特許第5956028号(P5956028)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5956028
(24)【登録日】2016年6月24日
(45)【発行日】2016年7月20日
(54)【発明の名称】カラオケ可能な装置
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20160707BHJP
   H04R 3/00 20060101ALI20160707BHJP
   H04R 3/02 20060101ALI20160707BHJP
   G10L 15/00 20130101ALI20160707BHJP
   G10L 15/10 20060101ALI20160707BHJP
   G10L 15/28 20130101ALI20160707BHJP
   H04N 21/439 20110101ALI20160707BHJP
   H04N 21/437 20110101ALI20160707BHJP
   H04R 1/40 20060101ALN20160707BHJP
【FI】
   G10K15/04 302D
   H04R3/00 320
   H04R3/02
   G10L15/00 200G
   G10L15/10 200W
   G10L15/28 230K
   H04N21/439
   H04N21/437
   !H04R1/40 320Z
【請求項の数】16
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-127388(P2015-127388)
(22)【出願日】2015年6月25日
(62)【分割の表示】特願2012-551132(P2012-551132)の分割
【原出願日】2011年1月11日
(65)【公開番号】特開2015-215623(P2015-215623A)
(43)【公開日】2015年12月3日
【審査請求日】2015年6月25日
(31)【優先権主張番号】12/698,453
(32)【優先日】2010年2月2日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500268395
【氏名又は名称】クリエイティブ、テクノロジー、リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】シム ウォン フー
(72)【発明者】
【氏名】トゥー ユー テン
(72)【発明者】
【氏名】ゴー ティエ チェン
【審査官】 千本 潤介
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−099041(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0084835(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0253574(US,A1)
【文献】 特開平08−018841(JP,A)
【文献】 実開平07−023400(JP,U)
【文献】 特開平11−282477(JP,A)
【文献】 特開2003−177768(JP,A)
【文献】 特開2006−311071(JP,A)
【文献】 特開2001−312288(JP,A)
【文献】 特開2003−288091(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0186755(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0038468(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/04
G10L 15/00
G10L 15/10
G10L 15/28
H04N 21/437
H04N 21/439
H04R 3/00
H04R 3/02
H04R 1/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラオケ可能な装置であって、
前記装置用の筐体と、
前記筐体に内蔵され、前記筐体によってユーザから隠されているマイクアレイと、
少なくとも、前記マイクアレイにおいてユーザ入力されたオーディオ信号を処理するための、前記マイクアレイに結合されたコントローラと、
前記コントローラに結合され、カラオケに使用される事前録音された歌を記憶し、かつ前記ユーザが歌った歌を記憶するためのデータ記憶デバイスと、
前記コントローラに結合され、前記ユーザが歌っている時に前記ユーザを撮像するためのものであり、前記ユーザの撮像画像が前記データ記憶デバイスに記憶される、撮像デバイスと、
を含み、
前記ユーザが前記マイクアレイの所定の検出領域内にいる場合に、前記マイクアレイが前記ユーザから前記オーディオ信号を検出し、
オーディオ出力のパラメータが音声制御を使用して調整され、調整されるパラメータを示すキーワードと、どのように調整するかを示すキーワードの両方が、ユーザが歌う歌の歌詞に見られる場合、ユーザが歌っていない時にのみ前記音声制御が実行される、装置。
【請求項2】
前記マイクアレイが全方向性マイクまたは単一指向性マイクのいずれかを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
無線マイクを使用している前記ユーザからオーディオ信号を受信するための、前記コントローラに結合された受信機をさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記コントローラがまた前記事前録音された歌を処理するための方法を実行し、前記方法が、
前記事前録音された歌の音声歌詞を評価することと、
前記装置に接続されたスクリーンに表示するために、前記音声歌詞をテキストに変換することと、
前記事前録音された歌から音声歌詞をミュートすることとを含む、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記コントローラが前記方法を実行し、前記方法がさらに、
前記事前録音された歌のオーディオ出力を制御することと、
前記事前録音された歌のオーディオ出力を提供することとを含む、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記コントローラが、音声エコー、音楽音量、音声音量および音楽ピッチを含む群から選択されたオーディオ出力のパラメータを調整することによって、前記オーディオ出力を制御する、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記撮像デバイスが、前記ユーザが前記撮像デバイスの所定の撮像領域内にいる場合に、前記ユーザを撮像する、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記ユーザの撮像画像が、ビデオを作成するために使用される、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記筐体が前記装置の部品を保護する、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記コントローラが、前記マイクアレイでの二次オーディオ入力のエコーキャンセルを実行し、前記二次オーディオ入力は、カラオケアクティビティ時における前記ユーザの音声の再生である、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記マイクアレイが、前記所定の検出領域が広範囲にわたるように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記撮像デバイスが前記筐体に内蔵されるか、前記装置と別体である、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
ネットワークへの前記装置の接続を可能にする、前記コントローラに結合されたネットワークポートをさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項14】
前記歌っているユーザの撮像画像と、前記ユーザによる歌唱の録音が音楽ビデオに統合される、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記音楽ビデオが前記ネットワークを介して送信され、少なくとも1人の受信者または記憶用の中央ビデオデポジトリのいずれかに配信される、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記中央ビデオデポジトリに記憶されているビデオへの第三者によるアクセスは、前記第三者による前記記憶されているビデオの再生およびランク付けを可能にする、請求項15に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザのカラオケアクティビティを容易にする装置、特に、ユーザによるカラオケアクティビティへのアクセスを容易にする装置に関する。
【背景技術】
【0002】
今日、多くの人は一般的に、カラオケアクティビティを、他のAV機器と一緒に機器の音声操作/処理タイプのセットアップを伴うアクティビティであると考えている。したがって、カラオケアクティビティが、複数のハードウェアの機能的接続を伴う複雑なセットアップ工程を伴うものであるという一般的な認識がある。結果として、人々は、そもそもアクティビティを開始することを躊躇してしまっていた。
尚、カラオケアクティビティに関する上記複雑さの問題に対処しようとする装置はあったが、このような装置は、例えば、望ましくないユーザ経験、カラオケアクティビティに関連するデバイスの限定的な機能性、および携帯不可であることなどの問題を理由に一般的ではなかった。上記に照らして、ユーザにとって便利な方法で、かつユーザに有益な経験を提供する方法でカラオケアクティビティを容易にする、ユーザが使用可能な機器が不足していたことは明らかである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、このようなデバイスの欠如に対処することによって、ユーザの未解決のニーズを満たすことを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
カラオケ可能な装置が提供される。この装置は、装置用の筐体と、筐体に内蔵され、筐体によってユーザから隠されているマイクアレイと、マイクアレイに結合されて、少なくともマイクアレイにおいてユーザ入力されたオーディオ信号を処理するコントローラと、コントローラに結合され、カラオケに使用される事前録音された歌を記憶し、かつユーザが歌った歌を記憶するためのデータ記憶デバイスと、コントローラに結合され、ユーザが歌っている際にユーザを撮像し、ユーザの撮像画像がデータ記憶デバイスに記憶される撮像デバイスとを含む。
【0005】
マイクアレイが、ユーザがマイクアレイの所定の検出領域内にいる場合に、ユーザからのオーディオ信号を検出することが有利である。好ましくは、マイクアレイは全方向性マイクまたは単一指向性マイクのいずれかを含む。マイクアレイは、所定の検出領域が広範囲にわたるように構成されてもよい。
【0006】
装置はさらに、無線マイクを使用しているユーザからオーディオ信号を受信するための、コントローラに結合された受信機を含んでもよい。
【0007】
コントローラが、事前録音された歌を処理する方法を実行することも好ましい。この方法は、事前録音された歌の音声歌詞を評価することと、装置に接続されたスクリーンに表示するために音声歌詞をテキストに変換することと、事前録音された歌から音声歌詞をミュートすることとを含んでもよい。この方法はまた、事前録音された歌のオーディオ出力を制御することと、事前録音された歌のオーディオ出力を提供することとをさらに含んでもよい。コントローラは、例えば、音声エコー、音楽音量、音声音量および音楽ピッチなどのオーディオ出力のパラメータを調整することによって、オーディオ出力を制御することができる。オーディオ出力のパラメータは、リモコンデバイスまたは音声制御のいずれかを使用して調整可能である。コントローラはまた、カラオケアクティビティ時のユーザの音声の再生である二次音声入力の、マイクアレイでのエコーキャンセルを実行してもよい。
【0008】
撮像デバイスは、ユーザが撮像デバイスの所定の撮像領域内にいる場合に、ユーザを撮像可能である。撮像デバイスは、筐体に内蔵されてもよいし、装置とは別体であってもよい。ユーザの撮像画像は、ビデオを作成するために使用可能である。
好ましくは、筐体は装置の部品を保護する。
【0009】
装置はさらに、ネットワークへの装置の接続を可能にする、コントローラに結合されたネットワークポートを含んでもよい。
【0010】
歌っているユーザの撮像画像およびユーザによる歌唱の録音が音楽ビデオに統合されることが好ましい。音楽ビデオは、ネットワークを介して送信され、少なくとも1人の受信者または記憶用の中央ビデオデポジトリのいずれかに配信されてもよい。有利には、中央ビデオデポジトリに記憶されたビデオへの第三者によるアクセスは、第三者による記憶ビデオの再生およびランク付けを可能にする。
【0011】
本発明が完全に理解され、かつ容易に実用化されるように、添付の図面を参照して、非限定的事例によって本発明の好ましい実施形態のみを以下に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の装置の概略図を示している。
図2】コントローラがオーディオを処理中の、図1の装置のコントローラのプロセスフローを示している。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1を参照すると、カラオケ可能な装置20が提供される。装置20は、ユーザ経験を犠牲にせずに、カラオケアクティビティと関連したユーザの便宜を図るものであることが理解されるべきである。装置20は、ユーザへの便宜を目的としているため、装置20のパーツの取り付け/取り外しをそれほど必要とせずに、ユーザが携帯可能な独立型ユニットであってもよい。
【0014】
装置20は、装置20用の筐体22を含む。筐体22は、装置20が耐久性を有しかつ強固であるとされるように、装置20の部品を保護してもよい。筐体22は、金属またはプラスチック材料のいずれかで形成することができる。これは、いずれの材料も、重量をそれほど増加させることなく強度を提供するからである。筐体22はまた、装置20の携帯性を目的としたハンドルを内蔵してもよい。
【0015】
装置20の筐体22には、マイクアレイ24が内蔵されている。マイクアレイ24は筐体22によってユーザから隠されてもよく、この場合、マイクアレイ24を隠すことは、マイクアレイ24をダメージから保護するためであり、また装置20の美的外観を維持するためのものである。マイクアレイ24は、ユーザがマイクアレイ24の所定の検出領域内にいる場合に、ユーザからのサウンド信号を検出可能である。マイクアレイ24の所定の検出領域は、マイクアレイ24に用いられているマイクの技術的仕様に左右されるものである点が理解されるべきである。
【0016】
マイクアレイ24は全方向性マイクまたは単一指向性マイクのいずれかを含む。マイクアレイ24は、マイクアレイ24で使用されているマイクの種類に関係なく、装置20周辺の球状領域または半球状領域のいずれかからオーディオ入力を捕捉可能である。全方向性マイクの使用は、オーディオ入力を捕捉するための球状領域を提供することが明らかであるが、単一指向性マイクの向きの変更もまた、オーディオ入力を捕捉するための球状領域を提供可能である点に留意すべきである。マイクアレイ24は、所定の検出領域が広範囲にわたるように構成されてもよい。所定の検出領域が広範囲にわたる場合、マイクアレイ24のオーディオ検出の「スイートスポット」もまた、これに応じて拡大される。これによってユーザは、カラオケアクティビティ時に歌いながら移動することができ、また、装置20周辺のより多数の位置からオーディオ信号が捕捉可能になる。車両のキャビンのような閉鎖的環境において、車両のキャビンの乗客は、キャビン内の着席位置に関わらず、かつ車両のキャビン内における装置20の位置に関わらず、カラオケアクティビティに参加することができる。装置20がいずれの閉鎖的環境でも使用可能であり、装置20の有効範囲は、マイクアレイ24の所定の検出領域に左右される点が理解されるべきである。
【0017】
装置20はまた、少なくとも、マイクアレイ24においてユーザ入力されたオーディオ信号を処理するための、マイクアレイ24に結合されたコントローラ26を含むはずである。コントローラ26は、マイクアレイ24においてユーザ入力されたオーディオ信号を処理することができる。コントローラ26によって実行される処理は、マイクアレイにおける二次オーディオ入力のエコーキャンセルを含んでもよい。二次オーディオ入力とは、カラオケアクティビティ時のユーザの音声の再生のことである。これによって、装置20が意図するオーディオ出力を歪ませてしまうため、エコーキャンセルによってユーザの最終的な事後処理出力がコントローラ26によって再度処理されないことを確実にする。
【0018】
さらに、コントローラ26はまた、図2に示されているような、カラオケに使用される事前録音された歌を処理するための方法50を実行する。有利には、方法50によって任意のオーディオファイルをカラオケアクティビティに使用することができる。これは、初期接続において「シング・アロング」テキストがなくても、方法50が、ユーザ用にこのようなテキストを生成可能であるためである。この点について、ユーザは任意のオーディオファイルに合わせて歌うことができ、通常のカラオケビデオソースに制限されることと比較して種々の多様さをユーザに提供する。
【0019】
方法50は、事前録音された歌の音声歌詞を評価すること(52)と、装置20に接続されたスクリーン32に表示するために音声歌詞をテキストに変換すること(54)とを含む。スクリーン32は、装置20とは別体のデバイスであってもよいし、装置20に内蔵されてもよい。スクリーン32は、例えばLCDパネル、TFTパネルおよびプラズマパネルなどであってもよい。
【0020】
音声歌詞の評価および変換は既知の音声・テキスト変換技術を使用して実行されてもよく、実際の音声・テキスト変換技術は、コントローラ26の処理性能に基づいて決定されてもよい点が理解されるべきである。方法50はまた、事前録音された歌の演奏のみが、ユーザが合わせて歌えるようにユーザに対して再生されるように、事前録音された歌から音声歌詞をミュートすること(56)を含む。
【0021】
加えて、方法50はまた、事前録音された歌のオーディオ出力を制御すること(58)と、事前録音された歌のオーディオ出力をユーザに提供すること(60)とをさらに含む。オーディオ出力は、例えば、音声エコー、音楽音量、音声音量および音楽ピッチなどのオーディオ出力のパラメータを調整することによって制御することができる。オーディオ出力のパラメータは、リモコンデバイス38または音声制御のいずれかを使用して調整可能である。音声制御は、まず、例えばエコー、音楽音量、音声音量およびピッチなどの制御キーワードを識別し、これに続いて、例えば上、下、多、少、高および低などのアクションキーワードを識別する形態であってもよい。音声制御使用時のオーディオ出力パラメータの不用意な調整を回避するために、アクションキーワードと制御キーワードの両方がユーザが歌う歌の歌詞に見られる場合に、ユーザが歌っていない時にのみ音声制御が実行される点が理解されるべきである。
【0022】
装置20はまた、コントローラ26に結合されたデータ記憶デバイス30を含んでもよく、この場合、データ記憶デバイス30は、カラオケに使用される事前録音された歌を記憶し、ユーザが歌った歌を記憶するためのものであってもよい。データ記憶デバイス30は不揮発性メモリであってもよく、ハードディスクドライブの形態またはフラッシュメモリモジュールの形態のいずれかであってもよい。ユーザが歌った歌の記憶は、後の接続時にユーザの歌唱を評価/閲覧する際にユーザの一助となる。追加機器を使用せずにユーザの歌唱を記憶可能であり、ユーザの歌唱の録音が、ユーザが歌っているのと同時に記憶可能であることはユーザにとって便利である。
【0023】
コントローラ26に結合された撮像デバイス34があってもよく、この場合撮像デバイス34は、ユーザが歌っている時にユーザを撮像するためのものであってもよく、ユーザの撮像画像はデータ記憶デバイス30に記憶される。撮像デバイス34は、必要な広角画像補正プロセスが適用された後にユーザの画像にズーム可能な広角画像を撮像できるものであってもよいし、ユーザが歌っている間にユーザの表情を完全に捕捉できるようにユーザの動きを追跡できるものであってもよい。撮像デバイス34が、撮像デバイス34の所定の撮像領域(つまり視界)にユーザがいる場合に、ユーザを撮像可能である点に留意すべきである。撮像デバイス34は、筐体22に内蔵されていてもよいし、装置20のコントローラ26に結合可能な別体のデバイスであってもよい点にも留意すべきである。ユーザの撮像画像は続いて、ユーザが歌っている時の(複数の)インスタンス時にビデオを作成するのに使用されてもよい。ビデオは、音楽ビデオの形態でユーザの歌唱の録音と共に、歌っている間ユーザの画像を統合してもよい。
【0024】
装置20はさらに、無線マイクを使用しているユーザからオーディオ信号を受信するための、コントローラ26に結合された受信機28を含んでもよい。受信機28が信号を受信すると、コントローラ26はその後、オーディオ入力が無線マイクを介してのみ入力されるように、マイクアレイ24を無効化する点が理解されるべきである。携帯電話が無線マイクとして機能してもよい点に留意すべきである。
【0025】
最後に、装置20は、コントローラに結合されたネットワークポート36を含んでもよく、この場合、ネットワークポート36によって装置20はネットワークに接続可能になる。ネットワークポート36によって、装置20は、ケーブル接続または無線接続のいずれかを介してネットワークに接続可能になる。装置20がネットワークに接続されると、ユーザの撮像画像を使用して作成された上記ビデオはネットワークを介して送信され、少なくとも1人の受信者または記憶用の中央ビデオデポジトリに配信されてもよい。中央ビデオデポジトリに記憶されたビデオへの第三者によるアクセスによって、第三者によって記憶されたビデオを少なくとも再生およびランク付けすることが可能になる。
【0026】
上記に照らして、装置20は、カラオケアクティビティに便利にアクセス可能な装置を持ちたいユーザのニーズを持たすことができる点が理解されるべきである。しかしながら、装置20のユーザにとって魅力となる、カラオケアクティビティ時のユーザ経験をさらに高める本発明の多数の態様があることは明らかである。
上記記載において本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、当業者は、設計や構成の様々な詳細変更および修正が本発明の範囲から逸脱することなく可能である点を理解するであろう。
【符号の説明】
【0027】
20 装置
22 筐体
50 方法
図1
図2