【実施例】
【0015】
以下本発明の一実施例による商品シール印刷装置について説明する。
図1は本実施例による商品シール印刷装置を用いる直売所を中心とした商品の流れを示すフローチャートである。
直売所1が販売する商品には、直売所1が農家や農産物加工者である出荷者2から商品を買い取り販売する買取販売商品と、出荷者2から直売所1が委託され、販売店舗5にて商品を販売する委託販売商品とがある。
図1(a)は、買取販売商品の流れを示し、
図1(b)(c)は、委託販売商品の流れを示している。
図1(a)に示すように、買取販売商品は、一般消費者である個人3、又は病院や給食センターなどの施設4に対して販売する。
図1(b)(c)に示すように、委託販売商品は、デパートやスーパーなどの販売店舗5に対して販売される。
委託販売商品では、
図1(b)に示すように出荷者2が直売所1に持ち込む直接出荷商品と、
図1(c)に示すように、出荷者2に代わって集荷者6が直売所1に持ち込む間接出荷商品とがある。
【0016】
買取販売商品に対しては、直売所1による商品買い取り時に、直売所1から出荷者2に対して商品代金が支払われる。
委託販売商品に対しては、販売店舗5にてその商品が売れた場合に、販売店舗5から直売所1に対して売上金が戻され、直売所1から出荷者2に対して精算金が支払われる。例えば、販売価格の15%が精算金として直売所1から出荷者2に対して支払われる。
委託販売商品が間接出荷商品である場合には、販売店舗5にてその商品が売れた場合に、直売所1から出荷者2及び集荷者6に対して精算金が支払われる。例えば、販売価格の10%が精算金として直売所1から出荷者2に対して支払われ、販売価格の5%が精算金として直売所1から集荷者6に対して支払われる。
【0017】
図2は本実施例による商品シール印刷装置のブロック図である。
本実施例による商品シール印刷装置10は、印刷及び管理に必要なデータを入力する入力手段11、印字する商品シールを選択する商品シール選択手段12と、入力手段11で入力されるデータ及び商品シール選択手段12で選択される商品シールに関するデータを記憶する記憶手段13とを有し、販売される商品に貼り付ける商品シールを印刷する。
【0018】
入力手段11では、販売予定の商品の出荷日(年月日及び時間)、出荷者名又は出荷者コード、商品名又は商品コード、商品数、商品価格と、商品の販売によって得た利益の還元先を識別する支払先名又は支払先コード、集荷者名又は集荷者名を識別する仲介者コード、圃場又は圃場コード、預かり期間が入力される。
商品シール選択手段12では、買取販売用商品シールと委託販売用商品シールとが選択され、委託販売用商品シールが選択された場合には、更に販売店舗5を選択する。
販売店舗名は記憶手段13に記憶されている。また、販売店舗5によっては、販売店舗5が用いる一次元コードが販売店舗名とともに記憶手段13に記憶されている。
記憶手段13には、販売予定の商品の出荷日別、出荷者別、及び商品別に、出荷日と、商品名を識別する商品コードと、販売予定の商品数と、販売予定の商品価格と、出荷者名を識別する出荷者コードと、商品の販売によって得た利益の還元先を識別する支払先コードと、集荷者名を識別する仲介者コードとについてのデータを記憶している。
【0019】
二次元コードデータ抽出手段14では、記憶手段13から、支払先コード、仲介者コード、商品コード、及び商品価格、出荷日、圃場コード、預かり期日についてのデータを抽出する。
預かり期日は、商品コード別に設定された預かり期間データと出荷日とから計算される月日としている。
時間まで指定された賞味/消費期限を有する商品では、入力手段11で入力された時刻データを賞味/消費期限として抽出する。
二次元コード作成手段15では、二次元コードデータ抽出手段14で抽出したデータを基に二次元コードを作成する。
目視識別データ抽出手段16では、販売予定の商品についての、出荷日、商品コードデータに対応する商品名、出荷者コードデータに対応する出荷者名、及び直売所名を記憶手段13から抽出する。委託販売商品では、選択された販売店舗名が目視識別データ抽出手段16で抽出される。
商品価格データ抽出手段17では、商品価格を抽出する。
一次元コード抽出手段18では、委託販売用商品シールが選択され、選択された販売店舗5が用いる一次元コードが記憶されている場合には、この一次元コードのデータが抽出される。
印字手段19では、二次元コード作成手段15で作成された二次元コード、目視識別データ抽出手段16、商品価格データ抽出手段17、及び一次元コード抽出手段18で抽出されたデータを商品シールに印字する。
【0020】
図3は本実施例による商品シール印刷装置で印刷された商品シールの平面図である。
図3(a)(b)は買取販売用商品シール、
図3(c)(d)は委託販売用商品シールである。
買取販売用商品シール20a、20bは、買取販売商品に用いられる。委託販売用商品シール20c、20dは、委託販売商品に用いられる。
【0021】
図3(a)(b)に示すように買取販売用商品シール20a、20bは、目視識別表示部21と二次元コード表示部22と商品価格表示部23とを有している。
目視識別表示部21には、販売予定の商品についての、出荷日、商品コードデータに対応する商品名、出荷者コードデータに対応する出荷者名、及び直売所名が印刷される。
二次元コード表示部22には、二次元コードが印刷され、商品価格表示部23には、商品価格が印刷される。
【0022】
ここで、買取販売用商品シール20a、20bでは、二次元コードには、支払先コード、商品コード、及び商品価格についてのデータが書き込まれる。なお、支払先コードには直売所コードが書き込まれる。
本実施例による買取販売用商品シール20a、20bでは、二次元コードを読み取ることで、買取販売商品であることが判別される。
【0023】
また、二次元コードには預かり期日が書き込まれる。
本実施例による買取販売用商品シール20a、20bでは、二次元コードに預かり期日が書き込まれることで、例えば販売時のような二次元コードの読み取り時に預かり期日を確認でき、古くなった商品を誤って販売してしまうことを防止できる。
【0024】
買取販売用商品シール20a、20bでは、切り取りを示唆する切取線24を有し、切取線24で区画される一方に目視識別表示部21を、切取線24で区画される他方に二次元コード表示部22と商品価格表示部23とを印刷する。切取線24は、ミシン目で構成してもよい。
本実施例による買取販売用商品シール20a、20bでは、例えば停電時など、販売時にPOSシステムが稼働しない場合であっても、二次元コード表示部22を目視識別表示部21から切り離して保管しておくことで、後でのデータ入力を容易に行うことができる。
【0025】
時間まで指定された賞味/消費期限を有する商品に用いられる買取販売用商品シール20bでは、二次元コードには賞味/消費期限が書き込まれる。
買取販売用商品シール20bによれば、例えば弁当のような、時間まで指定された商品での賞味/消費期限を、例えば販売時のような二次元コードの読み取り時に確認を行うことができ、賞味/消費期限を過ぎた商品の販売を防止できる。
【0026】
図3(c)(d)に示すように委託販売用商品シール20c、20dは、目視識別表示部21と二次元コード表示部22と商品価格表示部23とを有している。
目視識別表示部21には、販売予定の商品についての、出荷日、商品コードデータに対応する商品名、出荷者コードデータに対応する出荷者名、及び直売所名が印刷される。
二次元コード表示部22には、二次元コードが印刷され、商品価格表示部23には、商品価格が印刷される。
なお、委託販売用商品シール20c、20dでは、出荷者名は、生産者名として印刷される。
委託販売用商品シール20c、20dでは、切り取りを示唆する切取線24を有し、切取線24で区画される一方に目視識別表示部21と二次元コード表示部22とを、切取線24で区画される他方に商品価格表示部23を印刷する。切取線24は、ミシン目で構成してもよい。
本実施例による買取販売用商品シール20c、20dでは、商品価格表示部23を目視識別表示部21から切り離すことができるため、贈答用に用いやすい。
【0027】
ここで、委託販売用商品シール20c、20dでは、二次元コードには、支払先コード、仲介者コード、商品コード、及び商品価格についてのデータが書き込まれる。
委託販売商品では、二次元コードにおける支払先コードには出荷者コードと同じデータが書き込まれ、間接出荷商品では、二次元コードにおける仲介者コードには集荷者名を識別するデータが書き込まれる。
本実施例による委託販売用商品シール20c、20dでは、二次元コードを読み取ることで、委託販売商品であることが判別され、委託販売商品であれば、商品の販売によって得た利益の還元先を出荷者2とすることができ、また集荷者6が介在する場合には二次元コードに仲介者コードが書き込まれていることで、利益の還元先として集荷者6を含めることができる。
【0028】
また、委託販売商品では、二次元コードには預かり期日が書き込まれる。
本実施例による委託販売用商品シール20c、20dでは、二次元コードに預かり期日が書き込まれることで、例えば販売時のような二次元コードの読み取り時に預かり期日を確認でき、古くなった商品を誤って販売してしまうことを防止できる。
【0029】
委託販売用商品シール20dでは、一次元コード表示部25を有し、一次元コード表示部25には販売店舗5が用いる一次元コードを印刷する。販売店舗5が用いる一次元コードを印刷することで、販売店舗5に対して販売する委託販売商品についても、商品シールを用いることができる。
【0030】
図4は集荷者が用いる端末入力画面のイメージ図、
図5は同端末入力画面で入力された出荷困難者向け管理画面である。
図4に示すように、集荷者6は、出荷者2から出荷する「商品」「数量」「単価」「製造日」など情報を得る。
集荷者6は、複数の出荷者2から情報を得るため、出荷困難者向け管理では、
図5に示すように、出荷予定の商品について、種別、登録日時、出荷者名、商品名、商品シール枚数、価格、出荷日が管理される。