【実施例】
【0043】
ヒドロキシポリアミド、ヒドロキシポリアミド生成物、およびポスト‐ヒドロキシポリアミドの合成、およびこれらを用いたゲル調製の実験手順
一般的方法
一カリウムD‐グルカル酸塩およびナトリウムメトキシド溶液(NaOMe)(メタノール中0.5M)は市販の製品を使用した。メチルD‐グルカル酸1,4‐ラクトンは、以前にも述べられているとおりに(Kiely, 1994)調製された。いくつかの糖鎖二酸およびジアミンまたはポリアミンは、必要に応じて調製された。その他の市販の化学物質および溶媒は、更に精製することなく使用した。溶液は、回転式蒸発装置および30℃の水浴を使用し、減圧(15〜20mbar)下で濃縮した。pHは、Micro Essential Laboratory(米国、ニューヨーク州、ブルックリン)製のpHydrion紙を用いて見積もられた。
【0044】
ゲル形成および分類
ゲル形成は、4mLのねじ口バイアル中で実施した。バイアルを逆さにした際に安定を保持すれば、混合物は、ゲルとして分類された。ゲルは更に、ゲルを作るために必要な物質の量に応じて、非常に良好、良好、および中程度に分類された。非常に良好なゲルは、液体の量、約99.25%(体積)以上、と比較して、約0.75%(重量)以下のゲル形成物質を使用して形成された。良好なゲルは、液体の量、約99.2%〜98.5%(体積)、と比較して、約0.8%〜1.5%(重量)のゲル形成物質を使用して形成された。中程度のゲルは、液体の量、約98.4%〜95.0%(体積)、と比較して、約1.6%〜5.0%(重量)のゲル形成物質を使用して形成された。
【0045】
アルダル酸アルキレンジアンモニウムまたはその誘導体からのヒドロキシポリアミド生成物の合成の代表例
工程1―アルダル酸アルキレンジアンモニウム、またはアルキレンジアンモニウム単位の一つ以上のメチレン単位が一つ以上のヘテロ原子に交換されたアルダル酸アルキレンジアンモニウムの調製。工程2―工程1より得られる塩生成物のエステル化および塩基化。
【0046】
実施例1:
ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド生成物
工程1:D‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム
陽イオン交換樹脂(70mL、0.14mol、Dowex 50WX8-100、2.1meq/mL)の酸は、脱イオン水(3×150mL)で洗い流した。一カリウムD‐グルカル酸塩(20.00g、80.57mmol)を洗浄した樹脂の水懸濁液(100mL)に加え、この混合物を10分間振動させた。濾過することにより樹脂を取り除き、これを水(3×20mL)で洗浄した。合わせた濾液と洗浄液にヘキサメチレンジアミン(9.77g、84.1mmol)を加え、その結果得られた溶液を3時間攪拌し、次に粘稠性のシロップとなるまで濃縮した。このシロップにメタノール(200mL)を加え、全てのオイルが微細な白色固体として沈殿するまで(18時間)この混合物を攪拌した。濾過することにより沈殿物を単離し、メタノール(3×20mL)で洗浄し、減圧下で18時間乾燥させることにより、D‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム(24.02g、73.60mmol、91.33%)を得た。
【0047】
工程2:ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド生成物
塩化アセチル(2.0mL、28mmol)を0℃でメタノール(45mL)に滴下して加え、この溶液を室温まで昇温させ(10分)、その後D‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム(2.29g、7.02mmol)を加えた。この溶液を室温で3時間攪拌した後、濃縮し固体とした。減圧下で18時間にわたり乾燥させた後、固体を再度メタノールに溶解した(20mL)。このメタノール溶液にナトリウムメトキシド溶液(26mL、13mmol)およびトリエチルアミン(Et
3N)(0.49mL、3.5mmol)を加えると30分以内に沈殿物が見られた。この混合物を室温で24時間攪拌した後、濾過することにより沈殿物を単離し、これをメタノール(3×10mL)で洗浄し、減圧下で18時間にわたり乾燥させ、ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ポリヒドロキシポリアミド生成物(1.52g、5.24mmol、74.6%)を得た。
【0048】
ポリ(C
x:C
yD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド生成物の代表的な合成
C
xおよびC
yは、様々な非環式または環式アルキレン単位または非環式アルキレン単位またはアルキル化されたかあるいは別の置換基を有するアルキレン単位、および/または一つ以上のヘテロ原子(例えば、N、O、P、またはS等)で交換されたアルキレン単位、および/または未置換および/またはアルキル化されたかあるいは別の置換基を有するペンダントメチレン単位を有するアリールアルキル単位、および/または未置換および/またはアルキル化されたかあるいは別の置換基を有するペンダントメチレン単位を有する様々な構造を有する炭素環式または複素環式単位を表す。置換されていてもよいメチレン単位はそれぞれ、ポリアミド中のアミド単位の窒素原子に連結している。
【0049】
実施例2:
ポリ(エチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:4)ヒドロキシポリアミド生成物
工程1:D‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウムおよびD‐グルカル酸エチレンジアンモニウム
実施例1、工程1の方法を参照されたい。
【0050】
工程2:ポリ(エチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:4)ヒドロキシポリアミド生成物
塩化アセチル(1.0mL、14mmol)を0℃でメタノール(25mL)に滴下して加えた。この溶液を室温まで昇温させ(10分)、その後D‐グルカル酸エチレンジアンモニウム(0.19g、0.70mmol)およびD‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム(0.92g、2.8mmol)を加えた。この溶液を室温で3時間攪拌した後、濃縮し固体とした。減圧下で18時間にわたり乾燥させた後、固体を再度メタノール(10mL)に溶解した。このメタノール溶液にナトリウムメトキシド溶液(13mL、6.5mmol)およびトリエチルアミン(0.25mL、1.8mmol)を加えると45分以内に沈殿が見られた。この混合物を室温で24時間攪拌した後、濾過することにより沈殿物を単離し、これをメタノール(3×5mL)で洗浄し、減圧下で18時間にわたり乾燥させ、ポリ(エチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:4)ヒドロキシポリアミド生成物(0.70g、71%)を得た。
【0051】
実施例3:
ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(2:3)ヒドロキシポリアミド生成物
工程1:D‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウムおよびD‐グルカル酸4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレンジアンモニウム
実施例1、工程1の方法を参照されたい。
【0052】
工程2:ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(2:3)ヒドロキシポリアミド生成物
塩化アセチル(1.0mL、14mmol)を0℃でメタノール(25mL)に滴下して加えた。この溶液を室温まで昇温させ(10分)、その後D‐グルカル酸4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレンジアンモニウム(0.50g、1.4mmol)およびD‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム(0.69g、2.1mmol)を加えた。この溶液を室温で3時間攪拌した後、濃縮し固体とした。減圧下で18時間にわたり乾燥させた後、固体を再度メタノールに溶解した(10mL)。このメタノール溶液にナトリウムメトキシド溶液(13mL、6.5mmol)およびトリエチルアミン(0.25mL、1.8mmol)を加えると45分以内に沈殿物が見られた。この混合物を室温で24時間攪拌した後、濾過することにより沈殿物を単離し、メタノール(3×5mL)で洗浄し、減圧下で18時間にわたり乾燥させ、ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(2:3)ヒドロキシポリアミド生成物(0.54g、49%)を得た。
【0053】
実施例4:
ポリ(トリス[エチレン]アミノ:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:4)ヒドロキシポリアミド生成物
工程1a:D‐グルカル酸トリス(エチレンアンモニウム)アミノ
陽イオン交換樹脂(8.0mL、17mmol、Dowex 50WX8-100、2.1meq/mL)の酸は、脱イオン水(3×15mL)で洗い流した。一カリウムD‐グルカル酸塩(2.49g、10.0mmol)を洗浄した樹脂の水懸濁液(20mL)に加え、この混合物を10分間振動させた。濾過することにより樹脂を取り除き、これを水(3×10mL)で洗浄した。合わせた濾液と洗浄液にトリス(2‐アミノエチル)アミン(1.0mL、6.7mmol)を加え、その結果得られた溶液を3時間攪拌し、次に粘稠性のシロップとなるまで濃縮した。このシロップにメタノール(20mL)を加え、全てのオイルが微細な白色固体として沈殿するまで(18時間)この混合物を攪拌した。濾過することにより沈殿物を単離し、メタノール(3×5mL)で洗浄し、減圧下で18時間乾燥させることにより、D‐グルカル酸トリス[エチレンアンモニウム]アミノ(2.77g、90%)を得た。
【0054】
工程1b:D‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム
実施例1、工程1の方法を参照されたい。
【0055】
工程2:ポリ(トリス[エチレン]アミノ:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:4)ヒドロキシポリアミド生成物
塩化アセチル(1.0mL、14mmol)を0℃でメタノール(25mL)に滴下して加えた。この溶液を室温まで昇温させ(10分)、その後D‐グルカル酸トリス(エチレンアンモニウム)アミノ(0.32g、0.7mmol)およびD‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム(0.92g、2.8mmol)を加えた。この溶液を室温で3時間攪拌した後、濃縮し固体とした。減圧下で18時間にわたり乾燥させた後、固体を再度メタノールに溶解した(11mL)。このメタノール溶液にナトリウムメトキシド溶液(14mL、7.0mmol)およびトリエチルアミン(0.49mL、3.5mmol)を加えると5分以内に沈殿物が見られた。この混合物を室温で24時間攪拌した後、濾過することにより沈殿物を単離し、これをメタノール(3×5mL)で洗浄し、減圧下で18時間にわたり乾燥させることにより、ポリ(トリス[エチレン]アミノ:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:4)ヒドロキシポリアミド生成物(0.75g、68%)を得た。
【0056】
ポリ(C
x:A
m:A
n)ヒドロキシポリアミド生成物の代表的な合成
A
mおよびA
nは、様々な非環式または環式アルキレン単位または非環式アルキレン単位またはアルキル化されたかあるいは別の置換基を有するアルキレン単位、および/または一つ以上のヘテロ原子(例えば、N、O、P、またはS等)で交換されたアルキレン単位、および/または未置換および/またはアルキル化された、あるいは別の置換基を有するペンダントメチレン単位を有するアリールアルキル単位、および/または未置換および/またはアルキル化されたかあるいは別の置換基を有するペンダントメチレン単位を有する様々な構造の炭素環式または複素環式単位を表す。置換されていてもよいメチレン単位はそれぞれポリアミド中のアミド単位のカルボニル炭素原子に連結している。
【0057】
実施例5:
ポリ(ヘキサメチレンキシラルアミド:D‐グルカルアミド)(1:6)ヒドロキシポリアミド生成物
工程1a:キシラル酸ヘキサメチレンジアンモニウム
ヘキサメチレンジアミンのメタノール溶液(110mL、0.5M)をキシラル酸のメタノール溶液(100mL、0.5M)に加えた。急速に形成された沈殿物を3時間攪拌し、次にそれを濾過することにより単離し、メタノールで洗浄し、減圧下で乾燥させることによりキシラル酸ヘキサメチレンジアンモニウム(13.33g、90%)を得た。
【0058】
工程1b:D‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム
実施例1、工程1の方法を参照されたい。
【0059】
工程2:ポリ(ヘキサメチレンキシラルアミド:D‐グルカルアミド)(1:6)ヒドロキシポリアミド生成物
塩化アセチル(2.0mL、28mmol)を0℃でメタノール(50mL)に滴下して加えた。この溶液を室温まで昇温させ(10分)、その後キシラル酸ヘキサメチレンジアンモニウム(0.31g、1.0mmol)およびD‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム(1.95g、5.97mmol)を加えた。この溶液を室温で3時間攪拌した後、濃縮し固体とした。減圧下で18時間にわたり乾燥させた後、固体を再度メタノールに溶解した(24mL)。このメタノール溶液にナトリウムメトキシド溶液(26mL、13mmol)およびトリエチルアミン(0.49mL、3.5mmol)を加えると20分以内に沈殿物が見られた。この混合物を室温で24時間攪拌した後、沈殿物を濾過することにより単離し、これをメタノール(3×5mL)で洗浄し、減圧下で18時間にわたり乾燥させることにより、ポリ(ヘキサメチレンキシラルアミド:D‐グルカルアミド)(1:6)ヒドロキシポリアミド生成物(1.51g、60%)を得た。
【0060】
ポリ(C
x:C
y/A
m:A
n)ヒドロキシポリアミド生成物の代表的な合成
実施例6:
ポリ(テトラメチレン:ヘキサメチレン/キシラルアミド:D‐グルカルアミド)(1:4)ヒドロキシポリアミド生成物
工程1a:キシラル酸テトラメチレンジアンモニウム
実施例1、工程1の方法を参照されたい。
【0061】
工程1b:D‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム
実施例1、工程1の方法を参照されたい。
【0062】
工程2:ポリ(テトラメチレン:ヘキサメチレン/キシラルアミド:D‐グルカルアミド)(1:4/1:4)ヒドロキシポリアミド生成物
塩化アセチル(2.0mL、28mmol)を0℃でメタノール(50mL)に滴下して加えた。この溶液を室温まで昇温させ(10分)、その後キシラル酸テトラメチレンジアンモニウム(0.38g、1.5mmol)およびD‐グルカル酸ヘキサメチレンジアンモニウム(1.83g、5.62mmol)を加えた。この溶液を室温で3時間攪拌した後、濃縮し固体とした。減圧下で18時間にわたり乾燥させた後、固体を再度メタノールに溶解した(24mL)。このメタノール溶液にナトリウムメトキシド溶液(26mL、13mmol)およびトリエチルアミン(0.49mL、3.5mmol)を加えると30分以内に沈殿が見られた。この混合物を室温で24時間攪拌した後、沈殿物を濾過することにより単離し、メタノール(3×5mL)で洗浄し、減圧下で18時間にわたり乾燥させ、ポリ(テトラメチレン:ヘキサメチレン/キシラルアミド:D‐グルカルアミド)(1:4/1:4)ヒドロキシポリアミド生成物(1.32g、68%)を得た。
【0063】
カルボキシル基が活性化されたアルダル酸、およびアルキレンジアミン、置換されたアルキレンジアミン、またはアルキレン単位の一つ以上のメチレン単位が一つ以上のヘテロ原子に交換されているアルキレンジアミンからのヒドロキポリアミド合成の代表例
実施例7:
ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド
ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド
ヘキサメチレンジアミン(HMDA)(0.21g、1.8mmol)をメタノール(25mL)に溶解したメチルD‐グルカル酸1,4‐ラクトン(0.35g、1.7mmol)を加えた。この溶液は15分以内で濁った。24時間攪拌した後、濾過することにより固体であるポリマーを単離し、メタノールで洗浄し(3×5mL)、減圧下で18時間にわたり乾燥させることにより、ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド(0.34g、69%)を得た。
【0064】
実施例8:
ポリ[ナトリウム(S)‐2‐カルボキシラート‐ペンタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド](1:3)ヒドロキシポリアミド
ポリ[ナトリウム(S)‐2‐カルボキシラート‐ペンタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド](1:3)ヒドロキシポリアミド
ナトリウムメトキシド溶液(4.6mL、2.3mmol)をメタノール(20mL)に懸濁したL‐リジン一塩酸塩(0.21g、1.1mmol)に加えた。固体が溶解した後、メチルD‐グルカル酸1,4‐ラクトン(0.94g、4.6mmol)を加えた。この溶液は25分以内で濁った。2時間後、この混合物にメタノール(25mL)中のヘキサメチレンジアミン(0.40g、3.4mmol)を加えた。急速に更なる沈殿物が形成された。24時間攪拌した後、固体であるポリマーを濾過により単離し、メタノール(3×20mL)で洗浄し、減圧下で18時間にわたり乾燥させることにより、ポリ[ナトリウム(S)‐2‐カルボキシラート‐ペンタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド](1:3)ヒドロキシポリアミド(1.15g、82%)を得た。
【0065】
電荷のあるヒドロキシポリアミド、ヒドロキシポリアミド生成物、またはポスト‐ヒドロキシポリアミドの合成の代表例
実施例9:
ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(2:3)ヒドロキシポリアミド塩酸塩
ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(2:3)ヒドロキシポリアミド塩酸塩
ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(2:3)ヒドロキシポリアミド(0.11g)を水(2mL)に溶解した。結果として得られた溶液(pH9)にHCl水溶液(0.14mL、1.0M)を加えた。この溶液(pH2)を15分間攪拌し、透明な薄膜となるまで濃縮した。薄膜をメタノールで倍散し、減圧下で18時間にわたって乾燥させることによりポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(2:3)ヒドロキシポリアミド塩酸塩(0.064g)を白色無定形固体として得た。
【0066】
ポスト‐ヒドロキシポリアミドの合成の代表例
実施例10:
ポリ(ヘキサメチレン:D‐グルカルアミド)ポスト‐ヒドロキシポリアミド
ポリ(ヘキサメチレン:D‐グルカルアミド)ポスト‐ヒドロキシポリアミド
エチレングリコール(4.5mL)およびトリエチルアミン(0.75mL)をジメチルスルホキシド(DMSO)(4.5mL)に溶解したポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド(0.50g)に60℃で加えた。この溶液は15分以内で濁った。60℃で18時間攪拌した後、この混合物をメタノール(15mL)で希釈し、室温まで冷ました。得られた沈殿物を濾過により単離し、メタノール(3×5mL)で洗浄し、減圧下で18時間にわたり乾燥させることにより、ポリ(ヘキサメチレン D‐グルカルアミド)ポスト‐ヒドロキシポリアミド(0.41g、82%)を得た。
【0067】
実施例11:
ポリ(テトラメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:1)ポスト‐ヒドロキシポリアミド
ポリ(テトラメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:1)ポスト‐ヒドロキシポリアミド
エチレングリコール(0.9mL)およびトリエチルアミン(0.15mL)をジメチルスルホキシド(DMSO)(0.9mL)に溶解したポリ(テトラメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:1)ヒドロキシポリアミド(0.10g)に60℃で加えた。60℃で18時間攪拌した後、この混合物をメタノール(15mL)で希釈し、室温まで冷ました。得られた沈殿物を濾過により単離し、メタノール(3×5mL)で洗浄し、減圧下で18時間にわたり乾燥させることにより、ポリ(テトラメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:1)ポスト‐ヒドロキシポリアミド(0.06g、60%)を得た。
【0068】
ヒドロキシポリアミド、ヒドロキシポリアミド生成物、またはポスト‐ヒドロキシポリアミドを用いたゲル調製の代表例
実施例12:
ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミドを用いたハイドロゲル調製
水(0.95mL)をDMSO(0.05mL)に溶解したポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド(7.5mg)に加えた。手短に混ぜた後、溶液を静置した。急速に濁りが生じ、典型的には10分以内に不透明なゲルが形成された。
【0069】
実施例13:
ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ポスト‐ヒドロキシポリアミドおよび塩化ナトリウムを用いたハイドロゲル調製
ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ポスト‐ヒドロキシポリアミド(7.6mg)をDMSO(0.05mL)に溶解した。この溶液に塩化ナトリウム(4.5mg)を加えた後、水(0.95mL)を加えた。塩化ナトリウムを溶解するために手短に混ぜた後、溶液を静置した。急速に濁りが生じ、10分以内に不透明なゲルが形成された。
【0070】
実施例14:
ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミドを用いたオルガノゲル調製
ポリ(ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド(25mg)をエチレングリコール(1mL)に加温(70-80℃)しながら溶解した。その結果得られる溶液は静置し、室温まで冷ました。数分後、濁りが生じ、10分以内に不透明なゲルが形成された。
【0071】
実施例15:
ポリ(エチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミドを用いたハイドロゲル調製
ポリ(エチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:4)ヒドロキシポリアミドを(7.5mg)を加熱(70〜80℃)しながら水に溶解した。この溶液を静置させると、数時間かけて透明なゲルが形成された。
【0072】
ヒドロキシポリアミド、ヒドロキシポリアミド生成物、またはポスト‐ヒドロキシポリアミドを用いた、pH依存性ゲル形成の代表例
実施例16:
ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:1)ヒドロキシポリアミドを用いたpH依存性ハイドロゲル調製
HCl水溶液(0.28mL、0.1M)を水(0.16mL)に懸濁したポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:1)ヒドロキシポリアミド(25mg)に加えた。結果として得られた溶液(pH2)にNaOH水溶液(0.42mL、0.1M)を加えた。手短に混ぜた後、この溶液(pH8)を静置させると、数時間かけて透明なゲルが形成された。
【0073】
実施例17:
ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド塩酸塩を用いたpH依存性ハイドロゲル調製
ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(2:3)ヒドロキシポリアミド塩酸塩(10mg)を室温で水(0.25mL)に溶解した。結果として得られた溶液(pH4)に炭酸ナトリウム水溶液(0.75mL、1%wgt/vol)を加えた。手短に混ぜた後、この溶液(pH10)を静置させると、数時間かけて透明なゲルが形成された。
【0074】
塩水溶液中のヒドロキシポリアミド、ヒドロキシポリアミド生成物、またはポスト‐ヒドロキシポリアミドを用いたゲル形成の代表例
実施例18:
ポリ(エチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミドおよびヒト尿を用いたハイドロゲル調製
ポリ(エチレン/ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:2)ヒドロキシポリアミド(20mg)を加熱(70〜80℃)しながらヒト尿(1mL)に溶解した。この溶液を静置させると、数時間かけてやや不透明なゲルが形成された。
【0075】
実施例19:
ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミドおよび硝酸カリウム溶液を用いたハイドロゲル調製
ポリ(4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:3)ヒドロキシポリアミド(20mg)を加熱(70〜80℃)しながら3%(wgt/vol)硝酸カリウム溶液(1mL)に溶解した。この溶液を静置させると、45分以内にやや不透明なゲルが形成された。
【0076】
実施例20:
ポリ(テトラメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミドおよびリン酸二水素カリウム/硝酸カリウム溶液を用いたハイドロゲル調製
ポリ(テトラメチレン:ヘキサメチレンD‐グルカルアミド)(1:2)ヒドロキシポリアミド(20mg)を加熱(70〜80℃)しながら2%(wgt/vol)リン酸二水素カリウム/1%(wgt/vol)硝酸カリウム溶液(1mL)に溶解した。この溶液を静置させると、45分以内にやや不透明な生成物が形成された。
【0077】
(表1)異なる方法により様々な液状媒体中で調製されたポリ(ヘキサメチレン D-グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド、ヒドロキシポリアミド生成物、およびポスト-ヒドロキシポリアミドのゲル形成能力の比較
(下記表中、上から5〜10行目のゲル形成剤としてHPAPを含む例は、本願発明の実施例であり、その他の例は前記実施例に関する比較例である。)
a溶液中でゲルを形成するために必要なポリヒドロキシポリアミドの最低濃度(wgt/vol)に基づく。非常に良好―≦0.75%;良好―0.8から1.5%;中程度―1.6から5.0%。
b実施例7およびKiely, 1994に記載のヒドロキシポリアミド(HPA)合成。
c実施例12に記載のゲル調製。
dポリ(ヘキサメチレン:D-グルカルアミド)に加えて、添加された塩化ナトリウム(3〜5mg)。
e実施例13に記載のゲル調製。
f米国特許第6,894,135 B2号に記載のプレ-ヒドロキシポリアミド(プレ-HPA)の合成
g実施例1に記載のヒドロキシポリアミド生成物(HPAP)の合成
h実施例14に記載のゲル調製
i実施例10および米国特許第6,894,135 B2号に記載のポスト-ヒドロキシポリアミド(ポスト-HPA)の合成
【0078】
(表2)一つのポリ酸および二つのポリアミンに由来するポリ(C
x:C
yD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド生成物のハイドロゲル形成能力
(下記表中のポリ(Cx:CyD‐グルカルアミド)ヒドロキシポリアミド生成物はすべて本発明実施例である)
a実施例15に記載のゲル調製。
b表1、ゲル形成能力参照。
cエチレン:ヘキサメチレン
dテトラメチレン:ヘキサメチレン
e4’‐アザ‐4’‐メチルヘプタメチレン:ヘキサメチレン
f3’,6’‐ジオキサオクタメチレン:ヘキサメチレン
g3’‐アザ‐3’‐エチレンペンタメチレン:ヘキサメチレン
h2‐メチルペンタメチレン:ヘキサメチレン
iナトリウム(S)‐2‐カルボキシラート‐ペンタメチレン:ヘキサメチレン
jテトラメチレン:オクタメチレン
kテトラメチレン:ドデカメチレン
【0079】
(表3)二つのポリアミンおよび二つのポリ酸に由来するポリ(C
x:C
y/A
m:A
n)ヒドロキシポリアミド生成物のゲル形成能力
(下記表中のポリ(Cx:Cy/Am:An)ヒドロキシポリアミド生成物はすべて本発明実施例である)
a表1、ゲル形成能力参照。
b実施例12に記載のゲル調製。
cテトラメチレン:ヘキサメチレン。
dキシラルアミド:D‐グルカルアミド。
e実施例15に記載のゲル調製。
【0080】
前記の実施例は単に本発明を説明するためのものであることは、理解されるであろう。採用されている事項および/または方法に特定の改変を行っても、本発明の目的は達成することができる。そのような改変は、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内に含まれる。
【0081】
参考文献