特許第5956046号(P5956046)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5956046火災延焼抑制装置およびこれを備えた塵芥収集車ならびに火災延焼抑制方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5956046
(24)【登録日】2016年6月24日
(45)【発行日】2016年7月20日
(54)【発明の名称】火災延焼抑制装置およびこれを備えた塵芥収集車ならびに火災延焼抑制方法
(51)【国際特許分類】
   B65F 3/00 20060101AFI20160707BHJP
   B60P 3/00 20060101ALI20160707BHJP
   A62C 3/07 20060101ALI20160707BHJP
   A62C 3/04 20060101ALI20160707BHJP
【FI】
   B65F3/00 L
   B60P3/00 Q
   A62C3/07 Z
   A62C3/04
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-203058(P2015-203058)
(22)【出願日】2015年10月14日
【審査請求日】2015年10月21日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】304022355
【氏名又は名称】浜崎商工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099508
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 久
(74)【代理人】
【識別番号】100182567
【弁理士】
【氏名又は名称】遠坂 啓太
(74)【代理人】
【識別番号】100195327
【弁理士】
【氏名又は名称】森 博
(74)【代理人】
【識別番号】100197642
【弁理士】
【氏名又は名称】南瀬 透
(72)【発明者】
【氏名】▲浜▼崎 純裕
【審査官】 大谷 謙仁
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−041121(JP,A)
【文献】 実開平06−025205(JP,U)
【文献】 特開2005−170644(JP,A)
【文献】 特開2004−067384(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3174840(JP,U)
【文献】 特開2012−184109(JP,A)
【文献】 特開2000−296902(JP,A)
【文献】 特開2003−063604(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65F 3/00
A62C 3/04
A62C 3/07
B60P 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後方開口部に連設される塵芥投入箱であり、塵芥投入口から投入された塵芥を前記塵芥収容箱内へ押し込む塵芥積込装置を備えた塵芥投入箱と、前記塵芥積込装置の機械室と前記塵芥収容箱の後方開口部側とを仕切る仕切板とを有する塵芥収集車の火災延焼抑制装置であって、
前記仕切板の機械室側の上方に向けて延焼抑制用液体を散布するノズルを含む火災延焼抑制装置。
【請求項2】
前記ノズルは、水平方向に複数設けられたものである請求項1記載の火災延焼抑制装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の火災延焼抑制装置を有する塵芥収集車。
【請求項4】
車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収容箱と、前記塵芥収容箱の後方開口部に連設される塵芥投入箱であり、塵芥投入口から投入された塵芥を前記塵芥収容箱内へ押し込む塵芥積込装置を備えた塵芥投入箱と、前記塵芥積込装置の機械室と前記塵芥収容箱の後方開口部側とを仕切る仕切板とを有する塵芥収集車の火災延焼抑制方法であって、
前記仕切板の機械室側の上方に向けてノズルから延焼抑制用液体を散布することを含む火災延焼抑制方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収集した塵芥が火種となって発生する火災の延焼を抑制する火災延焼抑制装置およびこれを備えた塵芥収集車ならびに火災延焼抑制方法に関する。
【背景技術】
【0002】
収集した塵芥が火種となって発生する塵芥収集車の火災が問題となっている。従来、この塵芥収集車の火災に対処するものとして、例えば特許文献1には、エンジンより排出される排気ガスを外部に放出するための排気管と、この排気管から排気ガスを塵芥収容箱の内部に導く排気ガス導入路とを備え、排気ガス導入路または排気管の所定部に、排気ガス導入路を通して消火剤または水を塵芥収容箱の内部に供給するための接続口を設けた塵芥収集車が記載されている。
【0003】
また、特許文献2には、塵芥収容箱の天井壁に設けられる水蒸気発生室と、水蒸気発生室と塵芥収容箱内とを連通する水蒸気注入路とを備える水蒸気発生手段により、消火用の水蒸気を塵芥収容箱内に供給するようにした塵芥収集車が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−290838号公報
【特許文献2】特開2010−254449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の塵芥収集車は、いずれも塵芥収容箱の上部から塵芥収容箱内に水等を供給することにより火災の延焼を抑制するというものであるが、塵芥収容箱内に塵芥が満載されている状態では水等が塵芥によって行く手を阻まれ、火災の発生箇所まで到達することができないことがある。特に、火元は塵芥積込装置によって塵芥が押し込まれる塵芥収容箱の後方開口部付近であることが多いため、水等がこの火元まで到達できない可能性が高い。
【0006】
そこで、本発明においては、塵芥収容箱内に塵芥が満載されている状態であっても火元となる塵芥収容箱の後方開口部付近へ素早く水等の延焼抑制用液体を供給することが可能な火災延焼抑制装置およびこれを備えた塵芥収集車ならびに火災延焼抑制方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の火災延焼抑制装置は、車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収容箱と、塵芥収容箱の後方開口部に連設される塵芥投入箱であり、塵芥投入口から投入された塵芥を塵芥収容箱内へ押し込む塵芥積込装置とを備えた塵芥投入箱と、塵芥積込装置の上部下側と塵芥収容箱の後方開口部側とを仕切る仕切板とを有する塵芥収集車の火災延焼抑制装置であって、仕切板の上面に向けて延焼抑制用液体を散布するノズルを含むものである。
【0008】
また、本発明の火災延焼抑制方法は、車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収容箱と、塵芥収容箱の後方開口部に連設される塵芥投入箱であり、塵芥投入口から投入された塵芥を塵芥収容箱内へ押し込む塵芥積込装置を備えた塵芥投入箱と、塵芥積込装置の上部下側と塵芥収容箱の後方開口部側とを仕切る仕切板とを有する塵芥収集車の火災延焼抑制方法であって、仕切板の上面に向けてノズルから延焼抑制用液体を散布することを含むことを特徴とする。
【0009】
これらの火災延焼抑制装置によれば、仕切板の上面に向けてノズルから散布された延焼抑制用液体が、仕切板の上面を伝って塵芥積込装置の下側の塵芥収容箱の後方開口部付近に流れ落ちるため、塵芥収容箱内に塵芥が満載されている状態であっても塵芥収容箱の後方開口部付近へ素早く水等の延焼抑制用液体を供給することが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、塵芥収容箱内に塵芥が満載されている状態であっても塵芥収容箱の後方開口部付近へ素早く水等の延焼抑制用液体を供給して火災の延焼を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1実施形態における塵芥収集車の内部構造を示す側面図である。
図2】本発明の第2実施形態における塵芥収集車の内部構造を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1実施形態における塵芥収集車の内部構造を示す側面図である。なお、以下の説明において、前後左右の各方向は、塵芥収集車の進行(前進)方向を基準とする。
【0013】
図1において、本発明の第1実施形態における塵芥収集車1Aは、車体2上に塵芥収容箱3が搭載されたものである。塵芥収容箱3の後端の後方開口部3Aには、塵芥投入箱4が連設されている。塵芥投入箱4の後部には、塵芥を投入する塵芥投入口4Aが開口されている。塵芥投入箱4の内部には、塵芥投入口4Aから投入された塵芥を、後方開口部3Aを経て塵芥収容箱3に積み込む圧縮式の塵芥積込装置5が備えられている。
【0014】
塵芥積込装置5は、塵芥投入箱4内の横幅いっぱいに広がる摺動板10と、塵芥投入箱4内の横幅いっぱいに広がる圧縮板11と、摺動板10を後述する案内溝部材14に沿って上下に往復移動させるための摺動シリンダ12と、圧縮板11を前後に揺動させるための揺動シリンダ13とを備える。
【0015】
塵芥投入箱4の左右両側壁には、溝形鋼で形成された案内溝部材14が補強枠を兼ねて前方上部より後方下部に向かって敷設されている。摺動板10の左右両側縁の上下には、案内ローラ15が回転可能に設けられている。案内ローラ15は、案内溝部材14の内壁に沿って転動自在に嵌入されている。また、摺動板10の背面上部の左右端部にはボス部16が設けられている。ボス部16には、摺動板支持軸17が挿通されている。摺動板支持軸17は、塵芥投入箱4の左右両側壁に形成された摺動用開口18を越えて塵芥投入箱4の内側より外側にそれぞれ突出している。
【0016】
摺動シリンダ12は、案内溝部材14の傾斜方向に沿って塵芥投入箱4の左右それぞれ外側に突出した摺動板支持軸17と塵芥投入箱4の下部との間にそれぞれ連結されている。この摺動シリンダ12の伸縮動作によって、摺動板10は案内溝部材14に沿って上下に往復移動する。
【0017】
圧縮板11は、摺動板10の下端に、前後方向に揺動自在に支持されている。また、圧縮板11の左右両背部には接続部11Aが突設されている。揺動シリンダ13は、この左右それぞれの接続部11Aと、摺動板10の背面上部に設けられた摺動板支持軸17の左右両端部との間にそれぞれ連結されている。この揺動シリンダ13の伸縮作動によって、圧縮板11は前後に揺動する。
【0018】
また、塵芥投入箱4内には、塵芥積込装置5の上部下側と塵芥収容箱3の後方開口部3A側とを仕切る仕切板6Aが設けられている。仕切板6Aは、塵芥投入箱4の幅方向全体に亘って設けられており、下端は圧縮板11の動作に支障のないギリギリの位置まで延びている。この仕切板6Aによって、塵芥投入箱4内は、塵芥積込装置5が収容される側である機械室4Bと、塵芥収容箱3の後方開口部3Aへ塵芥が投入される側である塵芥室4Cとに区分されている。
【0019】
また、この仕切板6Aの機械室4B側の上方には、仕切板6Aの上面に向けて水や不燃性液等の延焼抑制用液体Wを散布するノズル7を含む火災延焼抑制装置が設けられている。ノズル7は、仕切板6Aの幅方向全体に亘って満遍なく延焼抑制用液体が散布されるように、水平方向に複数設けられている。なお、ノズル7は1個以上であれば良い。また、塵芥収容箱3の上壁および仕切板6Aの下面にも延焼抑制用液体Wを散布するノズル30,31が設けられている。
【0020】
上記構成の圧縮式の塵芥積込装置5では、摺動シリンダ12の伸縮動作および揺動シリンダ13の伸縮動作により、圧縮板11の後方への揺動による反転動作、摺動板10の下降動作、圧縮板11の前方への揺動による圧縮動作、および、圧縮板11の上昇動作の一連の積込動作を繰り返し行う。これにより、塵芥投入口4Aから塵芥投入箱4内に投入された塵芥が塵芥収容箱3内へ押し込まれるが、このときに塵芥収容箱3の後方開口部3A付近の塵芥が衝撃により発火して、火災が発生することが多い。
【0021】
そこで、本実施形態における塵芥収集車1Aでは、火災発生時にノズル7から仕切板6Aの上面に向けて延焼抑制用液体Wを散布する。仕切板6Aの上面に向けて散布された延焼抑制用液体Wは、仕切板6Aの上面を伝って仕切板6Aの下端から塵芥積込装置5の下側の塵芥収容箱3の後方開口部3A付近に流れ落ちる。そのため、塵芥収容箱3内に塵芥が満載されている状態であっても塵芥収容箱3の後方開口部3A付近へ素早く延焼抑制用液体Wを供給して火災の延焼を抑制することが可能である。
【0022】
また、延焼抑制用液体Wは、仕切板6Aの上面から塵芥投入箱4内の横幅いっぱいに広がる摺動板10の下面にも伝わり、その後、塵芥投入箱4内の横幅いっぱいに広がる圧縮板11にも伝わる。そのため、より素早く延焼抑制用液体Wを火元へ供給して火災の延焼を抑制することが可能となっている。
【0023】
なお、本実施形態においてノズル7は、仕切板6Aの機械室4B側の上方に設けられているが、他の位置に設けることも可能である。要するに、塵芥積込装置5の動作に干渉せずに仕切板6Aの上面に向かって延焼抑制用液体Wを散布して、この散布された延焼抑制用液体Wは、仕切板6Aの上面を伝って仕切板6Aの下端から塵芥積込装置5の下側の塵芥収容箱3の後方開口部3A付近に流れ落ちるように設ければ良い。
【0024】
(実施の形態2)
図2は本発明の第2実施形態における塵芥収集車の内部構造を示す側面図である。なお、以下において、上述した塵芥収集車1Aと共通の構成部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0025】
図2において、本発明の第2実施形態における塵芥収集車1Bは、塵芥投入箱4の内部に回転式の塵芥積込装置8が備えられている。塵芥積込装置8は、車体2の前後方向に揺動する押込板20と、この押込板20の下端付近に回転中心を有して正逆転する回転板21とを備える。
【0026】
押込板20は、塵芥投入箱4の幅方向全体に亘って延設され、かつ塵芥収容箱3の後方開口部3Aに対向するように配設されている。この押込板20の上部は、塵芥投入箱4の左右両側壁の中央付近の中心軸20Aよりも上方に延びる延設部20Bが設けられている。延設部20Bの先端には、左右一対の押込シリンダ22の先端が連設されている。この押込シリンダ22の伸縮動作により、押込板20が中心軸20A周りに車体2の前後方向に揺動するようになっている。
【0027】
回転板21は、押込板20の下側に設けられている。回転板21は、押込板20の下端付近に回転中心としての回転軸21Aを有し、塵芥投入箱4の断面略半円弧状に形成された底壁4Dに沿って回転軸21A周りに回転するように構成されている。
【0028】
また、塵芥投入箱4内には、塵芥積込装置8の上部の押込シリンダ22の下側と塵芥収容箱3の後方開口部3A側とを仕切る仕切板6Bが設けられている。仕切板6Bは、塵芥投入箱4の幅方向全体に亘って設けられている。この仕切板6Bによって、塵芥投入箱4内は、塵芥積込装置5の押込シリンダ22が収容される側である機械室4Bと、塵芥収容箱3の後方開口部3Aへ塵芥が投入される側である塵芥室4Cとに区分されている。
【0029】
また、仕切板6Bの機械室4B側の上方には、仕切板6Bの上面に向けて水や不燃性液等の延焼抑制用液体Wを散布するノズル9を含む火災延焼抑制装置が設けられている。ノズル9は、仕切板6Bの幅方向全体に亘って満遍なく延焼抑制用液体が散布されるように、水平方向に複数設けられている。なお、ノズル7は1個以上であれば良い。また、仕切板6Bの下面にも延焼抑制用液体Wを散布するノズル31,32が設けられている。
【0030】
上記構成の回転式の塵芥積込装置8では、塵芥投入口4Aから塵芥投入箱4内に投入された塵芥は、回転板21が正回転(図2において右回り)することによりかき集められ、回転板21の先端が塵芥収容箱3の後方開口部3Aの下縁の対応位置まで持ち上げられた状態で、押込板20が後方位置から前方位置へ揺動することにより回転板21上の塵芥が後方開口部3Aを経て塵芥収容箱3内へ押し込まれるが、このときに塵芥収容箱3の後方開口部3A付近の塵芥が衝撃により発火して、火災が発生することが多い。
【0031】
そこで、本実施形態における塵芥収集車1Bでは、火災発生時にノズル9から仕切板6Bの上面に向けて延焼抑制用液体Wを散布する。仕切板6Bの上面に向けて散布された延焼抑制用液体Wは、仕切板6Bの上面を伝って仕切板6Bの下端から塵芥積込装置8の下側の塵芥収容箱3の後方開口部3A付近に流れ落ちる。そのため、塵芥収容箱3内に塵芥が満載されている状態であっても塵芥収容箱3の後方開口部3A付近へ素早く延焼抑制用液体Wを供給して火災の延焼を抑制することが可能である。
【0032】
また、延焼抑制用液体Wは、仕切板6Bの上面から塵芥投入箱4の幅方向全体に亘って延設された押込板20の、塵芥収容箱3の後方開口部3Aに対向する面にも伝わる。そのため、より素早く延焼抑制用液体Wを火元へ供給して火災の延焼を抑制することが可能となっている。
【0033】
なお、本実施形態においてノズル9は、仕切板6Aの機械室4B側の上方に設けられているが、他の位置に設けることも可能である。要するに、塵芥積込装置8の動作に干渉せずに仕切板6Bの上面に向かって延焼抑制用液体Wを散布して、この散布された延焼抑制用液体Wは、仕切板6Bの上面を伝って仕切板6Bの下端から塵芥積込装置8の下側の塵芥収容箱3の後方開口部3A付近に流れ落ちるように設ければ良い。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の火災延焼抑制装置およびこれを備えた塵芥収集車ならびに火災延焼抑制方法は、収集した塵芥が火種となって発生する火災の延焼を抑制する装置ならびに方法として有用である。
【符号の説明】
【0035】
W 延焼抑制用液体
1A,1B 塵芥収集車
2 車体
3 塵芥収容箱
3A 後方開口部
4 塵芥投入箱
4A 塵芥投入口
4B 機械室
4C 塵芥室
4D 底壁
5,8 塵芥積込装置
6A,6B 仕切板
7,9,30,31,32 ノズル
10 摺動板
11 圧縮板
11A 接続部
12 摺動シリンダ
13 揺動シリンダ
14 案内溝部材
15 案内ローラ
16 ボス部
17 摺動板支持軸
18 摺動用開口
20 押込板
20A 中心軸
20B 延設部
21 回転板
22 押込シリンダ
【要約】
【課題】塵芥収容箱内に塵芥が満載されている状態であっても火元となる塵芥収容箱の後方開口部付近へ素早く水等の延焼抑制用液体を供給することが可能な火災延焼抑制装置およびこれを備えた塵芥収集車ならびに火災延焼抑制方法の提供。
【解決手段】車体2上に搭載され、後方開口部3Aを有する塵芥収容箱3と、塵芥収容箱3の後方開口部3Aに連設される塵芥投入箱4であり、塵芥投入口4Aから投入された塵芥を塵芥収容箱3内へ押し込む塵芥積込装置5とを備えた塵芥投入箱4と、塵芥積込装置5の上部下側と塵芥収容箱3の後方開口部3A側とを仕切る仕切板6Aとを有する塵芥収集車1Aの火災延焼抑制装置であって、仕切板6Aの上面に向けて延焼抑制用液体Wを散布するノズル7を含む。
【選択図】図1
図1
図2