(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5959230
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】マイクロホン用トランス
(51)【国際特許分類】
H01F 27/36 20060101AFI20160719BHJP
【FI】
H01F27/36 E
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-43777(P2012-43777)
(22)【出願日】2012年2月29日
(65)【公開番号】特開2013-182911(P2013-182911A)
(43)【公開日】2013年9月12日
【審査請求日】2014年11月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000128566
【氏名又は名称】株式会社オーディオテクニカ
(74)【代理人】
【識別番号】100088856
【弁理士】
【氏名又は名称】石橋 佳之夫
(72)【発明者】
【氏名】秋野 裕
【審査官】
井上 健一
(56)【参考文献】
【文献】
特許第4711768(JP,B2)
【文献】
実開昭52−082814(JP,U)
【文献】
実開昭54−100021(JP,U)
【文献】
実開平03−124612(JP,U)
【文献】
実開平01−110415(JP,U)
【文献】
特開平06−310346(JP,A)
【文献】
特開昭59−112608(JP,A)
【文献】
特開昭58−053898(JP,A)
【文献】
特開平10−074634(JP,A)
【文献】
実開平01−116419(JP,U)
【文献】
特開平05−152148(JP,A)
【文献】
特開2000−173836(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01F 27/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高透磁率材料からなるコアとこのコアに巻き回されたコイルを有するトランスと、
前記トランスが内蔵され前記トランスの周囲を囲んでいるシールドケースと、
前記シールドケースの内面とコアとの間に介在し前記シールドケースの内面と前記コアに接して前記シールドケースと前記コアを電気的に接続している導電布と、を有し、
前記シールドケースは、外側シールドケースと内側シールドケースからなる二重構造であり、
前記外側シールドケースと前記内側シールドケースの間に前記導電布が介在し、前記導電布は前記外側シールドケースと前記内側シールドケースに接して前記外側シールドケースと前記内側シールドケースを電気的に接続しているマイクロホン用トランス。
【請求項2】
前記外側シールドケースと前記内側シールドケースはともに直方体をなしていて、直方体をなす前記外側シールドケースの内側の6面と前記内側シールドケースの外側の6面との間にそれぞれ導電布が介在し、さらに前記内側シールドケースの内側面にも導電布が配置されている請求項1記載のマイクロホン用トランス。
【請求項3】
前記外側シールドケースと前記内側シールドケースは、それぞれ開口端部が嵌め合わせられたカップ状の二つのケースからなる請求項1または2記載のマイクロホン用トランス。
【請求項4】
前記外側シールドケースは、開口端部が間隔をおいて嵌め合わせられたカップ状の二つのケースからなり、前記二つのケースの前記間隔内にも導電布が介在している請求項1、2または3記載のマイクロホン用トランス。
【請求項5】
前記内側シールドケースは、開口端部が間隔をおいて嵌め合わせられたカップ状の二つのケースからなり、前記二つのケースの前記間隔内にも導電布が介在している請求項1、2または3記載のマイクロホン用トランス。
【請求項6】
直方体からなる前記外側シールドケースの一面が回路基板の接地パターンに接して前記回路基板に配置されている請求項2乃至5のいずれかに記載のマイクロホン用トランス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、優れたシールド効果を得ることができるマイクロホン用トランスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
マイクロホンの出力信号は微弱であることから昇圧して出力するために、あるいはインピーダンスを適切な値に変換して出力するために、出力トランスが用いられる場合がある。特に、リボン型マイクロホンでは昇圧のためのトランスを用いることが必須であるといってよい。
【0003】
マイクロホン用トランスは、なるべく小型であることが望ましいことから、コアの材料として、高透磁率のパーマロイなどが用いられる。パーマロイなどの高透磁率材料は、落下による衝撃などで機械的な応力が加わると、磁気特性が劣化する難点がある。また、半田付けなどによって熱応力が加わることによっても磁気特性が劣化する難点がある。
【0004】
マイクロホン用トランスを用いる場合、外部から商用交流電源などから誘導磁界が加わることによって、マイクロホンの出力信号にハムノイズが混入する。商用交流電源以外からの誘導磁界によっても、出力信号にノイズが混入する。そこで、マイクロホン用トランスはシールドケース内に組み込まれる。シールドケースの素材は、誘導磁界に対するシールド効果の高いパーマロイなどの高透磁率材料が用いられる。
【0005】
図3、
図4は、シールドケース内に組み込まれた従来のマイクロホン用トランスの例を示す。
図3、
図4において、マイクロホン用トランス20は、コア21と、コア21に巻き回されたコイル22を有している。コア21は高透磁率材料、例えばパーマロイで製作されている。コイル22は1次コイルと2次コイルからなるが、図では1次コイルと2次コイルの区別はしていない。トランス20からは、
図3に示すように1次コイルの両端につながる2本の端子23が延び出ており、
図4に示すように2次コイルの両端およびセンタータップにつながる3本の端子25が延び出ている。2次コイルをセンタータップ付きにすることにより、バランス出力が可能である。
【0006】
トランス20は、シールドケース30内に組み込まれ、シールドケース30で囲まれている。シールドケース30は上側シールドケースと下側シールドケースからなる。上側シールドケースはカップを伏せた形の外ケース31と内ケース32からなり、下側シールドケースはカップ形の外ケース33と内ケース34からなる。上下の外ケース31,33は開口端部が互いに嵌め合わせられて密閉空間を構成し、上下の内ケース32,34も開口端部が互いに嵌め合わせられて密閉空間を構成している。上下の内ケース32,34で構成される空間内にトランス20が配置されている。上下の外ケース31,33相互間、上下の内ケース32,34相互間にはそれぞれ所定の間隔で空間が形成されている。上下の内外のケース31,32,33,34は電気的にも機械的にも一体に結合されている。
【0007】
シールドケース30は、下側シールドケースを構成する外ケース33が底板になる姿勢で上記外ケース33が回路基板40に載せられている。上側シールドケースを構成する外ケース31の開放端部の一部が回路基板40まで延びて回路基板40の接地パターンに半田付けなどによって接続されている。1次コイル側の前記2本の端子23および2次コイル側の前記3本の端子25は、上記ケース34,33に接触することなく、内外のケース34,33の孔を貫通し、さらに回路基板40を貫通して回路基板40の所定の回路パターンに半田付けなどによって接続されている。
【0008】
以上説明したように、マイクロホン用トランス20は、内外のシールドケースで二重にシールドされているため、外部の誘導磁界に対する遮蔽効果が高まる。また、トランス20のコア21をシールドケースとともに接地するとシールド効果が一層高まり、誘導磁界を原因として発生する雑音を低く押さえることができる。そこで、コア21とシールドケース構成部材例えば下側の内ケース34を導線24で接続し、コア21とシールドケースを同電位にしている。導線24の両端部は、半田付けによってコア21と内ケース34に接続されている。外部の誘導磁界に対する遮蔽効果を確実にするために、内外のシールドケースは電気的に確実に接続されていることが望ましい。
【0009】
パーマロイなどの高透磁率材料で製作されているコア21は、前述のとおり、落下による衝撃など機械的な応力が加わると、磁気特性が劣化する難点がある。
図3、
図4に示す従来のマイクロホン用トランスでは、機械的な応力が加わった場合の対策は取られていない。また、パーマロイなどの高透磁率材料で製作されているコア21は、前述のとおり、熱応力が加わることによっても磁気特性が劣化する難点があるが、上記従来例では、接地用の導線24が半田付けされる際に熱応力が加わり、磁気特性が劣化する難点がある。
【0010】
シールドケースがパーマロイなどの高透磁率材料で製作されている場合も、シールドケースに落下による衝撃など機械的な応力が加わると、シールドケースの磁気特性が劣化し、シールド効果も低下する。しかし、上記従来のマイクロホン用トランスによれば、シールドケースに機械的な応力が加わった場合の磁気特性劣化に対しても対策が取られていない。
【0011】
本願の発明に関連する先行技術として、マイクロホンに内蔵される回路基板の接地パターンに導電布を載せ、この導電布の上に出力トランスのコアを重ねて配置し、上記導電布を介して出力トランスのコアを接地したマイクロホンが知られている(特許文献1参照)。特許文献1にはまた、出力トランスを覆う導電布であってマイクロホンケースの内周面に接する第2の導線布を設けることも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特許第4711768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
特許文献1に記載されているマイクロホンによれば、回路基板の接地パターンとトランスのコアとの間に介在している導電布の緩衝効果で、衝撃などが加わったときの機械的な応力によるコアの磁気的特性の劣化が軽減される効果がある。しかし、回路基板の接地パターンとトランスのコアとの間に導電布が介在しているだけでは緩衝効果が限定的で、衝撃など機械的な応力によるコアの磁気的特性の劣化軽減効果も十分ではないことが分かった。さらに、マイクロホンケースの内周面に接する第2の導電布で出力トランスを覆うだけでは、誘導磁界に対するシールド効果も限定的で、シールド効果をさらに高めるように構造を工夫する必要があることが分かった。
【0014】
本発明は、上記先行技術の問題点を解消すること、すなわち、落下などによって機械的な衝撃力が加わっても、コアに加わる応力を効果的に軽減してコアの磁気的特性の劣化を無くし、また、誘導磁界に対するシールド効果を増大させるように構造を工夫したマイクロホン用トランスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明に係るマイクロホン用トランスは、
高透磁率材料からなるコアとこのコアに巻き回されたコイルを有するトランスと、
前記トランスが内蔵され前記トランスの周囲を囲んでいるシールドケースと、
前記シールドケースの内面とコアとの間に介在し前記シールドケースの内面と前記コアに接して前記シールドケースと前記コアを電気的に接続している導電布と、を有し、
前記シールドケースは、外側シールドケースと内側シールドケースからなる二重構造であり、
前記外側シールドケースと前記内側シールドケースの間に前記導電布が介在し、前記導電布は前記外側シールドケースと前記内側シールドケースに接して前記外側シールドケースと前記内側シールドケースを電気的に接続していることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
シールドケースの内面とコアとの間に導電布が介在しているため、マイクロホンの落下などによりコアに機械的な応力が加わっても、導電布が緩衝材となり、コアに加わる機械的な応力が軽減される。シールドケースとコアが上記導電布で電気的に接続され、シールドケースとコアを電気的に接続する当たり半田付けする必要はないから、コアに熱応力が加わることもなく、コアの磁気的特性の劣化を無くすことができる。トランスはその周囲がシールドケースで囲まれていることと、シールドケースの内面とコアとの間に導電布が介在していることと、導電布がシールドケースとコアを電気的に接続していることとが相俟って、誘導磁界に対して大きなシールド効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明に係るマイクロホン用トランスの実施例を示す一部断面正面図である。
【
図3】従来のマイクロホン用トランスの例を示す一部断面正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係るマイクロホン用トランスの実施例について
図1、
図2を参照しながら説明する。なお、
図3、
図4に示す従来例の構成と同じ構成部分には同じ符号を付している。
【実施例】
【0019】
図1、
図2において、マイクロホン用トランス20は、コア21と、コア21に巻き回されたコイル22を有している。コア21は高透磁率材料、例えばパーマロイで製作されている。コイル22は1次コイルと2次コイルからなるが、図では1次コイルと2次コイルの区別はしていない。トランス20からは、
図1に示すように1次コイルの両端につながる2本の端子23が延び出ており、
図2に示すように2次コイルの両端およびセンタータップにつながる3本の端子25が延び出ている。2次コイルをセンタータップ付きにすることにより、バランス出力が可能である。
【0020】
トランス20は、シールドケース50内に組み込まれ、シールドケース50で囲まれている。シールドケース50は上側シールドケースと下側シールドケースからなる。上側シールドケースは四角形のカップを伏せた形の外ケース31と内ケース32からなり、下側シールドケースは四角形のカップ形の外ケース33と内ケース34からなる。上下の外ケース31,33は開口端部が互いに嵌め合わせられて直方体からなる外側シールドケース51を構成している。上下の内ケース32,34も開口端部が互いに嵌め合わせられて直方体からなる内側シールドケース52を構成している。
【0021】
なお、内側シールドケース52は、上側の内ケース32の前後および左右の周壁外面に対し、下側の内ケース34の前後および左右の周壁内面が適宜の間隔をおいて嵌り、前後の上記間隔内には導電布72,74が(
図2参照)、左右の上記間隔内には導電布66,68が(
図1参照)介在している。上記各導電布は、例えば細線状のポリエチレンテレフタレート(PET)の表面に導電めっきを施したものを布状に織り、あるいは不織布状に絡ませたもので、ある程度の厚みを持たせてある。外力が加わらない自然状態での上記各導電布72,74,66,68の厚さは、これらの導電布が配置される位置における内ケース32,43の上記各間隔よりも厚く、上記各導電布はその弾力により、内ケース32,34の周壁相互間に圧接して内ケース32,34を電気的に導通させている。
【0022】
外側シールドケース51および内側シールドケース52は内部に密閉状の空間を構成している。上下の内ケース32,34で構成される内側シールドケース52の内部空間にトランス20が配置されている。
【0023】
外側シールドケース51と内側シールドケース52との間には所定の間隔で空間が形成されている。より具体的には、直方体を構成している外側シールドケース51の上下、前後、左右6面の各内側面と、直方体を構成している内側シールドケース52の上下、前後、左右6面の各外側面との間には、所定の間隔で空間が形成されている。
【0024】
外側シールドケース51の上内側面と内側シールドケース52の上外側面との間には導電布61が介在している。導電布61は、外力が加わらない自然状態での厚さ寸法が、外側シールドケース51の上内側面と内側シールドケース52の上外側面との間隔よりも大きく、導電布61が有している弾性により上記間隔まで圧縮されて上記間隔内に配置されている。したがって、導電布61はその弾力により外側シールドケース51の上内側面と内側シールドケース52の上外側面に圧接し、外側シールドケース51と内側シールドケース52を電気的に導通させている。
【0025】
上記導電布61と同様にして、
外側シールドケース51の下内側面と内側シールドケース52の下外側面との間には導電布63が、
外側シールドケース51の右内側面と内側シールドケース52の右外側面との間には導電布65が、
外側シールドケース51の左内側面と内側シールドケース52の左外側面との間には導電布67が、
外側シールドケース51の前内側面と内側シールドケース52の前外側面との間には導電布71が、
外側シールドケース51の後ろ内側面と内側シールドケース52の後ろ外側面との間には導電布73が
それぞれ介在している。
【0026】
上記各導電布63,65,67,71,73は、これらの導電布が配置されている位置における外側シールドケース51と内側シールドケース52との間隔よりも、外力が加わらない自然状態での厚さ寸法が大きく、上記各導電布が有している弾性により上記間隔まで圧縮されて上記間隔内に配置されている。したがって、上記各導電布はその弾力により外側シールドケース51の上記各内側面と内側シールドケース52の上記各外側面に圧接し、外側シールドケース51と内側シールドケース52を電気的に導通させている。
【0027】
内側シールドケース52を構成する上側の内ケース32の上部内面すなわち天井面には導電布62が貼り付けられている。導電布62はその厚み方向の弾力により内ケース32の上部内面とトランス20のコア21の上端面に圧接し、内ケース32とコア21を電気的に導通させている。内側シールドケース52を構成する下側の内ケース34の下部内面すなわち内底面には導電布64が貼り付けられている。導電布64はその厚み方向の弾力により内ケース34の下部内面とトランス20のコア21の下端面に圧接し、内ケース32とコア21を電気的に導通させている。
【0028】
シールドケース50は、外側シールドケース51を構成する外ケース33が底板になる姿勢で上記外ケース33が回路基板40に載せられている。1次コイル側の前記2本の端子23および2次コイル側の前記3本の端子25は、上記内外のケース34,33の孔をケース34,33に接触することなく貫通し、さらに回路基板40を貫通して回路基板40の所定の回路パターンに半田付けなどによって接続されている。外側シールドケース51を構成する外ケース31の開放端の一部は、回路基板40にまで達し、回路基板40に形成されている接地パターンに半田付けその他適宜の手段で接続されている。
【0029】
シールドケース50は、以上のように構成されていることにより、上下の内外のケース31,32,33,34は、ケース相互の嵌り合いおよび導電布の介在によって電気的にも機械的にも一体に結合されている。
【0030】
以上説明した実施例によれば、トランス20が内蔵されトランス20の周囲を囲んでいるシールドケース50の内面、具体的には内側シールドケース52の内面とトランス20のコア21との間に導電布62が介在し、導電布62が内側シールドケース52の内面とコア21に接して内側シールドケース52とコア21を電気的に接続している。したがって、シールドケースとトランス20のコア21を同電位にしてシールド効果を持たせるために半田付けする必要がなく、高透磁率材料からなるコア21の磁気特性を熱応力により劣化させるという不具合を解消することができる。
【0031】
上記導電布62が内側シールドケース52を構成する内ケース32とトランス20のコア21との間に介在し、かつ、下側の導電布64が内側シールドケース52を構成する内ケース34とトランス20のコア21との間に介在しているため、衝撃などが加わったとき、導電布62,64の緩衝効果で、機械的な応力によるコア21の磁気的特性の劣化が軽減される効果もある。
【0032】
シールドケース50は、外側シールドケース51と内側シールドケース52で二重構造になっている。また、6面体からなる外側シールドケース51と内側シールドケース52は、角隅部およびトランス20の端子23,25に対する逃げ孔部分などの限られた部分を除く6面のほぼ全体が、内外に二重に配置された導電布でシールドされるため、シールドケース50内に配置されているトランス20に対するシールド効果が高まる。さらに、外側シールドケース51と内側シールドケース52、トランス20のコア21、回路基板40の接地パターンは、各導電布を介して同電位になるため、この点からもシールド効果を高めることができる。
【0033】
図1、
図2に示す実施例では、内ケース32,34の周囲が導電布72,74,66,68を介して機械的にかつ電気的に一体に結合されている。こうすることによって導電布72,74,66,68の面積を増大させることがでる。しかし、内ケース32,34の開口端面同士を直接嵌合させて内側シールドケース52を構成し、内側シールドケース52の前後左右の内面に上記導電布72,74,66,68を貼り付ける構成であってもよい。その他、特許請求の範囲に記載した技術的範囲を逸脱しない範囲で任意に設計変更可能である。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明に係るマイクロホン用トランスは、マイクロホンの形式にこだわらず、リボン型、コンデンサ型、ダイナミック型など、どのような形式のマイクロホンにも適用可能である。
【符号の説明】
【0035】
20 トランス
21 コア
22 コイル
31 外ケース
32 内ケース
33 外ケース
34 内ケース
40 回路基板
50 シールドケース
51 外側シールドケース
52 内側シールドケース
61 導電布
62 導電布