特許第5959246号(P5959246)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5959246車載装置、ナビゲーションシステム及び候補選択方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5959246
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】車載装置、ナビゲーションシステム及び候補選択方法
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/36 20060101AFI20160719BHJP
【FI】
   G01C21/36
【請求項の数】7
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2012-57534(P2012-57534)
(22)【出願日】2012年3月14日
(65)【公開番号】特開2013-190356(P2013-190356A)
(43)【公開日】2013年9月26日
【審査請求日】2015年3月5日
(73)【特許権者】
【識別番号】000237592
【氏名又は名称】富士通テン株式会社
(72)【発明者】
【氏名】中村 文武
(72)【発明者】
【氏名】永元 覚
【審査官】 相羽 昌孝
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−078368(JP,A)
【文献】 特開2004−206476(JP,A)
【文献】 特開2010−126092(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0249701(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/00−21/36
G01C 23/00−25/00
G08G 1/00−99/00
G09B 23/00−29/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載され、ナビゲーションに関するデータを提供するデータ提供装置と通信可能な車載装置であって、
画像を表示する表示手段と、
ユーザから前記ナビゲーションの目的地を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、
前記検索条件に基づく検索結果となる前記目的地の候補地が属するグループを、前記データ提供装置から受信する第1受信手段と、
前記候補地が属するグループのうちから一のグループを前記ユーザの指定に応じて選択する第1選択手段と、
前記第1選択手段が選択した前記一のグループを、前記データ提供装置に送信する第2送信手段と、
前記一のグループに含まれる前記候補地を、前記データ提供装置から受信する第2受信手段と、
前記一のグループに含まれる前記候補地のうちから一の候補地を前記目的地として選択する第2選択手段と、
を備え、
前記表示手段は、
(a)前記検索条件に基づく検索結果に含まれる候補の数が閾値より小さい場合は、前記候補を表示し、
(b)前記候補の数が前記閾値より大きい場合は、
(b1)前記第1選択手段が前記一のグループを選択する際に、前記候補が属するグループのリストを表示し、
(b2)前記グループのリストから前記第1選択手段に前記一のグループが選択された場合は、前記第2選択手段が前記一の候補地を選択する際に、前記一のグループに含まれる前記候補を表示することを特徴とする車載装置。
【請求項2】
請求項1に記載の車載装置において、
前記表示手段は、
前記候補が属するグループに対応するボタンを有効化して表示し、
前記候補が属するグループに対応しないボタンを無効化して表示することを特徴とする車載装置。
【請求項3】
請求項1に記載の車載装置において、
前記表示手段は、
前記候補が属するグループに対応するボタンを表示し、
前記候補が属するグループに対応しないボタンを表示しないことを特徴とする車載装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載の車載装置において、
前記表示手段は、前記グループに属する前記候補の数に応じた色で、当該グループに対応するボタンを表示することを特徴とする車載装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載の車載装置において、
記グループは、地域であることを特徴とする車載装置。
【請求項6】
ナビゲーションシステムであって、
ナビゲーションに関するデータを提供するデータ提供装置と、
前記データ提供装置と通信可能な、請求項1ないし5のいずれかに記載の車載装置と、
を備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項7】
ナビゲーションの目的地を選択する候補選択方法であって、
(a)ユーザから前記ナビゲーションの目的地を検索するための検索条件を受け付ける工程と、
(b)前記検索条件に基づく検索結果となる前記目的地の候補地が属するグループを、データ提供装置から受信する工程と、
(c)前記候補地が属するグループのうちから一のグループを前記ユーザの指定に応じて選択する工程と、
(d)前記工程(c)で選択した前記一のグループを、前記データ提供装置に送信する工程と、
(e)前記一のグループに含まれる前記候補地を、前記データ提供装置から受信する工程と、
(f)前記一のグループに属する前記候補地のうちから一の候補地を前記目的地として選択する工程と、
)前記検索条件に基づく検索結果に含まれる候補の数が閾値より小さい場合に、前記候補を表示する工程と、
)前記候補の数が前記閾値より大きい場合に、
1)前記工程(c)で前記一のグループを選択する際に、前記候補が属するグループのリストを表示する工程と、
2)前記グループのリストから前記工程(c)で一のグループが選択された場合は、前記工程(f)で前記一の候補地を選択する際に、前記一のグループに含まれる前記候補を表示する工程と、
を備えることを特徴とする候補選択方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、候補を選択する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両に搭載される車載装置として、従前からのオーディオ等の機能の他に、目的地までのルートを案内するカーナビゲーションの機能を備えた車載装置が普及している。また、このような車載装置として、携帯電話やスマートフォンなどの可搬性の携帯装置と通信可能なものも知られている。
【0003】
一方で、近年では、携帯装置の高性能化が進み、ナビゲーションの機能を備えた携帯装置も実用化されている。ただし、車両のドライバが、車両の運転中などに携帯装置の比較的小さな画面を視認することは、安全上好ましいものではない。
【0004】
このため、車載装置と携帯装置とを通信させ、ナビゲーションの画像を車載装置に提供するデータ提供装置として携帯装置を機能させることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この場合、車載装置は、携帯装置(データ提供装置)で実行されるナビゲーション用の画像を携帯装置から受信し、受信した画像を車載装置の比較的大きな画面に表示する。これにより、車両のドライバは、車載装置の画面を介してナビゲーション用の画像を確認することができる。この場合、車載装置としては、ナビゲーションの機能を備えない比較的安価なものを採用することもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−126092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記のように携帯装置をデータ提供装置として機能させる場合においては、ナビゲーションの目的地の設定など、ナビゲーションに係る操作を、ユーザが車載装置に対して行えることが望ましい。
【0007】
ナビゲーションの目的地を設定する手法の一つとして、キーワード検索がある。キーワード検索は、ユーザが指定したキーワードに基づいて目的地を検索し、ヒットした複数の候補地からユーザが目的地を選択する手法である。このキーワード検索は、施設名称の一部などに基づいて目的地を簡単に設定できる反面、検索によりヒットする候補地の数が非常に多くなる場合がある。
【0008】
携帯装置をデータ提供装置として機能させる場合にキーワード検索を採用する場合には、複数の候補地から一の候補地を選択する操作を、ユーザが車載装置に対して行えることが望ましい。したがって、携帯装置(データ提供装置)から車載装置へは、検索によりヒットした複数の候補地に関するデータが送信される。しかしながら、ヒットした候補地の数が非常に多くなった場合には、携帯装置(データ提供装置)から車載装置へ送信すべきデータ量が膨大となる可能性がある。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、データ量を減らすことができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両に搭載され、ナビゲーションに関するデータを提供するデータ提供装置と通信可能な車載装置であって、画像を表示する表示手段と、ユーザから前記ナビゲーションの目的地を検索するための検索条件を受け付ける受付手段と、前記検索条件に基づく検索結果となる前記目的地の候補地が属するグループを、前記データ提供装置から受信する第1受信手段と、前記候補地が属するグループのうちから一のグループを前記ユーザの指定に応じて選択する第1選択手段と、前記第1選択手段が選択した前記一のグループを、前記データ提供装置に送信する第2送信手段と、前記一のグループに含まれる前記候補地を、前記データ提供装置から受信する第2受信手段と、前記一のグループに含まれる前記候補地のうちから一の候補地を前記目的地として選択する第2選択手段と、を備え、前記表示手段は、(a)前記検索条件に基づく検索結果に含まれる候補の数が閾値より小さい場合は、前記候補を表示し、(b)前記候補の数が前記閾値より大きい場合は、(b1)前記第1選択手段が前記一のグループを選択する際に、前記候補が属するグループのリストを表示し、(b2)前記グループのリストから前記第1選択手段に前記一のグループが選択された場合は、前記第2選択手段が前記一の候補地を選択する際に、前記一のグループに含まれる前記候補を表示する。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の車載装置において、前記表示手段は、前記候補が属するグループに対応するボタンを有効化して表示し、前記候補が属するグループに対応しないボタンを無効化して表示する。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の車載装置において、前記表示手段は、前記候補が属するグループに対応するボタンを表示し、前記候補が属するグループに対応しないボタンを表示しない。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項2または3に記載の車載装置において、前記表示手段は、前記グループに属する前記候補の数に応じた色で、当該グループに対応するボタンを表示する。
【0014】
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の車載装置において、前記グループは、地域である。
【0015】
また、請求項6の発明は、ナビゲーションシステムであって、ナビゲーションに関するデータを提供するデータ提供装置と、前記データ提供装置と通信可能な、請求項1ないし5のいずれかに記載の車載装置と、を備えている。
【0016】
また、請求項7の発明は、ナビゲーションの目的地を選択する候補選択方法であって、(a)ユーザから前記ナビゲーションの目的地を検索するための検索条件を受け付ける工程と、(b)前記検索条件に基づく検索結果となる前記目的地の候補地が属するグループを、データ提供装置から受信する工程と、(c)前記候補地が属するグループのうちから一のグループを前記ユーザの指定に応じて選択する工程と、(d)前記工程(c)で選択した前記一のグループを、前記データ提供装置に送信する工程と、(e)前記一のグループに含まれる前記候補地を、前記データ提供装置から受信する工程と、(f)前記一のグループに属する前記候補地のうちから一の候補地を前記目的地として選択する工程と、)前記検索条件に基づく検索結果に含まれる候補の数が閾値より小さい場合に、前記候補を表示する工程と、()前記候補の数が前記閾値より大きい場合に、(1)前記工程(c)で前記一のグループを選択する際に、前記候補が属するグループのリストを表示する工程と、(2)前記グループのリストから前記工程(c)で一のグループが選択された場合は、前記工程(f)で前記一の候補地を選択する際に、前記一のグループに含まれる前記候補を表示する工程と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
請求項1ないし7の発明によれば、候補の数が比較的多い場合であっても、データ量を減らすことができる。
【0018】
また、特に請求項2の発明によれば、候補が属するグループに対応するボタンを有効化し、候補が属するグループに対応しないボタンを無効化するため、ユーザは、候補が属するグループを容易に把握することができる。
【0019】
また、特に請求項3の発明によれば、候補が属するグループに対応しないボタンが表示されないため、ユーザは、候補が属するグループを容易に把握することができる。
【0020】
また、特に請求項4の発明によれば、グループに属する候補の数に応じた色で当該グループに対応するボタンを表示するため、ユーザは、ボタンの色に基づいて各グループに属する候補の数を直感的に把握することができる。
【0021】
また、特に請求項5の発明によれば、検索結果となる目的地の候補地が属する地域のうちから一の地域を選択し、選択した一の地域に属する候補地を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は、ナビゲーションシステムの概要を示す図である。
図2図2は、ナビゲーションシステムの概要を示す図である。
図3図3は、ナビゲーションシステムの構成を示す図である。
図4図4は、ナビゲーションシステムの処理の流れの概要を示す図である。
図5図5は、通信確立処理の流れを示す図である。
図6図6は、キーワード入力処理の流れを示す図である。
図7図7は、文字入力画面の例を示す図である。
図8図8は、文字入力画面の例を示す図である。
図9図9は、目的地設定処理の流れを示す図である。
図10図10は、地域選択画面の例を示す図である。
図11図11は、候補地選択画面の例を示す図である。
図12図12は、第2の実施の形態の候補地選択画面の例を示す図である。
図13図13は、第3の実施の形態の候補地選択画面の例を示す図である。
図14図14は、ナビゲーションシステムの他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
【0024】
<1.第1の実施の形態>
<1−1.システムの概要>
図1は、本実施の形態のナビゲーションシステム10の概要を示す図である。ナビゲーションシステム10は、自動車などの車両9に搭載される車載装置2と、車載装置2とは別個に構成される携帯装置3とを備えている。
【0025】
車載装置2と携帯装置3との双方は、Bluetooth(登録商標)などの所定の通信方式に準拠した無線通信機能を有している。したがって、車載装置2と携帯装置3とは、無線通信によって相互にデータを送受信することが可能となっている。なお、車載装置2と携帯装置3とを通信ケーブルで物理的に接続し、車載装置2と携帯装置3とが有線通信によって相互にデータを送受信できるようになっていてもよい。
【0026】
車載装置2は、車両9の車室内に固定的に設けられる電子装置であり、各種の画像を表示するディスプレイ25を備えている。車載装置2は、ユーザ(代表的には、車両9のドライバ)がディスプレイ25の画面を視認できるように、車両9に配置される。
【0027】
一方、携帯装置3は、例えば、携帯電話やスマートフォンなどの可搬性の電子装置であり、各種の画像を表示するディスプレイ35を備えている。携帯装置3は、各種のアプリケーションのプログラムを内部に記憶しており、このアプリケーションによって各種の機能がソフトウェア的に実現されるようになっている。
【0028】
携帯装置3は、アプリケーションで実現される機能として、目的地までのルートを案内するナビゲーションの機能を備えている。これに対して、車載装置2は、ナビゲーションの機能を備えておらず、オーディオ機能や表示機能などの基本的な機能のみを備えている。ただし、携帯装置3は、ナビゲーションに関するデータを車載装置2に提供するデータ提供装置となる。車載装置2は、携帯装置3からナビゲーションに関するデータを受信することで、携帯装置3のナビゲーションの機能をユーザに提供することができる。
【0029】
図2に示すように、携帯装置3においてナビゲーションの機能を実行した場合は、ナビゲーションの機能に係るナビゲーション画像NPが、携帯装置3のディスプレイ35に表示される。また、このナビゲーション画像NPは、携帯装置3から車載装置2に送信され、車載装置2のディスプレイ25においても表示される。したがって、ユーザは、車載装置2のディスプレイ25を用いて、携帯装置3で実行中のナビゲーションの機能に係る各種のナビゲーション画像NPを確認することができる。
【0030】
また、車載装置2のディスプレイ25はタッチパネル機能を有している。ナビゲーション画像NPがコマンドボタンCbを含む場合は、ユーザは、車載装置2のディスプレイ25に表示されたコマンドボタンCbに係る指示を行うことができる。ユーザが車載装置2のディスプレイ25にタップ操作を行った場合は、タップ操作を行った座標位置が車載装置2から携帯装置3に送信される。座標位置を受信した携帯装置3は、その座標位置に基づいてユーザがタップ操作したコマンドボタンCbを判別し、当該コマンドボタンCbのコマンドを実行する。したがって、ユーザは、ナビゲーションに係る操作を、車載装置2を介して行うことができる。
【0031】
このようにして、ユーザ(代表的には、車両9のドライバ)は、車載装置2を用いて、携帯装置3のナビゲーションの機能を利用することができるようになっている。以下、このようなナビゲーションシステム10の構成及び処理について詳細に説明する。
【0032】
<1−2.システムの構成>
図3は、ナビゲーションシステム10の構成を示す図である。図中の左側は車載装置2の構成、右側は携帯装置3の構成をそれぞれ示している。
【0033】
車載装置2は、制御部20と、オーディオ部23と、操作部24と、ディスプレイ25と、データ通信部26と、記憶部28とを備えている。制御部20は、CPU、RAM及びROMなどを備え、車載装置2の全体を制御するマイクロコンピュータである。
【0034】
オーディオ部23は、車載装置2のオーディオ機能を実現する。オーディオ部23は、例えば、CDやメモリカードなどの記録媒体に記録された音声データを読み取り、音声データをデコードして音声をスピーカから出力する。
【0035】
操作部24は、ユーザの操作を直接的に受け付ける操作部材であり、複数の操作ボタンを含んでいる。ユーザが操作部24を操作した場合は、その操作内容を示す信号が制御部20に入力される。
【0036】
ディスプレイ25は、例えば、液晶パネルを備えており各種の画像を表示する。また、ディスプレイ25は、タッチパネルを備えており、ユーザの操作を受け付ける操作受付部材としても機能する。ユーザがタッチパネルとしてのディスプレイ25に触れた場合は、その座標位置を示す信号が制御部20に入力される。制御部20は、座標位置に基づいてユーザの操作内容を判断する。
【0037】
データ通信部26は、所定の通信方式の無線通信により携帯装置3との間でデータの送信及び受信を行う。データ通信部26は、ナビゲーションに関するデータを携帯装置3から受信する。また、データ通信部26は、ユーザの操作に関するデータを携帯装置3に送信する。
【0038】
記憶部28は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、各種の情報を記憶する。記憶部28は、制御部20で実行可能な各種のプログラム28aを記憶している。これらのプログラム28aに従って制御部20のCPUが演算処理を行うことで、制御部20において各種の機能がソフトウェア的に実現される。このようなプログラム28aには、携帯装置3のナビゲーションの機能を利用するための専用プログラムも含まれている。
【0039】
図中に示す、プログラム実行部21、及び、ナビ対応部22は、プログラム28aの実行によってソフトウェア的に実現される機能部の一部である。
【0040】
プログラム実行部21は、車載装置2が、携帯装置3などの外部装置と通信を行い、外部装置と連携して動作する場合に、当該外部装置の機能に対応したプログラムを選択的に実行する。例えば、プログラム実行部21は、車載装置2が携帯装置3と通信可能となった場合に、携帯装置3のナビゲーションの機能に対応した専用プログラムを実行する。
【0041】
ナビ対応部22は、携帯装置3のナビゲーションの機能に対応した専用プログラムを実行することで実現される機能部である。したがって、ナビ対応部22は、携帯装置3のナビゲーションの機能を利用するための各種の機能を備えている。ナビ対応部22は、そのような機能の一部として、文字入力部22a、地域選択部22b及び候補地選択部22cを備えている。これら文字入力部22a、地域選択部22b及び候補地選択部22cの処理の詳細については後述する。
【0042】
一方、携帯装置3は、制御部30と、通話部33と、位置取得部34と、ディスプレイ35と、データ通信部36と、記憶部38とを備えている。制御部30は、CPU、RAM及びROMなどを備え、携帯装置3の全体を制御するマイクロコンピュータである。
【0043】
通話部33は、携帯装置3の通話機能を実現する。通話部33は、通話中のユーザが発した音声を電気信号に変換して基地局に送信すると共に、基地局から通話相手の音声を示す音声信号を受信してその音声を出力する。
【0044】
位置取得部34は、携帯装置3の位置を取得する。したがって、位置取得部34は、実質的にユーザの現時点の位置を取得する。位置取得部34は、複数のGPS衛星からの信号を受信して、ユーザの位置を取得する。
【0045】
ディスプレイ35は、例えば、液晶パネルを備えており各種の画像を表示する。また、ディスプレイ35は、タッチパネルを備えており、ユーザの操作を受け付ける操作受付部材としても機能する。ユーザがタッチパネルとしてのディスプレイ35に触れた場合は、その座標位置を示す信号が制御部30に入力される。制御部30は、座標位置に基づいてユーザの操作内容を判断する。
【0046】
データ通信部36は、所定の通信方式の無線通信により車載装置2との間でデータの送信及び受信を行う。データ通信部36は、ナビゲーションに関するデータを携帯装置3に送信する。また、データ通信部36は、ユーザの操作に関するデータを携帯装置3から受信する。
【0047】
記憶部38は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリであり、各種の情報を記憶する。記憶部38は、制御部30で実行可能な各種のアプリケーションのプログラム38aを記憶している。これらのプログラム38aに従って制御部30のCPUが演算処理を行うことで、制御部30において各種の機能がソフトウェア的に実現される。
【0048】
このようなプログラム38aには、ナビゲーションの機能を実現するためのアプリケーションのプログラムが含まれている。図中に示すナビゲーション部31は、ナビゲーションの機能を実現するプログラム38aの実行によって、ソフトウェア的に実現される機能部である。
【0049】
ナビゲーション部31は、目的地を設定し、目的地までのルートを案内するナビゲーション画像を生成してディスプレイ35に表示させるナビゲーションの機能を備えている。記憶部38は、このようなナビゲーションの機能に必要な地図データ38b及び施設データ38cを記憶している。地図データ38bは、各地の地形や道路を示すデータである。また、施設データ38cは、目的地の候補地となる複数の施設を示すデータである。施設データ38cにおいては、複数の施設それぞれに関して施設名称と住所とが関連付けられて登録されている。
【0050】
ナビゲーション部31は、ナビゲーション用の各種の機能を備えている。ナビゲーション部31は、そのような機能の一部として、入力補助部31a、検索部31b、選択補助部31c及びルート案内部31dを備えている。これら入力補助部31a、検索部31b、選択補助部31c及びルート案内部31dの処理の詳細については後述する。
【0051】
<1−3.処理の流れ>
次に、ナビゲーションシステム10の処理の流れについて説明する。図4は、車載装置2を用いて携帯装置3のナビゲーションの機能を利用する場合における、ナビゲーションシステム10の処理の流れの概要を示す図である。
【0052】
まず、車載装置2と携帯装置3とを通信可能な状態とする通信確立処理がなされる(ステップS1)。次に、目的地の候補地を検索するためのキーワードの入力をユーザから受け付けるキーワード入力処理がなされる(ステップS2)。次に、キーワードに基づいて目的地を検索し、ヒットした複数の候補地から一の候補地を選択して目的地として設定する目的地設定処理がなされる(ステップS3)。そして、このようにして目的地が設定されると、設定された目的地までのルートを案内するルート案内処理がなされる(ステップS4)。
【0053】
ルート案内処理では、携帯装置3のルート案内部31dが、位置取得部34で得られるユーザの位置から目的地までのルートを導出し、そのルートを案内するナビゲーション画像を生成する。そして、ルート案内部31dは、ナビゲーション画像を携帯装置3のディスプレイ35に表示させるとともに、データ通信部36を介してナビゲーション画像を携帯装置3に送信する。送信されたナビゲーション画像は、車載装置2のデータ通信部26が受信し、ナビ対応部22がこのナビゲーション画像を車載装置2のディスプレイ25に表示させる。これにより、ユーザは、車載装置2のディスプレイ25を用いてナビゲーション画像を確認できる。
【0054】
また、通信確立処理(ステップS1)、キーワード入力処理(ステップS2)及び目的地設定処理(ステップS3)のそれぞれにおいても、車載装置2と携帯装置3とが連携して処理を行うことになる。以下、通信確立処理(ステップS1)、キーワード入力処理(ステップS2)及び目的地設定処理(ステップS3)のそれぞれについて詳細に説明する。
【0055】
<1−3−1.通信確立処理>
まず、通信確立処理(図4のステップS1)について説明する。図5は、通信確立処理の流れを示す図である。図中の左側は車載装置2の処理、図中の右側は携帯装置3の処理を示している。この処理の開始時点では、車載装置2においてプログラム実行部21が有効化され、携帯装置3においてナビゲーション部31が有効化されている。
【0056】
まず、車載装置2と携帯装置3とにおいて、ネゴシエーションを行なって通信を開始する(ステップS21,S31)。次に、携帯装置3が、実行中のアプリケーションの種別を送信する。この処理の場合は、実行中のアプリケーションの種別がナビゲーション用のアプリケーションであることが、携帯装置3から車載装置2に送信される(ステップS32)。
【0057】
車載装置2は、実行中のアプリケーションの種別を受信する。これにより、プログラム実行部21が、携帯装置3で実行中のアプリケーションの種別を認識する(ステップS22)。
【0058】
そして、プログラム実行部21は、記憶部28に記憶されたプログラム28aのうち、携帯装置3で実行中のアプリケーションの種別に対応するプログラムを選択的に実行する(ステップS23)。この処理の場合は、携帯装置3で実行中のアプリケーションは、ナビゲーション用のアプリケーションである。このため、プログラム実行部21は、ナビゲーション用のアプリケーションに対応する専用プログラムを実行する。これにより、ナビ対応部22が有効化されることになる。
【0059】
<1−3−2.キーワード入力処理>
次に、キーワード入力処理(図4のステップS2)について説明する。図6は、キーワード入力処理の流れを示す図である。図中の左側は車載装置2の処理、図中の右側は携帯装置3の処理を示している。この処理の開始時点では、車載装置2においてナビ対応部22が有効化され、携帯装置3においてナビゲーション部31が有効化されている。
【0060】
まず、車載装置2の文字入力部22aが、文字を入力するための文字入力画面をディスプレイ25に表示する(ステップS41)。この文字入力画面のための画像は、携帯装置3から送信された画像ではなく、文字入力部22aの処理により生成されたものである。このため、文字入力画面は、携帯装置3のユーザに向けたデザインではなく、車載装置2のユーザにとって使いやすいデザインとなっている。
【0061】
図7は、文字入力画面の一例を示す図である。文字入力画面には、入力した文字を表示するテキストボックスTbと、文字を入力する操作を受け付けるコマンドボタンである複数の文字ボタンCcと、確定する操作を受け付けるコマンドボタンである確定ボタンCdとを含んでいる。ユーザは、文字ボタンCcに対して、トグル操作やフリック操作を行うことで、任意の文字(ひらがな)を一文字ずつ入力することができる。
【0062】
ユーザの操作によって一の文字が入力された場合は(ステップS42にてYes)、文字入力部22aが、データ通信部26を介して、入力された文字(ひらがな)を携帯装置3に送信する(ステップS43)。送信された文字は、携帯装置3のデータ通信部36で受信される(ステップS51)。
【0063】
このように文字を受信した場合は、入力補助部31aが、過去に入力済みの文字(ひらがな)がある場合は、過去に入力済みの文字と今回新規に入力された文字とを結合して入力文字列を生成する(ステップS52)。過去に入力済みの文字は、例えば、制御部30のRAMなどに記憶されている。また、過去に入力済みの文字がない場合は、入力補助部31aは、今回新規に入力された文字のみを入力文字列として扱う。
【0064】
次に、入力補助部31aは、入力文字列を用いて予測変換を行う(ステップS53)。すなわち、入力文字列と予め用意された辞書とに基づいて、以降の文字も含めて、ユーザが入力する可能性の高い文字列を予測する。そして、入力補助部31aは、予測した結果の文字列を、漢字等を含む予測文字列に変換する。入力補助部31aは、通常、このような予測文字列として複数の文字列を導出する。予測変換に用いる辞書は、施設データ38cに含まれる施設名称などを利用することができる。また、辞書ではなく、過去の入力履歴などを参照してもよい。
【0065】
次に、入力補助部31aは、データ通信部36を介して、複数の予測文字列を車載装置2に送信する(ステップS54)。送信された予測文字列は、車載装置2のデータ通信部26で受信される。このように予測文字列を受信すると、文字入力部22aは、受信した複数の予測文字列を、文字入力画面に表示する(ステップS44)。
【0066】
図8は、複数の予測文字列が表示された文字入力画面の例を示す図である。図8の例では、ユーザによって「ふじ」という文字列がテキストボックスTbに入力されている。そして、この「ふじ」に基づく複数の予測文字列(「富士」「富士駅」など)を示すリストLwが、テキストボックスTbの下方に表示されている。
【0067】
ユーザは、このような文字入力画面を参照して、入力したい文字列がリストLw中に含まれる場合は、リストLw中の当該文字列を選択した上で確定ボタンCdに対してタップ操作する。これにより、ユーザは、当該文字列をキーワードとして確定することができる(ステップS45にてYes)。
【0068】
一方で、ユーザは、入力したい文字列がリストLw中に含まれない場合は、文字ボタンCcに対してトグル操作やフリック操作を行うことで、文字(ひらがな)をさらに追加入力することができる。この場合(ステップS45にてNo)は、処理はステップS42に戻り、上述した処理が再び実行される。したがって、追加した文字を含む入力文字列に基づく複数の予測文字列が、文字入力画面に表示されることになる。
【0069】
このような処理によってキーワードが確定された場合は(ステップS45にてYes)、文字入力部22aが、データ通信部26を介して、確定されたキーワードを携帯装置3に送信する(ステップS46)。送信されたキーワードは、携帯装置3のデータ通信部36で受信される(ステップS55)。以降の目的地設定処理では、このキーワードに基づいて目的地の検索がなされる。
【0070】
<1−3−3.目的地設定処理>
次に、目的地設定処理(図4のステップS3)について説明する。図9は、目的地設定処理の流れを示す図である。図中の左側は車載装置2の処理、図中の右側は携帯装置3の処理を示している。この処理の開始時点では、目的地の検索のためのキーワードが確定されている。
【0071】
まず、携帯装置3の検索部31bが、施設データ38cに含まれる複数の施設の施設名を対象に、キーワードを用いた検索を行う。これにより、通常、目的地の候補地として複数の施設がヒットする(ステップS71)。
【0072】
次に、選択補助部31cが、検索結果となるヒットした候補地の数が所定の閾値(例えば「50」)よりも大きいか否かを判定する(ステップS72)。ヒットした候補地の数が所定の閾値より大きい場合は(ステップS72にてYes)、選択補助部31cは、ヒットした候補地のそれぞれの住所を参照し、ヒットした候補地が属する都道府県を候補都道府県として抽出する。すなわち、選択補助部31cは、少なくとも1つの候補地が属する都道府県を候補都道府県として抽出する。
【0073】
次に、選択補助部31cは、データ通信部36を介して、抽出した候補都道府県を車載装置2に送信する(ステップS73)。送信された候補都道府県は、車載装置2のデータ通信部26で受信される。
【0074】
このように候補都道府県を受信すると、車載装置2の地域選択部22bは、候補都道府県から一の都道府県(地域)を選択するための地域選択画面をディスプレイ25に表示する(ステップS61)。
【0075】
図10は、地域選択画面の一例を示す図である。地域選択画面は、複数のコマンドボタンCrを含んでいる。これら複数のコマンドボタンCrは、複数の都道府県にそれぞれ対応している。以下、これらのコマンドボタンCrを「地域ボタン」Crという。地域選択画面は、スクロールバーSbを含んでいる。このスクロールバーSbを操作することで、所望の都道府県に対応する地域ボタンCrを地域選択画面に表示させることができる。
【0076】
ディスプレイ25は、地域選択部22bの制御により、候補都道府県に対応する地域ボタンCrを有効化するととともに、候補都道府県に対応しない地域ボタンCrを無効化する。したがって、ディスプレイ25は、ヒットした候補地が属する都道府県に対応する地域ボタンCrを通常の態様で表示し、1つの候補地も存在しない都道府県に対応する地域ボタンCrを通常の態様よりもトーンダウンして表示する。したがって、ユーザは、候補地が存在する都道府県を容易に把握することができる。図10の例においては、「埼玉県」「東京都」「神奈川県」などの候補都道府県に対応する地域ボタンCrは有効化されている。一方で、「栃木県」「群馬県」「千葉県」などの候補都道府県以外の都道府県に対応する地域ボタンCrは無効化されている。
【0077】
また、ユーザは、有効化された地域ボタンCrのうちから一の地域ボタンCrをタップ操作により指定することができる。地域選択部22bは、このようにしてユーザに指定された一の地域ボタンCrに対応する都道府県(地域)を、選択地域として選択する(ステップS62)。
【0078】
次に、地域選択部22bは、データ通信部26を介して、選択した選択地域を携帯装置3に送信する(ステップS63)。送信された選択地域は、携帯装置3のデータ通信部36で受信される(ステップS74)。
【0079】
このように選択地域を受信すると、選択補助部31cは、ステップS71でヒットした候補地のうち、選択地域に属する候補地のみを抽出する。例えば、選択地域が「東京都」であれば、選択補助部31cは「東京都」に存在する候補地のみを抽出する(ステップS75)。
【0080】
次に、選択補助部31cは、データ通信部36を介して、選択地域に属する候補地を車載装置2に送信する(ステップS76)。送信された候補地は、車載装置2のデータ通信部26で受信される。
【0081】
このように候補地を受信すると、車載装置2の候補地選択部22cは、一の候補地を選択するための候補地選択画面をディスプレイ25に表示する(ステップS64)。
【0082】
図11は、候補地選択画面の一例を示す図である。候補地選択画面は、複数のコマンドボタンCgを含んでいる。これら複数のコマンドボタンCgは、複数の候補地にそれぞれ対応している。以下、これらのコマンドボタンCgを「候補地ボタン」Cgという。同時に表示可能な候補地ボタンCgの数を超える候補地が存在する場合には、候補地選択画面にスクロールバーSbが表示される。ユーザは、このスクロールバーSbを操作することで、所望の候補地に対応する地域ボタンCrを候補地選択画面に表示させることができる。
【0083】
ユーザは、このように表示された候補地ボタンCgうちから一の候補地ボタンCgをタップ操作により指定することができる。候補地選択部22cは、このようにしてユーザに指定された一の候補地ボタンCgに対応する候補地を、ナビゲーションの目的地として選択する(ステップS65)。
【0084】
次に、候補地選択部22cは、データ通信部26を介して、選択した目的地を携帯装置3に送信する(ステップS66)。送信された目的地は、携帯装置3のデータ通信部36で受信される(ステップS77)。このように目的地を受信すると、選択補助部31cは、受信した目的地をナビゲーションの目的地として設定する。以降のルート案内処理では、この目的地までのルートが案内されることになる。
【0085】
なお、キーワードを用いた検索でヒットした候補地の数が所定の閾値より小さい場合は(ステップS72にてNo)、処理はそのままステップS76に進む。したがって、この場合は、携帯装置3の選択補助部31cが、データ通信部36を介して、検索でヒットした候補地をそのまま車載装置2に送信する。そして、車載装置2の候補地選択部22cが、これらの候補地から一の候補地を目的地として選択することになる(ステップS64〜S66)。この場合は、車載装置2において、ステップS61〜S63の処理はなされない。
【0086】
以上のように、ナビゲーションシステム10においては、車載装置2が、ナビゲーションの目的地を検索するためのキーワードを携帯装置3に送信し、このキーワードに基づく検索結果となる目的地の候補地が属する都道府県を携帯装置3から受信する。車載装置2は、候補地が属する都道府県のうちから一の都道府県を選択地域として選択し、選択した選択地域を携帯装置3に送信する。そして、車載装置2は、選択地域に属する候補地を携帯装置3から受信し、選択地域に属する候補地のうちから一の候補地を目的地として選択する。
【0087】
このように、車載装置2は、まず、目的地の候補地が属する都道府県のみを受信し、所望の都道府県を選択し、その選択した選択地域に属する候補地のみをさらに受信する。したがって、携帯装置3から車載装置2に、キーワードに基づく検索結果となる目的地の候補地(ヒットした候補地)の全てがそのまま送信されないことから、ヒットした候補地の数が比較的多い場合であっても、携帯装置3から車載装置2に送信すべきデータ量を低減することができる。
【0088】
また、候補地が属する都道府県に対応する地域ボタンCrが有効化され、候補地が属する都道府県に対応しない地域ボタンCrが無効化される。このため、ユーザは、候補地が属する都道府県を容易に把握することができる。
【0089】
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態のナビゲーションシステム10の構成や処理は第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0090】
第1の実施の形態においては、ディスプレイ25が、候補都道府県に対応しない地域ボタンCrを無効化していた。これに対して、第2の実施の形態においては、ディスプレイ25が、候補都道府県に対応しない地域ボタンCrを表示せず、候補都道府県に対応する地域ボタンCrのみを表示するようになっている。
【0091】
図12は、第2の実施の形態の候補地選択画面の一例を示す図である。図12の例においては、「埼玉県」「東京都」「神奈川県」などの候補都道府県に対応する地域ボタンCrが表示されている。一方で、「栃木県」「群馬県」「千葉県」などの候補都道府県以外の都道府県に対応する地域ボタンCrは表示されていない。したがって、ユーザは、候補地が存在する都道府県を容易に把握することができる。
【0092】
以上のように、第2の実施の形態においては、候補地が属する都道府県に対応しない地域ボタンCrが表示されないため、ユーザは、候補地が属する都道府県を容易に把握することができる。また、表示される地域ボタンCrの数を少なくすることができるため、ユーザは所望の地域ボタンCrを容易に指定することができる。
【0093】
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態のナビゲーションシステム10の構成や処理は第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0094】
第1の実施の形態においては、ディスプレイ25は、候補都道府県に対応する地域ボタンCrの全てを同一の態様で表示していた。これに対して、第3の実施の形態においては、ディスプレイ25が、候補都道府県に対応する地域ボタンCrを、その候補都道府県に属する候補地の数に応じた色で表示するようになっている。
【0095】
図13は、第3の実施の形態の候補地選択画面の一例を示す図である。図13に示すように、地域選択画面は、複数の都道府県にそれぞれ対応する複数の地域ボタンCrを含んでいる。そして、これら複数の地域ボタンCrの色はそれぞれ、対応する都道府県に属する候補地の数に応じた色となっている。
【0096】
具体的には、属する候補地の数が閾値(例えば「30」)以上の候補都道府県に対応する地域ボタンCrの色は「赤色」となっている。図12の例においては、「東京都」「神奈川県」などの候補都道府県に対応する地域ボタンCrが「赤色」で表示されている。一方、属する候補地の数が閾値未満の候補都道府県に対応する地域ボタンCrの色は「白色」となっている。図12の例においては、「埼玉県」「新潟県」などの候補都道府県に対応する地域ボタンCrが「白色」で表示されている。したがって、ユーザは、地域ボタンCrの色に基づいて各都道府県に属する候補地の数が多いか少ないかを直感的に把握することができる。なお、属する候補地の数が「0」となる都道府県(候補都道府県以外の都道府県)に対応する地域ボタンCrは無効化されており、その色は「灰色」となっている。
【0097】
このような候補都道府県ごとの候補地の数は、図9のステップS73において、選択補助部31cが、候補都道府県とともに車載装置2に送信すればよい。
【0098】
以上のように、第3の実施の形態においては、都道府県に属する候補地の数に応じた色で当該都道府県に対応する地域ボタンCrを表示するため、ユーザは、地域ボタンCrの色に基づいて各都道府県に属する候補地の数を直感的に把握することができる。
【0099】
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
【0100】
上記実施の形態では、ナビゲーションの機能は携帯装置3の機能としていたが、複数の装置が連携することで実現されてもよい。例えば、図14に示すように、携帯装置3と所定のサーバ装置4とをインターネットなどのネットワーク5を介して通信可能とし、携帯装置3がサーバ装置4からナビゲーションに係るデータを受信することで、ナビゲーションの機能が実現されてもよい。この場合、上記実施の形態において説明した携帯装置3のナビゲーション部31の処理は、携帯装置3とサーバ装置4とで分担して実行してもよい。例えば、キーワードに基づいて目的地の検索する処理については、サーバ装置4で実行されてもよい。
【0101】
また、上記実施の形態では、キーワードに基づく検索結果となる目的地の候補地が属する地域を「都道府県」としていたが、関東地方や近畿地方などの「地方」等、他の種類の地域としてもよい。さらに、キーワードに基づく検索結果となる目的地の候補地が属するグループは地域ではなく、「デパート」「ホテル」「駅」「病院」等の施設のジャンル(種別)であってもよい。
【0102】
また、第3の実施の形態では、候補地の数と比較する閾値は一つであったが、二以上の閾値を設定し、候補地の数と閾値との比較結果に応じて三以上の色で候補都道府県に対応する地域ボタンCrを表示してもよい。
【0103】
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
【符号の説明】
【0104】
2 車載装置
3 携帯装置
9 車両
10 ナビゲーションシステム
22b 地域選択部
22c 候補地選択部
31 ナビゲーション部
Cg 候補地ボタン
Cr 地域ボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14