【課題を解決するための手段】
【0015】
前記目的を達成させるために、本発明者らは、吸蔵材料でコーティングされた通気ハニカム体および吸蔵材料でコーティングされたウォールフロー式フィルター基材が吸蔵効率の点でどのように異なるのかを測定するために、最初に複数の試験を実施した。シミュレーションの計算において、コーティングされた通気ハニカム体[1cm
2当たり62個のセル、壁厚0.1mm;コーティングされたコーティングの層厚:60μm]における流動条件および均一にコーティングされたウォールフロー式フィルターモノリス[1cm
2当たり46.5個;壁厚0.33mm]における流動条件は、調整され、運転に関連する条件[空間速度:37500h
-1、温度:400℃]下での複数の成分の吸蔵効率が比較された。ここで使用されたシミュレーションモデルは、そのつど1つの流入管路および1つの流出管路ならびにこれらの2つの管路の間の壁を有する代表的な横断面での濃度の平衡化学反応式を解決する。このようなモデルは、Votsmeier et al., "Wall-flow filters with wall-integrated oxidation catalysts: A simulation study", Appl. Catal. B, 70 (2007),233中に詳細に記載されている。
【0016】
引用された刊行物は、吸蔵効果なしの触媒反応を取り扱っている。壁内での吸蔵効果(例えば、酸素吸蔵)を表現するために、壁内に吸蔵された成分のための付加的な平衡化学反応式が解かれる。拡散も対流も不要であるために、前記の吸蔵された成分が考慮され、平衡化学反応式は、次のように単純化される:
【数1】
【0017】
rは、相応する吸蔵反応の反応速度を表わす。同じ反応速度は、フィルター壁内でのガス状成分のための平衡化学反応式にも適用される:
【数2】
【0018】
平衡化学反応式2における他の変数の説明のために、上記に引用された刊行物が参照される。詳細な例において、反応速度は、次のように計算される:
【数3】
【0019】
前記化学反応式において、C
gは、例えば酸素の流入濃度に関連して標準化された、無次元の気相濃度であり、C
吸蔵は、壁内に吸蔵された成分の濃度を表わし、C
maxは、壁の最大吸蔵能力を表わす。C
吸蔵およびC
maxは、同様に無次元であり、気相成分の流入濃度に関連して詳細に規定される。
【0020】
吸蔵効率を計算することができるようにするために、次のパラメーターが想定された:
【表1】
【0021】
結果として、吸蔵すべき排気ガス成分が触媒コンバータを突破する場合には、吸蔵材料でコーティングされた通気モノリス中で、吸蔵材料の約10%が利用されないままであることが確立された。相応する量の吸蔵材料で均一にコーティングされた、ウォールフロー式フィルターモノリス中には、吸蔵材料の少なくとも25%が同じ条件下で利用されないままである。
【0022】
双方の場合、均一にコーティングされた構成成分が考慮され、この場合ウォールフロー式フィルター基材のコーティングは、流入管路側で壁内に導入された(
図1a:概要を示す略図;
図1b:長さLの均一にコーティングされた通気モノリス中の2つの平行な流れ管路を示す縦断面図;
図1c:長さLの均一にコーティングされたウォールフロー式フィルターモノリス中の流入管路および流出管路を示す縦断面図)。
【0023】
意外なことに、吸蔵材料を含有するコーティングが定義された方法で不均一にウォールフロー式フィルター基材中に導入される場合には、コーティングされたウォールフロー式フィルター基材中での吸蔵材料の利用は、著しく改善することができることが確立された。本明細書中で、吸蔵材料を含有するコーティングは、吸蔵材料の濃度および/または全部の塗布量の勾配が形成されるように塗布されるべきであり、この場合前記構成成分の長手方向での吸蔵材料の最も高い濃度は、流入側に存在する。できるだけ高い吸蔵効率を保証するために、吸蔵材料を含有するコーティングは、主に流入管路と流出管路との間の壁内に存在しなければならない。
【0024】
ウォールフロー式フィルター基材中の特殊な排気ガス流に関連して、前記タイプのコーティングにより、粒子フィルター中に侵入する、清浄化すべき排気ガスは、フィルターからの出現前にできるだけ最大量の吸蔵材料と直接に接触することが保証される。清浄化すべき排気ガスは、ウォールフロー式フィルター基材中で現行の流れ条件によって最大の吸蔵材料濃度を有するコーティング領域を"強制的に"貫流する。こうして、利用されないままである吸蔵材料の割合は、著しく減少される。
【0025】
その結果、本発明の基礎となる目的は、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NO
x)および粒子に加えて酸素(O
2)を含有する、内燃機関の排気ガス中の有害なガスおよび粒子の放出を減少させる方法により達成され、この方法の場合、清浄化すべき排気ガスは、不均一なコーティングを有する長さLのウォールフロー式フィルター基材を横断して空気比λの非連続的プロフィールを有する運転条件下で案内される。多重の管路を有する前記ウォールフロー式フィルター基材は、長手方向に走り、長手方向に走る壁によって形成され、かつ管路の境界を定めて管路を形成する。前記管路は、開いた入口および閉鎖された出口を有する流入管路ならびに閉鎖された入口および開いた出口を有する流出管路を有する。少なくとも1つの吸蔵材料を含む触媒活性コーティングは、ウォールフロー式フィルター基材中に導入され、この場合吸蔵材料の全体量に関連して吸蔵材料の少なくとも60質量%は、流入管路と流出管路との間の壁内に存在し、吸蔵材料の全体量に関連して吸蔵材料の少なくとも50質量%は、ウォールフロー式フィルター基材中の最初の流入側帯域内に存在し、この最初の流入側帯域は、入口端部から出口端部に向かって延在し、最初の流入側帯域の長さは、ウォールフロー式フィルター基材の長さの最大2/3に相当する。1つ以上の排気ガス成分は、一定の運転条件下で吸蔵材料中で結合されてよく、排気ガス成分は、運転条件に適した変化の際に吸蔵材料から再び放出されてよい。
【0026】
前記方法を実施すべき本発明によるウォールフロー式フィルター基材において、吸蔵材料の全体量に関連して吸蔵材料の少なくとも75質量%は、流入側帯域内に存在するのが好ましく、この流入側帯域の長さは、ウォールフロー式フィルター基材の長さの最大2/3に相当する。また、吸蔵効率は、吸蔵材料の全体量に関連して吸蔵材料の少なくとも30質量%、特に有利に40〜50質量%が最初の流入側帯域内に存在する場合に改善され、この最初の流入側帯域は、入口端部から出口端部に向かって延在し、最初の流入側帯域の長さは、ウォールフロー式フィルター基材の長さの最大1/3に相当する。吸蔵材料の濃度を、構成成分中で清浄化すべき排気ガスの強制流に適合させることにより、吸蔵の利用は、連続的に改善される。この改善は、
図3〜8により特殊な実施態様に基づいて下記によりいっそう詳細に説明される。
【0027】
本明細書の記載内容で、非連続的なλプロフィールは、本発明による構成成分の運転中に、ほぼ一定のλ値が設定されず、むしろ空気比λの周期的な変化が発生されることを意味するものと理解されるべきである。このような条件は、例えば酸化("リーンな")排気ガス条件および還元("リッチな")排気ガス条件からの周期的な変化("リッチ/リーンな変化")が本発明によるコーティングされたウォールフロー式フィルター基材中で生じる場合に起こり、即ち空気比は、1を上廻るλ値と1未満のλ値との間で周期的に変化する。本明細書中でリッチ/リーンな変化のサイクル時間ならびにλ値(Δλ)の最大のずれの双方は、著しく変化してよい。本方法の特に好ましい実施態様において、空気比は、0.5〜5ヘルツの周波数でリーンな範囲での1≦λ≦1.05の値とリッチな範囲での1≧λ≧0.95の値との間で周期的に変化する。前記タイプのリッチ/リーンな変化は、平均的に化学量論的な空気/燃料混合物で運転されるガソリン機関(火花点火機関)の排気ガス中で起こる。前記エンジンによって発生される排気ガスを本発明による方法を用いて清浄化するために、酸素吸蔵材料を含有するコーティングを有する触媒活性粒子フィルターが有利に使用される。
【0028】
本発明による方法の利点は、空気比λがエンジンの一時的な運転状態におけるλ=1から著しくずれている場合に特に顕著である。この場合、吸蔵材料の酸素貯蔵能力は、ずれを減少させるために利用される。実際に僅かな吸蔵材料が利用されうる場合には、吸蔵材料からの抑制に必要とされる酸素緩衝剤は、よりいっそう少なく、排気ガス清浄化構成成分を通じての望ましくない汚染物質の漏出は、早期に生じる。
【0029】
更に、排気ガス清浄化構成成分の酸素吸蔵能力を触媒活性のための基準として使用し、平均的に化学量論的に運転されるガソリン機関を備えた自動車に法的に必要とされる"オンボード診断(On Board Diagnostic)"(OBD)を提供することは、有利である。本明細書中で、リッチな空気/燃料混合物とリーンな空気/燃料混合物との間で意図的に1つの変化が設けられ、こうして、排気ガス清浄化構成成分の酸素吸蔵能力は、決定される。前記構成成分の理論的に存在する酸素吸蔵能力が系統的に不十分にのみ利用される場合には、この酸素吸蔵能力は、OBDで得ることができるデータの分析を妨害する。
【0030】
本発明による方法の別の特に好ましい実施態様において、空気比λは、1≦λ≦20の値と1≧λ≧0.85の値との間で周期的に変化する。本明細書中で1≦λ≦20を有するリーンな運転段階は、調整サイクルにおいて1≧λ≧0.85を有するリッチな運転段階よりも数秒間長い。このようなリッチ/リーンな運転条件は、主にリーンな空気/燃料混合物で運転されるディーゼルエンジンまたは火花点火機関の排気ガス中で起こる。前記エンジンによって発生される排気ガスを本発明による方法によって清浄化するために、1つ以上の窒素酸化物吸蔵材料を含有する触媒活性コーティングを有する粒子フィルターが有利に使用される。
【0031】
本発明による方法を実施するための本発明による触媒活性粒子フィルターは、流入側に位置した構成成分の長手方向で吸蔵材料の最も高い濃度で、ウォールフロー式フィルター基材と、吸蔵材料を含有しかつ吸蔵材料濃度および/または全部のコーティング量の勾配を有する触媒活性コーティングとを有する。これは、吸蔵材料の全体量に関連して吸蔵材料少なくとも60質量%が流入管路と流出管路との間の壁内に存在するように構成されており、この場合吸蔵材料の全体量に関連して吸蔵材料少なくとも50質量%は、入口端部から出口端部に向かって延在する最初の流入側帯域内に存在し、この最初の流入側帯域の長さは、ウォールフロー式フィルター基材の長さの最大2/3に相当する。
【0032】
幾つかの好ましい実施態様は、
図3〜8に略示的に示されている。ウォールフロー式フィルターの入口管路(5)と出口管路(6)との間の壁(8)は、そのつど例証され、この壁(8)は、入口管路側(4a)の壁上に位置しているかまたは出口管路側(4c)の壁上に位置している壁(4b)の細孔内にコーティングを有することができる。吸蔵材料の勾配のよりいっそう良好な例証のために、前記構成成分は、長さに亘って3つのセグメントに区分され、この場合セグメント(I.)は、排気ガスの流れ方向に流入側に配置され、セグメント(III.)は、排気ガスの流れ方向に流出側に配置され、およびセグメント(II.)は、セグメント(I.)とセグメント(III.)との間に位置している。3つの層セグメント(4a/4b/4c)と3つの帯域セグメント(I./II./III.)との区別は、9つのセグメント[入口管路側でのコーティングのためのI.a/II.a/III.a(壁上)、壁内でのコーティングのためのI.b/II.b/III.bおよび出口管路側でのコーティングのためのI.c/II.c/III.c(壁上)、
図2参照]の全体での例証をもたらし、その例証により、本発明による構成成分の好ましい実施態様における吸蔵材料の勾配は、簡単に例証されることができる。
【0033】
図3〜8は、本発明によるフィルターの好ましい実施態様を略示する。前記図は、前記構成成分中に存在する吸蔵材料の全体量に関連して吸蔵材料の百分率での量を質量%で示す。数を含まないセグメントは、吸蔵材料を含まないか、或いはコーティングを有する吸蔵材料を含まない。
【0034】
図3は、コーティングを有する全体の吸蔵材料が流入管路と流出管路との間の壁内に存在する、本発明による構成成分の1つの実施態様を示し、この場合吸蔵材料の全体量に関連して吸蔵材料の(60+20)質量%、即ち80質量%は、流入側帯域内に存在し、この吸蔵材料の長さは、フィルター基材の全長の2/3に達する。吸蔵材料の約75%だけが利用される、壁内での吸蔵材料の均一な分布を有する相応するフィルター基材とは異なり、前記タイプの構成成分中の吸蔵材料の利用率は、83%である。前記実施態様を形成させるために、ウォールフロー式フィルター基材におけるインウォールコーティング(in-wall coating)の帯域のために当業者に公知である、全ての共通の標準法を使用することが可能である(浸漬法;吸引/加圧法)。
【0035】
図3に示された実施態様において、吸蔵材料の全体量の三分の一より僅かに多い量(3×12.5%=37.5%)が壁から除去され、均一な吸蔵材料分布を有する流出管路中のオンウォールコーティング(on-wall coating)によって代替される場合には、前記方法は、
図4に示された実施態様で達成される。なお、さらに前記タイプの構成成分は、85%の改善された吸蔵材料利用率を有するが、しかし、前記タイプの構成成分の製造は、オンウォールコーティングとインウォールコーティングとの組合せを必要とし、それ故に付加的なコーティング工程を必要とする。
【0036】
図5は、同様に完全なインウォールコーティングを有する本発明による1つの実施態様を示す。この実施態様において、吸蔵材料は、全体的に流入側帯域内に位置し、この流入側帯域の長さは、フィルター基材の長さの2/3に相当する。前記タイプの構成成分は、コーティングを1回のコーティング工程で塗布することができる
図3に示された実施態様を凌駕する利点を有する。しかし、最終的な流出側の第三の壁中での吸蔵材料の完全な欠落の結果として、吸蔵すべき排気ガス成分の漏出が大規模に起こる。この実施態様において、吸蔵材料の利用率は、81.5%である。
【0037】
最初の2つの帯域内に存在する吸蔵材料の14%だけが流入管路内のオンウォールコーティングの形で付加的な流入側帯域として適用されている場合(
図6)には、吸蔵材料の利用率は、84%に改善されている。更に、付加的な流出側での均一なオンウォールコーティング中への吸蔵材料の再分布(
図7)は、さらに90.5%への改善を生じる。
【0038】
しかし、最高の結果は、
図8に示されているように、吸蔵材料の主要部分が流入側帯域内の壁内(フィルター基材の長さの2/3)、よりいっそう正確にはセグメントI.bおよびII.b中に分布され、これが流入管路内の壁(セグメントIII.c)上の短い流出側帯域コーティング(フィルター基材の長さの1/3)によって補足されている場合に得られる。前記配置において、コーティングされたウォールフロー式フィルター中の存在する吸蔵材料は、均一にコーティングされた通気モノリスよりも効率的に利用される。この最も適した実施態様において、利用されていない吸蔵材料の割合は、8%だけであり、即ち吸蔵材料の利用率は、92%に増加されている。更に、コーティングの主要部分は、壁内に存在しているので、この実施態様は、優れた動圧特性によって区別され、当業者に公知の常用のコーティング方法を用いて2つのコーティング工程で製造することが容易である。
【0039】
平均的に化学量論的な空気/燃料混合物を用いて運転されるガソリン機関の排気ガスは、リーンな範囲での1≦λ≦1.05とリッチな範囲での1≧λ≧0.95との周期的な変化で調整空気比の範囲の比較的狭い幅を有する。本明細書中で本発明による方法を実施するのに特に適しているのは、触媒活性コーティングが酸素吸蔵材料を含有する粒子フィルターである。このタイプの酸素吸蔵材料として、好ましくは、セリウム−ジルコニウム混合酸化物が使用される。特に好ましい実施態様において、セリウム−ジルコニウム混合酸化物は、さらに、酸化イットリウム、酸化ランタン、酸化プラセオジム、酸化ネオジウムおよびこれらの混合物から構成されている群から選択された希土類金属酸化物でドープされている。
【0040】
少量の貴金属、例えば白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウムおよび/または金は、有利に酸素吸蔵材料に適用される。更に、前記コーティングは、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、金またはこれらの混合物から構成されている群から選択された貴金属を含有することができ、この貴金属は、有利にさらに大表面積の耐火支持体酸化物、例えば酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化ジルコニウムまたはこれらの混合物に適用されてよい。
【0041】
主にリーンな空気/燃料混合物を用いて運転されるディーゼルエンジンまたはガソリン機関からの排気ガスは、リーンな範囲での1≦λ≦20とリッチな範囲での1≧λ≧0.85との周期的な変化を有し、この場合リーンな運転段階は、調整サイクルにおいてリッチな運転段階よりも数秒間長い。この場合には、こうして空気比は、比較的広い範囲に亘って変動する。それ故に、本発明による粒子フィルターは、優れた酸化触媒特性および同時に優れた還元触媒特性を有しなければならない。本発明による方法を実施するのに特に好適であるのは、触媒活性コーティングが窒素酸化物吸蔵材料を含有する本発明による粒子フィルターであり、この窒素酸化物吸蔵材料は、有利にアルカリ金属、アルカリ土類金属および希土類金属の酸化物、水酸化物、オキシ水酸化物および炭酸塩の群から選択された1つ以上の窒素酸化物吸蔵成分を含有する。適当な酸化触媒特性を備えさせるために、コーティングは、有利に白金および/またはパラジウムも含有する。本発明による構成成分の還元触媒特性を改善するため、殊にリッチな運転段階中の窒素酸化物吸蔵材料からの前記構成成分の脱着後に窒素を形成させるためのNO
x還元を促進するために、好ましい実施態様は、パラジウムおよび/またはロジウムも含む。
【0042】
本発明による方法を実施するために、相応して清浄化されるべき排気ガスは、上記したように本発明による構成成分を横切って空気比λの非連続的なプロフィールを有する運転条件下に案内される。
【0043】
前記構成成分についての吸蔵効率の本発明による段階的に分けられた配置により均一にコーティングされた粒子フィルターに関連して得られた吸蔵効率の改善の結果として、全体のコーティング量を減少させることができ、それ故に、同じ吸蔵能力で、吸蔵材料でコーティングされた常用のフィルターに関連して前記構成成分によって発生される排気ガス背圧を減少させることができる。こうして、コーティングされた粒子フィルターの使用の目立っていない1つの結果である燃料消費率および出力損失は、回避されることができ、一方で、優れた清浄化作用が得られる。
【0044】
他の選択可能な1つの方法として、改善された吸蔵効率は、よりいっそう小さなフィルター容積の使用を可能にする。
【0045】
次の図および実施例は、殊に本発明による方法を実施するために使用される触媒活性粒子フィルターをさらに詳説することを意図するものである。