特許第5958968号(P5958968)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5958968
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】商品シール印刷装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20160719BHJP
   G06Q 50/02 20120101ALI20160719BHJP
【FI】
   G06Q50/10
   G06Q50/02
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2013-150170(P2013-150170)
(22)【出願日】2013年7月19日
(65)【公開番号】特開2015-22523(P2015-22523A)
(43)【公開日】2015年2月2日
【審査請求日】2015年11月20日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】513183234
【氏名又は名称】株式会社インプット
(74)【代理人】
【識別番号】100098545
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 伸一
(74)【代理人】
【識別番号】100087745
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 善廣
(74)【代理人】
【識別番号】100106611
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 幸史
(72)【発明者】
【氏名】本山 道男
(72)【発明者】
【氏名】池本 洋司
【審査官】 阿部 潤
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−161895(JP,A)
【文献】 坂本 世津夫,四国の情報化に燃える人たち − 農家が主役の「からりネット」,e・Gov,日本,株式会社IDGジャパン,2005年 1月31日,第3巻 第1号,pp.46〜47
【文献】 半澤 幸恵,農業経営活動を支援する農産物産地直売所販売流通システムの開発,日本ロジスティクスシステム学会 第9回全国大会予稿集 リージョナルロジスティクスとセントラルロジスティクスの融合,日本,日本ロジスティクスシステム学会,2006年 8月28日,pp.47〜50
【文献】 塩 光輝,直売所における情報システムの活用について,[online],日本,独立行政法人 農畜産業振興機構,2006年 7月31日,[2016年2月4日検索],URL,http://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/joho/0607/joho01.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
直売所が出荷者から商品を買い取り、個人又は施設に対して直接販売する買取販売商品と、
前記直売所に前記商品を持ち込む直接出荷商品、あるいは、前記出荷者に代わって集荷者が前記直売所に前記商品を持ち込む間接出荷商品によって、前記出荷者から前記直売所が委託され、販売店舗にて商品を販売する委託販売商品に対して貼り付ける商品シールを印刷する商品シール印刷装置であって、
売予定の前記商品の出荷日別、前記出荷者別、及び前記商品別に、
前記出荷日と、商品名を識別する商品コードと、販売予定の商品数と、販売予定の商品価格と、出荷者名を識別する出荷者コードと、前記商品の販売によって得た利益の還元先を識別する支払先コードとについてのデータを記憶する記憶手段と、
買取販売用商品シールと委託販売用商品シールのいずれかを選択する商品シール選択手段と、
前記選択結果に応じて、前記記憶手段から、販売予定の商品についての、前記支払先コード、前記商品コード、及び前記商品価格についてのデータを抽出する二次元コードデータ抽出手段と、
前記二次元コードデータ抽出手段で抽出したデータを基に二次元コードを作成する二次元コード作成手段と、
前記記憶手段から、販売予定の商品についての、前記出荷日、前記商品コードに対応する商品名、前記出荷者コードに対応する出荷者名、及び直売所名とを抽出する目視識別データ抽出手段と、
前記記憶手段から、販売予定の商品についての、商品価格を抽出する商品価格データ抽出手段と、
前記商品シールに、前記目視識別データを印刷する目視識別表示部と、前記支払先コード、前記商品コード、及び前記商品価格についての前記データを書き込んだ二次元コードを印刷する二次元コード表示部と、前記商品価格を印刷する商品価格表示部とを印刷する印刷手段と、を備え
前記委託販売商品では、前記二次元コードにおける前記支払先コードには前記出荷者コードと同じデータが書き込まれ、
前記買取販売商品では、二次元コードにおける前記支払先コードには直売所コードが書き込まれることを特徴とする商品シール印刷装置。
【請求項2】
前記記憶手段には、集荷者名を識別する仲介者コードを記憶し、
前記二次元コード表示部では、前記二次元コードに前記仲介者コードについての前記データを書き込み、
前記間接出荷商品では、前記二次元コードにおける前記仲介者コードには前記集荷者名を識別するデータが書き込まれることを特徴とする請求項1に記載の商品シール印刷装置。
【請求項3】
前記委託販売商品では、前記販売店舗が用いる一次元コードを印刷する一次元コード表示部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の商品シール印刷装置。
【請求項4】
前記商品シールには、切り取りを示唆する切取線を有し、
前記買取販売商品では、前記切取線で区画される一方に前記目視識別表示部を、前記切取線で区画される他方に前記二次元コード表示部と前記商品価格表示部とを印刷することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の商品シール印刷装置。
【請求項5】
前記委託販売商品では、前記二次元コードには預かり期日が書き込まれ、
前記預かり期日は、前記商品コード別に設定された預かり期間データと前記出荷日とから計算される月日としたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の商品シール印刷装置。
【請求項6】
時間まで指定された賞味/消費期限を有する前記商品では、前記二次元コードには賞味/消費期限が書き込まれ、
前記賞味/消費期限を、入力によって前記記憶手段に記憶された時刻データとしたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の商品シール印刷装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に農産物直売所で用いる商品シール印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、産地直売所における消費者ニーズである「品揃え・新鮮・安価・安全」という要望を十分に満足させる販売管理運営のために、高齢者や農家の婦人層にも簡単に、しかも一貫したシステムで楽に販売管理できるように、農産物直売所と各商品の出荷者をネットワーク接続させたPOSレジスターを含む農産物販売管理システムを提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−156952号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、産地直売所の環境は大きく様変わりし、農家が持ってきた商品を委託販売する従来の機能に加え、現在では大量に販売するために農家より買取を行ったり、販売店舗に対する販売も行われている。
【0005】
そこで本発明は、委託販売商品であるか買取販売商品であるかが区別され、委託販売商品であれば、商品の販売によって得た利益の還元先を出荷者とすることができ、また集荷者が介在する場合には二次元コードに仲介者コードが書き込まれていることで、利益の還元先として仲介者を含めることができる商品シールを印刷できる商品シール印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明の商品シール印刷装置は、直売所が出荷者から商品を買い取り個人又は施設に対して直接販売する買取販売商品と、前記直売所に前記商品を持ち込む直接出荷商品、あるいは、前記出荷者に代わって集荷者が前記直売所に前記商品を持ち込む間接出荷商品によって、前記出荷者から前記直売所が委託され、販売店舗にて商品を販売する委託販売商品に対して貼り付ける商品シールを印刷する商品シール印刷装置であって、販売予定の前記商品の出荷日別、前記出荷者別、及び前記商品別に、前記出荷日と、商品名を識別する商品コードと、販売予定の商品数と、販売予定の商品価格と、出荷者名を識別する出荷者コードと、前記商品の販売によって得た利益の還元先を識別する支払先コードとについてのデータを記憶する記憶手段と、買取販売用商品シールと委託販売用商品シールのいずれかを選択する商品シール選択手段と、前記選択結果に応じて、前記記憶手段から、販売予定の商品についての、前記支払先コード、前記商品コード、及び前記商品価格についてのデータを抽出する二次元コードデータ抽出手段と、前記二次元コードデータ抽出手段で抽出したデータを基に二次元コードを作成する二次元コード作成手段と、前記記憶手段から、販売予定の商品についての、前記出荷日、前記商品コードに対応する商品名、前記出荷者コードに対応する出荷者名、及び直売所名とを抽出する目視識別データ抽出手段と、前記記憶手段から、販売予定の商品についての、商品価格を抽出する商品価格データ抽出手段と、前記商品シールに、前記目視識別データを印刷する目視識別表示部と、前記支払先コード、前記商品コード、及び前記商品価格についての前記データを書き込んだ二次元コードを印刷する二次元コード表示部と、前記商品価格を印刷する商品価格表示部とを印刷する印刷手段と、を備え、前記委託販売商品では、前記二次元コードにおける前記支払先コードには前記出荷者コードと同じデータが書き込まれ、前記買取販売商品では、二次元コードにおける前記支払先コードには直売所コードが書き込まれることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の商品シール印刷装置において、前記記憶手段には、集荷者名を識別する仲介者コードを記憶し、前記二次元コード表示部では、前記二次元コードに前記仲介者コードについての前記データを書き込み、前記間接出荷商品では、前記二次元コードにおける前記仲介者コードには前記集荷者名を識別するデータが書き込まれることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の商品シール印刷装置において、前記委託販売商品では、前記販売店舗が用いる一次元コードを印刷する一次元コード表示部を有することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の商品シール印刷装置において、前記商品シールには、切り取りを示唆する切取線を有し、前記買取販売商品では、前記切取線で区画される一方に前記目視識別表示部を、前記切取線で区画される他方に前記二次元コード表示部と前記商品価格表示部とを印刷することを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の商品シール印刷装置において、前記委託販売商品では、前記二次元コードには預かり期日が書き込まれ、前記預かり期日は、前記商品コード別に設定された預かり期間データと前記出荷日とから計算される月日としたことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の商品シール印刷装置において、時間まで指定された賞味/消費期限を有する前記商品では、前記二次元コードには賞味/消費期限が書き込まれ、前記賞味/消費期限を、入力によって前記記憶手段に記憶された時刻データとしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、二次元コードを読み取ることで、委託販売商品であるか買取販売商品であるかが区別され、委託販売商品であれば、商品の販売によって得た利益の還元先を出荷者とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施例による商品シール印刷装置を用いる直売所を中心とした商品の流れを示すフローチャート
図2】本実施例による商品シール印刷装置のブロック図
図3】本実施例による商品シール印刷装置で印刷された商品シールの平面図
図4】本実施例による集荷者が用いる端末入力画面のイメージ図
図5】同端末入力画面で入力された出荷困難者向け管理画面のイメージ図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態による商品シール印刷装置は、販売予定の前記商品の出荷日別、前記出荷者別、及び前記商品別に、前記出荷日と、商品名を識別する商品コードと、販売予定の商品数と、販売予定の商品価格と、出荷者名を識別する出荷者コードと、前記商品の販売によって得た利益の還元先を識別する支払先コードとについてのデータを記憶する記憶手段と、買取販売用商品シールと委託販売用商品シールのいずれかを選択する商品シール選択手段と、前記選択結果に応じて、前記記憶手段から、販売予定の商品についての、前記支払先コード、前記商品コード、及び前記商品価格についてのデータを抽出する二次元コードデータ抽出手段と、前記二次元コードデータ抽出手段で抽出したデータを基に二次元コードを作成する二次元コード作成手段と、前記記憶手段から、販売予定の商品についての、前記出荷日、前記商品コードに対応する商品名、前記出荷者コードに対応する出荷者名、及び直売所名とを抽出する目視識別データ抽出手段と、前記記憶手段から、販売予定の商品についての、商品価格を抽出する商品価格データ抽出手段と、商品シールに、目視識別データを印刷する目視識別表示部と、支払先コード、商品コード、及び商品価格についてのデータを書き込んだ二次元コードを印刷する二次元コード表示部と、商品価格を印刷する商品価格表示部とを印刷する印刷手段と、を備え、委託販売商品では、二次元コードにおける支払先コードには出荷者コードと同じデータが書き込まれ、買取販売商品では、二次元コードにおける支払先コードには直売所コードが書き込まれるものである。本実施の形態によれば、二次元コードを読み取ることで、委託販売商品であるか買取販売商品であるかが区別され、委託販売商品であれば、商品の販売によって得た利益の還元先を出荷者とすることができる。
【0010】
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による商品シール印刷装置において、記憶手段には、集荷者名を識別する仲介者コードを記憶し、二次元コード表示部では、二次元コードに仲介者コードについてのデータを書き込み、間接出荷商品では、二次元コードにおける仲介者コードには集荷者名を識別するデータが書き込まれるものである。本実施の形態によれば、また集荷者が介在する場合には二次元コードに仲介者コードが書き込まれていることで、利益の還元先として仲介者を含めることができる。
【0011】
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による商品シール印刷装置において、委託販売商品では、販売店舗が用いる一次元コードを印刷する一次元コード表示部を有するものである。本実施の形態によれば、販売店舗に対して販売する委託販売商品についても、商品シールを用いることができる。
【0012】
本発明の第4の実施の形態は、第1から第3のいずれかの実施の形態による商品シール印刷装置において、商品シールには、切り取りを示唆する切取線を有し、買取販売商品では、切取線で区画される一方に目視識別表示部を、切取線で区画される他方に二次元コード表示部と商品価格表示部とを印刷するものである。本実施の形態によれば、例えば停電時など、販売時にPOSシステムが稼働しない場合であっても、二次元コード表示部を目視識別表示部から切り離して保管しておくことで、後でのデータ入力を容易に行うことができる。
【0013】
本発明の第5の実施の形態は、第1から第4のいずれかの実施の形態による商品シール印刷装置において、委託販売商品では、二次元コードには預かり期日が書き込まれ、預かり期日は、商品コード別に設定された預かり期間データと、出荷日とから計算される月日としたものである。本実施の形態によれば、二次元コードに預かり期日が書き込まれることで、例えば販売時のような二次元コードの読み取り時に預かり期日を確認でき、古くなった商品を誤って販売してしまうことを防止できる。
【0014】
本発明の第6の実施の形態は、第1から第5のいずれかの実施の形態による商品シール印刷装置において、時間まで指定された賞味/消費期限を有する商品では、二次元コードには賞味/消費期限が書き込まれ、賞味/消費期限を、入力によって記憶手段に記憶された時刻データとしたものである。本実施の形態によれば、例えば弁当のような、時間まで指定された商品での賞味/消費期限を、例えば販売時のような二次元コードの読み取り時に確認を行うことができ、賞味/消費期限を過ぎた商品の販売を防止できる。
【実施例】
【0015】
以下本発明の一実施例による商品シール印刷装置について説明する。
図1は本実施例による商品シール印刷装置を用いる直売所を中心とした商品の流れを示すフローチャートである。
直売所1が販売する商品には、直売所1が農家や農産物加工者である出荷者2から商品を買い取り販売する買取販売商品と、出荷者2から直売所1が委託され、販売店舗5にて商品を販売する委託販売商品とがある。
図1(a)は、買取販売商品の流れを示し、図1(b)(c)は、委託販売商品の流れを示している。
図1(a)に示すように、買取販売商品は、一般消費者である個人3、又は病院や給食センターなどの施設4に対して販売する。
図1(b)(c)に示すように、委託販売商品は、デパートやスーパーなどの販売店舗5に対して販売される。
委託販売商品では、図1(b)に示すように出荷者2が直売所1に持ち込む直接出荷商品と、図1(c)に示すように、出荷者2に代わって集荷者6が直売所1に持ち込む間接出荷商品とがある。
【0016】
買取販売商品に対しては、直売所1による商品買い取り時に、直売所1から出荷者2に対して商品代金が支払われる。
委託販売商品に対しては、販売店舗5にてその商品が売れた場合に、販売店舗5から直売所1に対して売上金が戻され、直売所1から出荷者2に対して精算金が支払われる。例えば、販売価格の15%が精算金として直売所1から出荷者2に対して支払われる。
委託販売商品が間接出荷商品である場合には、販売店舗5にてその商品が売れた場合に、直売所1から出荷者2及び集荷者6に対して精算金が支払われる。例えば、販売価格の10%が精算金として直売所1から出荷者2に対して支払われ、販売価格の5%が精算金として直売所1から集荷者6に対して支払われる。
【0017】
図2は本実施例による商品シール印刷装置のブロック図である。
本実施例による商品シール印刷装置10は、印刷及び管理に必要なデータを入力する入力手段11、印字する商品シールを選択する商品シール選択手段12と、入力手段11で入力されるデータ及び商品シール選択手段12で選択される商品シールに関するデータを記憶する記憶手段13とを有し、販売される商品に貼り付ける商品シールを印刷する。
【0018】
入力手段11では、販売予定の商品の出荷日(年月日及び時間)、出荷者名又は出荷者コード、商品名又は商品コード、商品数、商品価格と、商品の販売によって得た利益の還元先を識別する支払先名又は支払先コード、集荷者名又は集荷者名を識別する仲介者コード、圃場又は圃場コード、預かり期間が入力される。
商品シール選択手段12では、買取販売用商品シールと委託販売用商品シールとが選択され、委託販売用商品シールが選択された場合には、更に販売店舗5を選択する。
販売店舗名は記憶手段13に記憶されている。また、販売店舗5によっては、販売店舗5が用いる一次元コードが販売店舗名とともに記憶手段13に記憶されている。
記憶手段13には、販売予定の商品の出荷日別、出荷者別、及び商品別に、出荷日と、商品名を識別する商品コードと、販売予定の商品数と、販売予定の商品価格と、出荷者名を識別する出荷者コードと、商品の販売によって得た利益の還元先を識別する支払先コードと、集荷者名を識別する仲介者コードとについてのデータを記憶している。
【0019】
二次元コードデータ抽出手段14では、記憶手段13から、支払先コード、仲介者コード、商品コード、及び商品価格、出荷日、圃場コード、預かり期日についてのデータを抽出する。
預かり期日は、商品コード別に設定された預かり期間データと出荷日とから計算される月日としている。
時間まで指定された賞味/消費期限を有する商品では、入力手段11で入力された時刻データを賞味/消費期限として抽出する。
二次元コード作成手段15では、二次元コードデータ抽出手段14で抽出したデータを基に二次元コードを作成する。
目視識別データ抽出手段16では、販売予定の商品についての、出荷日、商品コードデータに対応する商品名、出荷者コードデータに対応する出荷者名、及び直売所名を記憶手段13から抽出する。委託販売商品では、選択された販売店舗名が目視識別データ抽出手段16で抽出される。
商品価格データ抽出手段17では、商品価格を抽出する。
一次元コード抽出手段18では、委託販売用商品シールが選択され、選択された販売店舗5が用いる一次元コードが記憶されている場合には、この一次元コードのデータが抽出される。
印字手段19では、二次元コード作成手段15で作成された二次元コード、目視識別データ抽出手段16、商品価格データ抽出手段17、及び一次元コード抽出手段18で抽出されたデータを商品シールに印字する。
【0020】
図3は本実施例による商品シール印刷装置で印刷された商品シールの平面図である。
図3(a)(b)は買取販売用商品シール、図3(c)(d)は委託販売用商品シールである。
買取販売用商品シール20a、20bは、買取販売商品に用いられる。委託販売用商品シール20c、20dは、委託販売商品に用いられる。
【0021】
図3(a)(b)に示すように買取販売用商品シール20a、20bは、目視識別表示部21と二次元コード表示部22と商品価格表示部23とを有している。
目視識別表示部21には、販売予定の商品についての、出荷日、商品コードデータに対応する商品名、出荷者コードデータに対応する出荷者名、及び直売所名が印刷される。
二次元コード表示部22には、二次元コードが印刷され、商品価格表示部23には、商品価格が印刷される。
【0022】
ここで、買取販売用商品シール20a、20bでは、二次元コードには、支払先コード、商品コード、及び商品価格についてのデータが書き込まれる。なお、支払先コードには直売所コードが書き込まれる。
本実施例による買取販売用商品シール20a、20bでは、二次元コードを読み取ることで、買取販売商品であることが判別される。
【0023】
また、二次元コードには預かり期日が書き込まれる。
本実施例による買取販売用商品シール20a、20bでは、二次元コードに預かり期日が書き込まれることで、例えば販売時のような二次元コードの読み取り時に預かり期日を確認でき、古くなった商品を誤って販売してしまうことを防止できる。
【0024】
買取販売用商品シール20a、20bでは、切り取りを示唆する切取線24を有し、切取線24で区画される一方に目視識別表示部21を、切取線24で区画される他方に二次元コード表示部22と商品価格表示部23とを印刷する。切取線24は、ミシン目で構成してもよい。
本実施例による買取販売用商品シール20a、20bでは、例えば停電時など、販売時にPOSシステムが稼働しない場合であっても、二次元コード表示部22を目視識別表示部21から切り離して保管しておくことで、後でのデータ入力を容易に行うことができる。
【0025】
時間まで指定された賞味/消費期限を有する商品に用いられる買取販売用商品シール20bでは、二次元コードには賞味/消費期限が書き込まれる。
買取販売用商品シール20bによれば、例えば弁当のような、時間まで指定された商品での賞味/消費期限を、例えば販売時のような二次元コードの読み取り時に確認を行うことができ、賞味/消費期限を過ぎた商品の販売を防止できる。
【0026】
図3(c)(d)に示すように委託販売用商品シール20c、20dは、目視識別表示部21と二次元コード表示部22と商品価格表示部23とを有している。
目視識別表示部21には、販売予定の商品についての、出荷日、商品コードデータに対応する商品名、出荷者コードデータに対応する出荷者名、及び直売所名が印刷される。
二次元コード表示部22には、二次元コードが印刷され、商品価格表示部23には、商品価格が印刷される。
なお、委託販売用商品シール20c、20dでは、出荷者名は、生産者名として印刷される。
委託販売用商品シール20c、20dでは、切り取りを示唆する切取線24を有し、切取線24で区画される一方に目視識別表示部21と二次元コード表示部22とを、切取線24で区画される他方に商品価格表示部23を印刷する。切取線24は、ミシン目で構成してもよい。
本実施例による買取販売用商品シール20c、20dでは、商品価格表示部23を目視識別表示部21から切り離すことができるため、贈答用に用いやすい。
【0027】
ここで、委託販売用商品シール20c、20dでは、二次元コードには、支払先コード、仲介者コード、商品コード、及び商品価格についてのデータが書き込まれる。
委託販売商品では、二次元コードにおける支払先コードには出荷者コードと同じデータが書き込まれ、間接出荷商品では、二次元コードにおける仲介者コードには集荷者名を識別するデータが書き込まれる。
本実施例による委託販売用商品シール20c、20dでは、二次元コードを読み取ることで、委託販売商品であることが判別され、委託販売商品であれば、商品の販売によって得た利益の還元先を出荷者2とすることができ、また集荷者6が介在する場合には二次元コードに仲介者コードが書き込まれていることで、利益の還元先として集荷者6を含めることができる。
【0028】
また、委託販売商品では、二次元コードには預かり期日が書き込まれる。
本実施例による委託販売用商品シール20c、20dでは、二次元コードに預かり期日が書き込まれることで、例えば販売時のような二次元コードの読み取り時に預かり期日を確認でき、古くなった商品を誤って販売してしまうことを防止できる。
【0029】
委託販売用商品シール20dでは、一次元コード表示部25を有し、一次元コード表示部25には販売店舗5が用いる一次元コードを印刷する。販売店舗5が用いる一次元コードを印刷することで、販売店舗5に対して販売する委託販売商品についても、商品シールを用いることができる。
【0030】
図4は集荷者が用いる端末入力画面のイメージ図、図5は同端末入力画面で入力された出荷困難者向け管理画面である。
図4に示すように、集荷者6は、出荷者2から出荷する「商品」「数量」「単価」「製造日」など情報を得る。
集荷者6は、複数の出荷者2から情報を得るため、出荷困難者向け管理では、図5に示すように、出荷予定の商品について、種別、登録日時、出荷者名、商品名、商品シール枚数、価格、出荷日が管理される。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明の商品シール印刷装置は、特に農産物直売所で用いることができる。
【符号の説明】
【0032】
1 直売所
2 出荷者
3 個人
4 施設
5 販売店舗
10 商品シール印刷装置
11 入力手段
12 商品シール選択手段
13 記憶手段
14 二次元コードデータ抽出手段
15 二次元コード作成手段
16 目視識別データ抽出手段
17 商品価格データ抽出手段
18 一次元コード抽出手段
19 印字手段
20a、20b 買取販売用商品シール
20c、20d 委託販売用商品シール
21 目視識別表示部
22 二次元コード表示部
23 商品価格表示部
24 切取線
25 一次元コード表示部
図1
図2
図3
図4
図5