(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
描画部は、仮想マシンと仮想ネットワークを列または行で表し、列と行とが交差する位置で直線を結ぶことにより、仮想マシンと仮想ネットワークとの接続関係を表現する描画情報を生成する
請求項1または請求項2に記載の可視化装置。
描画部は、ホストサーバと前記ホストサーバに接続されたスイッチとを異なる軸で表現し、各軸から伸ばした線の連結によりホストサーバとスイッチとの接続関係を表現し、仮想システムとサーバの構成とあわせて、ホストサーバとスイッチとの接続関係を表現する描画情報を生成する
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の可視化装置。
描画部は、ホストサーバに含まれる仮想マシンの情報の一部または全部を統合してサマリ情報を生成し、前記ホストサーバについて前記サマリ情報以外の情報を折り畳んで省略して表示する描画情報を生成する
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の可視化装置。
描画部は、仮想システムに含まれる仮想マシンの情報を仮想システムの情報として統合してサマリ情報を生成し、前記仮想システムについて前記サマリ情報以外の情報を省略して表示する描画情報を生成する
請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の可視化装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
仮想化技術では、物理的な構成を上位に対し隠蔽するため、リソースと物理資源とが直接対応しない。そのため、システムの構成を正確に把握し運用管理を行うことがより重要となる。例えば、仮想システムで提供しているサービス上で通信障害などが発生した場合には、障害箇所を特定するために、物理構成と論理構成の対応付けを含めたシステム全体の構成を把握する必要がある。
【0006】
非特許文献1における
図7には、テナントと呼ばれる仮想システムの構成を示す仮想化ビューと、ハードウェアの構成を示す物理構成の対応図が開示されている。この対応図は、物理的なハードウェアに対応する仮想的なリソースを矢印でつなぐ手法により全体システムの構成を示している。このような手法では、仮想システム内のオブジェクトが増えるごとに、オブジェクトとそれに対応する物理構成とをつなぐ矢印が増えていく。そのため、大量のオブジェクトを生成すると線の重なりや交差が発生しリソースの対応を一目で確認することが困難となる。
【0007】
このように、仮想化システムの論理構成と物理構成とを別々に描いて矢印で対応を示す手法では、システム全体の構成を把握することが困難であるという課題がある。そのような課題を解決するために、自動的に、物理構成と論理構成との対応を可視化する技術が求められている。
【0008】
そこで、本発明は、仮想システムにおける論理構成と物理構成との対応を容易に可視化することができる可視化装置、可視化システムおよび可視化方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明による可視化装置は、仮想システムをホストする1つまたは複数のホストサーバと通信可能であって、仮想システムとホストサーバの構成情報を収集する情報取得部と、構成情報を格納する記憶部と、記憶部が格納する構成情報をもとに、仮想システムを構成する仮想マシンと仮想ネットワークとを異なる軸で表現し、各軸から伸ばした線の連結により仮想マシンと仮想ネットワークとの接続関係を表現し、仮想マシンが動作するサーバ単位で仮想マシンをグループ化して、仮想システムとホストサーバの構成を表現する描画情報を生成する描画部とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明による可視化システムは、仮想システムをホストする1つまたは複数のホストサーバと、表示装置と通信可能な可視化装置とを含み、可視化装置は、仮想システムとホストサーバの構成情報を収集する情報取得部と、構成情報を格納する記憶部と、記憶部が格納する構成情報をもとに、仮想システムを構成する仮想マシンと仮想ネットワークを列または行で表し、列と行とが交差する位置で仮想マシンと仮想ネットワークとの接続関係を表現し、仮想マシンが動作するホストサーバ単位で仮想マシンをグループ化して、仮想システムおよびホストサーバの構成を表現する描画情報を生成し、描画情報を表示装置に出力する描画部とを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明による可視化方法は、仮想システムをホストする1つまたは複数のホストサーバと通信可能な可視化装置における可視化方法であって、仮想システムとホストサーバの構成情報を収集し、構成情報をもとに、
仮想システムを構成する仮想マシンと仮想ネットワークを列または行で表し、列と行とが交差する位置で仮想マシンと仮想ネットワークとの接続関係を表現し、仮想マシンが動作するホストサーバ単位で仮想マシンをグループ化して、仮想システムおよびホストサーバの構成を表現する描画情報を生成し、描画情報を可視化装置と通信可能な表示装置に出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、仮想システムにおける論理構成と物理構成との対応を容易に可視化することができる。また、物理リソースに対応する論理リソースを画面内に表示することができ、大規模なシステムにおいても線の交わりを少なく各リソースの対応を確認することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
実施形態1.
以下、本発明の第1の実施形態を図面を参照して説明する。
【0015】
本発明による情報処理基盤可視化システム(以下、単に可視化システムという。)は、可視化装置と、情報処理基盤とを含む。情報処理基盤は、例えば、スイッチ、ルータ等のネットワーク機器とサーバとから構成される。可視化装置は、情報処理基盤を構成する各機器と通信可能に接続される。
【0016】
図1は、可視化装置の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。
図2は、情報処理基盤の構成の一例を示すブロック図である。
【0017】
図1に示すように、可視化装置20は、情報取得部210と、記憶部220と、描画部230とを含む。
【0018】
情報取得部210は、情報処理基盤を構成するサーバやネットワーク機器の情報や、サーバやネットワーク機器に設定されている情報を取得する。
【0019】
記憶部220は、情報取得部210が取得した情報を記憶する。記憶部220は、具体的には、可視化装置20が備えるメモリ等の記憶装置によって実現される。
【0020】
描画部230は、記憶部220が記憶する情報から情報処理基盤の物理リソースと、情報処理基盤上で動作する仮想システムとの対応付けを描画するための描画情報を生成する。
【0021】
描画部230は、可視化装置20と通信可能なディスプレイ等の表示装置の表示部に、描画情報を出力する。なお、可視化装置20が表示装置を備えていてもよい。
【0022】
なお、情報取得部210および描画部230は、可視化装置20が備えるCPUによって実現される。
【0023】
図2は、情報処理基盤の構成の一例を示すブロック図である。
【0024】
図2に示す情報処理基盤は、サーバ111〜113(以下、サーバSV1〜SV3という。)、スイッチ121〜122(以下、スイッチSW1〜SW2という。)とを含む。サーバSV1〜SV3とスイッチSW1〜SW2とは、互いに通信可能に接続されている。具体的には、サーバSV1、SV2は、スイッチSW1と通信可能に接続されている。サーバSV3は、スイッチSW2と通信可能に接続されている。スイッチSW1は、スイッチSW2と通信可能に接続されている。なお、情報処理基盤は、その他のネットワーク機器を含んでいてもよい。
【0025】
情報処理基盤は、仮想マシンのホスティング機能と、ACL(Access Control List)、VLAN(Virtual Local Area Network)、OpenFlowなどの技術を用いて仮想的なネットワークを構成する機能とを有する。
【0026】
図3は、情報処理基盤上で動作する仮想システムの構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態では、ホストサーバ(サーバSV1〜SV3)によってホスティングされる2つの仮想システム30、40(以下、仮想システムVS1、VS2という。)が構成されている。
【0027】
仮想システムVS1は、仮想マシン311〜314(以下、仮想マシンVM1〜VM4という。)と、仮想ネットワーク321〜323(以下、仮想ネットワークVN1〜VN3という。)とを含む。
【0028】
仮想マシンVM1と仮想マシンVM2とは、仮想ネットワークVN2を通じて通信可能である。仮想マシンVM1と仮想マシンVM4とは、仮想ネットワークVN1を通じて通信可能である。仮想マシンVM3と仮想マシンVM4とは、仮想ネットワークVN3を通じて通信可能である。
【0029】
仮想システムVS2は、仮想マシン411、412(以下、仮想マシンVM5、VM6という。)と、仮想ネットワーク421(以下、仮想ネットワークVN4という。)とを含む。
【0030】
仮想マシンVM5と仮想マシンVM6とは、仮想ネットワークVN4を通じて通信可能である。
【0031】
図4は、仮想マシンとホストサーバとの対応を示す説明図である。
【0032】
図4は、仮想マシンがどのホストサーバでホストされているかを示す。
図4に示すように、本実施形態では、仮想マシンVM1、VM2が、サーバSV1上でホストされている。仮想マシンVM3、VM5が、サーバSV2上でホストされている。仮想マシンVM4、VM6が、サーバSV3上でホストされている。
【0034】
ここでは、可視化装置20が仮想システムVS1、VS2を可視化する処理(以下、可視化処理という)について説明する。
【0035】
まず、可視化処理における描画処理を説明する。
図5は、可視化装置における描画処理を示すフローチャートである。
【0036】
情報取得部210は、情報処理基盤の構成情報と、情報処理基盤上で動作している仮想システムの構成情報とを取得する(ステップS10)。具体的には、情報取得部210は、仮想マシンをホストするサーバの情報や、仮想マシンおよび接続先スイッチのMACアドレスやインターフェース名、接続先スイッチのポート番号などのネットワーク情報を取得する。また、情報取得部210は、ネットワーク情報と共に、スイッチやルータ間の接続情報やサーバの接続情報など物理的なハードウェアの接続情報を取得する。情報取得部210は、取得した情報を記憶部220に格納する。
【0037】
描画部230は、記憶部220が格納する情報をもとに、仮想マシンと仮想ネットワークとの接続関係を表現する模式図を生成する(ステップS20)。具体的には、描画部230は、表示装置に模式図を表示させるための描画情報を生成する。以下、接続関係を表現する模式図を生成することを、単に「接続関係を表現する」等と記す場合がある。
【0038】
模式図は、例えば、仮想マシンと仮想ネットワークを行と列といったような別々の軸で表し、行と列とが交差する位置で直線を結ぶことにより仮想マシンと仮想ネットワークとの接続関係を表現する。
【0039】
図6は、第1の実施形態における仮想マシンと仮想ネットワークとの対応を示す模式図である。
図6に示すように、描画部230は、仮想マシンを横軸、仮想ネットワークを縦軸にとり、各軸から伸ばした直線を結ぶことにより、仮想マシンと仮想ネットワークとの接続関係を表現する。
【0040】
図6に示す模式図は、仮想ネットワークVN1に仮想マシンVM1、VM4が接続されていることを示す。また、仮想ネットワークVN2に仮想マシンVM1、VM2が接続されていることを示す。また、仮想ネットワークVN3に仮想マシンVM3、VM4が接続されていることを示す。また、仮想ネットワークVN4に仮想マシンVM5、VM6が接続されていることを示す。
【0041】
描画部230は、仮想システムとホストサーバとの対応をとり、同じホストサーバ上で動作する仮想マシンを、グループ化して整列する(ステップS30)。
【0042】
図7は、第1の実施形態における仮想マシンと仮想ネットワークとホストサーバとの対応を示す模式図である。具体的には、仮想マシンをホストサーバ単位でグループ化した模式図である。
図7では、サーバSV1上で動作する仮想マシンVM1、VM4と、サーバSV2上で動作する仮想マシンVM3、VM5と、サーバSV3上で動作する仮想マシンVM4、VM6とが、それぞれサーバ順に整列されている。
【0043】
描画部230は、模式図の閲覧性を向上させるために、線の交差や余計な線が少なくなるようにオブジェクトの描画を調整する(ステップS40)。例えば、描画部230は、仮想マシンを表示する位置を、当該仮想マシンを接続する仮想ネットワークの下部または間へ変更する。また、描画部230は、仮想ネットワークを示す線を必要な分だけの長さに調整することにより、接続しない仮想ネットワークとの余計な交差数を低減する。
【0044】
図8は、第1の実施形態における仮想マシンと仮想ネットワークとホストサーバとの対応を示す模式図である。具体的には、オブジェクトの描画を調整した後の模式図である。
図8に示すように、仮想マシンVM1の位置を仮想ネットワークVN1の下部に移動することにより、仮想マシンVM1と仮想ネットワークVN2との接続を示す線が、仮想ネットワークVN1と交差することがなくなる。仮想マシンVM2〜VM6についても同様である。
【0045】
また、仮想ネットワークVN2を示す線を仮想マシンVM1、VM2を接続する分だけの長さにして、余計な横幅を短縮することにより、仮想ネットワークVN2と仮想マシンVM4との交差を回避することができる。つまり、線の交差数を低減させることができる。
【0046】
描画部230は、サーバとスイッチとを別々の軸にとり、各軸から伸ばした線を連結することにより、サーバとスイッチとの接続関係を表現する(ステップS50)。
【0047】
図9は、第1の実施形態における仮想マシンと仮想ネットワークとホストサーバとスイッチとの対応を示す模式図である。
図9に示すように、描画部230は、サーバを横軸、スイッチを縦軸にとり、スイッチに接続するサーバとの接続関係を各軸から伸ばした線を連結することにより、サーバとスイッチとの接続関係を表現する。
【0048】
図9に示す模式図は、スイッチSW1にサーバSV1、SV2が接続されていることを示す。また、スイッチSW2にサーバSV3が接続されていることを示す。
【0049】
描画部230は、ステップS20〜S50において生成した描画情報を表示装置に出力する(ステップS60)。
【0050】
次に、可視化装置20が仮想システムの構成の変更を検知した際の再描画処理について説明する。
図10は、可視化装置における再描画処理を示すフローチャートである。
【0051】
情報取得部210が、情報処理基盤の構成情報、または、情報処理基盤上で動作している仮想システムの構成情報の更新を検知する。すると、描画部230は、再描画処理を開始する(ステップS110)。
【0052】
描画部230は、記憶部220に格納されている前回の構成情報と最新の構成情報とをもとに、構成情報の変更内容を計算する(ステップS120)。
【0053】
描画部230は、構成情報の変更内容にもとづいて、ステップS20〜S50と同様の描画処理を実行し、構成情報の変更を模式図に反映させる(ステップS130)。
【0054】
描画部230は、追加または変更された仮想マシンや仮想ネットワークとの接続ポイントなどのオブジェクトを、強調して表示させるための情報を描画情報に追加する(ステップS140)。描画部230は、例えば、追加または変更されたオブジェクトが一目でわかるようにするために、それらのオブジェクトを一定回数または一定時間の間、点滅や色変更などをさせるための情報を追加する。
【0055】
描画部230は、ステップS110〜S140において生成した描画情報を表示装置に出力する(ステップS150)。
【0056】
なお、模式図は、
図6〜
図9に示す形態に限定されず、その他の形態であってもよい。
【0057】
以上に説明したように、本実施形態では、可視化装置が、仮想マシンやサーバと、仮想ネットワークやスイッチとを別々の軸で表現し、各軸から伸ばした線の連結により接続関係を表現している。そのため、仮想マシンやサーバの数、仮想ネットワークやスイッチの数が増えた場合であっても、それぞれの軸を伸ばすことにより、接続関係を容易に表現することができる。従って、本実施形態によれば、サーバ上で動作している仮想システムと仮想システムのネットワーク構成を、物理構成に対応付けて1つの画面(模式図)内で表現することができる。また、描画情報を表示装置に出力することにより、仮想システムのネットワーク構成をユーザに容易に提示することができる。従って、情報処理基盤上で動作する仮想システムの運用管理を効率化することが可能となる。
【0058】
また、本実施形態では、可視化装置が、仮想マシンをホストするサーバ単位でグループ化し、オブジェクトの描画を調整している。そのため、模式図における余計な線の交差数を低減することができ、簡略化してシステムの構成を表現することができる。従って、本実施形態によれば、大規模な仮想システムにおいても、必要十分なシステムの構成をユーザに容易に提示することが可能となる。
【0059】
実施形態2.
以下、本発明の第2の実施形態を図面を参照して説明する。
【0060】
本実施形態の可視化システムの構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0061】
ただし、可視化装置20の描画部230は、ユーザが指定したノードまたは可視化システムが自動で選択したノードに対して、サマリのみを表示する機能を有する。
【0063】
ここでは、描画部230のサマリ処理について説明する。
図11は、可視化装置におけるサマリ処理を示すフローチャートである。
【0064】
ユーザが、マウスオーバー、クリック、プルダウンなどの操作や、チェックボックスの操作を行うことにより、表示装置に表示された模式図から仮想マシンやサーバ、仮想ネットワークや仮想システムを選択する(ステップS210)。なお、この選択操作は、ユーザではなく、可視化システムが自動的に行ってもよい。例えば、可視化装置の情報取得部210が構成変更を検知した際に、新たに追加された仮想マシンやサーバ、仮想ネットワークや仮想システムを選択するようにしてもよい。
【0065】
描画部230は、ステップS210において選択されたサーバやネットワークについてサマリ情報のみを表示し、詳細な構成の表示を省略する(ステップS220)。例えば、描画部230は、詳細な構成を折り畳んで表示する。なお、ステップS210において選択されなかったサーバやネットワークの表示を省略するようにしてもよい。
【0066】
ステップS220において、サーバの情報をサマリのみ表示する場合は、そのサーバに含まれる仮想マシンのうち一台を代表として、その仮想マシンの情報のみを表示する。なお、サーバに含まれる全ての仮想マシンの接続情報を統合し擬似ノードとして描いてもよい。
【0067】
図12は、サーバ情報のサマリ処理結果の一例を示す説明図である。
図13は、仮想システム情報のサマリ処理結果の一例を示す説明図である。
【0068】
ユーザまたは可視化システムがサーバSV1を選択した場合には、
図12に示すように、サーバSV1の詳細構成が折り畳まれてサマリ情報のみが表示される。
図12では、仮想マシンVM1と仮想マシンVM2の情報がサマリされ、擬似ノードの情報のみが表示されている。
【0069】
ユーザまたは可視化システムが仮想ネットワークや仮想システムを選択した場合には、選択した仮想ネットワークが所属する仮想システムを仮想システム単位、または、選択した仮想システム単位でサマリして表示する。例えば、仮想ネットワークVN1〜VN3のどれか、または仮想システムVS1が選択された場合には、
図13に示すように、仮想システムVS1の詳細構成が折り畳まれてサマリ情報のみが表示される。
図13では、仮想システムVS1に所属する情報がサマリされて仮想システムVM1〜VM4の情報のみが表示されている。
【0070】
なお、模式図は、
図12、
図13に示す形態に限定されず、その他の形態であってもよい。
【0071】
以上に説明したように、本実施形態では、ユーザなどによって選択された仮想マシン、やサーバ、仮想ネットワークや仮想システムについて、サマリ情報のみを表示するようにしている。従って、本実施形態によれば、より多くの仮想マシンや仮想システムが構成された場合においても、注目する必要がない情報を省略することができる。そのため、着目したい部分についての情報を残したまま、システム全体の構成をユーザに提示することが可能となる。