特許第5955665号(P5955665)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5955665コネクタのシール構造及びコネクタのシール方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5955665
(24)【登録日】2016年6月24日
(45)【発行日】2016年7月20日
(54)【発明の名称】コネクタのシール構造及びコネクタのシール方法
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/52 20060101AFI20160707BHJP
   H01R 43/00 20060101ALI20160707BHJP
   H01R 13/405 20060101ALI20160707BHJP
   H01R 43/24 20060101ALI20160707BHJP
【FI】
   H01R13/52 301E
   H01R43/00 A
   H01R43/00 B
   H01R13/405
   H01R43/24
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-146629(P2012-146629)
(22)【出願日】2012年6月29日
(65)【公開番号】特開2014-11017(P2014-11017A)
(43)【公開日】2014年1月20日
【審査請求日】2015年5月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】大木 雄策
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 怜三
【審査官】 高橋 学
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2011/019027(WO,A1)
【文献】 特開平06−325843(JP,A)
【文献】 特開平10−321287(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/40−13/533
H01R 43/00
H01R 43/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
芯線部の外周が被覆部で覆われた被覆電線と、この被覆電線の端末部に接続され前記端末部の反対側に接続部を有する端子と、前記被覆電線の端末部が内部に配置されるハウジングとを備えたコネクタのシール構造であって、
前記被覆電線の被覆部と前記ハウジングとは、熱可塑性樹脂からなり、前記ハウジングは、前記被覆電線の端末部内部に埋め込まれ前記端子の接続部と前記被覆電線の被覆部と外部に露出され、前記ハウジングから外部に露出する前記被覆電線の被覆部と前記ハウジングとの間には、筒状に形成されて内部に前記被覆電線が挿通され前記ハウジング側の端部と前記被覆電線の被覆部側の端部とが前記ハウジングと前記被覆電線との表面に入り込んで固定された防水部材が設けられ
前記防水部材の前記被覆電線の被覆部側の端部には、前記防水部材と連続する一部材で前記被覆電線の径方向外側に向けてしわ部が設けられていることを特徴とするコネクタのシール構造。
【請求項2】
熱可塑性樹脂からなる被覆部を有する被覆電線の端末部の被覆部を取り除いて端子を接続する第1行程と、熱可塑性樹脂によって前記端子の接続部と前記被覆電線の被覆部とを外部に露出させて前記被覆電線の端末部を内部に位置させてハウジングをモールド成形する第2行程と、前記被覆電線に筒状の防水部材を挿通させて前記ハウジングから外部に露出する前記被覆電線の被覆部と前記ハウジングとの間に前記防水部材を配置させる第3行程と、前記防水部材の前記ハウジング側の端部を加熱して前記防水部材と前記ハウジングとを熱接着させる第4行程と、前記防水部材の前記被覆電線の被覆部側の端部を一対の熱圧着型で挟み込んで加熱して前記防水部材と前記被覆電線とを熱接着させ前記一対の熱圧着型の間に前記防水部材を入り込むようにしわ部を形成させて前記防水部材のしわを処理する第5行程とを有することを特徴とするコネクタのシール方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタのシール構造及びコネクタのシール方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタのシール構造としては、L字状に曲げられた高圧電線と、この高圧電線の端末部に接続され端末部の反対側に接続部を有する端子と、高圧電線の端末部が内部に配置されるハウジングとを備え、高圧電線に防水部材としてのゴムブーツが密着されてハウジング内がシールされ、高圧電線の端末部側にゴム栓が挿通されてハウジング内がシールされているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このコネクタのシール構造では、ハウジングが複数の分割部材からなり、ハウジングを組付けるときに、ゴムブーツを装着した高圧電線を配置させ、この高圧電線に対して複数の分割部材やゴム栓を組付けている。
【0004】
このようなコネクタのシール構造では、シリコンなどのポッティング材を使用することがなく、ポッティング材の使用によるポッティング材の固化にかかる時間、ポッティング材の使用量にかかるコストなどを削減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−211935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1のようなコネクタのシール構造では、ゴムブーツやゴム栓などの防水部材の数が多いので、これら防水部材を配置させるスペースを確保するためにハウジングが大型化していた。加えて、防水部材だけでなく、ハウジングは、複数の分割部材からなるので、部品点数が非常に多くなっていた。
【0007】
そこで、この発明は、ハウジングを小型化することができると共に、部品点数を削減することができるコネクタのシール構造及びコネクタのシール方法の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、芯線部の外周が被覆部で覆われた被覆電線と、この被覆電線の端末部に接続され前記端末部の反対側に接続部を有する端子と、前記被覆電線の端末部が内部に配置されるハウジングとを備えたコネクタのシール構造であって、前記被覆電線の被覆部と前記ハウジングとは、熱可塑性樹脂からなり、前記ハウジングは、前記被覆電線の端末部内部に埋め込まれ前記端子の接続部と前記被覆電線の被覆部と外部に露出され、前記ハウジングから外部に露出する前記被覆電線の被覆部と前記ハウジングとの間には、筒状に形成されて内部に前記被覆電線が挿通され前記ハウジング側の端部と前記被覆電線の被覆部側の端部とが前記ハウジングと前記被覆電線との表面に入り込んで固定された防水部材が設けられ、前記防水部材の前記被覆電線の被覆部側の端部には、前記防水部材と連続する一部材で前記被覆電線の径方向外側に向けてしわ部が設けられていることを特徴とする。
【0009】
このコネクタのシール構造では、熱可塑性樹脂からなるハウジングが被覆電線の端末部を内部に配置し端子の接続部と被覆電線の被覆部とを外部に露出させてモールド成形されているので、ハウジングが複数の分割部材で構成されることがなく、部品点数を削減することができる。
【0010】
また、ハウジングのモールド成形により、ハウジングと端子とが密着されるので、ハウジングと端子との間に防水部材を設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
【0011】
さらに、被覆電線の被覆部とハウジングとの間には、ハウジング側の端部と被覆電線の被覆部側の端部とが熱接着によってハウジングと被覆電線とに固定された防水部材が設けられているので、被覆電線側からのハウジング内への水などの侵入を防止することができると共に、防水部材をハウジング内に設ける必要がなく、ハウジングを小型化することができる。
【0012】
従って、このようなコネクタのシール構造では、被覆電線の被覆部とハウジングとが熱可塑性樹脂からなり、ハウジングがモールド成形され、防水部材がハウジングと被覆電線の被覆部とに熱接着によって固定されるので、ハウジングを小型化することができると共に、部品点数を削減することができる。
【0013】
請求項2記載の発明は、熱可塑性樹脂からなる被覆部を有する被覆電線の端末部の被覆部を取り除いて端子を接続する第1行程と、熱可塑性樹脂によって前記端子の接続部と前記被覆電線の被覆部とを外部に露出させて前記被覆電線の端末部を内部に位置させてハウジングをモールド成形する第2行程と、前記被覆電線に筒状の防水部材を挿通させて前記ハウジングから外部に露出する前記被覆電線の被覆部と前記ハウジングとの間に前記防水部材を配置させる第3行程と、前記防水部材の前記ハウジング側の端部を加熱して前記防水部材と前記ハウジングとを熱接着させる第4行程と、前記防水部材の前記被覆電線の被覆部側の端部を一対の熱圧着型で挟み込んで加熱して前記防水部材と前記被覆電線とを熱接着させ前記一対の熱圧着型の間に前記防水部材を入り込むようにしわ部を形成させて前記防水部材のしわを処理する第5行程とを有することを特徴とするコネクタのシール方法である。
【0014】
このコネクタのシール方法では、ハウジングを熱可塑性樹脂によってモールド成形しているので、ハウジングの部品点数を削減することができると共に、ハウジングの組立行程を削減することができる。
【0015】
また、ハウジングのモールド成形により、ハウジングと端子とが密着されるので、ハウジングと端子との間に防水部材を設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
【0016】
さらに、防水部材は、被覆電線の被覆部とハウジングとに熱接着によって固定されるので、被覆電線側からのハウジング内への水などの侵入を防止することができると共に、防水部材をハウジング内に設ける必要がなく、ハウジングを小型化することができる。
【0017】
従って、このようなコネクタのシール方法では、被覆電線の被覆部とハウジングとが熱可塑性樹脂からなり、ハウジングがモールド成形され、防水部材がハウジングと被覆電線の被覆部とに熱接着によって固定されるので、ハウジングを小型化することができると共に、部品点数を削減することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、ハウジングを小型化することができると共に、部品点数を削減することができるコネクタのシール構造及びコネクタのシール方法を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】(a)は本発明の実施の形態に係るコネクタのシール構造の斜視図である。(b)は図1(a)の断面図である。
図2】(a)は本発明の実施の形態に係るコネクタのシール構造の被覆電線と端子とを接続したときの斜視図である。(b)は図2(a)の状態からハウジングをモールド成形したときの斜視図である。(c)は図2(b)の断面図である。
図3】(a)は本発明の実施の形態に係るコネクタのシール構造の要部拡大図である。(b)は本発明の実施の形態に係るコネクタのシール構造の防水部材の被覆電線側のしわ処理をしたときの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1図3を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタのシール構造及びコネクタのシール方法について説明する。
【0021】
本実施の形態に係るコネクタ1のシール構造は、芯線部3の外周が被覆部5で覆われた被覆電線7と、この被覆電線7の端末部9に接続され端末部9の反対側に接続部11を有する端子13と、被覆電線7の端末部9が内部に配置されるハウジング15とを備えている。
【0022】
そして、被覆電線7の被覆部5とハウジング15とは、熱可塑性樹脂からなり、ハウジング15は、被覆電線7の端末部9を内部に配置し端子13の接続部11と被覆電線7の被覆部5とを外部に露出させてモールド成形され、ハウジング15から外部に露出する被覆電線7の被覆部5とハウジング15との間には、筒状に形成されて内部に被覆電線7が挿通されハウジング15側の端部と被覆電線7の被覆部5側の端部とが熱接着によってハウジング15と被覆電線7とに固定された防水部材17が設けられている。
【0023】
図1図3に示すように、コネクタ1は、被覆電線7と、端子13と、ハウジング15と、防水部材17とを備えている。
【0024】
被覆電線7は、芯線部3がアルミニウム(Al)、銅(Cu)、錫(Sn)などの合金で構成された複数の導体からなり、この芯線部3の外周が熱可塑性樹脂からなる被覆部5で覆われている。
【0025】
この被覆電線7は、電源と機器との間に配置され、電源から機器への電力供給、もしくは2つの機器間に配置され、機器間の電気的接続などに適用される。このような被覆電線7は、端部に被覆部5を取り除いて芯線部3が露出された端末部9が設けられ、この端末部9に端子13が電気的に接続される。
【0026】
端子13は、銅合金などの導電性材料でL字状に形成され、電線圧着部19と、接続部11とを備えている。電線圧着部19は、被覆圧着部21と、芯線圧着部23とを備えている。
【0027】
被覆圧着部21は、一対の加締め片からなり、被覆電線7の端末部9において、被覆部5を加締めて被覆電線7と端子13とが一体に固定される。芯線圧着部23は、接続部11と被覆圧着部21との間に設けられた一対の加締め片からなり、被覆電線7の端末部9において、芯線部3を加締めて被覆電線7と端子13とが電気的に接続される。
【0028】
接続部11は、電線圧着部19から約90度折り曲げられて形成されたタブ状の雄型の接続部からなる。この接続部11は、コネクタ1が嵌合する相手コネクタ(不図示)に収容された相手端子(不図示)の箱状に形成された雌型の接続部に挿入される、もしくは機器などに設けられた接続部に固定されて電気的に接続される。
【0029】
このような端子13の電線圧着部19側と被覆電線7の端末部9側とは、ハウジング15のモールド成形によってハウジング15の内部に位置される。
【0030】
ハウジング15は、熱可塑性樹脂からなり、被覆電線7の端末部9側と端子13の電線圧着部19側とを内部に配置し端子13の接続部11と被覆電線7の被覆部5とを外部に露出させるようにモールド成形される。なお、ハウジング15の外周には、相手コネクタと嵌合した際に、ハウジング15と相手コネクタとの間をシールするパッキン25が組付けられる組付溝27が設けられている。
【0031】
ここで、ハウジング15及び被覆電線7の被覆部5との素材である熱可塑性樹脂は、ハウジング15としては、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、変性ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンスルフィドなどが挙げられる。被覆部5としては、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などが挙げられる。
【0032】
このようなハウジング15から外部に露出する被覆電線7の被覆部5とハウジング15との間には、防水部材17が設けられている。
【0033】
防水部材17は、メンブレンフィルターからなり、筒状に形成され、内部に被覆電線7が挿通される。この防水部材17は、ハウジング15側の端部がハウジング15に形成されたボス部状のハウジング固定部29に配置され、被覆電線7側の端部が被覆部5の外周の被覆固定部31に配置される。
【0034】
このように配置された防水部材17は、まず、ハウジング固定部29側を治具などによって使用樹脂の融点+20℃で1秒加熱し、熱可塑性樹脂であるハウジング固定部29の表面を軟化させ、この軟化した表面に防水部材17を入り込ませて熱接着させる。次に、ハウジング固定部29側と同様に、被覆固定部31側を加熱し、熱可塑性樹脂である被覆部5の表面を軟化させ、この軟化した表面に防水部材17を入り込ませて熱接着させる。
【0035】
なお、被覆固定部31側の熱接着によって形成される防水部材17のしわは、図3(b)に示すように、一対の熱圧着型33,35によって挟み込み、一対の熱圧着型33,35間に入り込むようにしわ部37を集約させて処理される。
【0036】
このように防水部材17をハウジング15と被覆電線7とに熱接着によって固定することにより、被覆電線7側から被覆電線7の表面に沿って水などがハウジング15内部へ侵入することを防止でき、コネクタ1をシールすることができる。
【0037】
次に、本実施の形態におけるコネクタ1のシール方法について説明する。まず、被覆電線7の端末部9の被覆部5を取り除いて端子13の電線圧着部19を端末部9に圧着させて被覆電線7と端子13とを接続する(第1行程)。
【0038】
次に、熱可塑性樹脂によって端子13の接続部11と被覆電線7の被覆部5とを外部に露出させ、被覆電線7の端末部9側と端子13の電線圧着部19側とを内部に位置させるようにハウジング15をモールド成形する(第2行程)。
【0039】
次に、被覆電線7に筒状の防水部材17を挿通させ、防水部材17の両端側をハウジング15のハウジング固定部29と、ハウジング15から外部に露出する被覆電線7の被覆部5の外周の被覆固定部31とに配置させる(第3行程)。
【0040】
そして、防水部材17のハウジング固定部29側を加熱して防水部材17とハウジング15とを熱接着させ(第4行程)、防水部材17の被覆固定部31側を加熱して防水部材17と被覆電線7とを熱接着させる(第5行程)。
【0041】
このようなコネクタ1のシール構造では、熱可塑性樹脂からなるハウジング15が被覆電線7の端末部9を内部に配置し端子13の接続部11と被覆電線7の被覆部5とを外部に露出させてモールド成形されているので、ハウジング15が複数の分割部材で構成されることがなく、部品点数を削減することができる。
【0042】
また、ハウジング15のモールド成形により、ハウジング15と端子13とが密着されるので、ハウジング15と端子13との間に防水部材を設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
【0043】
さらに、被覆電線7の被覆部5とハウジング15との間には、ハウジング15側の端部と被覆電線7の被覆部5側の端部とが熱接着によってハウジング15と被覆電線7とに固定された防水部材17が設けられているので、被覆電線7側からのハウジング15内への水などの侵入を防止することができると共に、防水部材17をハウジング15内に設ける必要がなく、ハウジング15を小型化することができる。
【0044】
従って、このようなコネクタ1のシール構造では、被覆電線7の被覆部5とハウジング15とが熱可塑性樹脂からなり、ハウジング15がモールド成形され、防水部材17がハウジング15と被覆電線7の被覆部5とに熱接着によって固定されるので、ハウジング15を小型化することができると共に、部品点数を削減することができる。
【0045】
また、コネクタ1のシール方法では、ハウジング15を熱可塑性樹脂によってモールド成形しているので、ハウジング15の部品点数の削減により、ハウジング15の組立行程を削減することができる。
【0046】
なお、本発明の実施の形態に係るコネクタのシール構造では、端子の接続部がタブ状の雄型端子となっているが、これに限らず、端子の接続部を箱状の雌型端子とするなど、端子の形状は相手端子、もしくは機器などの接続部に合わせて適宜選択すればよい。
【符号の説明】
【0047】
1…コネクタ
3…芯線部
5…被覆部
7…被覆電線
9…端末部
11…接続部
13…端子
15…ハウジング
17…防水部材
図1
図2
図3