【文献】
ケータイ国盗り合戦,電撃ゲームアプリ Vol.9 DENGEKI GAME APPLI,日本,株式会社アスキー・メディアワークス,2013年 4月13日,Vol. 9,第156頁
【文献】
ドコモ地図ナビサイト(PC版),株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ Webサイト[online],2016年 5月27日,第1頁,URL:http://www.nttdocomo.co.jp/service/information/map_navi/feature/chizunavi_site_pc/#p03
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
【0017】
<構成>
(概要)
本実施形態にかかる地図表示システム100は、地図上の分割区画を用いて、ユーザが訪れたことのある場所を表示する地図表示システムである。例えば、ユーザが携帯端末から今いる場所の位置情報を送信することで、地図上、その場所に対応する区画のパネルがめくられていく(例えば、後出の
図6参照)。
【0018】
また、地図上には有名な施設や観光地などの特定地点が登録されており、ユーザは、例えばスタンプラリーの感覚で、特定地点を訪問することで、特定地点の位置するパネルをめくっていく。
【0019】
地図表示システム100では、都道府県別、県内別に、制覇パネル数や制覇割合などの結果を表示することもできる。また、ゲーム性の観点から、制覇パネル数を、他ユーザとランキング形式で競うことも可能である(例えば、後出の
図10参照)。
【0020】
(ネットワーク構成)
図1は、本実施形態にかかる地図表示システム100のネットワーク構成図である。地図表示システム100は、地図表示サーバ1、端末2が、ネットワーク3を介して接続される。
【0021】
地図表示サーバ1は、端末2に対し、地図情報を提供するサーバ装置である。また、地図表示サーバ1は、端末2から位置情報を受信することで、ユーザが過去に訪れた場所(区画)を管理している。これにより、地図表示サーバ1は、端末2側で、地図上ユーザが訪れた区画をパネル形式で一覧表示させることができる。また、地図表示サーバ1は、例えば、ユーザが過去に訪れた場所の訪問記録として、都道府県別に訪れた場所(区画)の数を集計したり、訪れた都道府県のランキング情報なども提供する。
【0022】
端末2は、ユーザが利用する地図表示端末である。端末2は、例えば、スマートフォンやタブレット、携帯電話などにより構成される。また、端末2は、GPS(Global Positioning System)受信装置を備え、ネットワーク3を介して地図表示サーバ1に対し、位置情報を送信することができる。これにより、端末2は、地図上ユーザが訪れた場所をパネル形式で一覧表示することができる。
【0023】
ネットワーク3は、有線、無線を含む通信ネットワークである。例えば、3G、4Gなどの電話回線網、WiFi(登録商標)、及びインターネットなどを含む。
【0024】
(ハードウェア構成)
図2は、本実施形態にかかる地図表示サーバ1及び端末2のハードウェア構成例を示す図である。
【0025】
地図表示サーバ1は、ハードウェア構成として、
図2に示されるように、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、入力装置15、表示装置16、通信装置17を有する。
【0026】
また、端末2は、ハードウェア構成として、
図2に示されるように、CPU11、ROM12、RAM13、HDD14、入力装置15、表示装置16、通信装置17、音声入出力装置18、GPS受信装置19を有する。
【0027】
CPU11は、各種プログラムの実行や演算処理を行う。ROM12は、起動時に必要なプログラムなどが記憶されている。RAM13は、CPU11での処理を一時的に記憶したり、データを記憶したりする作業エリアである。HDD14は、各種データ及びプログラムを格納する。入力装置15は、例えばキーボードやマウスである。表示装置16は、ディスプレイであり、地図等が表示される。通信装置17は、ネットワーク3を介し、地図表示サーバ1などの他装置との通信を行う。音声入出力装置18は、音声の入出力を行う装置である。GPS受信装置19は、端末2の現在位置する位置情報をGPS衛星より受信する。
【0028】
なお、端末2は、例えばスマートフォンやタブレットでありうるため、入力装置15は、キーボードやマウスに代え、画面上のタップ座標(タッチ座標)を検知可能なタッチパネルにより実現されうる。またこの場合、入力操作は、画面上のタッチパネルと、プログラムにより制御されるソフトウェアキー等とにより実現される。
【0029】
(ソフトウェア構成)
図3は、本実施形態にかかる地図表示システム100のソフトウェア構成例を示す図である。
【0030】
まず、地図表示サーバ1は、主な機能部として、記憶部101、地図区画部102、所属地域判定部103、情報提供部104、更新部105を有する。
【0031】
記憶部101は、地図情報(マップ)、区画情報、特定地点情報など、地図に関する各種データを記憶する機能を有している。
【0032】
地図区画部102は、入力された地図を一定の区画毎に区画する機能を有している。例えば、地図区画部102は、地図を区画する場合、行政区(例えば、都道府県や市区町村等)とは関係なく、画一的に1kmの格子(メッシュ)単位で地図を区画する。これにより、地図領域は、1kmの格子単位で区画される。
【0033】
所属地域判定部103は、地図区画部102により区画された区画地域が所属する一の所属地域を判定する機能を有している。例えば、区画された区画地域が、東京都と埼玉県との両県を跨ぐ県境区画の場合、その県境区画を、例えば東京都の区画とするか、埼玉県の区画とするかが問題となる。このように区画地域が複数の地域に所属する場合、所属地域判定部103は、判定定対象となる区画地域の中に、特別な施設や観光地などの「特定地点」が存在する場合、特定地点の所属地域を採用して、区画地域の所属地域と判定する。この点、「特定地点」が存在しない場合、またそもそも区画地域が複数の地域に所属しない場合を含めて、再度後述する。
【0034】
情報提供部104は、端末2に対し、地図に関する各種データを提供する。例えば、情報提供部104は、地図情報や、区画情報(例えば、パネル形式)、ユーザが訪れた場所などの情報を提供する。また、例えば、ユーザが過去に訪れた場所の訪問記録として、都道府県別に訪れた場所(区画)の数の集計結果や、訪れた都道府県のランキング情報なども提供する。
【0035】
更新部105は、端末2から位置情報を受信すると、その位置情報に対応する区画を訪問済みと更新する機能を有している。具体的には、後述するように、区画情報において、区画毎に訪問フラグを有するので、訪問フラグを立てることで、位置情報に対応する区画を訪問済みと更新する。
【0036】
次に、端末2は、主な機能部として、表示部201、位置情報取得部202を有する。
【0037】
表示部201は、地図表示サーバ1から提供される地図に関する各種データを表示する。なお、各種データは、汎用のウェブブラウザや地図表示アプリケーション等を介し表示されうる。
【0038】
位置情報取得部202は、GPS受信装置19を用いて、端末2の現在位置する位置情報を取得し、地図表示サーバ1に送信する。地図表示サーバ1に対し、ユーザが訪れた場所を提供するためである。なお、送信タイミングは、リアルタイムに送信したり、一定の期間毎に送信したり、もしくは汎用のウェブブラウザや地図表示アプリケーションの利用中に限定するなど、任意のタイミングを設定可能である。
【0039】
なお、これら各機能は、あくまで一例である。地図表示サーバ1及び/又は端末2の何れの機能として構成されるかは、様々な実施の形態に応じるものである。例えば、端末2(端末2の有する地図表示アプリケーション等)側で、全機能を実現することも可能である。また例えば、地図区画部102、所属地域判定部103は、区画情報を生成するための「判定装置」(非図示)により構成することも可能である。
【0040】
また、各機能部は、地図表示サーバ1及び/又は端末2を構成するコンピュータのCPU、ROM、RAM等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現できる。また、機能部は、「手段」、「モジュール」、「ユニット」、又は「回路」に読替えてもよい。
【0041】
(区画情報)
図4は、本実施形態にかかる区画情報の一例を示す図である。
図4に示されるように、区画情報は、「区画ID」、「範囲座標」、「所属地域1」、「所属地域2」、「訪問フラグ」を有する。
【0042】
「区画ID」は、管理上、区画された区画毎に付与される固有識別子である。「区画ID」は、地図区画部102により地図が区画されると、区画毎に付与される。
【0043】
「範囲座標」は、区画された区画の範囲を示す座標である。地図区画部102は、例えば画一的に1kmの格子(メッシュ)単位で地図を区画するが、「範囲座標」は、区画された各区画領域を特定するための地図上の座標範囲である。なお、区画領域は格子(矩形)形状の為、少なくとも2点の座標があれば、区画の範囲を特定することが可能である。
【0044】
「所属地域1」は、区画の所属地域(例えば、都道府県)の仮情報である。地図区画部102により地図が区画されると、地図上、その区画の所属する地図情報(住所等)に基づいて特定される。よって、「所属地域1」には、区画によっては、複数の所属地域が格納される場合もある。例えば、「区画ID」0001の区画は、地図情報(住所等)に基づくと東京都と埼玉県との両県を跨ぐ県境区画であり、このため、「所属地域1」は、東京都、埼玉県となっている。また、例えば、「区画ID」0002の区画は、地図情報(住所等)に基づくと埼玉県に位置する区画であり、このため、「所属地域1」は、埼玉県となっている。
【0045】
「所属地域2」は、区画の所属地域(例えば、都道府県)の本情報であって、地図表示システム100で採用される区画の所属地域である。ここで、上述の「所属地域1」は、複数の所属地域が格納される場合があるのに対し、「所属地域2」は、所属地域判定部103により、「所属地域1」のうち何れか1つの所属地域が判定されることにより、1つの所属地域が格納される。なお、所属地域判定部103による区画地域の所属地域判定処理については、詳しく後述する。
【0046】
「訪問フラグ」は、ユーザがその区画を訪れたことがあるか否かを特定するためのフラグ情報である。「0」は未訪問、「1」は「訪問済み」を示す。端末2から位置情報を受信すると、更新部105により、その位置情報に対応する区画の訪問フラグは「0」から「1」に更新される。
【0047】
(特定地点情報)
図5は、本実施形態にかかる特定地点情報の一例を示す図である。特定地点情報とは、様々な施設、観光地など、地図上のユーザ訪問対象が存在する地点が予めピックアップされ、特定地点として登録された情報である。具体的には、
図5に示されるように、特定地点情報は、「特定地点ID」、「位置座標」、「所属地域」、「地点情報」を有する。
【0048】
「特定地点ID」は、管理上、特定地点毎に付与される固有識別子である。「特定地点ID」は、開発者等により特定地点が登録されると、特定地点毎に付与される。
【0049】
「位置座標」は、特定地点の所在位置を示す座標である。なお、特定地点は大抵の場合、1点の座標で特定できるが、特定地点(例えば、広大な公園等)に応じて、2点以上の座標により特定してもよい。
【0050】
「所属地域」は、特定地点の所属地域(例えば、都道府県)の情報である。地図上、その特定地点の所属する地図情報(住所等)に基づいて特定される。なお、「所属地域」には、特定地点の住所そのものが格納されてもよい。また、特定地点が県境を跨ぐような広大な公園などの場合、「所属地域」には複数の所属地域が格納されるという例外もありうるが、本実施形態では、「所属地域」には1つの所属地域が格納されるものとする。
【0051】
「地点情報」は、特定地点に関する具体情報である。例えば、施設であれば施設名、観光地であれば観光地名などが格納される。
【0052】
<地図表示例>
図6は、本実施形態にかかる端末2の地図表示画面の一例を示す図である。端末2は、地図表示サーバ1から地図表示に関するデータを受信することで、ウェブブラウザ等を介し、画面上での地図表示を実現する。
【0053】
図6に示されるように、表示地図は、画一的な区画線により区画(分割)されており、また、各区画枠には、半可視状態(又は不可視状態)になるように、地図を覆い隠すためのパネル601が設置されている。
【0054】
パネル601は、ユーザがその区画地域を訪れたことがあるかどうかを表現するものである。このため、ユーザが未訪問の区画地域はパネルで覆われている。その一方、ユーザが訪問済みの区画地域ではパネルがめくられて、その区画地域内の地図が明瞭な可視状態となる。
【0055】
区画地域をパネルで覆うか否かの表示制御は、区画の「訪問フラグ」が参照される(
図4参照)。パネルで覆われている区画の「訪問フラグ」は0であり、パネルで覆われていない区画の「訪問フラグ」は1である。
【0056】
また、表示中の地図上に特定地点602が存在する場合には、
図6に示されるように、特定地点を示すマークが、その特定地点の「位置座標」の位置する区域内に表示される。また、例えば、ユーザがマークをタッチするなどすると、施設名などの「地点情報」が表示される。
【0057】
なお、地図表示画面の生成に関しては、地図表示サーバ1側で一括して地図表示画面を生成の上、端末2に送信してもよい。また、地図表示サーバ1側は、地図表示画面を生成するための各種データを送信し、端末2側で地図表示画面を生成するようにしてもよい。
【0058】
このように、本実施形態にかかる地図表示画面では、ユーザがその区画地域を訪れるたびに、その区画地域のパネル601がめくられていくようになっている。よって、地図表示システム100のユーザは、地図上の全パネル601を全部めくるという目標(例えば、全県内地域制覇、全都道府県制覇)を立てながら、各地の旅を楽しむことができる。
【0059】
なお、ユーザは、訪問地数に応じて、都道府県別、県内別に、制覇パネル数や制覇割合などの結果を表示することもできる。また、ゲーム性の観点から、制覇パネル数を、他ユーザとランキング形式で競うことも可能である。
【0060】
また、特定地点602には、有名な施設や観光地が存在するので、ユーザは、例えばスタンプラリーの感覚で、地図上の特定地点602を全部訪問するという目標(例えば、全県内地域制覇、全都道府県制覇)を立てながら、各地の旅を楽しむことができる。また、ユーザは、特定地点602の訪問地数に応じて、都道府県別、県内別に、特定地点602の制覇パネル数や制覇割合などの結果を表示することもできる。また、特定地点602の制覇パネル数を、他ユーザとランキング形式で競うことも可能である。
【0061】
<動作>
図7は、本実施形態にかかる区画地域の所属地域判定処理例を示すフローチャート図である。具体的に、区画情報(
図4参照)し、区画された区画の「所属地域1」において、複数の所属地域が格納された場合、その区画の所属地域が何れの地域であるかが問題となるが、本所属地域判定処理により、地図表示システム100で採用される区画の「所属地域2」を1つ判定するものである。
【0062】
なお、前提として、地図区画部102により、地図は一定の区画毎に区画されているものとする。このため、区画情報中、「区画ID」、「範囲座標」、「所属地域1」、「訪問フラグ」(初期値0)の情報は既に格納されており、一方、「所属地域1」の情報は未格納であるものとする(
図8参照)。
【0063】
S1:所属地域判定部103は、判定対象となる区画の「所属地域1」には、複数の所属地域あるか否かを判定する。例えば、
図8の「区画ID」0001の場合、「所属地域1」には、東京都、埼玉県という複数の所属地域がある。
【0064】
「所属地域1」に複数の所属地域がある場合、S2へ進む。一方、「所属地域1」に複数の所属地域がない場合、S5へ進む。
【0065】
S2:所属地域判定部103は、「所属地域1」に複数の所属地域がある場合、判定対象となる区画の「範囲座標」内に、特定地点は存在するか否かを判定する。例えば、
図8の「区画ID」0001の場合、「範囲座標」は、(x1−1、y1−1)、(x1−2、y1−2)である。よって、「範囲座標」と、特定地点情報(
図3参照)の全「位置座標」とを比較し、この「範囲座標」内に、何れかの特定地点が存在(位置)するか否かを判定する。
【0066】
特定地点が存在する場合、S3へ進む。一方、特定地点が存在しない場合、S6へ進む。
【0067】
S3:所属地域判定部103は、「範囲座標」内に特定地点が存在する場合、存在する特定座標の「所属地域」を取得する。例えば、「範囲座標」内に、「特定地点ID」P001の「位置座標」(x10、y10)は含まれる場合、「範囲座標」内に特定地点(○○美術館)が存在すると判定し、「所属地域」埼玉県を取得する。
【0068】
S4:所属地域判定部103は、S3で取得した特定地点の「所属地域」を「所属地域2」に格納する。例えば、S3で取得した特定地点(○○美術館)の「所属地域」埼玉県を「所属地域2」に格納する。これにより、
図8の「区画ID」0001の「所属地域2」は、埼玉県となる。
【0069】
S5:一方、所属地域判定部103は、S1で「所属地域1」に複数の所属地域がない場合、「所属地域1」を「所属地域2」に格納する。例えば、
図8の「区画ID」0002の場合、「所属地域1」には、埼玉県という1つの所属地域がある。この場合、「区画ID」0001の「所属地域2」は、埼玉県となる。
【0070】
S6:一方、所属地域判定部103は、S2で特定地点が存在しない場合、判定対象となる区画において、「所属座標1」の所属地域毎に面積を取得(又は算出)する。例えば、
図8の「区画ID」0001の場合、「所属地域1」には、東京都、埼玉県という複数の所属地域がある。よってこの場合、「区画ID」0001の区画内に占める東京都の面積及び埼玉県の面積を取得(又は算出)する。なお、面積は地図情報等に基づいて取得(又は算出)されればよい。
【0071】
S7:所属地域判定部103は、S6で取得した所属地域毎の面積のうち、面積が最大の所属地域を「所属地域2」に格納する。例えば、
図8の「区画ID」0001の区画内に占める東京都の面積が埼玉県の面積よりも大きい場合(本実施形態では東京都の面積の方が大きいものとする)、東京都を「所属地域2」に格納する。なお、仮に、
図8の「区画ID」0001の区画内に占める埼玉県の面積が東京都の面積よりも大きい場合、埼玉県を「所属地域2」に格納する。
【0072】
ここで、S4及びS7を比較する。例えば、
図8の「区画ID」0001の「範囲座標」内に、特定地点が存在する場合、「所属地域2」は、埼玉県となる(S4)。その一方、「区画ID」0001の「範囲座標」内に、特定地点が存在しない場合、「所属地域2」は、面積に基づいて、東京都となる(S7)。つまり、特定地点の有無によって、「所属地域2」が異なる。
【0073】
図9は、本実施形態にかかる一の県境区画の一例である。例えば、東京都と埼玉県との両県を跨ぐこの県境区画では、面積からすると、東京都が占める面積の方が大きいため、この区画の所属地域を東京都とすることもできる。しかしながら、この区画内には、埼玉県に所在の特定地点(有名な施設等)が存在する。このため、ユーザがこの特定地点を訪れたにも関わらず(ユーザが特定地点を未訪問であっても)、特定地点の位置する区画が東京都であるとされてしまうと、地図表示システム上の表示とユーザ認識との間にズレが生じることとなる。具体的に、ユーザはその有名な施設は埼玉県に所在する施設であるという認識であるので、その施設が位置する区画もまた埼玉県であるという認識である。
【0074】
そこで、本実施形態では、特定地点がある場合には、区画内の面積に関わらず、区画の所属地域を、特定地点と同一の所属地域とするようにした。これにより、ユーザがこの特定地点を訪れた場合(ユーザが特定地点を未訪問であっても)、その区画が東京都であるとされるので、地図表示システム上の表示とユーザ認識との間にズレを防止することができる。
【0075】
<「所属地域2」の取り扱い例>
図10は、本実施形態にかかる端末2の制覇パネル数集計画面の一例を示す図である。
図10に示されるように、地図表示システム100によれば、ユーザは、例えばスタンプラリーの感覚で、特定地点の訪問地数に応じて、都道府県別に、特定地点の制覇パネル数や制覇割合などの結果を表示可能となっている。なお、これまで説明してきたように、パネル(区画)がどの都道府県に所属するかは、「所属地域2」が参照される。
【0076】
図10によれば、例えば、「埼玉」の制覇パネル数集計では、「パネル1/5」となっている。埼玉には特定地点を含む区画のパネルは5つ存在する所、ユーザはこのうち1つのパネルを制覇している(1つの特定地点を訪問済み)。
【0077】
また例えば、「東京」の制覇パネル数集計では、「パネル2/10」となっている。東京には特定地点を含む区画のパネルは10つ存在する所、ユーザはこのうち2つのパネルを制覇している(2つの特定地点を訪問済み)。
【0078】
なお、仮に、実際に埼玉県に所在する県境の特定地点の位置する区画が、東京都の区画(パネル)であるとされるとすると、「埼玉」の制覇パネル数集計では、「パネル0/4」となる。この場合、ユーザ認識では、埼玉県の特定地点を訪問済みのつもりにあるものの、「埼玉」の制覇パネル数集計では、制覇パネルは0となっており、ユーザ認識とのズレが生じうる。
【0079】
またこのとき、「東京」の制覇パネル数集計では、「パネル3/11」となる。この場合、ユーザ認識では、東京都の特定地点をそれほど訪問したつもりはないにも関わらず、「東京」の制覇パネル数集計では、制覇パネルは3となっており、ユーザ認識とのズレが生じうる。
【0080】
<補足>
区画情報(
図4参照)に関し、「訪問フラグ」は、0又は1の二択のみならず、複数の値を保持するようにする。例えば、0〜4の5段階の値を取るようにする。
【0081】
更新部105は、端末2から位置情報を受信すると、その位置情報に対応する区画の「訪問フラグ」に1加算する。
【0082】
区画地域をパネルで覆うか否かの表示制御は、区画の「訪問フラグ」が参照される(
図4参照)。但し、「訪問フラグ」が0〜4の5段階である場合、次のような表示制御を行う。
【0083】
「訪問フラグ」0の場合、区間地域をパネルで完全覆い、値(中間値)が大きくなるにつれて、パネルの透過度を大きくする。最終的に、「訪問フラグ」4の場合、パネルが完全にめくられて、その区画地域内の地図が明瞭な可視状態となる。
【0084】
これにより、例えば、同一の区画であっても、ユーザは何度も訪問することで、訪問するたびにその回数に比例してパネルをめくることができる。これにより各地の旅を一層楽しむことができる。
【0085】
<総括>
以上のように、本実施形態にかかる地図表示システム100は、画一的な区画に対し、所属地域を決定するに際し、区画内に特定地点がある場合には、区画内の面積に関わらず、区画の所属地域を、特定地点と同一の所属地域とするようにした。これにより、地図表示システム上の表示とユーザ認識との間にズレを防止することができる。
【0086】
即ち、本実施形態によれば、地図上で画一分割された区画に対し、ユーザ認識にマッチした所属地域を判定することができる。なお、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。