【実施例】
【0012】
図1は、本発明の一実施例による歩行ロボットの反発力測定モジュールの斜視図である。
本発明の歩行ロボットの反発力測定モジュールは、ベースフレーム100、ベースフレーム100に設けられ、一定角度の傾斜面で構成された複数の側面320と水平方向に形成された1つの上面340で構成された複数の設置部300、設置部300の側面320と上面340にそれぞれ設けられた1軸フォース(Force)センサー500、及び1軸フォースセンサー500の測定データから各設置部300における合力を計算し、設置部300毎の合力を総合して地面反発力(GRF、Ground Reaction Force)を計算する制御部600、を含む。
【0013】
ここで、ベースフレーム100は、歩行ロボット各下肢の下端部にそれぞれ設置される。これにより歩行ロボットの足に作用する地面反発力とゼロモーメントポイントを計算することができる。ベースフレーム100にかかる地面反発力とゼロモーメントポイントを利用することによりロボットは安定的な歩行をすることができるように制御される。具体的に、ベースフレーム100を含む本発明の歩行ロボットの反発力測定モジュールは、ロボットの足の裏や足首の関節等に設置される。
【0014】
一方、ベースフレーム100は、一つのパネルで構成されるか、又は
図1に示した実施例のとおり四分割されたパネルから構成され、それぞれのパネル又は地点に設置部300が設置される。
設置部300は、センサーが装着されるベースの役割をするものであり、一定角度の傾斜面で構成された複数の側面320と水平方向に形成された1つの上面340とで構成されてベースフレーム100に複数個が設けられる。
そして、設置部300の側面320と上面340にはそれぞれ1軸フォース(Force)センサー500が設けられる。
【0015】
制御部600は、複数の1軸フォースセンサー500の測定データの送信をすべて受信し、測定データから設置部300毎に合力を計算し、設置部300毎の合力を総合して地面反発力(GRF、Ground Reaction Force)を計算する。
すなわち、設置部300に設置された1軸フォースセンサー500は、1軸だけの力を測定する低廉型センサーであり、上面340又は側面320に垂直方向の力のみを測定する。
【0016】
図2は
図1に示した歩行ロボットの反発力測定モジュールにおいて、地面反発力を測定する過程を示す図面である。図示したとおり、設置部の上面340の1軸フォースセンサー500では上面340に垂直の力(f1)を測定し、同時に側面320では側方の力(f2)を測定する。f2は、1軸フォースセンサーの特性上、側面320に垂直な方向の力として測定される。側面320の傾いた角度は分かっているので、f1とf2の合力(f3)を知ることができる。具体的な合力(f3)を求める方式は、下の数式を利用することができる。下記数式1では、例として側面の傾き角度をπ/4として示した。
【0017】
【数1】
【0018】
数式1と
図2に示したとおり、f1とf2そして側面320の傾き角度が分かっているので、f1からf2に向かうp方向の力を知ることができる。そしてp方向の力を通じてp方向の力とf1とがなす角度ξを知ることができ、角度ξを通じて角度η(=90−ξ)及び、f2からf3に向かうq方向の力を知ることができるのである。そして最終的にf2とp方向の力の合力を計算して最終合力(f3)を算出する。それぞれの設置部300で計算される合力は、このような方式の三角関数を利用して計算され、その設置部300毎の合力は再び三角関数によって統合された一つの地面反発力(GRF、Ground Reaction Force)として計算される。このようにして求められた地面反発力は、ベースフレーム全体にかかった一つの代表的な力と理解される。
【0019】
一方、ベースフレーム100の上方には複数の設置部300の1軸フォースセンサー500とすべて面接触して形成されたハウジング200が結合される。すなわち、
図1は、ハウジング200が設置部300とベースフレーム100を覆った状態で内部の構成を透視した図面である。図示したとおりベースフレーム100には複数の設置部300が設置され、その上方をハウジング200が覆う。ハウジング200の内部には設置部300の外面に接してレイアウトされる窪みが形成され、ハウジング200の内面と設置部300の外面が面接触をなして構成される。
【0020】
具体的には、ハウジング200と設置部300各面の1軸フォースセンサー500が面接触をなすのであり、これによってハウジング200が受ける荷重は設置部300各面の1軸フォースセンサー500に伝達されて感知される。
また、設置部300は、ピラミッド状の4つの側面320と1つの上面340で構成される。そして、1軸フォースセンサー500はFSR(Force Sensing Resister)方式の1軸センサーで構成される。FSRセンサーは電気抵抗を利用したセンサーであり、1軸の荷重のみを感知することができ、安価に入手することができる。1軸フォースセンサー500は、本発明の構成において、低価型ロボットに最適に使用可能なため採用された。
1軸フォースセンサー500は、ベースとなる設置部300の上面340及び側面320の各々に配置される。
図1に示したとおりベースフレーム100には直角に配列された4つの設置部300を設けてベースフレーム100にかかる地面反発力を求めることができる。
【0021】
一方、制御部600は設置部上面340の1軸フォースセンサー500の測定データから設置部300それぞれの垂直抗力(N
1〜N
4)を収集し、これを総合してゼロモーメントポイント(ZMP、Zero Moment Point)を計算することができる。ここで、垂直抗力(N
1〜N
4)は各設置部300における上面340に垂直な力(f1)に相当する。
図3は
図1に示した歩行ロボットの反発力測定モジュールにおいて、ゼロモーメントポイントを測定する過程を示す図面である。図示したとおり、設置部上面340の1軸フォースセンサー500は垂直抗力(N
1〜N
4)を感知するものであり、一定の任意の地点を原点として選定し、その原点からそれぞれの4つの垂直抗力(N
1〜N
4)に対してモーメントの和が0になる地点を計算する。モーメントの和が0になる地点がすなわちゼロモーメントポイント(ZMP、Zero Moment Point)である。よって、本発明の歩行ロボットの反発力測定モジュールによると、地面反発力とゼロモーメントポイントを求めることができ、このような数値はロボット歩行の安全性を制御するのに有効に使用される。
【0022】
図4は、本発明の一実施例による歩行ロボットの反発力測定方法の順序図である。
本発明の歩行ロボットの反発力測定モジュールを利用した反発力測定方法は、1軸フォースセンサーの測定データを収集する収集段階(S100)、収集された測定データから設置部それぞれの合力を計算する個別計算段階(S200)、及び設置部それぞれの合力を総合して地面反発力(GRF、Ground Reaction Force)を計算する総合計算段階(S300)を含む。
そして、総合計算段階(S300)は、収集された測定データから設置部上面の測定データを収集する一部収集段階(S400)及び設置部上面の測定データを総合してゼロモーメントポイント(ZMP、Zero Moment Point)を計算する一部計算段階(S500)をさらに含んでゼロモーメントポイントもまた計算することができるのである。
【0023】
上記の歩行ロボットの反発力測定モジュール及びその測定方法によると、安価なセンサーモジュールを利用して二足歩行ロボットの歩行時に発生する3次元の地面反発力を獲得することができ、これを利用してゼロモーメントポイントを計算することができる。
また、モジュール化されたセンサーを通じて二足ロボットの歩行状態(両足支持、片足支持等)を判別することができる。また、この地面反発力とゼロモーメントポイントは歩行ロボットにおける姿勢制御及びバランス制御に活用が可能である。
【0024】
本発明の権利は、上述した実施例に限定されず、請求の範囲に記載の内容によって定義され、本発明の分野における通常の知識を有する者が、請求の範囲に記載された権利範囲内で様々な変形と改作を行うことができることは自明である。