(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記一対の支柱部の先端部と、前記開閉器における前記一対の支柱部の先端部よりも高い所定部位とを繋ぐ伸縮可能なロープ部材を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1記載の営巣事故防止具。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、電柱から営巣材を撤去して、上述したような営巣防止対策を施しても、鳥類は、同一の電柱に再営巣したり隣接する電柱に営巣をしたりするなど、近いエリアの電柱に営巣を繰り返す傾向にある。停電事故を防止するためには営巣材を早急に撤去することが望ましいが、その一方で、営巣される度に営巣材を撤去することは作業員にとって作業負担が大きく、限界がある。
【0008】
しかも、電柱に営巣された後に、その巣において鳥類が産卵し、更に卵が孵化した場合には、たとえ害鳥であるとしても営巣材を撤去する場合には所定機関の許可が必要となる。このため、撤去が難しくなる。
【0009】
本発明は、このような問題点に対して鑑みなされたものであり、開閉器の端子部付近に営巣されても、その営巣材が原因となって停電が発生することを防止する営巣事故防止具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するため、本発明は、次に記載する構成を備えている。
【0011】
(1) 開閉器本体から水平方向側に延びる複数の端子部を有する開閉器に設置される営巣事故防止具であって、前記複数の端子部の上方に所定の間隔を空けて配置され、前記複数の端子部を覆う絶縁シートと、前記開閉器本体における前記複数の端子部の上方に固定され、前記絶縁シートの両端部を支持する一対の支柱部と、を有することを特徴とする営巣事故防止具
【0012】
(1)によれば、絶縁シート上に営巣された場合に、複数の端子部と営巣材との間に絶縁シートが介在しかつ両者が互いに離間した状態で保たれる。このため、開閉器の端子部付近に営巣されても、その営巣材が原因となって停電が発生することを防止することが可能になり、例えば、巣において鳥類が産卵した場合に、その卵が孵化し、雛が成長して巣が空になるまで、巣の撤去を待つことが可能になる。
【0013】
(2) (1)において、前記支柱部は、前記開閉器本体に固定される固定部と、当該固定部から延びる長尺の支持部と、を備え、前記固定部は、一端部が前記開閉器本体に固定され、他端部が前記複数の端子部側に延びる帯状部材と、当該帯状部材の一端部に設けられたマグネット部材と、前記帯状部材における前記開閉器本体に設けられた取っ手に対向する部位に設けられ、前記取っ手に係合する係合部と、を有することを特徴とする営巣事故防止具。
【0014】
(3) (1)、(2)において、前記絶縁シートの一端部が固定されかつ前記絶縁シートが巻き付けられる軸体を更に有し、一対の支柱部における一方の支柱部は、前記軸体を回転自在に支持する軸受部を有し、他方の支柱部は、前記一方の支柱部側から引き出された前記絶縁シートの他端部を保持する保持部を有することを特徴とする営巣事故防止具。
【0015】
(4) (1)〜(3)において、前記一対の支柱部は、間接活線工具によって把持される把持部を有することを特徴とする営巣事故防止具。
【0016】
(5) (1)〜(4)において、前記一対の支柱部の先端部と、前記開閉器本体の所定部位とを繋ぐ伸縮用ゴムロープを更に備えたことを特徴とする営巣事故防止具。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、絶縁シート上に営巣された場合に、複数の端子部と営巣材との間に絶縁シートが介在しかつ互いに離間した状態で保たれる。このため、開閉器の端子部付近に営巣されても、その営巣材が原因となって停電が発生することを防止する営巣事故防止具を提供することが可能になる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における営巣事故防止具1を設置した開閉器100の外観を示す斜視図である。
図2は、
図1の営巣事故防止具1を示す側面図、
図3は、
図1の営巣事故防止具1を示す正面図である。
【0020】
[開閉器100の構成]
本実施形態の営巣事故防止具1の説明に先立ち、開閉器100について説明する。
開閉器100は、本体110と、端子部120と、操作ハンドル130と、表示矢140と、吊り金具150と、取っ手160と、を備えている。
【0021】
本体110は、容器形に形成された筐体111と、筐体111の開口を塞ぐ蓋112と、を備えており、本体110の内部に開閉器100を構成する各種の部材が収納される。
端子部120は、ブッシング121と、ブッシング押さえ122と、端子カバー123と、を備えている。
【0022】
ブッシング121は、内部に配線が通る筒状の絶縁管であり、筐体111における長手方向に沿った両側面にそれぞれ3つずつ長手方向に並べて設置されている。なお、図示しないが、ブッシング121の先端には、配電線が接続される主回路端子が設置され、ブッシング121の内部の配線が主回路端子に接続されている。
ブッシング押さえ122は、ブッシング121を筐体111に押さえ付ける部材である。
【0023】
端子カバー123は、ブッシング121の先端に設置された主回路端子及び主回路端子と配電線との接続部分を覆う先細の筒状部材である。図示しないが、主回路端子に接続された配電線は、端子カバー123の先細部分を通って外部に引き出される。
【0024】
このように、端子部120は、筐体111における長手方向に沿った両側面から3つずつ、水平方向側に延びている。本実施形態によれば、筐体111における長手方向に沿った両側面が上方に向かって互いに広がる方向に傾斜しているため、端子部120は、水平方向に対して若干下方を向いている。
【0025】
筐体111における長手方向に沿った両側面における一方の側面から延びる3つの端子部120は電源側の配電線に接続され、他方の側面から延びる3つの端子部120は負荷側の配電線に接続される。
【0026】
本体110の内部においては、電源側の端子部120と負荷側の端子部120とを繋ぐ電路と、この電路を開閉する開閉機構(図示せず)と、が備えられている。
【0027】
操作ハンドル130は、本体110の外部に設けられ、作業員の操作によって回動させる長尺の板状部材からなる。作業員が、操作ハンドル130を回動させることにより、本体110内に収納されている電路の開閉機構(図示せず)が動作する。
【0028】
表示矢140は、操作ハンドル130に連動し、本体110の表面に表示されている開閉器100の状態を示す表示を指し示すものである。具体的に、本体110の表面には「切」、「入」と表示されており、本体110内の開閉機構が開いている場合には、表示矢140は「切」を差し、本体110内の開閉機構が閉じている場合には、表示矢140は「入」を差す。
【0029】
吊り金具150は、固定金具151と、吊りボルト152と、固定ナット153、ストラップ154と、を備えており、開閉器100を腕金200(
図2参照)に固定するための金具である。
【0030】
固定金具151は、帯状の金属板の両端部に曲げを施してなるコ字状の固定部151aと、この固定部151aの中央部の2箇所に立設し、吊りボルト152を引っ掛けるための引っ掛け部151bとを備えている。固定部151aは、筐体111における長手方向に対向する一方の側面の上部中央に固定され、蓋112の上部を通って他方の側面の上部中央に固定される。引っ掛け部151b、151bは、蓋112の上面の中心に対して等距離の位置に立設されている。
【0031】
引っ掛け部151bには、2つの孔部151c、151cが形成されており、この2つの孔部151c、151cの間隔は、腕金200の太さより若干大きく設定されている。
吊りボルト152は、一端部にねじ山が形成され、他端部に90度より大きい角度の曲げが施されている。この吊りボルト152の他端部を孔部151cに挿入することにより、吊りボルト152が引っ掛け部151bに引っ掛けられる。固定ナット153は、吊りボルト152は、一端部に螺合される。
【0032】
ストラップ154は、孔部151c、151cの間隔よりも長い矩形の平板状部材からなる。ストラップ154の一端部には、吊りボルト152の一端部が挿入可能な大きさの孔部が形成されており、ストラップ154の他端部には、短辺から長手方向に延びる吊りボルト152の一端部が挿入可能な幅の切欠きが形成されている。ストラップ154における一端部の孔部と切欠きの端部との間隔は、孔部151c、151cの間隔に等しく設定されている。
【0033】
そして、ストラップ154の一端部の孔部には、引っ掛け部151bに引っ掛けられた2本の吊りボルト152の一方が挿入され、切欠きには他方の吊りボルト152が挿入される。
【0034】
開閉器100を腕金200に設置する際には、作業員が、2本の吊りボルト152の間に腕金200を挿入し、腕金200の上部にストラップ154を載置する。そして、2本の吊りボルト152に固定ナット153を螺合させ、引っ掛け部151bとストラップ154との間に腕金200を挟み付ける。これにより、開閉器100が腕金200に設置される。
【0035】
取っ手160は、棒状部材の両端部に曲げを施すことによってコ字状に形成された金属部材であり、筐体111における電源側の3つ端子部120及び負荷側の3つ端子部120の上方にそれぞれ配置されている。取っ手160の一端部は、筐体111における長手方向に対向する一方の両側面の上縁部に固定され、中央部が筐体111から所定の間隔を空けて3つ端子部120の上方を通り、取っ手160の他端部が筐体111における長手方向に対向する他方の両側面の上縁部に固定される。作業員は、取っ手160、160をつかむことにより、開閉器100を持ち運ぶことが可能である。
【0036】
[営巣事故防止具1の構成]
次に、本発明の一実施形態における営巣事故防止具1の構成について説明する。
営巣事故防止具1は、絶縁シート10と、第1支柱部20と、第2支柱部30と、引っ掛け金具40と、伸縮可能なロープ部材に相当するゴムロープ50と、を備えている。
【0037】
絶縁シート10は、絶縁性を有する素材によって作成されたメッシュ状のシート部材である。絶縁シート10は、矩形形状であり、縦幅が端子部120における筐体111から突出している部分の長さで、横幅が筐体111の長手方向の長さ程度の大きさである。また、メッシュの大きさは、少なくとも営巣材がメッシュを通って落下しない程度を大きさ、望ましくは鳥類の糞が落下しない程度を大きさであることが望ましい。
【0038】
第1支柱部20及び第2支柱部30は、本体110に設置され、絶縁シート10の横方向の端部を支持するものである。また、第1支柱部20及び第2支柱部30は、3つの端子部120の上方に設置され、営巣事故防止具1が設置された開閉器100を上方から平面視した場合に第1支柱部20と第2支柱部30との間に3つの端子部120が配置される。また、第1支柱部20及び第2支柱部30の先端には鉤部20a及び鉤部30aが設けられている。
【0039】
次に、第1支柱部20の構成の詳細について説明する。
第1支柱部20は、本体110に固定される固定部21と、固定部21から斜め方向に柱状に延びる長尺の支持部22と、を備えている。
【0040】
固定部21は、帯状部21aと、係合部21bと、シート状のマグネット21cとによって構成されている。帯状部21aは、一端部が蓋112の縁部に配置され、中央部が筐体111の側面を通って端子部120側に延び、他端部が取っ手160上を通って取っ手160を越えた位置まで延びている。係合部21bは、固定部21における取っ手160との対向部位に形成され、固定部21の下面から下方に延びる一対の挟持片によって構成されている。この一対の挟持片の間に取っ手160が挿入されることにより、係合部21bが取っ手160に係合し、固定部21の端子部120側への移動が規制される。
【0041】
シート状のマグネット21cは、帯状部21aの一端部における本体110との対向面に固定されている。具体的に、帯状部21aの一端部は、蓋112の縁部に適合するようにL字形に形成されており、このL字部分にマグネット21cが固定されている。
このため、固定部21は、マグネット21cが本体110に吸着し、係合部21bが取っ手160に係合することによって、本体110に固定される。なお、固定部21の他端部は、固定部21を、一般にホットスティックと称されている間接活線工具で把持するための把持部として機能する。
【0042】
支持部22は、端子部120側に延びており、支持部22の先端に鉤部20aが設けられている。ここで、営巣事故防止具1が設置された開閉器100を上方から平面視した場合、支持部22の先端部すなわち鉤部20aの先端と、端子部120の先端は略同じライン上に位置する。
【0043】
支持部22における端子部120に対向する面の中央部には、間接活線工具で把持するための把持片23が形成されている。
【0044】
また、支持部22の内部には、
図2に示すように、絶縁シート10を収納する収納部24が形成されている。ここで、収納部24には、この軸体12の両端部を回転自在に支持する軸受部13が備えられており、更に、軸体12を自動的に回転させて軸体12に絶縁シート10を巻き取らせる自動巻取装置(図示せず)が備えられている。
【0045】
絶縁シート10は、横方向の一端部が軸体12に固定されており、他端部が棒状部材14に固定されている。絶縁シート10は軸体12に巻き付けられた状態で第1支柱部20に収納されている。
【0046】
次に、第2支柱部30の構成の詳細について説明する。第2支柱部30は、本体110に固定される固定部31と、固定部31から斜め方向に柱状に延びる長尺の支持部32と、を備えている。固定部31は、第1支柱部20の固定部21と同一構成であるため、説明は省略する。
【0047】
支持部32は、支持部22と同様に、端子部120側に延びており、支持部32の先端に鉤部30aが設けられている。ここで、営巣事故防止具1が設置された開閉器100を平面視した場合、支持部32の先端部と、端子部120の先端部は略同じライン上に位置する。
【0048】
支持部32は、端子部120に対向する面の中央部に、間接活線工具で把持するための把持片33を備えている。また、支持部32には、棒状の連結部材34が設置されている。
【0049】
また、棒状部材14には、
図5(a)、(b)に示すようにフック部14aが設けられている。更に、棒状部材14には、間接活線工具で把持するための把持片14bが形成されている。
【0050】
棒状部材14は、支持部22の側方に配設されており、棒状部材14を、
図5(b)に示すように、第2支柱部30側に引っ張り出すことにより、絶縁シート10が支持部22の収納部24から引き出される。また、引っ張り出した棒状部材14を第1支柱部20側に移動させることによって自動的に絶縁シート10が収納部24に収納される。
【0051】
また、支持部22の収納部24から引き出された棒状部材14のフック部14aが連結部材34に係合する。連結部材34にフック部14aが係合すると、自動巻取装置(図示せず)によって絶縁シート10に張力が加わるため、連結部材34にフック部14aが係合した状態で保持されるとともに、絶縁シート10が3つの端子部120の上方に張設される。このように、把持片23、33は把持部に相当し、連結部材34は保持部に相当する。
【0052】
図1に示す引っ掛け金具40は、円柱部材の下面に吊りボルト152の一端部に螺合するネジ溝が形成され、上面に鉤部40a(
図3参照)が設けられたものである。引っ掛け金具40は、営巣事故防止具1を開閉器100に設置する際に、吊りボルト152の端部に取り付けられる。
【0053】
ゴムロープ50は、通常状態において、第1支柱部20の鉤部20aから第1支柱部20に対向する引っ掛け金具40の鉤部40aまでの長さより若干短く、両端部にリング部材51、51が取り付けられている。そして、リング部材51、51が、第1支柱部20及び第2支柱部30の鉤部20a、30aに接続されることにより、ゴムロープ50が、第1支柱部20の鉤部と引っ掛け金具40の鉤部との間、及び第2支柱部30の鉤部と引っ掛け金具40の鉤部との間に架設される。この際、ゴムロープ50が伸びた状態になるため、ゴムロープ50の張力により、リング部材51、51と鉤部とが連結した状態で維持される。
【0054】
次に、営巣事故防止具1を開閉器100に設置する手順について説明する。
引っ掛け金具40は、開閉器100への装柱の際に、吊りボルト152の端部に螺合しておく。次に、作業員は、間接活線工具を操作して把持片23を把持し、固定部21の一端部を蓋112の縁部に載置するとともに係合部21bを取っ手160に係合させることにより、第1支柱部20を、電柱に装柱されている開閉器100の本体110に設置する。同様に、第2支柱部30についても間接活線工具を操作して把持片33を把持し、固定部31の一端部を蓋112の縁部に載置するとともに係合部31bを取っ手160に係合させることにより、第2支柱部30を本体110に設置する。
【0055】
次に、作業員は、間接活線工具を操作してリング部材51を把持し、第1支柱部20及び第2支柱部30の鉤部に接続することにより、ゴムロープ50を第1支柱部20の鉤部と引っ掛け金具40の鉤部との間に架設する。第2支柱部30の鉤部と引っ掛け金具40の鉤部との間にも同様にゴムロープ50を架設する。
【0056】
ここまでの作業により、
図3に示すように、営巣事故防止具1が開閉器100に設置される。そして、作業員は、間接活線工具を操作して把持片14bを把持し、棒状部材14を第2支柱部30側に移動させて絶縁シート10を引き出し、フック部14aを連結部材34に係合させる。これにより、
図1、
図4に示すように、3つの端子部120の上部が絶縁シート10によって覆われる。
【0057】
絶縁シート10上に鳥類が営巣した場合には、絶縁シート10自体が絶縁性を有しており、しかも、営巣材を3つの端子部120から離した状態で長期間維持することができる。そして、鳥類が巣からいなくなった時に、営巣事故防止具1を開閉器100から取り外すことにより、営巣材を撤去することができる。営巣材の撤去においては、2人の作業員が共同して間接活線工具を操作し、第1支柱部20及び第2支柱部30を同時に取り外すことにより、営巣材を撤去することができる。
【0058】
以上説明したように構成された本実施形態によれば、絶縁シート10上に営巣された場合に、絶縁シート10下方の複数の端子部120と営巣材との間に絶縁シート10が介在しかつ互いに離間した状態で保たれる。このため、開閉器100の端子部120付近に営巣されても、その営巣材が原因となって停電が発生することを防止することが可能になり、しかも、その状態を長期間保つことが可能になる。これにより、例えば、巣に鳥類が産卵した場合には、その巣を撤去することが容易にできなくなるが、その卵が孵化し、雛が成長して巣が空になるまで、巣の撤去を待つことが可能になる。
【0059】
また本実施形態によれば、第1支柱部20及び第2支柱部30は、マグネット21cが本体110に吸着し、係合部21b、31bが取っ手160に係合することによって、本体110に設置される。このため、例えば、第1支柱部20及び第2支柱部30の本体110への取り付けに、ボルトやナット等が必要なくなる。しかも、第1支柱部20及び第2支柱部30は、間接活線工具に把持させるための把持片23、33を備えているため、間接活線工具を用いて容易に第1支柱部20及び第2支柱部30を本体110に設置することが可能になる。
【0060】
また本実施形態によれば、絶縁シート10が軸体12に巻き付けられた状態で第1支柱部20に収納されており、絶縁シート10の端部を第1支柱部20から引き出して、第2支柱部30の連結部材34に係合させることにより、絶縁シート10を容易に端子部120の上方に配設することが可能になる。
【0061】
また本実施形態によれば、第1支柱部20の先端部と、開閉器100を腕金200に設置するために用いる吊りボルト152に固定した引っ掛け金具40との間に、ゴムロープ50を架設したことにより、絶縁シート10が複数の端子部120側に倒れることを防止することができる。
【0062】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限るものではない。例えば、
図1に示す開閉器100には、営巣事故防止具1を1つ設置して、片側側面の3つの端子部120の上方を絶縁シート10で覆っているが、それに限らず、営巣事故防止具1を2つ設置して、両側面の3つの端子部120の上方を絶縁シート10で覆ってもよい。
また、上述した実施形態においては、吊りボルト152に引っ掛け金具40を取り付け、開閉器100において最も高い位置でゴムロープ50の一端を架設しているが、ゴムロープ50の一端部を支持する位置は、第1支柱部20及び第2支柱部30の先端部よりも高い部位であれば特に支持位置を問わない。例えば、電柱や腕金に引っ掛け金具40を取り付けて、第1支柱部20及び第2支柱部30の先端部との間にゴムロープ50を架設してもよい。