技術分野
生活状況の推定方法、推定装置及び推定プログラムに関する。さらに詳述すると、本発明は、特に高齢者や身体障害者の単身世帯や高齢者及び身体障害者のみで構成される世帯における居住者の安否確認に用いて好適な技術
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
特許文献1の生活見守りシステムでは、安否確認対象者宅の各所に複数の赤外線センサを設ける必要がありコスト高となってしまう。また、安否確認対象者宅の各所に赤外線センサを設けて当該赤外線センサの感応信号に基づいて居住者の居場所を判定するということは、安否確認対象者宅の居住者にとっては生活状況の細部が第三者から常に監視され生活態様が知られてしまうようで心地の良いものではなく、居住者に不快感を与える可能性があるという問題がある。
また、スマートメーターの導入により、提供されるエネルギー使用情報を活用した新しいサービスの創出による生活の質の向上、さらには関連産業の創出による経済の活性化(グリーンイノベーション)等も期待されている。
そこで、本発明は、社会的インフラ(具体的にはスマートメーター)を活用し、世帯内に付加的な機能や装置を設けることなく、且つ、世帯内の居住者の居場所など具体的な生活状況の情報を必要とすることなく、居住者の例えば安否確認を行い得る生活状況を推定することができる生活状況の推定方法、推定装置及び推定プログラムを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
かかる目的を達成するため、本発明の生活状況の推定方法は、データを読み込むデータ読込部と、エネルギー使用量合計値を算出する合計値算出部と、短期変動幅を算出する短期変動幅算出部と、長期変動幅を算出する長期変動幅算出部と、長期変動幅閾値を決定する閾値決定部と、居住者の生活状況を推定する判定部とを有する生活状況の推定装置における生活状況の推定方法であり、スマートメーターによって計測された世帯全体での・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明の生活状況の推定方法、推定装置及び推定プログラムによると、世帯毎のエネルギー使用の特性(言い換えると、生活パターン)が反映された閾値を自動的に設定することができるので、計測データを目視等して閾値を設定するという手間と経験とが必要な作業を行なう必要がなく、例えば多数の世帯を同時に推定の対象にする場合であっても個々の世帯について適切な閾値を迅速に設定することが可能になる。
本発明の生活状況の推定方法、推定装置及び推定プログラムによると、また、世帯のエネルギー使用パターンは季節変化などに応じて変化するものであるところ、閾値を自動的に設定することができるので、エネルギー使用パターンの変化を反映させて閾値を常時更新し、世帯毎の生活状況を常に適切に推定することが可能になる。しかも、閾値を設定する際に直近の計測データを使用することで閾値を世帯の直近のエネルギー使用パターンを反映させた値にすることができるので、世帯の現状に沿った適切な推定を常に行うことが可能になる。
本発明の生活状況の推定方法、推定装置及び推定プログラムによると、また、独自の特別な付加的な計測機器を設けることなく、居住者による屋内での活動に伴う電気機器やガス設備(また、水道設備)の使用の有無を判断して居住者が健常に生活しているか否かという生活状況を推定することができるので、生活状況推定システムとしての整備コストを低減させることが可能であり、生活状況推定システム普及のコスト面の障害を軽減して生活状況推定システムの普及を促進し、例えば高齢者単身世帯や高齢者のみ世帯などの生活安全性の向上を図ることが可能になる。
本発明の生活状況の推定方法、推定装置及び推定プログラムによると、また、居住者の屋内における居場所など具体的な生活状況の情報を使うことなく、更に言えば、世帯内に配設された特定の(言い換えると、個別の)電気機器やガス設備(また、水道設備)の使用情報を使うことなく、居住者による屋内での活動に伴う電気機器やガス設備(また、水道設備)の使用の有無を判断して居住者が健常に生活しているか否かという生活状況を推定することができるので、生活状況の細部が第三者に常に監視され生活態様が知られてしまうなどの不快感を居住者に与えることを防止することが可能であり、生活状況推定システム普及のプライバシー面の障害を軽減して生活状況推定システムの普及を促進し、例えば高齢者単身世帯や高齢者のみ世帯などの生活安全性の向上を図ることが可能になる。
本発明の生活状況の推定方法、推定装置及び推定プログラムによると、さらに、居住者の世帯に直接出向くことなく、居住者が健常に生活しているか否かという生活状況を確認することができるので、例えば高齢者単身世帯や高齢者のみ世帯などの生活安全性の向上を図ることが可能になる。また、普段の運用上は少ない労力で、複数の世帯の居住者が健常に生活しているか否かという生活状況を確認することができるので、生活状況推定システム普及のコスト面の障害を軽減して生活状況推定システムの普及を促進し、例えば高齢者単身世帯や高齢者のみ世帯などの生活安全性の向上を図ることが可能になる。
また、本発明の生活状況の推定方法、推定装置及び推定プログラムによると、スマートメーターの有効活用を図ることができるので、提供されるエネルギー使用情報を活用した新しいサービスの創出による生活の質の向上を図ることが可能になり、また、見守りサービスという関連産業の創出による経済の活性化への貢献を図ることが可能になる。
また、一日の時間帯が区分されて各処理が時間帯の区分毎に行われるようにした場合には、一日の生活時間帯の区分毎に各値が算出・決定された上で生活状況を推定することができるので、一日の生活パターンの変化をより一層詳細に捉えることによる生活状況の推定を行うようにすることができ、延いては、生活状況の推定を通しての例えば世帯の見守りをきめ細かく行うことが可能になる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の生活状況の推定方法の実施形態の一例を説明するフローチャートである。
【図2】 本発明に纏わる機器の全体構成を示す図である。
【図3】 実施形態の生活状況の推定方法を生活状況の推定プログラムを用いて実施する場合の当該プログラムによって実現される生活状況の推定装置の機能ブロック図である。
【図4】 実施例1の或る世帯に関するエネルギー使用量合計値の推移及びエネルギー使用量合計値の短期変動幅の一例を示す図である。
【図5】 実施例1の或る世帯に関するエネルギー使用量合計値とエネルギー使用量合計値の長期変動幅と長期変動幅閾値との推移の一例を示す図である。
【図6】 実施例1の或る世帯に関するエネルギー使用量合計値の短期変動幅の値を昇順配列した上での長期変動幅閾値の決定の一例を示す図である。
【図7】 実施例1の或る世帯に関するエネルギー使用量合計値とエネルギー使用量合計値の長期変動幅と長期変動幅閾値との推移の一例を示す図である。
1 スマートメーター
2 計測値データサーバ
9 世帯
10 生活状況の推定装置
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