(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5958409
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】ベーパ回収装置
(51)【国際特許分類】
B01D 5/00 20060101AFI20160719BHJP
B67D 7/76 20100101ALI20160719BHJP
B01D 17/00 20060101ALI20160719BHJP
B01D 17/02 20060101ALI20160719BHJP
B01D 17/025 20060101ALI20160719BHJP
B01D 17/032 20060101ALI20160719BHJP
【FI】
B01D5/00 A
B67D7/76 B
B01D17/00 503A
B01D17/02 501Z
B01D17/025 502Z
B01D17/032 501B
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-85659(P2013-85659)
(22)【出願日】2013年4月16日
(65)【公開番号】特開2014-205127(P2014-205127A)
(43)【公開日】2014年10月30日
【審査請求日】2014年2月19日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 株式会社タツノ2012年新製品発表展示会,株式会社タツノ横浜工場特設会場(神奈川県横浜市栄区飯島町200番地),平成24年10月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000151346
【氏名又は名称】株式会社タツノ
(74)【代理人】
【識別番号】100106563
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 潤
(72)【発明者】
【氏名】狩野 一幸
(72)【発明者】
【氏名】藍 勇太
【審査官】
神田 和輝
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−121000(JP,A)
【文献】
国際公開第2010/150005(WO,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2010/0096039(US,A1)
【文献】
特開2005−177563(JP,A)
【文献】
特開2005−225937(JP,A)
【文献】
特開2005−088952(JP,A)
【文献】
国際公開第2008/107561(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B01D 1/00−8/00
B01D 17/00−17/12
B01D 53/34−53/85
B67D 7/04
F25J 1/00−5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
地下タンクに一端が接続された通気管から分岐する回収管に設けられ、前記地下タンクの内部の燃料油ベーパを吸引する吸引手段と、
該吸引手段の下流側に接続され、前記燃料油ベーパを凝縮させる凝縮手段と、
該凝縮手段で凝縮された前記燃料油ベーパを燃料油及び水に分離して貯留し、該燃料油及び水を排出する気液分離手段と、
前記凝縮手段と前記気液分離手段の間に設けられ、圧力を調整可能な開閉自在の圧力調整弁とを備えることを特徴とするベーパ回収装置。
【請求項2】
前記気液分離手段は、前記貯留された燃料油及び水の量が所定量となったことを検知して該燃料油及び水を排出することを特徴とする請求項1に記載のベーパ回収装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タンクローリから地下タンクに燃料油を荷卸しする際等に地下タンク内に滞留する燃料油ベーパ(気化した燃料油)を回収するベーパ回収装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般にガソリン等の燃料油の揮発性は高いため、従来、給油所に埋設された地下タンクにタンクローリから燃料油を荷卸する際に地下タンク内の上部空間に滞留する炭化水素の燃料油ベーパは、地下タンクに接続された通気管を介して大気に放出されていた。このため、資源が無駄になるだけでなく、大気中に放出された燃料油ベーパにより環境汚染を引き起こし、また、大気中に放出された燃料油ベーパの引火により火災の虞があるという問題があった。
【0003】
そこで、このような問題を解決するため、本出願人は、特許文献1において、燃料油ベーパを液化して再利用するベーパ回収装置を提案した。この装置は、燃料油ベーパを液化して液化ガソリンを回収する凝縮装置に加えて、凝縮装置で回収できなかったガソリン蒸気からガソリン成分を吸着・脱着する吸脱着装置が設けられ、凝縮装置のみが設けられたベーパ回収装置と比較して、液化ガソリンの回収を効率的に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−198604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の技術のように、ベーパ回収装置に吸脱着装置を設ける場合には、ベーパ回収装置が高価となるため、給油所側における設備に対する投資負担が増大する虞があるという問題があった。
【0006】
また、近年の給油所は、都市部を中心とした手狭な立地に開設されているため、限られたスペースでより多くの集客を図る給油所からは、装置自体を小型化し、給油所内の給油エリアを拡大することが要望されているが、ベーパ回収装置に吸脱着装置を設けた場合には、装置が大型化するという問題があった。
【0007】
一方、上記問題点を解決するためにベーパ回収装置に対して吸脱着装置を設けない場合には、タンクローリから地下タンクに燃料油を荷卸しする速度が速い場合や、荷卸しホース、横引き配管の口径や長さの違い等により、凝縮装置の処理能力を超える燃料油ベーパが凝縮装置に流入すると、燃料油ベーパからガソリン成分を効率的に回収することができないため、ガソリンが液化回収されない燃料油ベーパが通気管を介して大気中に放出される虞があるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、装置の小型化を図ると共に、燃料油ベーパからガソリン成分を効率的に回収することが可能なベーパ回収装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明は、地下タンクに一端が接続された通気管から分岐する回収管に設けられ、前記地下タンクの内部の燃料油ベーパを吸引する吸引手段と、該吸引手段の下流側に接続され、前記燃料油ベーパを凝縮させる凝縮手段と、該凝縮手段で凝縮された前記燃料油ベーパを燃料油及び水に分離して貯留し、該燃料油及び水を排出する気液分離手段と、前記凝縮手段
と前記気液分離手段の間に設けられ、圧力を調整可能な開閉自在の圧力調整弁とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、地下タンクの内部の燃料油ベーパを吸引回収し、凝縮手段で燃料油ベーパを凝縮し、凝縮手段で凝縮された燃料油ベーパを、気液分離手段で燃料油及び水に分離して貯留して排出するため、燃料油ベーパからガソリン成分を効率的に回収することができる。また、
凝縮手段から通気管へ通じる管路に圧力調整弁を設けるため、燃料油ベーパを効率的に凝縮させることができる。
【0011】
上記ベーパ回収装置において、前記気液分離手段は、前記貯留された燃料油及び水の量が所定量となったことを検知して該燃料油及び水を排出することができる。これにより、燃料油ベーパに含まれるガソリン成分を効率的に回収することができる。
【発明の効果】
【0012】
以上のように、本発明に係るベーパ回収装置によれば、装置の小型化を図ると共に、燃料油ベーパからガソリン成分を効率的に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明に係るベーパ回収装置の一実施の形態を示し、ベーパ回収装置の概略的な要部拡大部分を含む全体図である。
【
図2】本発明に係るベーパ回収装置の全体構成を示す概略図である。
【
図3】気液分離槽の構成の一例を示す概略図である。
【
図4】本発明に係るベーパ回収装置の外観の一例を示し、(a)は正面側から見た斜視図、(b)は背面側からみた斜視図である。
【
図5】本発明に係るベーパ回収装置の気液分離槽の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
図1に示すベーパ回収装置1は、タンクローリ2に積載された燃料油としてのガソリンGを地下タンク3に荷卸する際に使用され、地下タンク3内に溜まった燃料油ベーパとしてのガソリンベーパ(気化したガソリン)Vを吸引回収して液化ガソリンLとエア(空気)とに分離して回収するものである。
【0016】
詳細には、ベーパ回収装置1は、大別して、装置本体10と、ガソリンベーパVを吸引回収する吸引手段としての圧縮ポンプ11と、圧縮ポンプ11の下流側に設けられ、ガソリンベーパVを凝縮させる凝縮装置12とを備える。尚、
図1における装置本体10の要部を拡大して示す部分については、概略的な構成を示すものであり、装置本体10の詳細な構成については、
図2を参照して後述する。
【0017】
タンクローリ2は、少なくとも1本の荷卸ホース2aを備え、注油ステーション4には地下タンク3に接続された少なくとも1本の遠方注入管5が設けられる。荷卸ホース2aの遠方注油口2bと遠方注入管5の注油口5aとを連結することにより、タンクローリ2に積載されたガソリンGは、荷卸ホース2a及び遠方注入管5を介して地下タンク3内に注ぎ込まれ貯留される。
【0018】
地下タンク3には一対のマンホール6が設けられ、右側マンホール6には注油ステーション4から地下タンク3へ延びる遠方注入管5が配され、左側マンホール6には地下タンク3に連結されて地上に延びる通気管7が配設される。通気管7には回収管21へ通じる分岐点7aと、エア放出管24の合流点7bと、上端には通気口7cが設けられている。前記通気口7cは、所定圧力(異常圧力)以上にならないと弁開しない通気弁8が備えられており、通常地下タンク3からのガソリンベーパVは分岐点7aより回収管21へ流れる。
【0019】
回収管21は、一端が分岐点7aで通気管7に接続されると共に、他端が圧縮ポンプ11に連結される。圧縮ポンプ11は、上流側に回収管21が接続されると共に、下流側に案内管22が接続される。圧縮ポンプ11は、回収管21を介してガソリンベーパVを吸引回収すると共に、吸引回収されたガソリンベーパVを、案内管22を介して後述する凝縮装置12に吐出する。
【0020】
案内管22は、一端が圧縮ポンプ11に接続されると共に、他端が凝縮装置12に接続される。凝縮装置12は、ガソリンベーパVの一部分を凝縮させることによって液化ガソリンLを抽出する。ガソリンベーパVを液化する際には、例えば、外部からの冷却手段を使用することにより、又は、ガソリン自体を内部に循環させることにより行うことができる。
【0021】
凝縮装置12には、液戻し弁13を介して液化ガソリンLを地下タンク3に戻すための液戻し管23と、液化ガソリンLを抽出した際に分離されるエア成分及び液化されないガソリンベーパVの残りの部分(以下「残余ベーパ」という。)を大気中に放出するためのエア放出管24とが接続される。
【0022】
液戻し管23は、一端が凝縮装置12に接続され、他端が液化ガソリンLを地下タンク3内に戻すために注油ステーション4内の遠方注入管5に接続される。また、凝縮装置12の下流側の液戻し管23には、液戻し弁13が設けられる。この液戻し弁13を開くことにより凝縮装置12から液化ガソリンLを地下タンク3へと案内する。
【0023】
エア放出管24は、一端が凝縮装置12に接続されると共に、他端が合流点7bで通気管7に接続される。凝縮装置12からエア放出管24に案内されたエア成分及び残余ベーパは、通気管7の通気口7cを介して外部へ放出される。
【0024】
次に、ベーパ回収装置1の詳細な構成について、
図2を参照して説明する。
図2に示すように、ベーパ回収装置1は、大別して、ガソリンベーパVを吸引・吐出する圧縮ポンプ11と、圧縮ポンプ11から吐出されたガソリンベーパVを冷却して凝縮(液化)させる凝縮塔31と、凝縮塔31で凝縮されたガソリンベーパVを気体及び液体に分離する気液分離槽32とを備える。
【0025】
ガソリンベーパVを圧縮ポンプ11へ案内する回収管21には、電磁弁33が設けられ、圧縮ポンプ11の上流側及び下流側に設けられた圧力センサ34A及び34Bで検出される圧力に基づき、圧縮ポンプ11の異常が検出された場合等に電磁弁33が開閉される。
【0026】
凝縮塔31は、案内管22を介して圧縮ポンプ11と接続され、圧縮ポンプ11から吐出されたガソリンベーパVを冷却して凝縮させる。凝縮塔31内には、ブライン等の不凍液が充填されており、ガソリンベーパVは、不凍液によって冷却されることにより、大部分が液化して液化ガソリンL及び水Wが抽出される。尚、ガソリンベーパVの一部分は、液化されずに残余ベーパとなる。凝縮塔31によって抽出された液化ガソリンL、水W、エア及び残余ベーパは、気液分離槽32に案内される。
【0027】
凝縮塔31において、内部の温度が上昇すると、制御部36の制御に基づき冷凍機35を作動させ、冷媒によって不凍液を冷却すると共に、不凍液循環ポンプ37を作動させ、不凍液を循環させる。これにより、凝縮塔31内の温度を一定の温度に維持することができる。
【0028】
気液分離槽32は、凝縮塔31から案内された液化ガソリンL、水W、エア及び残余ベーパからなる気体を各々分離させ、液化ガソリンL及び水Wを比重の違いによって分離した状態で貯留すると共に、エア及び残余ベーパをエア放出管24に案内する。
【0029】
エア放出管24には、圧力調整弁38が設けられ、残余ベーパが圧力調整弁38を通過する際にエア及び残余ベーパの圧力を調整する。これにより、凝縮塔31におけるガソリンベーパVの冷却効率を向上させることができる。尚、この例では、圧力調整弁38をエア放出管24に設ける(気液分離槽32の下流側に設ける)ように説明したが、これに限られず、例えば、気液分離槽32の上流側に設けるようにしてもよい。
【0030】
気液分離槽32に貯留された液化ガソリンLは、所定量だけ貯留された際に、液戻し弁13を介して液戻し管23に案内され、地下タンク3に排出される。また、気液分離槽32に貯留された水Wは、所定量だけ貯留された際に、水戻し弁39を介して図示しない水排出管に案内され、外部に排出される。
【0031】
気液分離槽32は、
図3に示すように、貯留される液体の液位を検出する液面センサ32aと、液化ガソリンLの液位を示す液フロート41と、水Wの液位を示す水フロート42と、液化ガソリンLを排出して液戻し管23に案内する回収液排出口43と、水Wを排出して水排出管に案内する水排出口44とを備える。
【0032】
液フロート41は、液化ガソリンLが貯留されるにしたがって上昇し、液位上限41aに達すると、液戻し弁13が開き(
図2参照)、貯留された液化ガソリンLが回収液排出口43から排出される。また、水フロート42は、水Wが貯留されるにしたがって上昇し、水位上限42aに達すると、水戻し弁39が開き(
図2参照)、貯留された水Wが水排出口44から排出される。
【0033】
次に、ベーパ回収装置1の構造について、
図4を中心に参照して説明する。ベーパ回収装置1における装置本体10は、
図4に示すように、上部ケース51及び下部ケース52が一体的に形成される。
【0034】
上部ケース51には、大別して、冷凍機35や制御部36等の制御機構が収容される。上部ケース51は、両側面にエア導入部53A及び53Bが設けられると共に、背面に排出用のエア導出部54が設けられ、エア導入部53A及び53Bから導入されたエアによって内部に収容された制御機構を冷却し、エア導出部54からエアを排出する。
【0035】
下部ケース52には、大別して、圧縮ポンプ11や凝縮装置12(凝縮塔31及び気液分離槽32)等のベーパ回収機構が収容される。下部ケース52は、正面側から見た右側面(背面側から見た左側面)及び背面の左側にエア導入部55及び56が設けられると共に、正面側から見た左側面(背面側から見た右側面)に排出用のエア導出部57が設けられ、エア導入部55及び56から図示しないファンにより導入されたエアによって内部に収容されたベーパ回収機構を冷却し、エア導出部57からエアを排出する。
【0036】
上部ケース51及び下部ケース52における各エア導入出部は、装置本体10と別体で形成され、ねじ等によって装置本体10に固定される。これにより、上部ケース51及び下部ケース52に収容された機構のメンテナンスを行う際には、メンテナンスの対象となる箇所に対応するエア導入出部を取り外せばよいため、各々の機構を独立してメンテナンスを行うことができる。
【0037】
次に、ベーパ回収装置1における気液分離槽32の動作について、
図5を中心に参照して説明する。
【0038】
まず、ステップS1において、気液分離槽32内に液化ガソリンL及び水Wが蓄積され、液フロート41が液位上限41aに達したか否かが判断される。液フロート41が液位上限41aに達したと判断された場合(ステップS1;Yes)には、液戻し弁13が開き、液化ガソリンLが回収液排出口43から排出される(ステップS2)。
【0039】
次に、ステップS3において、液戻し弁13が開いてから所定時間t1が経過したか否かが判断される。ここで、所定時間t1は、液位上限41aまで蓄積された液化ガソリンLが排出され、液フロート41が下限位置(
図3に示す点線の位置)に達するまでの時間が設定され、例えば、所定時間t1として10秒が設定される。
【0040】
所定時間t1が経過したと判断された場合(ステップS3;Yes)には、液戻し弁13が閉じる(ステップS4)。一方、所定時間t1が経過していないと判断された場合(ステップS3;No)には、所定時間t1が経過するまで、ステップS3の処理が繰り返される。
【0041】
一方、ステップS1において、液フロート41が液位上限41aに達していないと判断された場合(ステップS1;No)には、処理がステップS5に移行する。
【0042】
ステップS5では、水フロート42が水位上限42aに達したか否かが判断される。水フロート42が水位上限42aに達したと判断された場合(ステップS5;Yes)には、水戻し弁39が開き、水Wが水排出口44から排出される(ステップS6)。一方、水フロート42が水位上限42aに達していないと判断された場合(ステップS5;No)には、処理がステップS1に戻る。
【0043】
次に、ステップS7において、水戻し弁39が開いてから所定時間t2が経過したか否かが判断される。ここで、所定時間t2は、水位上限42aまで蓄積された水Wが排出され、水フロート42が下限位置(
図3に示す点線の位置)に達するまでの時間が設定され、例えば、所定時間t1として2秒が設定される。
【0044】
所定時間t2が経過したと判断された場合(ステップS7;Yes)には、水戻し弁39が閉じる(ステップS8)。一方、所定時間t2が経過していないと判断された場合(ステップS7;No)には、所定時間t2が経過するまで、ステップS7の処理が繰り返される。
【0045】
このように、液フロート41及び水フロート42の液位に応じて、液化ガソリンL及び水Wを排出するため、気液分離槽32内に蓄積される液体を効率的に排出することができ、ガソリンベーパVから抽出された液化ガソリンLを効率的に回収することができる。
【0046】
以上のように、本実施の形態によれば、地下タンク内で発生した燃料油ベーパを凝縮塔で冷却して凝縮させると共に、気液分離槽で液化ガソリン、水及び残余ベーパに分離させ、抽出された液化ガソリンを地下タンクに戻すため、燃料油ベーパからガソリン成分を効率的に回収することができる。
【0047】
また、燃料油ベーパからガソリン成分を回収する際に、従来と比較して吸脱着装置が不要となるため、ベーパ回収装置の小型化を図ることができる。
【符号の説明】
【0048】
1 ベーパ回収装置
2 タンクローリ
2a 荷卸ホース
2b 遠方注油口
3 地下タンク
7 通気管
7a 分岐点
7b 合流点
7c 通気口
10 装置本体
11 圧縮ポンプ
12 凝縮装置
13 液戻し弁
21 回収管
22 案内管
23 液戻し管
24 エア放出管
31 凝縮塔
32 気液分離槽
32a 液面センサ
33 電磁弁
34(34A、34B) 圧力センサ
35 冷凍機
36 制御部
37 不凍液循環ポンプ
38 圧力調整弁
39 水戻し弁
41 液フロート
41a 液位上限
42 水フロート
42a 水位上限
43 回収液排出口
44 水排出口
51 上部ケース
52 下部ケース
53(53A、53B) エア導入部
54 エア導出部
55、56 エア導入部
57 エア導出部
G 燃料油(ガソリン)
L 液化ガソリン
V 燃料油ベーパ(ガソリンベーパ)
W 水