードが設定されている場合は、前記識別部の識別結果、前記第1分類基準とは異なる第2分類基準、及び前記照合結果に基づいて紙幣の搬送先を決定することを特徴とする。
【0011】
本発明の一態様による紙幣処理システムは、前記識別部により取得された紙幣番号情報と紙幣の搬送先とを関連付けて記憶する記憶部をさらに備え、前記集積部が複数設けられており、前記制御部は、前記通信部が受信した紙幣番号情報と、前記記憶部に記憶されている紙幣番号情報とを照合し、照合結果が一致した紙幣が集積されている集積部を特定し、特定した集積部を通知することを特徴とする。
【0012】
本発明の一態様による紙幣処理システムは、各集積部に対応して設けられた複数の表示部をさらに備え、前記制御部は、特定した集積部に対応する表示部に所定の情報を表示することを特徴とする。
【0013】
本発明の一態様による紙幣処理システムは、紙幣を識別して紙幣番号情報を取得する第1識別部、前記第1識別部により識別された紙幣を集積する第1集積部、識別された紙幣を第1集積部へ搬送する第1搬送部、取得された紙幣番号情報を送信する送信部、及び紙幣の搬送を制御する第1制御部を備える第1紙幣処理装置と、前記第1紙幣処理装置から送信された紙幣番号情報と、記憶装置に記憶されている複数の紙幣番号情報とを照合し、照合結果が一致した紙幣番号情報を送信する管理装置と、紙幣を識別して紙幣番号情報を取得する第2識別部、前記第2識別部により識別された紙幣を集積する第2集積部、識別された紙幣を第2集積部へ搬送する第2搬送部、前記管理装置から送信された紙幣番号情報を受信する受信部、及び前記第2識別部により取得された紙幣番号情報と、前記受信部が受信した紙幣番号情報とを照合し、照合結果に応じて紙幣の搬送を制御する第2制御部を備える第2紙幣処理装置と、を備える。
【0014】
本発明の一態様による紙幣処理システムは、前記第2集積部は複数設けられており、前記第2制御部は、照合結果が一致する紙幣を、照合結果が一致しない紙幣とは異なる第2集積部へ搬送させることを特徴とする。
【0015】
本発明の一態様による紙幣処理システムは、前記第2制御部は、照合結果が一致した場合に、紙幣の搬送を停止させることを特徴とする。
【0016】
本発明の一態様による紙幣処理装置は、紙幣を識別して紙幣番号情報を取得する識別部と、前記識別部により識別された紙幣を集積する集積部と、識別された紙幣を前記集積部へ搬送する搬送部と、取得された紙幣番号情報を送信し、紙幣番号情報の送信後、送信した紙幣番号情報に含まれる少なくとも1つの紙幣番号情報を受信する通信部と、紙幣の搬送を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記通信部が紙幣番号情報を受信している場合、前記識別部により取得された紙幣番号と、前記通信部が受信した紙幣番号情報とを照合し、照合結果に応じて紙幣の搬送を制御することを特徴とする。
【0017】
本発明の一態様による紙幣処理装置は、前記集積部は複数設けられており、前記制御部は、照合結果が一致する紙幣を、照合結果が一致しない紙幣とは異なる集積部へ搬送させることを特徴とする。
【0018】
本発明の一態様による紙幣処理装置は、前記制御部は、照合結果が一致した場合に、紙幣の搬送を停止させることを特徴とする。
【0019】
本発明の一態様による紙幣処理装置は、第1分類モードと第2分類モードとを切り替えて設定するモード切替部をさらに備え、前記集積部は複数設けられており、前記識別部は、紙幣の金種、正損、表裏、及び方向のうち少なくともいずれか1つを識別し、前記制御部は、前記第1分類モードが設定されている場合は、前記識別部の識別結果及び第1分類基準に基づいて紙幣の搬送先を決定し、前記第2分類モードが設定されている場合は、前記識別部の識別結果、前記第1分類基準とは異なる第2分類基準、及び前記照合結果に基づいて紙幣の搬送先を決定することを特徴とする。
【0020】
本発明の一態様による紙幣処理装置は、前記識別部により取得された紙幣番号情報と紙幣の搬送先とを関連付けて記憶する記憶部をさらに備え、前記集積部は複数設けられており、前記制御部は、前記通信部が受信した紙幣番号情報と、前記記憶部に記憶されている紙幣番号情報とを照合し、照合結果が一致した紙幣が集積されている集積部を特定し、特定した集積部を通知することを特徴とする。
【0021】
本発明の一態様による紙幣処理装置は、各集積部に対応して設けられた複数の表示部をさらに備え、前記制御部は、特定した集積部に対応する表示部に所定の情報を表示することを特徴とする。
【0022】
本発明の一態様による紙幣処理方法は、紙幣処理装置の識別部が、紙幣を識別して紙幣番号情報を取得する第1識別工程と、前記第1識別工程において識別された紙幣を紙幣処理装置の集積部に集積する集積工程と、管理装置が、前記第1識別工程において識別された紙幣番号情報と、記憶装置に記憶されている複数の紙幣番号情報とを照合する第1照合工程と、紙幣処理装置の識別部が、前記集積部に集積されている紙幣の紙幣番号情報を取得する第2識別工程と、紙幣処理装置の制御部が、前記第2識別工程において取得された紙幣番号情報と、前記第1照合工程における照合結果が一致した紙幣番号情報とを照合する第2照合工程と、前記第2照合工程における照合結果に応じて紙幣の搬送を制御する搬送制御工程と、を備える。
【0023】
本発明の一態様による紙幣処理方法は、前記紙幣処理装置には集積部が複数設けられており、前記搬送制御工程では、前記第2照合工程における照合結果が一致した紙幣と、一致しない紙幣とを紙幣処理装置の異なる集積部へ搬送することを特徴とする。
【0024】
本発明の一態様による紙幣処理方法は、前記搬送制御工程では、前記第2照合工程における照合結果が一致した場合に、紙幣の搬送を停止させることを特徴とする。
【0025】
本発明の一態様による紙幣処理方法は、前記第1識別工程及び前記集積工程が行われる紙幣処理装置と、前記第2識別工程、前記第2照合工程、及び前記搬送制御工程が行われる紙幣処理装置は異なることを特徴とする。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、データベースに記録されている紙幣番号と同じ紙幣番号を持つ紙幣を速やかに選別することができる。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
(第1の実施形態)
図1に本発明の第1の実施形態に係る紙幣処理システムの概略構成を示す。
図1に示すように、紙幣処理システムは、紙幣の識別及び分類集積を行う紙幣処理装置100と、偽造紙幣等の検出対象紙幣の紙幣番号(記番号)を記憶したデータベースを備える管理装置200と、を備えている。
【0030】
図2は紙幣処理装置100の断面図である。
図1、
図2に示すように、紙幣処理装置100は、筐体108と、筐体108に設けられ、紙幣を束状態で受け付けるホッパ(受付部)101と、ホッパ101で受け付けられた束状態の紙幣を筐体108内に1枚ずつ取り込む取込部102と、取込部102によって取り込まれた紙幣を搬送する搬送部103と、搬送部103に設けられ、当該搬送部103によって搬送される紙幣を識別する識別部105と、を備えている。
【0031】
このうち、取込部102は、
図2に示すように、紙幣を繰り出すフィードローラ102aと、フィードローラ102aに対向して設けられたゲートローラ(逆転ローラ)102bと、ホッパ101に収容された紙幣をフィードローラに向かって蹴り出すキッカローラ102c、102dと、を有している。また、搬送部103は、紙幣を案内する搬送路103aと、この紙幣に駆動力を付与する搬送ローラ(図示せず)とを有している。
【0032】
また、
図2に示すように、取込部102と識別部105との間には、取込部2によって取り込まれた紙幣の搬送状態を検知する搬送状態検出センサ121、122が設けられている。また、識別部105は、搬送路103aを案内されている紙幣の画像を読み取る画像読取センサ105aを有している。識別部105は、画像読取センサ105aによって読み取られた画像データに基づいて、紙幣の通貨、金種、方向、正損、刷種(新旧)、真偽などを識別する。また、識別部105はOCR(Optical Character Recognition)機能を有しており、紙幣番号情報として紙幣番号を読み取ることができる。
【0033】
また、識別部105の下流側であって搬送部103の端部には、集積部165a〜165dのいずれへも集積されないと判断された紙幣が集積されるリジェクト部109が連結されている。このリジェクト部109は、下方側に配置された第一リジェクト部109aと、上方側に配置された第二リジェクト部109bとを有している。
【0034】
また、
図2に示すように、搬送路103aには、紙幣の案内されるリジェクト部109(第一リジェクト部109aおよび第二リジェクト部109b)を切り換える分岐爪147、148が設けられている。
【0035】
また、分岐爪147と第一リジェクト部109aとの間には、分岐爪147によって案内された紙幣が正常に第一リジェクト部109aへと案内されているかを検知するセンサ127が設けられている。同様に、分岐爪148と第二リジェクト部109bとの間には、分岐爪148によって案内された紙幣が正常に第二リジェクト部109bへと案内されているかを検知するセンサ128が設けられている。
【0036】
また、
図1および
図2に示すように、識別部105の下流側であって搬送部103の端部には、搬送部103によって搬送された紙幣を集積する集積部165a〜165dが連結されている。
【0037】
また、
図2に示すように、分岐爪148と集積部165aとの間には、リジェクト部109に案内されなかった紙幣が、集積部165a〜165dに向かって正常に案内されているかを検知するためのセンサ126が設けられている。
【0038】
また、搬送路103aには、紙幣が正常に搬送されているかを検知するセンサ131a〜131cや、紙幣の案内される集積部を切り換える分岐爪141a〜141cが設けられている。また、これら分岐爪141a〜141cの下流側には、分岐爪141a〜141cによって分岐された紙幣が正常に集積部165a〜165dに案内されているかを検知するカウントセンサ132a〜132dが設けられている。
【0039】
また、集積部165a〜165d内には、それぞれ、集積部165a〜165d内の紙幣の収納状況を検知する残留検知センサ136a〜136dが設けられている。
【0040】
また、
図1に示すように、筐体108には、集積部165a〜165dに集積されている紙幣の種類や枚数、その他の情報を表示する表示部111a〜111dが設けられている。表示部111a〜111dに表示される紙幣の種類は、例えば、通貨、金種、方向、正損、刷種などである。表示部111a〜111dは、LCD等のディスプレイを用いることができる。
【0041】
また、筐体108には、集積部165a〜165dに集積する紙幣の分類モードの切替指示を受け付けるモード切替部110が設けられている。モード切替部110は例えばタッチパネルを有しており、指示された分類モードを紙幣処理装置100に設定する。
【0042】
図3は紙幣処理システムのブロック構成図である。紙幣処理装置100は、
図1及び
図2には示されていない制御部170、通信部180及び記憶部190をさらに備えている。通信部180は、識別部105により読み取られた紙幣番号を管理装置200へ送信する。また、通信部180は、管理装置200から紙幣番号を受信すると、受信した紙幣番号を記憶部190に格納する。
【0043】
制御部170は、設定されている分類モード及び識別部105の識別結果に基づいて紙幣の搬送先を決定し、搬送部103を制御する。また、制御部170は、記憶部190に紙幣番号が格納されている場合は、記憶部190に格納されている紙幣番号と、識別部105が読み取った紙幣番号とを照合し、照合結果に基づいて紙幣の搬送先を決定し、搬送部103を制御する。このとき、記憶部190に格納されている紙幣番号情報は、通信部180を介して管理装置200から受信した紙幣番号情報とすることができる。
【0044】
図3に示すように、管理装置200は、制御部210、通信部220、記憶部230及び照合部240を備えている。制御部210は、通信部220、記憶部230及び照合部240の間のデータ転送制御を行う。記憶部230は、あらかじめ、偽造紙幣等の検出対象紙幣の紙幣番号が複数記録されたデータベースである。
【0045】
通信部220は、紙幣処理装置100の通信部180から紙幣番号を受信すると、受信した紙幣番号を照合部240に渡す。照合部240は、紙幣処理装置100から受信した紙幣番号と、記憶部230に格納されている紙幣番号とを照合する。照合部240は、照合結果が一致した紙幣番号を通信部220に渡す。通信部220は、照合部240から受け取った紙幣番号を紙幣処理装置100の通信部180へ送信する。
【0046】
次に、このような紙幣処理システムを用いた紙幣処理方法を
図4に示すフローチャートを用いて説明する。
【0047】
(ステップS101)紙幣をホッパ101に投入する。
【0048】
(ステップS102)取込部102がホッパ101に載置された紙幣を1枚ずつ筐体108内に取り込む。
【0049】
(ステップS103)識別部105が取り込まれた紙幣の金種、正損等を識別する。また、識別部105は紙幣の紙幣番号を読み取る。
【0050】
(ステップS104)制御部170が、識別部105の識別結果及びモード切替部110により設定されている分類モードに基づいて紙幣の搬送先を決定し、搬送部103を制御する。紙幣が、集積部165a〜165d、第一リジェクト部109a、又は第二リジェクト部109bに集積される。
【0051】
例えば、分類モードが金種別分類であった場合、紙幣が金種別に集積部165a〜165dに集積される。また、第一リジェクト部109aにリジェクト紙幣が集積され、第二リジェクト部109bにサスペクト紙幣が集積される。
【0052】
また、分類モードが方向別分類であった場合、紙幣が方向別に集積部165a〜165dに集積される。方向は、表前、表後、裏前、裏後の4方向ある。具体的には、肖像が上で且つ肖像の頭の方から取り込まれる方向が表前、肖像が上で且つ頭と反対の方から取り込まれる方向が表後、肖像が下で且つ肖像の頭の方から取り込まれる方向が裏前、肖像が下で且つ頭と反対の方から取り込まれる方向が裏後となる。
【0053】
(ステップS105)ホッパ101に載置された紙幣が全て取り込まれた場合はステップS106に進む。ホッパ101に紙幣が残っている場合はステップS102に戻る。
【0054】
(ステップS106)紙幣処理装置100の通信部180が、識別部105がステップS103で読み取った全ての紙幣についての紙幣番号を、管理装置200の通信部220へ送信する。なお、この送信処理は、ステップS103で1枚の紙幣の紙幣番号情報を読み取った直後に、その紙幣ごとに実行するようにしてもよい。
【0055】
(ステップS107)管理装置200において、照合部240が、ステップS106において紙幣処理装置100から受信した紙幣番号と、記憶部230に格納されている紙幣番号とを照合する。
【0056】
(ステップS108)照合結果が一致した紙幣番号があった場合、照合部240は、この紙幣番号を通信部220に渡す。
【0057】
記憶部230には、偽造紙幣等の検出対象紙幣の紙幣番号が格納されている。従って、照合結果が一致した紙幣番号があるということは、ステップS102〜S105において紙幣処理装置100が処理した紙幣に偽造紙幣等の検出対象紙幣が含まれていることを示す。
【0058】
照合結果が一致した紙幣番号がなかった場合は、処理を終了する。
【0059】
(ステップS109)通信部220が、照合結果が一致した紙幣番号を通信部180へ送信する。通信部180は、通信部220から受信した紙幣番号を記憶部190に格納する。通信部180が通信部220から受信する紙幣番号は、ステップS106において通信部180が通信部220へ送信した紙幣番号に含まれるものである。
【0060】
(ステップS110)ステップS104で集積部165a〜165dに集積された紙幣を、ホッパ101に再度投入する。このとき、ステップS104で第一リジェクト部109a及び第二リジェクト部109bに集積された紙幣をホッパ101に再度投入してもよい。
【0061】
(ステップS111)取込部102がホッパ101に載置された紙幣を1枚ずつ筐体108内に取り込む。
【0062】
(ステップS112)識別部105が取り込まれた紙幣の金種、正損等を識別する。また、識別部105は紙幣の紙幣番号を読み取る。
【0063】
(ステップS113)制御部170が、記憶部190に格納されている紙幣番号と、ステップS112で読み取られた紙幣番号とを照合する。そして、制御部170が、照合結果、識別部105の識別結果、及びモード切替部110により設定されている分類モードに基づいて紙幣の搬送先を決定し、搬送部103を制御する。制御部170は、照合結果が一致した紙幣(紙幣番号が記憶部190に格納されている紙幣番号と同じ紙幣)が、照合結果が不一致の紙幣とは異なる集積部165a〜165d、第一リジェクト部109a、又は第二リジェクト部109bに集積されるように、紙幣の搬送先を決定する。
【0064】
(ステップS114)紙幣が集積部165a〜165d、第一リジェクト部109a、又は第二リジェクト部109bに集積される。
【0065】
(ステップS115)ホッパ101に載置された紙幣が全て取り込まれた場合は処理を終了する。ホッパ101に紙幣が残っている場合はステップS111に戻る。
【0066】
このような処理により、ステップS113での照合の結果が一致した紙幣が、照合結果が不一致の紙幣とは異なる集積部165a〜165d、第一リジェクト部109a、又は第二リジェクト部109bに集積される。
【0067】
例えば、照合結果が一致した紙幣は集積部165aに集積され、照合結果が不一致の紙幣はモード切替部110により設定されている分類モードに基づいて集積部165b〜165dに集積される。例えば、照合結果が不一致の紙幣が金種別に集積部165b〜165dに集積される。
【0068】
または、第一リジェクト部109a又は第二リジェクト部109bの一方に照合結果が一致した紙幣が集積され、他方にリジェクト紙幣及びサスペクト紙幣が集積され、照合結果が不一致の紙幣が集積部165a〜165dに集積される。照合結果が一致した紙幣を第一リジェクト部109a又は第二リジェクト部109bに集積することで、照合結果が不一致の紙幣の分類に全ての集積部165a〜165dを利用することができ、細かい分類を行うことができる。
【0069】
あるいはまた、照合結果が一致した紙幣が集積部165a〜165d又は第一リジェクト部109a又は第二リジェクト部109bに集積された時点で紙幣の取込と搬送を停止しても良い。さらに、照合結果が一致した紙幣を集積部又はリジェクト部から取り除くことで、紙幣の取込と搬送を再開するようにしても良い。
【0070】
このように、本実施形態によれば、管理装置200が、紙幣処理装置100の1回目の紙幣処理(ステップS101〜S105)で読み取られた紙幣番号と、自身の記憶部230に記憶されている検出対象紙幣の紙幣番号とを照合し、一致した紙幣番号を紙幣処理装置100に通知する。そして、紙幣処理装置100は、2回目の紙幣処理(ステップS110〜S115)で、管理装置200から通知された紙幣番号を持つ紙幣を、他の紙幣と分けて分類集積する。
【0071】
管理装置200の記憶部230に格納されている検出対象紙幣の紙幣番号は多数あるが、ステップS113で紙幣処理装置100が照合に用いる紙幣番号は、そのうちの一部であり、紙幣処理装置100が1回目の紙幣処理で取り込んだ検出対象紙幣の紙幣番号のみである。従って、ステップS113の照合は、紙幣の取り込み速度に合わせて速やかに行うことができ、照合結果が一致した紙幣と一致しなかった紙幣とを選別し、分類集積することができる。
【0072】
上記第1の実施形態において、制御部170は、1回目の紙幣処理における各紙幣の紙幣番号と搬送先とを紐付けて記憶しておき、管理装置200から通知された紙幣番号の紙幣が集積されている集積部165a〜165dをオペレータに通知するようにしてもよい。例えば、管理装置200から通知された紙幣番号の紙幣が集積されている集積部165a〜165dに対応する表示部111a〜111dに、検出対象紙幣が含まれていることを表示させる。管理装置200から通知された紙幣番号の紙幣が第一リジェクト部109a又は第二リジェクト部109bに集積されている場合は、モード切替部110の表示手段に表示させる。検出対象紙幣が含まれている集積部165a〜165dの紙幣のみ2回目の紙幣処理を行うことで、2回目の紙幣処理に要する時間を短縮し、検出対象紙幣をさらに速やかに選別することができる。
【0073】
(第2の実施形態)上記第1の実施形態に係る紙幣処理システムの紙幣処理装置100は
図1及び
図2に示すように、複数の集積部165a〜165dを備え、取り込んだ紙幣を分類して集積できるものであったが、
図5及び
図6に示すように集積部が1つの紙幣処理装置300を用いてもよい。
【0074】
図5は、紙幣処理装置300の斜視図であり、
図6は断面図である。
図5、
図6に示すように、紙幣処理装置300の筐体308の上部には紙幣を束状態で受け付けるホッパ(受付部)301が設けられ、筐体308の前面部には操作パネル310と、計数された紙幣を集積する1つの集積部365が設けられている。
【0075】
図6に示すように、ホッパ301に投入された紙幣310は、キッカローラ312、フィードローラ313、及びゲートローラ314からなる取込部302により1枚ずつ繰り出され、機内に取り込まれる。取り込まれた紙幣は、搬送部303により搬送される。スタッカファン318は、搬送部303によって搬送された紙幣を羽根内に1枚ずつ取り込み、集積部365内に集積する。搬送部303には、紙幣の金種、真偽、正損、方向等を識別する識別部305が設けられている。また、識別部305はOCR(Optical Character Recognition)機能を有しており、紙幣番号情報として紙幣番号を読み取ることができる。
【0076】
図7は紙幣処理システムのブロック構成図である。紙幣処理装置300は、
図5及び
図6には示されていない制御部370、通信部380及び記憶部390をさらに備えている。通信部380は、識別部305により読み取られた紙幣番号を管理装置200へ送信する。また、通信部380は、管理装置200から紙幣番号を受信すると、受信した紙幣番号を記憶部390に格納する。
【0077】
制御部370は、記憶部390に紙幣番号が格納されている場合、記憶部390に格納されている紙幣番号と、識別部305が読み取った紙幣番号とを照合し、照合結果が一致した場合に、紙幣の取り込み及び搬送等の動作を停止するように、取込部302及び搬送部303等を制御する。
【0078】
管理装置200の構成は上記第1の実施形態と同様であり、記憶部230は、あらかじめ、偽造紙幣等の検出対象紙幣の紙幣番号が複数記録されたデータベースとなっている。通信部220は、紙幣処理装置300の通信部380から紙幣番号を受信すると、受信した紙幣番号を照合部240に渡す。照合部240は、紙幣処理装置300から受信した紙幣番号と、記憶部230に格納されている紙幣番号とを照合する。照合部240は、照合結果が一致した紙幣番号を通信部220に渡す。通信部220は、照合部240から受け取った紙幣番号を紙幣処理装置300の通信部380へ送信する。
【0079】
次に、このような紙幣処理システムを用いた紙幣処理方法を
図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0080】
(ステップS201)紙幣をホッパ301に投入する。
【0081】
(ステップS202)取込部302がホッパ301に載置された紙幣を1枚ずつ筐体308内に取り込む。
【0082】
(ステップS203)識別部305が取り込まれた紙幣の金種、正損等を識別する。また、識別部305は紙幣の紙幣番号を読み取る。
【0083】
(ステップS204)紙幣が集積部365に集積される。
【0084】
(ステップS205)ホッパ301に載置された紙幣が全て取り込まれた場合はステップS206に進む。ホッパ301に紙幣が残っている場合はステップS202に戻る。
【0085】
(ステップS206)紙幣処理装置300の通信部380が、識別部305がステップS203で読み取った全ての紙幣についての紙幣番号を、管理装置200の通信部220へ送信する。なお、この送信処理は、ステップS103で1枚の紙幣の紙幣番号情報を読み取った直後に、その紙幣ごとに実行するようにしてもよい。
【0086】
(ステップS207)管理装置200において、照合部240が、ステップS206において紙幣処理装置300から受信した紙幣番号と、記憶部230に格納されている紙幣番号とを照合する。
【0087】
(ステップS208)照合結果が一致した紙幣番号があった場合、照合部240は、この紙幣番号を通信部220に渡す。
【0088】
記憶部230には、偽造紙幣等の検出対象紙幣の紙幣番号が格納されている。従って、照合結果が一致した紙幣番号があるということは、ステップS202〜S205において紙幣処理装置300が処理した紙幣に偽造紙幣等の検出対象紙幣が含まれていることを示す。
【0089】
照合結果が一致した紙幣番号がなかった場合は、処理を終了する。
【0090】
(ステップS209)通信部220が、照合結果が一致した紙幣番号を通信部380へ送信する。通信部380は、通信部220から受信した紙幣番号を記憶部390に格納する。通信部380が通信部220から受信する紙幣番号は、ステップS206において通信部380が通信部220へ送信した紙幣番号に含まれるものである。
【0091】
(ステップS210)ステップS204で集積部365に集積された紙幣を、ホッパ301に再度投入する。
【0092】
(ステップS211)取込部302がホッパ301に載置された紙幣を1枚ずつ筐体308内に取り込む。
【0093】
(ステップS212)識別部305が取り込まれた紙幣の金種、正損等を識別する。また、識別部305は紙幣の紙幣番号を読み取る。
【0094】
(ステップS213)制御部370が、記憶部390に格納されている紙幣番号と、ステップS212で読み取られた紙幣番号とを照合する。
【0095】
(ステップS214)紙幣が集積部365に集積される。
【0096】
(ステップS215)ステップS213での照合結果が一致している場合はステップS216へ進み、照合結果が一致していない場合はステップS218へ進む。
【0097】
(ステップS216)制御部370が、取込部302及び搬送部303を停止させる。これにより、記憶部390に格納されている紙幣番号と同じ紙幣番号を持つ紙幣が集積部365に集積されている紙幣の最上部に集積された状態で、紙幣処理装置300の動作が停止する。
【0098】
(ステップS217)オペレータにより、集積部365に集積されている紙幣のうち、最上部に集積された紙幣(記憶部390に格納されている紙幣番号と同じ紙幣番号を持つ紙幣)が取り出される。
【0099】
(ステップS218)ホッパ301に載置された紙幣が全て取り込まれた場合は処理を終了する。ホッパ301に紙幣が残っている場合はステップS211に戻る。
【0100】
このように、本実施形態によれば、管理装置200が、紙幣処理装置300の1回目の紙幣処理(ステップS201〜S205)で読み取られた紙幣番号と、自身の記憶部230に記憶されている検出対象紙幣の紙幣番号とを照合し、一致した紙幣番号を紙幣処理装置300に通知する。そして、紙幣処理装置300は、2回目の紙幣処理(ステップS210〜S218)で、管理装置200から通知された紙幣番号を持つ紙幣を取り込んだ場合、この紙幣を集積部365に集積して停止する。
【0101】
管理装置200の記憶部230に格納されている検出対象紙幣の紙幣番号は多数あるが、ステップS213で紙幣処理装置300が照合に用いる紙幣番号は、そのうちの一部であり、紙幣処理装置300が1回目の紙幣処理で取り込んだ検出対象紙幣の紙幣番号のみである。従って、ステップS213の照合は、紙幣の取り込み速度に合わせて速やかに行うことができ、照合結果が一致した場合に紙幣処理装置300を停止させることで、照合結果が一致した紙幣と一致しなかった紙幣とを選別することができる。
【0102】
(第3の実施形態)上記第1、第2の実施形態では1回目の紙幣処理(
図4のステップS101〜S105、
図8のステップS201〜S205)と、2回目の紙幣処理(
図4のステップS110〜S115、
図8のステップS210〜S218)を同一の紙幣処理装置100、300で行っていたが、紙幣処理システムに紙幣処理装置を2台設け、1回目の紙幣処理と2回目の紙幣処理を異なる紙幣処理装置で行うようにしてもよい。
【0103】
例えば、
図9に示すように、紙幣処理装置100と同様の構成の紙幣処理装置100A、100Bを設け、紙幣処理装置100Aが1回目の紙幣処理(
図4のステップS101〜S105)を行った後、紙幣処理装置100Aの集積部165a〜165dから紙幣を取り出して紙幣処理装置100Bのホッパ101に投入して、2回目の紙幣処理(
図4のステップS110〜S115)を行ってもよい。管理装置200は、紙幣処理装置100Aから紙幣番号を受信して、記憶部230に格納されている紙幣番号と照合し、照合結果が一致した紙幣番号を紙幣処理装置100Bに通知する。
【0104】
また、紙幣処理装置100Aが、1回目の紙幣処理における各紙幣の紙幣番号と搬送先(紙幣が集積された集積部)との関連付けを管理装置200に送信し、管理装置200が、照合結果の一致した紙幣番号の紙幣が集積されていた紙幣処理装置100Aの集積部165a〜165d又は第一リジェクト部109a又は第二リジェクト部109bをオペレータに通知するようにしてもよい。オペレータは、通知された紙幣処理装置100Aの集積部165a〜165d又は第一リジェクト部109a又は第二リジェクト部109bから取り出した紙幣のみ紙幣処理装置100Bのホッパ101に投入して、2回目の紙幣処理を行うことで、検出対象紙幣の選別に要する時間を短縮することができる。
【0105】
また、
図10に示すように、紙幣処理装置300と同様の構成の紙幣処理装置300A、300Bを設け、紙幣処理装置300Aが1回目の紙幣処理(
図8のステップS201〜S205)を行った後、紙幣処理装置300Aの集積部365から紙幣を取り出して紙幣処理装置300Bのホッパ301に投入して、2回目の紙幣処理(
図8のステップS210〜S218)を行ってもよい。管理装置200は、紙幣処理装置300Aから紙幣番号を受信して、記憶部230に格納されている紙幣番号と照合し、照合結果が一致した紙幣番号を紙幣処理装置300Bに通知する。紙幣処理装置300Aは、管理装置200における照合処理の終了を待たずに、次の紙幣束の処理を行うことができるため、紙幣処理装置300Aを効率良く稼働させることができる。
【0106】
また、
図11に示すように、紙幣処理装置100及び紙幣処理装置300を1台ずつ設け、紙幣処理装置300が1回目の紙幣処理(
図8のステップS201〜S205)を行った後、紙幣処理装置300の集積部365から紙幣を取り出して紙幣処理装置100のホッパ101に投入して、2回目の紙幣処理(
図4のステップS110〜S115)を行ってもよい。この場合、管理装置200は、紙幣処理装置300から紙幣番号を受信して、記憶部230に格納されている紙幣番号と照合し、照合結果が一致した紙幣番号を紙幣処理装置100に通知する。
【0107】
あるいはまた、紙幣処理装置100が1回目の紙幣処理(
図4のステップS101〜S105)を行った後、紙幣処理装置100の集積部165から紙幣を取り出して紙幣処理装置300のホッパ301に投入して、2回目の紙幣処理(
図8のステップS210〜S218)を行ってもよい。この場合、管理装置200は、紙幣処理装置100から紙幣番号を受信して、記憶部230に格納されている紙幣番号と照合し、照合結果が一致した紙幣番号を紙幣処理装置300に通知する。
【0108】
また、
図11に示すように、紙幣処理装置100及び紙幣処理装置300を1台ずつ設ける場合に、紙幣処理装置300の識別部305のOCR機能を省略し、管理装置200にOCR機能を持たせるようにしてもよい。識別部305は、紙幣番号情報として紙幣番号領域のイメージデータを取得し、このイメージデータが紙幣処理装置300から管理装置200へ送信される。管理装置200のOCR処理部(図示せず)が、受信したイメージデータをOCR処理して紙幣番号のテキストデータを取得する。
【0109】
そして、照合部240が、OCR処理部により取得された紙幣番号と、記憶部230に格納されている紙幣番号とを照合する。照合結果が一致した紙幣番号があった場合、照合部240は、この紙幣番号を通信部220に渡し、通信部220が、照合結果が一致した紙幣番号を通信部180へ送信する。通信部180は、通信部220から受信した紙幣番号を記憶部190に格納する。そして、紙幣処理装置300の集積部365から紙幣を取り出して紙幣処理装置100のホッパ101に投入して、2回目の紙幣処理(
図4のステップS110〜S115)を行ってもよい。
【0110】
また、
図1に示す紙幣処理システムにおいて、管理装置200にOCR機能を持たせてもよい。例えば、紙幣処理装置100の1回目の紙幣処理(ステップS101〜S105)では、識別部105は紙幣番号領域のイメージデータを紙幣番号情報として取得するが、OCR処理は行わない。紙幣処理装置100の1回目の紙幣処理で取得されたイメージデータは、管理装置200へ送信される。管理装置200のOCR処理部(図示せず)が、受信したイメージデータをOCR処理して紙幣番号のテキストデータを取得する。
【0111】
そして、照合部240が、OCR処理部により取得された紙幣番号と、記憶部230に格納されている紙幣番号とを照合する。照合結果が一致した紙幣番号があった場合、照合部240は、この紙幣番号を通信部220に渡し、通信部220が、照合結果が一致した紙幣番号を通信部180へ通知する。そして、紙幣処理装置100は、2回目の紙幣処理(ステップS110〜S115)でOCR処理を行い、管理装置200から通知された紙幣番号を持つ紙幣を、他の紙幣と分けて分類集積する。このように、1回目の紙幣処理は、OCR処理を含まないため、2回目の紙幣処理と比較して、高速に識別計数処理を行うことができる。
【0112】
また、識別部105、305が取得する紙幣番号情報、記憶部230に格納されている紙幣番号情報、または照合部240が照合する紙幣番号情報は、紙幣に付与された紙幣番号の一部の情報であってもよい。例えば、紙幣に印刷された紙幣番号の上位3桁のみを照合したい場合、照合部240は、識別部105、305が取得する紙幣番号情報および記憶部230に格納されている紙幣番号情報から、紙幣番号の上位3桁のみに関する情報について照合するようにしてもよい。また、このような場合、識別部105、305が取得する紙幣番号情報または記憶部230に格納されている紙幣番号情報を、紙幣番号の上位3桁に関する情報のみとしてもよい。
【0113】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。