【実施例】
【0050】
調製実施例
以下の調製実施例によって本発明について例証するが、該調製実施例は本発明を限定するものではない。
【0051】
実施例1
2−アミノ−3−メチル安息香酸メチル
1H NMR(600MHz,(d
6−DMSO):δ=7.64(dd,1H),7.19(d,1H),6.50(pq,3H,Ar−H,NH2),3.79(s,3H),2.12(s,3H))。
【0052】
2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸メチル:
2−アミノ−3−メチル安息香酸メチル(142.1g、0.843mol、純度:98% 定量的NMR)を240mLのH
2Oに溶解させた溶液に、30℃で臭化水素(H
2O中48%、149.2g、0.885mol)を滴下して加え、徐々に混合させる。得られた懸濁液に2時間かけて過酸化水素(H
2O中30%、105.1g、0.927mol)を滴下して加え、混合させ、温度を70℃未満に維持する。その後1時間撹拌した後、NaHSO
3(H
2O中39%、33.7g、0.126mol)を少量ずつ添加する(過酸化物試験は陰性であった)。得られた懸濁液を、Na
2CO
3(0.1eq.、9.0g、0.084mol)を少量ずつ添加して、pH7−8に調節する。濾過して真空乾燥キャビネット内で乾燥させた後、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸メチルが薄茶色の固体として単離される。収量:204.2g、理論値の97.7%、純度:98.5%(定量的NMR)。
【0053】
1H NMR(600MHz,(d
6−DMSO):δ=7.70(d,1H),7.36(pt,1H),6.63(br s,2H),3.80(s,3H),2.12(s,3H))。
【0054】
上記で記載した方法(実施例1)を繰り返して、2−アミノ−3−メチル安息香酸ペンチル(2.28g、10mmol)を臭化水素(2.21g、13.1mmol、水中48%)及び過酸化水素(1.72g、15.0mmol、水中30%)と反応させた。実施例1と同様の後処理及び付加的なカラムクロマトグラフィーに付した後、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸ペンチル(2.7g、理論値の88.3%、>99面積% LC)が、黄色の固体として得られた。
【0055】
1H NMR(600MHz,(CD
3CN):δ=7.81(d,1H),7.32(pt,1H),6.10(br s,2H),4.23(t,2 H),2.12(s,3H),1.74(m,2H),1.45(m,4H),0.93(m,3H))。
【0056】
上記で記載した方法(実施例1)を繰り返して、2−アミノ−3−メチル安息香酸ヘキシル(2.50g、10mmol)を臭化水素(2.21g、13.1mmol、水中48%)及び過酸化水素(1.72g、15.0mmol、水中30%)と反応させた。実施例1と同様の後処理及び付加的なカラムクロマトグラフィーに付した後、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸ヘキシル(2.5g、理論値の78.8%、>99面積% LC)が、褐色の油状物として得られた。
【0057】
1H NMR(600MHz,(CD
3CN):δ=7.80(d,1H),7.31(d,1H),6.10(br s,2H),4.23(t,2 H),2.12(s,3H),1.73(m,2H),1.46(m,6H),0.91(m,3H))。
【0058】
上記で記載した方法(実施例1)を繰り返して、2−アミノ−3−メチル安息香酸2−エチルヘキシル(3.00g、10.6mmol)を臭化水素(2.33g、13.8mmol、水中48%)及び過酸化水素(1.81g、15.9mmol、水中30%)と反応させた。実施例1と同様の後処理及び付加的なカラムクロマトグラフィーに付した後、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸2−エチルヘキシル(2.7g、理論値の74.0%、>99面積% LC)が、褐色の油状物として得られた。
【0059】
1H NMR(600MHz,(CD
3CN):δ=7.79(d,1H),7.32(d,1H),6.11(br s,2H),4.17(d,2H),2.13(s,3H),1.70(m,7H),0.94(m,7H))。
【0060】
上記で記載した方法(実施例1)を繰り返して、2−アミノ−3−メチル安息香酸2−エチル(16.29g、90.0mmol)を臭化水素(15.93g、94.5mmol、水中48%)及び過酸化水素(11.25g、99.0mmol、水中30%)と反応させ、実施例1と同様の後処理に付した後、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸エチル(20.7g、理論値の89.1%、>99面積% LC)が、褐色の油状物として得られた。
【0061】
1H NMR(600MHz,(CD
3CN):δ=7.81(d,1H),7.32(pq,1H),6.10(br s,2H),4.28(q,2H),1.34(t,3H))。
【0062】
上記で記載した方法(実施例1)を繰り返して、2−アミノ−3−メチル安息香酸エタン−1,2−ジイル(2.0g、5.89mmol)を臭化水素(2.09g、12.3mmol、水中48%)及び過酸化水素(1.47g、12.9mmol、水中30%)と反応させ、実施例1と同様の後処理に付した後、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸エタン−1,2−ジイル(2.4g、理論値の80.0%、95.5面積% LC)が、淡黄色の固体として得られた。
【0063】
1H NMR(600MHz,(d
6−DMSO):δ=7.71(d,1H),7.36(d,1H),6.63(br s,2H),4.56(s,2H),2.11(s,3H))。
【0064】
上記で記載した方法(実施例1)を繰り返して、2−アミノ−3−メチル安息香酸ヘキサン−1,6−ジイル(4.0g、10.4mmol)を臭化水素(3.57g、21.1mmol、水中48%)及び過酸化水素(2.52g、22.1mmol、水中30%)と反応させ、実施例1と同様の後処理に付した後、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸ヘキサン−1,6−ジイル(5.36g、理論値の90.9%、92.6面積% LC)が、褐色の固体として得られた。
【0065】
1H NMR(600MHz,(d
6−DMSO):δ=7.69(d,1H),7.35(d,1H),6.63(br s,2H),4.22(t,2H),2.11(s,3H),1.73(m,2H),1.45(m,2H))。
【0066】
上記で記載した方法(実施例1)を繰り返して、2−アミノ−3−メチル安息香酸2−メトキシエチル(7.00g、33.4mmol)を臭化水素(5.92g、35.1mmol、水中48%)及び過酸化水素(4.17g、36.7mmol、水中30%)と反応させ、実施例1と同様の後処理に付した後、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸2−メトキシエチル(8.50g、理論値の80.7%、91.5面積% LC)が、褐色の固体として得られた。
【0067】
1H NMR(600MHz,(d
6−DMSO):δ=7.70(d,1H),7.37(d,1H),6.63(br s,2H),4.34(t,2H),3.65(t,2H),3.31(s,3H),2.10(s,3H))。
【0068】
2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸メチル(5g、20.4mmol)をベンジルアルコール(4.43g、40.9mmol)とナトリウムメトキシド(0.37g、2.04mmol、メタノール中30%)に溶解させた溶液をキシレン(10mL)中で5時間還流した。次いで、水を添加し、相を分離させ、有機溶媒を合して減圧下で除去した。その残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸ベンジル(3.40g、理論値の43.3%、83.6面積% GC)を薄茶色の固体として得た。
【0069】
1H NMR(600MHz,(CDCl
3):δ=7.92(s,1H),7.44−7.28(m,6H),5.86(s,2H),5.33(s,2H),2.14(s,3H))。
【0070】
実施例2
2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸メチル(100g、0.393mol、96% 定量的NMR)、シアン化銅(I)(36.3g、0.401mol)及びN−メチル−2−ピロリジノン(NMP)(206g、200mL、2.084mol)を撹拌しながら4時間170℃に加熱する。その反応バッチを120℃まで冷却し、350mLのH
2O(90℃)を30分間かけて滴下して加え、得られた懸濁液を濾過する。得られた固体をアンモニア(200g、H
2O中12%)で2回洗浄し、及び、100mLの水で2回洗浄する。真空乾燥キャビネット内で50℃で乾燥させた後、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸メチルが灰色の固体として得られる。収量:69.0g、理論値の88.2%、純度:95.6% 定量的NMR、1500ppm Cu)。
【0071】
1H NMR(600MHz,(MeOD):δ=8.04(d,1H),7.40(m,1H),4.85(s,3H),2.18(s,3H))。
【0072】
上記で記載した方法(実施例2)を繰り返して、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸ペンチル(2.3g、7.59mmol)をN,N−ジメチルアセトアミドの中で170℃でシアン化銅(0.69g、7.74mmol)と6時間反応させた。実施例2と同様の後処理並びに付加的な酢酸エチルを用いた抽出及び5%エチレンジアミン水溶液での洗浄に付した後、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸ペンチル(1.78g、理論値の89.2%、93.6面積% LC)が、褐色の油状物として得られた。
【0073】
1H NMR(600MHz,(CD
3CN):δ=8.08(d,1H),7.43(s,1H),6.67(br s,2H),4.24(t,2H),2.15(s,3H),1.75(m,2H),1.40(m,4H),1.05(m,3H))。
【0074】
上記で記載した方法(実施例2)を繰り返して、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸ヘキシル(2.2g、6.79mmol)をN,N−ジメチルアセトアミドの中で170℃でシアン化銅(0.62g、6.93mmol)と6時間反応させた。実施例2と同様の後処理並びに付加的な酢酸エチルを用いた抽出及び5%エチレンジアミン水溶液での洗浄に付した後、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸ヘキシル(1.66g、理論値の85.5%、91.1面積% LC)が、褐色の油状物として得られた。
【0075】
1H NMR(600MHz,(CD
3CN):δ=8.08(d,1H),7.43(s,1H),6.67(br s,2H),4.24(t,2H),2.14(s,3H),1.74(m,2H),1.39(m,6H),0.92(m,3H))。
【0076】
上記で記載した方法(実施例2)を繰り返して、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸2−エチルヘキシル(2.00g、5.84mmol)をN,N−ジメチルアセトアミドの中で160℃でシアン化銅(0.53g、5.96mmol)と8時間反応させた。実施例2と同様の後処理及び付加的な5%エチレンジアミン水溶液での洗浄に付した後、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸2−エチルヘキシル(1.45g、理論値の76.7%、89.1面積% LC)が、褐色の油状物として得られた。
【0077】
1H NMR(400MHz,CD
3CN):δ=8.06(d,1H),7.43(s,1H),6.70(br. s,2H),4.19(d,2H),2.15(s,3H),1.71(m,1H),1.39(m,8 H),0.90(m,6H)。
【0078】
上記で記載した方法(実施例2)を繰り返して、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸エチル(2.00g、7.65mmol)をN,N−ジメチルアセトアミドの中で160℃でシアン化銅(0.70g、7.80mmol)と8時間反応させた。実施例2と同様の後処理に付した後、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸エチル(1.30g、理論値の80.2%、96.3面積% LC)が、褐色の固体として得られた。
【0079】
1H NMR(400MHz,CD
3CN):δ=8.09(d,1H),7.43(s,1H),6.68(br s,2H),4.30(q,2H),2.13(s,3H),1.35(t,3H)。
【0080】
上記で記載した方法(実施例2)を繰り返して、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸エタン−1,2−ジイル(2.00g、3.94mmol)をN−メチルピロリドンの中で170℃でシアン化銅(0.72g、8.07mmol)と4時間反応させた。実施例2と同様の後処理及び付加的な5%エチレンジアミン水溶液での洗浄に付した後、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸エタン−1,2−ジイル(1.54g、理論値の81.9%、79.2面積% LC)が、褐色の固体として得られた。
【0081】
1H NMR(600MHz,d
6−DMSO):δ=8.00(d,1H),7.54(s,1H),7.27(br s,2H),4.60(s,2H),2.12(s,3H)。
【0082】
上記で記載した方法(実施例2)を繰り返して、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸ヘキサン−1,6−ジイル(4.00g、6.86mmol)をN−メチルピロリドンの中で170℃でシアン化銅(1.29g、14.06mmol)と4時間反応させた。実施例2と同様の後処理及び付加的な5%エチレンジアミン水溶液での洗浄に付した後、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸ヘキサン−1,2−ジイル(3.20g、理論値の82.7%、77.0面積% LC)が、褐色の固体として得られた。
【0083】
1H NMR(600MHz,(d
6−DMSO):δ=7.98(d,1H),7.53(s,1H),7.28(br s,2H),4.25(t,2H),2.14(s,3H),1.74(m,2H),1.46(m,2H)。
【0084】
上記で記載した方法(実施例2)を繰り返して、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸2−メトキシエチル(5.00g、15.88mmol)をN−メチルピロリドンの中で170℃でシアン化銅(1.49g、16.67mmol)と6時間反応させた。実施例2と同様の後処理並びに付加的な酢酸エチルを用いた抽出及び5%エチレンジアミン水溶液での洗浄に付した後、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸2−メトキシエチル(0.45g、理論値の11.6%、95.6面積% LC)が、褐色の固体として得られた。
【0085】
1H NMR(600MHz,(CD
3CN):δ=8.08(d,1H),7.45(s,1H),6.67(br s,2H),4.38(t,2H),3.68(t,2H),3.36(s,3H),2.15(s,3H)。
【0086】
上記で記載した方法(実施例2)を繰り返して、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸ベンジル(3.00g、7.38mmol)をN−メチルピロリドンの中で170℃でシアン化銅(0.772g、7.98mmol)と6時間反応させた。実施例2と同様の後処理並びに付加的な酢酸エチルを用いた抽出及び5%エチレンジアミン水溶液での洗浄及びカラムクロマトグラフィーに付した後、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸ベンジル(1.00g、理論値の47.9%、97.0面積% LC)が、薄茶色の固体として得られた。
【0087】
1H NMR(600MHz,(CDCl3):δ=8.16(s,1H),7.44−7.35(m,6H),6.40(s,2H),5.33(s,2H),2.17(s,3H)。
【0088】
実施例3
2−アミノ−5−シアノ−N,3−ジメチルベンズアミド
2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸エチル(50g、0.251mol)をメタノール(175mL)に溶解させた溶液にメチルアミン(117g、3.77mol)を入れ、ナトリウムメトキシド(1.13g、メタノール中30%強度、6.28mmol)を添加し、その反応混合物を室温で一晩撹拌する。その後、100mLの22%強度NaOHを添加し、バッチを10℃まで冷却する。得られた懸濁液を濾過し、得られた固体をメタノール:水(1:1)で1回洗浄し、次いで、50mLの水で洗浄する。固体を真空乾燥キャビネット内で50℃で乾燥させる。2−アミノ−5−シアノ−N,3−ジメチルベンズアミドが僅かにベージュ色の固体として単離される。収率:理論値の80.3%、純度:94.9% 定量的LC、73ppm Cu)。
【0089】
1H NMR(600MHz,(CD
3CN):δ=7.65(d,1H),7.38(s,1H),6.91(br s,1H),6.52(br s,2 H),2.82(d,3H),2.12(s,3H)。
【0090】
上記で記載した方法(実施例3)を繰り返して、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸ペンチル(1.50g)をメチルアミン(10.8g、メタノール中40%)及びナトリウムメトキシド(441mg、0.12mmol、メタノール中30%)と一緒に室温で18時間撹拌した。その反応バッチ全体を減圧蒸留し、ジイソプロピルエーテルと一緒に撹拌した。2−アミノ−5−シアノ−N,3−ジメチルベンズアミド(0.79g、理論値の70.6%、96.4面積% LC)が、褐色の固体として得られた。
【0091】
上記で記載した方法(実施例3)を繰り返して、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸ヘキシル(1.40g、4.89mmol)をメチルアミン(10.8g、139mmol、メタノール中40%)及びナトリウムメトキシド(441mg、0.12mmol、メタノール中30%)と一緒に室温で18時間撹拌した。その反応バッチ全体を減圧蒸留し、ジイソプロピルエーテルと一緒に撹拌した。2−アミノ−5−シアノ−N,3−ジメチルベンズアミド(0.75g、理論値の75.8%、93.6面積% LC)が、褐色の固体として得られた。
【0092】
上記で記載した方法(実施例3)を繰り返して、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸2−エチルヘキシル(1.00g、3.09mmol)をメチルアミン(3.60g、46.3mmol、メタノール中40%)及び1滴のナトリウムメトキシド(メタノール中30%)と一緒に室温で18時間撹拌した。その反応バッチ全体を減圧蒸留し、2−アミノ−5−シアノ−N,3−ジメチルベンズアミド(730mg、理論値の91.4%、73.1面積% LC)が、褐色の固体として得られた。
【0093】
上記で記載した方法(実施例3)を繰り返して、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸エチル(0.50g、2.40mmol)をメチルアミン(3.73g、48mmol、メタノール中40%)及びナトリウムメトキシド(22mg、メタノール中30%)と一緒に室温で18時間撹拌した。その反応バッチ全体を減圧蒸留し、2−アミノ−5−シアノ−N,3−ジメチルベンズアミド(0.44g、理論値の95.9%、99.0面積% LC)が、薄茶色の固体として得られた。
【0094】
上記で記載した方法(実施例3)を繰り返して、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸エタン−1,2−ジイル(20mg、0.04mmol)をメチルアミン(5.40g、69.5mmol、メタノール中40%)及び1滴のナトリウムメトキシド(メタノール中30%)と一緒に室温で18時間撹拌した。その反応バッチ全体を減圧蒸留し、カラムクロマトグラフィーによる精製に付した後、2−アミノ−5−シアノ−N,3−ジメチルベンズアミド(8mg、理論値の47.2%、93.1面積% LC)が、薄茶色の固体として得られた。
【0095】
上記で記載した方法(実施例3)を繰り返して、2−アミノ−5−ブロモ−3−メチル安息香酸ヘキサン−1,6−ジイル(220mg、0.4mmol)をメチルアミン(2g、25.7mmol、メタノール中40%)及び1滴のナトリウムメトキシド(メタノール中30%)と一緒に室温で18時間撹拌した。その反応バッチ全体を減圧蒸留し、カラムクロマトグラフィーによる精製に付した後、2−アミノ−5−シアノ−N,3−ジメチルベンズアミド(61mg、理論値の50.5%、94.6面積% LC)が、褐色の固体として得られた。
【0096】
上記で記載した方法(実施例3)を繰り返して、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸2−メトキシエチル(200mg、0.81mmol)をメチルアミン(5.40g、69.5mmol、メタノール中40%)及び1滴のナトリウムメトキシド(メタノール中30%)と一緒に室温で18時間撹拌した。その反応バッチ全体を減圧蒸留し、カラムクロマトグラフィーによる精製に付した後、2−アミノ−5−シアノ−N,3−ジメチルベンズアミド(150mg、理論値の95.0%、97.8面積% LC)が、薄茶色の固体として得られた。
【0097】
上記で記載した方法(実施例3)を繰り返して、2−アミノ−5−シアノ−3−メチル安息香酸2−ベンジル(1.00g、3.75mmol)をメチルアミン(4.78g、61.6mmol、メタノール中40%)及び1滴のナトリウムメトキシド(メタノール中30%)と一緒に室温で18時間撹拌した。その反応バッチ全体を減圧蒸留し、カラムクロマトグラフィーによる精製に付した後、2−アミノ−5−シアノ−N,3−ジメチルベンズアミド(616mg、理論値の85.4%、98.4面積% LC)が、無色の固体として得られた。