(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記縁端間距離情報生成手段は、前記検査画像情報から得られる前記第1板状体の縁端を横切る前記ラインセンサカメラの副走査方向または主走査方向に延びる検査ライン上の濃淡値プロファイルに基づいて前記縁端間距離情報を生成する請求項1記載の貼り合せ板状体検査装置。
前記縁端間距離情報生成手段は、前記ラインセンサカメラの副走査方向が前記第1板状体の縁端を横切る所定領域に対応した処理領域では、当該処理領域から得られる前記副走査方向に延びる検査ライン上の濃淡値プロファイルに基づいて前記縁端間距離情報を生成する請求項3記載の貼り合せ板状体検査装置。
前記縁端間距離情報生成手段は、前記ラインセンサカメラの主走査方向が前記第1板状体の縁端を横切る所定領域に対応した処理領域では、当該処理領域から得られる前記主走査方向に延びる検査ライン上の濃淡値プロファイルに基づいて前記縁端間距離情報を生成する請求項3または4記載の貼り合せ板状体検査装置。
前記縁端間距離情報生成手段は、前記濃淡値プロファイルにおいて、前記第1板状体の縁端に対応した第1明ピークの位置と、当該第1明ピークの位置から前記第1板状体の縁端の外側方向または内側方向の所定範囲内にある第1暗ボトムの位置との間で前記第1板状体の縁端に対応する第1位置を決定する第1位置決定手段と、
前記濃淡値プロファイルにおいて、前記第1明ピークから離れた第2明ピークの位置と、当該第2明ピークの位置から前記接着剤の縁端の外側方向または内側方向の所定範囲内にある第2暗ボトムの位置との間で前記接着剤の縁端に対応した第2位置を決定する第2位置決定手段と、
前記第1位置と前記第2位置との間の距離を演算する距離演算手段とを有し、
該距離演算手段にて得られた距離を表す前記縁端間距離情報を生成する請求項1乃至5のいずれかに記載の貼り合せ板状体検査装置。
前記第2位置決定手段は、前記第2明ピークの濃淡値と前記第2暗ボトムの濃淡値との差が所定値より大きいとき、当該第2明ピークの位置と当該第2暗ボトムの位置との間で前記第2位置を決定する請求項6記載の貼り合せ板状体検査装置。
前記第1位置決定手段は、前記濃淡値プロファイルにおいて、前記第1明ピークの濃淡値の位置と前記第1暗ボトムの濃淡値の位置との間の前記第1明ピークの濃淡値と前記第1暗ボトムの濃淡値との中間値に対応する位置を前記第1位置として決定する請求項6または7記載の貼り合せ板状体検査装置。
前記第2位置決定手段は、前記濃淡値プロファイルにおいて、前記第2明ピークの濃淡値の位置と前記第2暗ボトムの濃淡値の位置との間の前記第2明ピークの濃淡値と前記第2暗ボトムの濃淡値との中間値に対応する位置を前記第2位置として決定する請求項6乃至8のいずれかに記載の貼り合せ板状体検査装置。
前記縁端間距離情報生成ステップは、前記検査画像情報から得られる前記第1板状体の縁端を横切る前記ラインセンサカメラの副走査方向または主走査方向に延びる検査ライン上の濃淡値プロファイルに基づいて前記縁端間距離情報を生成する請求項10記載の貼り合せ板状体検査方法。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0016】
本発明の実施の一形態に係る貼り合せ板状体検査装置は、
図3A及び
図3Bに示すように構成される。この貼り合せ板状体検査装置は、前述したように(
図1A、
図1B、
図2A、
図2B及び
図2C参照)、センサパネル11(第1板状体)とカバーガラス12(第2板状体)とが接着剤13にて貼り合わされてなるセンサパネルアッセンブリ10(貼り合せ板状体)を検査するセンサパネルアッセンブリ検査装置である。なお、
図3Aは、センサパネルアッセンブリ検査装置の側方から見た基本的な構成を示し、
図3Bは、センサパネルアッセンブリ検査装置の上方から見た基本的な構成を示している。
【0017】
図3A及び
図3Bにおいて、このセンサパネルアッセンブリ検査装置は、ラインセンサカメラ50、照明ユニット51(照明手段)、反射板52、及び移動機構60を有している。移動機構60は、センサパネル11を上方に、カバーガラス12を下方にそれぞれ向けて移動経路上にセットされたセンサパネルアッセンブリ10を所定の速度にて直線移動させる。ラインセンサカメラ50は、例えばCCD素子列にて構成されたラインセンサ50a及びレンズ等の光学系(図示略)を含み、移動経路上のセンサパネルアッセンブリ10のセンサパネル11に対向するように固定配置されている。そして、ラインセンサカメラ50の姿勢が、ラインセンサ50aの延びる方向がセンサパネルアッセンブリ10の移動方向Aを横切り(例えば、移動方向Aと直交し)、かつ、その光軸A
OPT1がセンサパネルアッセンブリ10(センサパネル11)の表面に直交するように調整されている。反射板52は、入射光を乱反射するように加工された反射面を有しており、移動経路上のセンサパネルアッセンブリ10の近傍で、その反射面がセンサパネルアッセンブリ10のカバーガラス12に対向するように固定配置されている。このように配置された反射板52(反射面)での反射光(照明光)により、センサパネルアッセンブリ10のカバーガラス12側からラインセンサカメラ50に向けて照明がなされるようになる。
【0018】
照明ユニット51は、移動経路上のセンサパネルアッセンブリ10の移動方向Aにおけるラインセンサカメラ50の下流側、即ち、後述するラインセンサカメラ50の走査方向Bにおける当該ラインセンサカメラ50の上流側に、センサパネル11に対向するように配置されている。照明ユニット51の姿勢は、センサパネルアッセンブリ10の斜め上方から、具体的には、センサパネルアッセンブリ10(センサパネル11)の表面の法線方向に対してその光軸A
OPT2が所定角度αとなる方向からラインセンサカメラ50の光軸A
OPT1を横切ることなくセンサパネルアッセンブリ10の表面を照明するように調整されている。
【0019】
このようにして、照明ユニット51が、センサパネルアッセンブリ10のセンサパネル11側から斜めに当該センサパネルアッセンブリ10を照明することにより、カバーガラス12に接着剤13を介して重ねられるセンサパネル11の縁端部や接着剤13の縁端部での乱反射光の一部をラインセンサカメラ50で受光することができる。また、同時に、センサパネルアッセンブリ10を斜めに透過して反射板52にて乱反射した光の一部により、センサパネルアッセンブリ10のカバーガラス12側からラインセンサカメラ50に向けて照明がなされるようになる。この反射板52からの反射光によるセンサパネルアッセンブリ10のカバーガラス12側からの照明により、センサパネルアッセンブリ10(センサパネル11、カバーガラス12)の欠陥や、接着剤13内の気泡をラインセンサカメラ50に投影することが可能になる
【0020】
センサパネルアッセンブリ検査装置の処理系は、
図4に示すように構成される。
【0021】
図4において、ラインセンサカメラ50、表示ユニット71及び操作ユニット72が処理ユニット70に接続されている。また、処理ユニット70は、移動機構60によるセンサパネルアッセンブリ10の移動に同期してセンサパネルアッセンブリ10を光学的に走査するラインセンサカメラ50からの映像信号に基づいてセンサパネルアッセンブリ10の画像を表す検査画像情報を生成する。そして、処理ユニット70は、前記検査画像情報に基づいてセンサパネルアッセンブリ10の検査画像を表示ユニット71に表示させる。この検査画像には、センサパネルアッセンブリ10の接着剤13中の気泡、異物、センサパネル11の回路部品の他、後述するように、接着剤13の縁端部(正常状態(
図2A参照)、オーバーフロー状態(
図2B参照)またはアンダーフロー状態(
図2C参照))が現れ得る。なお、処理ユニット70は、操作ユニット72の操作に応じた各種指示に係る情報を取得するとともに、前記検査画像から各種情報(気泡や異物のサイズ、接着剤13の縁端部の位置等)を生成し、それを検査結果として表示ユニット71に表示させることができる。
【0022】
処理ユニット70は、
図5に示す手順に従って、センサパネルアッセンブリ10の接着剤13の縁端部の状態を検査するための処理を実行する。
【0023】
図5において、処理ユニット70は、照明ユニット51からの照明がなされている状態で、移動機構60によってセンサパネルアッセンブリ10を移動させて、ラインセンサカメラ50が
図7に示すセンサパネルアッセンブリ10をセンサパネル11の縁端11
E1の側から対向する縁端11
E3に向かう方向Bに光学的に走査するように制御する(S11)。その過程で、センサパネル11の表面に所定角度αをもって斜めに入射する(
図3A参照)照明ユニット51からの照明光R
Lが、
図8、
図9、
図11、
図12に示すように、センサパネル11の各縁端11
E1、11
E2、11
E3、11
E4の部分に入射する。
【0024】
例えば、
図8(
図7におけるC1−C1線断面を示す)に示すように、斜めに照射される照明光R
Lがセンサパネル11の外側から第1縁端11
E1を通過して移動(走査)する際に、その照明光R
Lが、例えば、センサパネル11の第1縁端11
E1からはみ出してオーバーフロー状態にある接着剤13の縁端13
E1にて乱反射してその乱反射光の一部がラインセンサカメラ50に入射し得るとともに、その照明光R
Lがセンサパネル11の第1縁端11
E1の角にて乱反射してその乱反射光の一部がラインセンサカメラ50に入射し得る。この場合、照明光R
Lが所定の入射角度α(
図3A参照)にて斜めに照射されるので、センサパネル11の第1縁端11
E1から内側(走査方向B)に僅かに入った部分に影Ed1が形成され得るとともに、接着剤13の縁端13
E1から内側(走査方向B)に僅かに入った部分に影Ed2が形成され得る。
【0025】
例えば、
図9(
図7におけるC3−C3線断面を示す)に示すように、斜めに照射される照明光R
Lがセンサパネル11の内側から第3縁端11
E3を通過して移動(走査)する際に、その照明光R
Lがセンサパネル11の第3縁端11
E3の角で乱反射してその乱反射光の一部がラインセンサカメラ50に入射し得るとともに、その照明光R
Lが、例えば、センサパネル11の第3縁端11
E3からはみ出してオーバーフロー状態にある接着剤13の縁端13
E3にて乱反射してその乱反射光の一部がラインセンサカメラ50に入射し得る。この場合、照明光R
Lが所定の入射角度αにて斜めに照射されるので、センサパネル11の第3縁端11
E3から外側(走査方向B)に僅かに出た部分に影Ed3が形成され得るとともに、接着剤13の縁端13
E3から外側(走査方向B)に僅かに出た部分に影Ed4が形成され得る。
【0026】
照明光R
Lは、例えば、
図10に示すように、照明ユニット51から、走査方向Bと平行な中心線CLの両側に僅かな広がりをもって出射される。このような照明光R
Lがセンサパネル11の第2縁
端11
E2に沿って移動(走査)する際に、例えば、
図11(
図7におけるC2−C2線断面を示す)に示すように、その照明光R
Lがセンサパネル11の第2縁端11
E2の角にて乱反射してその乱反射光の一部がラインセンサカメラ50に入射し得るとともに、その照明光R
Lが、例えば、センサパネル11の第2縁端11
E2からはみ出してオーバーフロー状態にある接着剤13の縁端13
E2にて乱反射してその乱反射光の一部がラインセンサカメラ50に入射し得る。この場合、照明光R
Lが照明ユニット51から僅かに外方に広がって斜めに照射されるので(
図10参照)、センサパネル11の第2縁端11
E2から外側(走査方向Bに直交する方向)に僅かに出た部分に影Ed5が形成され得るとともに、接着剤13の縁端13
E2から外側(走査方向Bに直交する方向)に僅かに出た部分に影Ed6が形成され得る。
【0027】
また、照明光R
Lがセンサパネル11の前述した第2縁端11
E2の逆側の第4縁端11
E4に沿って移動(走査)する場合も同様に、例えば、
図12(
図7におけるC4−C4線断面を示す)に示すように、照明光R
Lがセンサパネル11の第4縁端11
E4の角にて乱反射してその乱反射光の一部がラインセンサカメラ50に入射し得るとともに、その照明光R
Lが、例えば、センサパネル11の第4縁端11
E4からはみ出してオーバーフロー状態にある接着剤13の縁端13
E4にて乱反射してその乱反射光の一部がラインセンサカメラ50に入射し得る。この場合も、照明光R
Lが照明ユニット51から僅かに外方に広がって斜めに照射されるので(
図10参照)、センサパネル11の第4縁端11
E4から外側(走査方向Bに直交する方向)に僅かに出た部分に影Ed7が形成され得るとともに、接着剤13の縁端13
E4から外側(走査方向Bに直交する方向)に僅かに出た部分に影Ed8が形成され得る。
【0028】
図8、
図9、
図11及び
図12に示す例では、接着剤13がオーバーフロー状態であったが、接着剤13がアンダーフロー状態(
図2C参照)であっても、同様に、センサパネル11を透過する照明光R
Lが接着剤13の縁端で乱反射してその乱反射光の一部がセンサパネル11を透過してラインセンサカメラ50に入射し得る。
【0029】
図5に戻って、処理ユニット70は、上述したように、照明ユニット51からの照明光R
Lによって照明がなされている状態でセンサパネルアッセンブリ10を走査するラインセンサカメラ50から出力される映像信号に基づいて画素単位(例えば、ラインセンサカメラ50の各CCD素子に対応)の濃淡値(例えば、256階調)からなる検査画像情報を生成する(S12)。処理ユニット70は、センサパネルアッセンブリ10全体について生成した検査画像情報を所定のメモリに格納する。前記検査画像情報により表される検査画像I
EXには、接着剤13がオーバーフロー状態である場合、例えば、
図13に示すように、センサパネル11の縁端の角での乱反射光の一部(
図8参照)による第1明線部I
PB1がその縁端に対応した位置に現れるとともに、接着剤13の縁端での乱反射光の一部による第2明線部I
PB2がセンサパネル11の縁端より外側の接着剤13の縁端に対応した位置に現れる。また、接着剤13がアンダーフロー状態である場合、検査画像I
EXには、例えば、
図14に示すように、センサパネル11の縁端の角での乱反射光の一部による第1明線部I
PB1がその縁端に対応した位置に現れるとともに、接着剤13の縁端での乱反射光の一部による第2明線部I
PB2がセンサパネル11の縁端より内側の接着剤13の縁端に対応した位置に現れる。
【0030】
また、
図14に明確に示されるように、検査画像I
EXには、センサパネル11の縁端に対応した位置に形成される第1明線部I
PB1の近傍に第1暗線部I
BD1が現れるとともに、接着剤13の縁端に対応した位置に形成される第2明線部I
PB2の近傍に第2暗線部I
BD2が現れる。これは、
図8、
図9、
図11及び
図12を参照して説明したように、照明光R
Lが斜めに照射されることによりセンサパネル11の縁端の近傍及び接着剤13の縁端の近傍に影が形成されることに起因していると考えられる。
【0031】
このような検査画像I
EX(検査画像情報)に設定されるセンサパネル11の縁端を横切る(例えば、直交する)検査ラインL
EX上の濃淡値プロファイルPf(L
EX)(走査ライン上の各位置(画素位置)に対応する濃淡値を表す)において、例えば、
図14(接着剤13がアンダーフロー状態の例)に示すように、センサパネル11の縁端に対応した前記第1明線部I
PB1を表す第1明ピークPB1、接着剤13の縁端に対応した前記第2明線部I
PB2を表す第2ピークPB2、前記第1明線部I
PB1に隣接する第1暗線部I
BD1を表す第1暗ボトムBD1、及び前記第2明線部I
PB2に隣接する第2暗線部I
BD2を表す第2暗ボトムBD2が存在する。
図13に示す例(接着剤13がオーバーフロー状態の例)においても、明確ではないが、検査画像I
EX(検査画像)に設定されるセンサパネル11の縁端を横切る(例えば、直交する)検査ラインL
EX上の濃淡値プロファイルPf(L
EX)にも同様に、第1明ピークPB1、第1暗ボトムBD1、第2明ピークPB2及び第2暗ボトムBD2が存在する。
【0032】
図5に戻って、接着剤13がオーバーフロー状態及びアンダーフロー状態にあるセンサパネルアッセンブリ10の上述したような特徴(2つの明線部I
PB1、I
PB2、2つの暗線部I
BD1、I
BD2)を有する検査画像情報が生成され、所定のメモリに格納されると(S12)、処理ユニット70は、前記メモリに格納された検査画像情報(検査画像)において実際に処理すべき処理領域を設定する(S13)。例えば、
図15に示す破線で囲まれ領域のように、センサパネル11の第1縁端11
E1を含み、カバーガラス12の縁端から所定幅の領域に対応した第1処理領域E1が、センサパネル11の第2縁端11
E2を含み、カバーガラス12の縁端から所定幅の領域に対応した第2処理領域E2が、センサパネル11の第3縁端11
E3を含み、カバーガラス12の縁端から所定幅の領域に対応した第3処理領域E3が、及びセンサパネル11の第4縁端11
E4を含み、カバーガラス12の縁端から所定幅の領域に対応した第4処理領域E4が、それぞれ設定される。
【0033】
センサパネルアッセンブリ10全体の検査画像情報において上述したような4つの処理領域E1、E2、E3、E4が設定されると(S13)、処理ユニット70は、次の手順(S14〜S16)に従って第1処理領域E1から順番に全ての処理領域E1〜E4に対する処理を実行する。
【0034】
第1処理領域E1において、センサパネル11の第1縁端11
E1を横切る副走査方向Bに延びる検査ライン上での濃淡値プロファイルが抽出される(S14)。例えば、
図16Aに示す第1処理領域E1で設定された検査ラインL
EX1及びL
EX2上において、例えば、
図16Bに模式的に示すような濃淡値プロファイルPf(L
EX1)、Pf(L
EX2)が抽出される。接着剤13がオーバーフロー状態にある部分に設定された検査ラインL
EX1上の濃淡値プロファイルPf(L
EX1)には、センサパネル11の第1縁端11
E1に対応した位置P(11
E1)に第1明ピークPB1が、該第1明ピークPB1のセンサパネル11の内側(IN)方向に隣接して第1暗ボトムBD1がそれぞれ現れるともに、前記第1明ピークPB1からセンサパネル11の外側(OUT)方向に離れて接着剤13の縁端に対応した第2明ピークPB2が、該第2明ピークPB2のセンサパネル11の内側(IN)方向に隣接して第2暗ボトムBD2がそれぞれ現れる。また、接着剤13がアンダーフロー状態にある部分に設定された検査ラインL
EX2上の濃淡値プロファイルPf(L
EX2)には、センサパネル11の第1縁端11
E1に対応した位置P(11
E1)に第1明ピークPB1が、該第1明ピークPB1のセンサパネル11の内側(IN)に隣接して第1暗ボトムBD1がそれぞれ現れるとともに、前記第1明ピークPB1からセンサパネル11の内側(IN)方向に離れて接着剤13の縁端に対応した第2明ピークPB2が、該第2明ピークPB2のセンサパネル11の内側(IN)方向に隣接して第2暗ボトムBD2がそれぞれ現れる。
【0035】
上述したような検査ラインL
EXi上での濃淡値プロファイルPf(L
EXi)が抽出されると(S14)、その濃淡値プロファイルPf(L
EXi)に基づいて、当該検査ラインL
EXi上でのセンサパネル11の第1縁端11
E1と接着剤13の縁端との間の距離が演算され、それら縁端の間隔を表す縁端間距離情報dが生成される(S15)。なお、縁端間距離情報dを生成するための具体的な処理については後述する。その後、同様にして、所定間隔ずつ検査ラインL
EXiをずらしながら当該検査ラインL
EXi上の濃淡値プロファイルPf(L
EXi)を抽出し(S14)、その抽出した濃淡値プロファイルPf(L
EXi)に基づいて前記縁間距離情報dを生成する(S15)処理が全ての処理領域E1〜E4(S16)について実行される。なお、その過程で、前述した第1処理領域E1と同様に、第2処理領域E2、第3処理領域E3、第4処理領域E4において、例えば、
図17A、
図17B、
図18A、
図18B及び
図19A、
図19Bに模式的に示すような濃淡値プロファイルPfが抽出される(S14)。
【0036】
第2処理領域E2において、センサパネル11の第2縁端11
E2を横切る主走査方向(ラインセンサ50aの延びる方向)に延びる検査ライン上での濃淡値プロファイルが抽出される。例えば、
図17Aに示す第2処理領域E2で設定された検査ラインL
EX3及びL
EX4上において、例えば、
図17Bに模式的に示すような濃淡値プロファイルPf(L
EX3)、Pf(L
EX4)が抽出される。接着剤13がアンダーフロー状態にある部分に設定された検査ラインL
EX3上の濃淡値プロファイルPf(L
EX3)には、センサパネル11の第2縁端11
E2に対応した位置P(11
E2)に第1明ピークPB1が、該第1明ピークPB1のセンサパネル11の外側(OUT)方向に隣接して第1暗ボトムBD1がそれぞれ現れるとともに、前記第1明ピークPB1からセンサパネル11の内側(IN)方向に離れて接着剤13の縁端に対応した第2明ピークPB2が、該第2明ピークPB2のセンサパネル11の外側(OUT)方向に隣接して第2暗ボトムBD2がそれぞれ現れる。また、接着剤13がオーバーフロー状態にある部分に設定された検査ラインL
EX4上の濃淡値プロファイルPf(L
EX4)には、センサパネル11の第2縁端11
E2に対応した位置P(11
E2)に第1明ピークPB1が、該第1明ピークPB1のセンサパネル11の外側(OUT)方向に隣接して第1暗ボトムBD1がそれぞれ現れるとともに、前記第1明ピークPB1からセンサパネル11の外側(OUT)方向に離れて接着剤13の縁端に対応した第2明ピークPB2が、該第2明ピークPB2のセンサパネル11の外側(OUT)方向に隣接して第2暗ボトムBD2がそれぞれ現れる。
【0037】
また、第3処理領域E3において、センサパネル11の第3縁端11
E3を横切る副走査方向Bに延びる検査ライン上での濃淡値プロファイルが抽出される。例えば、
図18Aに示す第3処理領域E3で設定された検査ラインL
EX5及びL
EX6上において、例えば、
図18Bに模式的に示すような濃淡値プロファイルPf(L
EX5)、Pf(L
EX6)が抽出される。接着剤13がアンダーフロー状態にある部分に設定された検査ラインL
EX5上の濃淡値プロファイルPf(L
EX5)には、センサパネル11の第3縁端11
E3に対応した位置P(11
E3)に第1明ピークPB1が、該第1明ピークPB1のセンサパネル11の外側(OUT)方向に隣接して第1暗ボトムBD1がそれぞれ現れるともに、前記第1明ピークPB1からセンサパネル11の内側(IN)方向に離れて接着剤13の縁端に対応した第2明ピークPB2が、該第2明ピークPB2のセンサパネル11の外側(OUT)方向に隣接して第2暗ボトムBD2がそれぞれ現れる。また、接着剤13がオーバーフロー状態にある部分に設定された検査ラインL
EX6上の濃淡値プロファイルPf(L
EX6)には、センサパネル11の第3縁端11
E3に対応した位置P(11
E3)に第1明ピークPB1が、該第1明ピークPB1のセンサパネル11の外側(OUT)に隣接して第1暗ボトムBD1がそれぞれ現れるとともに、前記第1明ピークPB1からセンサパネル11の外側(OUT)方向に離れて接着剤13の縁端に対応した第2明ピークPB2が、該第2明ピークPB2のセンサパネル11の外側(OUT)方向に隣接して第2暗ボトムBD2がそれぞれ現れる。
【0038】
更に、第4処理領域E4では、前述した第2処理領域E2の場合と同様、
図19A及び
図19Bに模式的に示すように、センサパネル11の第4縁端11
E4を横切る主走査方向(ラインセンサ50aの延びる方向)に延びる検査ライン上での濃淡値プロファイルが抽出される。例えば、第4処理領域E4で接着剤13がアンダーフロー状態及びオーバーフロー状態となる部分に設定された検査ラインL
EX7及びL
EX8上において、それぞれ第1明ピークPB1、第1暗ボトムBD1、第2明ピークPB2、及び第2暗ボトムBD2が現れる濃淡値プロファイルPf(L
EX7)、Pf(L
EX8)が抽出される。
【0039】
前述したように抽出される濃淡値プロファイルに基づいて縁端間距離情報dを生成するための処理(
図5におけるS15)は、具体的に、
図6A及び
図6Bに従ってなされる。なお、処理ユニット70には、検査対象のセンサパネルアッセンブリ10(センサパネル11、カバーガラス12)の形状データ及び搬送路上のセンサパネルアッセンブリ10の姿勢情報等が予め登録されている。
【0040】
図6Aにおいて、処理ユニット70は、センサパネルアッセンブリ10の前記形状データ及び姿勢情報等に基づいて前記濃淡値プロファイルPfにおいてセンサパネル11の縁端に対応する位置と見込まれる位置(画素位置)を探し、その位置を含む当該濃淡値プロファイルPfの所定範囲内で最大濃淡値となる第1明ピークPB1を決定する(S1501)。そして、処理ユニット70は、現在の処理領域が第1処理領域E1、第2処理領域E2、第3処理領域E3及び第4処理領域E4(
図15参照)のいずれであるかを判定する(S1502)。
【0041】
現在の処理領域が、濃淡値プロファイルにおいて第1明ピークPB1のセンサパネル11の内側方向に隣接して第1暗ボトムBD1が現れ得る(
図16B参照)第1処理領域E1である場合、処理ユニット70は、例えば、
図20A(
図16A及び
図16B参照)に模式的に示すように、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において上記のようにして決定した第1明ピークPB1の位置よりセンサパネル11の内側(IN)方向(
図20Aに示す濃淡値プロファイルにおいて左方向)の所定範囲内で最小濃淡値となる第1暗ボトムBD1を決定する(S1503)。一方、現在の処理領域が、濃淡値プロファイルにおいて第1明ピークPB1のセンサパネル11の外側方向に隣接して第1暗ボトムBD1が現れ得る(
図17B、
図18B、
図19B参照)第2処理領域E2、第3処理領域E3及び第4処理領域E4のいずれかである場合、処理ユニット70は、例えば、
図20B(
図17A、
図17B、
図18A、
図18B、
図19A、
図19B参照)に模式的に示すように、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において上記のようにして決定した第1明ピークPB1の位置よりセンサパネル11の外側(OUT)方向(
図20Bに示す濃淡値プロファイルにおいて右方向)の所定範囲内で最小濃淡値となる第1暗ボトムBD1を決定する(S1504)。
【0042】
このようにして、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において、第1明ピークPB1と第1暗ボトムBD1とが決まると、処理ユニット70は、当該濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において前記第1明ピークPB1の位置(画素位置)と前記第1暗ボトムBD1の位置(画素位置)との間の位置をセンサパネル11の縁端に対応する第1位置P1として決定する(S1505)。具体的には、
図20A及び
図20Bに示すように、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において、前記第1明ピークPB1の濃淡値の位置(画素位置)と前記第1暗ボトムBD1の位置(画素位置)との間の前記第1明ピークPB1の濃淡値と前記第1暗ボトム1の濃淡値との中間値((PB1−BD1)/2)に対応する位置(画素位置)が第1位置P1として決定される(S1505)。
【0043】
濃淡値プロファイルPf(L
EXi)においてセンサパネル11の縁端に対応する第1位置P1を決定すると、処理ユニット70は、
図6Bに示す手順に従って処理を継続する。
【0044】
図6Bにおいて、処理ユニット70は、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において前記第1明ピークPB1を含む所定範囲を除いた範囲で最大濃淡値となる第2明ピークPB2を決定する(S1506)。そして、処理ユニット70は、現在の処理領域が第1処理領域E1、第2処理領域E2、第3処理領域E3及び第4処理領域E4のいずれであるかを判定する(S1507)。
【0045】
現在の処理領域が、濃淡値プロファイルにおいて第2明ピークPB2のセンサパネル11の内側(IN)方向に隣接して第2暗ボトムBD2が現れ得る(
図16B参照)第1処理領域E1である場合、処理ユニット70は、例えば、
図20A(
図16A及び
図16B参照)に模式的に示すように、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において上記のようにして決定した第2明ピークPB2の位置よりセンサパネル11の内側(IN)方向(
図20Aに示す濃淡値プロファイルにおいて左方向)の所定範囲内で最小濃淡値となる第2暗ボトムBD2を決定する(S1508)。一方、現在の処理領域が、濃淡値プロファイルにおいて第2明ピークPB2のセンサパネル11の外側方向に隣接して第2暗ボトムBD2が現れ得る(
図17B、
図18B、
図19B参照)第2処理領域E2、第3処理領域E3及び第4処理領域E4のいずれかである場合、処理ユニット70は、例えば、
図20B(
図17A、
図17B、
図18A、
図18B、
図19A、
図19B参照)に模式的に示すように、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において上記のようにして決定した第2明ピークPB2の位置よりセンサパネル11の外側(OUT)方向(
図20Bに示す濃淡値プロファイルにおいて右方向)の所定範囲内で最小濃淡値となる第2暗ボトムBD2を決定する(S1509)。
【0046】
その後、処理ユニット70は、上記のように決定した第2明ピークPB2の濃淡値と第2暗ボトムBD2の濃淡値との差が所定値Thより大きいか否かを判定する(S1510)。前記差が所定値Thより大きい場合(S1510でYES)、前記第2明ピークPB2及び第2暗ボトムBD2が接着剤13の縁端によるものであるとして、処理ユニット70は、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において前記第2明ピークPB2の位置(画素位置)と前記第2暗ボトムBD2の位置(画素位置)との間の位置を接着剤13の縁端に対応する第2位置P2として決定する(S1511)。具体的には、
図20A及び
図20Bに示すように、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において、前記第2明ピークPB2の濃淡値の位置(画素位置)と前記第2暗ボトムBD2の濃淡値の位置(画素位置)との間の前記第2明ピークPB2の濃淡値と前記第2暗ボトムBD2の濃淡値との中間値((PB2−BD2)/2)に対応した位置(画素位置)が第2位置P2として決定される(S1511)。
【0047】
そして、処理ユニット70は、前述したようにして決定された接着剤13の縁端に対応する第2位置P2とセンサパネル11の縁端に対応する第1位置P1との差分(P2−P1)を算出し、その差分(P2−P1)をセンサパネル11の縁端と接着剤13の縁端との間隔を表す縁端間距離情報dとして検査ラインL
EXi(センサパネル11の縁端上の位置)に対応付けて所定のメモリに格納する(S1512)。この縁端間距離情報dは、例えば、接着剤13がオーバーフロー状態(
図2B参照)にある場合、正の値とし、接着材13がアンダーフロー状態(
図2C参照)にある場合、負の値とすることができる。これにより、縁端間距離情報dは、その値の正負によって、オーバーフロー状態とアンダーフロー状態とを区別して表すことができる。
【0048】
一方、前記第2明ピークPB2の濃淡値と前記第2暗ボトムBD2の濃淡値との差が所定値Thより大きくない場合(S1510でNO)、前記第2明ピークPB2及び第2暗ボトムBD2が接着剤13の縁端によるものではなく、例えば、
図13及び
図14に示す濃淡値プロファイルPf(L
EX)におけるノイズ等の細かい濃淡振動であるとして、処理ユニット70は、縁端間距離情報dをゼロ(d=0)として検査ラインL
EXi(センサパネル11の縁端上の位置)に対応付けて所定のメモリに格納する(S1513)。この場合、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)からは、接着剤13の縁端が検出されないとして、接着剤13がセンサパネル11とカバーガラス12との間に適正に充填されている(
図2A参照)と判断することができる。
【0049】
図5に戻って、上記のようにしてセンサパネル11の縁端と接着剤13の縁端との間隔を表す縁端間距離情報dの生成が、全ての処理領域E1、E2、E3、E4から抽出される全ての濃淡値プロファイルについて終了すると(S16でYES)、処理ユニット70は、各検査ラインに対応付けてメモリに格納された縁端間距離情報dに基づいて、検査結果情報を生成して表示ユニット71に表示させる(S17)。例えば、センサパネル11の縁端の各位置での当該縁端と接着剤13の縁端までの距離を、表形式、グラフ形式、センサパネルアッセンブリ10の画像上にそれぞれ検査結果として表示ユニット71に表示させることができる。この場合、その検査結果からセンサパネル11の縁端の各位置での接着剤13の縁端の位置を個別的に知ることができる。また、全検査ラインに対応した縁端間距離情報dの平均値、標準偏差等を検査結果として表示ユニット71に表示させることができる。この場合、センサパネルアッセンブリ10における接着剤13の全体的な充填状態を知ることができる。なお、出力すべき検査結果情報は、前述したものに限られることなく、センサパネル11の縁端の各位置に対応づけられた縁端間距離情報dに基づいて、検査の目的に応じて種々に生成することができる。
【0050】
前述したセンサパネルアッセンブリ検査装置では、センサパネルアッセンブリ10のセンサパネル11側から照明ユニット51が当該センサパネルアッセンブリ10を照明している状態でセンサパネル11に対向して配置されたラインセンサカメラ50がそのセンサパネルアッセンブリ10を走査する際に、ラインセンサカメラ50から出力される映像信号に基づいて画素単位の濃淡値からなる検査画像情報が生成される。そして、この検査画像情報から得られるセンサパネル11の縁端を横切る検査ライン上の濃淡値プロファイルに基づいて、その検査ライン上でのセンサパネル11の縁端と接着剤13の縁端との間隔を表す縁端間距離情報dが生成され、その縁端間距離情報に基づいた検査結果が表示ユニット71に表示されるようになる。そのため、センサパネルアッセンブリ10におけるセンサパネル11の縁端と接着剤13の縁端との間の間隔を比較的容易に検査することができるようになる。
【0051】
また、前記センサパネルアッセンブリ検査装置では、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において、第1明ピークPB1の濃淡値の位置(画素位置)と第1暗ボトムBD1の濃淡値の位置(画素位置)との間の前記第1明ピークPB1の濃淡値と前記第1暗ボトムBD1の濃淡値との中間値(PB1−BD1)/2に対応する位置(画素位置)をセンサパネル11の縁端に対応した位置とし、第2明ピークPB2の濃淡値の位置と第2暗ボトムBD2の濃淡値の位置との間の前記第2明ピークPB2の濃淡値と前記第2暗ボトムBD2の濃淡値との中間値(PB2−BD2)/2に対応する位置(画素位置)を接着剤13の縁端に対応した位置として、それらの位置間の距離から縁端間距離情報dを生成している。
【0052】
接着剤13の縁端部分に対応して現れる濃淡値プロファイルPfの第2明ピークPB2から第2暗ボトムBD2にかけての領域の濃淡値は、センサパネルアッセンブリ10に斜めに照射される照明光R
Lの当該接着剤13の縁端部分での乱反射光がラインセンサカメラ50に入射することにより得られるものであるので、接着剤13の縁端部分の表面形状の影響を多分に受けている。つまり、その領域の濃淡値は、接着剤13の縁端部分の表面の傾きや凹凸によって発生した乱反射光等が合成されることにより得られる値であって、例えば、第2明ピークPB2の濃淡値は、接着剤13の縁端で単純に発生した乱反射光に起因したものではなく、接着剤13の縁端部分の表面の傾きや凹凸によって、ラインセンサカメラ50の方向に反射した乱反射光等が合成されることにより得られた濃淡値であると考えられる。このため、実際の接着剤13の縁端は、第2明ピークPB2の位置に正確に対応しないことが考えられる。そこで、本実施の形態では、第2明ピークPB2の濃淡値の位置と第2暗ボトムBD2の濃淡値の位置との間の第2明ピークPB2の濃淡値と第2暗ボトムBD2の濃淡値との中間値(PB2−BD2)/2に対応する位置を、接着剤13の縁端に対応した位置P2として決定している。
【0053】
また、センサパネル11の縁端部分に対応して現れる濃淡値プロファイルPfの第1明ピークPB1から第1暗ボトムBD1にかけての領域の濃淡値も、センサパネル11の縁端部分に形成されている面取りや、側面の表面状態の影響を多分に受けている。つまり、その領域の濃淡値は、センサパネル11の縁端部分に形成されている面取りや、側面の表面の凹凸によって発生した乱反射光等が合成されることにより得られる値であって、例えば、第1明ピークPB1の濃淡値は、センサパネル11の縁端で単純に発生した乱反射光に起因したものではなく、センサパネル11の縁端に形成されている面取りや、側面の表面の凹凸によって、ラインセンサカメラ50の方向に反射した乱反射光や接着剤13の表面からの乱反射光等が合成されることにより得られた濃淡値であると考えられる。このため、実際のセンサパネル11の縁端は、第1明ピークPB1の位置に正確に対応しないことが考えられる。そこで、本実施の形態では、第1明ピークPB1の濃淡値の位置と第1暗ボトムBD1の濃淡値の位置との間の第1明ピークPB1の濃淡値と第1暗ボトムBD1の濃淡値との中間値(PB1−BD1)/2に対応する位置を、センサパネル11の縁端に対応した位置P1として決定し、この位置P1と上記接着剤13の縁端に対応した位置P2とに基づいて縁端間距離情報dを生成している。
【0054】
上述した縁端間距離情報dの生成について検証してみる。
図21において、横軸は、照明ユニット51からの照明光R
Lの照明位置を表し、縦軸は、照明位置を変えたときの主走査方向(L
EXi)と副走査方向(L
EXj)の縁端間距離情報dと、明ピークPBの濃淡値と暗ボトムBD濃淡値との差分DR(ダイナミックレンジ)の値とを示している。この
図21によると、照明位置がカメラ直下より離れるに従って、明ピークPBの濃淡値と暗ボトムBD濃淡値との差分DRが増大しても、縁端間距離情報dの変動が僅かなことを示している。従って、検査対象であるセンサパネルアッセンブリ10に対する照明位置やダイナミックレンジが変動しても、安定した縁端間距離情報dを得ることができることが判る。
【0055】
なお、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)において、第1明ピークPB1の濃淡値の位置(画素位置)と第1暗ボトムBD1の濃淡値の位置(画素位置)との間の前記第1明ピークPB1の濃淡値と前記第1暗ボトムBD1の濃淡値との中間値(PB1−BD1)/2に対応する位置(画素位置)をセンサパネル11の縁端に対応した位置としたが、前記第1明ピークPB1の位置(画素位置)と前記第1暗ボトムBD1の位置(画素位置)との間において所定の規則に従って決めた位置であれば、センサパネル11の縁端に対応した位置とすることができる。また、同様に、第2明ピークPB2の濃淡値の位置(画素位置)と第2暗ボトムBD2の濃淡値の位置(画素位置)との間の前記第2明ピークPB2の濃淡値と前記第2暗ボトムBD2の濃淡値との中間値(PB2−BD2)/2に対応する位置(画素位置)を接着剤13の縁端に対応した位置としたが、前記第2明ピークPB2の位置(画素位置)と前記第2暗ボトムBD2の位置(画素位置)との間において所定の規則に従って決めた位置であれば、接着剤13の縁端の位置とすることができる。この場合、センサパネル11の縁端の位置として決められた位置と接着剤13の縁端の位置として決められた位置との間の距離を縁端間距離情報dとすることができる。
【0056】
更に、光学条件が安定的に維持され、また、センサパネルアッセンブリ10の形状が安定したものであれば、濃淡値プロファイルPf(L
EXi)から決められた第1明ピークPB1(センサパネル11の縁端に対応)と第2明ピークPB2(接着剤13の縁端に対応)との間の距離を縁端間距離情報dとすることもできる。
【0057】
また、特にセンサパネル11の縁端形状(例えば、面取りや側面の状態)が安定したものであるならば、センサパネル11の縁端に対応した位置を第1明ピークPB1の濃淡値の位置とし、第2明ピークPB2の位置と第2暗ボトムBD2の位置との間において所定の規則に従って決めた位置、例えば、第2明ピークPB2の位置と第2暗ボトムBD2の濃淡値との中間値(PB2−BD2)/2に対応する位置を接着剤13の縁端に対応した位置として、それらの位置間の距離を縁端間距離情報dとしてもよい。
【0058】
また、前記センサパネルアッセンブリ検査装置では、センサパネルアッセンブリ10全体について生成された検査画像情報において設定された処理領域E1、E2、E3、E4(
図15参照)に対してだけ処理(S14、S15(S1501〜S1513))がなされるので、センサパネル11とカバーガラス12との間に充填された接着剤13の状態を効率的に検査することができる。
【0059】
なお、上述した実施の形態では、第1板状体としてセンサパネル11、第2板状体としてカバーガラス12を例にあげたが、これに限られるものではなく、接着剤により貼り合わされる板状体であれば本発明を適用できる。