特許第5956725号(P5956725)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5956725コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを提供する方法、デバイス、及びコンピュータ・プログラム製品
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5956725
(24)【登録日】2016年6月24日
(45)【発行日】2016年7月27日
(54)【発明の名称】コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを提供する方法、デバイス、及びコンピュータ・プログラム製品
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20130101AFI20160714BHJP
   H04M 1/247 20060101ALI20160714BHJP
【FI】
   G06F3/0484 120
   H04M1/247
【請求項の数】11
【外国語出願】
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2011-96965(P2011-96965)
(22)【出願日】2011年4月25日
(65)【公開番号】特開2011-238220(P2011-238220A)
(43)【公開日】2011年11月24日
【審査請求日】2014年1月10日
【審判番号】不服2015-17649(P2015-17649/J1)
【審判請求日】2015年9月29日
(31)【優先権主張番号】99114016
(32)【優先日】2010年4月30日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】390009531
【氏名又は名称】インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100108501
【弁理士】
【氏名又は名称】上野 剛史
(74)【代理人】
【識別番号】100112690
【弁理士】
【氏名又は名称】太佐 種一
(72)【発明者】
【氏名】曾煥逸
(72)【発明者】
【氏名】陳宇翔
(72)【発明者】
【氏名】劉智雄
【合議体】
【審判長】 小曳 満昭
【審判官】 高瀬 勤
【審判官】 山澤 宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−339560(JP,A)
【文献】 特開2001−84072(JP,A)
【文献】 特開2002−316466(JP,A)
【文献】 米国特許第5946647(US,A)
【文献】 特開平11−327746(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/048-G06F3/0489
H04M1/247
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを提供する方法であって、
ユーザによりヘルプ・モードがトリガされたことに応じて、
表示インターフェース上に表示された、動作中のアプリケーションについてのオブジェクトと、前記オブジェクトを表す識別情報(ID)とを収集するステップと、
ヘルプ・コンテンツが関連付けられたオブジェクトのオブジェクト識別情報が存在するかどうかを判断するステップと、
前記表示インターフェース上に透明レイヤを表示し、ユーザが所望のオブジェクトを選択することを促すために、ヘルプ・コンテンツが関連付けられた全ての前記オブジェクトを前記レイヤ上で強調表示するステップと、
強調表示されたオブジェクトが選択されたら、当該選択オブジェクトのヘルプ・コンテンツを前記透明レイヤ上で当該選択オブジェクトのそばに直接表示するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記判断するステップが、
予め格納されたルックアップ・テーブルをチェックして、ヘルプ・コンテンツが関連付けられた前記オブジェクトの識別情報(ID)が存在するかどうかを判断するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを移動体デバイス上で提供する方法であって、前記移動体デバイスはヘルプ・モード・モジュールによって前記方法を実施し、該方法が、
ユーザによりヘルプ・モードがトリガされたことに応じて、
表示インターフェース上に表示された、動作中のアプリケーションについてのコンポーネントと、前記コンポーネントを表す識別情報(ID)とを収集するステップと、
ヘルプ・コンテンツが関連付けられたコンポーネントのコンポーネント識別情報が存在するかどうかを判断するステップと、
前記表示インターフェース上に透明レイヤを表示し、ユーザが所望のコンポーネントを選択することを促すために、ヘルプ・コンテンツが関連付けられた全ての前記コンポーネントを前記レイヤ上で強調表示するステップと
強調表示されたコンポーネントが選択されたら、当該選択コンポーネントのヘルプ・コンテンツを前記透明レイヤ上で当該選択コンポーネントのそばに直接表示するステップと、
を含む、方法。
【請求項4】
前記判断するステップが、
予め格納されたルックアップ・テーブルをチェックして、ヘルプ・コンテンツが関連付けられた前記コンポーネントの識別情報(ID)が存在するかどうかを判断するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項5】
コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを提供する方法であって、
ユーザによりヘルプ・モードがトリガされたことに応じて、
表示インターフェース上に表示された、動作中のアプリケーションについてのオブジェクトと、前記オブジェクトを表す識別情報(ID)とを収集するステップと、
前記表示インターフェース上に透明レイヤを表示するステップと、
ヘルプ・コンテンツが関連付けられたオブジェクトのオブジェクト識別情報が存在するかどうかを判断するステップと、
ユーザが所望のオブジェクトを選択することを促すために、ヘルプ・コンテンツが関連付けられた全ての前記オブジェクトを前記レイヤ上で強調表示するステップと
強調表示されたオブジェクトが選択されたら、当該選択オブジェクトのヘルプ・コンテンツを前記透明レイヤ上で当該選択オブジェクトのそばに直接表示するステップと、
を含む方法。
【請求項6】
前記判断するステップが、
予め格納されたルックアップ・テーブルをチェックして、ヘルプ・コンテンツが関連付けられた前記オブジェクトの識別情報(ID)が存在するかどうかを判断するステップ
をさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを移動体デバイス上で提供する方法であって、
前記移動体デバイスはヘルプ・モード・モジュールによって前記方法を実施し、該方法が、
ユーザによりヘルプ・モードがトリガされたことに応じて、
表示インターフェース上に表示された、動作中のアプリケーションについてのコンポーネントと、前記コンポーネントを表す識別情報(ID)とを収集するステップと、
前記表示インターフェース上に透明レイヤを表示するステップと、
ヘルプ・コンテンツが関連付けられたコンポーネントのコンポーネント識別情報が存在するかどうかを判断するステップと、
ユーザが所望のコンポーネントを選択することを促すために、前記ヘルプ・コンテンツが関連付けられた全ての前記コンポーネントを前記レイヤ上で強調表示するステップと
強調表示されたコンポーネントが選択されたら、当該選択コンポーネントのヘルプ・コンテンツを前記透明レイヤ上で当該選択コンポーネントのそばに直接表示するステップと、
を含む、方法。
【請求項8】
前記判断するステップが、
予め格納されたルックアップ・テーブルをチェックして、ヘルプ・コンテンツが関連付けられた前記コンポーネントの識別情報(ID)が存在するかどうかを判断するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項9】
コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを提供するための請求項1乃至のいずれか一項に記載の前記方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ・プログラム。
【請求項10】
コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを提供するためのデータ処理システムであって、
ホストを含み、前記ホストは、
バスと、
前記バスに接続されたメモリであって、命令のセットを含む、メモリと、
前記バスに接続されたプロセッサであって、前記命令のセットを実行して、請求項1乃至のいずれか一項に記載の前記方法を実施する、プロセッサと
を含む、データ処理システム。
【請求項11】
前記データ処理システムが移動体デバイスである、請求項10に記載のデータ処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、ヘルプ機能を提供する、移動体デバイス、方法、及びコンピュータ・プログラム製品に関し、より具体的には、コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツの機能を提供する、移動体デバイス、方法、及びコンピュータ・プログラム製品に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、移動体デバイス/電話、PDA又はいずれかの普及型デバイスのような手持ち式デバイスは、ますます普及してきており、高性能になってきている。その一方で、このことが、手持ち式デバイスの操作を学ぶユーザにとっては障壁にもなっている。例えば、従来の音声通話に加えて、ほとんどの移動体デバイスは、インターネット・アクセスなどの種々のアプリケーションを提供する。移動体デバイスでは画面サイズがより小さく、リソースが比較的限られている(例えばマウスがない、ネットワーク速度が低速かつ不安定である、記憶空間が少ない、CPUのパワーが低い、バッテリを用いるので利用可能な電力が少ない、など)ので操作が非効率的になることから、アプリケーションを利用するユーザに対して移動体デバイス上でヘルプ機能を提供することは極めて困難である。現在、移動体デバイス上で実行されるアプリケーションについてのヘルプ機能をユーザに提供してオンライン・ヘルプ情報を取得させるための幾つかの方式が存在する。
1.ヘルプ機能に関して、外部のウェブサイトを通じて又はアプリケーション内で参照文書をユーザに提供する。しかしながら、ユーザは、コンテキストを切り替え、文書をあちこち移動して、ユーザがさらに理解することを望む特定のトピックを見つけ出す必要があり、これは、移動体デバイス上で行うには面倒であり、時間がかかる。
2.埋め込まれた支援機能をコンテンツに付す、例えば、説明を含む各コンポーネントのそばに疑問符アイコンを置く。しかしながら、これは、ただでさえ不十分な画面表示インターフェース、いわゆるユーザ・インターフェース(UI)のスペースを奪い、インターフェース上のレイアウトを乱し、それゆえユーザ経験の満足度を低下させる。
3.埋め込まれたたヘルプ機能をいかなるアイコンも用いずにUI上のコンポーネントに関連付ける。ユーザがコンポーネントをクリック/タッチすると、ヘルプ・メッセージがポップアップする。しかしながら、ユーザには、どのコンポーネントがヘルプを提供するのかを知るすべがない。これは十分に明確ではなく、ユーザがヘルプを求めてコンポーネントをクリックしたのに、他のイベントがトリガされるということが起こり得る。長クリック、ホバー、又はホールドの挙動は、移動体オペレーティング・システム及びデバイス間で異なる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】http://blog.pocketjourney.com/2008/03/15/tutorial−1−transparent−panel−linear−layout−on−mapview−google−map/
【非特許文献2】http://stackoverflow.com/questions/1409285/iphone−sdk−non−transparent−subviews−in−transparent−view
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
既存の解決策は、ヘルプ機能のための直感的かつ効率的な機構を提供していない。従って、上記の欠点を排除することが可能な解決策を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従来の技術における上述した問題点に応じて、上述の問題点の1つ又は複数を改善するために、自動的にインターネット・ブラウザを選択してウェブ・サービスを提供する、デバイス、方法、及びコンピュータ・プログラム製品といった本発明の幾つかの実施形態が提供される。
【0006】
本明細書の全体を通して、特徴、利点、又はそれに類した用語に対する言及は、本発明によって実現することができる全ての特徴及び利点が、本発明のいずれか単一の実施形態に含まれるべきであること又は含まれることを意味するものではない。むしろ、特徴及び利点について言及する用語は、1つの実施形態に関連して記述される特定の特徴、利点、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味するものと理解される。従って、特徴及び利点、並びにそれに類した用語についての議論は、本明細書を通して同じ実施形態に言及していることもあるが、必ずしもそうである必要はない。
【0007】
さらに、説明される本発明の特徴、利点、及び特性は、1つ又は複数の実施形態において任意の適切な方式で組み合わせることができる。当業者であれば、本発明は、特定の実施形態の1つ又は複数の特定の特徴又は利点なしでも実施できることを認識するであろう。他の場合において、本発明の全ての実施形態に存在するものではない付加的な特徴及び利点を、特定の実施形態において認めることができる。
【0008】
本発明は、既存の表示インターフェースの上に重ねて透明なレイヤを表示するためのヘルプ・モードを開示する。ヘルプ・モードは、システム/ユーザが定めた方式でトリガすることができる。アプリケーションがユーザによってヘルプ・モードに入った後、透明レイヤが表示インターフェースを覆う。表示インターフェース上に示された、ヘルプ・コンテンツが関連付けられたコンポーネント、いわゆるUIコンポーネントが、ユーザが所望のコンポーネント(即ち、ターゲット・コンポーネント)を選択することを促すために、レイヤ上で動的な様式で強調表示される。各UIコンポーネントの位置は、アプリケーションの表示インターフェースのレイアウト設計に依存するので、従って予め定められた位置を必要としない。基本的に、各アプリケーションの表示インターフェースは、異なるコンテキストとも呼ばれる、異なるコンポーネント・レイアウトを有する。
【0009】
ユーザによってコンポーネントが選択されると、ヘルプ・コンテンツが、ターゲット・コンポーネントのそばに、元のUIの上に重なって、透明レイヤ上に直接表示される。ユーザがヘルプ・モードから抜けた後、透明レイヤは退き、ユーザは元のUIに戻る。さらに、ヘルプ・コンテンツが関連付けられたコンポーネントをアプリケーションのコンテキストに従って動的に強調表示することも本発明において開示され、これが移動体デバイス上でコンテキスト認識型ヘルプ機能を提供する。
【0010】
既存の解決策と比較すると、本発明は、ヘルプ・モードを提供する解決策を開示する。ヘルプ・コンテンツはユーザが選択したコンポーネントのそばに直接示されるので、ユーザは、現在のアプリケーション/タブを離れて、ヘルプ文書をあちこち移動して特定のトピックを見つけるために必要がない。ヘルプ・コンテンツのためのコンテキスト・スイッチは必要とされない。従って、本発明によれば、ヘルプ機能のための直感的かつ効率的な機構が達成される。次に、本発明によるヘルプ・モードは、元のUI上のいかなるスペースも奪うことはない。開発者は、ヘルプ・アイコン及びヘルプ・コンテンツをレイアウト上のどこにどのように置くかという設計をする労力を要しない。従って、本発明によるヘルプ機能は、簡潔なUIを保持することができる。最後に、ヘルプ・コンテンツを有するコンポーネントは動的な様式で透明レイヤ上に強調表示されるので、ユーザは、タッチ、ホールド、又はホバー等のような高度な操作を使用する必要はない。従って、本発明による解決策は、ヘルプ機能のための簡単に使える機構を提供する。
【0011】
本発明の1つの態様は、コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを提供する方法を開示する。本方法は、表示インターフェース上に表示された、動作中のアプリケーションのためのオブジェクト(即ち、コンポーネント)と、そのオブジェクトを表す識別情報(ID)とを収集するステップと、ヘルプ・コンテンツが関連付けられたオブジェクトのオブジェクト識別情報が存在するかどうかを判断するステップと、表示インターフェース上に重ねて透明レイヤを表示して、ユーザが所望のオブジェクトを選択することを促すために、ヘルプ・コンテンツが関連付けられた全てのオブジェクトをレイヤ上で強調表示するステップとを含む。本発明はさらに、ユーザによってオブジェクトが選択されたときに、オブジェクトの内容が、コンポーネントのそばに、表示インターフェースの上に重なって、レイヤ上に直接表示されることも開示する。
【0012】
本発明の別の態様は、コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを移動体デバイス上で提供する方法を開示する。移動体デバイスは、表示インターフェース上に表示された、動作中のアプリケーションについてのコンポーネントと、そのコンポーネントを表す識別情報(ID)とを収集するステップと、ヘルプ・コンテンツが関連付けられたコンポーネントのコンポーネント識別情報が存在するかどうかを判断するステップと、表示インターフェース上に透明レイヤを表示して、ユーザが所望のコンポーネントを選択することを促すために、ヘルプ・コンテンツが関連付けられた全てのコンポーネントをレイヤ上で強調表示するステップとを、ヘルプ・モード・モジュールによって行うことにより、コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツの機能を提供する。本発明はさらに、コンポーネントが選択されると、そのヘルプ・コンテンツがターゲット・コンポーネントのそばに、透明レイヤ上に直接表示されることを開示する。
【0013】
本発明のさらに別の態様は、媒体上にプログラムが格納されたコンピュータ記録媒体内のプログラム製品を開示し、このプログラムは、移動体デバイス上にコンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを提供する上記方法をデータ処理システムに実行させる、プログラム・コードを含む。本発明のさらに別の態様は、コンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツを提供するためのデータ処理システムを開示する。本システムは、プロセッサと、命令のセットとを含み、プロセッサは命令のセットを実行して、上記方法を実施する。
【0014】
本発明の利点が容易に理解されるように、上で簡単に説明した本発明のより具体的な説明を、添付の図面に例示される特定の実施形態を参照して記述する。これらの図面は本発明の典型的な実施形態のみを描写するものであり、従ってその範囲を限定するものと考えるべきではないことを理解したうえで、本発明を、添付の図面を用いながら付加的な特性及び詳細と共に記述及び説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の1つの実施形態による手持ち式デバイスの例示的な図である。
図2】本発明の1つの実施形態による、移動体通信デバイス上の表示インターフェースの例示的な画面表示である。
図3】本発明の1つの実施形態による、移動体通信デバイス上の表示インターフェースの例示的な画面表示である。
図4】本発明の1つの実施形態による、移動体通信デバイス上の表示インターフェースの例示的な画面表示である。
図5】本発明の1つの実施形態による、ヘルプ・モードを実施するプログラム・モジュールのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本明細書の全体を通して、「1つの実施形態」、「実施形態」、又はそれに類した用語に対する言及は、その実施形態に関連して記述される特定の特徴、構造、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。従って、本明細書を通じて現れる「1つの実施形態において」、「実施形態において」という語句、及びそれに類した用語は、全て同じ実施形態に言及していることもあるが、必ずしもそうである必要はない。
【0017】
当業者には認識されるように、本発明は、システム、方法、又はコンピュータ・プログラム製品として具体化することができる。従って、本発明は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、又は、ソフトウェアの態様とハードウェアの態様とを組み合わせた実施形態の形態を取ることができ、これらは全て、本明細書において、一般的に「回路」、「モジュール」、又は「システム」と呼ぶことができる。さらにまた、本発明は、コンピュータ使用可能なプログラム・コードが組み込まれたいずれかの有形の表現媒体に組み込まれたコンピュータ・プログラム製品の形態を取ることができる。
【0018】
1つ又は複数のコンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体のいずれの組み合わせを用いることもできる。コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、例えば、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置、デバイス又は伝搬媒体とすることができるが、これらに限定されるものではない。コンピュータ可読媒体のより詳細な例(非網羅的なリスト)としては、1つ又は複数の配線を有する電気接続、携帯型コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュ・メモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)、光記憶装置、インターネット若しくはイントラネットをサポートする伝送媒体などの伝送媒体、又は磁気記憶装置が挙げられる。プログラムが印刷された紙又は別の適切な媒体でさえ、そのプログラムを例えば、紙又は他の媒体の光学的なスキャンによって電子的にキャプチャし、次いで、必要に応じて、それをコンパイルし、解釈し、又はそれ以外の適切な方法で処理し、その後、コンピュータ・メモリ内に格納することができるので、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体とすることができることに留意されたい。本文書の文脈において、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、若しくはデバイスによって用いるため、又はそれらと関連して用いるためのプログラムを含み、格納し、通信し、伝搬し、又は搬送することができるいずれかの媒体とすることができる。コンピュータ使用可能媒体は、ベースバンド内に又は搬送波の一部として、コンピュータ使用可能プログラム・コードを具体化した伝搬データ信号を含むことができる。コンピュータ使用可能プログラム・コードは、無線、有線、光ファイバ・ケーブル、RFなどを含むがこれらに限定されないいずれかの適切な媒体を用いて、伝送することができる。
【0019】
本発明の操作を実行するためのコンピュータ・プログラム・コードは、Java、SmallTalk、C++などのようなオブジェクト指向型プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続き型プログラミング言語を含む、1つ又は複数のプログラミング言語のいずれかの組み合わせで記述することができる。プログラム・コードは、スタンドアロンのソフトウェア・パッケージとして、完全にユーザのコンピュータ上で実行される場合もあり、一部がユーザのコンピュータ上で実行される場合もあり、一部がユーザのコンピュータ上で実行され、一部が遠隔コンピュータ上で実行される場合もあり、又は完全に遠隔コンピュータ若しくはサーバ上で実行される場合もある。後者のシナリオにおいては、遠隔コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)若しくは広域ネットワーク(WAN)を含むいずれかのタイプのネットワークを通じてユーザのコンピュータに接続される場合もあり、又は(例えば、インターネット・サービス・プロバイダを用いたインターネットを通じて)外部コンピュータへの接続がなされる場合もある。
【0020】
本発明は、本発明の実施形態による方法、装置(システム)及びコンピュータ・プログラム製品のフローチャート図及び/又はブロック図を参照して、以下で説明される。フローチャート図及び/又はブロック図の各ブロック、並びにフローチャート図及び/又はブロック図内のブロックの組み合わせは、コンピュータ・プログラム命令によって実装できることが理解されるであろう。これらのコンピュータ・プログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに与えて機械を製造し、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサによって実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実装するための手段を作り出すようにすることができる。
【0021】
これらのコンピュータ命令を、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置を特定の方式で機能させるように指示することができるコンピュータ可読媒体に格納し、それにより、そのコンピュータ可読媒体内に格納された命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実装する命令手段を含む製品を製造するようにすることもできる。
【0022】
コンピュータ・プログラム命令を、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置上にロードして、一連の操作ステップをコンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置上で行わせてコンピュータ実装プロセスを生成し、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能装置上で実行される命令が、フローチャート及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実行するためのプロセスを提供するようにすることもできる。
【0023】
これより図1から図5までを参照すると、システム、デバイス、方法、及びコンピュータ・プログラム製品は、本発明の種々の実施形態による構造若しくは機能のブロック図又はプロセス・フローチャートとして示される。図面のフローチャート及びブロック図は、本発明の種々の実施形態によるシステム、方法、及びコンピュータ・プログラム製品の可能な実装のアーキテクチャ、機能、及び操作を示す。この点に関して、フローチャート又はブロック図の中の各ブロックは、指定された論理機能を実装するための1つ又は複数の実行可能命令を含むモジュール、セグメント、又はコードの一部を表すことができる。幾つかの代替的な実装において、ブロックに記載された機能は、図面に記載された順序通りに行われない場合があることにも留意すべきである。例えば、連続して図示された2つのブロックが、関与する機能に応じて、実際には、実質的に同時に実行されることもあり、ときにはブロックが逆順に実行されることもある。ブロック図及び/又はフローチャート図の各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャート図内のブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を行う専用ハードウェア・ベースのシステムによって、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実装することができることにも留意されたい。
【0024】
図1は、本発明の1つの実施形態による手持ち式デバイスの例示的な図である。この例示的な実施形態において、手持ち式デバイス100は、インターネット、マルチメディア、文書編集又は他のアプリケーションのうちの少なくとも1つのサービスを提供するためのアプリケーション・プログラムを実行する能力がある、携帯電話、PDA(携帯情報端末)、GPS(全世界測位システム)装置、メディア・プレーヤなどのような携帯型電子製品である。図1において、手持ち式デバイス100は、当業者が本発明の実施形態を理解できるように、限定ではなく例示する目的で示されている。手持ち式デバイス100は、プロセッサ110、ストレージ・デバイス120、表示デバイス130、通信及び入力/出力デバイス140、周辺デバイス150、及びその他のデバイス160を有する。しかしながら、他の実施形態において、本発明に従って、これより多い構成要素又は少ない構成要素を組み入れることができる。この実施形態において、プロセッサ110は、マイクロプロセッサ112、デジタル信号ハンドラ114、及び他のチップ116のような、アナログ/デジタル信号を処理するため又は特定の機能を提供するプログラム・コードを実行するための、汎用処理ユニット又は専用処理ユニットとすることができる。
【0025】
この実施形態において、ストレージ・デバイス120は、プログラム・コード又は他のデータを手持ち式デバイス100からアクセスできるように格納するための、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)122及び読み出し専用メモリ(ROM)124を含む。ストレージ・デバイス120は、カード・リーダ、メモリ・カード、外部ディスク・アレイのような、さらなるデータにアクセスするため及び/又はさらなるデータを格納のための、他のストレージ・ユニット126を有することができる。表示デバイス130は、ユーザに対してオペレーティング・システムのインターフェース若しくは他の情報又は実行されたアプリケーション・プログラムの結果を表示するための、LCDモニタ132を有することができる。表示デバイス130は、ユーザに対してその他の表示又は情報を提供するための、LEDライトなどのような補助表示ユニット134を有することができる。
【0026】
この実施形態において、通信及び入力/出力デバイス140は、キーボード142、無線通信ユニット144、及びアダプタ146を含むことができる。キーボード142は、ディジットパッド(digit pad)、QWERTYキーパッド、又は他のキーボードのように、ユーザが命令及び/又はデータを入力するための入力デバイスとして使用することができる。さらに、キーボード142は、ファンクションキー、矢印キー、スイッチ、ラジオボタン、つまみ、ジョイスティック、ボタン、又はデータ入力のための他の要素などの、他の付加的な構成要素を有することができる。無線通信ユニット144は、GSM、CDMA、SMS、MMS、WIFI、Bluetooth、IrDa(赤外線データ協会(Infrared Data Association))などのようないずれかの種類のプロトコルによる基地局へのデジタル・データ伝送又は音声データ伝送のように、データを無線で転送するために使用することができる。アダプタ146は、IEEE1346、USB、又は他のアダプタのように、データ伝送のための外部装置への接続を提供することができる。
【0027】
この実施形態において、周辺デバイス150は、付加的な機能を提供するための増設又は拡張スロット152、静止画又は動画をキャプチャするための撮影デバイス154、及び、バーコード・スキャナ、RFIDユニットなどのような他の補助的な構成要素156を有することができる。その他のデバイス160は、バッテリ162、振動素子164、増幅器166、マイクロフォン168などのような他の部品を含むことができる。
【0028】
図2から図4は、本発明の1つの実施形態による、移動体通信デバイス上の表示インターフェースの様々な例示的な画面表示を示す。図2は、複数の「不等号」記号(「>」)220及び複数のボタン230といった複数のコンポーネント(即ちUIコンポーネント)を含む、移動体デバイス200上で実行中のABCアプリケーション210の元の表示インターフェース上のレイアウトを示す。移動体デバイス200のユーザがABCアプリケーション210を使用中に、コンポーネント「Favorites」ボタン(図2の下方に示される星印のついたボタン)が何のためにあるのか疑問に思ったときには、ユーザは、音声コマンド又は他のいずれかの機構(例えば、特定のキーをクリックする)を使用することによって、移動体デバイス上のコンテキスト認識型のヘルプ機能をトリガし、ヘルプ・モードに入ることができる。ヘルプ・モードに入った後、透明レイヤ240が表示インターフェースの上に重なって表示される。図3に示されるように、ヘルプ・コンテンツが関連付けられたUIコンポーネント(例えば、図3に示される、疑問符を含んだ複数の矩形ボックス250、260)が透明レイヤ240上で動的に強調表示され、ユーザが使用法の説明又は更なる説明を求めてターゲット・コンポーネントを選択するように促す。各UIコンポーネントの位置は、アプリケーションの表示インターフェースのレイアウト設計に依存するので、よって予め定められた位置を必要としない。基本的に、各アプリケーションの表示インターフェースは、異なるコンテキストとも呼ばれる異なるコンポーネント・レイアウトを有する。ヘルプ・コンテンツが関連付けられたコンポーネントは、レイアウト設計に従って、アプリケーションの表示インターフェース上で動的に強調表示されるので、本発明は、移動体デバイス上でコンテキスト認識型のヘルプ機能を提供する。
【0029】
ここで図4を参照すると、ユーザが、図4の下方に示される星印のついたボタン280のようなコンポーネントを選択すると、そのコンポーネントと関連するヘルプ・コンテンツ270が、ターゲット・コンポーネントのそばに、元のUIの上に重なって、透明レイヤ240上に直接表示される。ヘルプ・コンテンツが1ページを超える場合には、透明レイヤ240上のヘルプ・コンテンツ270はスクロール可能な様式で実装することができる。ユーザがヘルプ・モードから抜けた後、透明レイヤは退き、ユーザは元のUIに戻る。ヘルプ機能を提供するためのヘルプ・モードを実施するプログラム・モジュールは、図5を参照して詳細に説明される。
【0030】
上述のように、移動体デバイス100内のストレージ・デバイス120は、プロセッサ110により実行される移動体デバイス100の機能を提供するためのプログラム・コードを格納することができる。従って、本発明の好ましい実施形態によるヘルプ・モードを実施するプログラム・モジュールに含まれるプログラム・コードは、ストレージ・デバイス120内に格納され、移動体デバイス100により実行されることになる。
【0031】
図5は、本発明の1つの実施形態によるヘルプ・モードを実施するプログラム・モジュールのフローチャートである。最初に、ユーザは、ヘルプ・モードをトリガするがどうかを決定する(ステップ310)。ヘルプ・モードがトリガされた場合、ステップ320において、プログラム・モジュールは、実行中のアプリケーションの元の表示インターフェース(又はいわゆる元のUI)上で現在表示されているコンポーネントと、そのコンポーネントを表す識別情報(ID)とを収集する。例えば、このステップは、UNIXのウィンドウ・マネージャによって提供されるAPIを使用して、実行中のアプリケーションの表示インターフェース上で現在表示されているコンポーネントと、そのコンポーネントを表す識別情報(ID)とを収集することによって、実施することができる。次のステップ330において、プログラム・モジュールは、予め格納されているルックアップ・テーブルをチェックして、ヘルプ・コンテンツが関連付けられたコンポーネントの識別情報(ID)が存在するかどうかを判断する。ルックアップ・テーブルは、ストレージ・デバイス120内に予め格納されており、基本的には、コンポーネントの識別情報と、コンポーネントに関連付けられたヘルプ・コンテンツが存在するか否かのメッセージとを含む。関連付けられたヘルプ・コンテンツもまたストレージ・デバイス120内に格納される。他の実施形態において、関連付けられたヘルプ・コンテンツを外部のウェブサイトに格納し、これを必要に応じてウェブサイトから取り出すこともできる。
【0032】
本発明による実施形態において、本明細書におけるコンポーネントは、表示インターフェース又はユーザ・インターフェース(UI)上のレイアウト内に示される要素を意味する。グラフィック・ユーザ・インターフェース(GUI)のプログラミングの分野においては、コンポーネントは「ウィジェット」とも呼ばれる。実際、本発明は、一意の識別情報を有するあらゆるオブジェクト、例えばウェブページ内に表示される、更なる説明を要するあらゆる語、用語、文、又はパラグラフに適用することが可能である。
【0033】
次に、元の表示インターフェースの上に重なって透明レイヤが表示され、ヘルプ・コンテンツが関連付けられた全てのUIコンポーネントが透明レイヤ240上で動的に強調表示されて、ユーザが使用法の説明又は更なる説明を求めてターゲット・コンポーネントを選択するように促す(ステップ340)。透明レイヤ又はウィジェットを表示(又は生成)する技術は、種々のプラットフォーム上で広くサポートされている。一般に、これは、コンポーネントの透明度の値(より正確には「アルファ」値)を設定することによって行われる。例えば、Android(登録商標)の場合、アルファ値を用いてinnerPaint.setRGB(225,75,75,75)と設定され(225がアルファ値である)、又は、iPhone(登録商標)の場合、アルファ値を用いて[topHoverViewsetAlpha:0.2]と設定される。詳細な説明は、非特許文献1及び非特許文献2から得ることができる。
【0034】
そのほか、ウェブページ設計の場合、JavaScript(商標)ライブラリもまた、コンポーネントの透明度の値を、filter:alpha(opacity=80)のように設定する機能を提供する。
【0035】
ユーザによりコンポーネントが選択されると、ヘルプ・コンテンツが、ターゲット・コンポーネントのそばに、元のUIの上に重なって、透明レイヤ上に直接表示される(ステップ360)。上述したように、ヘルプ・モードを実施するプログラム・モジュールは、音声コマンド又はいずれかの他の機構(例えば、特定のキーをクリックする)を使用することによって移動体デバイス上のコンテキスト認識型ヘルプ・コンテンツをトリガし、ヘルプ・モードに入ることができる。同様に、プログラム・モジュールは、音声コマンド又はいずれかの他の機構(例えば、別の特定のキーをクリックする、又は特定のキーを再クリックする、さらには特定のキーをダブルクリックする、など)を使用することによって、ヘルプ・モードから出ることができる。
【0036】
上記の説明は、限定ではなく例示する目的で挙げた。本発明は、さらに様々な修正及び/又は変更を有することができる。例えば、本発明の1つの実施形態によるコンポーネントは、表示インターフェース又はユーザ・インターフェース(UI)上のレイアウト内に示されるUIコンポーネントに限られない。一意の識別情報を有するあらゆるオブジェクト、例えば、更なる説明を要するあらゆる語、用語、文、又はパラグラフに本発明を適用することができる。さらに、ヘルプ・コンテンツは音声とすることもでき、又はテキストから音声に直接変換することもできる。ターゲット・コンポーネントについてのデモ・ビデオを透明レイヤ240内に同様に組み込むこともできる。他の実施形態において、ビデオのコンテンツは、Youtube(登録商標)のような外部のウェブサイトから取り出すことができる。そのほか、元の表示インターフェース上に透明レイヤを表示するステップ340は、ヘルプ・コンテンツが関連付けられたコンポーネントの識別情報(ID)が存在するか否かを判断するために予め格納されたルックアップ・テーブルをチェックするステップ340の前に実施することができる。
【0037】
本発明は、本明細書に記載された特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく種々の修正及び再構成が可能であることが理解されるであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、最も広範な説明を与えられた詳細な説明を伴って、本発明の範囲を定めるだけではなく、本発明の真意及び範囲内にあるそうした修正及び変更の全てを網羅することが意図される。
【符号の説明】
【0038】
100、200:手持ち式デバイス(移動体デバイス)
240:透明レイヤ
270:ヘルプ・コンテンツ
図1
図2
図3
図4
図5