(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5959863
(24)【登録日】2016年7月1日
(45)【発行日】2016年8月2日
(54)【発明の名称】錠装置
(51)【国際特許分類】
E05B 73/00 20060101AFI20160719BHJP
E05B 71/00 20060101ALI20160719BHJP
【FI】
E05B73/00 A
E05B71/00 G
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-23682(P2012-23682)
(22)【出願日】2012年2月7日
(65)【公開番号】特開2013-159992(P2013-159992A)
(43)【公開日】2013年8月19日
【審査請求日】2015年1月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000170598
【氏名又は名称】株式会社アルファ
(74)【代理人】
【識別番号】100093986
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 雅男
(74)【代理人】
【識別番号】100128864
【弁理士】
【氏名又は名称】川岡 秀男
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 雄介
【審査官】
仲野 一秀
(56)【参考文献】
【文献】
特開2006−274548(JP,A)
【文献】
実開昭60−11975(JP,U)
【文献】
特開2003−11866(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B 1/00−85/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
屈曲自在な拘束体の両端に形成された被係止部が挿入される一対の連結孔を備えたケースと、
前記連結孔内に並進移動して進退し、連結孔内に挿入された前記被係止部に係脱する一対のロック片と、
所定の解錠キーによってのみ回転操作可能にケース内に収容されるプラグとを有し、
前記ロック片の係止位置における連結孔への突出部には、被係止部の連結孔への挿入操作力から係止解除方向への操作分力を得るガイド斜面が設けられるとともに、
前記プラグにはロック片に設けられたフォロアー突部が離接自在に当接し、プラグの解錠方向への回転に伴ってロック片を係止解除方向に変位させるカム面が各ロック片に対応して一対設けられ、
各ロック片には、前記フォロアー突部をカム面に圧接させてロック片を係止位置側に付勢する付勢力が付与され、
かつ、前記プラグは、軸長方向をケースの長手方向に一致させて配置され、キー差し込み口がケースの一端面から露出し、
前記ケースの他端側には、一対の連結孔がプラグの回転軸の属する面に交差する方向に開設され、
前記一対のカム面は、プラグ後端部において該プラグの回転軸に直交する面内に形成され、
前記一対のロック片の各々は、ガイド斜面とフォロアー突部とを両端部に配置した長尺のブロック状に形成されてプラグ外周側においてプラグと連結孔との間に介装され、プラグの回転中心に沿って並進駆動されて係脱位置間を移動する錠装置。
【請求項2】
前記プラグはロック片の係止位置に対応する施錠回転位置を挟んで時計、反時計回りに一対の解錠回転位置へと回転操作自在であり、
前記連結孔およびロック片のそれぞれの一対はプラグの回転中心に対して対称位置に形成され、前記解錠回転位置に至る回転方向側に配置された一方のロック片のみが当該解錠回転位置へのプラグの回転に伴って係止解除方向に変位する請求項1記載の錠装置。
【請求項3】
前記カム面は解錠回転位置においてロック片を係脱位置の中間位置まで駆動するとともに、
ロック片の解錠回転位置における連結孔への突出部には、被係止部への抜去操作力から係止解除方向への操作分力を得るストッパ斜面が設けられる請求項1または2記載の錠装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、錠装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
2個の連結孔にケーブル(拘束体)の両端を各々独立に連結可能とした錠装置としては、特許文献1の
図3に記載のものが知られている。この従来例において、プラグにはプラグの回転中心に対して非対称形状の凹部を有するカムが形成されており、該カムと連結孔との間に端子固定ロッドが介装される。
【0003】
プラグを所定回転位置まで回転させると、カムの凹部が端子固定ロッドの端部に位置し、端子固定ロッドの連結孔からの待避スペースが確保され、連結されていた拘束体を抜去できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-63776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した従来例において、拘束体を装着する際には、一旦プラグを回転させて端子固定ロッドが連結孔から待避するためのスペースを確保する必要があるために、使い勝手が非常に悪いという欠点がある。
【0006】
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、拘束体を連結孔に押し込むだけで装着可能とすることにより使い勝手を向上させた錠装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば上記目的は、
屈曲自在な拘束体1の両端に形成された被係止部2が挿入される一対の連結孔3を備えたケース4と、
前記連結孔3内に並進移動して進退し、連結孔3内に挿入された前記被係止部2に係脱する一対のロック片5と、
所定の解錠キー6によってのみ回転操作可能にケース4内に収容されるプラグ7とを有し、
前記ロック片5の係止位置における連結孔3への突出部には、被係止部2の連結孔3への挿入操作力から係止解除方向への操作分力を得るガイド斜面8が設けられるとともに、
前記プラグ7にはロック片5に設けられたフォロアー突部9が離接自在に当接し、プラグ7の解錠方向への回転に伴ってロック片5を係止解除方向に変位させるカム面10が各ロック片5に対応して一対設けられ、
各ロック片5には、前記フォロアー突部9をカム面10に圧接させてロック片5を係止位置側に付勢する付勢力が付与され、
かつ、前記プラグ7は、軸長方向をケース4の長手方向に一致させて配置され、キー差し込み口7aがケース4の一端面から露出し、
前記ケース4の他端側には、一対の連結孔3がプラグ7の回転軸の属する面に交差する方向に開設され、
前記一対のカム面10は、プラグ7後端部において該プラグ7の回転軸に直交する面内に形成され、
前記一対のロック片5の各々は、ガイド斜面8とフォロアー突部9とを両端部に配置した長尺のブロック状に形成されてプラグ7外周側においてプラグ7と連結孔3との間に介装され、プラグ7の回転中心に沿って並進駆動されて係脱位置間を移動する錠装置を提供することにより達成される。
【0008】
ケース4には拘束体1の両端に対応して一対の連結孔3が開設されており、各連結孔3に対応して一対のロック片5が配置される。各ロック片5は独立して係止位置と係止解除位置との間を並進移動して対応する連結孔3に挿入される拘束体1の被係止部2を係脱し、該被係止部2の連結状態を維持、解除する。
【0009】
カム面10とフォロアー突部9とは、離接自在で、プラグ7を解錠方向に回転させたときにカム面10がフォロアー突部9に当接する関係で配置されるとともに、ロック片5にはフォロアー突部9がカム面10に圧接する方向の付勢力が付与される。
【0010】
ロック片5が係止位置ある状態で拘束体1の被係止部2を連結孔3に挿入すると、ロック片5には傾斜面から係止解除方向の分力が付与されて一旦係止解除位置に移動した後、付勢力により係止位置に復帰し、以後、被係止部2の連結孔3からの離脱が規制される。
【0011】
したがって本発明において、プラグ7を操作することなく施錠状態で被係止部2を連結孔3に押し込むだけで拘束体1を連結することができるために、操作性が向上する。また、ロック片5はプラグ7に形成されるカム面10から直接操作力を受けて作動するために、プラグ7とロック片5との間に特別な介在機構を要しないために、構造が簡単になる。
【0012】
また、
前記連結孔3は、プラグ7の回転軸が属する面に交差する方向に開設されるとともに、
カム面10は、プラグ7の回転軸に直交する面内に形成され、
前記ロック片5がプラグ7の回転中心に沿って並進駆動されて係脱位置間を移動する
ことにより、ロック片5の移動スペースをプラグ7の軸長方向に集中させることができるために、連結孔3間の間隔を狭くして外観をコンパクトにすることができる。
【0013】
さらに、錠装置は、
前記プラグ7はロック片5の係止位置に対応する施錠回転位置を挟んで時計、反時計回りに
一対の解錠回転位置へと回転操作自在であり、
前記連結孔3およびロック片5のそれぞれの一対はプラグ7の回転中心に対して対称位置に形成され、前記解錠回転位置に至る回転方向側に配置された一方のロック片5のみが当該解錠回転位置へのプラグ7の回転に伴って係止解除方向に変位して構成することができる。
【0014】
また、
前記カム面10は解錠回転位置においてロック片5を係脱位置の中間位置まで駆動するとともに、
ロック片5の解錠回転位置における連結孔3への突出部には、被係止部2への抜去操作力から係止解除方向への操作分力を得るストッパ斜面11が設けられる 錠装置を構成すると、プラグ7を解錠方向に回転させた後、さらに拘束体1に抜去方向の引張力を負荷しなければ拘束体1を抜去できなくなる。この結果、プラ グ7を回転操作しただけで不用意に拘束体1がケース4から離脱することを防止することができる。
なお、本発明によれば、
屈曲自在な拘束体1の両端に形成された被係止部2が挿入される一対の連結孔3を備えたケース4と、
前記連結孔3内に並進移動して進退し、連結孔3内に挿入された前記被係止部2に係脱する一対のロック片5と、
所定の解錠キー6によってのみ回転操作可能にケース4内に収容されるプラグ7とを有し、
前記ロック片5の係止位置における連結孔3への突出部には、被係止部2の連結孔3への挿入操作力から係止解除方向への操作分力を得るガイド斜面8が設けられるとともに、
前記プラグ7にはロック片5に設けられたフォロアー突部9が離接自在に当接し、プラグ7の解錠方向への回転に伴ってロック片5を係止解除方向に変位させるカム面10が各ロック片5に対応して一対設けられ、
かつ、各ロック片5には、前記フォロアー突部9をカム面10に圧接させてロック片5を係止位置側に付勢する付勢力が付与される錠装置を提供することも可能である。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、拘束体を連結孔に押し込むだけで装着することができるために、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】拘束体を示す図で、(a)は錠装置により拘束体をループ状に連結した状態を示す平面図、(b)は拘束体を折り畳んだ状態を示す平面図、(c)は(b)の正面図である。
【
図2】錠装置を示す図で、(a)は断面図、(b)は(a)の2B方向矢視図である。
【
図3】カム部材を示す図で、(a)は下方から見た図、(b)は(a)の3B方向矢視図、(c)は(a)の3C方向矢視図である。
【
図4】解錠動作を示すで、(a)は
図5(a)の要部拡大図、(b)は
図5(b)の要部拡大図である。
【
図5】解錠動作を示す断面図で、(a)は右側のロック片が中間位置まで移動した状態を示す図、(b)は(a)の状態から被係止部を抜去操作した状態を示す図である。
【
図6】カム部材の変形例を示す図で、(a)は下方から見た図、(b)は(a)の6B方向矢視図、(c)は(a)の6C方向矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1に示すように、錠装置は、屈曲自在な拘束体1の両端を連結して該拘束体1を閉ループ状態とすることにより施錠対象を拘束する所謂ワイヤ錠として使用される。本例における拘束体1は、焼入鋼等により形成された芯材の表面を合成樹脂材により被覆して形成したアーム1aを水平回転自在に連結して形成され、
図1(b)、(c)に示すように、不使用時には折り畳んで保管することができる。
【0018】
また、上記拘束体1の両端に配置されるアーム1aの先端には円柱部1bが形成され、該円柱部1bに直交して凹溝を切り込むことによって被係止部2が形成される。
【0019】
図2に示すように、錠装置は、上記拘束体1の被係止部2が挿入される連結孔3を備えたほぼ直方体形状をなすケース4と、ケース4内に収容されるプラグ7、およびロック片5とを有する。
【0020】
プラグ7は軸長方向をケース4の長手方向に一致させてケース4の中心部に配置され、ケース4の一端面に露出するキー差し込み口7aから挿入される真正な解錠キー6によってのみ施錠回転位置から解錠回転位置まで回転操作することができる(以下、本明細書において、プラグ7のキー差し込み口7aが配置される側を「下」として位置関係を説明する。)。本例において、プラグ7の解錠回転位置は、施錠回転位置から時計、反時計両方向に90°回転させた位置に各々設定される。
【0021】
連結孔3は、上記拘束体1の円柱部1bが挿入可能で,軸長方向がプラグ7の回転中心に直交する円形断面孔として形成され、プラグ7の回転中心に対して対称位置に一対形成される。
【0022】
ロック片5は、上下方向に並進移動して上記連結孔3に直交方向から進退する矩形横断面形状を有するブロック状部材であり、圧縮スプリング12により連結孔3への突出方向(上方向)に付勢される。このロック片5は鉛直面からなる係止面5aと、係止面5aと反対面の上端部を面取状に切り落として形成されるガイド斜面8とを有し、係止面5aを対峙させた状態で各連結孔3に対応して配置される。
【0023】
後述するように、ロック片5はカム面10により
図2(a)に示ように上記連結孔3内に突出して上記拘束体1の被係止部2に係止する係止位置と、
図4(a)の右側に示すように、上端がやや連結孔3内に突出する暫定停止位置(完全に係止が解除される係止解除位置との中間位置)との間で駆動され、上記ガイド斜面8は、係止位置における連結孔3内への突出部のほぼ全域を斜めに切り落とした形状に形成される。また、係止面5aの上端には暫定停止位置における連結孔3内への突出部を面取状に斜めに切り落とした形状のストッパ斜面11が設けられるとともに、係止面5aの下端には上述した圧縮スプリング12の付勢力により後述するカム面10に圧接されるフォロアー突部9が突設される。
【0024】
上記ロック片5を圧縮スプリング12の付勢力に抗して所定位置に移動させるために、カム面10が形成される。本例において、カム面10は汎用のプラグ7を使用するために、プラグ7後端に連結されるアタッチメント13を介してプラグ7に連結されるカム部材14に形成されるが、プラグ7に一体に形成することもできる。
【0025】
図3に示すように、カム部材14は、中心部に開設される角孔14aをプラグ7の軸部に外嵌してプラグ7に空転不能に嵌合、連結され、該カム部材14の周縁部下面に凹凸を形成することにより上記カム面10が形成される。カム面10は低背部10a、高背部10b、および低背部10aと高背部10bとを接続する斜面部10cとから構成され、
図3(a)に示すように、プラグ7が施錠回転位置にあるときに各ロック片5のフォロアー突部9は低背部10aに対応し、時計回り、あるいは反時計回りに90°回転して解錠回転位置まで移動した際には、いずれか一方のロック片5のフォロアー突部9が高背部10bに対応し、他方は低背部10aに留まるように配置される。
【0026】
したがってこの実施の形態において、プラグ7が施錠回転位置、すなわち、解錠キー6が抜去された状態においては、フォロアー突部9はカム面10の低背部10aに対応しており、圧縮スプリング12によりカム面10に押し付けられる。低背部10aはロック片5が係止位置まで突出する高さに設定されており、この状態で
図2(a)の右側に示すように、拘束体1の円柱部1bを連結孔3に押し込むと、まず、円柱部1bがガイド斜面8に当接し、さらに押し込み操作を続けると、ガイド斜面8にはロック片5を下方に押し付ける分力が発生する。
【0027】
一方、カム面10は、ロック片5を上方に引き上げる力のみを付与し、ロック片5の下方への移動は何等規制されないために、ロック片5は上記分力により下方に移動して円柱体をかわした後、被係止部2に合致すると、圧縮スプリング12の反力により被係止部2に係止し、
図2(a)の左側に示す係止状態となる。
【0028】
係止状態において、円柱部1bに抜去操作力を負荷しても、係止面5aと被係止部2の壁面とは引き抜き方向に対して直交する面で接触しているために、ロック片5には下方への分力は発生せず、係止状態が維持される。
【0029】
以上の施錠回転位置からプラグ7を時計回りに解錠回転位置まで回転操作すると、右側のロック片5のフォロアー突部9が斜面部10cを経由して高背部10bに乗り上げ、他方のフォロアー突部9は低背部10aに留まる。高背部10bはロック片5が暫定停止位置となる寸法に設定されており、
図4(a)、
図5(a)に示すように、右側のロック片5のみが暫定停止位置に移動するのに対し、左側のロック片5は依然係止位置に留まって円柱体の抜去が規制される。
【0030】
一方、暫定停止位置において、ロック片5の被係止部2への係止状態は維持されているために、拘束体1の自重等によって円柱部1bが直ちに抜去されることはない。また、暫定停止位置において被係止部2はストッパ斜面11に対峙しているため、この状態から円柱部1bに所定の抜去操作力を付与すると、ストッパ斜面11に下方への分力が発生し、
図4(b)、
図5(b)に示すように、抜去操作が可能になる。
【0031】
以上において、プラグ7を施錠回転位置から時計回り,すなわち右方向に回転させて回転方向に一致する右側のロック片5を暫定停止位置に駆動する場合を示したが、プラグ7を反時計回り、すなわち左方向に回転させた場合には、回転方向に一致する左側のロック片5のみが暫定停止位置に移動し、右側のロック片5は係止位置に留まる。
【0032】
図6、7に本発明の他の実施の形態を示す。なお、本実施の形態の説明において、上述した実施の形態と実質的に同一の構成要素は図中に同一符号を付して説明を省略する。
【0033】
この実施の形態は、上述した実施の形態がプラグ7を施錠回転位置から時計、反時計回りに回転して各々の解錠回転位置まで操作した際、回転方向に一致するロック片5のみを暫定停止位置に移動させるように構成されるのに対し、本実施例におけるプラグ7は時計、あるいは反時計いずれか一方向(本例においては反時計回り)にのみ回転操作可能に構成される。
【0034】
カム面10は、
図6に示すように、施錠回転位置において双方のロック片5が低背部10aに対応し、反時計回りにプラグ7を回転操作すると、双方のロック片5が斜面部を経由して高背部10bに対応する。
【0035】
この結果、プラグ7を解錠回転位置まで回転操作すると、
図7に示すように、双方のロック片5が暫定停止位置まで移動し、この後、さらに拘束体1の円柱部1bを引き抜き操作することにより抜去することができる。
【0036】
なお、本例では解錠回転位置への回転操作により双方のロック片5が同時に暫定停止位置まで移動する場合を示したが、例えば、解錠回転位置に至る手前で一方のみが暫定停止位置に達し、引き続き回転操作することにより双方を引き抜き可能にするなど、カム面10を適宜変更することにより、動作順序を変更することができる。
【符号の説明】
【0037】
1 拘束体
2 被係止部
3 連結孔
4 ケース
5 ロック片
6 解錠キー
7 プラグ
8 ガイド斜面
9 フォロアー突部
10 カム面
11 ストッパ斜面