(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ラベル貼付部に、印字発行されたラベルの有無を検出するラベル検出センサが配置され、該センサでラベル貼付部にラベルが残っていることが検出された時、前記包装装置のエレベータ上に被包装物が存在するか否かを判断し、エレベータ上に被包装物が存在する場合は該エレベータの上昇を中止し、前記ラベル貼付部からラベルが取り除かれたことが前記ラベル検出センサで検出された場合は、前記被包装物が載ったエレベータを上昇させることを特徴とする請求項1又は2記載の包装ラベル貼付装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、ラベル貼付部に搬送供給される包装物がオペレータのミスで取り除かれた場合でも、包装装置は停止せず、しかも、ラベルの貼り忘れを無くすことができる包装ラベル貼付装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を達成する為に本発明の包装ラベル貼付装置は、包装装置にて包装された包装物を下流へ搬送する搬送部と、該搬送部で搬送される包装物にラベルを貼付するラベル貼付部を備えた包装ラベル貼付装置において、前記搬送部に、包装物の通過の有無を検出する検出センサを備え、包装完了後、所定時間内に前記検出センサで包装物の通過が検出されない場合、前記包装装置の駆動状態を維持し、前記ラベル貼付部から発行されたラベルを手貼り処理する旨の報知をするよう制御することを特徴とする。
前記ラベル貼付部は、包装装置で包装されて排出される包装物の上面にラベルを貼付する上貼りラベル貼付部、或いは包装装置で包装されて排出される包装物の下面(底面)にラベルを貼付する下貼りラベル貼付部の何れでもよい。又、下貼りラベル貼付部の場合、それより上流位置に、上貼りラベル貼付部が配置され、下貼りラベル貼付部に包装物が供給される時点では該包装物の上面にラベルが貼付されているようにしてもよい。
また、包装物へ貼付されるラベルの発行タイミングは、特に限定されるものではなく、包装物が貼付部を通過するタイミングに間に合うように発行されていればよい。例えば、
包装物が包装領域から排出されたと、例えばセンサで検知されたときに発行される、あるいは、包装機のシーケンス制御により包装物が包装領域から排出されるタイミングは予め決まっているので、そのタイミングと、搬送部を通過する包装物の大きさとにより、貼付部を通過する前にラベルが発行され、包装物の通過に間に合うようにラベルが発行されていればよい。
また、包装機から包装物を排出する排出プッシャーが、包装物を押し出す位置まで移動したタイミングで予め発行するようにしてもよい。
【0007】
前記搬送部及びラベル貼付部は、包装装置の枠内に配置されている形態、或いは包装装置の枠外に配置されている形態の何れでもよい。
また、ラベル貼付部から発行されたラベルを手貼り処理する旨の報知の形態は、包装装置が備える表示・操作部に前記内容のメッセージを表示する形態、或いは前記内容を音声で報知する形態、或いは表示・操作部に表示すると同時に音声で報知する形態等、何れでもよい。
前記搬送部における包装物の通過を検出する検出センサは、包装物がラベル貼付部に供給されたか否かを検出するセンサで、該センサは透過型或いは反射型等、いずれでもよい。
【0008】
上記手段によれば、包装装置で包装されて搬送部に排出された包装物が、該搬送部に配置された検出センサの位置より手前で該搬送部から取り除かれ、その結果、包装完了後、所定時間内に前記検出センサで包装物を検出しなかった場合、制御部は、包装装置を駆動状態に維持したまま、ラベル貼付部に発行されて待機するラベルを手で取って包装物に貼付するよう促すメッセージを表示部に表示したり、或いは音声で報知する。即ち、本装置では、従来装置のように包装機をエラー扱いして緊急停止させることはしないので、エラーの事後処理(エラー解除、リセット等)は不要となり、包装及びラベル貼付の作業効率が低下するのを防止できる。
また、ラベル貼付部に発行されて待機するラベルは、手で取り除いて手貼りすることが促されるので、ラベルを無駄にすることなく包装物に貼付される。
【0009】
また、前記ラベル貼付部に印字発行されたラベルの有無(発行されたラベルが包装物に貼付されずに残っていないか)を検出するラベル検出センサを配置し、該センサでラベル貼付部にラベルが残っていることが検出された時、前記包装装置のエレベータ上に被包装物が存在するか否かを判断し、エレベータ上に被包装物が存在する場合は該エレベータの上昇を中止し、前記ラベル貼付部からラベルが取り除かれたことが前記センサで検出された場合は、前記被包装物が載ったエレベータを上昇させるようにしてもよい。
【0010】
上記手段によれば、ラベルの手貼り処理を促す報知が行われた後、ラベル貼付部にラベルが取り除かれずに残っていることが、ラベル貼付部に設けたセンサで検出された場合、前記包装装置のエレベータ上に被包装物が載っているか否かを判断し、エレベータ上に被包装物が載っている場合は該エレベータの上昇を中止する。それにより、ラベル貼付部に残ったラベルは、エレベータ上に載っている被包装物より直前に包装されて排出された包装物に貼付することになる。そして、前記ラベル貼付部からラベルが取り除かれたことがセンサで検出された場合、前記被包装物が載ったエレベータは上昇される。それにより、ラベル貼付部で次に発行されるラベルは、次に包装装置で包装される被包装物に貼付される。従って、前の包装物用のラベルを、次の包装物に貼付する誤貼付を未然に防止することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の包装ラベル貼付装置は、仮に包装物がオペレータのミスなどによってラベル貼付部の手前で取り除かれた場合でも、包装装置は停止されず、しかも、ラベル貼付部に発行されたラベルは手貼り処理を促されるので、包装物に対するラベルの貼り忘れを防止できる。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る包装ラベル貼付装置の実施の一例を図面に基づき説明する。
図1及び
図2は、下貼りラベル貼付部B(ラベル貼付部)を組み込んだストレッチフィルムによる包装値付装置の概略を示す。
包装値付装置Aは、被包装物a(図面はトレイに商品が収容された形態を示す)を搬入すると、計量値付け、ストレッチフィルムによる包装、及び前記計量値付けと表示・操作部からのデータ入力に基づくラベルの発行貼付の一連の動作が自動的に行われる今日周知の装置である。
【0014】
即ち、商品載置部1に被包装物aを載置すると、該被包装物aは該商品載置部1に設けられた計量器(図示省略)によって重量が計測され、その後、プッシャコンベヤ2でエレベータ3の真上位置まで搬送される。そして、エレベータ3の上昇により被包装物aは該エレベータ3上に載承されて、上方の包装部4に張架されたストレッチフィルムに下側から突き上げられ、被包装物aの上面が前記ストレッチフィルムで被覆される。被包装物aの上面を被覆したストレッチフィルムの周縁端部は、左右折り込み板5及び後折り込み板5’で該被包装物aの底面側に折り込まれ、更に、排出プッシャ6の押動によって前記ストレッチフィルムの前側端部も被包装物aの底面側に折り込まれ、その折り込まれたフィルムの端部同士はヒートシール部7で密着されて排出される。そして、包装済みの包装物a’の上面に、被包装物aの搬入時の計量値と表示・操作部8からのデータ入力等に基づいて商品名、値段、単価、容量、賞味期限等、顧客が商品を選ぶ際に必要となる項目がラベルプリンタ36で印字されたラベルL’が、ラベル貼付機37で貼付される。
【0015】
そして、ラベルL’が貼付された包装物a’は、前記ラベルL’に表示しきれない項目、例えばバーコード、添加物名、原産地表示などの項目を記載したラベルLを該包装物a’の下面(底面)に貼付する下貼りラベル貼付部B(ラベル貼付部)に排出コンベヤ9(搬送部)で搬送供給される。
【0016】
図3は下貼りラベル貼付部Bの概略を示す平面図で、前記したように包装値付装置Aの排出コンベヤ9の下流側に近接して配置され、その下貼りラベル貼付部Bにおける商品搬送コンベヤ10の搬送方向下流側にはラベルLの貼付を完了した包装物a’を一時的に溜めるストックコンベヤ11が配置されている。
【0017】
下貼りラベル貼付部Bは、包装物a’を搬送しながらその搬送中に該包装物a’の下面(底面)に、ラベル発行部から発行されたラベルLを搬送して貼付するもので、商品搬送コンベヤ10と、ラベルLを印字発行するラベル発行部12と、そのラベル発行部12が発行したラベルLを前記商品搬送コンベヤ10で搬送される包装物a’の下面位置まで搬送するラベル搬送コンベヤ13とで構成されている。
【0018】
商品搬送コンベヤ10は、ローラ10aを所定間隔を置いて並設したローラコンベヤで構成され、その搬送路の途中には開口部14が形成され、後述するラベル搬送コンベヤ13の搬送方向に沿った先端部が臨むように構成されている。
商品搬送コンベヤ10を構成するローラ10aを回転させる駆動方式は、全てのローラ10aの一側端部の上側外周面に無端回動する駆動ベルトが接触保持され、その駆動ベルトはモータ18で駆動されるプーリに巻回されて無端回動するようになっている。即ち、駆動ベルトとの接触で各ローラ10aが回転し、そのローラ10aの回転で包装物a’が搬送される。
【0019】
そして、前記商品搬送コンベヤ10の搬送方向に沿った途中箇所には開口部14が形成されている。その開口部14は、該商品搬送コンベヤ10を構成する複数本(図面では8本)のローラ10aの内、中程に位置する複数本(図面では2本)のローラ10a’の長さを他のローラ10aの長さより短く形成し、それによって短いローラ10a’の前後に位置するローラ10aと、短いローラ10a’の端部を支持する支持板15と、短いローラ10a’以外のローラ10aの端部を支持する支持板16とで区画形成されている。
そして、この開口部14内の上流側位置には該開口部14に搬送されるラベルLが商品搬送コンベヤ10のローラ10aに接触するのを防止し、且つ包装物a’の下面にスムーズに貼着移行させる案内ローラ17が取り付けられている。
【0020】
又、前記商品搬送コンベヤ10の入口側(上流側)には商品搬送コンベヤ10上に包装物a’が供給されたことを検出する商品検出センサ20が設けられ、この商品検出センサ20の検出信号によってラベル搬送コンベヤ13の姿勢切換え、即ち、水平状態から起立傾斜状態への動作開始と、前記商品検出センサ20の検出信号から所定時間経過(タイマーで管理)すると、ラベル貼付(下貼り)が完了したと判断して前記傾斜状態から水平状態への切換え制御が行われるように構成されている。
商品検出センサ20は、透過型或いは反射型等、センサのタイプは何れでもよく、その検出信号でラベル搬送コンベヤ13の姿勢切換えを行う電磁ソレノイドのON/OFFを行うようになっている。
【0021】
前記商品搬送コンベヤ10の開口部14の範囲内の下方位置には、ラベル搬送コンベヤ13がその搬送方向を商品搬送コンベヤ10の搬送方向と同方向に向けて配置され、そのラベル搬送コンベヤ13の側部に、ラベル発行部12がラベルLの発行方向を前記ラベル搬送コンベヤ13の搬送方向に対し直角に交差するように配置されている。
【0022】
ラベル発行部12は、包装値付装置Aの表示・操作部8からのデータの入力に基づいて所要のデータ、例えばバーコード、添加物名、原産地表示等の項目をラベルLに印字して発行するラベルプリンタで構成されている。
そのラベルプリンタは、ラベルが台紙に剥離可能に仮着されたラベルロールと、サーマルヘッドと、プラテンローラと、台紙巻き取りロールとフィードローラを駆動回転するモータ等を備えた今日周知のもので、サーマルヘッドとプラテンローラにより台紙上のラベルに前記所要事項が印字され、印字完了後のラベルはプラテンローラ先端部のディスペンサで台紙から剥離されて発行口へ送出され、該発行口と略直角に交差するよう配置したラベル搬送コンベヤ13に渡される。
【0023】
ラベル搬送コンベヤ13は、
図3及び
図4に示すように、一対のローラ13a,13a’と、その一対のローラ13a,13a’に亘って巻回した無端状ベルト13bと、その一対のローラの内一方のローラ13aを駆動回転させるモータ13cとで構成され、モータ13cの回転はベルト伝動でローラ13aに伝達されるように構成されている。そして、無端回動する無端状ベルト13bには多数の吸引孔13dが開設され、更に、前記一対のローラ13a,13a’と無端状ベルト13bで区画された内部には吸引力発生手段21が収容配置されている。
【0024】
吸引力発生手段21は、吸引ファンとモータで構成され、吸引ファンの回転により無端状ベルト13bの搬送面(往路側)に吸引力が発生するように配置されている。そして、この吸引力発生手段21はラベル搬送コンベヤ13の一対のローラ13a,13a’を支持するフレーム13eに取り付けられている。
【0025】
フレーム13eは、無端状ベルト13bの往路側を支持する平面部に前記吸引力発生手段21と連通する長孔22が複数個(図面では3個)開設されており、この長孔22を介して無端状ベルト13bの往路面に吸引力が生じるように構成されている。
それにより、ラベル発行部12から糊面(貼着面)を上にして発行されたラベルLは無端状ベルト13b上に載り、該ベルト面に作用する吸引力で無端状ベルト13b上に吸引保持される。
【0026】
また、前記ラベル搬送コンベヤ13は、ラベル発行部12からラベルLを受け取る時は水平状態を維持し、ラベルを受け取った後は該ラベルLを前記商品搬送コンベヤ10の開口部14に搬送供給する為に上向きの傾斜状態に姿勢が切換わり、更にラベルLが包装物a’の下面に貼付された後は初期状態の水平状態に姿勢が切換わるように構成されている。
その構成は、ラベル搬送コンベヤ13における一対のローラ13a,13a’の内、駆動回転する一方のローラ13aの軸線25を中心として該コンベヤ13全体が起伏回動するようフレーム13eが固定部材に回動可能に取り付けられている。そして、前記フレーム13eにおける回転中心の軸線25より外側(
図4では右側)には該コンベヤ13を起伏する電磁ソレノイド23が連杆24を介して連結されている。
【0027】
従って、前記商品検出センサ20から包装物a’が通過したことを検出した検出信号が出力されると電磁ソレノイド23がONされてロッド23’が引き込まれ、それによりラベル搬送コンベヤ13は軸線25を中心として上向き傾斜状に回動される。そして、商品検出センサ20の検出信号出力からタイマーを起動させて所定時間経過するとON状態の電磁ソレノイド23への通電がOFFされ、それによりラベル搬送コンベヤ13の自重と電磁ソレノイド23に内蔵されているスプリングの働きでロッド23’は押し出され、ラベル搬送コンベヤ13は傾斜状態から水平状態に姿勢が切換わる。
【0028】
更に、前記ラベル搬送コンベヤ13には該コンベヤ13の無端状ベルト13b上に吸引保持されるラベルLを押さえるラベル押さえ26が設けられている。
そのラベル押さえ26は、
図4に示すように、側面略L字形で平面略コ字形をした枠体26aの水平部先端に、ソロバン玉のように外周面を鋭角に形成したローラ26bを複数個、遊転自在に取り付けて構成されている。そして、このラベル押さえ26は、枠体26aの垂直部の下端が前記ラベル搬送コンベヤ13のフレーム13eと連杆24とを連結する軸27に回動可能に軸支され、更に枠体26aにおけるローラ26bを取り付けた側と反対側(
図4では右側)の端部には突片28が突出形成され、ラベル搬送コンベヤ13の水平状態では該突片28が固定部材に取り付けられた係合片29と当接係合して該ラベル押さえ26をラベル搬送コンベヤ13の無端状ベルト13b表面から離間した状態に保持するよう構成されている。
【0029】
また、前記ラベル搬送コンベヤ13のフレーム13e内には該コンベヤの無端状ベルト13b上に吸引保持されるラベルLが、取り除かれたか否かを検出するラベル検出センサ30が設けられている。このラベル検出センサ30は、透過型或いは反射型等、センサのタイプは何れでもよく、その検出信号の有無で前記包装装置の包装動作を司るエレベータ3の作動(上昇/停止)が制御されるようになっている。
【0030】
図5は上述した下貼りラベル貼付部Bの動作を制御する制御部の電気的構成を示す電気ブロック図で、1つのCPUで包装値付装置Aによるストレッチフィルムの包装、ラベル印字、ラベル下貼りの各機能を制御するように構成されている。
その構成は、CPU31にバス32を介してROM33、RAM34、表示・操作部8、包装部4、印字部(ラベル発行部)12、及び下貼り用インターフェース35を介して商品検出センサ20、ラベル搬送コンベヤ13の姿勢を切換える電磁ソレノイド23、ラベル搬送コンベヤ13の駆動用のモータ13c、商品搬送コンベヤ10の駆動用のモータ18、ラベル搬送コンベヤ13上に保持されるラベルLの取り除きの有無を検出するラベル検出センサ30、ラベル搬送コンベヤ13に内蔵する吸引力発生手段(吸引ファン+モータ)21が接続されている。
【0031】
ROM33にはCPU31が実行する各種制御プログラムが記憶されている。
RAM34は、CPU31がROM33の制御プログラムを実行する場合に用いるレジスタ、フラグ等のエリアと、被包装物a毎に予め各種データが記憶されたプリセットデータエリア等を備えている。プリセットデータエリアには、商品ファイル(例えば、商品名、単価等)、ラベル印字用データが記憶されている。
表示・操作部8は、液晶表示器とキーボード、タッチパネルからなる操作部を備え、各種データ及び指令の入力、或いは前記CPU31の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示等を行うものである。
印字部12は、CPU31の指令に基づいてバーコード、添加物名、原産地表示等の項目をラベルに印字し発行するものである。尚、包装物a’の上面に貼付するラベルの印字発行は、印字項目が異なるが、前記CPU31の指令に基づいて同様に行われる。
下貼り用インターフェース35は、下貼りラベルに関連する各部と各種データ、指令の交信を行う回路である。
【0032】
次に、上記した下貼りラベル貼付部Bを備えた包装値付装置AのCPUで、被包装物aを包装及びラベル貼付する動作の概略を
図6のフローチャートに基づいて説明する。
(ST1)…下貼りラベル貼付部B、具体的には、ラベル搬送コンベヤ13上にラベルLが貼付されずに残っているかがラベル検出センサ30で判断される。ラベル搬送コンベヤ13上にラベルが残っている場合(YES)は(ST2)に進み、ラベル搬送コンベヤ13上にラベルLが無い場合(NO)は(ST3)に進む。
(ST2)…表示・操作部8に、ラベル搬送コンベヤ13上に残っているラベルLの取り除きを促すメッセージ、例えば「下貼りラベルをお取り下さい」のメッセージが表示され、そして、前記メッセージはラベル検出センサ30でラベル無しが検出されるまで表示される(
図7(a)参照)。ラベル搬送コンベヤ13上からラベルLを取り除く作業は、商品搬送コンベヤ10の開口部14を通して行われる(
図8参照)。尚、開口部14を通してラベルLを取り除く作業が困難な場合は、電磁ソレノイド23をONしてラベル搬送コンベヤ13の姿勢を水平から上向き傾斜状に変更して行うようにしてもよい。
(ST3)…商品載置部1に載置された被包装物aを、プッシャコンベヤ2で包装装置内のエレベータ3の真上位置まで搬入する。
(ST4)…エレベータ3が包装部に張架されたストレッチフィルムに向けて上昇する。
【0033】
(ST5)…エレベータ3の上昇で被包装物aがフィルムに突き上げられ、被包装物aの上面がストレッチフィルムで覆われる。そして、被包装物aの上面を覆ったストレッチフィルムの周縁端部は左右折り込み板5、後折り込み板5’の作動で該被包装物aの底面側に折り込まれ、更に、排出プッシャ6の押動による被包装物aの移動で前側のフィルム端部も底面側に折り込まれ、折り込まれたフィルム端部同士は前記排出プッシャ6の押動によるヒートシール部7への移動で加熱されて密着し、フィルムによる包装が完了される。このヒートシール部7において包装が完了した包装物a’の上面に、ラベルプリンタ36から発行されたラベルL’がラベル貼付機37で貼付される。
(ST6)…前記排出プッシャ6の動作開始により、下貼りラベル貼付部Bのラベル発行部12が作動してラベルLの印字が開始され、下貼りラベルが発行される。即ち、被包装物が包装され、排出される過程で当該被包装物に対して貼付するラベルが発行されるので、発行されるラベルが他の包装物に間違って貼付されるのを防止できる。
(ST7)…前記排出プッシャ6の押動で包装物a’は、包装値付装置Aから排出コンベヤ9上に排出移乗される。
(ST8)…包装物a’は排出コンベヤ9の作動で下流側に配置された下貼りラベル貼付部Bの商品搬送コンベヤ10に移載される。商品搬送コンベヤ10に包装物a’が移載(供給)されたか否かは、商品搬送コンベヤ10の入口側に配置した商品検出センサ20で判断される。即ち、包装完了後、排出された包装物a’が所定時間内に商品検出センサ20の位置を通過したか否か判断される。所定時間内に通過が検出された場合(YES)は(ST9)に進み、所定時間内に通過が検出されない場合(NO)は(ST11)に進む。
(ST9)…(ST6)で印字発行された下貼りのラベルLが、ラベル搬送コンベヤ13で商品搬送コンベヤ10の開口部14に搬送され、開口部上を搬送される包装物a’の下面(底面)に貼着される。具体的には、商品検出センサ20が包装物a’を検出すると、ラベル貼付動作の開始として電磁ソレノイド23をONし同時にタイマーを起動し、水平状態のラベル搬送コンベヤ13を傾斜状態に姿勢を切換え、該ラベル搬送コンベヤ13の先端を商品搬送コンベヤ10の開口部14に臨ませる。そして、ラベル搬送コンベヤ13のモータ13cを回転させ、無端状ベルト13b上のラベルLを開口部14に臨む包装物a’の下面に貼り終えるまで搬送する。この時、ラベル押さえ26の先端に取り付けられたローラ26bは、無端状ベルト13bの回動に伴うラベルLの移動に伴って回転し、スムーズなラベル移動を可能にする。また、前記タイマーの起動から所定時間が経過し、ラベルLの貼付が完了する時間になると、電磁ソレノイド23をOFFにし、ラベル搬送コンベヤ13を水平姿勢に切換える。
【0034】
(ST10)…次にラベル貼付をする包装物があるか判断される。具体的には、商品載置部1の計量器における計量安定信号の有無によって判断され、計量安定信号がある場合(YES)は(ST1)に戻り、計量安定信号が無い場合(NO)は包装が終了される。
(ST11)…(ST8)で包装完了後、所定時間内に包装物a’が商品検出センサ20を通過する前にオペレータによって排出コンベヤ9から取り除かれると、表示・操作部8に、ラベル搬送コンベヤ13上に残っているラベルLの取り除きを促すメッセージが表示される。そのメッセージの内容としては、例えば「下貼りラベルを手で貼って下さい」、或いは「下貼りラベルを手で貼って下さい。[OK](確認ボタン)」等が挙げられる(
図7(b)、(c)参照)。前者のメッセージはラベル検出センサ30でラベル無しが検出されるまで表示される。後者のメッセージの場合は、確認ボタンの[OK]が押されたことが確認され、且つラベル検出センサ30でラベル無しが検出されるまで表示される。この時、前記ラベル搬送コンベヤ13は、商品検出センサ20が包装物a’の通過を検出していないため、電磁ソレノイド23はOFFのままで作動しないため、水平状態を維持する(
図8参照)。それにより、ラベル搬送コンベヤ13上に保持されたラベルLの取り除きは、商品搬送コンベヤ10の開口部14を通して行われる。尚、このラベルLの取り除きは、前記電磁ソレノイド23を別途設けたスイッチで起動し、ラベル搬送コンベヤ13を傾斜状態に切換え、更にモータ13cを駆動させてラベルLを開口部14に臨む位置まで移動させ、取り除きしやすくしてもよい。
(ST12)…更に、エレベータ上に被包装物aが載っているか否かが判断され、被包装物aが有ると判断された場合(YES)は(ST13)に進み、被包装物aが載っていない場合(NO)は(ST11)に戻り、ラベルの手貼りが表示される。
(ST13)…エレベータの上昇が中止される。
(ST14)…(ST11)のメッセージの表示に従って、ラベル搬送コンベヤ13上に残っていたラベルが取り除かれたか否かが判断され、ラベルが取り除かれた場合(YES)は(ST4)に戻ってエレベータが上昇される。ラベルが取り除かれずに残っている場合(NO)は(ST12)に戻り、エレベータ上に被包装物aが有るか否かが判断される。
【0035】
本装置は、包装完了した包装物がラベル貼付部に供給される前にオペレータによって取り除かれた場合、包装装置の動作を停止させず、作動し得る状態に維持したまま、ラベル貼付部に発行排出されたラベルを手で取って包装物に貼付する旨のメッセージ(報知)が行われる。従って、取り除かれた包装物に対応して発行されたラベルが、次に包装される包装物に間違って貼付されることはなく、ラベルは対象の包装物に正しく貼付される。そして、前記ラベルの手貼りに関するメッセージの表示は、包装装置を停止させずに作動状態に維持したまま行われるので、従来のエラー処理した場合のエラーの事後処理(エラー解除、リセット等)は不要となり、包装及びラベル貼付の作業効率が低下するのを防止できる。
【0036】
本発明は図示した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変更可能である。
(1)実施の形態では、ラベル貼付部が下貼りラベルの場合を例に挙げ、且つ包装の最終段階で上貼りラベルが貼付される上・下二枚貼りの例を説明したが、これに限定されず、ラベル貼付部は上貼りラベルでもよく、要は、包装完了後の包装物が搬送手段(コンベヤ)を介してラベル貼付部(上貼りラベル、下貼りラベルの何れでもよい)に供給される装置であればよい。
(2)実施の形態では、排出コンベヤ(搬送部)を包装機の枠の外に配置した例について説明したが、これに限定されず、排出コンベヤとそれに続くラベル貼付部を包装機の枠内に配置してもよい。
(3)実施の形態では、ラベル検出センサをラベル搬送コンベヤの内部に配置した例を示したが、これに限定されず、要は水平状態のラベル搬送コンベヤ上のラベルの有無を検出できれば位置は限定されない。
(4)実施の形態では、包装物が所定時間内に商品検出センサで検出されない場合の「ラベルを手貼り処理する」旨の報知を、表示・操作部にメッセージを表示する例を説明したが、これに限定されず、例えば、メッセージの内容を音声で報知する、或いはメッセージを音声と表示の両方で行うなど何れでもよい。
(5)実施の形態では、商品検出センサ20が包装物a’を検出すると、ラベル貼付動作の開始として電磁ソレノイド23をONし水平状態のラベル搬送コンベア13を傾斜状態に姿勢を切換え、該ラベル搬送コンベア13の先端を商品搬送コンベア10の開口部14に臨ませる機構の例で示したが、これに限らない。つまり、ラベル搬送コンベア13自体が常に開口部14へ臨むように傾斜しており、発行されたラベルは発行された時点で開口部14近傍へ粘着面を上に向けて移動し、該開口部に待機しているラベルが包装物の移動に伴って該包装物の底面になでるように貼付される機構であってもよい。
(6)実施の形態では、ラベル貼付部は下貼りラベル貼付部であったが、特に、包装物の上面にラベルを貼付するラベル貼付部の場合、例えば、貼付部がラベルを空気の吸引や静電気等により吸着保持して待機しており、商品検出センサ20が包装物a’を検出すると所定時間経過後、該貼付部が搬送部を通過する包装物に向けて降下して貼付部に吸着保持しているラベルを包装物に貼付するようにしてもよい。
(7)実施の形態では、包装値付装置Aと、下貼りラベル貼付部Bとが比較的に近い距離に位置する包装ラベル貼付装置の例を示したがこれに限らず、例えば、包装値付装置Aと、下貼りラベル貼付部Bとの間に長い直線コンベア等を介して設置される包装ラベル貼付装置であってもよい。
【0037】
前記実施の形態で示した包装ラベル貼付装置に関し、以下の付記を開示する。
(付記1)
ラベル貼付部(下貼りラベル貼付部)におけるラベルの発行は、被包装物が包装装置で包装され排出プッシャで包装物が排出されるまでの間に行われる包装ラベル貼付装置。
付記1では、被包装物が確実に包装され、その包装が完了した包装物が排出される過程で当該包装物に対するラベルが発行されるので、該ラベルを対応する包装物に間違いなく貼付することができ、他の包装物にラベルが貼付されるのを防止できる。
(付記2)
包装装置の搬入部における被包装物の搬入時(計量安定時)、ラベル貼付部(下貼りラベル貼付部)にラベル有りが検出された場合、被包装物の搬入は停止し、「ラベルをお取り下さい」のメッセージを報知(表示)する包装ラベル貼付装置。
付記2では、直前に発行されたラベルがラベル貼付部に残っている場合、次の被包装物の搬入が行われない。これにより、被包装物とそれに対応するラベルの発行がずれず、常に被包装物と対応してラベルが発行されるため、包装物と貼付されるラベルの内容が食い違うのを確実に防止できる。