【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で使用する「エアロゾル発生装置」という用語は、エアロゾル形成基材と相互作用してエアロゾルを発生させる装置に関する。エアロゾル形成基材は、例えば喫煙物品の一部などの、エアロゾル発生物品の一部とすることができる。エアロゾル発生装置は、電源からエアロゾル形成基材にエネルギーを供給してエアロゾルを発生させるために使用される1又はそれ以上の構成要素を含むことができる。例えば、エアロゾル発生装置は、加熱式エアロゾル発生装置とすることができる。エアロゾル発生装置は、電気加熱式エアロゾル発生装置、又はガス加熱式エアロゾル発生装置とすることもできる。エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品のエアロゾル形成基材と相互作用して、ユーザの口を通じてユーザの肺に直接吸入可能なエアロゾルを形成する喫煙装置とすることもできる。
【0008】
本明細書で使用する「エアロゾル形成基材」という用語は、エアロゾルを形成できる揮発性化合物を放出可能な基材に関する。このような揮発性化合物は、エアロゾル形成基材を加熱することによって放出することができる。場合によっては、加熱又は燃焼の代わりに、化学反応又は超音波などの機械的刺激によって揮発性化合物を放出することもできる。エアロゾル形成基材は、固体又は液体とすることができ、或いは固体及び液体成分を両方含むこともできる。エアロゾル形成基材は、担体又は支持体上に吸着させ、コーティングし、含浸させ、又は別様に充填することができる。エアロゾル形成基材は、エアロゾル発生物品又は喫煙物品の一部とすることができれば好都合である。
【0009】
エアロゾル形成基材は、ニコチンを含むことができる。エアロゾル形成基材はタバコを含むことができ、例えば、加熱時にエアロゾル形成基材から放出される揮発性タバコ香味化合物を含有するタバコ含有材料を含むことができる。好ましい実施形態では、エアロゾル形成基材が、例えば成型された葉タバコなどの均質化されたタバコ材料を含むことができる。エアロゾル形成基材は、プロピレングリコール又はグリセリンなどの少なくとも1種類のエアロゾルフォーマを含むことができる。
【0010】
本明細書で使用する「エアロゾル発生物品」及び「喫煙物品」という用語は、エアロゾルを形成できる揮発性化合物を放出可能なエアロゾル形成基材を含む物品を意味する。例えば、エアロゾル発生物品は、ユーザの口を通じてユーザの肺に直接吸入可能なエアロゾルを形成する喫煙物品とすることができる。エアロゾル発生物品は、使い捨てとすることもできる。以下では、一般に「エアロゾル発生物品」という用語を使用する。
【0011】
エアロゾル発生物品は加熱式エアロゾル発生物品であり、エアロゾルを形成できる揮発性化合物を放出するために燃焼されるのではなく加熱されることを意図されたエアロゾル形成基材を含むエアロゾル発生物品であることが好ましい。エアロゾル形成基材を加熱することによって形成されるエアロゾルに含まれる既知の有害成分は、エアロゾル形成基材を燃焼又は熱分解させることによって生成されるエアロゾルよりも少ない。エアロゾル発生物品はタバコスティックとすることができ、又はタバコスティックを含むことができる。
【0012】
1つの態様では、少なくとも5つの辺を有する形状により定められた外側横断面を少なくとも一部に有する細長いエアロゾル発生装置を提供する。エアロゾル発生装置は高アスペクト比を有し、長さのかなり大きな割合が、この定められた断面を有することが好ましい。装置の全長が、この定められた横断面を有することもできる。
【0013】
外側断面は、多角形横断面とすることができる。この多角形は、少なくとも5つの辺を含む。多角形は、少なくとも6つの辺を含むこともできる。
【0014】
装置の長さは、60mmよりも大きくすることができる。装置の長さは、150mm未満とすることができる。例えば、装置の長さは、80mm〜120mmとすることができる。装置の長さは、90mm〜110mmとすることもできる。
【0015】
横断面形状の外接円は、10mmよりも大きな直径を有することができる。横断面形状の外接円は、20mm未満の直径を有することができる。横断面形状の外接円は、12mm〜16mmの直径を有することができる。多角形の断面は、多角形の1つの端部から多角形の中心点を通って逆側の端部に至る線によって定めることができる。この線の長さは、10mm〜20mmとすることができ、12mm〜15mmであることが好ましい。偶数辺の多角形は、多角形の平坦面から多角形の逆側の平坦面に至る断面線を有することができる。この距離は、例えば12mm〜14mmとすることができる。偶数辺の多角形は、多角形の角部から多角形の逆側の角部に至る断面線を有することもできる。この距離も、例えば12mm〜14mmとすることができる。角部から角部までの断面は、面から面までの断面よりもわずかに長くなる。
【0016】
断面形状の各辺は、全て等しい長さを有することができる。断面形状の各辺は、異なる長さを有することもできる。1又はそれ以上の辺は2mmよりも大きいことが好ましく、3mmよりも大きく又は4mmよりも大きいことが好ましい。1又はそれ以上の辺の長さは、5mmよりも大きいことが有利となり得る。断面形状の辺の長さは、三次元装置の平面の幅と同じにすることができる。例えば、装置が実質的に円筒状であり、辺の長さが5mmの正六角形の断面を有する場合、この装置は、5mm幅の6つの長手方向平面を有する。
【0017】
横断面形状は、少なくとも5つの辺を有する形状を成すように直線又は曲線によって接続された少なくとも5つの角部を有することが好ましい。角部を曲線によって接続する場合、この曲線は、辺が直線からわずかに逸脱してほぼ平坦に見えるように辺の長さに比べて半径が大きいことが好ましい。
【0018】
エアロゾル発生装置は、実質的に円筒状とすることができる。本明細書で使用する円筒状という用語は、実質的に平行な側面と、二次元形状により定められた底部とを有する三次元形状を示す。この二次元形状は横断面のために定められるものであり、すなわち少なくとも5つの辺を有する。本明細書で使用する円筒という用語は、柱状という用語に相当する。実質的に平行であるという意味は、辺が正確に平行である必要はないということである。例えば、辺は、真の平行から±5度の範囲内にあればよい。
【0019】
エアロゾル発生装置の一部は、収束する側面と、二次元形状により定められる底部とを有する細長い裁頭ピラミッド形状とすることができる。この二次元形状は横断面のために定められるものであり、すなわち少なくとも5つの辺を有する。
【0020】
断面を定める二次元形状の各辺は、装置の外面上の細長い面に対応することが好ましい。
【0021】
このような多面断面形状を有するエアロゾル発生装置を提供することにより、円形断面を有する装置に比べて装置の表面積が広くなる。例えば、少なくとも5つの辺を含む多角形横断面を有する実質的に円筒状の装置は、より人間工学的な感覚をユーザに与えるとともに、装置の未使用時に表面上に置いた時の装置の安定性を高めるという利点を有する。ユーザは、装置をテーブルなどの平面上に置きたいと望むことがあると予想される。装置が転がったりすると、ユーザが不便を感じることがある。装置の安定化を助けて転がりにくくする形状的特徴を備えた装置が有利であろう。
【0022】
例えば多角形の断面形状は、6〜16個の辺を有することができ、7〜12個の辺を有することが好ましい。1つの好ましい実施形態では、この形状が、10個の辺を有する多角形である。
【0023】
多角形は、規則的な多角形とすることができる。規則的な多角形という用語は、全ての角度が同じである等角の多角形、又は全ての辺が同じ長さである等辺の多角形のことを意味する。各辺は、直線であっても、又はわずかに曲線であってもよい。角度は、尖った角部又は丸みを帯びた角部によって形成することができる。エアロゾル発生装置は、その全長にわたって規則的な多角形横断面を有することができる。或いは、エアロゾル発生装置は、その長さの一部のみに沿って延びる規則的な多角形断面を有することもできる。例えば、エアロゾル発生装置の断面は、ボタンが存在することによって変化することがある。このようなボタンは、使用時に装置を作動させるように適合することができる。ボタンの位置は、装置の形状に関わらずに最も上部の表面上にボタンが提示されるように選択することができる。
【0024】
本明細書で使用する「長さ」という用語は、長手方向の寸法を意味する。「長手方向」という用語は、細長いエアロゾル発生装置の主軸を意味する。本明細書で使用する「横方向」という用語は、長手方向に垂直な方向を意味する。
【0025】
エアロゾル発生装置の少なくとも一方の端部は、テーパ状にすることができる。或いは、エアロゾル発生装置の両端部をテーパ状にすることもできる。テーパ状の端部の端面又は各端面の半径は、エアロゾル発生装置の最大半径の少なくとも50%であることが好ましい。多角形の半径は、多角形の図心からその頂点までの間で測定される。
【0026】
エアロゾル発生装置の少なくとも一方の端部がテーパ状である場合、このエアロゾル発生装置の少なくとも一方の端部は、装置の長さの少なくとも約5%に沿ってテーパ状になっていることが好ましい。エアロゾル発生装置の少なくとも一方の端部は、装置の長さの少なくとも約7%に沿ってテーパ状になっていることがより好ましい。エアロゾル発生装置の少なくとも一方の端部は、装置の長さの少なくとも約7.5%に沿ってテーパ状になっていることがさらに好ましい。
【0027】
エアロゾル発生装置の少なくとも一方の端部がテーパ状である場合、このテーパ部は直線であっても、又は曲線であってもよい。テーパ部の存在は、装置の一端が別の装置に挿入され、又は結合されるように構成されている場合に特に有利となり得る。例えば、装置の第1の端部又はその近くに1又はそれ以上の電気接点を配置して、別の装置の受け入れキャビティ内に位置する電気接点と接触するようにすることができる。嵌合する受け入れ部分が装置のテーパ状の端部と協働することにより、ユーザは、装置を迅速かつ容易に結合することができる。このテーパ部は、装置を受け入れキャビティ内の正しい位置に導く。ユーザは、このテーパ部による誘導効果により、接点を位置合わせするために装置を見ることなく、装置を例えば充電ユニットなどの別の装置に結合することができる。これにより、装置を別の装置に結合するという行為を暗闇の中で、又はユーザが会話をしながら行うことができるので有利となり得る。
【0028】
エアロゾル発生装置のユーザは、エアロゾル発生物品の消費中に装置を表面上に置きたいと望むことがある。装置を横にして置くことは、物品の唇側端部が表面に近接して非衛生的な場合があるので、望ましくないこともある。物品の唇側端部が表面から持ち上がるように装置を傾けることが好ましいと思われる。テーパ部の存在により、装置を表面と表面よりも高くなった固定物との両方に接触させて容易に傾けることができるという利点が得られる。テーパ部と成形断面が協働することにより、装置を適当な角度で傾けた時に広い表面積が表面に接するようになる。これにより、装置を一定の角度に傾けた場合にも装置の安定性を高めることができる。最適な傾斜角は、テーパ部の角度に依存し得る。最適な傾斜角は、例えば表面から25度〜60度とすることができる。
【0029】
細長いエアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基材を含むエアロゾル発生物品を受け入れるように適合された基材受け入れキャビティを有する外側ハウジングと、エアロゾル形成基材を加熱してエアロゾルを発生させるように適合された加熱要素と、加熱要素に電力を供給するように適合された電源とを備えることが好ましい。この装置は、電源から加熱要素に供給される電力を制御するためのコントローラを備えることもできる。
【0030】
エアロゾル発生装置が基材受け入れキャビティを備える場合、キャビティ内にホルダを設けることができる。このホルダは、キャビティを有するエアロゾル発生装置の端部に隣接してエアロゾル形成基材を保持するように適合される。エアロゾル形成基材は、それ自体が、ホルダ内に受け入れ可能なエアロゾル発生物品の構成部品であることが好ましい。
【0031】
装置の外形は、ハウジングによって定めることができる。ハウジングは、装置の構成部品を保持するシェルを形成することができる。ハウジングは、その外側断面と同じ形状の内側断面を有することができる。ハウジングは、円形の内側断面を有することもできる。ハウジングは、外側断面とは異なる形状の非円形の内側断面を有することもできる。
【0032】
装置が、エアロゾル形成基材を含むエアロゾル発生物品を保持するように適合されたホルダを備える場合、ホルダと外側ハウジング部分との間の空間により、装置内の複数の空気チャネルにつながる複数の空気入口を形成することができる。例えば、ホルダは円形の外側断面を有し、ハウジングは十角形の内側断面を有することができる。ホルダがハウジング内に嵌合して、ホルダの外側部がハウジングの内面の10個の内面の各々に接するようになる場合、十角形の角部とホルダとの間の空間により10個の空隙が定められる。これらの空隙は、空気入口として機能することができる。空気入口の面積は、ハウジングの内部形状を選択することにより、又は基材受け入れキャビティを定めるハウジングの部分におけるハウジングの内部形状を選択することにより制御することができる。
【0033】
外側ハウジングがテーパ部で末広になっているので、空気チャネルも装置内で空気入口から離れて末広になることができる。このような空気チャネルを提供することにより、装置内への空気の引き込みを改善することができる。また、引き込まれた空気は、エアロゾル形成基材と外側ハウジングの間の絶縁性を高めることができる。
【0034】
基材受け入れキャビティは、唇側端部と、エアロゾル形成基材が存在する遠位端部とを有するエアロゾル発生物品を受け入れるように適合することができる。エアロゾル発生物品の遠位端部は、基材受け入れキャビティに挿入される。
【0035】
使用時には、ユーザがエアロゾル発生物品を装置の基材受け入れキャビティに挿入し、装置を作動させ、エアロゾル発生物品の唇側端部に唇を当てて吸入する。空気及び装置内で発生したあらゆるエアロゾルは、エアロゾル発生物品の唇側端部を通じて引き込まれ、ユーザにより吸入される。ユーザが吸入すると、空気及びエアロゾルがエアロゾル発生物品を通じて遠位端部から唇側端部に移動する。いくつかの実施形態では、エアロゾル発生物品の近位にある装置の端部を通じて装置内に空気を引き込むことができる。いくつかの実施形態では、側壁を通じて装置内に空気を引き込むことができる。他の実施形態では、装置の近位端部と装置の側壁との組み合わせを通じて装置内に空気を引き込むことができる。
【0036】
エアロゾル発生物品は、実質的に円筒形とすることができる。エアロゾル発生物品は、実質的に細長いものとすることができる。エアロゾル発生物品は、ある長さと、この長さにほぼ垂直な周囲とを有することもできる。エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生装置のキャビティ内に、エアロゾル発生物品の長さがエアロゾル発生装置内の空気流方向とほぼ平行になるように受け入れることができる。
【0037】
エアロゾル発生装置がハウジングを有する場合、このハウジングは、長さが60mm〜150mmの細長いシェルとすることができる。ハウジングの壁厚は、0.2mm〜1mmとすることができる。ハウジングを金属材料で形成する場合、壁厚は0.2mm〜0.4mmであることが好ましい。ハウジングをポリマーで形成する場合、壁厚は0.5mm〜1mmであり、例えば0.6mm〜0.8mm、又は約0.75mmであることが好ましい。
【0038】
エアロゾル発生装置の外側ハウジングは、2つ、4つ又はそれ以上の部分から作製することができる。これらの部分は、装置の横断面に沿って接合することができ、装置から突出する1又はそれ以上のボタンの周囲で接合するように適合されることが好ましい。外側ハウジングが4つの部分を含む場合、これらの部分は、2つのテーパ状になった末端部分と、2つの実質的に円筒状の中央部分とすることができる。いくつかの実施形態では、第1のハウジング部分が装置の第1の端部の外形を定め、第2のハウジング部分が装置の第2の端部の外形を定めることができる。2つの隣接するハウジング部分は、装置の長さのほぼ中間に位置する接合部で交わることができる。2つのハウジング部分は、装置の他方の端部よりも一方の端部近くに位置する接合部で交わることもできる。これらのハウジング部分は分離可能であり、例えばハウジング部分を長手方向に摺動させることにより、第1のハウジング部分を第2のハウジング部分から分離できることが好ましい。装置の内部には、ハウジングの1又はそれ以上の部分を取り外すことによってアクセスすることができる。
【0039】
エアロゾル発生装置は、装置の内部構成部品に固定されて装置から取り外すことができないハウジング部分と、装置から取り外すことができる別のハウジング部分とを備えることが好ましい。基材受け入れキャビティを含む装置の端部は、装置から取り外し可能であることが好ましい。基材受け入れキャビティ内のいずれかのホルダは、ハウジング部分と共に取り外すことができる。ハウジングの一部の取り外しは、装置の内部構成部品にアクセスして、例えば装置を掃除するために望ましい。ハウジング部分の移動又はハウジング部分の取り外しは、装置の使用後にエアロゾル発生物品を取り外しやすくするためにも望ましい。
【0040】
ハウジング部分が装置から取り外し可能である場合、ハウジング部分は、装置に特定の配向でのみ結合可能であることが望ましい。取り外し可能なハウジング部分は、例えば装置の実質的に円筒状の内側部分を覆って摺動することができる。このような状况では、ハウジングの内面が、内側部分の対応する突出部又は切り欠き部に適合する切り欠き部又は突出部を定めて、ハウジング部分がエアロゾル発生装置に特定の配向でのみ結合できることを確実にすることができる。
【0041】
ハウジング部分が、装置の内部構成部品に対して摺動できる場合、ハウジング部分を1又はそれ以上の安定位置に保持できれば有利となり得る。この趣旨で、ハウジング部分の内面は、装置の内側部分に定められる突出部と係合してスナップ部として作用する突出部を備えることができる。例えば、ハウジング部分の内面の長手方向に離間した2つの突出部が、装置の内側部分の突出部と係合してハウジング部分を位置決めすることができる。内側部分の突出部は、力が加わるとハウジングの突出部を乗り越えることができるようにバネ付きであることが好ましい。ハウジングの内面は、例えば多角形形状などの非円形の断面形状を有することが特に有利である。突出部をハウジング内面の角部に配置することにより、スナップ部の機能が最適になるようにスナップ部の特性を制御することができる。取り外し可能なハウジング部分は、ハウジング部分を第2のハウジング部分に隣接する完全閉鎖位置に保持するスナップ部の組を有することができる。第1の位置から摺動自在に取り除かれるものの装置に取り付けられたままの、ハウジング部分を第2の位置に保持する第2のスナップ部の組が存在することもできる。異なるスナップ部の組の相対的強度は様々であってよい。
【0042】
外側ハウジングが、2又はそれ以上の別個の部分を有する場合、これらの2又はそれ以上の部分が正確に位置合わせされていなければ、装置の外観が損なわれることがある。例えば、装置が多角形の基部を有する円筒の形をとる場合には、各ハウジング部分を接合する際に、隣接するハウジング部分間の不一致又は位置ずれが即座に明らかになる。この原因は、ハウジングの外面上に定められるほぼ平らな長手方向の面から異なる角度で光が反射されることにある。しかしながら、長手方向の面が完全に平らでない場合、この視覚的欠陥が目立たないこともある。例えば、装置が多角形断面を有し、多角形の各面がごくわずかに外向きに湾曲している場合、装置の長手方向の面は、わずかな横方向曲率を有する。このわずかな曲率により、ハウジングの隣接する部分間の不完全な位置合わせを隠すことができる光学的効果が生み出され、これにより各面を完全に平らであるかのように目立たなくすることができる。多少の曲率が望ましいが、あらゆる凸曲率は、装置の転がりを容易にするのに不十分なものであることが好ましい。従って、装置の外側断面における面を描くあらゆる曲線は、この面を横切る距離よりも実質的に大きな半径を有することが好ましい。このようにすると、装置は、魅力的な美観、心地良い人間工学的感覚、及び転がりにくい外形を同時に有することができる。
【0043】
エアロゾル発生システムの外側ハウジングは、あらゆる好適な材料又は材料の組み合わせから作製することができる。好適な材料の例としては、以下に限定されるわけではないが、金属材料及び金属、合金、ポリマー及びプラスチック、又はこれらの材料の1つ又はそれ以上を含む複合材料、或いは食品用途又は薬剤用途に適した、例えばポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)及びポリエチレンなどの熱可塑性材料を挙げることができる。好ましい材料としては、アルミニウム及びアルミニウム合金、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、及びポリカーボネート(PC)を挙げることができる。金属、金属材料、又は金属を含む複合材料を使用する場合、表面に陽極酸化処理又はその他の処理を行って、装置のハウジングの外観を改善して引っかき抵抗性のある表面を実現することができる。同様に、材料が金属、金属材料又は複合材料を含まない場合、ハウジングの外観及び引っかき抵抗性などの機能を最適化するように材料を選択することができる。
【0044】
さらなる態様では、エアロゾル発生システムも提供する。このシステムは、上述したような細長いエアロゾル発生装置と、エアロゾル発生装置を受け入れるのに適した開口部を有するキャビティを含む充電装置とを備える。
【0045】
エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生装置を充電装置の受け入れキャビティに適合させるための手段を備えることが好ましい。この適合手段は、エアロゾル発生装置の少なくとも1つの対応する突出部を受け入れるための少なくとも1つの切り欠き部を含むことができる。この少なくとも1つの突出部は、エアロゾル発生装置を作動させるように適合されたボタンとすることができる。或いは、装置のボタン自体が適合を容易にする突出部として機能することもできる。エアロゾル発生装置の受け入れキャビティは、エアロゾル発生装置の断面形状に対応する断面形状を有することもできる。この場合、適合手段は、エアロゾル発生装置と受け入れキャビティの間の強制的な配向関係に由来することができる。
【0046】
エアロゾル発生装置が少なくとも1つのテーパ状の端部を含む1つの実施形態では、このテーパ状の端部により、装置を充電装置のキャビティに容易に挿入できるようになる。
【0047】
或いは、本明細書におけるミーンズプラスファンクションの機能をこれらの対応する構造面から表すこともできる。
【0048】
1つの態様に関するあらゆる特徴は、あらゆる適切な組み合わせで他の態様に適用することができる。具体的には、方法の態様を装置の態様に適用することができ、逆もまた同様である。さらに、1つの態様におけるいずれかの、一部の又は全部の特徴を、他のいずれかの態様におけるいずれかの、一部の又は全部の特徴にあらゆる適切な組み合わせで適用することもできる。
【0049】
また、本発明のいずれかの態様において説明し定義する様々な特徴の特定の組み合わせを単独で実装又は供給又は使用することもできると理解されたい。
【0050】
以下の図を参照しながら説明する以下の例示的な実施形態から、これらの及びその他の装置の態様が明らかになる。