特許第5959010号(P5959010)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5959010
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】過電流検出装置
(51)【国際特許分類】
   H03K 17/08 20060101AFI20160719BHJP
   H02H 3/08 20060101ALI20160719BHJP
   H03K 17/695 20060101ALI20160719BHJP
   G01R 19/165 20060101ALI20160719BHJP
   H02M 3/28 20060101ALI20160719BHJP
【FI】
   H03K17/08 C
   H02H3/08 T
   H03K17/695
   G01R19/165 L
   H02M3/28 C
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-91328(P2013-91328)
(22)【出願日】2013年4月24日
(65)【公開番号】特開2014-216756(P2014-216756A)
(43)【公開日】2014年11月17日
【審査請求日】2015年10月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004606
【氏名又は名称】ニチコン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000475
【氏名又は名称】特許業務法人みのり特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】張 云祥
【審査官】 ▲高▼橋 義昭
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−075526(JP,A)
【文献】 特開2012−090214(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0098517(US,A1)
【文献】 実開平02−041689(JP,U)
【文献】 特開平07−325112(JP,A)
【文献】 特開平09−246931(JP,A)
【文献】 特開平10−010162(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H03K 17/08
G01R 19/165
H02H 3/08
H02M 3/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
直流電源と負荷とを繋ぐ電源ラインに介装され、前記電源ラインを流れる電流に比例した電圧降下を生じさせる過電流検出用抵抗と、前記過電流検出用抵抗による電圧降下に基づいて前記電流が過電流であるか否かを判定する過電流判定部とを備えた過電流検出装置において、
前記過電流検出用抵抗を短絡させ得る短絡手段と、
前記電源ラインに介装され、前記電流に比例した電圧降下を生じさせる兆候検出用抵抗と、
前記兆候検出用抵抗による電圧降下に基づいて前記短絡手段を制御する短絡制御部と、をさらに備え、
前記兆候検出用抵抗の抵抗値は、前記過電流検出用抵抗の抵抗値よりも小さく、
前記短絡制御部は、前記兆候検出用抵抗による電圧降下が所定の閾値以下の場合に限り、前記短絡手段によって前記過電流検出用抵抗を短絡させ、前記電流が前記過電流検出用抵抗に流れないようにする
ことを特徴とする過電流検出装置。
【請求項2】
前記過電流判定部への電力供給を遮断し得る電力遮断手段をさらに備え、
前記短絡制御部は、前記兆候検出用抵抗による電圧降下が所定の閾値以下の場合に限り、前記電力遮断手段によって前記過電流判定部への電力供給を遮断する
ことを特徴とする請求項1に記載の過電流検出装置。
【請求項3】
前記短絡制御部は、ツェナダイオードの降伏電圧により設定された前記所定の閾値と前記兆候検出用抵抗による電圧降下の大小関係を比較するオペアンプを有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の過電流検出装置。
【請求項4】
前記短絡手段は、前記過電流検出用抵抗に並列接続されたリレー回路である
ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の過電流検出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、負荷に流れる電流が過電流であることを検出する過電流検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スイッチング電源をはじめとする各種電源装置には、通常、負荷に過電流が流れるのを防ぐために過電流検出装置が備えられる。従来の過電流検出装置としては、例えば、図3に示す過電流検出装置10が知られている。
【0003】
この過電流検出装置10は、出力電流Ioが流れる電源ライン6に介装された過電流検出用抵抗Rによる電圧降下とツェナダイオードZDの降伏電圧との大小をオペアンプOPで比較することにより出力電流Ioが過電流であることを検出する。より詳しくは、オペアンプOPは、過電流検出用抵抗Rによる電圧降下(=Io・R)がツェナダイオードZDの降伏電圧以下であれば、過電流ではないことを示すLレベルの信号を出力する一方、過電流検出用抵抗Rによる電圧降下がツェナダイオードZDの降伏電圧よりも大きければ、過電流であることを示すHレベルの信号を出力する。そして、Hレベルの出力信号は、ラッチ部4により一定期間の間、またはリセット動作が行われるまで保持される。
【0004】
なお、オペアンプを用いた過電流検出装置が開示されている先行技術文献としては、例えば、特許第3129811号公報がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3129811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記過電流検出装置10は、出力電流Ioが増加するにつれて増大する過電流検出用抵抗Rによる損失(=Io・R)を減らすために過電流検出用抵抗Rの抵抗値を下げると、オペアンプOPのオフセット電圧特性により、過電流の検出精度が悪化してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、検出精度の悪化を招くことなく、損失を低減することができる過電流検出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明に係る過電流検出装置は、直流電源と負荷とを繋ぐ電源ラインに介装され、電源ラインを流れる電流に比例した電圧降下を生じさせる過電流検出用抵抗と、過電流検出用抵抗による電圧降下に基づいて電流が過電流であるか否かを判定する過電流判定部とを備えた過電流検出装置において、過電流検出用抵抗を短絡させ得る短絡手段と、電源ラインに介装され、電流に比例した電圧降下を生じさせる兆候検出用抵抗と、兆候検出用抵抗による電圧降下に基づいて短絡手段を制御する短絡制御部とをさらに備え、兆候検出用抵抗の抵抗値は、過電流検出用抵抗の抵抗値よりも小さく、短絡制御部は、兆候検出用抵抗による電圧降下が所定の閾値以下の場合に限り、短絡手段によって過電流検出用抵抗を短絡させ、電流が過電流検出用抵抗に流れないようにすることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、兆候検出用抵抗による電圧降下が所定の閾値以下の場合、すなわち、過電流の兆候がない定常時に、過電流検出用抵抗が短絡手段によって短絡されるので、過電流検出用抵抗による損失をゼロにすることができる。一方、兆候検出用抵抗による電圧降下が所定の閾値よりも大きい場合、すなわち、過電流の兆候がある場合は、短絡が解除されるので、過電流検出用抵抗の電圧降下に基づいて精度よく過電流を検出することができる。なお、この構成では、兆候検出用抵抗による損失が発生し続けるが、兆候検出用抵抗の抵抗値は過電流検出用抵抗の抵抗値よりも小さいので、兆候検出用抵抗による損失は過電流検出用抵抗による損失よりも小さい。
【0010】
上記過電流検出装置は、過電流判定部への電力供給を遮断し得る電力遮断手段をさらに備え、短絡制御部は、兆候検出用抵抗による電圧降下が所定の閾値以下の場合に限り、電力遮断手段によって過電流判定部への電力供給を遮断することが好ましい。
【0011】
この構成によれば、兆候検出用抵抗による電圧降下が所定の閾値以下の場合、すなわち、過電流の兆候がない定常時に、過電流検出用抵抗による損失だけでなく過電流判定部による損失もゼロにすることができるので、より一層損失を低減することができる。
【0012】
なお、上記短絡制御部は、例えば、ツェナダイオードの降伏電圧により設定された所定の閾値と兆候検出用抵抗による電圧降下の大小関係を比較するオペアンプとすることができる。また、上記短絡手段は、例えば、過電流検出用抵抗に並列接続されたリレー回路とすることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、検出精度の悪化を招くことなく、損失を低減することができる過電流検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明に係る過電流検出装置の回路図である。
図2】本発明に係る過電流検出装置を備えたスイッチング電源の回路図である。
図3】従来の過電流検出装置の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る過電流検出装置の実施例について説明する。
【0016】
図1に、本発明の実施例に係る過電流検出装置1を示す。同図に示すように、過電流検出装置1は、主に、直流電源Eと負荷Lの間に設けられた兆候検出部2、過電流検出部3およびリレー回路RYを備えている。本発明では、直流電源Eは特に限定されない。例えば、スイッチング電源の二次側の過電流を検出するために過電流検出装置1が使用される場合は、図2に示すように、トランスの二次巻線に誘起された交流電圧を整流および平滑して入力電圧V1を出力する整流平滑回路が直流電源Eとなる。なお、直流電源Eから出力される入力電圧V1は、直流として取り扱うことができる程度に微小な交流成分を含んでいてもよいものとする。
【0017】
直流電源Eの一端と負荷Lの一端は、電源ライン5により接続されている。また、直流電源Eの他端と負荷Lの他端は、電源ライン6により接続されている。直流電源Eが入力電圧V1を出力すると、負荷Lの両端に出力電圧V2が印加され、電源ライン5および6を介して負荷Lに出力電流Ioが流れる。過電流検出装置1は、この出力電流Ioが過電流となったことを検出する。
【0018】
兆候検出部2は、電源ライン6に介装された兆候検出用抵抗R1と、兆候検出用抵抗R1の一端に接続されたアノードおよび抵抗R3を介して電源ライン5に接続されたカソードを有するツェナダイオードZD1と、オペアンプOP1とを備えている。このうち、オペアンプOP1およびツェナダイオードZD1は、本発明の「短絡制御部」に相当する。
【0019】
図1に示すように、オペアンプOP1の非反転入力端子(+)は、兆候検出用抵抗R1の他端に接続され、反転入力端子(−)は、ツェナダイオードZD1のカソードに接続されている。また、オペアンプOP1の電源端子は、それぞれ電源ライン5および6に接続されている。
【0020】
オペアンプOP1は、非反転入力端子(+)に入力される電圧が反転入力端子(−)に入力される電圧よりも高い場合にHレベルの信号を出力する一方、非反転入力端子(+)に入力される電圧が反転入力端子(−)に入力される電圧以下の場合にLレベルの信号を出力する。つまり、オペアンプOP1は、兆候検出用抵抗R1による電圧降下がツェナダイオードZD1の降伏電圧を超える程度に出力電流Ioが大きくなると、過電流の兆候があることを示すHレベルの信号を出力する。
【0021】
本実施例では、兆候検出用抵抗R1の抵抗値を0.021[Ω]、ツェナダイオードZD1の降伏電圧を0.014[V]に設定し、出力電流Ioが0.67[A]を超えた場合に過電流の兆候を検出することとした。兆候検出用抵抗R1の抵抗値は、後述する過電流検出用抵抗R2の抵抗値の約1/5である。したがって、兆候検出用抵抗R1および過電流検出用抵抗R2に同一の出力電流Ioが流れた場合、兆候検出用抵抗R1による損失は過電流検出用抵抗R2による損失の約1/5である。
【0022】
過電流検出部3は、電源ライン6に介装された過電流検出用抵抗R2と、過電流検出用抵抗R2の一端に接続されたアノードおよび抵抗R4を介して電源ライン5に接続されたカソードを有するツェナダイオードZD2と、オペアンプOP2とを備えている。このうち、オペアンプOP2およびツェナダイオードZD2は、本発明の「過電流判定部」に相当する。
【0023】
図1に示すように、オペアンプOP2の非反転入力端子(+)は、過電流検出用抵抗R2の他端に接続され、反転入力端子(−)は、ツェナダイオードZD2のカソードに接続されている。また、オペアンプOP2の電源端子は、それぞれ電源ライン5および6に接続されている。
【0024】
オペアンプOP2は、非反転入力端子(+)に入力される電圧が反転入力端子(−)に入力される電圧よりも高い場合にHレベルの信号を出力する一方、非反転入力端子(+)に入力される電圧が反転入力端子(−)に入力される電圧以下の場合にLレベルの信号を出力する。つまり、オペアンプOP2は、過電流検出用抵抗R2による電圧降下がツェナダイオードZD2の降伏電圧を超える程度に出力電流Ioが大きくなると、過電流であることを示すHレベルの信号を出力する。
【0025】
抵抗R4と電源ライン5を繋ぐラインには、トランジスタQ1が介装されている。また、オペアンプOP2の電源端子と電源ライン5を繋ぐラインには、トランジスタQ2が介装されている。トランジスタQ1およびQ2は、本発明の「電力遮断手段」に相当する。
【0026】
トランジスタQ1およびQ2は、ベースに入力される信号のレベルに応じて導通状態または非導通状態となる。具体的には、ベースに入力される信号がLレベルである場合、トランジスタQ1およびQ2は非導通状態となり、オペアンプOP2およびツェナダイオードZD2への電力供給を遮断する。一方、ベースに入力される信号がHレベルである場合、トランジスタQ1およびQ2は導通状態となる。
【0027】
本実施例では、過電流検出用抵抗R2の抵抗値を1[Ω]、ツェナダイオードZD2の降伏電圧を0.8[V]に設定し、出力電流Ioが0.8[A]を超えた場合に過電流を検出することとした。前記の通り、過電流検出用抵抗R2の抵抗値は、兆候検出用抵抗R1の抵抗値よりも大きい。
【0028】
リレー回路RYは、本発明の「短絡手段」に相当する。図1に示すように、リレー回路RYは、オペアンプOP1の出力端子と電源ライン6の間に接続されたリレーコイルLCと、第1接点a、第2接点bおよび共通接点cを有するスイッチSWとを備えている。スイッチSWは、リレーコイルLCに電流が流れている場合に限って第2接点b側に接続されるようになっている。
【0029】
スイッチSWが第1接点a側に接続されているとき、リレー回路RYは、過電流検出用抵抗R2を短絡させる短絡経路となる。短絡経路ができると、過電流検出用抵抗R2には出力電流Ioが流れなくなり、過電流検出用抵抗R2による電圧降下は0[V]となる。一方、スイッチSWが第2接点b側に接続されているとき、リレー回路RYは短絡経路とはならないので、過電流検出用抵抗R2に出力電流Ioが流れ、その結果、過電流検出用抵抗R2は出力電流Ioに比例した電圧降下を生じさせる。
【0030】
出力電流Ioが定格の範囲内(より詳しくは、0.67[A]以下)にある場合、兆候検出部2のオペアンプOP1はLレベルの信号を出力する。これにより、リレー回路RYは、過電流検出用抵抗R2を短絡させる短絡経路となる。また、オペアンプOP1がLレベルの信号を出力すると、トランジスタQ1およびQ2が非導通状態となり、オペアンプOP2およびツェナダイオードZD2への電力供給を遮断する。つまり、出力電流Ioが0.67[A]以下である場合、過電流検出部3は無効(動作停止状態)とされ、過電流検出部3による損失はゼロとなる。
【0031】
出力電流Ioが増加して定格の上限(より詳しくは、0.67[A])を超えると、兆候検出部2のオペアンプOP1はHレベルの信号を出力する。これにより、リレー回路RYによる短絡が解除され、過電流検出用抵抗R2に出力電流Ioが流れるようになる。また、オペアンプOP1がHレベルの信号を出力すると、トランジスタQ1およびQ2が導通状態となり、オペアンプOP2およびツェナダイオードZD2に電力が供給される。つまり、出力電流Ioが0.67[A]を超えると、過電流検出部3が有効(動作状態)とされ、過電流検出部3による損失が生じ始める。
【0032】
なお、兆候検出部2が過電流の兆候を検出する閾値(0.67[A])は、過電流検出部3が過電流を検出する閾値(0.8[A])よりも低く設定されている。このため、有効とされた直後のオペアンプOP2は、過電流ではないことを示すLレベルの信号を出力する。
【0033】
出力電流Ioがさらに増加して許容範囲の上限(より詳しくは、0.8[A])を超えると、過電流検出部3のオペアンプOP2は、過電流であることを示すHレベルの信号を出力する。Hレベルの出力信号は、ラッチ部4により一定期間の間、またはリセット動作が行われるまで保持される。
【0034】
このように、本実施例に係る過電流検出装置1によれば、出力電流Ioが0.67[A]以下の場合、すなわち、過電流の兆候がない定常時に、過電流検出用抵抗R2がリレー回路RYによって短絡されるとともに、トランジスタQ1およびQ2による電力の遮断が行われるので、過電流検出部3による損失をゼロにすることができる。一方、出力電流Ioが0.67[A]よりも大きい場合、すなわち、過電流の兆候がある場合は、短絡が解除されるとともに、過電流検出部3への電力供給がなされるので、過電流検出用抵抗R2の電圧降下に基づいて精度よく過電流を検出することができる。
【0035】
以上、本発明に係る過電流検出装置の実施例について説明したが、本発明の構成は上記実施例に限定されない。
【0036】
例えば、上記実施例では、電源ライン6に兆候検出用抵抗R1および過電流検出用抵抗R2を介装したが、いずれか一方または両方を電源ライン5に介装してもよい。
【0037】
また、過電流検出部3のオペアンプOP2およびツェナダイオードZD2による損失が微小である場合は、トランジスタQ1およびQ2を省略し、オペアンプOP2およびツェナダイオードZD2に常に電力が供給されるようにしてもよい。
【0038】
また、上記兆候検出用抵抗R1および過電流検出用抵抗R2の抵抗値、ツェナダイオードZD1およびツェナダイオードZD2の降伏電圧、出力電流Ioの電流値(閾値)はいずれも一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。なお、上記抵抗値および/または降伏電圧にバラツキが発生し得る場合や、オペアンプOP1および/またはオペアンプOP2に入力オフセットが発生し得る場合は、これらを考慮して兆候検出用抵抗R1および過電流検出用抵抗R2の抵抗値等を決定すればよい。
【符号の説明】
【0039】
1 過電流検出装置
2 兆候検出部
3 過電流検出部
4 ラッチ部
5、6 電源ライン
E 直流電源
L 負荷
OP1、OP2 オペアンプ
Q1、Q2 トランジスタ
R1 兆候検出用抵抗
R2 過電流検出用抵抗
RY リレー回路
ZD1、ZD2 ツェナダイオード
図1
図2
図3