(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
送信候補情報記憶手段が、電子メールの送信先を識別する情報と、複数の構成要素を含む電子メール本体とを関連付けて送信候補情報として複数記憶する送信候補情報記憶ステップと、
抽出手段が、前記記憶している送信候補情報のうち、前記送信先を識別する情報が一致し、かつ、前記電子メール本体における少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の送信候補情報を抽出する抽出ステップと、
電子メール本体生成手段が、前記抽出された送信候補情報の各電子メール本体間において関連する共通構成要素と、前記抽出された送信候補情報の各電子メール本体に含まれる構成要素のうち当該共通構成要素以外の構成要素と、に基づいて、前記送信先に送信するための電子メール本体を生成する電子メール本体生成ステップと、
を有し、
前記電子メール本体生成手段により生成された電子メール本体の情報量が第1閾値以上の場合、前記抽出手段が、前記抽出された送信候補情報のうち、当該送信候補情報の電子メール本体における前記共通構成要素とは異なる少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の第2送信候補情報を更に抽出し、前記電子メール本体生成手段が、前記抽出された第2送信候補情報の少なくとも一部の第2送信候補情報の各電子メール本体間において関連する第2共通構成要素と、前記抽出された第2送信候補情報の各電子メール本体に含まれる構成要素のうち当該第2共通構成要素以外の構成要素と、に基づいて、前記送信先に送信するための電子メール本体を生成し、
または、
前記抽出手段により抽出された2以上の送信候補情報に含まれる全ての電子メール本体の構成要素の数の合計が第2閾値以上の場合、前記抽出手段が、前記抽出された送信候補情報のうち、当該送信候補情報の電子メール本体における前記共通構成要素とは異なる少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の第2送信候補情報を更に抽出し、前記電子メール本体生成手段が、前記抽出された第2送信候補情報の少なくとも一部の第2送信候補情報の各電子メール本体間において関連する第2共通構成要素と、前記抽出された第2送信候補情報の各電子メール本体に含まれる構成要素のうち当該第2共通構成要素以外の構成要素と、に基づいて、前記送信先に送信するための電子メール本体を生成することを特徴とする電子メール生成方法。
送信候補情報記憶手段が、電子メールの送信先を識別する情報と、複数の構成要素を含む電子メール本体とを関連付けて送信候補情報として複数記憶する送信候補情報記憶ステップと、
抽出手段が、前記記憶している送信候補情報のうち、前記送信先を識別する情報が一致し、かつ、前記電子メール本体における少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の送信候補情報を抽出する抽出ステップと、
電子メール本体生成手段が、前記抽出された送信候補情報の各電子メール本体間において関連する共通構成要素と、前記抽出された送信候補情報の各電子メール本体に含まれる構成要素のうち当該共通構成要素以外の構成要素と、に基づいて、前記送信先に送信するための電子メール本体を生成する電子メール本体生成ステップと、
を有し、
前記抽出手段が、前記送信候補情報記憶手段における前記送信先を識別する情報に対応する送信候補情報の蓄積件数が第5閾値以上の場合、前記記憶している送信候補情報のうち、前記送信先を識別する情報が一致し、かつ、前記電子メール本体における少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の送信候補情報を抽出し、前記第5閾値は、前記送信先を識別する情報に対応する過去に送信した送信時刻からの経過時間に応じて設定され、
または、
前記抽出手段が、前記送信候補情報記憶手段における前記送信先を識別する情報に対応する送信候補情報の蓄積件数が第6閾値以上の場合、前記記憶している送信候補情報のうち、前記送信先を識別する情報が一致し、かつ、前記電子メール本体における少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の送信候補情報を抽出し、前記第6閾値は、前記電子メールの送信のための通信回線の通信量に基づいて設定されることを特徴とする電子メール生成方法。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、電子メール送信システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0026】
[1.電子メール送信システムの構成および機能概要]
まず、本発明の一実施形態に係る電子メール送信システムの構成および概要機能について、
図1を用いて説明する。
【0027】
図1は、本実施形態に係る電子メール送信システム1の概要構成例を示す模式図である。
【0028】
図1に示すように、電子メール送信システム1は、ショッピングサイトを運営するために設置された情報処理サーバ10(電子メール生成装置の一例)と、ショッピングサイトに商品を提供する店の店舗端末装置20と、ショッピングサイトで買い物をするユーザのユーザ端末装置30と、を備える。
【0029】
情報処理サーバ10、店舗端末装置20、および、ユーザ端末装置30は、ネットワーク3を介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワーク3は、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、およびゲートウェイ等により構築されている。
【0030】
情報処理サーバ10は、電子モールであるショッピングサイトのコンピュータである。
【0031】
店舗端末装置20は、ショッピングサイトへ商品を提供する出店者のコンピュータである。店舗端末装置20は、ウェブブラウザ機能を有し、取り扱う商品に関する情報を受け付ける画面等を表示する。出店者は、店舗端末装置20において、取り扱う商品を登録したり、ユーザ端末装置30のユーザの電子メールアドレス(電子メールの送信先を識別する情報の一例)に送信する電子メールを作成する。
【0032】
ユーザ端末装置30は、ショッピングサイトで商品を購入するユーザのコンピュータである。ユーザ端末装置30は、ウェブブラウザ機能を有し、商品の検索を画面に表示する。ユーザ端末装置30は、情報処理サーバ10から電子メールを受信する。
【0033】
各送信先に対応する電子メールサーバ(図示せず)は、ネットワーク3を介して、情報処理サーバ10、および、各ユーザ端末装置30に接続されている。また、各送信元に対応する電子メールサーバは、情報処理サーバ10である。なお、他の送信用の電子メールサーバでもよい。
【0034】
[2.情報処理サーバおよび各端末装置の構成および機能]
(2.1 情報処理サーバ10の構成および機能)
次に、情報処理サーバ10の構成および機能について、
図2から
図4を用いて説明する。
【0035】
図2は、情報処理サーバ10の概要構成の一例を示すブロック図である。
図3は、電子メール情報データベースに記憶されたデータの一例を示す模式図である。
図4は、履歴情報の一例を示す模式図である。
【0036】
図2に示すように、情報処理サーバ10は、通信部11と、記憶部12と、入出力インターフェース部13と、システム制御部14と、を備えている。そして、システム制御部14と入出力インターフェース部13とは、システムバス15を介して接続されている。
【0037】
通信部11は、ネットワーク3に接続して、店舗端末装置20やユーザ端末装置30との通信状態を制御するようになっている。
【0038】
記憶部12(送信候補情報記憶手段の一例)は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、オペレーティングシステムおよびサーバプログラム等の各種プログラムやHTML等のマークアップ言語等により記述されたウェブページのファイル等を記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワーク3を介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
【0039】
また、記憶部12には、商品情報データベース12a(以下「商品情報DB12a」とする。)、店舗情報データベース12b(以下「店舗情報DB12b」とする。)、会員情報データベース12c(以下「会員情報DB12c」とする。)、電子メール情報データベース12d(以下「電子メール情報DB12d」とする。)、関連構成要素情報データベース12e(以下「関連構成要素情報DB12e」とする。)、履歴情報データベース12f(以下「履歴情報DB12f」とする。)等が構築されている。
【0040】
商品情報DB12aには、商品名、種類、商品の画像、スペック、および、商品紹介の要約文等の商品に関する情報や、広告情報等が記憶されている。
【0041】
店舗情報DB12bには、店舗の店舗ID(電子メールの送信元を識別する情報の一例)、店舗説明、店舗の名称、住所、電話番号、店舗用の電子メールアドレス(電子メールの送信元を識別する情報の一例)、取り扱っている商品に関する情報等の店舗情報が登録されている。
【0042】
会員情報DB12cには、会員登録されたユーザ(ショッピングサイトの利用者)のユーザID、名称、住所、電話番号、電子メールアドレス、職業、趣味、購買履歴、ユーザの関心があるテーマやジャンル等のユーザ情報が登録されている。また、会員情報DB12cには、ユーザがユーザ端末装置30からショッピングサイトにログインする際に必要な、ユーザID、ログインID、および、パスワードが登録されている。ここで、ログインIDおよびパスワードは、ログイン処理(ユーザの認証処理)に使用されるログイン情報である。
【0043】
送信候補情報記憶手段の一例である電子メール情報DB12dには、
図3に示すように、電子メールアドレス等の送信先(電子メールの送信先を識別する情報の一例)、店舗ID等の送信元(電子メールの送信元を識別する情報の一例)、電子メール内容等の電子メール本体情報(複数の構成要素を含む電子メール本体の一例)、電子メールを送信してもらいたい送信時刻等の希望送信条件、他の電子メールの内容と合成を許可するか否かを示す合成許可フラグ、電子メール本体情報の解析結果を示す電子メール本体解析情報等が、関連付けられて送信候補情報として記憶されている。各送信候補情報には、番号が割り振られている。なお、送信元は、店舗用の電子メールアドレスでもよい。
【0044】
また、電子メール情報DB12dには、例えば過去に送信した電子メールなど、送信予定時刻に達して電子メールが送信された送信時刻が更に記憶されていてもよい。すなわち、電子メール情報DB12dには、送信先を識別する情報に対して、送信候補情報を含む電子メールを送信した送信時刻が記憶されていてもよい。
【0045】
ここで、電子メール本体は、電子メールにおける電子メール本文部分でも、送信される電子メールの電子メールヘッダ以外の部分でも、電子メールヘッダを含めた電子メール情報でもよい。また、パケット通信として送信される電子メールの電子メール情報(電子メールヘッダおよび電子メール本文部分)(電子メール本体の一例)と、送信先を識別する情報とを関連付けて記憶してもよい。また、電子メール本体情報は、例えば、電子メール本体において具体的にHTML形式等で記述された部分を示す。
【0046】
関連構成要素情報DB12eには、関連する構成要素同士を関連付けた関連構成要素テーブルが構築されている。また、関連構成要素情報DB12eには、同義語辞書等が構築されていてもよい。関連構成要素情報DB12を参照して、構成要素に含まれる単語が、同義の単語に置換されたりする。
【0047】
履歴情報DB12fには、
図4に示すように、購入した商品の商品ID、購入時刻、操作情報(電子メールのどの位置の部分がクリックされているかを例えばポインタの軌跡やどこまでスクロールされているか等のユーザ操作履歴の情報やメール本体情報に含まれるクリックされたリンク情報の表示位置等)、電子メールの送信時刻等が、ユーザIDに関連付けられて記憶されている。
【0048】
また、履歴情報DB12fには、操作情報として、送信先を識別する情報に対応するユーザの操作対象となった電子メールであるか否かの情報が、送信先を識別する情報(ユーザID)、電子メールの送信時間等に関連付けられて記憶されている。
【0049】
ここで、操作対象となった電子メールとは、電子メール本体が閲覧された電子メール、電子メール本体に含まれるリンクがクリックされた電子メール及び電子メール本体に含まれるリンクがクリックされ且つ当該リンクに対応する商品が購入された電子メールなどである。
【0050】
更に、この電子メールは、送信先を識別する情報と商品識別情報に対応する商品の属するカテゴリが一致し、かつ、送信先を識別する情報に対して前記送信候補情報を含む電子メールを送信した送信時刻と現在時刻との時間差が閾値(第4閾値の一例)以下の2以上の電子メールである。
【0051】
なお、情報処理サーバ10が、過去に送信した電子メールの情報が記憶された電子メール情報DB12dを参照して、送信先を識別する情報と商品識別情報に対応する商品の属するカテゴリが一致し、かつ、前記送信時刻と現在時刻との時間差が第4閾値以下の2以上の電子メールを抽出する。
【0052】
(2.2 店舗端末装置20の構成および機能)
次に、店舗端末装置20の構成および機能について、
図5を用いて説明する。
図5は、店舗端末装置20の概要構成の一例を示すブロック図である。
【0053】
図5に示すように、コンピュータとして機能する店舗端末装置20は、例えば、パーソナルコンピュータやスマートフォンを含む携帯型無線電話機やPDA等の携帯端末であり、通信部21と、記憶部22と、表示部23と、操作部24と、入出力インターフェース部25と、システム制御部26とを備えている。そして、システム制御部26と入出力インターフェース部25とは、システムバス27を介して接続されている。
【0054】
通信部21は、ネットワーク3を通して、情報処理サーバ10等と通信を制御する。なお、店舗端末装置20が携帯端末装置の場合、ネットワーク3の移動体通信網に接続するために、通信部21は、無線通信機能を有する。
【0055】
記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ等からなり、オペレーティングシステム、ウェブブラウザのプログラムやウェブブラウザ用ツールバーのプログラム等を記憶する。
【0056】
表示部23(表示手段の一例)は、例えば、液晶表示素子またはEL(Electro Luminescence)素子等によって構成されている。表示部23には、商品に関する情報を受付するためのウェブページがウェブブラウザにより表示される。
【0057】
操作部24は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。ユーザは、操作部24により応答を入力する。なお、表示部23がタッチパネルのようなタッチスイッチ方式の表示パネルの場合、操作部24は、ユーザが接触または近接した表示部23の位置情報を取得する。
【0058】
入出力インターフェース部25は、通信部21および記憶部22とシステム制御部26とのインターフェースである。
【0059】
システム制御部26は、例えば、CPU26aと、ROM26bと、RAM26cとを有する。システム制御部26は、CPU26aが、ROM26bや、RAM26cや、記憶部22に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。例えば、システム制御部26は、ウェブブラウザのプログラムを実行しウェブブラウザとして機能する。
【0060】
(2.3 ユーザ端末装置30の構成および機能)
次に、ユーザ端末装置30の構成および機能について、
図6を用いて説明する。
図6は、ユーザ端末装置30の概要構成の一例を示すブロック図である。
【0061】
図6に示すように、コンピュータとして機能するユーザ端末装置30は、例えば、店舗端末装置20と同様に、パーソナルコンピュータやスマートフォンを含む携帯型無線電話機やPDA等の携帯端末であり、通信部31と、記憶部32と、表示部33と、操作部34と、入出力インターフェース部35と、システム制御部36とを備えている。そして、システム制御部36と入出力インターフェース部35とは、システムバス37を介して接続されている。なお、ユーザ端末装置30の構成および機能は、店舗端末装置20の構成および機能とほぼ同じであるので、詳細は省略する。
【0062】
なお、表示部33には、店舗端末装置20からの情報に基づき、情報処理サーバ10において生成された電子メールの電子メール内容が表示される。
【0063】
[3.電子メール送信システムの動作]
次に、本発明の1実施形態に係る電子メール送信システム1の動作について図を用い説明する。
【0064】
(3.1 情報処理サーバにおける送信リスト情報の受付の動作例)
まず、情報処理サーバにおける送信リスト情報の受付の動作例について
図7から
図9を用いて説明する。
【0065】
図7は、電子メール登録のために店舗側で作成される送信リストの一例を示す模式図である。
図8は、情報処理サーバ10における送信リスト情報の受付の動作例を示すフローチャートである。
図9は、店舗端末装置20に表示される送信リスト受付の画面例を示す模式図である。
【0066】
まず、送信リストを登録する場合、店舗端末装置20において、
図7に示すように、表計算ソフトウエア等を利用して、ユーザ端末装置30のユーザ(顧客)の電子メールアドレスと、HTML等により作成された電子メール本体情報等とが入力され、CSV(Comma Separated Values)形式等の送信リストファイルが保存される。
【0067】
なお、送信リストは、CSVファイルでなく、例えば、Web上のプログラムまたはツール等で直接登録できるようにしてもよい。また、
図7の電子メール本体情報の欄には、電子メール本体情報としてのHTMLファイルが格納されている格納場所を示す情報が入力されていてもよい。この格納場所に基づき、送信リストファイルの受付の時に、電子メール本体情報が、情報処理サーバ10にアップロードされてもよい。
【0068】
次に、店舗端末装置20は、情報処理サーバ10に送信リスト情報を登録するため、送信リスト受付ページを要求する。
【0069】
次に、
図8に示すように、情報処理サーバ10は、送信リスト受付ページの情報を送信する(ステップS1)。具体的には、送信リスト受付ページ要求を受信した場合、情報処理サーバ10のシステム制御部14が、送信リスト受付ページの情報を、要求してきた店舗端末装置20に送信する。
【0070】
そして、店舗端末装置20は、
図9に示すように、表示部23に、送信リスト受付ページ40を表示する。そして、店舗側で、送信リスト受付ページ40の希望送信条件、および、他の電子メールの内容と合成を許可するか否かを示す合成許可フラグのための選択が入力される。なお、希望送信条件は、送信リストを作成する際に、電子メール毎に入力されてもよい。
【0071】
次に、送信リスト受付ページ40における送信リストファイル添付のボタンが選択されて、送信リストが入力された送信リストファイルの保存場所を指定する。送信リストファイルの指定が完了したら、送信リスト受付ページ40における送信ボタンが選択され、店舗端末装置20は、店舗名、店舗IDと共に、送信リストファイルを情報処理サーバ10に送信する。
【0072】
次に、情報処理サーバ10は、店舗から送信リスト情報を受信する(ステップS2)。具体的には、システム制御部14が、店舗端末装置20から、店舗名、店舗IDと共に、送信リストファイルを受信する。
【0073】
次に、情報処理サーバ10は、送信リスト情報を、送信候補情報として記憶する(ステップS3)。具体的には、システム制御部14が、受信した送信リストファイルに基づき、
図3に示すように、電子メールアドレス等の送信先、送信元、電子メール本体情報、希望送信条件、および、合成許可フラグ等を、送信候補情報として電子メール情報DB12dに記憶する。
【0074】
なお、送信リストを送る代わりに、電子メール本体情報と共に、希望送信条件として、電子メールを送りたい年齢層、性別等の顧客等の顧客層を指定した指定情報が、店舗端末装置20から情報処理サーバ10に送信され、情報処理サーバ10が、この希望送信条件に基づき、送信リストを生成してもよい。また、店舗側で、電子メールの内容の商品(電子メール本体情報の商品)等を指定して、情報処理サーバ10が、電子メールの内容の商品を購入する可能性が高い顧客層をデータベース(例えば履歴情報DB12f)から割り出し、送信リストを生成してもよい。
【0075】
(3.2 情報処理サーバにおける電子メール送信の動作例)
次に、情報処理サーバにおける電子メール送信の動作例について
図10から
図14を用いて説明する。
【0076】
図10は、情報処理サーバ10における電子メール送信の動作例を示すフローチャートである。
図11および
図13は、電子メール本体情報の一例を示す模式図である。
図12は、電子メール本体解析情報の一例を示す模式図である。
図14は、生成された電子メール本体情報の一例を示す模式図である。
【0077】
所定の送信条件を満たした場合、情報処理サーバ10における電子メール本体を生成して、送信する動作を行う。例えば、所定の送信条件として、送信リストにある希望送信条件の送信希望時刻になった場合、1日おき、または、1週間おきに等の所定の時期になった場合、電子メール情報DB12dにおける送信待ちの電子メール(送信候補情報)の蓄積件数がある閾値(第5閾値または第6閾値の一例)を超えた場合等が挙げられる。なお、送信候補情報の蓄積件数は、送信先毎における送信待ちの電子メールの蓄積件数でもよいし、電子メール情報DB12d全体における送信待ちの電子メールの蓄積件数でもよい。
【0078】
ここで、第5閾値は、送信先を識別する情報宛(例えば、電子メールアドレス)に過去に電子メールを送信した送信時刻(例えば、前回送信した送信時刻)からの経過時間(現在時刻と過去に送信した時刻の差)に応じて設定される。例えば、経過時間が長いほど、第5閾値を高くして、経過時間が短いほど、第5閾値を低くする。すなわち、前記経過時間が短い場合には前記経過時間が長い場合に比べて電子メールの蓄積件数が同数であったとしても、より電子メール本体が合成されやすくなるように第5閾値が設定される。いいかえれば、電子メールの蓄積件数が速く増加する場合(電子メールの蓄積件数の増加速度が早い場合)には電子メールの蓄積件数が遅く増加する場合(電子メールの蓄積件数の増加速度が遅い場合)に比べて、経過時間が同じであったとしても、より電子メール本体が合成されやすくなるように第5閾値が設定される。
【0079】
送信リストにある希望送信条件の送信希望時刻になった時点で、電子メールの蓄積件数が第5閾値未満の場合、情報処理サーバ10は、以下のステップS10からS15に示す処理(電子メールを合成する処理)を行わず、電子メールをそのまま、送信先の電子メールアドレスに送信する。
【0080】
このように、情報処理サーバ10は、前記送信候補情報記憶手段における前記送信先を識別する情報に対応する送信候補情報の蓄積件数が第5閾値以上の場合、前記記憶している送信候補情報のうち、前記送信先を識別する情報が一致し、かつ、前記電子メール本体における少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の送信候補情報を抽出し、前記送信先を識別する情報に対応する過去に送信した送信時刻からの経過時間に応じて前記第5閾値を設定する設定手段の一例として機能する。
【0081】
また、第6閾値は、通信回線(例えば、ネットワーク3)の通信量に基づいて設定される。例えば、通信回線の通信量が多い時間帯は、第6閾値を低くし、通信回線の通信量が少ない時間帯は、第6閾値を高くする。すなわち、前記通信回線の通信量が多い時間帯は前記通信回線の通信量が少ない時間帯に比べて電子メールの蓄積件数が同数であったとしても、より電子メール本体が合成されやすくなるように第6閾値が設定される。通信回線の通信量は、所定のサイトへのアクセス数又はアクセス数の変化で推定してもよく、前記所定のサイトへのアクセス数が第1基準値以上の場合に前記通信回線の通信量が多い時間帯と判定し、前記所定のサイトへのアクセス数が(第1基準値よりも小さい)第2基準値以下の場合に前記通信回線の通信量が少ない時間帯と判定してもよい。
【0082】
このように、情報処理サーバ10は、前記送信手段による送信のための通信回線の通信量に基づいて前記第6閾値を設定する設定手段の一例として機能する。
【0083】
図10に示すように、情報処理サーバ10は、電子メール本体情報を取得する(ステップS10)。具体的には、情報処理サーバ10のシステム制御部14が、電子メール情報DB12dから、電子メール本体情報の解析が行われていない電子メール本体情報を取得する。ここで、
図11に示すように、電子メール本体情報は、例えばHTML等のマークアップ言語により記述されている。
【0084】
次に、情報処理サーバ10は、電子メール本体情報を解析する(ステップS11)。具体的には、情報処理サーバ10のシステム制御部14が、マークアップ言語のタグ情報、または、文章の記述パターン等に基づき、電子メール本体情報を先頭から解析する。例えば、タグ”<a>” ”</a>”、”<categ1>” ”</categ1>”、”<商品ID>” ”</商品ID>”等の対応する各タグにより挟まれた部分を、構成要素51a、52a、52bとして抽出する。
【0085】
タグ”<a href=・・・>” ”</a>”により抽出された構成要素51a、52aとして、例えば、構成要素”○○○セール”、構成要素”△カメラ新発売”等が挙げられる。タグ”<categ1>” ”</categ1>”、”<商品ID>” ”</商品ID>”等により抽出された構成要素52bとして、構成要素”家電・PC”52b、構成要素”カメラ”52b、構成要素”デジタルカメラ”52b、構成要素”A社”52b等が挙げられる。
【0086】
ここで、タグは、HTML荷より記述された文章における要素や命令等を表している。また、タグ”<categ1>” ”</categ1>”、タグ”<商品ID>” ”</商品ID>”等は、HTMLのヘッダで定義されたタグである。また、商品IDは、商品識別情報の一例である。
【0087】
なお、”<a href=>"・・・">”の”・・・”の部分が、構成要素として抽出されてもよい。また、タグ”<categ1>” ”</categ1>”、タグ”<categ2>” ”</categ2>”、タグ”<categ3>” ”</categ3>”、タグ”<categ4>” ”</categ4>”は、商品のカテゴリであり、上位のカテゴリから下位のカテゴリを順に示している。
【0088】
また、商品のカテゴリや、商品識別情報は、<a href =・・・><span itemprop="title">家電・カメラ</span></a>のように、タグ”<a href =・・・><span itemprop="title"> </span></a>”等により抽出されるようにしてもよい。また、情報処理サーバ10は、タグ”<a href =・・・><span itemprop="title"> </span></a>”といった所定のタグの中に、”家電・カメラ”や”カメラ”等のカテゴリを示す語が含まれるか否かを判定することにより、商品のカテゴリや、商品識別情報を抽出してもよい。
【0089】
また、文章の記述パターンにより送信候補情報の電子メール本体情報の構成要素を抽出する場合、記述パターン”価格¥・・・”、記述パターン”ポイント・・・%”、記述パターン”送料・・・”、記述パターン”重さ:・・・g”、記述パターン”画素数:・・万画素”、記述パターン”[ズーム:・・・倍]”等に基づき、構成要素52cが抽出されてもよい。例えば、構成要素”15,000”、構成要素”○”、構成要素”無料”、構成要素”500”、構成要素”1000”、構成要素”10”等が挙げられる。このような記述パターンは、予めデータベースに記憶しておいてもよい。また、特願2012-501906号公報の技術により、記述パターンが生成されるようにしてもよい。
【0090】
ここで、例えば、送信候補情報の電子メール本体情報の構成要素に階層があり、構成要素51a含む構成要素51と、構成要素52a、構成要素52b、および、構成要素52cを含む構成要素52と抽出される。例えば、構成要素52aの位置により、電子メール本体情報が、構成要素51と構成要素52とに区切られて、構成要素51および構成要素52が抽出される。なお、下位の構成要素である構成要素51a、構成要素52a、構成要素52b、および、構成要素52cから、上位の構成要素51および構成要素52を生成してもよい。
【0091】
次に、情報処理サーバ10は、送信先と、電子メール本体情報と、電子メール本体解析情報等とを関連付けて送信候補情報として記憶する(ステップS12)。
図12に示すように、システム制御部14が、抽出した構成要素を順に、電子メール情報DB12dの電子メール本体解析情報欄に記憶していく。また、構成要素51および構成要素52に関する情報も、電子メール本体解析情報として、電子メール情報DB12dの電子メール本体解析情報欄に記憶される。
【0092】
このように、情報処理サーバ10は、電子メールの送信先を識別する情報と、複数の構成要素を含む電子メール本体とを関連付けて送信候補情報として複数記憶する送信候補情報記憶手段の一例として機能する。
【0093】
ここで、
図13に示すように、解析が行われていない、他の電子メール本体情報55に対しても、同様にステップS10からステップS12の処理が行われる。解析の結果、
図13に示すように、構成要素51a、53a、53b、53cが抽出される。また、構成要素51、構成要素53が抽出される。
【0094】
なお、ステップS10からステップS12までの処理は、ステップS2において送信リストを受信した時に、予め行ってもよい。
【0095】
次に、情報処理サーバ10は、送信先が一致した送信候補情報を抽出する(ステップS13)。具体的には、システム制御部14が、電子メール情報DB12dを参照して、送信先が一致した送信候補情報を抽出する。
【0096】
次に、情報処理サーバ10は、抽出された送信候補情報の電子メール本体情報間において互いに関連する共通構成要素を特定する(ステップS14)。具体的には、システム制御部14が、電子メール情報DB12dおよび関連構成要素情報DB12eを参照して、抽出された送信候補情報の電子メール本体情報間で互いに関連する共通構成要素を特定する。例えば、構成要素”○○○セール”(構成要素51)が、共通構成要素として特定される。なお、他の構成要素52、53は、非共通構成要素となる。
【0097】
ここで、関連する構成要素は、電子メール本体間で、一致するまたは類似する構成要素である。類似する構成要素として、構成要素の文字列の意味が似ている場合や、文字列の形態が類似している場合などが挙げられる。情報処理サーバ10が、関連構成要素情報DB12eの関連構成要素テーブルを参照して、関連する構成要素が特定される。また、電子メール本体において共通構成要素を有する送信候補情報同士は、電子メール本体における少なくとも一つの構成要素が関連する送信候補情報の一例である。
【0098】
共通構成要素の特定の仕方として、例えば、全ての送信候補情報の電子メール本体情報に含まれる全ての構成要素が抽出され、当該抽出された全ての構成要素における各構成要素の出
現頻度又は出
現数が計算される。前記計算された出
現頻度又は出
現数が最も大きい構成要素を共通構成要素として特定する。なお、前記計算された出
現頻度又は出
現数が所定値以上(少なくとも2以上)の構成要素を共通構成要素として特定してもよい。
【0099】
なお、前記計算において関連する構成要素は、同じ構成要素としてカウントする。例えば、第1のカウント方法として、情報処理サーバ10は、関連する構成要素の対応関係を設定した関連構成要素テーブル(関連構成要素情報DB12e)を参照して、カウントの前に関連構成要素(例えば、A、A’またはA’’)をいずれか一つの構成要素に置換(A’’→A、A’→A)した後に、カウントをする。または、第2のカウント方法として、情報処理サーバ10は、関連する構成要素の対応関係を設定した関連構成要素テーブルを参照して、カウントの前に関連構成要素(例えば、A、A’またはA’’)を一つの新たな構成要素:A’’’(または、一つの構成要素群:A群)に変換した後に、カウントをする。または、第3のカウント方法として、構成要素の関連性を考慮せずにカウントした後に、関連構成要素テーブルを参照して関連構成要素を、第1のカウント方法または第2のカウント方法で一つの構成要素として、集計してもよい。
【0100】
なお、全ての送信候補情報の電子メール本体情報に含まれる全ての構成要素が抽出される際に一つの送信候補情報の電子メール本体情報から同一の構成要素が2以上抽出される場合に、当該重複する構成要素を削除して各構成要素を重複なく抽出するように構成してもよい。
【0101】
次に、情報処理サーバ10は、共通構成要素を有する2以上の送信候補情報を抽出する(ステップS15)。具体的には、システム制御部14が、電子メール情報DB12dを参照して、共通構成要素を有する2以上の送信候補情報を抽出する。例えば、共通構成要素”○○○セール”(構成要素51)を有する電子メール本体情報を含む送信候補情報が抽出される。
【0102】
なお、ステップS14およびステップS15において、システム制御部14が、1つの送信候補情報を選択し、この送信候補情報の1つの構成要素と関連する構成要素を有する送信候補情報を探索して、共通構成要素を有する2以上の送信候補情報を抽出してもよい。
【0103】
このように、情報処理サーバ10は、前記記憶している送信候補情報のうち、前記送信先を識別する情報が一致し、かつ、前記電子メール本体における少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の送信候補情報を抽出する抽出手段の一例として機能する。
【0104】
次に、情報処理サーバ10は、共通構成要素と、非共通構成要素とから電子メール本体情報を生成する(ステップS16)。例えば、
図14に示すように、システム制御部14が、共通構成要素である構成要素51と、非共通構成要素である構成要素52および構成要素53とから合成された電子メール本体情報56を生成する。すなわち、共通構成要素である構成要素51と非共通構成要素である構成要素52から構成される電子メールと共通構成要素である構成要素51と非共通構成要素である構成要素53から構成される電子メールとを合成した新たな電子メールが生成される。
【0105】
このように、情報処理サーバ10は、前記抽出された送信候補情報の各電子メール本体間において関連する共通構成要素と、前記抽出された送信候補情報の各電子メール本体に含まれる構成要素のうち当該共通構成要素以外の構成要素と、に基づいて、前記送信先に送信するための電子メール本体を生成する電子メール本体生成手段の一例として機能する。
【0106】
次に、情報処理サーバ10は、生成された電子メール本体情報の情報量が閾値(第1閾値、第2閾値、または、第3閾値の一例)以上か否かを判定する(ステップS17)。具体的には、システム制御部14が、生成された電子メール本体情報自体の情報量が閾値以上であるか否かを判定する。生成された電子メール本体情報自体の情報量とは、表示部33に表示される前記生成された電子メール本体情報を含む電子メールの長さ、生成された電子メール本体情報自体のデータ量(例えば、1メガバイトなど)、生成された電子メール本体情報自体に含まれる構成要素の数(第1閾値の一例、第2閾値の一例、または第3閾値の一例)などが挙げられる。
【0107】
生成された電子メール本体情報の情報量が閾値以上でない場合(ステップS17;NO)、情報処理サーバ10は、前記生成された電子メール本体情報を含む電子メールを、送信先の電子メールアドレス(送信先を識別する情報宛の一例)に、送信条件の送信時刻に送信する(ステップS18)。
【0108】
このように、情報処理サーバ10は、前記電子メール本体生成手段により生成された電子メール本体を、前記送信先を識別する情報宛に送信する送信手段の一例として機能する。
【0109】
生成された電子メール本体情報の情報量が閾値以上の場合(ステップS17;YES)、情報処理サーバ10は、ステップS20以降の第2共通構成要素から電子メール本体を生成する動作例の処理に進む。
【0110】
(3.3 第2共通構成要素等から電子メール本体を生成する動作例)
次に、第2共通構成要素等から電子メール本体を生成する動作例について
図15から
図18を用いて説明する。
【0111】
図15は、電子メール本体情報の構成の一例を示す模式図である。
図16および
図18は、生成された電子メール本体情報の構成の一例を示す模式図である。
図17は、第2共通構成要素等から電子メール本体を生成する動作例を示すフローチャートである。
【0112】
まず、ステップS15において、
図15に示すように、共通構成要素61(構成要素a)を有する送信候補情報A、B、C、Dが抽出されているとする。送信候補情報Aの電子メール本体情報60Aは、構成要素a、構成要素b、構成要素c、および、構成要素dを有する。送信候補情報Bの電子メール本体情報60Bは、構成要素a、構成要素b、構成要素e、および、構成要素fを有する。送信候補情報Cの電子メール本体情報60Cは、構成要素a、構成要素g、構成要素h、および、構成要素iを有する。送信候補情報Dの電子メール本体情報60Dは、構成要素a、構成要素g、構成要素j、および、構成要素kを有する。
【0113】
ここで、抽出された全ての送信候補情報の電子メール本体情報において、構成要素aの出現数が4又は出頻度1(構成要素aを含む送信候補情報/比較対象となる全ての送信候補情報:4/4)、構成要素bの出現数が2又は出
現頻度1/2(構成要素bを含む送信候補情報/比較対象となる全ての送信候補情報:2/4)、構成要素gの出現数が2又は出
現頻度1/2(構成要素gを含む送信候補情報/比較対象となる全ての送信候補情報:2/4)であったとする。
【0114】
また、
図15に示すように、構成要素aから構成要素kを合計した数(11個)が、抽出手段により抽出された2以上の送信候補情報に含まれる全ての電子メール本体の構成要素の数の合計の一例である。
【0115】
次に、ステップS16において、送信候補情報A、B、C、Dの共通構成要素61(構成要素a)と、共通構成要素61に対する非共通構成要素(構成要素b、構成要素c、構成要素d、構成要素e、構成要素f、構成要素g、構成要素h、構成要素i)とから、
図16に示すように、合成された電子メール本体情報60Eを有する送信候補情報Eが生成される。ここで、送信候補情報Eの電子メール本体情報の情報量が閾値以上であるとする(ステップS17;YES)。
【0116】
次に、
図17に示すように、情報処理サーバ10は、抽出した送信候補情報の一部の送信候補情報の電子メール本体情報間において互いに関連する第2共通構成要素(第2共通構成要素の一例)を特定する(ステップS20)。例えば、電子メール情報DB12dを参照して、抽出した送信候補情報A、B、C、Dの電子メール本体情報60A、60B、60C、60D間において互いに関連する第2共通構成要素として、各構成要素の頻度が2番目の構成要素b(構成要素62)と構成要素g(構成要素62)が特定される。
【0117】
ここで、
図18に示すように、電子メール本体情報60Fにおける構成要素の数(6個)、および、電子メール本体情報60Gにおける構成要素の数(6個)が、抽出手段により抽出された2以上の送信候補情報に含まれる電子メール本体の構成要素のうち、共通構成要素を1つの構成要素とし、当該共通構成要素以外の構成要素をそれぞれ1つの構成要素として前記抽出された2以上の送信候補情報に含まれる全ての電子メール本体の構成要素の数の合計の一例である。
【0118】
次に、情報処理サーバ10は、前記抽出した送信候補情報から第2共通構成要素を有する2以上の第2送信候補情報を抽出する(ステップS21)。具体的には、システム制御部14が、電子メール情報DB12dを参照して、共通構成要素61(構成要素a)以外で関連する2以上の第2送信候補情報の一例として、第2共通構成要素(構成要素b)を有する送信候補情報Aおよび送信候補情報Bを抽出する。また、共通構成要素61(構成要素a)以外で関連する2以上の第2送信候補情報の一例として、第2共通構成要素(構成要素g)を有する送信候補情報Cおよび送信候補情報Dも抽出する。
【0119】
このように、情報処理サーバ10は、前記記憶している送信候補情報のうち、前記送信先を識別する情報が一致し、かつ、前記電子メール本体における少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の送信候補情報を抽出する抽出手段の一例として機能する。また、情報処理サーバ10は、前記電子メール本体生成手段により生成された電子メール本体の情報量が第1閾値以上の場合、前記抽出された送信候補情報のうち、当該送信候補情報の電子メール本体における少なくとも一つの前記構成要素が、前記共通構成要素以外で関連する2以上の第2送信候補情報を更に抽出する抽出手段の一例として機能する。
【0120】
このように、情報処理サーバ10は、前記生成手段により生成された電子メール本体の構成要素の数の合計が第2閾値以上の場合、前記抽出手段が、前記抽出された送信候補情報のうち、当該送信候補情報の電子メール本体における前記共通構成要素とは異なる少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の第2送信候補情報を更に抽出する抽出手段の一例として機能する。また、情報処理サーバ10は、前記抽出手段により抽出された2以上の送信候補情報に含まれる電子メール本体の構成要素のうち、共通構成要素を1つの構成要素とし、当該共通構成要素以外の構成要素をそれぞれ1つの構成要素として前記抽出された2以上の送信候補情報に含まれる全ての電子メール本体の構成要素の数の合計が第3閾値以上の場合、前記抽出された送信候補情報のうち、当該送信候補情報の電子メール本体における前記共通構成要素とは異なる少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の第2送信候補情報を更に抽出する抽出手段の一例として機能する。
【0121】
次に、情報処理サーバ10は、共通構成要素と、第2共通構成要素と、非共通構成要素とから電子メール本体情報を生成する(ステップS22)。具体的には、システム制御部14が、
図18に示すように、抽出された送信候補情報Aおよび送信候補情報B(第2送信候補情報)の各電子メール本体情報60A、60B間において関連する共通構成要素61(構成要素a)および第2共通構成要素62(構成要素b)と、抽出された送信候補情報A、Bの各電子メール本体に含まれる構成要素のうち当該第2共通構成要素以外の構成要素(構成要素c、構成要素d、構成要素e、構成要素f)と、に基づいて、送信先に送信するための電子メール本体情報60Fを生成する。
【0122】
また、システム制御部14が、
図18に示すように、抽出された送信候補情報Cおよび送信候補情報D(第2送信候補情報)の各電子メール本体情報60C、60D間において関連する共通構成要素61(構成要素a)および第2共通構成要素62(構成要素g)と、抽出された送信候補情報C、Dの各電子メール本体に含まれる構成要素のうち当該第2共通構成要素以外の構成要素(構成要素h、構成要素i、構成要素j、構成要素k)と、に基づいて、送信先に送信するための電子メール本体情報60Gを生成する。
【0123】
このように、情報処理サーバ10は、前記抽出された送信候補情報の各電子メール本体間において関連する共通構成要素と、前記抽出された送信候補情報の各電子メール本体に含まれる構成要素のうち当該共通構成要素以外の構成要素と、に基づいて、前記送信先に送信するための電子メール本体を生成する電子メール本体生成手段の一例として機能する。また、情報処理サーバ10は、前記抽出された第2送信候補情報の一部の第2送信候補情報の各電子メール本体間において関連する第2共通構成要素と、前記抽出された第2送信候補情報の各電子メール本体に含まれる構成要素のうち当該第2共通構成要素以外の構成要素と、に基づいて、前記送信先に送信するための電子メール本体を生成する電子メール本体生成手段の一例として機能する。
【0124】
次に、情報処理サーバ10は、生成された電子メール本体情報の情報量が閾値(第1閾値、第2閾値、または、第3閾値の一例)以上か否かを判定する(ステップS23)。ステップS17のように、情報処理サーバ10は、生成された電子メール本体情報60F、60Gの情報量が閾値以上か否かを判定する。
【0125】
生成された電子メール本体情報の情報量が閾値以上でない場合(ステップS23;NO)、情報処理サーバ10は、送信候補情報F、Gの電子メールを、送信先の電子メールアドレスに、送信条件の送信時刻に送信する(ステップS24)。
【0126】
このように、情報処理サーバ10は、前記電子メール本体生成手段により生成された電子メール本体を、前記送信先を識別する情報宛に送信する送信手段の一例として機能する。
【0127】
生成された電子メール本体情報の情報量が閾値以上の場合(ステップS23;YES)、情報処理サーバ10は、ステップS20の処理に戻る。そして、さらに、情報処理サーバ10は、ステップS21において、第2共通構成要素を抽出して、生成された電子メール本体情報の情報量が閾値より少なくなる処理を行う。
【0128】
なお、構成要素”○○○セール”(構成要素51)を共通構成要素として合成した電子メール本体情報の情報量が閾値以上の場合、タグ”<categ1>” ”</categ1>”で抽出した上位のカテゴリが共通する構成要素(第2共通構成要素)を有する電子メール本体情報同士を合成してもよい。
【0129】
以上、本実施形態によれば、このように、新たに生成された電子メール本体情報56は、共通構成要素51と共通構成要素以外の構成要素52、53で構成されるため、合成前の電子メール本体情報50及び55をそれぞれ送信する場合に比べて共通構成要素51ひとつ分、電子メールのデータ量を低減することができ、更に送信する電子メールの数も低減することができるので、ユーザに対して送信される電子メールの効果を維持しつつ、ユーザに対して送信される電子メールのデータ量を低減することができる。
【0130】
また、情報処理サーバ10は、生成された電子メール本体情報65の情報量が第1閾値以上の場合、抽出された送信候補情報A、B、C、Dのうち、当該送信候補情報の電子メール本体情報60A、60B、60C、60Dにおける少なくとも一つの構成要素が、共通構成要素61以外で関連する2以上の第2送信候補情報A、B(または、C、D)を更に抽出し、抽出された第2送信候補情報の少なくとも一部の第2送信候補情報A、B(または、C、D)の各電子メール本体間において関連する第2共通構成要素62と、抽出された第2送信候補情報A、B(または、C、D)の各電子メール本体情報60A、60B(60C、60D)に含まれる構成要素のうち当該第2共通構成要素以外の構成要素c、構成要素d、構成要素e、構成要素h(または、構成要素h、構成要素i、構成要素j、構成要素k)と、に基づいて、送信先に送信するための電子メール本体を生成する。
【0131】
この場合、ユーザに送信される電子メールが表示部に表示された場合の長さや、電子メールが表示部33に表示された場合に表示される情報量が大きくなること防止することができ、ユーザが送信される各電子メールの全体を閲覧する負担の増大を抑制することができるため、電子メールの効果を維持することができる。
【0132】
また、情報処理サーバ10は、前記生成手段により生成された電子メール本体の構成要素(構成要素aから構成要素k)の数の合計が第2閾値以上の場合、抽出された送信候補情報のうち、当該送信候補情報の電子メール本体における共通構成要素とは異なる少なくとも一つの構成要素が関連する2以上の第2送信候補情報A、B(または、C、D)を更に抽出し、抽出された第2送信候補情報の少なくとも一部の第2送信候補情報の各電子メール本体間において関連する第2共通構成要素62と、抽出された第2送信候補情報A、B(または、C、D)の各電子メール本体60A、60B(60C、60D)に含まれる構成要素のうち当該第2共通構成要素以外の構成要素構成要素c、構成要素d、構成要素e、構成要素h(または、構成要素h、構成要素i、構成要素j、構成要素k)と、に基づいて、送信先に送信するための電子メール本体を生成する。
【0133】
この場合、ユーザに送信される電子メールが表示部に表示された場合の長さや、電子メールが表示部33に表示された場合に表示される情報量が大きくなること防止することができ、ユーザが送信される各電子メールの全体を閲覧する負担の増大を抑制することができるため、電子メールの効果を維持することができる。
【0134】
また、情報処理サーバ10は、前記生成手段により生成された電子メール本体の構成要素のうち、共通構成要素を1つの構成要素とし、当該共通構成要素以外の構成要素をそれぞれ1つの構成要素として抽出された2以上の送信候補情報F(G)に含まれる全ての電子メール本体の構成要素(送信候補情報Fの場合、構成要
素a、b、c、d、e、f)の数の合計が第3閾値以上の場合、抽出された送信候補情報のうち、当該送信候補情報の電子メール本体における前記共通構成要素とは異なる少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の第2送信候補情報を更に抽出する。
【0135】
この場合、ユーザに送信される電子メールが表示部に表示された場合の長さや、電子メールが表示部33に表示された場合に表示される情報量が大きくなること防止することができ、ユーザが送信される各電子メールの全体を閲覧する負担の増大を抑制することができるため、電子メールの効果を維持することができる。
【0136】
また、情報処理サーバ10は、電子メール情報DB12dにおける送信先を識別する情報に対応する送信候補情報の蓄積件数が第5閾値以上の場合、記憶している送信候補情報のうち、送信先を識別する情報が一致し、かつ、電子メール本体における少なくとも一つの構成要素が関連する2以上の送信候補情報を抽出し、送信先を識別する情報に対応する過去に送信した送信時刻からの経過時間に応じて第5閾値を設定する。
【0137】
この場合、送信される電子メールの全体の送信数や送信される電子メールのユーザ毎の送信数が少ない場合などの送信するデータ量を抑制する必要性が低い場合には電子メールの合成処理を実行しないため当該処理負荷を低減することができる。また、送信される電子メールの全体の送信数や送信される電子メールのユーザ毎の送信数が多い場合などの送信するデータ量を抑制する必要性が高い場合に送信される電子メールのデータ量を抑制することができる。また、経過時間に応じて動的に第5閾値を変えることができるので、送信候補情報の発生頻度に応じて、適切に複数の電子メールの合成を制御することができる。
【0138】
また、情報処理サーバ10は、電子メール情報DB12dにおける送信先を識別する情報に対応する送信候補情報の蓄積件数が第6閾値以上の場合、記憶している送信候補情報のうち、送信先を識別する情報が一致し、かつ、電子メール本体における少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の送信候補情報を抽出し、電子メールの送信のための通信回線(ネットワーク3)の通信量に基づいて第6閾値を設定する。
【0139】
この場合、通信回線の通信量に応じて電子メールのデータ量を低減することができる。
【0140】
なお、送信先のユーザ毎の操作履歴情報(履歴情報DB12f)に基づいて、電子メール本体情報の情報量の閾値(第1閾値、第2閾値、または、第3閾値の一例)が設定されてもよい。例えば、比較的情報量の多い電子メールを受信したユーザであっても、当該ユーザが当該電子メールに含まれるリンク情報(構成要素の一例)をクリックした際のリンク情報の当該電子メール本体情報内での表示位置が表示位置の最上部又は初期表示位置から最も遠い表示位置であった場合には当該ユーザにとって前記情報量は電子メールの全体を閲覧するための負担とはならないため、前記情報量の閾値は高く設定されてもよい。
【0141】
図19に示すように、送信された電子メール70に対して、当該電子メールのどの位置の部分がクリックされているかを例えばポインタの軌跡やどこまでスクロールされているか等のユーザ操作履歴の情報や電子メール本体情報に含まれるクリックされたリンク情報の表示位置を、情報処理サーバ10がユーザ端末装置30から取得する。なお、電子メール本体情報に含まれるクリックされたリンク情報の表示位置は、リンク情報に基づくユーザからのリクエスト情報と電子メール情報DB12dに記憶されている前記ユーザに送信された電子メールに対応する電子メール本体情報に基づいて特定されてもよい。
【0142】
情報処理サーバ10は、ユーザ操作履歴などに基づき、電子メール本体情報の情報量の閾値を設定する。例えば、電子メール70において、クリックされた位置、ポインタの軌跡、スクロールの位置から、平均的なユーザの許容する電子メール本体情報の情報量を推定する。この推定値に基づき、閾値を設定する。
【0143】
この場合、ユーザの特性等に応じた適切なデータ量の電子メールを生成できる。
【0144】
このように、情報処理サーバ10は、前記送信先を識別する情報と商品識別情報に対応する商品の属するカテゴリが一致し、かつ、前記送信時刻と現在時刻との時間差が第4閾値以下の2以上の電子メール抽出し、当該抽出された電子メールのうち前記送信先を識別する情報に対応するユーザの操作の対象となった電子メールの前記電子メール本体における構成要素と操作の対象とならなかった電子メールの前記電子メール本体における構成要素とに基づいて、前記第1閾値、前記第2閾値、および、前記第3閾値のうち少なくとも1つを設定する設定手段の一例として機能する。
【0145】
なお、ステップS13およびS14では、2以上の電子メール本体間で関連する共通構成要素を特定し、送信先が一致し、共通構成要素を有する送信候補を抽出しているが、ある特定の送信候補情報を選択し、選択された送信候補情報の構成要素と関連する共通構成要素を、電子メール情報DB12dに記憶された他の送信候補情報から抽出してもよい。
【0146】
このように、情報処理サーバ10は、前記記憶している送信候補情報のうち、前記送信先を識別する情報が一致し、かつ、前記電子メール本体における少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の送信候補情報を抽出する抽出手段の一例として機能する。
【0147】
なお、
図20および
図21に示すように、情報処理サーバ10は、ステップS16において、合成された電子メール本体情報を生成する前に、電子メール本体情報の情報量が閾値以上であるか否かを判定してもよい。この場合、合成した電子メール本体情報を生成する前に判定できるので、計算量を低減することができる。
【0148】
以下、
図20および
図21を用いて、動作の変形例を説明する。
【0149】
図20に示すように、情報処理サーバ10は、ステップS10からステップ15と同様に、電子メール本体情報を取得し(ステップS30)、電子メール本体情報を解析し(ステップS31)、送信先と、電子メール本体情報と、電子メール本体解析情報等とを関連付けて送信候補情報として記憶し(ステップS32)、送信先が一致した送信候補情報を抽出し(ステップS33)、抽出された送信候補情報の電子メール本体情報間において互いに関連する共通構成要素を特定し(ステップS34)、共通構成要素を有する2以上の送信候補情報を抽出する(ステップS35)。
【0150】
次に、情報処理サーバ10は、電子メール本体情報の情報量が閾値以上であるか否かの判定をする(ステップS36)。具体的には、システム制御部14が、前記抽出手段により抽出された2以上の送信候補情報に含まれる全ての電子メール本体の構成要素の情報量(具体的には、合成させる予定の電子メールにおいて、共通構成要素の数と、非共通構成要素の数の合計)を算出する。例えば、
図16に示すように、構成要
素aから構成要
素kの情報量の合計を算出する。そして、システム制御部14が、構成要
素の合計の情報量が閾値以上であるか否かの判定をする。
【0151】
電子メール本体情報の情報量が閾値以上でない場合(ステップS36;NO)、情報処理サーバ10は、ステップS16のように、共通構成要素と、非共通構成要素とから電子メール本体情報を生成し(ステップS37)、ステップS18のように、電子メールを送信する(ステップS38)。
【0152】
電子メール本体情報の情報量が閾値以上である場合(ステップS36;YES)、
図21に示すように、情報処理サーバ10は、ステップS20と同様に、抽出した送信候補情報の一部の送信候補情報の電子メール本体情報間において互いに関連する第2共通構成要素を特定する(ステップS40)。
【0153】
次に、情報処理サーバ10は、ステップS21のように、前記抽出した送信候補情報から第2共通構成要素を有する2以上の第2送信候補情報を抽出する(ステップS41)。
【0154】
次に、情報処理サーバ10は、電子メール本体情報の情報量が閾値以上か否かを判定する(ステップS42)。具体的には、ステップS36のように、システム制御部14が、合成させる予定の電子メールにおいて、共通構成要素の情報量と、第2共通構成要素の情報量と、非共通構成要素の情報量との合計の情報量を算出する。例えば、
図18に示すように、システム制御部14が、構成要
素a(共通構成要素)、構成要
素b(第2共通構成要素)、構成要
素c、構成要
素d、構成要
素e、および、構成要
素fの情報量の合計を算出する。または、システム制御部14が、構成要
素a(共通構成要素)、構成要
素g(第2共通構成要素)、構成要
素h、構成要
素i、構成要
素j、および、構成要
素kの情報量の合計を算出する。そして、システム制御部14が、構成要
素の合計の情報量が閾値以上であるか否かの判定をする。
【0155】
電子メール本体情報の情報量が閾値以上でない場合(ステップS42;NO)、情報処理サーバ10は、ステップS22のように、共通構成要素と、第2の共通構成要素と、非共通構成要素とから電子メール本体情報を生成し(ステップS43)、ステップS24のように、電子メールを送信する(ステップS44)。
【0156】
電子メール本体情報の情報量が閾値以上である場合(ステップS42;YES)、情報処理サーバ10は、ステップS40の処理に戻る。さらに、情報処理サーバ10は、ステップS41において、第3共通構成要素を抽出して、生成された電子メール本体情報の情報量が閾値より少なくなる処理を行う。
【0157】
このように、情報処理サーバ10は、前記抽出手段により抽出された2以上の送信候補情報に含まれる全ての電子メール本体の構成要素の数の合計が第2閾値以上の場合、前記抽出手段が、前記抽出された送信候補情報のうち、当該送信候補情報の電子メール本体における前記共通構成要素とは異なる少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の第2送信候補情報を更に抽出する抽出手段の一例として機能する。また、情報処理サーバ10は、前記抽出手段により抽出された2以上の送信候補情報に含まれる電子メール本体の構成要素のうち、共通構成要素を1つの構成要素とし、当該共通構成要素以外の構成要素をそれぞれ1つの構成要素として前記抽出された2以上の送信候補情報に含まれる全ての電子メール本体の構成要素の数の合計が第3閾値以上の場合、前記抽出された送信候補情報のうち、当該送信候補情報の電子メール本体における前記共通構成要素とは異なる少なくとも一つの前記構成要素が関連する2以上の第2送信候補情報を更に抽出する抽出手段の一例として機能する。
【0158】
なお、ステップS11およびステップS12の処理(電子メール本体情報の解析処理)が省略されていてもよい。情報処理サーバ10が、送信候補情報の商品情報を、電子メール情報DB12dから取得する。情報処理サーバ10は、既に解析された記憶された送信候補情報の電子メール本体の構成要素を電子メール情報DB12dから取得する。次に、情報処理サーバ10が、送信先が一致した信候補情報を抽出し(ステップS13)、抽出された送信候補情報の電子メール本体情報間において互いに関連する共通構成要素を特定し(ステップS14)、共通構成要素を有する2以上の送信候補情報を抽出し(ステップS15)、共通構成要素と、非共通構成要素とから電子メール本体情報を生成し(ステップS16)、生成された電子メール本体情報の情報量が閾値以上か否かを判定し(ステップS17)、生成された電子メール本体情報の情報量が閾値以上でない場合、電子メールを送信する(ステップS18)。
【0159】
さらに、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。